概要② ■都市計画マスタープラン(全体構想・地域別構想)改定素案の概要 Ⅰ 改定の背景 ◆社会潮流 ○人口減少・少子超高齢社会 ○持続可能なまちづくり 〇安全・安心なまちづくり ◆上位計画等の改定 ○加古川市総合計画 ○都市計画区域マスタープラン ◆改定の方向性 ○拠点連携・集約型都市構造 ○計画的な土地利用の推進 ○適時適切な都市計画の見直し ○都市基盤の計画的な整備推進と 維持管理更新 ○都市基盤整備の進捗を踏まえ、整備 ○持続可能な地域公共交通網の形成 ○総合治水対策の推進 〇都心副都心の都市機能の充実 Ⅲ Ⅱ 目指すべき都市像 ◆目標年次 ・平成 32 年(2020 年) (平成 27 年を基準とし、概ね 20 年後の姿を展望) ◆加古川市の特性 ①3層構造+シンボル加古川 ②豊かな自然空間 ③多様性のある都市 ◆都市計画上の主要課題 ○都心・副都心の機能強化 ○まとまりのある地域拠点や 生活圏の形成 ○自然との共生 ○魅力的な居住環境の形成 ○産業活力の保全・育成 ○幹線道路ネットワークの形成 【将来都市像】 「いつまでも住み続けたいウェルネス都市 加古川」 (安心、心豊か、うるおい、にぎわい、快適) 【まちづくりの基本的な方針】 ○都心・副都心の都市機能の充実・強化 ○地域拠点の魅力向上と地域特性を活かした生活圏の形成 ○各都市拠点間のネットワークの充実・強化 ○安全で快適な生活基盤の整備と適正な維持管理・更新の推進 ○多様な水辺と緑のあふれる美しいまちづくりの推進 ○豊かさと活力のある持続可能なまちづくりの推進 ○既存の都市資源を生かしたソフト施策の充実によるまちづく りの推進 ○市民と行政との協働によるまちづくりの推進 【将来の都市構造】 「まとまりとつながり」を重視した 持続可能な都市構造 (拠点連携・集約型都市構造) ◆地域 (3層構造) 北部、南部及び中央部、臨海部 ◆シンボル 加古川 ◆拠点 都市拠点、行政サービス拠点、 生産・流通等の拠点、レクリエーション拠点 ◆軸 広域連携軸 南北軸、東西軸 市内連携軸 南北軸、東西軸、環状軸 アメニティ軸 中心軸、環状軸 ◆将来人口フレーム ・平成 32 年で概ね 265,000 人 (総合計画に整合) 〔現行マスタープランからの変更点〕 今後、一層進展する人口減少・高齢 化等に対応するため、上位法令及び上 位計画と整合を図りながら、各方針を 変更している。 ◆主な変更点◆ ○拠点連携・集約型都市構造を明記 ○空き家、空き地の解消・利活用につ いて明記 ○都市施設及び公共施設の計画的・効 果的な維持管理・更新を明記 〇適時適切な都市計画の見直しを明記 ○総合治水対策の推進を明記 都市整備方針(全体構想では市域共通の事項を記述、地域別構想では地域毎に分け詳細に記述) 1.土地利用の方針 基本的な方向性 ①無秩序な市街化の防止と抑制 ②都心・副都心の都市機能の強化と土地利用の高度化 ③安全・安心で良好な居住環境の形成 ④操業環境の保全・育成 ⑤田園環境および自然環境の保全・活用 基本方針(主なもの) 【市街化区域】 ・商業系:都心・副都心における都市機能の集約強化 地域ごとの特性にふさわしい拠点の形成 ・工業系:住工混在地区における住工分離、共存の誘導 新たな産業用地の確保を検討 ・公共・公益系:地域の実情に応じた公共施設の適正配置 ・沿道系:沿道サービス施設の適切な誘導 郊外への大規模集客施設の立地抑制 ・住居系:主要駅周辺での中高層住宅の誘導 基盤整備が未熟な未利用地や既存集落の良好な居住環境の 保全・育成 ・その他共通:空き家・空き地を活用した都市空間の確保による居住環境 の改善 【市街化調整区域】 ・田園環境保全地区の無秩序な市街化の抑制 ・自然環境保全地区の都市近郊の有効な自然環境の保全・活用 ・既存住宅地区における地区計画制度を活用した居住環境の保全 ・集落地域整備事業区域の居住と農業の環境保全 ・幹線道路沿道の開発の適切な規制・誘導 ・政策課題に対応する計画的大規模開発、公共公益開発につい ては各制度等を活用し、適正な土地利用を図る 2.