契約書(案)(PDF:173KB)

別記様式第6号-2
収入
印紙
県営(有)林事業委託契約書
委 託 番 号 平成28年度
第1号
委 託 名 称 角井県営林委託事業
県 営 ( 有 ) 林 名 角井県営林
事 業 場 所 東近江市百済寺町
1
事業内容
別冊の設計図書・図面および仕様書による。
2
事業委託料
○○,○○○,○○○円
うち取引に係る消費税および地方消費税の額
3
伐採木売買代金
○○,○○○,○○○円
うち取引に係る消費税および地方消費税の額
4
○,○○○,○○○円
○,○○○,○○○円
履行期間
平成
28年
月
日
から
平成
29年
3月
24日
まで
5
伐採木搬出期限
平成
6
契約保証金
免
29年
3月
24日
まで
除
上記の委託事業について、発注者と受注者は、各々の対等な立場における合
意に基づいて、別添の各条項によって委託契約を締結し、信義に従って誠実に
これを履行するものとする。
本契約の証として本書2通を作成し、当事者記名押印の上、各自1通を保有
する。
平成
28年
発注者(契約担当者)
受注者(受託者)
月
日
住
所
滋賀県大津市京町四丁目 1 番 1 号
氏
名
滋賀県知事
住
所
氏
名
三日月
大造
(権利義務の譲渡等)
第1条
受注者は、この契約により生ずる権利または義務を第三者に譲渡し、または継承
させてはならない。ただし、あらかじめ、発注者の承諾を得た場合は、この限りではな
い。
2
受注者は、委託目的物を第三者に売却もしくは貸与し、または抵当権その他の担保に
供してはならない。ただし、あらかじめ、発注者の承諾を得た場合はその限りでない。
(一括再委託の禁止)
第2条
受注者は、事業の全部または大部分を第三者に再委託させてはならない。
(監督職員)
第3条
発注者は、監督職員を置いたときは、その職氏名を受注者に通知しなければなら
ない。監督職員を変更したときも同様とする。
2
監督職員は、この契約書の他の条項に定めるものおよびこの契約書に基づく発注者の
権限とされる事項のうち発注者が必要と認めて監督職員に委任したもののほか、設計図
書に定めるところにより、次に掲げる権限を有する。
(1)契約の履行についての受注者または受注者の現場代理人に対する指示、承諾または
協議
(2)設計図書に基づく事業の実施のための詳細図等の作成および交付または受注者が作
成した詳細図等の承諾
(3)設計図書に基づく工程の管理、立会い、委託事業の実施状況の検査(確認を含む。)
3
前項の規定に基づく監督職員の指示または承諾は、原則として、書面により行わなけ
ればならない。
4
発注者が監督職員を置いたときは、この契約に定める請求、報告、申出、承諾および
解除については、設計図書に定めるものを除き、監督職員を経由して行うものとする。
この場合において、監督職員に到達した日をもって発注者に到達したものとみなす。
(着手届)
第4条
受注者は、契約を履行するにあたって委託事業に着手したときは、直ちに発注者
に書面による県営(有)林事業着手届を提出しなければならない。
(現場代理人届)
第5条
受注者は、契約履行にあたっては現場代理人を設置するものとし、現場代理人を
定めた場合は、ただちに県営(有)林事業現場代理人届を発注者へ提出しなければなら
ない、現場代理人を変更した場合は変更届を提出しなければならない。現場代理人の職
務は次のとおりとする。
(1)監督職員との連絡体制の確立
(2)作業工程の把握と管理
(3)現場の安全管理
(事業用地の確保等)
第6条
発注者は、事業用地その他設計図書において定められた事業の実施上必要な用地
(以下「事業用地等」という。)を受注者が事業の実施上必要とする日(設計図書に特別
の定めがあるときは、その定められた日)までに確保しなければならない。
2
受注者は、確保された事業用地等を善良な管理者の注意をもって管理しなければなら
ない。
3
事業の完了、設計図書の変更等によって事業用地等が不用となった場合において、当
該事業用地等に受注者が所有または管理する資材、機械器具、仮設物その他の物件(下
請負人が所有し、または管理するこれらの物件を含む。以下この条において同じ。)があ
るときは、受注者は、当該物件を撤去するとともに、当該事業用地等を修復し、取り片
付けて発注者に明け渡さなければならない。
4
前項の場合において、受注者が正当な理由なく、相当の期間内に当該物件を撤去せず、
または事業用地等の修復もしくは取片付けを行わないときは、発注者は、受注者に代わ
って当該物件を処分し、または事業用地等の修復もしくは取片付けを行うことができる。
この場合において、受注者は、発注者の処分または修復もしくは取片付けについて異議
を申し出ることができず、また、発注者の処分または修復もしくは取片付けに要した費
