操作手順および判定 - PHYTO CARE

製品特長および測定原理
操作手順および判定
世界各国で評価を得ている製品です
操作手順および判定
キャット ラボ ® FeLV/FIV はイムノクロマトグラフ法を用いて猫白血病ウイルス(FeLV)抗原と猫免疫不全ウイルス(FIV)
手順
抗体を定性的に検出するキットです。現在、26 ヵ国で販売されており、優れた検出感度と特異性により愛用されている
製品です。
付属のピペットで検体(全血、
血漿、血清)1滴を検体滴下孔に
滴下する。
サンプルピペット
検体滴下孔
簡便で使いやすい製品です
検査方法
FIV
FeL
9
手順
3
判定まで
(全血、血漿または血清1滴)
10分間
2ステップで
簡単操作
保管しやすい
コンパクトサイズ
検体が吸い込まれるのを確認した
後、直ちに展開液を垂直に持ち検
体滴下孔に5滴滴下する。
室温保存
判定窓
製造後24ヵ月有効
FeL
V
判定
検体滴下孔に5滴滴下する。
3)室温で展開液滴下後10分後に判定する。
判定基準
「T」の位置のテストライン、
「C」の位置のコントロールラインに
現れてくる薄赤∼赤紫色の線を目視により確認する。
●コントロールラインに赤紫色の線が出現すれば、正常な試験が行
われていると判断される。
●テストラインに赤紫色の線が出現した場合に陽性と判定し、赤紫
FeLV:抗原検出部
検体滴下孔
滴下する。
●展開液滴下後10分後に、デバイスの判定窓の上部に刻印された
FIV
CAT LABO FeLV/FIV イムノクロマトグラフ法による判定
1)付属のピペットで検体(全血、血漿、血清)1滴を検体滴下孔に
2)検体が吸い込まれるのを確認した後、直ちに展開液を垂直に持ち
展開液
6
検体が少量
デバイス
V
12
色の線が出現しない場合には陰性と判定する。
検体(全血、血漿または血清)
FeLV抗原
検体が吸い込まれるのを確認したのち、ただちに展開液を検体滴下孔に5滴滴下する
テストライン
(T線)
フィルター(赤血球や細胞を保持する)
テストライン
*テストラインの赤紫色の線が薄い場合も陽性と判定する。
*コントロールラインに赤紫色の線が出現しなければ、正常な反応
コントロールライン
(C線)
吸収パット
FeLV抗原
がなされていないと判断されるので、別のデバイスを用いて再度
金コロイド
試験を行う。
抗FeLV p27抗原マウスモノクローナル抗体
抗FeLV p27抗原マウスモノクローナル抗体
抗マウスlgGヤギポリクローナル抗体
検体滴下孔
コンジュゲートパッド
金コロイド標識抗FeLV
p27標識マウスモノク
ローナル抗体
抗原−抗体複合体の形
成と移動
抗FeLV p27抗原マウ
スモノクローナル抗体
への結合、発色
過剰な標識抗体が抗マ
ウスIgGポリクローナ
ル抗体へ結合、発色
FeLV/FIV 感染は増加傾向??
2001年∼2010年の10年間で日本全国各地の家猫合計17,392頭のFeLV抗原陽性率・FIV抗体陽性率を検査した成績が報
告されています。
その報告では、純血種では顕著に減少していますが、雑種においては、前半5年間(2001年∼2005年)よりも後半5年間
(2006年∼2010年)のほうが、FeLV抗原陽性率・FIV抗体陽性率共に有意に増加していると報告されています。
FIV:抗体検出部
検体滴下孔
また、去勢無しのオス猫では5歳頃にFIV抗体陽性率40%以上という高い陽性率も報告されています。
検体(全血、血漿または血清)
FIV抗体
Y
Y
Y
Y
検体が吸い込まれるのを確認したのち、ただちに展開液を検体滴下孔に5滴滴下する
テストライン
(T線)
フィルター(赤血球や細胞を保持する)
コントロールライン
(C線)
吸収パット
Y Y
Y Y
Y
抗FIV抗体
Y
その他の抗体
FeLV 抗原
FIV 抗体
陽性率分布
陽性率分布
金コロイド
プロテインA
15%以上
FIV gp40合成ペプチド
検体滴下孔
15ー13%
コンジュゲートパッド
12ー10%
金コロイド標識プロテ
インA
抗原−抗体複合体の形
成と移動
FIV gp40合成ペプチド
への結合、発色
過剰な標識抗体が抗プ
ロテインAへ結合、発色
9−7%
6−4%
エリア別陽性率分布傾向(イメージ図)引用資料:J.Enviro.DisVol.21.No2.21-27,2012
3%以下