ソードアート・オンライン ~闇と光の交叉~R18ストーリー ID

ソードアート・オンライン ∼闇と光の交叉∼R18ストーリー
黒ヶ谷・ユーリ・メリディエス
︻注意事項︼
このPDFファイルは﹁ハーメルン﹂で掲載中の作品を自動的にP
DF化したものです。
小説の作者、
﹁ハーメルン﹂の運営者に無断でPDFファイル及び作
品を引用の範囲を超える形で転載・改変・再配布・販売することを禁
じます。
︻あらすじ︼
どうも、おはこんばんにちわ、とうとうこちらにも進出を果たした
黒ヶ谷・ユーリ・メリディエスです。
本来ならあらすじを書くのですが、本編の進行上の都合で語らない
ようにします。あらすじからネタバレは流石にアレなので。
本作は普通の小説の方で︽ソードアート・オンライン ∼闇と光の
交叉∼︾という題名で投稿している作品のR18作品となります。
活動報告で募ったカップリング、あるいは私自身が本編の先で展開
される睦み合いを妄想から書き出した作品を投稿していきます。こ
ちらは書き上げたら投稿なので、不定期更新です、マジで。
時系列もバラバラ、世界観もごちゃごちゃである事を読む前にしっ
かりと覚えておいて下さい。
∼闇と光の交叉∼本編の転生主人公である桐ヶ谷和人/キリトは、
ぶっちゃけると男の娘です。高校生になっても身長147センチ、容
姿はGGOキリトです。
本作ではSAO編の頃の男らしい口調なんて戦闘以外で欠片もあ
りません、つまり本作に於いてはガチで女子よりも女子らしい反応ば
かりします。ハッキリ言えば女子の方が攻めなのです。
何故かって それは身長とキャラの性格ですね。原作でも確か
初期に比べてとても素直な良い子になっていて、迫るキャラはキリト
生になっても147センチです。更には本編の方で色々とあって最
アスナは160センチは超えていました、対して本作のキリトは高校
?
の報われなさと一生懸命さに心打たれて物凄く惹かれている状態で
す。
そんなキリトが攻めてきた女の子に対して勝てる訳無いでしょう
︵笑︶
とは言え、第二十五話の後書きに書いた︽真正面からキリトをぶっ
倒すキャラ︾が現れる前は、多少男らしさを残しています、口調と性
格は。現れた後は完全に一方的にやられる側になります。
まぁ、書いている方としてはとても愉しい︵誤字に非ず☆︶ので、良
いですが。
ちなみに上記のキャラクター達はリクエストが無かった場合の話
です。リクエストがあれば、そのキャラの設定と人格に沿って書き上
げます。その場合は前書きにキチンとリクエストと書くので分かる
かと。私自身の場合もそう書きます。
一先ず皆様の反応を見て、それから本作を続けるか、投稿を辞める
か決めたいと思います。反応と言っても無理に評価したり感想書い
たりする必要はありません、数が少ない時は否定的な意見の方を重視
!
しますので。
感想、指摘有り無しに関わらず点数評価、お待ちしています
では、お楽しみ下さい
!
目 次 悠璃 │││││││││││││││
1
27
第一章 ∼キリトとユウキ∼ ハジメテ ││││││││││
∼立場逆転∼ 木綿季
×
第一章 ∼キリトとユウキ∼ ハジメテ
第一章 ∼キリトとユウキ∼ ハジメテ
何時から惹かれたのだろうと、妖精郷に上って永劫欠けることの無
い蒼い満月を仰ぎ見ながらふと思った。
一回目のデスゲームに入る時、ボクは確かに彼への感謝の念を持っ
ていた。それが何時、恋心に変わったのかなと思ったのだ。きっかけ
はエイズを治してくれたこと⋮⋮⋮⋮では無い気がする。多分だけ
どボクは、キリトさんが自分を犠牲にしてまで人を助けようとする、
あの姿に惹かれたのだと思う。
力強く、折れること無く戦い続ける、孤高にして哀しい刃を振るう
寂しい背中。そう、あの背中を見てからボクは、彼への恋慕を募らせ
たのだ。
初めこそ、死者であるボクに何の権利がと思った。でもそれは、彼
と接する間にどうでも良くなってしまっていた。その世界に存在し
て戦っているのは、たとえ魂や肉体が仮初めのものだとしても、心ま
ではそうじゃないと思えたからだ。
そう思わせてくれたのは、ずっとボクが憧れ続け、そしてプロポー
ズして夫婦となった、愛しい彼。ボクよりも美少女然としてるくせ
に、どこか男らしさを漂わせる強くて弱い人。彼がいたからこそ、今
のボクが在れるのだと断言できる。
︻絶剣︼の名は前世の頃から持っていた二つ名だけど、今はこちらの
世界での代名詞となっている名だ。︻黒の剣士︼の隣に︻絶剣︼ありと
まで言われるほど、ボクは彼と共に在ると知られている。
でも、ボクがそう思っていても、彼がどう思ってくれているかは分
からない。ボクを大切に想ってくれているというのは分かる。でも、
それがボクと同じなのかがわからない。彼はとても優しい人だから、
きっとボクが嫌がることは決してしようとはしない。だから不満も
きっと言わない。
けど、それは嫌だ。ボクの我侭だけ許されてるのに彼の我侭が許さ
れていないのは、それは望まないことなのだ。対等でありたいのだ、
1
あれだけ隣で戦い続けてきたのだから、対等な関係で付き合っていき
たいのだ。
だからボクは今日それを伝えて行動に移すために、キリトさんだけ
を新生アインクラッドの二十二層にあるホームに、一人で来て欲しい
と彼にお願いした。ユイちゃん達には悪いけど、ギルドホームにいて
欲しいと頼み込んだ。彼女達もそれを理解してくれたから、本当に出
来た娘達だと思う。
午後十一時半、キリトさんは約束どおりに一人で来てくれた。今日
は八月一六日。今日はボクとキリトさんにとって、特別な日なのだ。
それを祝すというのもあるけど、別の目的もあって彼を呼んだ。
﹁珍しいな、一人で来て欲しいって言うなんて⋮⋮⋮⋮お誘いは嬉し
いけどな﹂
にこっとボクよりもちょっと背の低い少年が、まるで少女のような
笑みを浮かべて言う。彼の服装は上下黒のシャツと緩いズボンとい
?
か。何をしてるんだボクのバカーッ
﹂
俺 と ユ ウ キ が 一 回 目 の S A O で 結 婚 し た 日 だ
﹁えっと、キリトさん⋮⋮今日が何の日か、覚えてる⋮⋮
﹁八 月 十 六 日 だ ろ
な﹂
?
!
ま、間違ってたのか
あれ
﹂
?!
まった。
﹁な
?!
何の苦労もせずにきっぱりと言ってくれた事に、思わず涙が出てし
?
何で結婚記念日覚えてただけで泣かれるんだ⋮⋮
?
2
う、地味な出で立ちだ。対してボクは薄紫の半袖シャツに紫紺のロン
グスカートと、少し気合が入った服装である。
﹂
﹂
うう⋮⋮これじゃ、ボク一人が舞い上がってるだけだ⋮⋮⋮⋮
﹂
な、何でも無いよ
﹁⋮⋮えっと、顔赤らめてるけど⋮⋮⋮⋮どうしたんだ
﹁はっ
﹁お、おぉ⋮⋮
?!
しまった⋮⋮これでは何か有ると言っているようなものではない
?
?!
﹁あ、ううん⋮⋮違うよ⋮⋮これは、嬉しくて⋮⋮﹂
?!
﹁え、えぇ⋮⋮
﹂
?
﹂
というように首を傾げ
﹁だって⋮⋮何も祝ってくれてなかったし⋮⋮⋮⋮﹂
ボクが拗ねたように言うと、彼はあれ
た。
﹂
﹁⋮⋮⋮⋮あ。まさかユウキ、まだメッセージ確認してないのか
﹁へ
紺のコートで、滑らかな紫紺色の革製なのに光沢がある。その形は、
それは一着の紫紺のコートだった。裾はくるぶし辺りまである紫
た。
手でウィンドウを操作していき、添付されているアイテムを取り出し
メールにはそう書かれていた。涙を流しながら歓喜に打ち震える
桐ヶ谷 和人より﹄
野 木綿季様。
今までありがとう。そして、これからもよろしくお願いします。紺
ら、もう今送っておきます。
今日は忙しくて、会えるとしたら真夜中になってしまいそうだか
は、未だ脳裏に焼き付いています。
ポーズしてくれた貴女の神々しさは、そして俺に与えてくれた安らぎ
日という事を。今から数えて約十四年前、あの満月の下で俺にプロ
今日はキリトとユウキが最初に結ばれた、俺達にとって最も大切な
覚えてるかな、今日が何の日か⋮⋮憶えててくれたら、嬉しいです。
な。
﹃おめでとう、ユウキ。それとも、紺野木綿季と言った方が良いのか
ると、そこにはこう書かれていた。
さんから一通のアイテムが添付されたメールが着ていた。開いてみ
そう言われて慌てて確認すると、今日の明朝あたりに確かにキリト
付して送ってた筈なんだが⋮⋮⋮⋮﹂
﹁俺、一応メッセージ入れてたんだけど。結婚記念日のアイテムも添
?
?
キリトさんの︻コート・オブ・ミッドナイト・ダークネス︼と瓜二つ、
というよりも全く同じだった。
3
?
コートの名前は︻コート・オブ・ヴァイオレットブルー・ダークネ
ス︼││││紫紺の闇の外套、と言うらしい。安直だなと思った。
﹁これ⋮⋮﹂
﹁その⋮⋮久しぶりにヨツンヘイムに行って、そこでしか手に入らな
いレアな革素材を集めて、
︽裁縫︾スキル鍛えてるプレイヤーに作って
もらったんだ⋮⋮⋮⋮こういう時に何をすれば良いか分からなくて、
ありがとう
﹂
それならせめてコートを色違いで頑張ってみようかなって思って
⋮⋮⋮⋮その、気に入らなかったかな⋮⋮﹂
﹁ううん、そんな事ない⋮⋮すっごく嬉しいよ
﹁早速着てみるね
﹂
十分に堪能した後にぴょんと飛び退いて、彼を見た。
上をさらりと撫でていき、とても心地良い感触がする。
すぐに受け入れて頭を撫でてくれた。優しさに溢れた手つきが髪の
涙を流しながら抱きつくと、彼は少し苦しそうな声を上げたけど、
!
ありがとう
ほんっとうに嬉しい
メージカラーにとっても合っている。
﹁わぁ⋮⋮
﹁あ﹂
﹂
でもユウキ、今そ
!
れに気付いたんなら、俺を呼んだ大事な話って何なんだ
﹁そっか。喜んで貰えて嬉しいよ⋮⋮⋮⋮あれ
﹂
らヨツンヘイム産の超レアな革素材を使ったかららしい。ボクのイ
は光の当たり具合によっては藍色にも見えなくもなかった。どうや
その場でくるんと回転して自分でもコートを見ると、紫紺のコート
心感と充足感を与えてくれた。
隠す勢いのロングコートは、新品なのに長年連れ添ったかのような安
上から着る形になった。肩や腰などの露出があった部分全てを覆い
シャツかスカート類と判定されたらしく、紫紺のロングコートはその
だけど、どうもクロークスカートは胸鎧の下に着込んでいたからか
ボクの戦闘服はクロークスカートに翅形の漆黒の胸当てが主なの
みた。
言うや否やぱぱっと操作する。戦闘服である装備に服装を変えて
!
そうだった、忘れてたよ⋮⋮⋮⋮あああああ⋮⋮⋮⋮アレを言うの
?
!
4
!
?
!
が凄く怖いんだけど⋮⋮⋮⋮
ボクが黙って唸っていると、キリトさんが首を傾げた。とりあえず
﹂
座ろうと言って、数人が座れる緑色のソファに身を預ける。
﹁それで、俺に大事な話って
﹂
?
﹂
?
そういうのは無いのって聞いてるんだけど⋮⋮﹂
?
﹂
﹂
確かに俺が遠慮する傾向があるのは
﹁えっとね⋮⋮⋮⋮その、ね⋮⋮ボク達って、夫婦らしいことしてない
んだけど⋮⋮⋮⋮﹂
自覚してるけど、それでも不安に思われるようなことじゃないと思う
﹁それで、一体どうしたんだ
同時に、少しの欲求も沸いてくる。
ボクは安堵の息を吐いた。
にっこり蕾が花開くかのような笑みを浮かべながら言った言葉に、
える。これは俺の剣と魂に誓っても良い﹂
し、大変な事も多い。けどユウキに対する不満とか我慢は無いって誓
﹁本当だ、嘘なんかじゃないさ。確かに、俺には俺なりの苦悩はある
﹁⋮⋮⋮⋮ホント
あえず俺は不満に思った事は無いし、我慢も何もしてないよ﹂
﹁⋮⋮⋮⋮ごめん、いまいち話が見えてこないんだけど⋮⋮⋮⋮とり
してるのかなって﹂
﹁だってキリトさん、ボクにこれと言った要求しないし⋮⋮⋮⋮我慢
﹁ちょ、ちょっと待ってくれ⋮⋮⋮⋮藪から棒にどうしたんだ
﹂
﹁えっと、だから、こういうのが嫌だとか、こういう事をしたいとか、
﹁⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮ン
リトさんや和人さんにする言動で、不満とか無い⋮⋮
﹁⋮⋮⋮⋮キリトさん、正直に答えて⋮⋮キリトさんは、ボクの普段キ
?
?
ちだったね、ボク達。
﹁えっと、そういう事じゃなくて⋮⋮⋮⋮その⋮⋮⋮⋮ボクが聞いた
我慢の話は、その⋮⋮⋮⋮性欲の話で⋮⋮⋮⋮﹂
5
?
娘がいるじゃないか﹂
でしょ
﹁
?
あ、あぁ⋮⋮⋮⋮そっか、そうだよね⋮⋮⋮⋮そういえば既に子持
?
﹁⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮ン
﹂
?!
何だ
もしかして大事な話って、そっちの
なんか、ものすごく変な顔で固まっちゃった⋮⋮⋮⋮あ、だんだん
顔が赤く⋮⋮
﹂
﹁ちょ、せいって、え
話なのか
?!
?
ちかぁ⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮﹂
我慢、してるの
?
﹂
﹁いやさ⋮⋮﹃ね ﹄って言われても、どうしろと⋮⋮⋮⋮確かに倫理
日だし、その⋮⋮ね
るし、こっちでは結婚までしてるんだから、えっと⋮⋮⋮⋮結婚記念
﹁そ、それでね、えっと、現実でもボクらって相思相愛って認知されて
てる事だろうと思う。
顔を真っ赤にしながら背けつつ言う。恐らくボクも真っ赤になっ
﹁う⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮してない、って言えば嘘に、なる、な⋮⋮⋮⋮﹂
﹁そ、それで、どうなの
﹂
﹁⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮あ、あぁ⋮⋮⋮⋮そ、そっちの話、ね⋮⋮⋮⋮そっ
﹁う⋮⋮うん⋮⋮⋮⋮﹂
?!
?
﹁
うん
﹂
﹂
﹁⋮⋮言っておくけど、初めてだから加減出来ないぞ﹂
数十秒の間待っていると、ふと彼が顔を上げた。
ん。続いてはぁ⋮⋮⋮⋮と長く深い溜息。
がっくしと効果音が相応しいと思える勢いで、顔を俯けるキリトさ
﹁即答で断言か⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮﹂
﹁キリトさんなら嫌じゃないです﹂
ないのか
コード解除設定があるから、そういう事は可能だろうけど⋮⋮嫌じゃ
?
らそれは嫌だという思いもある。
﹁でも、キリトさん、無理してまでは良いからね
じゃないんだ⋮⋮﹂
﹂
な⋮⋮その、ユウキとそういう事をするのを、妄想しなかったわけ
﹁いや、この場合はユウキに負担が掛かるだろう⋮⋮⋮⋮そ、それにだ
?
6
?!
?
!!!
応えてくれたことに嬉しさを感じ、けれど我侭に折れたと言うのな
!!!
