ERPケイパビリティ分析評価サービス

ERPケイパビリティ分析評価サービス
経営を支える基幹ITを見つめ直すことで
解決すべき課題を明確化します
サービス概要
1990年後半～2000年台にかけて多くの企業に基幹システムと
して導入されたERP(Enterprise Resource Planning)パッケー
ジについて、導入当初のビジネス目標がどの程度達成されてい
るか、パッケージ機能の活用度合いや投資効果、契約形態や他
社と比較した運用保守コスト水準を客観的に把握することを目
的としたクイック評価診断を実施します。
将来の次期基幹システムの企画構想を行う前に、現状のERPの
利用実態とケイパビリティを確認し、目指すべき将来像との
ギャップを整理する目的に最適なサービスです。
活用ステップ
現状評価
分析
課題形成
企画構想
計画立案
あるべき姿
の定義
投資稟議
ﾍﾞﾝﾀﾞｰ選定
新ERP
導入
業務・IT
変革
企業のこのような課題を解決します
ビジネス目標の達成度
ブラックボックス化
した業務/ITの課題把握
コスト水準の把握

投資対効果として、導入当初に掲げたBPRによるビジネス目標がどの程度達成されているかわからず、将来の基幹
システム投資に向けての適切な課題設定と投資の妥当性が判断しにくい。

企業買収や統合、時間の経過によって業務やシステムがなぜそのような仕組みになっているか、導入時の検討背景
を確認するドキュメントがなく、ブラックボックス化した業務やシステム機能の本質的な課題が知りたい。

海外製のERPパッケージのライセンス料が高額だと認識しているが、自社の基幹システムの保守・運用に係るコス
トが他社と比べて高いかどうかわからない。
サービスの特長
TISのERPケイパビリティ分析評価サービスでは以下のような特長を持っています。

SAP ERPやOracle EBSなど様々なERP製品の豊富な導入実績と、保守運用までを担ってきたTISだからこそ、豊富
な他社事例をベースにした比較評価を可能にします。
短期間での分析評価

短期間で分析・評価を行うために、TIS独自の評価項目ごとの分析手法とドキュメントフォーマットを保有してい
ます。最短で2か月でのクイック診断を実現します。
多面的な評価項目

