平成27年度農業経営課組織目標の評価(PDF:136KB)

【様式1】 平成27年度組織目標評価(組織名: 農業経営課 )
総合評価
「米の食味ランキングにおける「みずかがみ」の格付け」「新規就農者の確保」「集落が支える担い手育成と集落の活性化」および「農薬適正使用の推進」の4項目で目標値以上の達成が図れました。
また、「水田野菜の生産拡大」「園芸作物の生産拡大」および「6次産業化の推進」の3項目については、目標値に達しませんでしたが取組が推進される傾向にあります。
一方、集落ぐるみによる獣害対策に取り組む集落数は過疎化や高齢化により取組が困難な集落が増加したこと、また、農業排水対策の推進における河川の透視度の改善は目標値に達しませんで
したので、取組を強化していく必要があります。
目標
番号
目標項目
目標の内容
米の食味ランキングにおける「 ○平成27年産:特A
みずかがみ」の格付け
(H28.2に一般財団法人日本穀物検定
協会が発表する「平成27年産米の食味
ランキングでの格付け)
1
<参考>
平成25年産:特A
平成26年産:A
新規就農者の確保
2
水田野菜の生産拡大
3
○新規就農者数
(目標値)
評 価
(達成度)
○「特A]取得
食味コンクールによる意識の高
揚、実証ほの設置による重点指導
特A取得 およびサンプル分析等、生産者と
行政が一丸となって品質向上に努
めました。
○103名(H28.3月末)
100人/年 (自営農業就農者:44名 就職就農
者:59名)
県内外での就農相談活動の強化
や若年層対象の農業体験を通じ
て、農業の魅力の発信に努めまし
た。
○しがの水田野菜生産拡大推進事業 80ha
拡大面積
(H26
1,387ha
→ H27
1,467ha)
◎
◎
拡大面積 58.9ha
(H27実績 1,446ha)
業務用野菜が湖北・高島地域で
拡大したが、県全体では9月の雨
量が多かったため白菜などの作付
に影響しました。
△
今後の対応
担当所属
近江米振興協会を中心
として、関係機関団体と
連携し、平成28年度以降
も「特A」評価が得られ
るよう取り組みます。
農業経営課
引き続き若年層を対象
に就農相談や支援制度等
の情報発信に努めます。
また、定着率を高める
ため、給付金制度の活用 農業経営課
や事業主等への人材育成
などの啓発事業を実施し
ます。
力強いしが型園芸産地
育成支援事業を活用し、
戦略的な産地育成を図る
ことにより、生産拡大に
つなげます。
農業経営課
番号
目標項目
園芸作物の生産拡大
目標の内容
○果樹・花きの新規栽培農業者数
(目標値)
評 価
33農業者 31農業者(果樹10、花き21)
(H23~27 (H23~27累計 98農業者)
累計 100
農業者) 集落営農組織や水稲大規模経営
体の複合部門として、新規品目の
栽培農業者が増加しました。
(達成度)
○
今後の対応
力強いしが型園芸産地
育成支援事業を活用し、
戦略的な産地育成を図る
ことにより、更なる新規
栽培者の確保につなげま
す。
4
農業経営課
○かぶせ茶の生産量
5
100t
「かぶせ茶」の生産量 94t
(H26 85
t)
一番茶で80tが生産されました
が、二番茶の価格下落が大きく収
穫が困難になったことによりま
す。
集落ぐるみによる獣害対策に取 ○集落全体の合意のもとで持続的な H26
○取組集落数(累計)
り組む集落数
被害防止活動を行う集落の増加数
347集落
383集落(H28.3月末)
→
H27
新たに獣害が発生した集落での
500集落
取組の遅れや過疎・高齢化により
取組が困難な集落が増加してきた
ことによります。
6次産業化の推進
6
集落が支える担い手育成と集落
の活性化
7
担当所属
〇新たに加工・販売等に取り組む実 10事業者/ ○8事業者
践者数
年
新規参入を目指す農業者等を対
象に、商工観光労働部とシンポジ
ウムを共催するとともに、普及指
導員の働きかけを推進しました。
○今後の農業・農村の目指す姿につい
○90集落(H28.3月末)
て話合いを行う集落数
集落数
H27 30集落 「地域農業戦略指針」を活用した
集落への支援活動の考えは市町、
関係団体等にも浸透し、農業・農
村をめぐる情勢への対応を模索す
る集落の要望に応えました。
△
▲
○
◎
価格が低迷している二
番茶を利用して、新たな
香りや味を持った茶を生
産する取組を推進しま
す。
「集落ぐるみ獣害対策
促進事業」により、新た
に被害が発生するなどの
集落が適切な被害防止対
策に取り組めるよう、市 農業経営課
町と連携を強化し支援し
ます。
引き続き研修会の開
催、法人組織への働きか
けや個別相談の強化な
ど、商工観光労働部とも 農業経営課
連携し支援の強化を図っ
ていきます。
引き続き市町やJA等関
係者と一体となって集落
への働きかけや地域活動
の支援を進めます。
また、優良事例等を紹 農業経営課
介し集落リーダー等の育
成支援に努めます。
番号
目標項目
目標の内容
(目標値)
評 価
(達成度)
H26:42.1cm 期間中の平均透視度は前年
8
農業排水対策の推進
農薬適正使用の推進
9
59河川・78地点の平均透視度 →H27:48cm 42.1cmであったのに対し、40.5cm
と1.6cm悪化した。この要因とし
(代かき~田植え時に水田から流
て、本年は4月上中旬の降水量、降
出する農業濁水を削減する必要が
水日数が多かったため、代かき作
あります。河川の透視度は降雨等
業が始まるまでに透視度が低下し
の自然条件に影響されるものの、
ていました。このため、平均透視
農家の濁水防止への意識向上と、
度が低くなったと考えられます。
濁水防止に関する取り組みの拡大
を図ります。)
病害虫防除所ホームページを活用
して、農業者等へ病害虫発生関する
予察情報ならびに病害虫の診断や同
定に関する情報を適期・的確に提供
します。
○農業者等
への適期・
的確な情報
提供。
病害虫多
発生の場合
45,000アク
セス
平常発生
の場合
25,000アク
セス
▲
平成27年度アクセス数
約52,855(H28.3月末)
今年度は水稲、麦、果樹および
茶に関する防除情報を計6回発表し
ており、病害虫多発生時に相当す
るとも考えられました。病害虫多
発生の場合の目標値である45,000
アクセスを超えました。生産現場
において、各種情報を基にして、
適切に防除等が実施され、大きな
被害には至りませんでした。
◎
今後の対応
担当所属
次年度に向けてJAなど
の関係機関と連携し、浅
水代かき技術や水田排水
口止水板の設置などの普
及啓発活動を実施すると
ともに、引き続き環境こ 農業経営課
だわり農業の推進などに
より対策を進めます。
病害虫防除所HPの充実を
図るとともに、「しらせ
る滋賀情報サービス」を
利用して発表情報のアナ
ウンスと防除所ホーム
ページ・アドレスを配信
します。
病害虫防除
所
※達成度は、◎(目標(値)以上の実績であった(100%以上))、○(ほぼ目標(値)どおりの実績であった(80%以上100%未満))、△(目標(値)の半ば程度以上の実績であった(50%以上80%未
満))、▲(目標(値)の半ば程度以下の実績であった(50%未満))、×(未実施)