「東海道図屏風」修復事業

平成 28 年 8 月 29 日 市長定例記者会見資料
「東海道図屏風」修復事業
1 静岡市所蔵の「東海道図屏風」とは
(1)屏風の概要
・静岡県指定文化財(平成 20 年 11 月 11 日指定)
・六曲一双(屏風の数え方で、六つ折りの屏風が左右で一対となっているもの)
幅:右 296.4cm・左 296.6cm 高さ:123.5cm
・狩野派の絵師により描かれたと推定される。
・右上に江戸、左上に京都を配し、三段で江戸から京都までの東海道の宿場や名所旧跡
が描かれている。
・東海道を描いた屏風は江戸時代前期頃を中心に作られ、本市の屏風も 1600 年代後半
~1700 年代初期の制作であると推定される。
(2)屏風の由来
・名誉市民、第 1 号であるエミリー・マーガレッタ・マッケンジー氏が、昭和47年に
アメリカへの帰国に際し、収集品を静岡市へ寄贈した資料のなかの一つです。
※エミリー・マーガレッタ・マッケンジー氏
夫を助け本県特産の茶の輸出に尽力したことに加え、戦後は乳児院の設立や日赤の
奉仕活動に資材を投じるなど社会福祉の向上にも寄与し、昭和 34 年に名誉市民と
なった。
東海道図屏風(全体の写真)
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