﹁⋮⋮⋮⋮ふぇ
てくる。
本当なの
﹂
トさんが異様なものを見たかのように目を剥いた。視線で問いかけ
ぐぐんと一気に大きくなってシャツを盛り上げたものだから、キリ
らなぁ⋮⋮
クは。リアル数値では94だけど。最近現実に合わせてなかったか
た。数値で表せば、88から99にだ。実は結構着やせするのだ、ボ
を現実くらいにまで成長させ、バストは現実よりも少しだけ大きくし
ボクはそれを少し弄って、SAO開始時の十三歳のままのアバター
りたいから入れたんじゃないかな。
五大企業の人の中にもALOプレイヤーがいて、プロポーションを弄
どうもこれ、キリトさんは知らないみたいなんだよね⋮⋮⋮⋮多分
ど、プロポーションを弄れる設定だ。
それすなわち、アバターステータス設定。容姿はあまり弄れないけ
ボクにとって結構重要なことだ。
ニューを操作していく。彼はそれを訝しげに見るだけだけど、これは
除したようだった。準備は整った││││と言う前に、ボクは更にメ
真っ赤な顔で苦笑しながらメニューを操作し、彼も倫理コードを解
﹁まぁ、そうだな⋮⋮⋮⋮俺も腹を括るかな﹂
﹁決心が鈍るじゃん﹂
﹁⋮⋮⋮⋮思い切りが良いな﹂
を戻した。そして倫理マナー設定解除まで一気にする。
ボクは嬉しく感じつつ、元の薄紫のシャツに紫紺のスカートに服装
だけど今日は、一緒に寝られるのだ。
という習慣のせいか、夫婦になっても寝床は別々だ。
る部屋へ行った。娘もいるしSAOでは多くの人を住まわせていた
頬を赤らめながら彼はボクの手を引いて、彼が寝室として使ってい
世界に帰ってから考え始めたんだけども⋮⋮⋮⋮﹂
﹁ぐっ⋮⋮そ、のな⋮⋮むしろ考えないわけが無いだろ⋮⋮⋮⋮正史
?!
﹁これはアバターステータス設定っていうので、大まかに言えばプロ
ポーションを弄れるんだよ﹂
7
?!
﹂
﹁⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮なるほど⋮⋮それでいきなり胸が大きくなったん
だな⋮⋮⋮⋮ていうか、リーファ以上じゃないか⋮⋮
﹁リアルでもね。流石にここまでじゃないけど﹂
いなかったようだ。なんと純真で初心なのだろう。
ものなんだけど、知らなかったあたり本当にそこまで興味を持っては
普通、あれだけスキンシップとして抱き付いていれば気付くような
﹁⋮⋮⋮⋮ユウキ、着痩せするんだな。知らなかった⋮⋮⋮⋮﹂
これには驚いた。
温泉って本当に豊胸効果があったんだね。元々あるにはあったけど、
ちなみに臨海学校以降から急激に大きくなりました。凄いね、あの
?
そう考えると、目の前の少年が途端に愛しく感じてしまい、抱きつ
﹂
いて唇を強引に奪った。
﹁むぐっ
﹁っ
っ
∼∼∼∼
﹂
﹁むちゅ、は⋮⋮っちゅ⋮⋮れろ⋮⋮﹂
?!
?!
少女としか言えないほどのレベルだから、艶かしさがあった。
朧として目つきは蕩けているのが丸分かりだった。なまじ容姿が美
ベッドへと誘う。どうもボクよりも免疫が無いようで、既に意識は朦
これではどっちが狼か分からないなぁ⋮⋮と思いつつ、彼を彼の
奮を促進させる。
らてらと光っていた。粘着質な液体特有のヌメりとテカりが、更に興
糸が引いていた。口の周りはどちらのものか判別つかないほどにて
ちゅぱっと唇を離すと矢鱈とリアルっぽさが出ていて、唇から銀の
しかった。
た。見れば目がトロンと蕩けていて、どうも簡単に堕ちてしまったら
十秒近くはジタバタ暴れていたけど、それも少しずつ弱っていっ
る。
上げて暴れるのだけど、それはボクが全力で抱きついて阻止してい
な水音が立った。キリトさんは困惑の窮みにあるのか無音の悲鳴を
舌を侵入させて唾液を交換し合い、部屋にちゅくちゅく⋮⋮と卑猥
?!
掛け布団は払い除けて彼を先に寝かせ、ボクが隣に寝る。トロンと
8
?!
蕩けた表情の彼は、普段の威厳や威圧が全く無い妖艶な顔をしてい
た。意思の光が揺れているのを見るに、未だにディープキスの影響が
残っているらしい。
にやりと普段の彼の笑みを浮かべ返して、再度唇を合わせた。つい
ばむようにして唇を強欲に求め、舌を彼の口内に侵入させて舌を犯
し、唾液を交し合う。
﹁んちゅ⋮⋮は、ちゅろぉ⋮⋮ぬちゅ、はっちゅ⋮⋮ぷ⋮⋮﹂
﹁ン⋮⋮あちゅ⋮⋮⋮⋮ンちゅ⋮⋮は、ぁ⋮⋮﹂
暗い部屋には蒼い月光しか光源が無いけど、それが逆に背徳感をそ
﹂
そる。彼の妖艶さと純真さも相俟って興奮がせり上がってくる。
﹁っぱぁ
﹁ン、にぁ⋮⋮﹂
音を立てて唇を離すと、彼は物欲しそうな顔をしていた。どうやら
思考が追いついていないらしく、それが彼の本心なのだと分かった。
超至近距離で抱き合いながら見詰め合っていると、ふと下腹部に硬
いモノが当たっていた。見れば彼の緩いズボンを突き上げるように
テントが張られていた。
そっか、ボクで興奮してくれたんだ⋮⋮⋮⋮
嬉しくなって笑みを浮かべながら、ボクは彼の下半身へと左手を伸
﹂
ばした。テントに当たると同時に彼の体がぴくんと震える。
﹁ゆ、うき⋮⋮
ての権限を使って見た目を現在のリアル││IS学園一年生現在の
を使ってアバター作成をしたらしいけど、その後に五大企業の長とし
彼のアバターは、ベータのSAOをする際に自身の裸の写真データ
生まれたばかりの姿で相対した。
いく。しゅん、しゅんと光と音を発生させながら服が消え、お互いに
自分と彼のメニューを順に手を借りて開き、装備欄の全てを解除して
未だ意識がはっきりしていない彼を見て、今ならと思った。ボクは
﹁ううん、怒ってなんかない⋮⋮むしろ嬉しいよ⋮⋮⋮⋮﹂
﹁これ、は⋮⋮﹂
﹁あはは、こんなに硬くしちゃって⋮⋮意外に淫乱さんだね﹂
?
9
!
体と同期させたらしい。つまり目の前のアバターは、現実の彼自身と
言って良い。
彼の体には無数の傷があった。それはボク達全員が負うべき罪の
象徴。
かつてボク達が生き抜いた鋼鉄の浮遊城で戦った、史上最悪のレッ
ドプレイヤーギルド︽笑う棺桶︾。そいつらがキリトさんと殺しあう
為だけにボクらを攫って囮にし、キリトさんはボクらを助けに来て
戦ったことで死に目に遭った。全治七ヶ月に昏睡が約一週間の重傷
を負った。
彼は気にしていないと言うけど、ボクらは未だに気にしている。彼
を愛しているボクや他の三人は特に気にしているのだ。本当に彼と
一緒に居ても良いのか、僕らが彼の枷にならないか。
恐らく聞けば、彼は﹁それはユウキ達からしても同じだろ﹂って返
して来るだろう。それはそうだ、ボクだって彼や直葉達、仲間の皆を
10
攫われれば助けに行く。けど、ボクは彼の負担にではなく、助けと支
えになりたいのだ。
だからボクは、彼と一つになろうと考えた。この行為は云わば、そ
の想いを持ったが故なのだ。
勿論それだけでは無いだろう、性欲は人間の三大欲求にも挙げられ
るほどなのだから。けれど、ボクは彼の支えとなりたい、彼の本当の
妻となりたいのだ。
現実ではまだ相応しい年齢ではない。だから向こうの世界ではま
だ出来ない。けれど、仮想世界ならば別だ。心の支えになれるという
事を伝えるなら、こちらでも一向に問題無いのだ。永き時を生きて恐
れを抱いてしまっている彼には、むしろこれくらいが丁度良いだろう
と思う。
彼の色が白く細い手を取って、現実よりも少し大きいボクの胸へと
﹂
﹂
導いた。むにゅと彼の手に収まった胸は、いやらしく形を変える。
﹁ん、ぁ⋮⋮
﹁う、ぁあ⋮⋮
!
電流のような快感が流れて上げたボクの声と、困惑の窮みに上がっ
?
た彼の声が重なった。瞑った目を開けると、彼の目には涙と、そして
恐れに揺れる光があった。
﹂
ボクと眼が合った途端、それは更に激しくなって涙が流れる。
﹁どう、したの⋮⋮
﹁う、ぁ⋮⋮ち、が⋮⋮﹂
いやいやと、子供のように首を振る。困惑が度を振り切って錯乱に
までいってしまったようだ。彼が体をちぢ込ませて震える。
ボクは安心させるように彼を抱きかかえ、頭を撫でた。何時もして
﹂
﹂
もらっていたそれは、彼を落ち着けるにはそこそこの効果があったよ
うだった。
﹁ね⋮⋮どうしたの⋮⋮
﹁⋮⋮だ、って⋮⋮俺⋮⋮守れなかった⋮⋮
ボクは再び強引に唇を奪った。むぐ と彼のくぐもった声がす
るわけが無い。
けれど、彼の言葉は受け入れられない。断じて容認できない。出来
音、ユイちゃん、ルイちゃん、ストレアの七人で話し合ったからだ。
だ癒えていない深い傷をわざわざ抉る必要は無いと、直葉、詩乃、琴
学校の一度きりだし、聞こうとは思っていない。彼が心に負って、未
彼が見て経験してきた地獄を、ボクは知らない。聞いたことも臨海
せになる権利が無い﹄と。
つまり彼はこう言いたいのだ。﹃ユウキ達を守れなかった俺は、幸
明らかに言葉足らずなそれは、けれど十分伝わった。
!
?
た。
﹁違う⋮⋮
﹂
そう言うと、彼は目を見開いた後、首を横に振りながら違うと言っ
﹁臨海学校で言ったこと、憶えてるよね﹂
目で問いかけてきた。それに怒りを込めて視線を返す。
唇を離すと、今度は彼も意識はきちんとしているようで、なんでと
し合い、それを飲み下す。
るも、それを無視して続ける。ちゅるちゅると音を立てて唾液を交換
?!
11
?
﹁俺が言いたかったのは⋮⋮怖かったんだ⋮⋮﹂
?
﹁怖い⋮⋮
何が⋮⋮
﹂
﹂
!
﹁⋮⋮一緒に⋮⋮﹂
よ。怖いなら⋮⋮一緒に守ろう
﹂
前からいなくなっちゃった皆は、まだ守れる⋮⋮⋮⋮いなくならない
三人もいるし、一護や一夏達もいる⋮⋮⋮⋮分史世界でキリトさんの
に琴音⋮⋮四人だけじゃない。ユイちゃんにルイちゃん、ストレアの
﹁今まで、貴方は一人だった。でも、ここは違う⋮⋮ボクや直葉、詩乃
﹁⋮⋮ユウキ⋮⋮﹂
﹁大丈夫⋮⋮今は、夢じゃない⋮⋮⋮⋮そして、これからも﹂
しめた。ぎゅぅっと強く、ここにいると伝えるかのように、強く。
嗚咽すらも漏らし始めたキリトさんを、ボクは問答無用で強く抱き
だ、悪夢に囚われているのか⋮⋮⋮⋮
での経験が邪魔をする⋮⋮⋮⋮そういう事なのか。彼はやっぱりま
今を幸福と思っているからこそ、夢だと思いたくない。けれど今ま
幸せだから怖い。
た。
ぽたぽたと涙を滴らせながらの言葉は、さっきの予想とは違ってい
キが、幻で、幸せな今が、夢で⋮⋮幸せだから、怖くなる⋮⋮⋮⋮
も、怖くなる⋮⋮また守れないのが、怖い⋮⋮目の前にいる筈のユウ
は 助 け ら れ な か っ た ⋮⋮⋮⋮ ユ ウ キ 達 の 想 い は、嬉 し い け ど ⋮⋮ で
﹁俺は⋮⋮キリトとなった俺は⋮⋮無数の世界で、皆を殺して、あるい
た。
左手とシーツに投げ出されていた右手を凝視するように、顔を俯け
そう言うと、彼は顔を俯けて震え始めた。既に胸から離されている
?
﹂
?
過日の虚化騒動でも似たことがあったし、臨海学校でも同じことを
黒套や天月、それに⋮⋮皆がいてくれるんだもんな⋮⋮⋮⋮﹂
﹁⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮そう、だな⋮⋮うん。俺はもう、独りじゃない⋮⋮
でも、皆で頑張れば、きっと⋮⋮⋮⋮ね
護や一夏達も頑張って力を付けようとしてる。一人じゃ無理だけど、
は公認じゃないけど⋮⋮それでも貴方と添い遂げる覚悟がある。一
﹁うん。ボクや直葉達四人は貴方の妻だし⋮⋮まぁ、まだ現実世界で
?
12
?
言った。それを思い出したらしく、弱々しかった彼の瞳に強い光が
戻った。
さっきまでの蕩けた表情ではなく、男の子らしいきりっとした表情
に戻る。
﹁⋮⋮ありがとう。本当にユウキには、苦労掛けっぱなしだ﹂
﹂
﹁ふふ、どういたしまして。でも、これくらいなら大丈夫だから、気に
しすぎないでね
正直、臨海学校のままだとキツいものがあるけど、今の彼の不安は
大きすぎるけど誰もが抱く。それを解きほぐすくらいならどうって
ことない。
﹂
﹁ああ、本当にありがとう⋮⋮⋮⋮この話、直姉やユイ達にもしないと
な﹂
﹁そうだね。仲間外れはダメだもんね﹂
﹁ああ⋮⋮⋮⋮さてユウキ、さっきは散々やってくれたな
﹁ん、あぁ
﹂
揉んでくる。
をしていると、胸を揉まれる感触がした。ゆっくりと形を変えながら
と舌を絡ませる。ちゅくちゅく⋮⋮と音を立てながら貪欲に口付け
してきたのは彼だけど、ボクの方ががっついて嬌声を上げながら舌
﹁ん⋮⋮ちゅ、は⋮⋮じゅ、る⋮⋮ん、はぁ⋮⋮﹂
ゆっくりと唇を合わせ、舌を入れてきた。
彼は力強く、けれど優しく両肩を掴んでボクを抱きしめた。続けて
し、彼なら絶対に酷いことはしないという信頼がある。
にやりと妖艶に微笑んだ彼に、ボクは微笑んだ。覚悟は出来ている
?
と体が弓のように反った。彼の手が胸を揉んでいる
唇を離してしまった。
﹂
いきなり驚いたような声を上げたからか、彼が心配した顔をした。
﹁大丈夫か⋮⋮
それだけで彼も数秒の時を要したが分かったようだ。何とも言え
﹁う、うん⋮⋮その、手が、ね⋮⋮﹂
?
13
?
時に頂点を引っ掛けたからだ。途方も無い快感が全身を流れ、思わず
ビクンッ
?!
!
ない表情で黙ってしまった。
多分、
﹃こういう行為してたら仕方が無い﹄というのと、
﹃仕方ない
﹂
んだけど罪悪感半端無い﹄の間を行き来して、謝ろうか謝ったら拙い
んじゃなかろうかと悩んでいるのだろう。
﹁気にしないで良いよ。むしろもっと触って
﹁⋮⋮⋮⋮普通がっつくもんじゃないの
﹂
﹁う⋮⋮⋮⋮そう言われると、凄くやりにくいんだが⋮⋮﹂
?