用を負担しなければならない。
5
第3項に規定する受注者のとるべき措置の期限、方法等については、発注者が受注者
の意見を聴いて定める。
(条件変更等)
第7条
受注者は、事業の実施に当たり、次の各号のいずれかに該当する事実を発見した
ときは、その旨を直ちに監督職員に報告し、その確認を請求しなければならない。
(1)図面、仕様書、現場説明書および現場説明に対する質問回答書が一致しないこと(こ
れらの優先順位が定められている場合を除く。)。
(2)設計図書に誤びゅうまたは脱ろうがあること。
(3)設計図書の表示が明確でないこと。
(4)設計図書で明示されていない履行条件について予期することのできない特別な状態
が生じたこと。
2
監督職員は、前項の規定による確認を請求されたときまたは自ら前項各号に掲げる事
実を発見したときは、受注者の立会いの上、直ちに調査を行わなければならない。ただ
し、受注者が立会いに応じない場合は、受注者の立会いを得ずに行うことができる。
3
発注者は、受注者の意見を聴いて、調査の結果(これに対してとるべき措置を指示す
る必要があるときは、当該指示を含む。)をとりまとめ、調査の終了後14日以内に、そ
の結果を受注者に通知しなければならない。ただし、その期間内に通知することができ
ないやむを得ない理由があるときは、あらかじめ、受注者の意見を聴いた上、当該期間
を延長することができる。
4
前項の調査の結果第1項の事実が確認された場合において、必要があると認められる
ときは、次の各号に掲げるところにより、設計図書の訂正または変更を行わなければな
らない。
(1)第1項第1号から第3号までのいずれかに該当し、設計図書を訂正する必要がある
ものは発注者が行う。
(2)第1項第4号に該当し、設計図書を変更する場合で委託目的物の変更を伴うものは
発注者が行う。
(3)第1項第4号に該当し、設計図書を変更する場合で委託目的物の変更を伴わないも
のは発注者と受注者が協議して発注者が行う。
5
前項の規定により、設計図書の訂正または変更が行われた場合において、発注者は、
必要があると認められるときは履行期間もしくは事業委託料を変更し、受注者に損害を
及ぼしたときは必要な費用を負担しなければならない。
(設計図書の変更)
第8条
発注者は、必要があると認めるときは、設計図書の変更内容を受注者に通知して、
設計図書を変更することができる。この場合において、発注者は、必要があると認めら
れるときは履行期間もしくは事業委託料を変更し、受注者に損害を及ぼしたときは必要
な費用を負担しなければならない。
(事業の中止)
第9条
事業用地等の確保ができない等のためまたは暴風、豪雨、洪水、地震、地すべり、
落盤、火災、騒乱、暴動その他の自然的もしくは人為的な事象(以下「天災等」という。)
であって受注者の責めに帰すことができないものにより委託目的物等に損害を生じ、も
しくは事業地の状態が変動したため、受注者が事業を実施できないと認められるときは、
発注者は、事業の中止内容を直ちに受注者に通知して、事業の全部または一部の実施を
一時中止させなければならない。
2
発注者は、前項の規定によるほか、必要があると認めるときは、事業の中止内容を受
注者に通知して、事業の全部または一部の実施を一時中止させることができる。
3
発注者は、前2項の規定により事業の実施を一時中止させた場合において、必要があ
ると認められるときは履行期間もしくは事業委託料を変更し、または受注者が事業の続
行に備え事業地を維持し、もしくは労働者、機械器具等を保持するための費用その他の
事業の実施の一時中止に伴う増加費用を必要とし、もしくは受注者に損害を及ぼしたと
きは必要な費用を負担しなければならない。
(売買契約の変更)
第10条
発注者は、第7条および第8条における委託事業の変更または第9条における
委託事業の中止等により、伐採木の売買契約の内容に変更が生じたときは変更の契約を
締結するものとする。
(事業委託料および伐採木売買代金の変更方法等)
第11条
事業委託料および伐採木売買代金の変更については、発注者と受注者が協議し
て定める。ただし、協議開始の日から14日以内に協議が整わない場合には、発注者が
定め、受注者に示すものとする。
2
前項の協議開始の日については、発注者が受注者の意見を聴いた上、事業委託料およ
び伐採木売買代金の変更事由が生じた日から14日以内に設定し、受注者に示すものと
する。
3
この契約条項の規定により、受注者が増加費用を必要とした場合または損害を受けた
場合に発注者が負担する必要な費用の額については、発注者と受注者が協議して定める。
(期限の延長)
第12条
受注者は、その責に帰することができない事由より履行期間までに委託事業お
