妙法寺だより2016年9月号掲載しました。

「未来」 とは 「今」
昨年、独特 なルー ティンで話 題になっ た、ラグビ ー日本代 表
の「 五郎丸歩 」選手に は大切に している 言葉がある そうです 。
それ は元日本代 表のヘッ ドコーチ であるジョ ン・カ ーワンとの
やりと りのなか の言葉。 ホワイトボ ードに「 過去・今・ 未来」
と 書 か れ てい た あ る 日の ミー テ ィ ン グ で 、「 過去 は 変 えら れ る
か」と問わ れた五郎 丸は「変 えられませ ん」と 答えた。続 いて
「 未来は変え られる か」と問わ れ、今度 は「変え られます」 と
げき
答え た。そこ でカーワン 氏は「 お前が変え ないとい けないの は
今 だ 。 今 を変 え な け れば 、未 来 は 変わ らな い 。」 と檄 を 飛 ば さ
れて以来 、五郎 丸選手は「 今を変え なければ 、未来は変 わらな
い 」 と い う言 葉 を大 切に 、「 今」 と い う 一瞬 一 瞬 を 大 事 に 生 き
ているそう です。
いん
か
宗 祖日蓮聖 人も『開目 抄』と いうご文章 のなかで …
か
いん
過去 の因を知ら んと欲せ ば、その 現在の果 を見よ。
未来の 果を知ら んと欲せ ば、その現 在の因 を見よ。
と、同じ ような意 味のお言葉 を残さ れていらっ しゃいま す。私
達は、過去の行いの積み重ねによって現在があります 。そして 、
今 を積み重ね ること によって未 来がつく られてい くのです。 ど
ん な 未 来 を 思 い 描い たと し て も 、「 今」 の積 み 上 げ で し か 未 来
をつ くることは できませ ん。一日一 日、目標 を持って 大事に生
きて行く ことが 、素晴らし い未来を つくり、 そして来世 をつく
ることに 繋がるので す。仏教 に多く用 いられる 「念」の 漢字は
「今」の「 心」と書 きます。 精進を重ね る仏道 週間のお彼岸 に
は、 未来をつ くる「今 」の「心 」をしっ かり見つめ 、より良 い
お彼 岸週間をお 過ごしく ださい。
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妙法寺だより
平 成 28年 9月
~お 彼岸についてのお 知ら せ~
一、お彼 岸の法 要は9月 日 秋分の日、午後2時から 厳
修致します。 ご家族揃ってご 参列ください。
一、卒塔婆は、同封の申込用紙にご記入のうえ、専用の
返信封筒にてご返信頂くか、FAXにてお申込みく
ださい。9月 日締切 です。
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によ らい じゆ りよう ほん
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一、車椅子でご来寺の方はご一報ください。専用の駐車
場、本堂内では専 用の場所をご準備致 します。
一、当日は、護持費受付を設けております。未納の方は
納入をお願い 致します。
一、別冊「ぶっきょうスクール」を同封致しますので、
ご参考くださ い。
一、法要中は、
「 方便 品 」
「如来寿 量 品」のお経をお読し 、
お題目をお唱え致します。お経本も用意してござい
ますの で、ご一緒にお唱えく ださい。
ほう べん ぽん
一、墓参用のお花は、お彼岸の期間(9月 日~ 日)
に 用 意 し て ご ざ い ま す 。( 数に 限 り が あ り ま す の で 、
ご注意くだ さい)
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※ 駐車場には限りがあります。公共交通機関をご利用
ください。
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妙法寺だより
平 成 28年 9月
月
しゆう
そ
にゆう めつ
ほう
おん
え
月
しき
しき
日にご逝去され
え
日 ( 火) 午後 5 時よ り
ご
と呼ばれ、弘安5年
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ご近所の方などお誘い合わせのうえ、たく
