記者会見趣意書

平成 28 年 9 月 9 日午前 11 時
於、新城文化会館 104 室
各
位
タナカ新城工場悪臭被害者の会
(共同代表)山本千枝子・ 岡本ともゑ
記者会見趣意書
本日は、ご多忙中にもかかわらずお集まり頂きまして、誠にありがと
うございます。私たちは、有限会社タナカ興業新城工場が操業してから、
この工場からと思われる悪臭によって、日常の生活環境が悪くなったと
の被害を訴える者です。
具体的には、悪臭を伴う刺激性のガスによって、不快感、吐き気、頭
痛、目・鼻・喉の痛み、食欲減退、憂鬱感を感じる等、いやな思いをす
ることが頻繁にございます。このように生活環境の悪化を感じている人
は、今回の署名のとおり392名もいらっしゃいます。
私たちは、毎日普通に生活している一般の市民ですが、そのような私
たちが、なぜ今回、このような記者発表という大それたことを行うかと
申しますと、最初の悪臭被害届けが平成 28 年 2 月 8 日にあってから既に
半年以上が経ち、被害は広がる一方であるばかりか、改善のきざしすら
見えて来ない状況であるからです。
もっとも悲しいのが、平成 28 年 4 月 29 日の中日新聞に「新城市、タ
ナカ施設、現況確認『産廃悪臭問題なし』
」とあったように、新城市役所
としては一方的にこの悪臭には問題がないとの姿勢であることです。
そうなると、悪臭に苦しんでいると言う私たちに非があるということ
なのでしょうか。そして私たちは勿論、子ども達や孫達も子々孫々この
悪臭にまみれた環境に住まわなければならないのでしょうか。
すでに、子どもや孫に、こんな臭いところになるなら、おじいちゃん、
おばあちゃんと一緒に住みたくないと言われて、気落ちしている方々も
います。子どもや孫に見放されることは、事実上ふるさとの消滅を意味
します。それだけは命をかけて阻止しなければならないという覚悟です。
さらに、現在の「産廃悪臭問題なし」という言葉がひとり歩きして、
直接被害を受けていない新城市民がそのように思い、被害者の声が抑え
られ小さくなり消えてしまうことも大変に恐れています。
私たちの目的は、ただひとつで「タナカ興業新城工場が操業する前の
悪臭のない、よい環境に戻して頂きたい。
」ということです。
私たちには、この原状復帰を求める権利があります。なぜなら、タナ
カ興業が建物を建てる前から、地元区長様を始め多くの支援者とともに、
操業すれば必ず悪臭被害が出るからダメだといい続けてきたからです。
警鐘を無視して操業し被害を出したのですから、即座の撤退を求めます。
本日、記者発表する目的は、前述の思いの中で、タナカ興業新城工場
からの悪臭被害を感じている者が、こんなにも大勢いるのだということ
をまずは知ってほしいことです。
「産廃悪臭に被害者多数あり」なのです。
タナカ新城工場悪臭被害者としての最初の行動として、新城市長様あ
てにこの悪臭被害から救済していただきたい旨の請願署名という形で被
害者を募りましたが、署名はできない隠れた被害者を含め、これからさ
らに被害者の結束を強めていきたいと思います。
本会の今後の活動は、本趣意のもと皆さんとよく話し合って、支援の
輪を広め、所期の目的を達成するまで頑張って行きたいと思いますので、
皆様のご支援とご協力をお願い申し上げます。
本日は、ありがとうございました。
以上