頸動脈小体腫瘍の全国調査への登録につき 1)研究目的と概要 本研究は全国の耳鼻咽喉科・頭頸部外科施設における過去の頸動脈小体腫瘍を調査・集積し、 日本における頸動脈小体腫瘍の地域分布、発生率、病型、家族例などを明らかにすることを目的 としております。 2)研究対象 過去 20 年間、平成 8 年 1 月から平成 27 年 12 月の間に頸動脈小体腫瘍の診断で手術を行い病 理組織検査で傍神経節腫と診断された方、画像診断もしくは病理学的検査で頸動脈小体腫瘍 (傍神経節腫)と診断された方が対象となります。 2)研究方法 適格と判断した頸動脈小体症例について研究事務局から送付した調査登録票に記入して提出し ます。情報提供にあたっては匿名化を行った上で研究事務局に送付します。調査内容としては、 年齢、性別、主訴、病悩期間、既往症、合併症、家族内発症の有無、腫瘍径、手術時間、出血量 などの臨床的なデータです。遺伝子解析は本研究では行いません。 登録先 :岩手医科大学医学部耳鼻咽喉科学講座 3)研究協力の任意性と撤回の自由 対象患者さんでご自身のデータを登録拒否の意向がある場合にはその旨を下記の連絡先にご 連絡いただければ本研究の対象外とさせていただきます。また本研究に参加しない場合でも治療 などあらゆる事に不利益を被ることはありません。また、いつでも不利益を受けることなく登録を拒 否することができます。 4)個人情報の保護 既に採取された組織や診療録は本研究目的以外に用いられることはありません。本研究により 得られた成果は、学会発表や論文などで公表される可能性がありますが、個人情報が出ることは ありません。 5)研究計画等の開示 希望があれば、いつでも研究実施計画書を閲覧することができます。 6)資料提供者にもたらされる不利益 本研究では既に一次根治治療が終了した方や治療方針として経過観察となった方を対象として おり、身体的な不利益や危険を被る可能性はありません。 7)費用負担に関する事項 本研究のための費用は、防衛医科大学校耳鼻咽喉科学講座で負担します。それ以外の経費等 は発生せず、患者さんに負担がかかることはありません。 8)研究成果の公表 本研究による成果は、学会や論文などで公表されます。 9)臨床研究に関する窓口 この臨床研究の内容について,わからない言葉や,疑問,質問,もう一度聞きたいこと,更に詳 細な情報を知りたいなどがありましたら,遠慮せずにいつでもお尋ねください. 埼玉県所沢市並木 3-2 防衛医科大学校耳鼻咽喉科学講座 電話:04-2995-1211 内線 2336 冨藤雅之
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