檀信徒のみならず、家族、親戚、友人、
と 考 えて お り ま す 。
置づけ、参拝の皆様には楽しんで頂きたい
と共に、年に一度の〝妙法寺感謝祭〟と位
された日昭聖人の遺徳を讃える法会である
ました宗祖日蓮聖人、そして妙法寺を開山
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宗祖御入滅報恩会式は、通称「お会式」
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さ ん の方 々 の ご 来 寺 お 待 ち して お り ま す 。
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妙法寺だより
平 成 28年 9月
○ 午後
時~
御 会式 法 要
宗 祖 日 蓮 大 聖 人 御 入 滅 第 七三 五 遠 忌、 開 山 日昭 聖 人 御
時
分~ 落語 桂雀々 師匠
まとい
妙法寺万燈講では、毎年 月 日、日蓮聖人のお逮夜
の日に、御入滅の聖地、池上本門寺に万燈を奉納致して
おり ま す 。
江戸時代に栄えた参詣方法を今に伝え、 纏 を振り、太
鼓や鐘をリズミカルに奏で、数十万人の参拝者のまん中
を通って、楽しく参拝致します。お囃子太鼓は、練習会
に数度ご参加頂ければ習得できます。また半被は妙法寺
で 準 備 致 し ます の で 、 お 気 軽に ご 参 加 く だ さ い。
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入 滅 第 六 九 四遠 忌 を 営 み ま す 。
○ 午後
独 演 会 の チ ケ ット は 毎回 完 売 、〝 上 方 の爆 笑 王 〟 の異
かつら じやく じやく
名を持つ売れっ子落 語家「 桂 雀 々 」 師匠がご登壇く
だ さ い ま す 。 落 語 以 外 で もテ レ ビ 、映 画 、 舞台 な ど 多
きよう
分~ コンサート 郷みん,
方面で 活躍中です。
○午後7時
も や っ て 来 ます 。
○ 余 興 終了 後 ~ 妙法 寺 万 燈講 参 拝
余興終 了後には 、境内 にて妙 法寺万燈 講による 纏 万燈
まとい ま ん ど う
活 躍 さ れ て い る 民 謡 界 の 若手 ス ー パー ユ ニ ット が 本 年
内 は も と よ り 、 海 外 公演 も 成 功さ せ る な ど、 よ り 一層
様 が 「 津 軽 三 味 線 ・ 民 謡 ・ 踊り 」 をお 届 け し ます 。 国
毎 年大変 ご好評 を頂い ておりま す「 郷 みん, S」の皆
S
が 奉 納 さ れ ま す 。 皆 さ ま も 是非 一 緒 に 楽し ん で くだ さ
い。
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【別 紙のチラ シをご 参考く ださい】
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妙法寺だより
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浄心道場のご案内
月 2日( 日) 午 後3時 からの 浄心 道場は 、曹洞 宗の
ふじ い りゆう えい
派の傾向 があり、他 宗のお坊 さんと交 流するこ とに大変 アレル
ギーを感じていました。しかし、実際に他宗派の僧侶と交流し、
各宗 派の教義 に触れる と、学ぶ ことも多 く、また、 仏教を広 め
よう とする志の 高い僧侶 が多くい らっしゃい ました 。私自身、
日蓮宗や お題目 信仰への確 固たる信 仰や信念 を持ちなが らも、
他宗教や 他宗派へ の理解を深 めて行 く事も大事 ではない かと、
中に生きる私達にとってとても大
心は、ストレス社会、情報過多の
て、心や生き方も整うという禅の
形や振る舞いを整えることによっ
で は基本的に 座禅は 行いません が、
れる方も多いと思います 。日蓮宗
理念 や文化、 寺院の伝 統をオー ル仏教で 発信し、体 験しても ら
本 を訪れます 。オリ ンピックを 見て帰る だけでは なく、仏教 の
す。4年 後に迎える 東京オリ ンピック には、多 くの外国 人が日
