かけがわ 茶エンナーレ 2017Autumn Oct.21→Nov.19 Kakegawa Chaennale かけがわ茶エンナーレ実行委員会 |事業の背景| 「かけがわ茶エンナーレ」は、静岡県掛川市で、平成 27 年度から 29 年度までの 3 年間(千 日)をかけ、アートと掛川茶をテーマに推進する茶文化創造千日プロジェクトです。掛川市 の自然や気候、地勢や歴史が培った生活や文化、流儀や資源を継承しつつ、アートの新しい 要素を加えたり、新たな活用方法を探求することで、豊かなライフスタイルを創造します。 掛川市というまちの成り立ちや実力、個性や魅力を理解し、掛川茶をアートという文化芸 術のステージに載せて事業や活動を展開しようというのが「かけがわ茶エンナーレ」です。 |事業の位置付け| 静岡県は、日本一のお茶生産地であるとともに一世帯当たりのお茶消費量も日本一です。 生産消費地としての掛川市は、消費拡大を目指すだけでなく「日本の文化芸術とお茶」「日 本人のライフスタイルとお茶」といった関係性や美的感性を、市民が生活に積極的に取り入 れ、活用していくことで、他の茶産地との差別化を図ることができます。 「かけがわ茶エンナーレ」を開催することで、お茶の多機能性を活かした創造的なライフ スタイルの顕在化が望まれます。さらに、掛川茶が持つホスピタリティーとしての茶の流儀 に、アートの要素を組み込んだ生活や営みの新しいステージの実現も期待されます。 掛川市という“茶生産地”が取り組む「かけがわ茶エンナーレ」が、アートを介すること で、価値ある“茶生活地”として地域個性を発揮できるよう、事業を計画推進していきます。 |事業のキーワード| やまあい 南アルプス最南端の山間から遠州灘海岸に拡がる、風光明媚な日本有数の茶産地を舞台に 「かけがわ茶エンナーレ」を開催するとき、前述した「事業の背景」「事業の位置付け」を もとに「アート×○○」というという考え方で、取り組むべき事業領域を10のキーワード が示すアイテム例とともに整理しました。 ・茶 = ・風景= ・生活= ・文化= ・健康= アート× ・芸術= ・縁 = ・交流= ・交歓= ・交感= 緑茶、深蒸し茶、煎茶、抹茶、荒茶、製茶、茶工場、茶機械 など 茶畑、茶園、農作業、茶草場、ゆるゆる地形、防霜ファン など 茶碗、急須、茶托、茶盆、茶菓子、農ウエア など 淹れ方、呑み方、作法、接待、ホスピタリティー など 掛川スタディ、健康寿命、カテキン、スポーツ、アンチエイジングなど 茶道、茶室、茶器、茶道具 など 巡り合せ、縁起、縁側、思想、人脈 など ルーツ、国際交流、生産地、消費地、農業、商業、歴史、遺産 など 茶会、カフェ、体験、ツーリズム など ライフスタイル、自然環境、エンタテイメント など |事業の表現| 営みの場としての茶園。生業としての茶業。日々の食卓で飲むお茶。精神文化における嗜 みのお茶。造形美としての茶道具や茶器。それぞれの領域で、アートの持つ力を最大限に活 かせるよう、茶と茶の文化とアートとの関係性を紡ぎたいと考えます。 ●ミッション 市民とアーティストと茶産地との積極的な交流 お茶を嗜むアーティスティックな生活の顕在化 お茶が持つ細やかなホスピタリティーの再認識 アートのチカラで新しいライフスタイルの創造 ●ストーリー アートに生きる ひと アートを活かす まち 茶産地が変わる とき ●テーマフレーズ アートが いきづく 茶産地へ Art alive here in Kakegawa. |事業の期間| かけがわ茶エンナーレは、平成 27 年度から 29 年度までの 3 年間を推進期間としますが、 平成 29 年 10 月 21 日から 11 月 19 日を会期とするメイン事業を“主たる開催期間”として設 定します。ただしプレイベントや広報事業、商品販売などの期間はこの限りではありません。 ◎平成 29 年 10 月 21 日(土)∼11 月 19 日(日) |事業の構成| 1)アートプログラム かけがわ茶エンナーレへの参加アーティストを総合プロデューサーによりキャスティングし、 絵画・屏風絵/特別展示/インスタレーション/茶器 の4ジャンルで作品を創作・展示するアー トプログラムを展開します。会場については、掛川市内の歴史的建築物、美術館、学校や公園、 街なかやストリートなどを会場として活用していきます。 ■事業案 ・アーティストによる創作と展示 掛川にしかない風景・場所・空間を使い、価値ある環境として再認識を促します。 アーティストとの交流を通じて、茶産地の豊かな感性を育む機会を提供します。 2)エントリープログラム かけがわ茶エンナーレに参加可能なアーティスト、お茶や文化芸術を基軸として活動する市民団 体や学生グループ、NPO や企業など、エントリー方式で自主創作活動や共同創作活動に取り組ん でもらいます。実行委員会は、事業の性格やテーマ性、前述のキーワードとの整合性を確認した うえで、かけがわ茶エンナーレ参画事業として認証し、共同広報の実施、アーティストや他エン トリー者との連携による事業化支援などを行います。 ■事業案 ・市民エントリー制による自主創作活動 ・既存アート事業との共催事業化 ・茶畑や茶工場や茶草場でアート ・アートワークショップや共同創作活動 地域資源がもつ魅力と可能性を再認識し、茶産地の本質的な価値を顕在化します。 3)ホスピタリティ・プログラム かけがわ茶エンナーレの活動や展示を求めて訪れる人びとに、実行委員会が主体となってホスピ タリティを発揮するプログラムです。インフォメーション、マップサービス、ノベルティの制作 と提供、煎茶セットによるおもてなし(どこでもお茶会)、ガイドツアーの提供、エンタテイメ ント事業などを用意していきます。 ■事業案 ・どこでも茶会や茶畑カフェなどの開設 ・かけがわ茶エンナーレと茶畑巡りツアー 茶産地にアートの要素を組込み、ローカルツーリズムやシティプロモーションへ繋げます。 茶産地に身を置かなければ体感できないプログラムや展示で、新たな交流を創出します。 4)商品化・サービス化プログラム かけがわ茶エンナーレの事業を活用したい企業や団体が協賛型で参画していただき、主体となっ て商品開発やサービス開発を行ない、一般の皆さまに商品やサービスを提供していくプログラム です。記念グッズの商品化、アーティスティックな茶関連商品の開発、茶関連商品のショッピン グシステムやサービスなどを提供していきます。 ■事業案 ・美味しい茶商品のアーティストブランド化やその頒布会 ・美しい掛川茶仕様の茶器開発とそのオーダーシステムの整備と提供 他所と違う茶産地としてのデザイン開発や商品化計画により、産業振興に貢献します。
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