と疑問そうな顔でこちらを見てくる彼に、にやっと笑いか
無いでしょう
﹂
﹁貴方のなら平気だよ。それに、この世界だと不快感以外は汚物とか
﹁ユウキ、それは汚いぞ﹂
苦味があるも、甘い味だ。
その液を舌でぺろりと舐めると、何とも言えない味がした。微かに
な液を垂らす。
右手で包んで上下に擦るたびにヒクヒク動き、先からは透明で粘着質
右手で優しく包み込んだ。するとペニスはぴくんと小さく反応する。
大体長さ十五センチちょい程もある、見た目に反して凶悪なソレを
だし、疑問に思っちゃダメなんだろう。
かわかんないんだけど⋮⋮⋮⋮まぁ、あの下種が作った基幹システム
していた。現実じゃないのに何でこういうところに手が込んでるの
ビキビキにいきり立つソレは赤く充血していて、牡の臭いがムンと
に当たった。更に下がっていき、顔の前まで来るようにする。
ずりずりと少し体を後ろに引くと、彼の硬いモノ││ペニスがお腹
︵ふふふふふふ⋮⋮⋮⋮経験こそ無いけど耳年増を舐めるなよ︶
ていないだろうけど、何かをしようとしているのは理解したらしい。
けると、途端にひくっと表情が引き攣った。こちらの考えまでは読め
何で
押し倒す形にする。
そっかと返し、彼に強く抱きついた。そして少し捻転を掛けて彼を
﹁男心も女心ほどではないにせよ複雑なんだよ⋮⋮⋮⋮﹂
?
れない︶が無くなれば消えるのだ。舐めれば最悪な味がするだろう
この世界に排泄は無いし、汚れも拭くか汚れの耐久値︵これは調べ
?
14
?
が、衛生的には問題ないのだ。精神的に響くだけで。
﹁それはそうなんだが⋮⋮⋮⋮というか、そういえばここって仮想世
界だったな⋮⋮すっかり忘れてた﹂
﹁なら、また忘れられるようにしてあげる﹂
そう言ってむにゅんと、リアルよりちょっと大きめの双丘でいきり
立つ逸物を挟んだ。途端にびくんと反応するペニス。
両手で包み込んでいる間も思っていたが、挟んだ時に胸が焼けるよ
うに熱かった。彼の熱は胸に伝播にして、ボクに快感の電流を流させ
た。快感に打ち震えながらボクは彼の逸物を胸で扱く。
ペニスから透明な液││我慢汁が溢れ出て胸へと垂れ、少しずつ溜
まっていった。胸とペニスの間に入り込んでにちゅにちゅと粘着質
な音を立てながら潤滑油の働きをしてくれる。既に胸は彼の我慢汁
でテカりを帯びていて、谷間には小さな池が出来ていた。とぷんとぷ
んと胸によるピストンにあわせて卑猥に波打っている。
15
どくどくと我慢汁を溢れさせるペニスをくわえ込むと同時、ペニス
﹂
が一回り大きくなった。彼の快感に震える小さな声を聞き、気持ち良
いんだと思って口で彼の逸物を犯し始める。
﹂
﹁んじゅ、は⋮⋮ぷじゅ⋮⋮じゅる、んぷぁ⋮⋮じゅ﹂
﹁う⋮⋮ゆう、き⋮⋮もう、抑えが⋮⋮
﹁んじゅ⋮⋮は⋮⋮良いよ、出して⋮⋮んじゅるるるるるる
し、唇をぺろりと一舐めしてから一息つく。
ると音を立てて飲んだ。苦くも快感を得るそれを一滴残らず飲み干
平で卑猥にとぷとぷと揺れる溢れんばかりの白濁液を、じゅるるるる
ペニスから口を離して口内の精液をごくごくと飲み下し、両の手の
零れる白濁液の滝を受け止めるように皿の形にする。
音を立ててこぼれ出た。勿体無いとばかりに両手をペニスから離し、
て流れるそれは、途中であまりの量のために逆流して口からごぽっと
直後、どぱぁっと粘着質な何かが流れ出てくる感覚。喉の奥に向け
一瞬だけビクンッと大きくなった。
りペニスを飲み込み、吸い始める。途端にペニスがびくびくと震え、
彼の限界が近いことを悟り、ラストスパートを掛けるべく思いっき
!
!
前を見ると彼は心配そうにこちらを見ていた。にっこり微笑みか
ける。
﹁美味しかったよ♪﹂
うーん⋮⋮⋮⋮したかったからしただけ
﹂
﹁⋮⋮⋮⋮ユウキ、いつの間にそんなの覚えた⋮⋮⋮⋮﹂
﹁え
んく、ちゅ、はぁっ
で、我慢汁がなすり付けられている。
﹁んちゅ、じゅっるるるる
﹂
!
んで刺激してくる。既に頂点はぴんと立っていて、それがさらに快感
背中を回って右の胸を揉みしだき、人差し指と中指とで胸の頂点を挟
次第に舌による犯しあいは激しくなっていく。彼の右手はボクの
﹁はぁ、んぷっ⋮⋮ちゅるるる⋮⋮じゅ、ぱぁっ
﹂
ちょびちょだ。無論、抱きついていて接しているボクのお腹も同じ
立てつつ泉のように溢れており、既にボクの手は粘着質な液体でび
ど、右手はペニスを扱いていた。我慢汁は手に伝っていやらしい音を
は続け、胸は揉まれ続けた。ボクも左手は彼の背中に回していたけ
まらなくなり、視界もちょっとボヤけ始める。それでもディープキス
次第にとろんと、今度はボクの方が蕩け始めてきた。思考が段々纏
られていたからだ。
それ以上に傷つけないよう慎重にしようという気持ちが大きく占め
ど、嫌悪感は無かった。彼の手に籠められているのは欲情もあるが、
ゆっくりと優しく揉む手つきが、逆にいやらしく這い回る。けれ
たようで彼の胸に押し潰されて形を変えている巨乳を揉んできた。
換し合いながらのディープキスと同時に、キリトさんも積極的になっ
再び体を起こして首へ抱き付き、唇を奪う。今までと同様に唾液を交
ボクの胸に顔を赤くしながらも視線を釘付けにしている彼を見て、
を汚していた。少し動くだけで揺れる乳が卑猥な音を立てる。
音が立った。彼の我慢汁と精液が混ざり、粘着質な池がどろどろに胸
えへへと笑いながら少し身じろぎすると、胸の谷間からにゅちゅと
しまったのだ。
知っていたし嫌悪感を抱いていたのに、彼の爆発を受けて自然として
うん、したいと思ったからしただけとしか言えない。知識としては
?
!
!
16
?
を増幅・加速させていく。
左手はボクと同じように、女性のもう一つの象徴である部分を刺激
していた。中指と薬指が差し込まれ、膣内を水音と共に掻き乱す。
共に快感の波に呑まれる││寸前で、どちらからともなく唇を離
し、互いに刺激していた部分から手を離した。どちらの唇と手にも無
数の銀糸が引かれていた。
﹁キリ、トさん⋮⋮そろそろ⋮⋮﹂
恐らく真っ赤な顔でだらしなく蕩けているんだろうと思いながら
夫婦や弟子という関係の前に、俺
言うと、彼は無言で頷いた。けれど行動に移す前に、やはり言葉にす
る。
﹂
﹁ユウキ⋮⋮本当に良いんだな
で良いんだな
綿季に、刻んで下さい⋮⋮
﹂
﹁うん⋮⋮⋮⋮来て、和人さん。貴方の全てを、ボク⋮⋮私に、紺野木
﹁そうか⋮⋮⋮⋮なら、容赦しないぞ﹂
がれてM字に開脚される。
ボクが仰向けに寝て、彼が覆い被さるような体勢になった。両足を担
らした。次いで、顔に妖艶な笑みを浮かべ、体勢が上下入れ替わる。
相変わらずだなぁという思いと共に返すと、彼はふっと微苦笑を漏
いけどね﹂
﹁もう⋮⋮そんな事、今更過ぎるよ⋮⋮⋮⋮キリトさんの心配は嬉し
?
﹂
もうちょいで全部だが⋮⋮﹂
﹁んっ、あ、あぁ⋮⋮
ぷちんと、何かが切れた感じがした。
ちゅぷっと音を立てた後は、少しずつ重い水音と共に入っていく。
た。
粘液で濡れたそこに、我慢汁を垂らしまくったペニスが入り込み始め
│││ヴァキナへと近づける。ボクも興奮しまくっていたから既に
こくりと妖艶な笑みを浮かべながら頷き、少しずつペニスを股間│
!
嘘ではない。最初は確かに激痛が走ったが、しかし一秒と経たず膣
﹁だい、じょぶ⋮⋮凄く、気持ち良いだけだから﹂
﹁⋮⋮大丈夫か
!
17
?
?
内を拡張されるかのようなペニスが挿入ってくる快楽に押し流され、
今では痛みなど全く無い。これが現実ならそうではないのだろうが、
ここは仮想世界だから大丈夫だ。それに、相手が愛する彼だからとい
うのもあるのだろう。
多分顔色で本当だと判断したのだろう、彼は安心したような顔をす
ると、再び挿入を続けた。じゅぷりと音が鳴った後、全部入ったと彼
の声が聞こえる。
やはり痛みなど無く、むしろ今は早くシて欲しいとまで思っている
程だ。その視線を投げると、それを理解したらしいキリトさんは少し
驚いた後、ゆっくりとピストンを始めた。
﹁ん、あぁ⋮⋮はっ⋮⋮ああぁ⋮⋮﹂
ぐっちゅずちゃあ、ぐっじゅずちゃあと挿入と抜くのがゆっくりと
繰り返され、膣内は圧迫と減圧が交互に来て刺激されていた。無論そ
れだけでは無く、彼は完全にボクに覆い被さると唇を奪ってきた。意
識が快楽で掻き乱されていたボクはされるがままで、舌に侵入されて
からは口内も同時に犯されていた。
足を担いでいた両手は解放され、左手はボクの頭を抱き、右手は胸
を揉みしだいていた。流石の彼も興奮していて加減を忘れているの
か乱暴だったけど、でも酷いとまで思うようなものではなかった。む
しろその強さが心地良いくらいだった。
彼の胸板でボクの胸がいやらしく潰れながら揉みしだかれ、口内は
舌に犯され、膣内はペニスで犯されていた。組し抱かれているから逃
げるにも逃げれず︵求めているから逃げないが︶為す術なしだった。
幸せだと思った。彼に全てを犯され、奪われていると。彼の全てを
犯して、彼の全てを奪っていると。
今、この時だけは、桐ヶ谷和人と紺野木綿季は、互いしか見ていな
いのだ。互いの全てを奪い、犯し、占有しようと淫れているのだ。
今までの人生で、これほど幸せな事があったかと思い、それが尚更
身体へ走る快楽を倍増させた。一気に足先から頂点、脳の髄まで走り
抜け、膣がきゅぅっと収縮、同期するように膣内で子宮口をノックし
ていたペニスもどくんと波打った。
18
﹁﹁っ、あああああああああああ
﹂﹂
と再度の射精。子宮へと容赦なく放射される精子を
﹁っ、はぁ⋮⋮⋮⋮キリトさん、出しすぎだよ﹂
﹁悪い⋮⋮⋮⋮﹂
﹁まぁ、気持ち良かったけどね⋮⋮⋮⋮もう一回、する
?
らね﹂
﹂
﹁⋮⋮⋮⋮いや、始終ユウキがしてなかったか
﹁細かい事は気にしないの
﹂
﹁今度はボクがするよ、さっきはキリトさんばっかりリードしてたか
だ。
にボクが上、彼が下になる。その状態で再び挿入、騎乗位というやつ
てきた。その間にボクはちょっと考えて体勢を変え、再び最初のよう
そう言いながらも乗り気だったらしく、彼は再びディープキスをし
﹁⋮⋮⋮⋮嵌りそうで怖いな⋮⋮﹂
﹂
液が膣から溢れ出し、どぷどぷと脚を伝ってシーツを汚す。
引く白濁液と共に膣内から抜かれた。収まりきらなかったらしい精
の子宮も膣内も犯しまくっていた。暫くしてごぷっという音と糸を
まだ射精を続けていたペニスは精液を噴水のように出し続け、ボク
くと弓のように身体を反らせる。
多幸感と共に受け止め、同時、ボクも快楽の頂点へと達した。びくび
どぷんっ
!
凄く、気持ち良いよぉっ
﹂
!
﹂
と、キリトさんも手を伸ばしてきた。
﹁ふぇ⋮⋮
﹂
﹁男は狼⋮⋮据え膳食わざるは男の恥ってね⋮⋮
﹁っ、ふぁああああああああああ
!
きた。いやらしく胸が形を変えるとさっきまで以上の快楽の波が押
むにゅうと強く揉まれると同時、胸の頂点にある突起も指で挟んで
?!
﹂
染まりきった嬌声を上げさせる。自分の手で自分の胸を扱いている
敏感になった膣内でペニスが擦れる度に快感を流してきて、淫乱に
ずっちゃ、じゅっちゃ、ぐっちゃ、ぐっちゃ
﹁はぁっ、んっ、あっ、イイ
彼の的確な突っ込みを封じ、ボクはピストンを開始した。
!
?
!
!
19
!
?
し寄せてきて、悲鳴にも近い嬌声を上げ、彼にしなだれかかってしま
う。
けれどそれは幸せな事で、彼と密着しても上下に動かす腰の速さを
気持ち、いいよぉ
﹁来て
我慢しなくていいから
来てぇ
﹂
﹂
﹂
ズッチャ、ズッチャ、ズッ⋮⋮どぷんっ、どぷぱぁっ
が強さを増した。
﹁は、ぁ⋮⋮気持ち良かったよ﹂
ちょ、キリトさん⋮⋮
﹁そりゃ重畳⋮⋮っと﹂
﹁んっ、ふぁあ
?!
﹂
いとばかりに胸とクリトリス、そして膣内を犯す。
ま、って、ボク、ま、だ、二回目のが⋮⋮
!
ユウキが可愛くて綺麗過ぎるから、もう我慢でき
!
﹁ん、ぁ
﹂
﹁悪い、待てない
ない
﹂
いるボクは腰砕けのようになっているのだけど、彼は知った事ではな
て、そのボクに彼が覆い被さるような状態になった。快楽に飲まれて
胸から口を離すと、今度はボクのお尻を突き出すような体勢にし
の波に飲まれる。
リスを刺激していた。三つ同時に別々の刺激が来て、ボクは再び快楽
いる。無論、左手は未だ繋がったままのヴァキナにある突起、クリト
始めた。左の胸をちゅう∼⋮⋮と吸い、右の胸は右手で揉みしだいて
気を抜いていると、彼が唐突に胸の突起を口に含んで、舌で転がし
?!
ん白濁液が漏れ出て、それはペニスを伝って淫靡に蕩ける。牡の臭い
ず、むしろどんどん精液の量が増えている気がした。膣内からどんど
三度目の射精にして二度目の膣内射精は、全く衰える様子を見せ
﹁んふぁああああああああああああああああ
﹂
キリトさんの、
どんどん速めていった。卑猥な音はどんどん速くなり、同期してボク
の淫らな声も上がる。
﹂
﹁ふぁっ、ん、ああっ、イイっ
凄くイイ
!
﹁くっ⋮⋮ユウキ、がっつき過ぎ⋮⋮そろそろ、限界が⋮⋮
!
﹁くっ、づっ⋮⋮つ、ああああああああああ
!
!
!
?!
20
!!! !
!!!
!!!
!
!
﹁ふぇええええええええ
こんな時にズルイよぉ
ん、ふぁあ
﹂
?!
﹂
イイよぉ、気持ちイイ
貴方と一つになれて、嬉しいよ
﹁あっ、ん、うあ、ふぁ
キリトさんと、
だ。それゆえに尚の事敏感になり、快楽は津波のようにボクを襲う。
はっきり言ってしまえば、その言葉だけでいってしまう程だったの
薬と言っても良かった。
しだく。既に身体全体が敏感になっている時の褒め言葉は、一種の媚
彼との舌と舌による犯しあい、そしてボクを抱いている彼が胸を揉み
後背から抱きついてきながらのピストン運動と、少し顔を捻っての
!
!