単なる関係者へのヒアリングや業務分析に終始せず、体系的な評価項目を用いた分析を行うことで、エンドユー
ザーの感覚だけではない多面的な利用実態を把握することが出来ます。
豊富なERP実績よる
ベンチマーク
〒160-0023 東京都新宿区西新宿8-17-1 住友不動産新宿グランドタワー
TEL：03-5337-4345 E-Mail：[email protected]
分析アプローチ
アプローチ
分析評価の項目の方針決めから開始し、分析結果の報告までを標準で2か月で整理します。
標準8週間
次フェーズ
ワークショップ
セッション
分析結果
報告
方針の共有
現状分析
企画・構想
マネジメント
インタビュー
情報収集・分析
整理結果の可視化
報告会の開催
評価項目・調査方法
の方針決め
課題ヒアリング
アンケート回収
課題の認識共有
今後の
アクションプラン
あるべき姿の
検討
グランド
デザイン
分析イメージ
多面的な分析指標による定量評価とヒアリングによる定性分析を用いて分析します。分析に際しては、貴社の情
報提供とヒアリングへのご参加をご協力いただきます。
課
題
仕
様
変
更
利
用
率
IT
目
標
達
成
度
評価結果 SAP導入目標達成度（1/2）
費
用
経
営
情
報
 SAP導入の際に掲げた目標は、7割以上達成されている。業務領域毎に見ると財務会計は高く、生産は
低い結果になっている。
[課題・改革テーマ分析]
課
題
利
用
率
費
用
経
営
情
報
5段階評価
4
業務領域
評価項目数
達成
ほぼ達成
一部達成
未達成
全体
59項目
31項目
6項目
10項目
12項目
74%
8項目
8項目
0項目
0項目
0項目
100%
財務会計
業
務
領
域
別
組
織
変
更
 各課題を発生時期およびSAPとの関連性で見ると、課題区分1および2に分類されている課題は、次期
基幹システムの方向性検討に優先的に対応すべき課題と認識している。
[導入時目標の達成状況]
※詳細は、｢Appendix2_業務領域別評価結果｣をご参照
達成度
管理会計
7項目
3項目
0項目
3項目
1項目
68%
仕入購買
11項目
7項目
2項目
1項目
1項目
84%
生産
15項目
3項目
3項目
3項目
6項目
55%
販売物流
18項目
10項目
1項目
3項目
4項目
70%
[環境変更への柔軟性]
課題分布図
SAPとの関連性が高い
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課題区分：1
経営情報作成
13 製造データの
都度入力
8
14 製造デ－タ
入力の負荷低減
17 BWの活用度
が低い
18
5
仕様変更発生状況
課題区分：2
1
15 特注品納期
回答の短縮
4
財務・管理
会計の不一致
3
子会社
情報管理
7 周期マスタ
メンテナンス
複雑な配賦
要件の対応
12 品目マスタ
メンテナンス
18 与信管理
の明確化
2
16
販売見通し
11
19
利
用
率
費
用
経
営
情
報
組
織
変
更
5段階評価
SAP導入後に発生し、SAPにより解決
できていない課題
9 資材所要量
計算結果（樹脂）
SAP外での
購買発注
仕
様
変
更
課
題
 仕様変更の件数を年度別で見ると導入直後の2004、2005年度を除き、ここ数年間で年間約12件の仕
様変更が発生している。同業他社より件数が少なく、現行業務ではSAPが安定的に機能している。
評価項目
SAP導入前から存在し、SAPにより解
決できなかった課題
6
目
標
達
成
度
評価結果仕様変更発生状況（1/2）
IT
評価結果現時点の課題発生状況（2/2）
仕
様
変
更
IT
目
標
達
成
度
評価項目
SAP導入目標達成度
組
織
変
更
※詳細は、｢Appendix2_業務領域別評価結果｣をご参照
年度別仕様変更件数推移
標準原価の
処理時間
100
80
海外への
購買発注
60
運賃等の
按分作業
40
20
SAP導入前
SAP導入後
課題区分：3
SAP導入前から存在したが、SAPとの関
連性が低い
0
課題区分：4
SAP導後に発生したが、
SAPとの関連性が低い
5
原価差額
分析
10
期末の
単価見直し
※
※
SAPとの関連性が低い
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2004年度 2005年度 2006年度 2007年度 2008年度 2009年度 2010年度 2011年度 2012年度 2013年度
合計
86
25
17
SLA外の件数
42
21
14
14
5
6
6
15
3
13
11
9
8
6
7
2
44
4
3
1
8
3
2
2
2
5
20
20
20
20
20
20
20
20
20
20
他社平均は、｢Appendix1_市場動向及び他社事例｣（SAP他社事例(TIS)）に記載のA、B、C3社の平均値を抽出
A、B、C3社の企業情報は、｢Appendix1_市場動向及び他社事例」の「SAP他社事例(TIS)」をご参照
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21
6
SLA内の件数
他社平均
22
[投資回収・コスト分析]
課
題
仕
様
変
更
利
用
率
IT
目
標
達
成
度
評価結果 IT費用分析（3/5）
費
用
経
営
情
報
組
織
変
