高崎産﹁ う ん ま い も ん ﹂売 り込み大作戦。

頑張る農業者の皆さんを応援する市の支援制度
高崎市は、市内農業者のチャレンジを応援します。
店に対する助成制度もあります。
申請には事前相談が必要です。補助金の交付を希望
する人は、事業内容や計画の分かる資料(見積書や事
●補助金額=定額(上限 30 万円)
高崎産農畜産物販売拡大奨励金
6次産業化等推進事業補助金
高崎そだち情報サイト活用事業補助金
生産から加工、流通・販売までに取り組むための活
動費や商工業者と連携した商品開発に係る経費 高崎産農畜産物「高崎そだち」を PR するため、民
間事業者の情報サイトなどに掲載する際に係る経費
●補助金額 ハード事業=対象となる経費の 5 分の
4 以内(上限 1,000 万円)ソフト事業=定額(上限
500 万円)
●補助金額=基本料金などの固定費の 5 分の 4 以内
(上限 5 万円/月)
●補助金額=定額(上限 200 万円)
い と 考 え た 福 田 さ ん は、 6 年 前、
ま す。 あ の 頃 の﹁ 味 ﹂ を 再 現 し た
て、 本 当 に お い し か っ た ﹂ と い い
田 さ ん 。﹁ 香 り が 良 く て コ シ が あ っ
どんが食卓に並んだという福
どもの頃には毎晩のようにう
を活用しています。
市のブランド商品開発事業補助金
ち に 知 っ て も ら い た い と、 今 年、
高 崎 産 の 小 麦 粉 を、 国 内 外 の 人 た
質 は 全 国 で も ト ッ プ ク ラ ス。 こ の
作 る こ と に 成 功 し ま し た。 そ の 品
て、 タ ン パ ク 質 を 多 く 含 む 小 麦 を
A S 認 定︵ 有 機 栽 培 の 生 産 物 と し
て農林水産大臣が認めた規格︶を
目 指 す 小 麦 粉 の 条 件 は﹁ ど れ だ
けのタンパク質が含まれている
しくて安心安全な高崎産の小麦を
今 後 は さ ら に 生 産 性 を 上 げ、 お い
リ ア し て い る ﹂ と 語 る 福 田 さ ん。
売について問い合わせがあるとい
か ﹂。タ ン パ ク 質 が 粉 の﹁ 甘 味 、風 味 、
い ま す 。﹁ E U の 小 麦 の 基 準 値 も ク
そしてコシを出す﹂と福田さんは
広めていきたい考えです。
取得しました。
現 在、 首 都 圏 の 製 粉 業 者 や 遠 く
ヨーロッパの店舗からも小麦の販
麦 畑 の 土 づ く り か ら 始 め 、 有 機J
福田有機ファーム・福田敬一さん︵井出町︶
その先を見据え
高崎産の小麦粉を世界へ
高崎産うんまいもん ︱ UNMAIMON ︱
高崎産﹁うんまいもん﹂売り込み大作戦。
高 崎 に は 全 国 に 誇 れ る 農 畜 産 物 が あ り ま す。
例えば、箕郷・榛名地域の梅。
その収穫量は東日本一です。
榛名といえばプラム・桃・梨など
フルーツの産地でもあります。
群馬地域の国分ニンジンや国府白菜
倉渕地域のはんでえ米やミョウガ、ナメコ
そして吉井地域のキュウリなど
どれも自慢の
﹁高崎産﹂
です。
こうした
﹁うんまいもん﹂
を
育んでいる皆さんは
より良い品質を求めるのはもちろん
新たな製品に加工したり
より魅力的なパッケージデザインを考えたり
日々努力を重ねています。
市は、高崎産の
﹁逸品﹂
をもっと売り込むため
農業者の皆さんの
取り組みを応援しています。
地域に適した新品種や新商品の開発、PR 活動に対
する経費
episode 1
今回号ではこれらの皆さんの取り組みや
高崎産農畜産物を取り扱う首都圏の小売店に対する
奨励金
●補助金額=高崎産農畜産物の総売上高の 5%(1 店
舗あたり上限 100 万円/年)
ブランド商品開発事業補助金
子
高崎産うんまいもん ― UNMAIMON ―
市の支援についてご紹介します。
問い合わせは農林課︵☎321・1317︶へ。
地元農畜産物消費拡大事業補助金
高崎農業の将来を考える研究会補助金
●補助金額=定額(上限 3 万円)
2016.9.1(
2016.9.1
(2)
(3)高崎市役所☎ 027-321-1111
地元農畜産物や、その加工品の消費拡大を図ること
を目的に、イベントなどに出展した団体に対する補助
業計画書など)を用意して、農林課へ問い合わせてく