ゆっくりになり、止まった。
そこで、それまでかなりの速さで卑猥な音を立てていたピストンが
無感を塞いでいってくれる感覚があった。
いるから流れているのか、涙はとめどなく流れる。喜びが今までの虚
いつの間にか、ボクは涙を流していた。快楽によって抑制が外れて
!
﹂
﹁ユウキ⋮⋮⋮⋮今まで辛い目に遭わせてきてしまってたみたいだな
そ、そんな事は⋮⋮
⋮⋮﹂
﹁
?!
れてしまう。
﹁いや⋮⋮ユウキに、一生涯愛すと誓った女性に涙を流させた時点で、
十分辛い目に遭わせてる。ごめんな⋮⋮⋮⋮俺は、俺しか見てなかっ
た⋮⋮⋮⋮でも﹂
じゅぷりと、少しペニスが引かれ││││
﹁これからは、キチンと木綿季を、直葉を、詩乃を、琴音を見るから
﹂
そこは、恋人の四人だけって言って欲しかったかなぁ⋮⋮
⋮⋮⋮⋮他の皆の事も見るから⋮⋮許してくれないか⋮⋮
﹁⋮⋮
?
﹁んにゃう
ちょ⋮⋮いきなりは⋮⋮
?!
﹂
じゅぱんっと入れてきた。思わず強い嬌声を上げてしまう。
そう付け加えると、彼はありがとうと言ってきて、唐突にペニスを
人を守ること、それが貴方の本質なのだから。
ま、貴方らしいけどね﹂
!
!
21
?!
?!
慌てて首を横に振るも、同じ動作を後背から抱きしめられながらさ
?!
﹁わ、悪い⋮⋮﹂
横目で見ると、しょぼんと小犬のように落ち込むキリトさん。犬耳
犬尻尾を付ければ間違い無く彼は小犬に入るだろう。
多分、物凄くがっつくぞ
﹂
﹁⋮⋮ あ は は。気 に し て な い か ら ⋮⋮⋮⋮ 貴 方 の 好 き な よ う に し
ちゃって﹂
﹁⋮⋮⋮⋮良いのか
﹁んひゃう
﹂
しい息遣いが断続的に上がる。さらにはボクの嬌声が響いていた。
ジュッチャ、ズッチャと粘質な音が暗い部屋を支配し、男女の荒々
変え、先端は指の間に挟まれて転がされていた。
彼の細く滑らかな手によっていやらしく指の間からはみ出つつ形を
快楽に全身を支配されつつも視線を自身の身体に落とすと、双丘は
感がとめどなくせり上がる。
ど徐々に荒々しく速くなっていく。亀頭が子宮口を強くノックし、快
再びピストン運動をし始めた。最初はぎこちなくゆっくりと、けれ
﹁そうか⋮⋮⋮⋮なら⋮⋮﹂
然反応しないし。
むしろそこまで女にがっつく貴方を見てみたいとも思う。普段全
﹁むしろ、ドンと来いってね。さっきは驚いちゃっただけだし﹂
?
後に溜まった快感が暴力となって押し寄せ、意識をふっ飛ばしかける
勢いでボクを襲った。
ズッチャ、グッチャ、ズチュルア、グチュ⋮⋮どぷんっ、どびゅっ
びゅるるるるるるるる、どっぱぁ
﹁んっ、ふぁあああああああああああああああああああああああああ
!
﹂
はぁ、はぁ、と息を荒くしていると、ふと身体を横向きにされた。
いを吸うも、しかし感じたのは不快感ではなく多幸感と悦楽だった。
濁の水溜りを作る。その上に力なくべちゃっと倒れてキツい牡の臭
ら溢れ出た精液はごぷごぷと音を立てながら脚を伝ってシーツで白
今までの中でも最大量を誇る精液を子宮にぶっぱなされ、当然なが
ああああああああああ
???!!!
22
?
ぎゅうぅっと胸の突端を刺激されて押し寄せる快感に一瞬の間、直
?!
にゅちゅちゃぁ⋮⋮と音を立てて体に白濁液が粘りつくも、彼はそれ
に頓着した様子を見せずに抱き付き、唇を奪ってきた。優しくついば
むようなキスをして一度離し、今度は目を見ながらディープキスをし
てきた。彼の力強い舌に口内を犯されていく感覚は、とても淫靡な快
楽だった。口内での行為にも拘らず、立っている水音はぐちゃぐちゅ
るるると卑猥に過ぎるものだった。
彼の胸板でいやらしく形が変わる胸は、彼の突端と擦れあうことで
別種の快感を伝えてきた。ぴんぴんに張り詰めた先端は彼のと擦れ
あい、敏感だったのが更に敏感になり、快感を無限に伝えてくる。
ふと、彼の右手が三度、ボクの胸を揉みしだく。痛みや不快と感じ
る一歩手前の、最大級の快感を味わえる強さでいやらしく形を変えて
くる。ぐにゃあと形を徐々に変える際に先端を刺激する事も忘れて
いない。
同時にディープキスも続いていた。彼の舌はこちらの舌に絡み付
23
き、歯を舐め、唾液を貪欲なまでに吸い取ってはごくごくと卑猥な様
を見せ付けるように飲み下していた。時折息継ぎのために顔を離す
も、彼はモノ欲しそうな顔をすると共に妖艶極まる笑みと淫靡な光を
湛えていた。
最初はボクがリードしていたが、いまや完全に彼のリードターン
だった。最早ボクは白濁の池の上で横になり、彼の快楽の蹂躙にされ
るがままだった。もう何度もピストン中に射精をされていて、既に身
体中が精液だらけだった。
﹁んちゅ、るるるじゅ、んちゃあ、ぐちゅちゅ⋮⋮んちゅぱぁ⋮⋮﹂
﹁はちゅ、にゅちゅるるる⋮⋮んごく、ちゅぱぁ、にゅちゅ、んじゅる
るるる⋮⋮﹂
どぷんどぷん、どびゅるるるるるるるるるる
しか感じていなかった。
彼の唾液か、それとも精液なのかすら分からない。味なんて、甘いと
クもまた、彼を求め続けた。最早交換し合っているのがボクの唾液か
普通とばかりに犯し尽くされた。それでも彼は貪欲にボクを求め、ボ
射精なんて当たり前、ディープキスや胸を揉んでくるなんて同時が
!!!
前後左右の感覚、時間の感覚、事象への認知すらも薄れる中、鮮明
なのは強い牡の臭いと女の嬌声、激しい水音と身体に奔る快感の電流
と運動、そして貪欲なまでの性欲への欲求だった。
﹂
ぐ、っつ、あああああああああああああ
﹁来て、もっと、ボクに出してぇ
﹁くっ、また、キツく⋮⋮
!
るるる
﹂
じゅぴゅどぷびゅるるるるるるるる
また、膣内を犯される快楽。
﹂
!!!
ていた。
の目に付きにくい所にシリカの闇属性魔法︿月光鏡﹀を使って盗み見
フィリア、イチゴ、ナツ、エギルを除いた現団員が、二人がいる部屋
︽十六夜騎士団︾団長副団長最強夫婦の濡れ場を、リーファ、シノン、
*
* * 就いた。
その思考と共に、快楽に押し流され続けて疲弊したボクは、眠りに
ん⋮⋮⋮⋮︶
︵ああ⋮⋮⋮⋮やっぱり、幸せ⋮⋮⋮⋮愛して、ます⋮⋮和人、さ⋮⋮
どれも淫靡で、忘れられないものだった。
形を変えてこねくり回してくる感覚。
白濁に汚れた豊満な乳房をこれでもかというほど揉みしだいて遊び、
そして、目の前にいる愛しい人との、深く繋がる甘く卑猥なキス。
﹁﹁んっ、ちゅる⋮⋮⋮⋮﹂﹂
﹁はぁ、はぁ、んっ⋮⋮キリ、トさん⋮⋮⋮⋮﹂
﹁ユウキ⋮⋮﹂
覚。
膣からごぷんと溢れ出た白濁液が、脚を伝ってシーツへと溜まる感
あああああああああああああ
﹁ふぁああああああああああああああああああああああああああああ
!!!
どぱんっ、どびゅるるるるるる、どぷんどぷぷん、どびゅるるるる
あああああああああああ
!!! ?!
当初こそ、キリトの結婚記念日プレゼントとしてユウキにメール送
24
!!!
付していたコートを見て、アレの素材集めに情報収集やら物作りのた
めのスキル上げやらに付き合わされた団員は、そりゃ必死になるわな
と納得顔で頷いていた。
しかし、そこからあれよあれよと言う間に淫靡な営みへと続き、一
部は盗み見るのを反対しつつも興味深く観察していた。途中挟まっ
たシリアスな会話にはぐっと胸打たれるものもあり、中々やめるにや
められなかった。しかも蒼い満月が中天に上がっているから︿月光
鏡﹀の効果時間も最大の一時間で、途中で止まることは無かった。
﹄
﹃ふぁああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああ
﹁﹁﹁﹁﹁ごくり⋮⋮⋮⋮﹂﹂﹂﹂﹂
誰からとも無くユウキの嬌声に喉を鳴らした。ちなみに男性陣は
一 護 も 一 夏 も 寝 て い る た め 誰 も い な い。そ し て 娘 の 三 人 も 興 味 は
あったのだが後の制裁が怖いので早々に別の部屋へ引き上げ、現在は
ナビゲーションピクシーの姿で仲良く眠っていた。ピナも興味が無
いので同じである。
﹃ああ⋮⋮⋮⋮やっぱり、幸せ⋮⋮⋮⋮愛して、ます⋮⋮和人、さ⋮⋮
ん⋮⋮⋮⋮﹄
ユウキは内心で呟いたつもりだったが、快楽によって様々な抑制が
効いていない今ははっきり口に出ていた。その呟きを漏らした後、安
らかな寝顔で寝息を立て始める。
﹃⋮⋮⋮⋮俺もだ、木綿季⋮⋮⋮⋮ありがとな⋮⋮⋮⋮﹄
疲れ果てて白濁の海に落ちたユウキをキリトは担ぎ上げ、まず身体
を風呂場で洗い流して身綺麗にしてから服を着せ、自身も服を着てユ
ウキの寝室へと連れて行った。そこでユウキは完全に脳波が熟睡に
入ったので、寝落ちログアウトでALOから去った。
キリトは汚れに汚れた全てを魔術一発で吹き散らして消滅させ、新
たにシーツと布団を掛け直す。
そして、部屋の隅││││真っ暗な所にあったそれを仰ぎ見た。
﹄
25
!!!
﹃⋮⋮⋮⋮何時からか知らないが、覗き見たことには罰を与えるから、
そのつもりでいろよ
?
﹁﹁﹁﹁﹁⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮﹂﹂﹂﹂﹂
何時から気付いていた⋮⋮⋮⋮と内心で冷や汗を垂らしながら、表
情は完全に引き攣っている団員覗き見組。ちなみに専用機持ちと何
気にノホホンとゲットとユキヒラ││本音と束と千冬││までいる
﹄
のにはキリトも内心で驚愕していた。お前ら何やってんだと思いつ
つ。
﹃へ・ん・じ・は
﹁﹁﹁﹁﹁は、はいぃ
﹂﹂﹂﹂﹂
この覗きにユウキは気付いていなかったので口外しないよう厳命
される事となった。
この後、男性陣と和人の恋人四人と娘三人を除いた全団員がやつれ
たような顔を一時期しており、桐ヶ谷和人=キリトを見ると敬語口調
になっていて、団員の中で桐ヶ谷和人=キリトに対する絶対性が揺る
ぎないものとなったのは、また別のお話。
26
!!! ?
∼立場逆転∼ 木綿季
∼立場逆転∼
悠璃
一面澄み渡った満天の星空と草原、そしてそこにある大樹と根元に
ある木製の家。それがこの世界││││愛する人の深層心理世界で
あり斬魄刀の世界でもある。そこに自分は大抵存在し、愛する人の行
動を見守るのがここしばらくの仕事⋮⋮というより、時間を潰すこと
になっていた。
しかし、それは何もずっとでは無い。余力があったり都合が付いた
り、あるいはどちらかが会いたいと思った時にはこの世界であう。自
分が会いたいと頼めば出来るだけ都合を付けて会いに来てくれるし、
逆に相手が会いたいと望んで来る事もある。そしてどんな理由だと
しても自分も、そして相手もそれを拒むという選択はしない。それは
悠久⋮⋮もはや永遠とも言える永い時を共に生き続けてきているか
らだ。
この世界での時間の進み方は現実世界とは違い、あちらの一分がこ
ちらではこちらでは千年分。これだけ聞けば恐ろしく長いと思われ
るだろうが悠久の時を生きてきた自分達にとっては千年なんて瞬き
にも満たないくらいの時間だ。体感的にはきっかり千年だから実際
はそうとは言えないが、自分達の精神年齢を考えるともはや割り算で
も単位に名称が付いていないくらいに永い時を生きている。それを
考えれば千年などたった千年だ。
この世界で過ごすのは、深層心理世界でもあり斬魄刀の世界という
事もあって自分と愛する人の二人しか来られない。それ以外はここ
ま で 到 達 出 来 ず 消 滅 す る 結 末 を 辿 る よ う に 結 界 を 張 っ て い る の だ。
何せここを侵されれば、この世界を構成しているあの人の魂を傷付け
てしまうのだから。
﹁あぁ⋮⋮疲れた⋮⋮⋮⋮﹂
﹁ふふ⋮⋮お疲れ様、悠璃さん﹂
肩をバキバキ鳴らしながら家に入ってきた彼に、深層心理世界だか
ら現実の肉体の栄養には全くならないが気分の問題なので料理を振
27
×
る舞う。素材はともかく料理の味そのものは作り手の腕に左右され
るから、ここが腕の見せ所だ。頑張ってISコアネットワーク機能を
利用し、グローバルネットワークにアクセスして世界中の料理を勉強
した成果を見せる時なのだ。
彼は基本和食が好きだが、大抵の料理は何でも食べてくれる。流石
にシュールストレミングといったゲテモノ系は遠慮する方向だし、自
分としてもそれは遠慮したい。ハッキリ言って作りたくない。その
辺は一緒だから嬉しい限りだ。怖いもの見たさはあるが実際に食す
のとはまた別なのである。
たった二人で夜を過ごす。現実世界での波乱が嘘のような穏やか
な空気が心地良く、悠璃さんもリラックスしているのがありありと見
て取れた。現実世界ではまったく気が抜けないからここでくらい休
まないと身が持たないのは確実だ。
そんな疲れ切った彼の心を解す事が、この世界に住まい始めてから
引き攣った。一歩下がろうとするも、その背中は既に寝室の壁に当
28
の数少ない楽しみとなっている。この世界でなら現実とは違って周
囲に気を配って力を抑えるなどしなくても良いので正真正銘全力で
戦えるし、剣術の鍛練も出来る。彼の三刀流や鬼気九刀流阿修羅など
はここで鍛えたのだ。元々二刀流だった彼が〝剛〟の剣を求めた先
が、とある海賊世界にて世界最強を求めた剣士の技だったのだ。当時
は使わなかったがその世界を去ってから使い始めたのである。勿論
完全に模倣している訳では無く、悠璃さん自身の技だって沢山ある。
そしてそういった技ほど恐ろしく強力だったりするのだ。
この世界でなら現実では出来ない無茶や鍛練が出来るのを良い事
に、自分も彼も相当好き放題している。夜景を楽しむのもピクニック
するのもそうだが、剣を交えたり自分達の姿を好きに変えて戦った
り。
﹂
そう。例えば、互いの性別を変えたり。
﹂
﹁な、なぁ、木綿季⋮⋮⋮⋮本気か
﹁そうだよ
?
何を今更な事を、とばかりに言葉を返すと悠璃さんの顔がひく、と
?