よび伐採木の搬出を完了できないことが明らかとなったときは、発注者に対して遅滞な
く事由を付して期限の延長を求めることができる。ただし、その延長日数は、発注者と
受注者が協議して定める。
(臨機の措置)
第13条
発注者は、業務を行う上で特に必要があると認めるときは、受注者に対して臨
機の措置をとることを請求することができる。
2
前項の規定により臨機の措置をとった場合において、当該措置に要した費用のうち、
受注者が事業委託料の範囲において負担することが適当でないと認められる部分につい
ては、発注者が負担する。
(一般的損害)
第14条
委託目的物の引渡し前に、事業の実施に伴い生じた立木、林地等の損害(次条
第1項もしくは天災等の不可抗力による損害を除く。)については、受注者がその費用を
負担する。ただし、その損害のうち発注者の責めに帰すべき事由により生じたものにつ
いては、発注者が負担する。
(第三者に及ぼした損害)
第15条
事業の実施について第三者に損害を及ぼしたときは、受注者がその損害を賠償
しなければならない。ただし、その損害のうち発注者の責めに帰すべき事由により生じ
たものについては、発注者が負担する。
2
前項の規定にかかわらず、事業の実施に伴い通常避けることができない騒音、振動、
地盤沈下、地下水の断絶等の理由により第三者に損害を及ぼしたときは、発注者がその
損害を負担しなければならない。ただし、その損害のうち事業の実施につき受注者が善
良な管理者の注意義務を怠ったことにより生じたものについては、受注者が負担する。
3
前2項の場合その他事業の実施について第三者との間に紛争が生じた場合においては、
発注者と受注者が協力してその処理解決に当たるものとする。
(完了届および搬出作業終了届)
第16条
受注者は、委託事業が完了したときは県営(有)林事業完了届を、また、伐採木
の搬出作業が終了したときは搬出作業終了届をそれぞれ発注者に提出しなければならな
い。
(委託事業の検査)
第17条
発注者は、県営(有)林事業完了届を受理したときは、その日から10日以内に
検査を行わなければならない。
2
検査の結果、不合格となり手直しを命ぜられたときは、受注者は遅滞なく手直し作業
を完了し、発注者に手直し完了届を提出して再検査を受けなければならない。この場合、
発注者は受注者から手直し完了届を受理した日から10日以内に検査を行う。
(伐採木搬出後の確認)
第18条
受注者は、搬出作業終了届を提出後、発注者に搬出跡地状況等の確認を受けな
ければならない。
2
発注者は、前項の確認の結果、残材や作業路等の跡地状況が林地の保全上または景観
上著しく支障を来すと判断されるときは、跡地整理を受注者に請求することができるも
のとする。
3
前項により発注者の請求があった場合において、受注者がそれに従わないときは、発
注者は跡地整理に要する費用を受注者に請求することができる。
(事業委託料の支払)
第19条
受注者は、第17条の検査に合格したときは、事業委託料の支払いを請求するこ
とができる。
2
発注者は、前項の規定による請求があったときは、請求を受けた日から30日以内に
請求額を支払わなければならない。
(伐採木売買代金の納入)
第20条
発注者は、第18条の確認終了後、伐採木売買代金の納入を受注者に請求する
ものとする。
2
受注者は、前項の規定による請求があったときは、請求を受けた日から30日以内に
請求額を納入しなければならない。
(伐採木の引き渡し)
第21条
発注者は、搬出跡地状況等の確認を行い、適正に処理されたと認めたとき、売
払対象伐採木を受注者に引き渡すものとする。
(前金払)
第22条
受注者は、事業委託料が200万円以上の事業にあっては、公共事業の前払金
保証事業に関する法律第2条第5項に規定する保証契約を締結し、その保証証書を発注
者に寄託して、事業委託料の30%に相当する額以内の額を前払金として発注者に請求
することができる。
2
発注者は、前項の規定による請求があったときは、請求を受けた日から30日以内に
前払金を支払わなければならない。
(部分払)
第23条
受注者は、事業委託料が200万円以上の事業について、事業の完成前に出来
形部分に相応する事業委託料の10分の4以上となる場合は、当該事業委託料相当額の
10分の9以内の額について次項から第6項までに定めるところにより発注者の1会計
年度につき3回に限り、部分払を請求することができる。
2
受注者は、部分払を請求しようとするときは、あらかじめ、当該請求に係る出来形部
分の確認を発注者に請求しなければならない。
3
発注者は、前項の場合において、当該請求を受けた日から14日以内に、受注者の立
会いの上、設計図書に定めるところにより、前項の確認をするための検査を行い、当該
確認の結果を受注者に通知しなければならない。
4