更
次フェーズ実施計画概要 IT費用のシミュレーション
 以下は、2004年～2013年のSAP費用明細であり、その内、SLAの年間費用は約4千5百万となってい
※単位：百万円
る。
費用区分
2004
2005
SAP導入
ﾗｲｾﾝｽ
追加
68.9
導入費用
695.3
開
発
費
用
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
IT費用のシミュレーション
0
0
42
21
14
5
6
3
13
9
6
2
・費用
16.8
8.4
5.6
2
2.4
1.2
5.2
3.7
1.7
0.8
A案
開発費用合計
712.1
2.4
131.2
0.8
他ERPに
切替える
SLA外の仕様変更
・件数
0
130
0
3.7
0
1.7
5.6
2
57.6
51.6
51.6
46.4
45.4
45.4
43.2
40.8
45
19.7
27
30
32.5
29.7
29.1
29.1
29.1
29.1
その他（ハードウェア、
ハウジング等）
ー
18
19.2
19.2
19.2
24.8
22.3
22.3
22.3
22.9
保守費用合計
ー
95.3
97.8
100.8
98.1
99.9
96.8
94.6
92.2
97
SAP費用合計
712.1
172.6
103.4
102.8
100.5
231.1
102
98.3
93.9
97.8
導入費用
開
発 SLA外の仕様変更
周
費
辺
用・件数
シ
・費用
ス
テ費保 SLA費用（PADC）
ム用守
SLA費用（QUARTET）
ー
ー
ー
ー
SAP
77.3
ー
ー
SAP周辺費用合計
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ー
ー
ー
1
0.4
ー
ー
2.5
1
1.61
2.7
ー
2.5
代理店受注システム⇒
イベント費用
（予測）
年間保守費用
B案
17
イベント費用
（予測）
SAPを
継続利用
1
0.37
2.5
2014 2015 2016
2020
2030※
0
SLA費用
QUARTET⇒ 107
PADC⇒ 47
ー
3
ー
1.2
ー
ー
2.7
5.2
0
ライセンス保守費用
保
守
費
用
 以下は、次期基幹システムを15年以上に利用すると仮説定義した場合、IT投資トータル費用のシミュ
レーション結果となる。
2013
V.up
年間保守費用
2.5
2.5
2.5
ー
ー
5.4
5.4
5.1
5.1
5.1
5.1
5.1
5.1
ー
ー
163.3
8.5
7.6
9.21
7.6
7.97
7.6
7.6
新システム
の導入
500M
（仮）
100
M
利用開始
2030まで
A案を採用した場合は、より早期に他システムへ切
替えることでIT費用の削減効果が大きくなる。
100
M
SAP利活用度
の改善
SAPバージョン
アップ
130M
（仮）
70M
（仮）
100
M
合計約
14.5億
750M（仮15年間＊50M/年間）
100
M
B案を採用した場合は、サー
ビス内容の見直しを含めた保
守費用の削減を検討する必要
がある。
150M（仮15年間＊100M/年間）
2030まで
[将来投資
シミュレーション]
合計約
19億
※ERP研究推進フォーラムの調査によると約2割の企業は導入した基幹システムを15年以上利用している。
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27
38
評価項目と分析手法
体系的な評価項目に基づく定量・定性分析によって、意思決定のための総合的な判断材料を提供します。
評価項目は、標準評価項目以外にもリクエストに応じて、Balanced Score CardやCOBITなどのフレーム
ワークを活用した評価項目体系などを用いて網羅性を担保した分析にも対応します。
Quality



ビジネス目標貢献度
ERPの業務活用度
課題・改革テーマ分析



マネジメントインタビューやKPI分析による分析
業務プロセス一覧、ERPトランザクション分析による業務のIT効率化分析
関係者インタビューやアンケート（顧客・社内）による改善テーマ抽出
Cost



システム保守・運用コスト
将来投資シミュレーション
障害／仕様変更／問い合わせ分析



IS部門の部門コスト情報、契約情報分析によるコストベンチマーク分析
業界別の技術ロードマップに基づく、将来発生投資とコストのシミュレーション
仕様変更のCTC/RTC分析（※）による
Delivery



決算業務の早期化
オペ―ション活動分析（ABC)
組織変更への対応スピード評価



決算スケジュールやプロセス分析に基づく、ボトルネック調査
ERPを利用する日常業務のビジネストランザクションボリュームと機能別工数分析
組織変更時の対応手順やリードタイムによるビジネス環境への柔軟性評価
※1 RTC：業務を支えるコスト〔Run the company〕/ CTC：変革するためのコスト〔Change the company〕
〒160-0023 東京都新宿区西新宿8-17-1 住友不動産新宿グランドタワー
TEL：03-5337-4345 E-Mail：[email protected]

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