こちら - 国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所

平成 28 年 9 月 7 日
-女性研究者循環型育成システムを形成-
大阪大学、医薬基盤・健康・栄養研究所、ダイキン工業
の3者が、共同宣言書に署名!
概要
「地域に生き世界に伸びる」をモットーとし、先導的に産学官連携を展開する大阪大学は、国立研
究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所(医薬健栄研)とダイキン工業株式会社(ダイキン工業)を
戦略的パートナーとして、ダイバーシティ環境実現の礎となる女性研究者育成をさらに強化することを
確認し、共同宣言書に署名いたしました。
署名は 9 月1日(木)に大阪大学中之島センターにおいて西尾章治郎大阪大学総長、米田悦啓医
薬基盤・健康・栄養研究所理事長、井上礼之ダイキン工業株式会社取締役会長兼グローバルグル
ープ代表執行役員により行われました。
左から 井上ダイキン工業取締役会長兼グローバルグループ
代表執行役員、西尾大阪大学総長、
米田医薬基盤・健康・栄養研究所理事長
共同宣言の背景
この度、大阪大学は、平成 28 年度科学技術人材育成費補助事業(文部科学省)「ダイバーシティ
研究環境実現イニシアティブ(牽引型)」*に採択されました。大阪大学は、医薬健栄研ならびにダイ
キン工業と 10 年にわたる研究教育面での連携実績を有しています。
このプロジェクトの実施体制として、平成 28 年度に大阪男女協働推進連携協議会を設立し、平成
31 年度には「女性研究者循環型育成クラスター」を構築して、女性研究者の活躍促進を強力に牽引
していく決意を新たにしています。
*文部科学省「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(牽引型)」
研究環境のダイバーシティを高め、優れた研究成果の創出につなげるため、各機関・地域の特色を踏まえ
た、女性研究者の活躍推進に向けた機関としての目標・行動計画を設定・公表することを要件とし、女性研究
者のライフイベント及びワーク・ライフ・バランスに配慮した研究環境の整備や、女性研究者の研究力向上のた
めの取組及び女性研究者の積極採用や上位職への積極登用に向けた取組を支援する事業です。
本事業における取組の概要
本事業では、3機関の強力な連携のもと、女性研究者循環型育成システムを形成し、多様かつ発展
的なキャリアパスを提供することにより、女性研究者育成ならびにすそ野の拡大を図ります。クロスアポ
イントメント、女性研究者をプロジェクトリーダーとする共同研究、社会人研究者の学び直し、インターン
シップ等を実施し、循環型育成を目指します。
あわせて、意識改革、働き方改革を強化し、どのようなライフステージにあっても、多様な構成員がそ
の個性と能力を最大限に発揮できる環境整備を推進します。
人材と知の好循環を加速するため、3機関による産学官連携をモデルとして、大阪大学に共同研究
講座や協働研究所を置く関西有数の企業や様々な研究機関の協力を得て、北摂地域から大阪、さら
に関西に連携を拡大します。これにより、社会の期待に応え、社会的価値の創出に挑む優秀な女性
研究者を持続的に育成し、女性研究者循環型育成拠点としてのクラスターを関西に形成します。
ダイバーシティ環境実現のための共同宣言
男女雇用機会均等法の施行から 30 年となる本年、女性活躍推進法が施行され、女性の活
躍を求める社会の要請は一層強まっています。私たち3機関は、このような社会からの負託
に応えるべく、平成 28 年度文部科学省科学技術人材育成費補助事業「ダイバーシティ研究
環境実現イニシアティブ(牽引型)
」に申請し、この度採択を受けました。
一人ひとりがどのようなライフステージにあってもその個性と能力を最大限に発揮でき
る、自由闊達なダイバーシティを実現することは、21 世紀社会の最重要課題です。この課
題を解決し、より良き未来社会の礎を築くためには、なによりもまず男女協働推進を強化し
なければなりません。
私たち3機関は、10 年にわたる研究教育面での連携に基づき、世界を希望に満ちた未来
へと牽引するフロントランナーとして、以下の取組を推進することを宣言します。
一
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機関内の男女間不均衡を是正し、意思決定過程への女性参画を拡大すること
優秀な女性がキャリアアップできる体制を構築すること
学修・研究・就業と家庭生活の両立支援を加速すること
意識改革、働き方改革を進め、多様な構成員がその個性を尊重される環境の実現を
図ること
産学官民の協働を進め、社会の発展に寄与すること
○本件に関する問い合わせ先
大阪大学男女協働推進センター
電話:06 (6879) 4405(内線:4760 / 9573)
Email:[email protected]
FAX:06 (6879) 4406