たっているから下がれない。
今のボクと彼の性別はそれぞれ逆転しており、彼は少女になって自
分は男になっている。当然だが身長も変わっており、元々の身長を言
えば彼は187センチでボクは172センチだ。しかし今の彼の身
長は145センチと桐ヶ谷和人だった頃よりもかなり低い身長で、ボ
クは少し高くなって180センチ。つまり今の彼はボクより頭一つ
以上小さいのだ。彼からすれば今のボクが恐ろしく見えているかも
しれない。
何故こんな事をしたのかと言えば、特にこれといった理由は無い。
ただ単純にしてみたかっただけだったりする。そりゃ彼の愛撫も凄
く気持ちいいしこちらの身体を気にしながらしてくれるから嬉しい
が、偶には彼も同じような経験をしてみるのも良いのではないのかと
幾らかネジがカッ飛んだ思考に行き着いたのだ。少なくとも、直葉達
と共に生きていた頃にはまず考えつかなかっただろう思考だ。
そんなカッ飛んだ思考に行き着いたボクの前で壁に背中を付け、引
き攣った表情を浮かべる少女となった悠璃さんの容姿は、元々の素材
が良いからか自分よりも遙かに美少女してると思った。
後ろ腰まで伸びている黒髪と黒水晶のような瞳、顔の造形や手足指
の細さなどは昔と大して変化は見られない。大きく変わっているの
はその体型で、特に女性の象徴である胸部だろう。少女となっている
悠璃さんはその肢体を黒いシャツとゆったりとしたレザーパンツ、そ
して懐かしさを感じる黒革のコートで包んでいる。かなりゆったり
としているし着痩せするタイプなのだろうとは思っていたけど、その
予想をある意味ぶっちぎる勢いで胸が大きくなっていた。もしかす
ると成長した全盛期の自分の時よりも大きいかもしれない。
それに、家の窓からは何時もこの世界を照らす満月の蒼い光が入っ
てきていて、壁際にいる彼││││いや、彼女の姿をうっすらとだけ
浮かび上がらせる。若干だが涙が浮かべられているように見え、その
雫が月光で煌めいて見えた。
﹁⋮⋮⋮⋮綺麗﹂
﹁あぅ⋮⋮⋮⋮﹂
29
元々男性としてかなり強い部類だったから恋愛感情を持て余す方
だったし、性欲の方も男性にしてはかなり少ない方だと思う。少なく
ともボクが覚えている限りで彼から求めてきた事はまず無い。きっ
かけそのものはこちらが作る事が殆ど││││というか、今まで全部
そうだった。多分そういった事を無意識に考えないよう暗示でも掛
けていたのかもしれない。
そんな彼だから恥ずかしがるなんて行動はまず取らない。何せ自
分が取る行動は大抵根拠がある事だから、恥ずかしがるどころかむし
ろ胸を張る事の方が圧倒的に多い。そして褒められるにしても凄い
とか、格好良いとかばかりで綺麗というのは髪とか戦う姿ばかり。た
だ見ているだけで純粋に綺麗と言われた事は無いだろうから、顔を朱
くしたのだろう。それがまた新鮮だと思う。
ああ、これって多分ボクが変態になっちゃってるんだろうなぁ⋮⋮
と思うと同時、天国にいるお母さん、お父さん、姉ちゃんごめんねと
俺、凄く恥ずかし
﹂
30
心の中で呟く。頭の何処かではとっくに転生してるでしょとか言っ
てる気がするけど。
﹁うぅ⋮⋮なぁ、本当にこのままでするのか⋮⋮
いんだけど⋮⋮﹂
﹁偶にはボクと同じ事をされるのも良い経験だと思うよ
﹁こんな経験する羽目になるなんて⋮⋮﹂
﹁ぁ⋮⋮﹂
﹁ふふ⋮⋮捕まえた♪﹂
一場面の筈なのに、これだけでこちらが興奮してきてしまう。
持っているからかどこか色香を漂わせる。正直何もおかしくは無い
事で更に滑らかさを持ち、同時に羞恥を覚えている事で身体が熱を
てしまった。男性の時から白かったきめ細やかな肌が少女となった
両手を頭にやって俯く彼。その彼の胸元がシャツの隙間から見え
をそそる。
で責められるなんて思った事は無い。それ故に反応が新鮮で、こちら
られるのには馴れていない彼に、当然ながら自分が女性になった状態
夫婦の営みをするにあたって責めたりするのは馴れていても責め
?
?
頭を抱えて俯いている彼││これから彼女と呼ぼう││にす⋮⋮
と近づき、小さな白い手を取って壁に押しやる。しまったと気付いた
ようだがもう遅い。たとえ神格を解放しようがこちらも同じ事を出
来るしポテンシャルは技術を除いて同じなのだから、後は体格の問題
だ。今は霊圧の強化も何もしていないし、何より悠璃さんはボクを傷
付けるような事は極力したがらない。鍛練ともなれば話は別だが、た
だ拘束を抜けるだけの為に使いはしないだろう。
つまり、もう悠璃さんはされるがままにボクによって犯されるだ
け。
くい、と黒衣の少女の顎に手をやり顔を上げさせる。小さな声と共
に上げられた顔は朱に染まっており、そしてこれから自身が犯される
事を理解している事と初めてされる事に対する恐怖感からか、黒水晶
を思わせる瞳が僅かに震えていた。本当に悠久の時を男性として生
きた絶対神なのか疑わしく思うくらい、今の悠璃さんの仕草は少女の
それだった。
少しだけ屈んで高さを調整し、それでもこちらの頭が上になるよう
にして唇を塞ぐ。途端に呆けていた彼女が唇を奪われ、そしてこれか
ら さ れ る 事 を 完 全 に 思 い 出 し た 事 で 暴 れ よ う と じ た ば た と も が く。
しかし右手で彼女が作った左拳をやんわりと包み込んで止め、左手は
頭に回して離さないようにして無力化する。
﹁ん⋮⋮じゅ、はっ⋮⋮ちゅ、じゅる⋮⋮﹂
﹁ン、ぁ⋮⋮は⋮⋮﹂
彼女の小さな口をこじ開けるようにして舌を入れ、小さくなった舌
をこねくり回すようにして口内を蹂躙する。口の端から零れる唾液
がこちらの興奮を誘うため蹂躙は更に激しさを増し、次第に荒々しく
彼女の全てを求め始める。
数秒後、とろんと蕩けた目をした彼女は腰砕けになったのか、唐突
にぽすんと床に座り込んでしまった。女の子座りを自然としている
悠璃さんの前に膝を折って顔を覗き込むと、未だ蕩けて焦点の定まっ
てない顔で見上げられた。口の周りがてらてらと自分と彼女の唾液
に濡れており、涙に濡れた瞳とその女の表情が酷く扇情的で刺激が強
31
い。
その興奮が限界を迎えたからか、履いていたズボンがキツく感じ
る。まさかと思って下半身を見遣れば、予想通り男性として身体を構
成した事で付いている男性器がズボンの下でいきり立ちテントを
張っていた。男の人って興奮するとここまで苦しいのかと思う。何
せ張り詰めているから痛い、これ以上大きくなるのかと思うくらいに
痛い。
本当なら自分が悠璃さんにしてきたように胸でペニスを挟んでも
らいたいけど、流石に突然は無理だろう。無理矢理させるのもボクは
したくない。何時になるか分からないが何時かきっとしてもらおう
と思いつつ、へたり込んで無意識だろうが物欲しそうな表情の悠璃さ
んを抱き上げる。ひょい、と軽々と持ち上げられて男性の筋力って凄
いと思うと同時、見た目以上に軽いと思った。
寝室に置いてあるダブルベッドの上に彼女をぽすんと置き、自分は
首を傾げた。それがまた自然で可愛くて、思わずまた、今度は勢いで
唇を奪ってしまう。興奮を含む荒い呼吸と卑猥な水音が部屋に響く
中、今度はそれだけで無くボクの少し筋肉質で平らになった胸に押し
﹂
付けられている彼女の胸を右手で鷲掴みにして揉みしだく。
﹁ふぁ⋮⋮
︵あ、可愛い声︶
無自覚に嬌声を上げる悠璃さん。どうやら気持ちいいらしく目を
閉じたままされるがまま。むにゅむにゅとそれなりに大きいはずの
手からはみ出る程に大きな胸を揉みしだき、更に口内を蹂躙して唾液
を交換する。
と言っても専らボクが呑むだけで、彼女はただ快感に打ち震えて殆
32
その隣に上がる。まだ回復していないのか未だに蕩けた表情のまま
のようで、流石に大丈夫かなと心配になった。無いと願いたいが、ま
﹂
さかこれで女装趣味とか芽生えたりはしない⋮⋮よね⋮⋮⋮⋮
﹂
﹁おーい、大丈夫
﹁⋮⋮⋮⋮
?
顔の前で手を振って声を掛ける。それを受けた彼女はこてんと小
?
?!
ど 口 元 か ら 垂 ら し 続 け て い た。じ ゅ る り と 舌 で 舐 め 取 る 度 に ふ ぁ
⋮⋮と小さく嬌声を上げるから、もうこちらの興奮も我慢の限界に
なった。
﹁ね⋮⋮脱がすよ⋮⋮﹂
今まで体感したことの無い快感を極限まで得ているから理解出来
ないだろうけど、一応声は掛ける。やはり返答は無い。
しかし最初拒否的な姿勢を見せていたが今では無意識に手を此方
に伸ばして来て、キスをしようとするくらいに積極的になっている。
やはり意識は朦朧としているようだが。
そんな悠璃さんの状態を確認した後、手早く彼女の服を脱がしてい
く。コートを丁寧に脱がせた後、シャツとズボン、下着を脱がす。揉
んでいる時に気付いていたがやはりというか何と言うか、今の彼女は
ブラジャーをしていなかった。まあ現実の身体まで女体化する訳で
も無いし仕方無いよねと思いつつ、今度は自分も脱ぐ。
とまた僅かに大きくなる。んぶぅ⋮⋮
と
なペニスを咥え込んだ。そしてねっとりと舌がペニスの鈴口を舐め
回してきて、びくっ
?!
呻き声を上げる彼女の声を耳にしながら、もっと扱いてと頼んだ。
!
33
今の自分の服装はシンプルにシャツとズボン、コートを紫紺色で固
めている。シャツとズボンの形状はキリトさん時代に似せ、コートは
結婚記念日に貰ったあのコートのままだ。それらをあっさりと脱ぎ、
最後にズボンとトランクス型の下着を下げ││││それと同時に、凶
暴なまでに勃起したペニスが、先から透明で粘着質な液を垂らしつつ
顔を見せた。赤黒く巨大化しているそれを見て、これ以上は大きくな
らないだろうと思った。
ベッドの上で此方を見てくる彼女を見ると、やはり抑えきれなく
なってしまった。ベッドで仰向けになって正面に彼女を捉え、びくび
﹂
くと震え我慢汁を垂らしドロドロになっているペニスを突き出し、舐
めてと言う。
﹂
﹁⋮⋮は、ンぶじゅ⋮⋮⋮⋮
﹁ぅ、あ⋮⋮
!
流石に嫌がるかと思っていたのだが、何と彼女は緩慢な動作で巨大
!
それを意識しているのか無意識なのか、彼女はペニスを咥え込んだ
まま上下にピストン運動をし始めた。じゅぐ、ぶぐじゅとくぐもった
音と共に我慢汁と彼女の唾液が合わさった粘着質な液体が口から溢
れ、ボクの股間をドロドロにしていく。睾丸までドロドロが辿り着い
てひやりと感じると同時、彼女は左手も使ってペニスを扱きながら右
手で睾丸をぐにゃりと柔らかく揉んできた。グニャグニャ、ニチャク
チャと粘性のある音を響かせ、更にペニスを咥える奉仕が徐々に快感
を募らせていく。
そして、その時は来た。身体の奥から何かが出そうと思った次の瞬
﹂
間、ペニスから膨大な量のそれが一気に放出されたのを確かに知覚し
た。
﹂
﹁くぅ⋮⋮⋮⋮ぁ、ッ
﹁ンぶ⋮⋮ッ
とくぐもった音を立てて射精が
それでも、まだして欲しい事はあった。今なら今度叶えて貰おうと
の悠璃さんはどんな風に淫れるのか見てみたいと思った。
な顔を自分もしたことがあるのかと思うと同時、ペニスを挿入した時
ている精液を舐め取っていく。その顔は明らかに牝のそれだ。こん
精液をどうにか飲み下してから、ぴちゃぴちゃとペニスに纏わり付い
ついそんな事を言ってしまった。それを受けた悠璃さんは口の中の
どんどん酷い事をしている筈なのだがその背徳感が魅力的で、つい
﹁ね⋮⋮これ、綺麗にして﹂
口から零れだしてしまっている。
た。それでもねばねばしているから上手く飲み込めず、あまりの量に
ているかのような音が聞こえ、喉元がしきりに動いているのが分かっ
頑張って呑み込もうとしているのだろう。くちゃくちゃと咀嚼し
うとする姿は卑猥以外の何ものでも無かった。
濁液を口から滴らせ、頬を染めながら涙目でそれらを必死に呑み込も
ごぽっと幾らか零してペニスに垂らしてしまう。ドロドロとした白
為された。ペニスを咥え込んでいた悠璃さんはそれを口に放出され、
ぼびゅるるるるるるるるるっ
!!!
諦めかけていた事をしてくれる筈だ。
34
!!!
?!
と
そう思いながら精液を舐め取り、再び我慢汁を溢れさせ始めたペニ
スを蕩けた目で見つめる彼女に、今度は胸でご奉仕してくれる
思わなかった。
﹁ぅ⋮⋮⋮⋮そろそろ、出る⋮⋮
﹂
そのペニスがくちゅ⋮⋮と音を立てて、女性器となっている彼女の
まだまだペニスは赤黒く屹立していて凶暴な様を呈していた。
ながら形を変える。途轍もなく卑猥で、射精したばかりだというのに
き締め、押し倒す。豊満な乳房がひしゃげ、にちゃあと精液を伸ばし
恍惚とした表情で胸や顔に付いた精液を舐め取って笑む彼女を抱
千切れた。
もう、彼女が本当は男だとか、無理矢理は嫌だとか、そんな理性が
を彼女は浮かべる。
それにふわ⋮⋮と無邪気で、そしてこれ以上は無いくらいの牝の笑み
で沈めたり彼女の顔や黒髪にこびり付かせたりして思い切り穢した。
彼女の巨乳から見え隠れして射精を勢いよくし、胸の谷間を精液の海
と
んだと同時に吸い込み始めた。じゅるるるるるる、と卑猥な音が立つ
最後のスパートのつもりか、途端に彼女は舐めるのを変えて咥え込
﹁は、じゅ⋮⋮ぐちゅ、じゅる⋮⋮
﹂
﹂
けてくる。確かにボクもしたことはあるが、まさかここまで凄いとは
た。しかも僅かに見えた鈴口に口付けをし、舌でチロチロと尿道を開
れ、遠のいたと思ったら一気に襲って来るなど矢鱈とスキルが高かっ
上下左右別々に揺らしてくるから快感も一定じゃない。波を作ら
る乳圧で再び快感に打ち震える。
にゅう⋮⋮と形を変えた巨乳が視界いっぱいに広がり、ペニスに掛か
でペニスを挟み込み、あまつさえ鈴口すらも呑み込んでしまった。む
一応疑問系で尋ねてみた。一瞬の間を置いて、彼女はその豊満な乳房
?
!
陰裂に当たる。途端にびくんと身体を震わせる悠璃さん。しかし表
35
!
!
と共に快感と射精感まで迫り上がってくる。
﹂
﹁ぁ⋮⋮もう⋮⋮││││ッ
﹁ぁ⋮⋮
!
一瞬の溜めを挟んでから一気に暴発。ごびゅるる、どぶぱぁ
?!