ださい。
エピソード
い い ま す。 独 自 の 有 機 農 法 に よ っ
独自の有機農法で高い付加価値のついた小麦に
市の農業の将来についての調査・研究に係る経費
市は、農業者を支援するさまざまな助成制度を設け
ています。首都圏における消費拡大を図るため、小売
episode 4
エピソード
自社産の豚肉とうどんを使って
地域活性につなげるブランド化
地
episode 2
エピソード
ラベルをリニューアル、
お客さんに好評
新しいリーフレットは名刺代わりに
飼料を製造しているイーブリッジ㈱は、その飼料の効果を伝えるため、
10 年ほど前から養豚業を営んでいます。昨年、豚肉を販売する他、うどん
を群馬県産小麦を使って自家製で打ち、肉汁うどんなどを提供する直営店
も始めました。今年、
「店があるこの地域からもっと榛名山麓を元気にした
い」と、市のブランド商品開発事業補助
金を活用し、豚肉を「榛名十文字ミート」、
ロゴマークの作成で、
ブランド化を推進
episode 5
エピソード
うどんを「十文字うどん」としてブラン
もともと梅農家で梅干しなどを作っていましたが、平成 19 年からは
ト化に着手しました。認知度が徐々に高
果物や野菜を使ったジャムなどの加工・販売も手掛けるようになった島
まり、市外から訪れるファンも。地元の
方ファーム。イチジク・ブルーべリー・ゆず・栗・サツマイモなど数多
人と関わりあいながら十文字地区の活性
くの作物を作っています。昨年、市のブランド商品開発事業補助金を利
化につなげていきます。
用して、これまでの写真を使った手作りのラベルを、統一感のあるデザ
イーブリッジ㈱(十文字町) 品質の良い自社製飼料で養豚業を営む
インにリニューアル。お客さんからも好評を得ています。ミニトマトの
ドライチップを試作するなど、新たな商品開発に挑戦中です。
自慢の商品を手にする島方勝代さん
販路を広げる新商品の製造
島方ファーム(箕郷町富岡)
新たな一歩を踏み出すきっかけに
苗の育ち具合の確認に来た
西山賢治さん
(左)
と慶彦さん
イチゴと梅の加工・販売を始め、23 年目の
西山農園。接客の中、年間を通してイチゴを
食べたいというニーズを感じていました。ジャ
ムやスムージーなどにも利用できるように冷
凍イチゴの商品化を息子の慶彦さんが提案。新
たな客層の獲得、収入の安定を期待し、事業
の拡大を決意しました。今年、市の 6 次産業
化等推進事業補助金を活用し、製造場の整備
やパッケージのデザインを進めています。
エピソード
メイド・イン
素材・栽培・味にこだわる
タカサキ
episode 6 贈答用箱・ラベルのデザインを作成
愛着あるマークを
新たなデザインに生かす
の
挑戦
agriculture in Takasaki
made in Takasaki
ブルーベリーの木を手入れする齋藤勝彦さん
就農して 4 年目のフルーツオンザヒル。昨年、市の 6
次産業化等推進事業補助金を利用し、乾燥機や冷蔵庫、作
業台などを購入。ドライフルーツの加工施設を整備しまし
約 150 年の歴史を持つ悴田梨園。近年はプラムや桃などの栽培
た。果樹の付加価値を高めたい、可能性を広げたいと新商
も行っています。今年、市のブランド商品開発事業補助金を利用し、
品の開発に取り組んでいます。商品には自社生産か群馬県
贈答用の箱のデザインをリニューアルしました。以前から使用され
産のものを優先して使用し、現在はブドウの新商品を試作
てい
て
る 「悴田梨園といえばコレ!」とい
ている、
(5)高崎市役所☎ 027-321-1111
農業者
果物の加工施設とデザインに活用
西山農園(上里見町)
エピソード
新しい箱に果物を詰める悴田美智子さん
episode 3
助成制度の活用事例 を紹介します。
中。今後はサツマイモやイチジクの栽培にも取り組みます。
うマークを生かしたパッケージデ
農園内に併設するカフェでは、フローズンアイスやスムー
ザインを作成。梨園の案内リーフ
ジー、ジュースなどを販売。地元の人はもちろん、市外の
レットやジャムのラベルも併せて
人もリピーターとなり、人気を呼んでいます。多くの人が
作成しました。
訪れる観光農園として、吉井地域の活性化を目指します。
悴田梨園(下里見町)
㈱フルーツオンザヒル(吉井町小串)
2016.9.1(4)