定例記者会見（平成２８年 ９月５日（月）１２：００） 会見場所：市政記者室 ①環境省委託事業「地域連携・低炭素水素技術実証事業」について （環境政策課） 環境省委託事業「地域連携・低炭素水素技術実証事業」についてでご ざいます。 この事業の概要は、周南コンビナートに立地する苛性ソーダ工場から 発生する未利用・高純度の副生水素を回収して、周南地域で燃料電池車 や燃料電池バス、純水素燃料電池に利用するとともに、当該水素を液化 しまして、下関地域に輸送して、同様に利用する地域モデル実証を行う ものであります。 実施予定年度は、平成２７年度から３１年度までの５年間で、事業経 費は全体で１５億円、うち下関分は約３億円です。 事 業 の 実 施 体 制 に つ き ま し て は 、代 表 申 請 者 と し て 株 式 会 社 ト ク ヤ マ 、 共同実施者として東ソー株式会社、山口県、周南市、下関市の５者がコ ンソーシアムを組織して、当実証事業に取り組んでまいります。 実施スケジュールにつきましては、平成２８年１０月に簡易型水素供 給設備等の設置工事に着手して、平成２９年度上半期の完成を目指して 工事を進める予定です。当該設備の完成後、燃料電池自動車等の本格的 な実証を始める予定であります。 本 市 で の 実 施 場 所 に つ き ま し て は 、下 関 市 大 和 町 一 丁 目 の 下 関 水 産 会 館 跡地を予定しております。また、実証内容につきましては、燃料電池自 動車等の利活用によるＣＯ２排出量削減効果等の検証を行うこととして おります。 予 算 措 置 の 状 況 に つ き ま し て は 、簡 易 型 水 素 供 給 設 備 設 置 工 事 等 の 経 費 と し て 、平 成 ２ ８ 年 度 分 歳 出 ５ ，３ ５ ０ 万 円 、平 成 ２ ８ 年 度 か ら ３ １ 年 度 ま で の 債 務 負 担 行 為 ２ 億 ９ ０ ０ 万 円 を 、環 境 省 委 託 費 に 基 づ く「 地 域 連 携・低 炭 素 水 素 技 術 実 証 事 業 受 入 金 」を 財 源 と し て 、平 成 ２ ８ 年 第 ３ 回定例会に補正予算として提案させていただいております。 これから国において将来的な水素社会の到来を見据えて様々な取組 を進めるなか、本市としても温室効果ガスの削減とエネルギー問題につ いて同時に解決することができる水素技術の普及に向けて取組を進めて まいります。
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