い
情に嫌がるものは無く、やはりどこか物欲しそうな表情を浮かべてい
た。
﹁⋮⋮挿入れるよ﹂
返事は無かった、ただこくりと僅かに頷かれただけ。もしかしたら
意識が戻っているのかもしれないが、頷かれたのだから容赦なんてし
ない。
慎重にペニスの先を陰裂に入れ込み、くちゅりと粘液を張る幕を破
﹂
りながら先を入れる。いくよ、と一声掛けてから少しずつ押し込んで
いく。
﹂
まさか、ここまで気持ち良いなんて⋮⋮
﹁ン、あ、あぁ⋮⋮
﹁く⋮⋮⋮⋮
た。
﹁ンぁ⋮⋮
全に蕩けたものだった。完全に快楽に理性が押し負けている。その
腕の中で快感に震える彼女の瞳はまだ光があるが、しかし表情は完
いやらしく形を変えることになった。
力が更に強まり、更にこちらの胸に彼女の大きな胸が押し付けられ、
付けがキツくなった事で思わず声が出るボク。お互いを抱き締める
膣が圧迫された事で小さく嬌声の声を上げる悠璃さんと、また締め
﹁ぅ⋮⋮⋮⋮
﹂
﹂
体を震わせる。それが更に興奮を誘い、一際またペニスが肥大化し
期して、自分の腕の中で抱かれている悠璃さんはびくびくと豊満な肢
立つ逸物を押し進めているのだ。ぐちゅぐちゅと音を立てるのと同
女を正面から抱き締めながら少しずつ、少しずつ膣内の奥へといきり
きて、必死にそれに耐える。けれど性行為を止める事は無い。今も彼
今にも彼女の中に出してしまいそうな程に心地良い快感が襲って
感できない類のものだ。
ニスを四方から包み込んで締め付けるこの感覚は男性でなければ体
を押さえ込もうとする膣内は、途轍もなく気持ちよかった。脈打つペ
じゅぷじゅぷと陰裂を満たしていた蜜を漏らしながら進むペニス
!
!
彼女はこちらの背中に一際細い腕を回し、抱き付いていた。こちらも
36
!
!
?!
彼女の小さな身体を抱き締め、更に腕の中でキツく抱擁する。
その時になってぐちゅり、という音と共にペニスが根元まで押し
入った。ひくひくと陰裂が震えて粘着液を溢れ出させるその様は、酷
く淫猥なものだった。そして、それに混ざるようにして紅い液体も混
﹂
じっている。処女特有の破瓜の血だ。
﹁根元まで入ったよ⋮⋮大丈夫
このまま獣のように押し倒して犯してしまいたい衝動は激しくあ
るが、しかしそれで彼女に怯えられてしまってはいけない。それはど
ちらも望まない事なのだ。こちらとしても酷いように扱いたくは無
い。もう今更な気はするけど、少なくとも無理矢理に犯し尽くすなん
て事はしたくない。それは彼も決してしない事の一つなのだから。
そう考えて訊くと、やはり破瓜がかなり痛いようで少し身体を震わ
せる彼女は、僅かに首を横に振った。しかし離れようとは思ってない
ようで抱擁を更に強くしてくる。
﹂
﹁⋮⋮ごめん⋮⋮﹂
﹁え
た。なまじ体感したことのある快感をボクが受けているからこそ、そ
れが男性にとって女性を犯す事を抑えるのが酷く難しいものである
と理解しているからこその言葉だと分かった。自身が気遣われてい
る事に、彼女となっている今の悠璃さんは申し訳無く思っているの
だ。
それは酷く悠璃さんらしくて、そしていじらしく可愛いものだっ
た。
僅かに俯いている彼女がさっきまでよりも更に愛しく思えてきて、
﹂
思わず唇をまた奪った。
﹁ン⋮⋮
のを待って、ボクは口を開く。
を離すと、互いの唇から銀の糸が橋を作っていた。ぷつん、と切れる
体を痛くない範囲で力強く抱き締める。数秒経ってからぷはっと唇
小さくて震える彼女の唇と舌を目を瞑って味わい、微かに震える肢
?!
37
?
唐突に受けた謝罪に面食らっていると、気を遣わせてと繋げてき
?
﹁あのね⋮⋮確かに、本当はもっと激しくしたいと思ってる。まさか
ここまで快感が強いなんて思ってなかったし⋮⋮⋮⋮けど、それで悠
璃さんを無理矢理犯すなんて事は、したくない﹂
それに、あなたは初体験なんだからと繋げると、腕の中で縮こまっ
て震えていた悠璃さんが顔をぼふっと朱くした。本当、男らしい部分
が今は跡形も無くて誰よりも女の子らしいと思う反応で、可愛かっ
た。
でも、もう抑えきれないかもと繋げた。だってこんなに初々しくて
可愛い表情と反応をする人を前にしてずっと耐えるなんて、もう無理
なのだから。
だからゴメンと謝ってから、膣の奥まで入っているペニスを引く。
快感に震える声を上げる彼女の声を聞き終える前に、再度奥まで入れ
る。一連の動きで膣内に分泌されていた蜜とペニスから流れ出てい
た我慢汁が混ざり合った状態でじゅぷ⋮⋮と出てきた。シーツに卑
38
猥な染みを、そして水たまりを作る。
その水たまりに右手を浸して粘着液を付けた後、膣をピストンされ
てどうにか嬌声を上げないように口元を抑えて震える彼女の胸を揉
﹂
みしだいた。
﹁ひぅ⋮⋮
ては互いの名を呼び合い、視線を合わせて蕩ける。
奪っていて、更には舌を侵入させて更に犯していた。唾液を飲みあっ
の速度になっていた。胸を揉む手は止めていないが口は彼女の唇を
腰をゆっくりと振って彼女の膣内を犯していたが、今ではそれなり
ないとは凄まじい精神力だ。
いかにこの大きな胸の感度が良いかは分かる。それなのに声を出さ
残っている男としての矜持故だろう。これまでの行為を振り返れば
と歯を優しく立てると同時、また震えた。声を出さないのは微かに
大きな左胸を揉みしだきながら、口は右の胸の先端を含む。こりっ
も綺麗だと思ってしまうくらい、今の彼女は淫れていた。
で汗を掻いていたらしい彼女の身体を更に穢した。しかし、それすら
にちゃにちゃと音を立てながら卑猥に胸を濡らす蜜は、淫猥な行為
!
もうそろそろ限界が近付いてきた頃に、出すよとどうにか言った。
﹂
と先に二回も射精しているに
それも本当に出る数瞬前だったから意味があったのか分からなかっ
たけど。
﹁ぁ、ぁああ⋮⋮⋮⋮
ごびゅるるるるるるるるるるっ
も拘わらず膨大な量が膣内に放出され、彼女は小さな顔を天井へと向
け た。丁 度、ボ ク に そ の 表 情 が 見 え る く ら い だ っ た。と は い え 唇 を
奪っていたのだから上を向くしか無いのだけど。
熱い液体が膣から溢れ出し、こちらの股間も濡らした。数秒経って
も射精は終わらず、既に彼女の膣内は一杯だからほぼ全てが零れ出て
しまう。それらも今のボクには淫猥な行為の一情景に過ぎなかった。
今はただ、腕の中で小さく震える彼女を犯したい。
快感で焦点が合ってない彼女の両肩を持つと同時にペニスを軽く
と意外にも大き
引き、身体の前後を変えた。彼女の背中がこちらに向くようにしたの
﹂
だ。そして一気にペニスを突き入れると、んあっ
な声が発せられた。
﹁まだだよ⋮⋮﹂
﹁ゆ、うき⋮⋮⋮⋮
?!
またペニスを引いて突き入れる。両手は彼女の小さい体格に見合っ
﹂
た大きさの安産型のお尻を掴んでおり、押さえつけて無理矢理ペニス
を出し入れしたのだ。
﹁ん、あ⋮⋮あっ、ゆ、うき⋮⋮
﹂
自分の重みもあって更に深く突き刺さる。
に載せるようにして抱き上げた。勿論ペニスは挿入したままだから、
奮が更に上がる。お尻から手を離してすぐに彼女の抱き付き、膝の上
い台詞も今は間延びしていやいやする少女のそれで、逆にこちらの興
男口調ながらも今は快感に震える身、ハッキリ言っていれば格好良
﹁い、言うなぁ⋮⋮
くるのが、とても⋮⋮﹂
﹁凄い⋮⋮気持ち良いよ⋮⋮悠璃さんの中、凄く良い⋮⋮締め付けて
!
39
!!!
?!
涙に濡れ、身体も顔も朱くさせた彼女が肩越しに振り返ると同時、
?
!
抱き上げた彼女の顔は丁度ボクの顔と同じ高さに合った。それだ
け今の彼女は小さくて、非力な存在であるという事。何時ものパワー
バランスが逆転していて自分の意思一つで彼女を思うがままに出来
る事が、更に興奮を押し上げた。
小さな彼女を抱き締め、身体の前に回した手で豊満な乳房を揉みし
だく。見なくても分かるくらい大きいせいで指の間からはみ出る胸
ははち切れんばかりで、そして心地良い弾力を持っていた。
﹂
﹁本当、悠璃さんの胸って羨ましいくらいの大きさだよね⋮⋮同じ女
ゆう、き、やめ⋮⋮
として嫉妬しちゃうよ。今は男だけど﹂
﹁ぁ、ひゃぅ⋮⋮
﹁⋮⋮いーや﹂
と痛くは無い程度に力強く揉み、先端を指で挟ん
さを醸し出していた。
!!!
﹂
ン││││││││ッ
を合わせて舌を犯す。
﹁ン││││ッ
﹁ん、じゅ⋮⋮は、ちゅ⋮⋮じゅる⋮⋮
﹂
みしだいている胸をぎゅうっと手で絞るように握り締め、更に強く唇
出する。胸の先端がまた一際固くなったと同時に指で挟み、更には揉
またペニスが脈打ち、ごびゅるるるるるるるるるるっ
と精を放
恍惚とした表情で求めてくる姿は、快感に淫れた牝を想起させる淫猥
ろう、無理矢理にでも離れようとする素振りは見せなかった。どこか
を続けるボクと彼女。やめてと言っていた彼女も案外乗り気なのだ
ぐちゅぐちゅと粘着性を増した唾液を溢しながら交わし合い、性交
る事を忘れない。
か言われる前に唇をまた奪って阻止する。当然ながら舌を侵入させ
首を回してこちらを見て抗議しようとしたのだろう悠璃さんを、何
ていた。
俟って更にそれは大きくなり、また興奮するというサイクルが成立し
で 刺 激 す る と 悩 ま し げ な 声 が 上 が る。ペ ニ ス の ピ ス ト ン 運 動 も 相
ぐにぐにぃっ
!
!!!
こと無く犯していくボクの射精は中々止まらず、シーツには凄い量の
何かを叫ぼうとする彼女の唇を奪う形で黙らせ、豊満な肢体を余す
!
40
!
!
?!
白濁で粘着質な水たまりが出来ていた。その上で情事をしているボ
ク達の身体は既に精液塗れで淫猥なことこの上ない。しかも身体を
揺すっているのだからぐちゅにちゃと音を立て、互いの身体の間で糸
を引いている。
十秒以上もの射精が終わった時には、長く凄まじい快感をずっと得
ていた彼女が腕の中でぐったりしていた。はぁはぁと悩ましげな呼
吸をしている。
昔に聞いた話では、男性の脳は女性としての快感に耐えられる構造
は し て い な い ら し い。も う 流 石 に や め て お い た 方 が 良 い だ ろ う と
思っている間に悠璃さんは目を瞑り、穏やかに寝息を立てていた。身
体は全てボクに預ける形で、小柄な体躯ながらも豊満な肢体が男性化
してしっかりしているボクに押し付けられる。無言で寄せられる信
頼を感じた。
男は狼なんだけどなぁ⋮⋮と思いつつ、その信頼をくすぐったく感
じながら自分も微睡みを共有する事にした。腕の中で熟睡する美少
女を優しく抱き締めて目を瞑り、闇に意識を沈めたのだった。
*
翌日。まさかのまさか、あのまま深層心理世界で一日を明かすとは
思っていなかった自分は完全に寝過ごしてベッドの中で一人眠って
いた。はたと目が覚めれば腕の中には誰もおらず、代わりにキッチン
の方から香しい匂いが漂ってきていた。
疲れている筈なのに食事を用意させてしまったかと思いつつごめ
んと謝りながらキッチンに入ると││││黒く素朴なエプロンをし
た幼妻な格好の悠璃さんが出迎えてくれた。まだ性別が変わったま
まだったのだ。今回はこちらがしたが自分でも戻せるのだし、とっく
に戻したものかと思っていた。
ぴしりと固まって、何で戻ってないの⋮⋮と訊くと、こっちの方が
嬉しいんじゃないのかと返された。表情は訝しげそうだったが、ぼ
ふっと恥ずかしい事を訊かれて無理矢理答えた時のように顔を真っ
赤にしていたから、きっとサービスだったんだろう。朱い顔が可愛く
41
思えて、一先ず頭をくりくりと撫でてから朝食になった。
﹁ふぅ⋮⋮ごちそうさま﹂
﹁はい、お粗末様﹂
朝食は素朴に白ご飯と味噌汁、あじの塩焼きに青菜のお浸しだっ
た。この世界ではSAOの時のように完璧に趣味嗜好の役割しか果
﹂
たさないのだが、中々良い娯楽になっている。何より作業が単純化さ
れていないだけでも結構楽しめるのだ。
﹂
﹁││││じゃ、こっちも美味しく頂こっかな
﹁わひゃ⋮⋮
さん。
﹁ゆ、うき⋮⋮まだ、やるのか⋮⋮
﹂
と這わせ、むぎゅぅと揉む。途端にびくびくと身体を痙攣させる悠璃
身体を抱き締めているボクは前に回している手を彼女の豊満な胸へ
から抱き締めると、裏返った驚愕の声を上げられた。後ろから彼女の
朝食はこっちがメインだと言わんばかりの台詞を吐きながら後ろ
?
﹁悠璃さん⋮⋮欲しい
﹂
るような女の顔つきをしていた。
つり、と絶たれた先にある小ぶりな顔は真っ赤で、けれど何かを求め
酬は続く。離せばいやらしく唇同士を煌めく銀糸が繋げていた。ぷ
を知らず、互いの唾液を奪い合ってはごくごくと飲み下そうとする応
段々息が荒くなっていくが互いの口内を犯し合う舌は留まること
に愛おしくて堪らない。乳頭を摘まみ上げれば可愛い嬌声を上げる。
れてきた。胸を揉まれる快感からかびくびくと震えていて、それが更
舌を侵入させるディープキスだが、意外なことに彼女も舌を此方に入
と受け容れてくれた。一旦離して呼吸を整え、再度唇を奪う。今度は
肩越しに振り返って見てきた彼女の唇を奪うと、思いの外すんなり
﹁ンむ⋮⋮﹂
﹁だって可愛いんだもん⋮⋮││││ん⋮⋮﹂
?
どうやら女の快楽を知って我慢出来なくなったらしい。もしかする
が、ほんの僅かに俯けられた顔がこくりと頷かれるのを確かに見た。
率直にそう尋ねた途端にぼふっと更に耳まで真っ赤にする彼女だ
?
42
?!
とまだ戻っていないのにはそれを期待していたこともあるのかもし
れない。
しかしこちらもそれを望んでいる、彼女も望んでいるのなら是非も
無い。
エプロンを彼女が外してからまたベッドに誘う。今度は初めから
服を脱ぐと、お互いの恥部がさらけ出される。彼女はこちらの股間で
いきり立っているペニスを見て顔を真っ赤にし、ごくりと唾を飲み下
した。彼女の陰裂もまた、何時でもこちらを受け容れられるよう蜜が
と訊けば、彼女は首を横に振った。今度は自分か
しっとりと分泌されているのが分かった。
いきなりする
らさせて欲しいと言うので分かったと答える。
﹂
やっぱり、凄いね⋮⋮﹂
﹁ン⋮⋮どう、かな⋮⋮
﹁ん、あ⋮⋮
?
﹁う、ぁあ⋮⋮
﹂
﹁はむ⋮⋮ぶじゅ⋮⋮
﹂
興奮を促進させてきた。
が潤滑液になって滑りが良くなる。ぐちゅにちゃと音が立ち、それが
胸を上下左右自在に動かし刺激してきて、更に分泌されるカウパー汁
り合いなくらいに大きい胸でペニスを挟んできた。むにゅむにゅと
何をするのかと思えば、まず彼女は最初にその小さな身体には不釣
!
﹁むぐ⋮⋮
む、ぐじゅぶ⋮⋮
﹂
同時にペニスが更に一回り大きくなった。
りもフェラチオの方が何倍も快感がある。背中がブルリと震えると
回っては舐め回していく。正直胸で挟んでくるのも凄いが、そちらよ
立つそれを口に咥え込んだ。ぬるりとした小さな舌がペニスを這い
カウパー汁でどろどろに汚れる胸がペニスを扱く中、彼女はいきり
!