受注者は、前項の規定による確認があったときは、部分払を請求することができる。
この場においては、発注者は、当該請求を受けた日から30日以内に部分払金を支払わ
なければならない。
5
部分払金の額は、次の式により算定する。この場合において第1項の事業委託料相当額は、
発注者と受注者が協議して定める。ただし、発注者が前項の請求を受けた日から14日以内に
協議が整わない場合には、発注者が定め、受注者に示すものとする。
9
第 1 項の事業委託料相当額
部分払金の額≦(第 1 項の事業委託料相当額)×
-(前払金額×
)
10
事業委託料
6 第4項の規定により部分払金の支払いがあった後、再度部分払の請求をする場合にお
いては、第1項および前項中「事業委託料相当額」とあるのは「事業委託料相当額から
既に部分払の対象となった事業委託料相当額を控除した額」とするものとする。
(履行遅滞の場合における延滞金)
第24条
受注者の責めに帰すべき事由により履行期間内に事業を完了することができな
い場合においては、発注者は、損害金の支払いを受注者に請求することができる。
2
前項の損害金の額は、事業委託料から出来形部分に相応する事業委託料を控除した額
につき、延滞日数に応じ、年2.8パーセントの割合で計算した額とする。
3
発注者の責めに帰すべき事由により、第19条第2項の規定による事業委託料の支払
いが遅れた場合においては、受注者は、未受領金額につき、遅延日数に応じ、年2.8パ
ーセントの割合で計算した額の遅延利息の支払いを発注者に請求することができる。
(発注者の解除権)
第25条
発注者は、受注者が次の各号のいずれかに該当するときは、契約を解除するこ
とができる。
(1)正当な理由がなく、着手期日を過ぎても事業に着手しないとき。
(2)受注者の責めに帰すべき事由により履行期間までに事業を完了しないときまたは明
らかに完了する見込みがないと認められるとき
(3)前2号に掲げる場合のほか、契約に違反し、かつ、その違反により契約の目的を達
することができないと認められるとき。
(4)第24条第1項の規定によらないで契約の解除を申し出たとき。
(5)受注者(受注者が共同企業体であるときは、その構成員のいずれかの者。以下この号にお
いて同じ。)が次のいずれかに該当するとき。
ア 役員等(受注者が個人である場合にはその者を、受注者が法人である場合にはその役
員またはその支店もしくは常時委託契約を締結する事務所の代表者をいう。以下この号に
おいて同じ。)が暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律(平成3年法律第77号)
第2条第6号に規定する暴力団員(以下この号において「暴力団員」という。)であると認
められるとき。
イ 暴力団(暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律第2条第2号に規定する暴
力団を言う。以下この号において同じ。)または暴力団員が経営に実質的に関与していると
認められるとき。
ウ 役員等が、自己、自社もしくは第三者の不正の利益を図る目的または第三者に損害を
加える目的をもって、暴力団または暴力団員を利用するなどしたと認められるとき。
エ 役員等が、暴力団または暴力団員に対して資金等を供給し、または便宜を供与するな
ど直接的または積極的に暴力団の維持または運営に協力し、または関与していると認めら
れるとき。
オ 役員等が、暴力団または暴力団員と社会的に非難されるべき関係を有していると認め
られるとき。
カ この契約の履行に係る下請契約、資材または原材料の購入契約その他の契約の締結に
当たり、その相手方がアからオまでのいずれかに該当することを知りながら、当該相手方
と契約を締結したと認められるとき。
キ 受注者が、アからオまでのいずれかに該当する者をこの契約の履行に係る下請契約、
資材または原材料の購入契約その他の契約の相手方としていた場合(カに該当する場合を
除く。
)において、発注者が受注者に対して当該契約の解除を求めたにもかかわらず、受
注者がこれに従わなかったとき。
2
前項の規定により契約が解除された場合においては、受注者は、業務委託料の10分
の1に相当する額を違約金として発注者の指定する期間内に支払わなければならない。
3
発注者は、この契約に関し、受注者が次の各号のいずれかに該当するときは、契約を
解除することができる。
(1)公正取引委員会が、受注者に違反行為があったとして私的独占の禁止及び公正取引
の確保に関する法律(昭和22年法律第54号。以下「独占禁止法」という。)第7条第
1項もしくは第2項(独占禁止法第8条の2第2項および第20条第2項において準用
する場合を含む。)、第8条の2第1項もしくは第3項、第17条の2もしくは第20条