っている のは事 実です。世界 から見 ると仏教は 一つに見 られま
面、私 達仏教も 紛争まで は起きない ものの、 宗派間で 対立し合
ぜ同 じ宗教に も関わらず 争うの か〟と感じ ます。し かしその 反
日 々、報道 されるイス ラム教 徒内での紛 争を見る たび、〝 な
近年感じる ようにな りました 。
事なことを教えてくれます。欧米
いた いと考えま す。
ミイは、昭和 年( 1938
)
に設立された、東京の代
方も 多いと思い ます。
フルネス に通じる 僧侶で、年 間40 0件以上の 法要、法 話や禅
々木上原にある日本最大
ご講師 の藤井 先生は、禅 の身体・ 哲学・社 会活動・マ インド
体験研修の 指導等を 行う座禅 ・瞑想のプ ロであ ります。是 非、
のイスラム教寺院(モス
宗 教や 宗 派 につ い て
最近 感 じ る こと
体 験にいらし てくだ さい。
【▲の写真】東京ジャー
など でも自己 啓発とし て取り入 れられて いることは 、ご存じ の
「日蓮宗なのに座禅?」と思わ
僧侶「藤井 隆 英 」先生をお招きし座禅体験を行います。
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ク)。今年3月に住職塾の
研修会で有志のお坊さん
達と見学に行って参りま
した。報道で見るような
過激なイメージはなく、
塾」 の参加をき っかけに 、宗派を 超えたお坊 さんと の縁が広が
案内し て頂きまし た。
モスクの仕組みを丁寧に
イス ラムの教義 をはじ め、
りました 。今ま では〝日蓮 宗以外は 認めない !〟っとい った宗
「 ぶっちゃ け寺」の出 演や宗 派を超えた研 修会「 未来の住職
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妙法寺だより
平 成 28年 9月
お 知 らせ
御 奉
奉 納
納
御
奉納 卒塔婆 建
奉納主 鈴木利 曷
壽匠院 法隆日 忠居士 位
慈 光院妙 諄日元 大姉 位
追善 菩提之 為
奉納 金 一 封
奉納 主 杉山 順三郎
本華 院豊 精妙鶴 日糸大姉 位
追善 菩提之 為
アン
ンケ
ケー
ート
トに
につ
つい
いて
て
ア
皆 様には、 アンケー ト調査に ご協力を 頂きまして 、心より 御
礼申 し上げま す。個人情 報の取 り扱いにつ いては厳 重かつ適 切
に管理致します。また、いただきました皆様方からのご意見は、
妙法寺の 運営と発展 のために 活かして 参ります 。
〝 あっ、う っかり忘 れちゃっ た〟とい う方でも、 受付てお り
ます ので、ご 提出のご 協力、よ ろしくお 願い致しま す。
墓地
地造
造成
成に
につ
つい
いて
ての
のご
ご連
連絡
絡
墓
妙法 寺 で は、 現 在、 裏山 墓 地の 北
側 の 造 成 工事 を 行っ て おり ま す。 年
内 に は 造成 工 事 を終 え 、年 明け よ り
付 帯 工 事を 行 い、 来 年春 よ り販 売 を
予定し ておりま す。
墓地 参 拝 にお い ては 、 ご不 便 やご
迷 惑を お か け致 し ます が、 ご 理解 と
ご 協 力 の 程、 よ ろし く お願 い致 し ま
す。
※ 秋 のお 彼 岸期 間 中に は 工事 を 一
時中断 致します。
妙法寺だよりが遅くなってしまったことのお詫びと言い訳…
今回 、 お 盆終 了 後 、北 海 道へ 2泊 3日 で、 僧侶 の研 修会 の講 師
としてお招き頂き行って参りました。初日は立正大学の教授先生、
2 日 目 は不 肖 なが ら も 私が 担 当さ せて 頂き 、妙法 寺の 取り 組み な
どを お 話 させ て 頂 きま し た。 3日 目に は宗 務総 長( 日蓮 宗の 行政
の ト ップ ) によ る 日 蓮宗 報 告会 が行 われ 、密 度の 濃い 3日 間で し
た 。今 回 の 講演 準 備の た め 、妙 法寺 だよ りの 編集 発送 が遅く なっ
てしまいましたこと、心よりお詫び申し上げます。
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妙法寺だより
平 成 28年 9月