!
舌でペニスの先をこねくり始めた。じゅるじゅると唾液とカウパー
汁とが混ざり合った粘液を溢す。
朱に染まった牝の表情、粘液で淫れた大きな乳房といきり立つ逸物
を必死に咥えて愛撫してくる少女が視界一杯に広がり、それが限界を
43
?
!
それによって悠璃さんは涙目になるもすぐに持ち直し、一際激しく
?!
突破するきっかけとなった。
どくんっ、と一瞬脈打った直後にごぶびゅるるるるるるるるるっ
!!!
﹂
と昨日あれだけ出したのは嘘だと思える勢いで凄まじい量の精が
ぶ、ぐじゅ⋮⋮
放出された。
﹁ンぼぉっ
!
﹂
液の粘りようは興奮を呼び起こしてきた。
しだけ口元が閉じられ鼻で息を吸い込んで開けられた時の口内の粘
舌で捏ねられるだけ。時折呼吸をする為にごぷっと泡が吹き出て、少
多くて呑み込もうとしても中々呑み込めない。結果、ねちゃねちゃと
白濁の粘液は彼女の小さな舌でぬらぬらと掻き混ぜられ、しかし量が
しかしそこから先はそれ以上だった。口内でどろりと蟠っている
の両手にびちゃびちゃと落ちる。それだけでも淫猥だった。
で迫っていた精液がぬちゅりと音を立てて零れ、皿を作っていた彼女
彼女が折れたのか小さな口をぱかりと開けた。その拍子に唇の裏ま
い。口内の精液と格闘する彼女とボクとが数秒見合った後、とうとう
ようとするのだけど、顎をボクが引いているから背けようにも背けな
流石にそれは恥ずかしいから、あるいは嫌だからか彼女は顔を背け
相当な酔狂である。その酔狂なのが自分自身なのはともかくとして。
も無理は無い、というか精液を呑み込む場面を見たいと思うものなど
犯す時でさえさせた事が無かった事をしようというのだから驚くの
愕然と見開かれた目がこちらを見据えてきた。悠璃さんがボクを
﹁ッ
﹁ね、見えるように口を開けて呑み込んでくれないかな﹂
て目線を合わせると、涙目で揺れる黒水晶の瞳と目が合った。
ちょっと悪さをしてみたくなった。嘔吐く彼女の顎をくいっと引い
涙目でどうにか嚥下しようとしては苦しむ風に嘔吐く少女を見て、
女。勿論ペニスからは口を離している。
もうとしつつ口元から零れ出た粘液を手で掬い、口元へ持って行く少
びゅっと白濁の粘液が零れ出た。必死に口内で暴れるそれを呑み込
凄まじい勢いだったのが災いしたのか、悠璃さんの口からごびゅご
?!
少しずつ精液の量が減っていき、残り少しになった時には舌で捏ね
44
?!
くり回された後にごくんと飲み下された。両手でたぷたぷと揺れる
それもじゅるるるっと飲み込み、最後にぺろりと口元を舐める。一連
の動作には艶やかさがあった。
﹁ありがと。凄かったよ﹂
﹁うぅ⋮⋮⋮⋮木綿季がやれって言ったんだろ⋮⋮苦しかったんだか
らな⋮⋮﹂
ぼふっと顔を朱くして縮こまりながら言う悠璃さんだが、その姿が
更なる興奮を誘うものだとは気付いていないようだ。まあ知ってて
やったのならどれだけ女の身体に馴れたのだという話なんだけども。
﹁ふふ⋮⋮⋮⋮じゃ、お口直ししよっか﹂
くすりと笑って抱き締め、見上げてくる悠璃さんの唇を奪う。舌を
入れて犯そうとした時、いきなりこちらの口の中に彼女の舌が入って
来た。ぬちゃぴちゃと唾液が交わされる音と共に舌が互いをこね回
していくのだが、今回は此方の口内での出来事だ。目を見れば少しだ
45
けキツい目つきをしていて、どうやらさっきのは彼女の逆鱗に触れる
お願いだったらしい。これは彼女なりの意趣返しだったようだ。
しかし、その程度では甘いと言わざるを得ないだろう。悠璃さんが
男でこちらが女だったならばまだ仕返しのしようがあっただろうが、
今は逆転しているのだ。パワーバランスはおろか、男女の関係まで逆
転しているのなら悠璃さんに勝ち目は無い。彼女が男を知り尽くし
ているようにこちらも女を知り尽くしている、むしろ喘がせるのは此
方なのだから。
そこまで考えてペニスに意識を持っていった瞬間、びゅるるるるっ
とまた爆発した。膣内に入れていた訳では無いので彼女の腹や脚に
掛かり、ひゃっと小さく驚いた声を上げられた。
﹁⋮⋮む⋮⋮﹂
﹁あ、はは⋮⋮⋮⋮ごめん。つい気持ちよくって⋮⋮﹂
抗議の目で見上げられ、たははと苦笑しながら謝る。暫くはむぅ
⋮⋮と見上げてきていたけどそれもすぐに微苦笑に取って代わり、こ
﹂
ちらに抱き付いてきた。むにゅりと豊満な乳房が潰される。
﹁ぅ⋮⋮
?!
同時、下半身に柔らかな快感が走った。彼女はただ抱き付いてきた
だけで無く、その小さくしなやかな手でペニスを扱こうとしていたの
だ。ぐちゅぐちゅと唾液とカウパー汁の混ざり合った粘液でぬらぬ
と 粘 着 質 な 音 を 立 て る。び く び く と 震 え る の と カ ウ
らと汚れているペニスは彼女の手で扱かれるのと同期して、ぐちゅに
ちゃぁっ
パーがどくどく溢れる回数が増え、彼女の手は透明な粘液ですぐに溺
れてしまった。
流石に片手ではいきり立つペニスを扱ききれなくなったようで、今
度は両手でしごき始めた。片手は睾丸をぐにぐにと弄び、片手はどろ
どろな逸物の竿をにちゃにちゃと音を立てながら上下に擦り、そして
亀頭は小さな口で咥える。口内に入った亀頭は舌で弄ばれ、舌先が尿
道をぐりぐりと刺激するから更にカウパー汁が溢れる。彼女の唾液
でる⋮⋮
﹂
﹂
と一緒になって溢れ、あるいは舌で舐め取られる。
﹁ゆ、うりさん⋮⋮
﹁ッ⋮⋮ぁあ
﹁ゆうひ⋮⋮らひて⋮⋮﹂
!
るるるるぅっ
﹁ぼじゅ⋮⋮むぐぁ⋮⋮
﹂
と更に勢いを増して精が出た。
と一際大きく脈打ったと同時、どぼびゅるるるるるる
!
﹁ッ⋮⋮
﹂
﹂
さって、牝と女を感じさせてきた。
さ ん。色 白 い 肢 体 も 綺 麗 な 黒 髪 も 白 濁 液 で 穢 さ れ て い る の と 合 わ
ふわ⋮⋮と艶やかで無邪気な微笑を浮かべ、そう感想を漏らす悠璃
のかな⋮⋮
﹁ン⋮⋮⋮⋮較べたことが無いけど馴れたからかな⋮⋮おいしい⋮⋮
ぱくりと咥え、ちゅるんと舐め取った。
ベットリと付いたそれらを指で取る。そして指先に付いたそれらを
にちゃにちゃと口内に放出された精液を呑み込んだ彼女は身体に
液を飛ばし、眼前にいる裸体の少女を穢す。それが殊更卑猥だった。
から口を離した。そして自由になったペニスは暴れながら白濁の粘
余りにも多すぎて勢いもあったからだろう、流石に悠璃さんは途中
?!
どくんっ
!
!!!
!
?
46
!
!
﹁ひゃ⋮⋮
﹂
﹂
?
﹂
﹁ン、ぁ⋮⋮ぅく⋮⋮⋮⋮ッ
﹂
の興奮を誘うのだという事も。
今の悠璃さんは途方も無く小さくて非力な存在で、だからこそこちら
を直す。完全に犯す体勢だ。こうすると今の身長差がよく分かった。
せた。全部入ったのを確認した後、今度は彼女を押し倒す格好に姿勢
子宮をノックすると同時にびくんっと身体を悠璃さんは仰け反ら
﹁ッ⋮⋮
いき、最終的に子宮へとペニスは届いた。こつん、とノックする。
る。膣の肉壁がじゅぷじゅぷと蜜の音を上げながら押しのけられて
らし、しかしこくりと小さく頷いた。それと同時にゆっくりと挿入す
不安そうに瞳を揺らす悠璃さんはぼふっと朱くなった顔を少し逸
﹁⋮⋮⋮⋮ン⋮⋮﹂
﹁いくよ﹂
﹁ゆ、うき⋮⋮
形となり、満たされていた蜜がぬぷっと量を増やした。
ニスを彼女の陰裂に当て擦る。小さなピンク色のクリトリスを擦る
何を⋮⋮と疑問を発する彼女を無視し、怒張しびくびくと震えるペ
体は今はこちらが支えている状態だが。
好だったのがこちらが若干押し倒される格好になる、ただし彼女の身
もう我慢出来ずに彼女を抱き抱える。互いを正面で見据え合う格
?!
のかと、そしてやめないでと瞳で訴えてきていて、それを見てふふっ
ちらをキョトンと不思議そうに見てきた。その顔はどうしてやめる
少しだけ動きを止めて身体を離すと、恍惚としていた悠璃さんがこ
じてしまえて、ついつい意地悪をしたくなっていしまう。
くっ⋮⋮と快感を堪える嬌声を漏らす。それが堪らなく愛おしく感
びくっと強く震えてふわぁ⋮⋮と声を上げ、ゆっくりと抜けばン⋮⋮
よく感じてくれているのだとすぐに分かった。一際強く押し出せば
れば大粒の涙で瞳と濡らしつつ恍惚とした表情の顔が見えて、気持ち
り返すと、彼女は押さえた嬌声を耳元で上げてきた。ちらりと顔を見
痛みは感じない程度の強さで抱き締めながら前後に挿入動作を繰
!
47
!
とこちらは笑みを浮かべる。すぐに再度抱き付き、今度は彼女の小さ
な唇を奪った。上からのし掛かるように、逃げられないように押さえ
﹂
つけながらの舌と舌とを交えながらのキスはいつも以上に唾液が口
元から零れて背徳的だった。
﹁ん、ぐちゅ⋮⋮は⋮⋮⋮⋮っ⋮⋮ん、ちゅ⋮⋮
﹁ンぁ⋮⋮ふ、ちゅっ⋮⋮⋮⋮ふぁ⋮⋮﹂
強く強く、口内を犯す。有無なんて言わさず彼女の舌を捏ね、ぬら
りと口の中を湿らせている唾液をじゅるじゅると飲む。しかしそれ
が出来なかった分が口から漏れて、彼女の口元や頬をぬらりと穢す。
それがまた背徳的だ。瞳を細くして妖艶に微笑みながら求めてくる
小さな彼女が懸命に抱き付いてきて、男性化しているために細身なが
らも多少の筋肉があるこちらの胸板に豊満な乳房が押し付けられ、互
いの身体で挟まれて潰れる。その胸はこぼれ落ちた唾液によっても
濡れており、先程の精液もあってぬらぬらとヌメっていた。
と身をよじりながら嬌声を上げた。そこま
その乳房の先、ぷっくらと膨らんでいる突起がこちらの突起と当た
り、同時にンふぁ⋮⋮
それを見てやはり悪戯心が刺激されてしまい、左の乳房の突起を右手
﹂
人差し指と中指とで挟み込み、きゅぅっと締める。
﹁ンあッ⋮⋮
唇を塞ぎ、舌を絡めて抑え込む。ンむーっ
と抗議の声を上げてく
る快楽を得てだらしなく緩んでいた。一旦キスを止めて口を離せば
目を見れば軽く光を喪いかけていて、けれど恍惚とした表情は更な
る。
ていて卑猥な音を立てていて、それらが彼女の身体にぱたたっと掛か
にキスをし続けている口元からはぐじゅぐちゃと唾液が溢れかえっ
で激しく舌が暴れ、けれどそれすらも抑え込む勢いで舌を絡める。既
刺激を与える。途端に断続的な快感の叫びを上げたそうにして口内
す。同時に膣に挿入されている肉棒の出し入れも忘れず、腰を振って
るがそれもお構いなしに突起を摘まみ上げ、あるいは乳房を揉み倒
?!
48
!
で弱くなっているのかと手で触れてみれば、更に嬌声を上げて喘ぐ。
?!
キスを交わしていた彼女が喘ぐも、それすらもさせまいと強制的に
?!
極 太 の 銀 糸 が 互 い の 唇 か ら 伸 び て い て、ぶ つ ん と 切 れ る や 否 や び
ちゃっと彼女の胸に掛かる。それも頓着せずにキスをしてこようと
する彼女を顎を引くことで制止、少しだけ彼女の耳元に口を寄せ⋮⋮
﹂
﹁綺麗だよ⋮⋮大好き、愛してる⋮⋮﹂
﹁ンァア⋮⋮⋮⋮ッ
と彼女
!!!
な
﹂
と喘ぎ声を上げてきて、それが更に性欲と
?!
﹁ン、ぁく⋮⋮
﹂
﹂
!
ぁ、ぃ⋮⋮ぎ⋮⋮
!
﹁ハァッ⋮⋮ハァッ⋮⋮⋮⋮ハァッ
き付き、回した手で豊満な乳房を両方弄ぶ。
支配欲をむくむくと湧き上がらせてくる。そして背中から彼女に抱
してしまってンはぁっ
向きを変える。ぐりゅんっと膣内が回転した時にもう一度軽く射精
快楽に脱力する彼女の腰を持ち、ぐるりと仰向けからうつ伏せへと
底抗いきれるものではなかった。
犯し尽くして支配したいという欲に駆られ、それは抗おうとしても到
そして、唐突にまた犯したいという欲求に駆られた。小さな彼女を
当、見ていて可愛いと思ってしまうくらいの反応である。
に思考と脳が追い付かず一時的なショートを起こしているのだ。本
のの、その表情を見れば一目瞭然ではあった。あまりにも膨大な快楽
にやりと笑みながら訊けば言葉になっていない答が返ってきたも
﹁ンぁう⋮⋮ぅあ⋮⋮⋮⋮
﹂
﹁んんっ⋮⋮⋮⋮凄く締めてきてるよ。そんなに気持ちよかったのか
染みを作る。
には許容量を超えて彼女の膣から膨大な白濁液が零れ出て、シーツに
り取ろうとばかりに引き締まる膣に流されるままに射精を続け、つい
の膣内と子宮へ膨大な量を射精してしまった。そして更なる精を搾
のだから抑えが効かず、直後にはごぼびゅるるるるるるっ
が引き締まってペニスを咥え込んできた。あまりにも唐突だったも
ぽそりと、悪戯半分、本気半分で呟いてみれば唐突にギュゥッと膣
?!
を散らしつつ挿入を繰り返し、同時に豊満な乳房を両手で揉み倒す。
グッチャグッチャと膣内にごぽごぽと溜まっている膨大な白濁液
?!
49
?
?
お前は自分のだ、自分だけのものなのだと主張するかのように、そし
とまた
て今お前を支配しているのは自分なんだと言うかのように、彼女の意
志なんてお構い無しに犯していた。ごびゅるるるるぅっ
と
!
ねればにちゃっ と音を立てて更に興奮をかき立てる。更には潤
だから胸を揉んだ時に手と胸の間にぷりぷりな精液が入り込んで、捏
られる形で犯されている彼女の身体に塗りたくられている形にある。
シーツに落ちて白い水たまりを作っている精液は、そこに押し付け
音を立てて膣から挿入の度に白濁液が零れてくる。
射精し、膣内が圧迫される感覚を覚えた。直後、ぶぐじゅ⋮⋮
!!!
滑液代わりでもあるので質感も良く感じる。
と音を立てた
マシュマロのように柔らかく大きな臀部を両手で掴み直し、本気で
犯し倒す為に挿入のパワーを上げた。じゅっぱん
どうなの
﹂
と 一 際 喘 ぎ 声 を 強 く 上 げ ら れ る。思 わ ず あ
ねぇ
?! ?!
