記者発表資料平成２８年９月９日土木部河川課企画調査班担当：鈴木，蘓武内線：３１７３貞山運河利活用に関する意見交換会を開催します１目的県では，東日本大震災で甚大な被害を受けた仙台湾沿岸地域の復旧・復興に当たり，様々な主体による連携のもと，復興のシンボルとして誇れる貞山運河を再構築するため，平成２５年５月に「貞山運河再生・復興ビジョン」を策定しました。現在，ハード面では，被災した運河の災害復旧工事，運河沿川では各事業主体による公園整備，まちづくり等の整備・検討が行われています。ソフト面では，震災以降少なくなっていたカヌー体験など運河の利活用の取組が，再開されるようになってきました。このようなことを踏まえ，運河利活用団体と行政機関の情報共有及び官民の連携強化を図ることを目的とした意見交換会を開催します。２３開催日時平成２８年９月１２日（月曜日）４開催場所自治会館２Ｆ午後２時から午後４時まで２０５会議室（仙台市青葉区上杉１丁目２－３）事務局宮城県土木部河川課企画調査班連絡先ＴＥＬ：０２２－２１１－３１７３５内容（１）運河群の利活用に向けた取組について（２）運河群の将来の姿（案）について（３）各利活用団体の活動について（４）運河沿川市町からの情報提供６参加者運河利活用団体（5 団体），運河沿川市町（7 市 3 町）・すばらしい北北上運河沿線の自然環境を守る協議会・NPO 法人ひたかみ水の里・野蒜築港ファンクラブ・貞山運河「御舟入堀」プロジェクト・貞山運河研究所，県関係課室（6 課室）貞山運河の再生と復興に向けた取組み状況シンボルツリーを植樹～貞山運河とは～石井閘門貞山運河（木曳堀，新堀，御船入堀），東名運河，北上運河は，全長約４９kmにわたり仙台湾沿岸を繋ぐ，日本一の運河群です。古くは舟運を目的として，約４００年前，仙台藩主伊達政宗の命により建設が始まったとされる運河です。お披露目会の様子石巻港植樹された祇園枝垂桜釜閘門北上運河宮城県平成28年7月現在大曲閘門桜守である第１４代佐野藤右衛門（京都）に祇園枝垂桜2本を寄贈いただき，地元の方々とお披露目会（H28.5月）を開催。ＮＰＯによるカヌー体験明治期の釜閘門跡が出土出土したヒンジ活動の様子（震災後）明治期の木製閘門跡と新閘門計画 NPO法人によるカヌー体験を定期的に開催しており，市内はもとより，県外・国外，子供から大人まで幅広い方々が参加し，運河を活用している。野蒜水門釜閘門の災害復旧事業において，工事に着手したところ，明治期に造られた木製閘門の遺構が出土。有識者からの意見をいただきながら，遺構の保存等について検討していく予定。東名運河東名水門覆土の実施自然環境（水際の植生回復）や景観への配慮し覆土を実施。覆土状況矢本海浜緑地との連携運河と隣接する海浜緑地と連携し，緑地と運河の横断連続性の確保松島湾野蒜築港跡橋台の保全稲井石での復旧橋台跡にかからないよう堤防位置を設定稲井石での復旧状況桜植樹会を開催御舟入堀東松島市で計画している「運動公園」や「震災遺構」の施設配置を踏まえて，既存の稲井石での復旧を実施。橋台（上の橋）跡橋台跡明治初期に行われた日本初の近代港湾の建設に伴い設置された橋台（文化財）を保全するため，橋台に堤防がかからないように，堤防法線を設定し，文化財を保全。仙台港 in貞山公園東日本大震災からの復興の象徴，津波防災意識の継承を目的として，運河沿いの貞山公園に官民連携で植樹会を実施。（H28.3月）蒲生干潟仙台湾既存石積み護岸の復元多賀城市の歴史的風致維持向上計画に位置付けられている，中の島（通称）の既設護岸を，粘り強い堤防構造を構築しつつ，既存石積み護岸を復元。南閘門サイクリングロードの復旧復旧されたｻｲｸﾘﾝｸﾞﾛｰﾄﾞ貞山運河水門運河堤防は震災前からサイクリングロード活用されており，災害復旧後もサイクリングロードとして活用被災した石積み護岸被災した石積み護岸仙台市海岸公園との連携井土浦名取川貞山運河植樹会の様子新堀参加者全員で集合写真閖上水門名取市閖上地区において，運河も含めた「かわまちづくり」の検討が進められている。閖上港朝市と名取川を結ぶ，運河を通る遊覧船の就航を計画仙台空港赤井江完成イメージ桜植樹会を開催【凡例 in岩沼海浜緑地海岸公園復興基本計画（仙台市）より既存松並木の保全阿武隈川松並木の保全】完成イメージ：空港：港湾植樹したオオシマザクラ：干潟等東日本大震災からの復興の象徴，津波防災意識の継承を目的として，運河沿いの岩沼海浜緑地に官民連携で植樹会を実施。（H26.3月）：運河木曳堀かわまちづくりとの連携植樹式の様子新浜水門貞山運河を代表する美しい松並木を保全するため，堤防構造の変更。運河や河川の復旧状況は宮城県河川課HPでご覧いだけます。宮城県河川課検索