基盤施設整備の方針 2-1【交通施設】 基本的な方向性 ①体系的な幹線道路整備の推進 ②都心・副都心への良好なアクセスの確保 ③身近な道路整備の推進 ④歩行者・自転車利用ネットワークの形成 ⑤交通結節点機能の強化 ⑥公共交通機能の充実・ネットワークの形成 ⑦適時・適切な都市計画の見直し 基本方針(主なもの) ・播磨臨海地域道路の早期事業化 ・市内の環状道路網の形成 ・狭あい道路や接道不良などの解消 ・道路施設等の適正な維持管理・更新 ・公共交通の再編、地域の実情に応じた移動手段の充実 ・幹線道路ネットワークの再編 2-2【上水道および下水道施設】 基本的な方向性 ① 各計画に基づく上下水道施設の適正な維持 管理、老朽施設更新と合わせた計画的な 耐震化や整備 ②生活排水処理計画、公共下水道事業計画等による生活 排水処理率の向上 ③市街化調整区域における地域の実情に対応した生活 排水処理の促進 基本方針(主なもの) ・上下水道施設の適正な維持管理 ・市街化区域の下水道施設の計画的な整備 ・市街化調整区域の生活排水処理率の向上 ・総合的な治水対策の推進 3.水と緑のまちづくりの方針 基本的な方向性 ①水辺空間の保全・活用 ②緑地の保全 ③市民に身近な公園整備の 推進 ④市街地の緑化の推進 ⑤水と緑のネットワーク化 の推進 基本方針(主なもの) ・シンボル加古川の重点的な 保全・充実 ・湖沼、ため池等の自然環境 保全と活用 ・北部丘陵、平荘湖、権現湖 等のレクリエーション活用 ・市街地内の緑地や農地、里 山等の保全・活用 ・市民ニーズに対応した公園 整備と施設のリニューア ル ・公園等の民間活力の導入検 討 ・都市計画公園の見直しや再 整備を推進 ・市街化区域内農地の保全・ 活用の検討 4.景観形成の方針 基本的な方向性 ①景観まちづくりの推進 ②景観資源の保全・活用と 地域の個性化 ③公共施設、公共空間、民 有地での効果的な景観形 成の推進 基本方針(主なもの) ・主な景観資源について、景 観形成地区等の指定を検 討 ・多様な地域資源を再認識す る景観まちづくりの推進 ・都心・副都心におけるまち の顔づくりの重点的推進 ・幹線道路沿道の、周辺と調 和した秩序ある景観形成 ・工場景観の緑化等による景 観形成 ・屋外広告物のさらなる整序 による秩序ある景観形成 ・市の原風景とも言える田園 と集落の景観保全 5.市街地整備の方針 基本的な方向性 ①都心・副都心における市 街地整備の推進 ②市街化区域における基盤 整備の推進 ③密集市街地における防災 基盤整備の推進 ④都市基盤が整った地区に おける良好な居住環境の 保全・育成 基本方針(主なもの) ・都心・副都心にふさわしい 市街地整備事業の推進 ・市街地整備重点地区におけ る、地区特性に応じた市街 地の整備・改善の推進 ・スプロール市街地や工場跡地等 の適正な市街化誘導 ・基盤整備が未熟な未利用地の良好な居 住環境の確保 ・密集市街地の住環境整備 ・地区計画制度等の活用よる 主要生活道路の整備 ・土地区画整理事業予定区域 の適切な見直し ・空き家、空き地を活用した 都市空間の確保 6.防災まちづくりの方針 基本的な方向性 ①交通ネットワークの多 元・多重化 ②体系的な防災拠点の整備 ③安全・安心な生活圏の形 成(都市基盤整備や水と 緑の空間整備など) ④災害危険地区の対策の推 進 ⑤建築物などの耐震・不燃 化の促進 ⑥総合治水対策の推進 基本方針(主なもの) ・交通ネットワークの多重化(幹線 道路や鉄道駅等の整備) ・交通ネットワークの多元化(港湾 やヘリポート等の確保) ・防災拠点・避難地の体系的 整備 ・密集市街地における、民間主 体のまちづくりの取組支援 ・民間建築物の個別建替によ る耐震・不燃化促進 ・総合治水対策の推進 ・地域防災の促進 1
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