PRESS RELEASE

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上智大学 SOPHIA UNIVERSITY
〒102-8554
東京都千代田区紀尾井町 7-1
www.sop hia .ac .jp
2016 年 9 月 1 日
報道関係各位
上智⼤学のアンコール・ワット遺跡保存修復活動を ANA グループが支援
世界遺産保護に取り組む現地での人材養成をサポート
9月1⽇、成⽥=プノンペン定期直⾏便就航を機に、ANAグループが「アンコール・ワット⻄参道修復⼯事サポーター」として、本学
のアンコール・ワット遺跡保存修復活動を⽀援する運びとなりました。
本学では「カンボジア⼈による、カンボジアのための、アンコール・ワット遺跡保存修復」を国際協⼒の哲学として掲げ、1996 年カン
ボジア王国・シェムリアップ市に「アジア人材養成研究センター(所⻑:⽯澤良昭 元上智⼤学⻑)」を開設しました。以来 20 年に
わたり、同国の世界遺産アンコール・ワットの現場で、遺跡の保存修復に携るカンボジア⼈の⽯⼯や遺跡保存官などの⼈材育成を
⾏っています。世界初のユネスコ公式サポーターとして、世界遺産保護などの啓発活動に取り組む ANA グループは、「観光資源と
しての保全」・「現場での人材育成」につながる本学の取組みに賛同し、同グループの CSR 活動の一環としてこれを支援します。
ANA グループは本活動に係る日本=プノンペン間の航空券の提供や、『翼の王国』などの自社媒体を通じたアンコール・ワット保全
活動に関する啓発活動などを⾏います。また、本学は 20 年の活動で構築したカンボジアでのネットワークを活⽤し、現地社会情勢
や文化事情について共有することで ANA グループのカンボジアでの活動をサポートします。
現在、本学とカンボジア王国政府アンコール地域遺跡保存整備機構(アプサラ機構)は、アンコール・ワット⻄参道修復第2期
工事(2016〜2020 年)に共同で取り組んでいます。アンコール・ワット⻄参道修復第2期⼯事は 2016 年 5 月 9 日に起工
式を⾏い、東京オリンピック・パラリンピック開催年である 2020 年の完成を⽬指しています。今後、本学と ANA グループは、アンコ
ール・ワット遺跡保存活動に関わるイベントなどの啓発活動を通じて、⻄参道修復と現地での⼈材育成のため、継続的な⽀援が
可能となる体制を構築していきます。
参考
1)アンコール・ワット⻄参道修復⼯事
⻄参道はアンコール・ワットの表⽞関に位置する全⻑ 200 メートルの参道です。「第 1 期工事(第 1 工区 100m)」は 2007 年
に完成しました。今回の「第 2 期⼯事」は⽇本国政府外務省の ODA(⼀般⽂化無償資⾦協⼒、9470 万円)の修復機材
整備⽀援も受けて、未修復の第 2・第 3 工区 100mの完成を目指すものです。
2)上智大学アジア人材養成研究センターの取組み:18 名のカンボジア⼈留学⽣が学位取得
本学では遺跡保存分野での活躍を⽬指すカンボジア⼈留学⽣を積極的に受け⼊れています。これまでに18名(博士7名、
修士 11 名)が学位を取得し、現在は各専⾨分野のポストで⺟国カンボジアにおいて活躍しています。
報道関係のお問合せ:上智大学広報グループ
TEL:03-3238-3179 E-mail:[email protected]