Jharkhand 州 石炭競売にてロイヤルティ収入を見直す

インド:Jharkhand 州 石炭競売にてロイヤルティ収入を見直す
2016 年 9 月 1 日掲載
8 月 19 日付けの地元報道によると、Jharkhand 州政府は、最近の炭鉱競売の成功にて、毎年 550 億ルピ
ーのロイヤルティ収入を目指している。
炭鉱の借用期間は 30 年間であり、Jharkhand 州政府は、今後 30 年間で合計 1 兆 5,000 億ルピーの収入
を得る。石炭省(MOC)は、31 石炭鉱区の競売を 3 回に分けて行い、うち Jharkhand 州では 10 石炭鉱区
が競売対象であった。
Jharkhand 州政府は、2015-2016 年度は、ロイヤルティ収入目標 550 億ルピーの 86.74%(477 億ルピー)を
受け取った。Jharkhand 州政府は、2015 年の早い時期にロイヤルティ収入目標は 450 億ルピーとしたが、
中央政府による石炭鉱区の割当てがあり、その後、上方修正していた。
2015-2016 年度、炭鉱からのロイヤルティは 271.8 億ルピー(全体ロイヤルティの約 57%相当)、一方、炭
鉱競売でのロイヤルティは 45.2 億ルピーで、炭鉱からの合計ロイヤルティ収入は 317.0 億ルピーであった。
Jharkhand 州は、2013 年インド鉱物年鑑(Indian Minerals Yearbook 2013)によると、12 石炭地区(176
石炭鉱区)を保有、全体埋蔵量 807.0 億トン(確定埋蔵量 411.5 億トン、概測埋蔵量 329.8 億トン、予測埋蔵量 65.5
億トン)。石炭の大部分はコークス炭で、国内製鉄、製鋼、セメントにて使用される。
(石炭開発部 辻
誠)
おことわり:本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構としての見解を示すものではありません。正確
な情報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能性もあります。本レポートに基づきとら
れた行動の帰結につき、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構及びレポート執筆者は何らの責めを負いかねます。なお、本資料の
図表類等を引用等する場合には、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願
い申し上げます。