Press Release 平成28年9月6日 配布を持って解禁 “改正品確法等及び発注関係事務説明会”を開催しました! 北陸ブロック発注者協議会において「改正品確法等及び発注関係事務説明会」を 開催したので、その内容と今後の活動についてお知らせします。 《改正品確法等及び発注関係事務説明会の開催》 昨年度、協議会員を対象に実施した「発注関係事務の課題に関するアンケート」の結果 で、「品確法だけでなく発注関係事務全般の説明をしてほしい」「品確法の他、建設業法 や入契法についての説明会を希望する」など、発注関係事務の幅広い説明を望む声があっ たことから、今年度、新たに実施したものです。 説明は整備局の担当部にて行い、「品確法」「運用指針の取組」は地方事業評価管理官 が、「建設業法」は建政部の建設業適正契約推進官が、「入契法」は総務部の契約管理官 が、それぞれ、法律の目的や必要性・改正の背景等について詳しい説明を行いました。 新潟県(30)は16市町村25名、富山県(15)は11市町村28名、石川県(20)は17市 町36名がそれぞれ参加しました。 説明会で使用した資料は発注者協議会のページ(北陸地整ホームページ)からダウンロ ードが可能です。 また、参加者から質問がいくつかありましたので、その質問と回答についても発注者協 議会のページから見ることが可能となっています。(内容は別紙のとおり) 北陸ブロック発注者協議会のページ(北陸地整ホームページ)のアドレスは・・・ (http://www.hrr.mlit.go.jp/gijyutu/burokkukouhyou/hyoudai.html) 《発注者協議会 今後の活動》 発注者協議会では、「ガイドライン(生産性向上)等講習会」を予定しており、引き続き、 各機関との連携を深めて北陸ブロックの公共工事の品質確保の促進に寄与していきます。 ●ガイドライン(生産性向上)等講習会 概要:工事品質の確保と建設現場のコスト削減や工事の生産性を向上させるため、受 注者と発注者が一体となって取り組む事項の各種ガイドラインを説明します。 対象:発注・入札契約・設計積算の担当者、監督及び検査職員など 内容:工事施工の円滑化4点セット(土木工事条件明示の手引き・土木工事設計図書 の照査ガイドライン・工事の一時中止に係るガイドライン・土木工事設計変更 ガイドライン)、ワンデーレスポンス など 講師:総括技術検査官 【新潟県】9月27日(火)13~15時 於:新潟県庁会議室 【富山県】9月29日(木)14~16時 於:富山県庁会議室(予定) 【石川県】9月30日(金)10~12時 於:石川県庁会議室(予定) 別紙 「改正品確法等発注関係事務説明会」質問とその回答 【新潟会場】 <品確法関係> ①技術検査・工事成績評定について 質問:国では、500 万以上の工事について成績評定を行っているという話を聞いている が、ほかの市町村において、 「工事成績評定」をやっているのか、教えて欲しい。 回答:新潟県 30 市町村の約8割で実施している。対象工事の金額・考え方は色々ある。 H27 の取り組みの実施と H28 の目標を県別・市町村別で一覧表にして北陸地整の HP で公表しているので、参照して欲しい。 <入契法関係> ①入札金額の内訳書の提出について 質問: 「見積能力の無い不良・不適業者の参入排除」の詳細は何か。 回答:適正な積算を行なわないで、入札を行う者がいる可能性があることから、受注者 が入札金額の内訳内容を確認し、そのような者を排除する意味です。 質問: 「談合等の不正行為の排除」の点はどうか。 回答:他の入札者と入札金額の内訳内容を比較することにより、不適格者を排除する効 果がある。 (例えば、同じ内容の内訳等) <建設業法関係> ①経営事項審査の総合評定値の計算式について 質問:冬場の豪雪地帯では、土建業は除雪作業が多くなるが、地元から除雪の実績をこ こでの評定値に反映できないか、という話を言われることがある。 どこの地域のどういう業者でも同じ基準で評価するためのものであり、地域性の あるものをこれに入れることは望ましくないということか。 回答:経営事項審査は建設業法上の許可業種ごとに行うものであり、建設業法上の許可 を必要としない「除雪作業」については、経営事項審査において計上する完成工 事高の対象にはなりません。 【富山会場】 <建設業法関係> ①解体工事を行う場合の建設業許可について 質問:空き家の解体工事で 150 万円から 200 万円規模の場合、解体工事業の許可は必要 となるか。 回答:建設業法では、軽微な建設工事(工事1件の請負代金の額が 500 万円に満たない 工事(建築一式工事は 1,500 万円未満又は延べ面積が 150 ㎡未満の木造住宅工事) ) は、許可が無くても請け負うことができます。 なお、建設リサイクル法(建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律)第 21 条に基づく解体工事業者の登録が必要であることに留意してください。 ②配管工事の工種区分の考え方について 質問:上水道の配管工事の業種は、何に該当するのか。 回答:公道下等の上水道の配管工事は、 「土木一式工事」に該当します。 建設業許可事務ガイドラインにおいて、各業種における類似した建設工事の区分 の考え方として、 「上下水道に関する施設の建設工事における『土木一式工事』 、 『管 工事』及び『水道施設工事』間の区分の考え方は、公道下等の下水道の配管工事及 び下水処理場自体の敷地造成工事が『土木一式工事』であり、家屋その他の施設の 敷地内の配管工事及び上水道等の配水小管を設置する工事が『管工事』であり、上 水道等の取水、浄水、配水等の施設及び下水処理場内の処理設備を築造、設置する 工事が『水道施設工事』である。 」とされており、上水道の配管工事は、公道下等の 下水道の配管工事に含まれるとの考えです。 説明会の様子 【新潟会場】9月2日(金) 13:00-15:00 於:新潟県庁 【富山会場】8月30日(火) 13:00-15:00 於:富山河川国道事務所 【石川会場】8月31日(水) 10:00-12:00 於:金沢河川国道事務所 北陸ブロック発注者協議会 本協議会は、総合評価方式の導入・拡大を目的として平成 20 年に設立し、発注者間の連 絡調整を行ってきました。その後、インフラの品質確保とその担い手の育成・確保のため、 「品確法」の改正並びに関連する「入契法」 「建設業法」の三位一体の改正がなされました。 これを踏まえ、平成 26 年 4 月 30 日に協議会の役割を各施策の「連絡調整」から「推進・ 強化」へ見直し、自治体トップを通じ、発注者の意識の共有化を図り、発注者責任を果た す実効ある組織として取り組み強化を図ることとしています。 【同時資料配付先】 ・日刊建設通信新聞社 新潟支局 ・建設ジャーナル ・北陸工業新聞社 新潟支局 ・日本工業経済新聞社 新潟支局 ・産業新聞社 信越支局 ・新潟建設工業新聞社 【問合せ先】 国土交通省 北陸地方整備局 企画部 技術管理課長 技術検査官 ・日刊建設工業新聞社 北陸総局 ・鉄鋼新聞社 新潟支局 ・(株)建設速報社 TEL : 025-280-8880(代) 土田 稔 (内線3311) 佐々木 利幸 (内線3124)
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