第1項の規定による命令をし、当該命令が確定したとき、または独占禁止法第65条も
しくは第67条第1項の規定による審決を行い、当該審決が確定したとき(独占禁止法第
77条の規定によるこの審決の取消しの訴えが提起されたときを除く。)。
(2)公正取引委員会が、受注者に違反行為があったとして独占禁止法第7条の2第1項
(同条第2項および独占禁止法第8条の3において読み替えて準用する場合を含む。)の
規定による命令をし、当該命令が確定したとき。
(3)受注者が、公正取引委員会が受注者に違反行為があったとして行った審決に対し、
独占禁止法第77条の規定により審決取消しの訴えを提起し、その訴えについて請求棄
却もしくは訴え却下の判決が確定したとき、または訴えを取り下げたとき。
(4)受注者(受注者が法人の場合にあっては、その役員または使用人)について刑法(明
治40
年法律第45号)第96条の3または同法第198条の規定による刑が確定し
たとき。
4
発注者は、事業が完成するまでの間は、本条第1項および第3項の規定によるほか、
必要があるときは、契約を解除することができる。
5
発注者は、前項の規定により契約を解除したことにより受注者に損害を及ぼしたとき
は、その損害を賠償しなければならない。
(受注者の解除権)
第26条
受注者は、次の各号のいずれかに該当するときは、契約を解除することができ
る。
(1)第9条の規定による事業の中止期間が履行期間の10分の5(履行期間の10分の
5が6月を超えるときは、6月)を超えたとき。ただし、中止が事業の一部のみの場合
は、その一部を除いた他の部分の事業が完了した後3月を経過しても、なおその中止が
解除されないとき。
(2)発注者が契約に違反し、その違反によって契約の履行が不可能となったとき。
2
受注者は、前項の規定により契約を解除した場合において、損害があるときは、その
損害の賠償を発注者に請求することができる。
(賠償の予約等)
第27条
受注者は、この契約に関し、第25条第3項各号のいずれかに該当するときは、
発注者が契約を解除するか否かを問わず、賠償金として、事業委託料の10分の2に相
当する額を発注者の指定する期間内に支払わなければならない。事業が完成した後も同
様とする。
2
前項の規定は、発注者に生じた損害の額が同項に規定する賠償金の額を超える場合に
おいて、発注者がその超過分につき賠償を請求することを妨げるものではない。
(解除に伴う措置)
第28条
発注者は、契約が解除された場合においては、出来形部分を検査の上、当該検
査に合格した部分の引渡しを受けるものとし、当該引渡しを受けたときは、当該引渡し
を受けた出来形部分に相応する事業委託料から伐採木売買代金を控除した額を受注者に
支払わなければならない。
2
前項の場合において、検査に要する費用は、受注者の負担とする。
3
受注者は、契約が解除された場合において、事業用地等に受注者が所有または管理す
る資材、機械器具、仮設物その他の物件(下請負人の所有または管理するこれらの物件
を含む。以下この条において同じ。)があるときは、受注者は、当該物件を撤去するとと
もに、事業用地等を修復し、取り片付けて発注者に明け渡さなければならない。
4
前項の場合において、受注者が正当な理由なく、相当の期間内に当該物件を撤去せず、
または事業用地等の修復もしくは取片付けを行わないときは、発注者は、受注者に代わ
って当該物件を処分し、または事業用地等を修復もしくは取片付けを行うことができる。
この場合においては、受注者は、発注者の処分または修復もしくは取片付けについて異
議を申し出ることができず、また、発注者の処分または修復もしくは取片付けに要した
費用を負担しなければならない。
5
第3項に規定する受注者のとるべき措置の期限、方法等については、発注者が受注者
の意見を聴いて定めるものとする。
(伐採木に対するかし担保等)
第29条
受注者は、第21条に規定する引き渡し後において、設計図書に記載された伐
採木の内容に相違があった場合や隠れた損傷があった場合でも、発注者に異議の申し立
ては行わないものとする。
(伐採の手続き)
第30条
森林法(昭和26年法律第249号)に基づく伐採等の手続きをはじめ、その
他の法令に基づく手続きは、受注者が行うものとする。
(賦課金等)
第31条
林道使用料その他賦課金等の納付は受注者が行うものとする。
(補則)
第32条
受注者は、この契約の履行に当たり第25条第1項第5号アからカまでのいず
れかに該当すると認められる者による不当な介入を受けた場合は、直ちに警察に通報す
るとともに、すみやかに発注者へ報告しなければならない。
第33条
この契約条項に定めのない事項については、必要に応じて発注者と受注者が協
議して定める。