救命リレーの第1走者はあなたです

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No.1057 2016年(平成28年)9月1日号
9月9日は 救急の日
救命リレーの第1走者はあなたです
応急手当を身につけよう
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❶119番通報・AED の手配
日本では救命率向上のために、普通救命講習やそのほかの講習を頻繁に実施していて、
市でもその機会を多く設けています。高齢化が進むにつれ、心肺停止症例も増加傾向とな
りますが、浦安市は、他市に比べ若い世代が多いこともあり、心肺停止症例は少ないのが
現状です。しかし、高齢化の波は必ず訪れると思われ、それと比例して心肺停止症例も増
加すると考えられます。そのため、応急手当を行うことができる人を増やすことは、重要
な課題であり、特に子どものころから興味を持ってもらうことが重要です。
今回は応急手当について紹介します。いざというときに備えて、AED の使い方や命を
守る知識などを学びましょう。
[問]消防本部警防課☎304・0144
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❷胸骨圧迫
▶その数分が生死を分ける
119番通報から救急車が現場に到着するまでの時間は約7分(市内平均)
。心肺停止から3分
経過した場合の生存率は、救命処置を行っている場合には50%ほどですが、救命処置が行われ
なければ20%と、助かる可能性がかなり低くなります。
▶目の前で倒れている人を見かけたら
呼びかけたり肩を叩いたりして、反応を確認します。開眼がなく顔をしかめたり発語したり
もせず、手足も動かさなかった場合は119番にその旨を通報します。胸や腹部を確認し、呼吸
がなければ胸骨圧迫と人工呼吸(心肺蘇生法)を開始します。
❸ AED の使用
AED はここにあります
AED は小学校や中学校などの教育機関、警察署や派出
所、一部のコンビニエンスストアや自治会集会所、市内公
共施設に設置しています。また、平成29年度末までに、す
べての自治会集会所に AED を設置予定です。
自動心臓マッサージ機 を導入しました
心肺停止傷病者への絶え間ない胸
骨圧迫は、脳や臓器に十分な酸素を
取り込むうえでとても重要です。救
急隊の到着から病院に到着するまで
の時間の8割は胸骨圧迫をすること
が推奨されています。
しかし、病院に到着するまでに
は、エレベーターや階段など、救急
隊員が胸骨圧迫をするのに不向きな
状況が多く、胸骨圧迫を継続して行
うことが困難でした。
ふ
最前線
る
さ
と
8月14日・15日
こうした状況を改善するため、今
回自動心臓マッサージ機を導入しま
した。これにより、搬送時にも中断
することなく胸骨圧迫ができるよう
になります。
また、今回導入した心臓マッサー
ジ機は、胸骨を押すことしかできな
かった従来型と異なり胸骨を戻す動
作も可能となるため、より効率よく
臓器に酸素を取り込み、命をつなぐ
ことができます。
納涼盆踊り大会
毎年恒例の納涼盆踊り大会が開催され、会場となった浦安小
学校校庭では多くの人が盆踊りを楽しみました。
盆踊りが始まる前には浦安太鼓連の皆さんによる子どもの太
鼓体験が行われ、子どもたちは少し年上のお兄さんお姉さんに
教わりながら真剣に、また楽しそうに太鼓を叩いていました。
盆踊り大会がはじまると、たくさんの人がやぐらのまわりに
集まって幾重にも輪を作り、太鼓の音と曲に合わせて盆踊りを
楽しみました。
また、会場近くの中央公民館前の通りに
は出店がずらりと並び、お祭りならで
はのにぎわいを見せていました。
天候にも恵まれた今年の納涼盆
踊り大会。皆さんの夏の楽し
い思い出となれば幸いです。
古紙パルプは
配合率 70%再生紙を
使用しています。
心肺蘇生法の体験や
AED の使い方が学べる
見やすく読みまちがえにくい
ユニバーサルデザインフォント
を採用しています。
救急フェア
時
9月3日
午前10時∼正午
所 イトーヨーカドー
新浦安店1階
※申込不要、直接会場へ
へ
1010935
8月17日・18日
「ふるさとうらやす立志塾」
県外研修が
行われました
今回の県外研修は、浦安とは異な
る地域の現状やリーダーの考え方・
生き方に触れて視野を広げ、社会へ
の関わり方や自らがリーダーとして
為すべきことを考える姿勢を育む目
的で実施されました。
初日にいわき市を訪れた塾生たち
は塩屋埼灯台を視察したのち、いわき生徒会長サミットの皆さんと「浦
安市といわき市の違い」「市の抱える問題点」などをテーマに、グルー
プディスカッションを行いました。また、東洋システム株式会社の代表
取締役からの講話を聞き、リーダーとしてのあり方などを学びました。
2日目には、双葉郡広野町にて
フィールドワークを行い、地域の
現状や取り組みについて理解を深
めたうえで、ふたば未来学園の生
徒たちと交流し「自分たちにでき
ること」について話し合いました。
中身の濃い2日間を過ごした塾
生たち。将来を担う若きリーダー
の今後の活躍に期待しましょう。
発行/浦安市
〒279-8501
千葉県浦安市猫実一丁目1番1号
☎047・351・1111(代表)
編集/企画部広聴広報課
http://www.city.urayasu.lg.jp