コンクリート構造物の サステイナビリティ設計

新刊図書のご案内
コンクリート構造物の
サステイナビリティ設計
―地球環境と人間社会の不確実性への挑戦―
堺 孝 司・横 田 弘
著
建設産業のサステイナビリティ思考が地球と社会を救う
地球環境と人間社会は、その不確実性を増している。
地球人口が 70 億人を超えて、さらに数十億人増加すると
予測されている。人口の増加は、インフラ・建築物の建
設が促進され、その結果、他産業の経済活動の推進も含
めて資源・エネルギー消費が増大し、地球環境問題が惹
起される。建設産業における資源消費量は突出して多く、
かつ温室効果ガス排出も全体の 40 〜50%を占めると考
えられる。この事実は、建設産業がその活動規範を変え
ることが求められていることを意味する。そのキーワード
は「サステイナビリティ」である。
本書は、地球環境と人間社会の不確実性への挑戦とし
て、インフラ・建築物の新しい指針として「サステイナビリ
ティ設計」を提案している。従来の設計体系は、主に安
全性に焦点を当ててきた。しかし、真に持続可能な社会
を構築するためには、構造物の安全性を含む社会的側面
に加えて、経済的側面および環境的側面をも総合的に扱
う設計体系が必要とされる。本書は、コンクリート構造物
を対象に、そうしたニーズに対する一つの重要な解を与え
ている。
「サステイナビリティ設計」は、建設産業に革新
定価
3,456 円(本体3,200円+税)
A5判・200頁
ISBN978-4-7655-1840-6
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的技術をもたらし、地球環境負荷低減に著しく貢献するこ
ととなる。なお、この考え方は、コンクリート構造物に限
らず、
鋼構造等を含むあらゆる構造物に適用できる。また、
新設構造物だけではなく、既設構造物にも応用できる。
本書の内容
目次 コンクリート構造物のサステイナビリティ設計
―地球環境と人間社会の不確実性への挑戦―
第1章 コンクリート技術の系譜
1.1 セメント・コンクリート技術の
発祥
1.2 揺籃 期
(明治時代〜1960 年
頃)
1.3 発 展 期
(1960 年 頃 〜1990
年頃)
1.5 新しい問題の発現
6.8 土木構造物の環境影響評価
ツール
第7章 サステイナビリティ設計
7.1 長寿命化の本質
5.1 土木学会
7.2 国土強靭化論の本質
5.2 日本建築学会
7.3 建設分野へのサステイナビリ
ティ思考の導入
7.4 サステイナビリティ設計
5.4 アメリカコンクリート 学 会
(ACI)
7.5 サステイナビリティ設計の効
果
5.5 構造コンクリート国際連合
(fib:International
Federation for Structual
Concrete)
2.1 経験則から許容応力度法によ
る設計へ
2.2 限界 状 態設 計 法と信頼性設
計法の登場
7.6 サステイナビリティ要素の相
互関係に関する数値計算例
5.6 米国レディーミクストコンク
リート協会
(NRMCA)
2.3 性能設計法への移行
5.7 アジアコンクリート連合・サ
ステイナビリティフォーラム
(ACF-SF)
2.4 次世代の設計体系
第3章 サステイナビリティ思想
の誕生と現況
3.3 COP21
4.5 サステイナビリティ要素の相
互関係
5.3 日本コンクリート工学会
第2章 コンクリート構造物設計
法の発展の系譜
3.2 環境問題の顕在化と対応
6.7 建築物の環境影響評価ツール
第5章 コンクリートサステイナビ
リティに関する既往の展開
1.4 成熟期
(1990 年頃以降)
3.1 地 球誕 生以降の環境変化と
人類
4.4 環境的側面
7.7 サステイナビリティ設計と技
術開発
第8章 サステイナビリティ評価
−ケーススタディ−
8.1 概要
5.8 国際標準化機構
(ISO)
8.2 小樽港防波堤
5.9 その他
8.3 首都高速道路
第6章 ライフサイクルアセスメン
トおよび評価ツールの現況
6.1 ライフサイクルマネジメント思
想の誕生と現状
3.4 温暖化ガス削減における建設
産業のかかわり
6.2 ライフサイクルアセスメント
(LCA)
第4章 コンクリート・建設分野に
おけるサステイナビリティの
意味
8.4 鉄道事業
8.5 日証館
8.6 ローカーボンコンクリート
第9章 今後の展望
9.1 資源・エネルギーと人口問題
6.3 建 築物および土 木 構造 物の
環境規格
9.2 コンクリート・建設産業の目
指すべき方向
6.4 環境ラベル・宣言
9.3 コンクリートの価値の本質
6.5 コンクリート関連産業のため
の ISO 環境規格
4.1 概要
4.2 社会的側面
6.6 社会的 側面と経 済的 側面に
関する評価
4.3 経済的側面
9.4 2050 年のコンクリート・建
設分野の姿
結語
(キリトリ線)
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