胃がんリスク検診を実施します

2.ワンコインで健康増進!
~胃がんリスク検診を実施します~
胃がんの予防、早期発見、早期治療を図ることで、市民の健康の保持増進を図るため、10月
から「胃がんリスク検診(ABC検診)
」を実施します。
この検診は、血液検査によるピロリ菌感染の有無を検査することに加え、ペプシノゲン検査に
よる胃粘膜の委縮度を判定することによって、胃がんなどが発生しやすい状態であるかどうか検
査するものです。自己負担額が500円で受診できることから、胃がんの予防、早期発見、早期
治療へつなげるためにも積極的に受診していただきたいと思います。
1.事業内容
胃がんリスク検診(ABC検診)
(問診、ヘリコバクタ―・ピロリ(ピロリ菌)抗体検査、ペプシノゲン検査)
2.対象者
年度内に40・45・50・55・60歳になる市民の方
※ただし、次の事項に該当する方は受診することができません。
・事業所等で受診する機会のある方
・明らかな上部消化器症状があり、胃や十二指腸潰瘍の疾患が強く疑われる
方
・食道、胃、十二指腸の病気で治療中の方
・胃酸分泌抑制剤を服用中もしくは2か月以内に服用していた方
・胃切除後の方
・腎不全(クレアチニン値が3㎎/dl 以上)の方
・既にピロリ菌の除菌をした方
※この検査は胃がんそのものを発見するための検査ではないことをご理解の
うえで受診ください。
3.検診場所
市民健診会場、指定検診機関(8施設)
指定検診機関で受診する場合は予約が必要
4.自己負担額
500円
※市民税非課税世帯の方、生活保護世帯の方、中国残留邦人等支援法に基づ
く支援給付の支給を受けている方は自己負担額が免除されます。
5.検診実施日
平成28年10月1日から
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《参考》
●胃がんリスク検診の実施状況
・中核市
11市(高崎市・越谷市・八王子市・横須賀市・岡崎市・姫路市・大津市
久留米市・奈良市・長崎市・宮崎市)
・県 内
4市(別府市・臼杵市・豊後高田市・豊後大野市)
※ピロリ菌抗体検査のみ
●ピロリ菌とは
人間の胃粘膜に棲む細菌で、胃酸を中和する酵素を出すことで、胃の中に生息できる。
ピロリ菌の感染経路は経口感染といわれており、感染は幼少期に起こり慢性的に持続し、胃
粘膜の炎症を起こす。成人になってから感染することはまれといわれている。胃粘膜の慢性炎
症により慢性萎縮性胃炎と呼ばれる、胃粘膜が薄く萎縮した状態になっていく。ピロリ菌の感
染があると、胃粘膜の萎縮は年齢と共に進行し、胃潰瘍や十二指腸潰瘍にもなりやすいことが
確認されている。
●ペプシノゲンとは
萎縮性胃炎の指標であり、陽性の場合、胃粘膜の萎縮が進行し、胃潰瘍やポリープ、胃がん
などが発生しやすい状態と言える。
ABC分類
A群(異常なし) B群(要精検)
C群(要精検)
D群(要精検)
ピロリ菌抗体
-
+
+
-
ペプシノゲン値
-
-
+
+
胃がんの危険度
低い
胃の状態
胃粘膜委縮は
ない
高い
胃粘膜委縮は
軽度
胃粘膜委縮が
進んでいる
胃粘膜委縮が
高度
●胃がん検診受診率、及び胃がん死因別割合(大分市)
胃がん検診受診率:3.4%(H27)
死亡割合・死因順位:がん 27.9%(第1位)
がん部位別死亡率(人口10万対)
:胃がん 24.2%(第2位)
※H25年度人口動態統計
●事業費
胃がんリスク検診委託料等
1,800万円
【健康課 536-2562(直通)
】
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