タンチョウも住めるまちづくり - 札幌開発建設部

平成28年9月1日
タンチョウも住めるまちづくり
~千歳川の新たなグリーンインフラ 舞鶴遊水地を軸に~
札幌開発建設部は、長沼町と連携して「タンチョウも住めるまちづくり検討協議会(仮称)」
を開催します。
本会議では、地域の多様な関係者が参加して、舞鶴遊水地を軸とした「タンチョウも住めるま
ちづくり」について検討します。
長沼町は、かつては大小多数の沼地や湿地があり、タンチョウやマナヅルなどの生息地でした。
その後、開拓などの影響を受け、近年ではその姿が見られなくなっていましたが、平成24年8
月及び平成28年3月に、舞鶴遊水地(平成27年3月完成)にタンチョウの飛来が確認されまし
た。
そこで、札幌開発建設部は、地域の多様な関係者(学識経験者、地域の関係団体等)が参加する
「タンチョウも住めるまちづくり検討協議会(仮称)」を設置し、千歳川流域のモデル的な取組と
して舞鶴遊水地を軸とした「タンチョウも住めるまちづくり」のあり方について検討します。
記
1.日時:平成28年9月6日(火) 15:00~17:00
2.場所:ロイトン札幌20階 パールホール
(札幌市中央区北1条西11丁目)
3.主な議事内容
・舞鶴遊水地の事業概要、国内の先進事例の紹介
・タンチョウも住めるまちづくりのあり方について意見交換
4.その他 会議は公開で行います。
【問合せ先】 国土交通省
河川管理課
北海道開発局 札幌開発建設部
課長
秋山 泰祐 (電話番号 011-611-0340 ダイヤルイン)
河川計画課石狩川総合水管理調査官
飯島 直己 (電話番号 011-611-0329 ダイヤルイン)
「タンチョウも住めるまちづくり検討協議会(仮称)」の開催
○舞鶴遊水地におけるタンチョウ飛来状況
平成24年8月:舞鶴遊水地工事中にタンチョウ2羽飛来。
平成28年3月:舞鶴遊水地完成後にタンチョウ2羽飛来。
舞鶴遊水地
タンチョウ飛来箇所
嶮淵川
千歳川流域
H24.8.16
H28.3.16
タンチョウも住めるまちづくり検討協議会(仮称)設置趣旨
1.
検討協議会の設置趣旨
現在、千歳川流域では治水対策として遊水地群の整備が進められており、平成27
年4月から舞鶴遊水地が供用開始している。
舞鶴遊水地が位置する長沼町は、かつて大小多数の沼地や湿地があり、タンチョウ
やマナヅルなどの生息地であったが、その後の開拓などの影響により姿を消してしま
った。
一方、タンチョウは北海道東部を中心に生息し、営巣環境が飽和状態にあるためタ
ンチョウの生息地の分散計画が提唱されおり、近年、舞鶴遊水地ではタンチョウの飛
来が確認されている(平成24年8月、平成28年3月)。
また、長沼町では、平成27年1月に「タンチョウとの共生検討会議」を設置し、
かつてのようにタンチョウが飛来することによる影響及び共生の可能性について検
討してきた。
札幌開発建設部では、自然環境が有する多様な機能(生物の生息・生育の場の提供、
良好な景観形成等)を活用し、持続可能な魅力ある地域づくりを進めるグリーンイン
フラに関する取組を推進しており、この度、長沼町と連携し、地域の多様な関係者が
参加する、千歳川の新たなグリーンインフラとなる舞鶴遊水地を軸としたタンチョウ
も住めるまちづくりのあり方やその達成手法について検討する「タンチョウも住める
まちづくり検討協議会(仮称)」を設置するものである。
2.
協議会名簿(※敬称略、五十音順)
委員
赤坂
猛
酪農学園大学 生物多様性保全研究室 教授
委員
加藤
幸一
舞鶴遊水地にタンチョウを呼び戻す会 会長
委員
小磯
修二
北海道大学 公共政策大学院 特任教授
委員
瀬川
明廣
まおいネットワーク広場
委員
田口
和哉
環境省北海道地方環境事務所 野生生物課長
委員
戸川
雅光
長沼町長
委員
中野
政光
長沼町商工会 副会長
委員
中村
太士
北海道大学大学院 農学研究院 教授
委員
成田
正夫
ながぬま農業協同組合 代表理事組合長
委員
藤島
京子
北海道 空知総合振興局 地域創生部長
委員
正富
宏之
専修大学北海道短期大学 名誉教授
委員
見田
義之
株式会社アクティブリンク 代表取締役社長
委員
宮藤
秀之
北海道開発局 札幌開発建設部 次長
委員
森下
伸
長沼町観光協会 会長