と同時にンぐふぁ
!!!
と言い、更に一際強く子宮へペニスを押し付
に押し付ける動作を繰り返し、大きな苦しそうな喘ぎ声を連続させ
しまう。大きく腰を振って子宮へと押し付け、また軽く抜いて、一気
尽くして支配してしまえ、壊してしまえと聞こえてその通りに動いて
それで、ラストスパートに入ってしまおうと考えた。このまま犯し
感じられるようになった。
と思っていたのに更に少し大きくなり、膣から受ける締め付けが強く
上がってきて、ぶるりと震える。ペニスが限界まで大きくなっていた
け、更に喘ぎ声を上げさせる。恍惚となる快感がぞくりと背筋を這い
まここがいいんだ
酷く満たされる快感を覚えた。いやに高くおかしいテンションのま
てしまう。彼女を見下し、支配し、そして犯すという醜く汚い欲求が
横顔が快楽と悦楽にだらけきっているのを見て、思わず嗤い声を上げ
苦しそうに、もうやめてと言いたげな声とは裏腹にちらりと見せる
ぅ、ぎ、にぁ⋮⋮ ぁ、あああ
?! ?!
はっ♪ と嗤い声を上げてしまった。
﹂
あう⋮⋮いぎ⋮⋮ッ
﹁ここが、ここがいいんだよね
﹁ンあ
⋮⋮⋮⋮
?!
?!
?!
50
!
﹁あはっ⋮⋮♪ あははっ♪﹂
?!
?!
る。こちらに振り向かせて舌と舌のキスを口内で交わし、暴れ回って
唾液でドロドロな彼女の口内をも犯し、唾液を呑み込み、更に興奮を
促す。
﹂
﹁あははっ♪ 出すよ、悠璃さんの膣内にたっくさん出すからねッ♪﹂
﹁ンッ⋮⋮ぐ、ぎ、あああああああああああああああああ
﹁んぐぷ⋮⋮
﹂
と一気に莫大な精液が放出さ
﹁あは⋮⋮っ♪ ねぇ、これ、綺麗にしてよ♪﹂
と追加の
としながら息も絶え絶えという表情は支配欲を満たしてくれる。
女が白濁の海へとどちゃっと身体を横たえた。はぁ、はぁ⋮⋮と恍惚
それを最後にぼじゅっとペニスを抜けば、ふらりと支えを喪った彼
な精液が滂沱となって溢れ出てくる。
射精が入る。当然ながら子宮に入りきる筈も無く、次々とぷりっぷり
になり、それによって更にぼぐびゅるるるるるるるぅッ
えた。体位がかなり変わった事でペニスを刺激する膣内が更に窮屈
れ、同時に身体を凄まじく痙攣させながら彼女が海老反りになって震
そう宣言した直後、ごっぼぱぁっ
?!
!!!!!!
て無理矢理入れると、彼女は焦点が合っていないまま軽く身を起こ
し、ペニスを更に咥えてくちゅくちゅと舌全体を使って舐め取ってき
た。
﹂
﹁あはは⋮⋮っ♪ 上手だね⋮⋮♪﹂
﹁ンご⋮⋮ぐぶぼ⋮⋮ッ
も射精していた。
と勢いを衰えて
なって更に零れ出す。明らかに口内と両手とを合わせた容量の何倍
け止めようとし、しかしそのお皿型に作った小さな両手すらも一杯に
れ出すまで射精してしまった。それらを無意識にか両手を使って受
いないまま精が放たれ、途端に小さな口内一杯になって口から殆ど溢
どっごびゅぐるるるるるるるるるるるるるるッ
!!!!!!
精してしまった。何度目になるか覚えきれないくらいの射精なのに、
あまりにもゆっくり、しかし強く刺激してくるものだから思わず射
﹁ん、あ、はぁ⋮⋮イッちゃったぁ⋮⋮♪﹂
?!
51
!!!!!!
ドロドロに汚れている精液塗れの極太ペニスを彼女の口に宛がっ
?!
瞳と頬を涙で濡らし、卑猥に白濁液を頬袋一杯にして苦しそうに
し、びちゃびちゃとお皿にした両手から零れさせて胸や膝を穢す少
女。本当、どうしてここまで支配欲を刺激してくるのだろうかと思う
くらいに妖艶で、非力な存在だった。嗜虐心が刺激されて思わずニタ
リと嗤ってしまう。
﹂
﹁ダメだよ、溢しちゃ⋮⋮全部飲まないと⋮⋮ほら⋮⋮♪﹂
﹁⋮⋮ンぐ⋮⋮⋮⋮ンぐゥ⋮⋮
上を向かせてからぱかりと口を開けさせ、口内に溜まるぷりぷりで
ドロドロな精液が小さな舌で捏ねられ、懸命に呑み込もうと喘ぐ様を
にこにこと笑みながら見る。何十秒も掛けてから呑み込み終えた後、
良く出来ました♪ と言ってキスをし、すぐさま舌を侵入させてヌラ
ヌラと濡れている舌に絡める。ぐちゅぐちゅ、にちゃにちゃとその間
も精液塗れの胸を揉み、そして膣に指を突っ込んで激しく責め立て
とキスを止めたと同時にぷしゃああああっ と悠
る。面白いくらいに喘いでくれる彼女を更に虐めたくて虐めたくて
仕方が無い。
ぷっはぁ
!
と降りかかったと同時、その生暖かい液体によって得た新たな感覚が
と、今度は彼女の身体全体に掛けてしまった。美麗
きっかけとなってまた膨大な量の精を放出してしまう。ごぼびゅる
るるるるるっ
オーライという事でいいだろうと判断した。
流石にここまで出るとは思っていなかったが楽しめたのだし、結果
﹁あはは⋮⋮ヤりすぎちゃったなぁ⋮⋮⋮⋮♪﹂
らと光る。
しまった。少し身じろぎする度にぐちゃぁ⋮⋮と糸を引いててらて
る。それによって彼女の身体の殆どを覆う程迄に精液をぶっ掛けて
した顔を見るだけでもう抑えが効かず、何度も何度も精を出し続け
から雨のように精が降り注いで身体全身が白く穢れていく。恍惚と
途中からばちゃっと力を喪ったように白濁の海に横たわり、その上
に膨大な精が降りかかり、穢し尽くしていく。
な黒髪はおろか、その小ぶりな顔から首元、胸、腰に脚、膣の至る所
!!!
52
?!
璃さんは潮を吹いた。粘性の透明な液体がこちらの身体にぱたたっ
!
しかし、ここまでヤってもまだ性欲も、支配欲も満たされない。ま
ビクンッ
と脈打っている
だまだペニスは硬くて、むしろ赤く充血したそれは獣のように極太に
なって屹立し続けており、ビクンッ
始末だ。
!
と⋮⋮♪﹂
﹂
﹂
﹁あ、は⋮⋮⋮⋮♪ まだ、まだ⋮⋮⋮⋮まだ、ヤり足りない⋮⋮もっ
た。
立し続ける剛直で突き、膣内はおろか子宮内にまで射精し続けてい
に震えながら横たわっており、自分はその少女に跨がってまだまだ屹
のシーツとも言うべき状態になっているベッドの上で息も絶え絶え
麗な木目やベッドなどが白濁塗れになっていた。小さな少女は精液
か分からなかった。気付けば部屋中がイカの臭いで充満しており、綺
そしてこの一日、果たしてどれだけの精液を吐き出すまで犯したの
しまえと本能が叫ぶ。
早興奮しか呼ばない。犯して犯して、壊れてしまっても犯し尽くして
焦点の合っていない目で見上げてくる白濁塗れの少女の喘ぎは、最
﹁く、ふ⋮⋮あ、は、あはは⋮⋮♪﹂
﹁いぎ⋮⋮ァ⋮⋮ッ
一つ嗤って、一気に突き込んだ。
﹁可愛いなぁ⋮⋮あは⋮⋮⋮⋮ッ♪﹂
ぷりな精液を吐き出し続ける膣へとあてがい⋮⋮
液が音を上げるのも構わず抱き締め、そして剛直をごぽごぽとぷりっ
白濁の海に沈んでいる少女を抱き上げ、ぐちゅ、と体に挟まれた精
﹁まだ⋮⋮ヤり足りないよ⋮⋮⋮⋮♪﹂
!
と強く突き上げればイイ反応をして喘いでくれる
﹁ぁ、ぐ⋮⋮いぎ⋮⋮ィッ
ぼぐじゅっ
?!
走り、一気にペニスへと伝わって⋮⋮
﹁ん、あッは、ァ⋮⋮っ♪﹂
﹁あ、ああああああああぁぁぁぁぁ⋮⋮
ごびゅるるるるるるるるるるるるるっ
﹂
と衰えない射精量に、彼
!!! ?!
53
?!
少女。それを見て興奮しない訳が無くて、ゾクゾクッと快感が背筋を
!
女の子宮は既に充満していて尚ごぼぷっと音を立てて膨らむ。少し
お腹が膨らんでいるのは自分の精液によるものだ。あのお腹の全て
が精液に満たされているのだ。ごぷごぷと、ぷりっぷりな精液が波
打って、まだまだと彼女を犯し尽くす⋮⋮⋮⋮あは⋮⋮♪
﹂
﹁ふ、ふ ⋮⋮ あ は、は ⋮⋮ ♪ ま だ ま だ だ よ ⋮⋮ ね ぇ、悠 璃 さ ん
⋮⋮⋮⋮ほら⋮⋮まだまだいーっぱいヤるんだからね⋮⋮♪﹂
﹁ぅ、あ、ぐ、ぎ⋮⋮ひぎっ⋮⋮う、ぎ、あ、ああぁぁぁ⋮⋮
﹁ほら⋮⋮受け止めて⋮⋮⋮⋮ね⋮⋮っ♪﹂
﹂
あ、ああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ⋮⋮⋮⋮ぁぁぁあ
びゅっ、ごぼぉっ、ごぶっ
ご び ゅ る る る る る る る る る る る る る る る る る る る る る っ、ご ぼ
あああああ⋮⋮ああああああああああッ
﹁あ、ぎぃッ
?!
?!
かった。
﹂
﹁ぃ ⋮⋮ ッ、ぅ、 ぎ ぁ ⋮⋮ ッ
⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮ッ
ぁ ⋮⋮ ぁ ぁ ぁ あ あ あ あ あ
もっと、もっと犯したくて、壊れるくらいまでに犯したくて堪らな
て い く。そ れ が 堪 ら な く 背 徳 的 で、そ し て こ の 上 無 く 愉 し か っ た。
しいと分かる嗤いを浮かべ、小さく震えて喘ぐ少女を白く穢し、犯し
逃げられないし、逃がさない。無言のまま自分でも毒々しくて禍々
手は空を斬り、びちゃっ、と音を立てて白い闇へと沈んだ。
支配欲と性欲の赴くままに非力な少女を犯し続ける。喘ぐ少女の
!!!!!!
なっていて、本当によく出したものだと気絶する直前に思った。
きてぶっ倒れ、気絶した。その時には部屋の床すらもが精液の海に
あれから数日間、ずっと彼女を犯し続けた後に自分のスタミナが尽
﹁⋮⋮ッ⋮⋮﹂
﹁⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮﹂
*
少女を犯す白濁が注がれる。
内に、自分が上げる嗤いの声が上がった。同時、くぐもった音と共に
少しずつ、少しずつ闇に染まっていく喘ぎ声が断続的に響く白い室
﹁く、ふ⋮⋮あ、はは⋮⋮⋮⋮あはははは⋮⋮♪﹂
!
54
?!
?!
そして現在、元の性別に戻っている彼は自分が気絶している間に掃
除したらしく、清潔になっている部屋のベッドに腰掛けて足を組んで
こちらを無言のまま睥睨しており、それを受ける自分は同じく清潔に
なっている木目が綺麗な床に正座し、ぷるぷると震えていた。ちらり
と見上げれば絶対零度の目線、これは凄まじく怒っている。
﹂
﹁⋮⋮⋮⋮男は狼⋮⋮確かに、そうは言うがな⋮⋮﹂
﹁ッ⋮⋮
﹁俺もそこそこ旺盛な方だとは思っていたけど⋮⋮木綿季のは常軌を
逸しすぎだ、ケダモノよりも酷い﹂
﹁⋮⋮ごめんなさい⋮⋮﹂
﹁それも途中からこっちの状態すら気にせずヤり始めるし、気絶して
も 無 理 矢 理 起 こ し て 続 け る し、休 む 暇 す ら 与 え て く れ な か っ た し
⋮⋮⋮⋮疲れ果てているのに精液飲ませてくるし﹂
﹁⋮⋮⋮⋮ごめんなさい﹂
自分でも思い返せばどうなんだと思う行為の数々、これをされたら
かなり相手の愛を疑ってしまう事は間違いなしだ。あれは流石に酷
すぎた。何だ、壊せって。支配欲と性欲はまだ分からないでも無いけ
ど⋮⋮
な、なんで分かったの⋮⋮
﹂
﹁⋮⋮⋮⋮今、支配欲とか性欲とかはおかしくないとか、そんな事を考
えただろ﹂
﹁え゛⋮⋮
?!
トだ。いや、まだ独占欲なら分からないでも無いが⋮⋮支配欲はダメ
﹂
だろ。しかも性欲と掛け合わさっているとか最悪だ⋮⋮⋮⋮俺がま
だ人だった頃に同じ事をしたとして、それでも俺を愛せたか
それを見た彼がはぁ⋮⋮と呆れ顔で溜息を吐く。
たとしてもきっと、いや、確実に冷める。
婚していたとは言え、流石に百年どころかそれ以上もの時を生きてい
頃にしたりされていれば⋮⋮幾ら時を超え世界を超えて寄り添い結
せてしまった。多分だが今だからこそ良いのだろう、これを人だった
ふと頤に手を当てて考え⋮⋮⋮⋮少し、いや、かなり顔を引き攣ら
?
55
!
﹁⋮⋮⋮⋮はぁ⋮⋮言っておくが、性欲はまだともかく、支配欲はアウ
?!
﹁途中からこっちを壊す勢い⋮⋮いや、殺す勢いで犯しに来てたよな
⋮⋮⋮⋮犯された勢いで死ぬとか、この世界でお互いに人外だから良
かったものの人だったら本当に死んでた⋮⋮というか、本気で恐ろし
かった⋮⋮﹂
﹁⋮⋮ご⋮⋮ごめんなさい⋮⋮﹂
もうこれは平謝りするしか無かった。性転換すると性欲が異様に
膨れ上がるとか、そんな感じの話を聞いた事があったので興味はあっ
たのだが⋮⋮⋮⋮いや、あそこまで暴走するとは思わなかった。
﹁はぁ⋮⋮⋮⋮まぁ、幾らか誘った部分があるから一概にも木綿季だ
けが悪いとは言えないが⋮⋮それでも、アレは無いだろ⋮⋮﹂
絶対零度な怒りの光が衰え、代わりに呆れの眼を向けてくる彼。何
も反論出来ない以上は大人しく受けるしか無い。というかごめんな
さいと言い続けるしか無い。流石にこれは本当に申し開きのしよう
も無いのだから。
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﹁⋮⋮⋮⋮まぁ、今回についてはこれで終いだ。あまり引き摺るのも
互いの為に良くないからな﹂
﹁⋮⋮本当に、ごめん﹂
と 目 を 向 け れ ば、イ イ 笑 顔 を 浮 か べ て ぽ
﹁いや、いい⋮⋮││││俺も同じ事をさせてもらうから﹂
﹂
⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮
﹁⋮⋮⋮⋮え゛
嘘 ⋮⋮ で し ょ う ⋮⋮
は木綿季と同じだが⋮⋮⋮⋮﹂
﹁まぁ、流石にSMプレイだとか妙なのはするつもり皆無だからそこ
てる。というかまだ怒ってた。
た。ヤバい、この人⋮⋮いや、人じゃなくて神だけど、無茶苦茶怒っ
言外に、笑みの裏から鬼神や阿修羅がそう言ってきた錯覚を覚え
カンタンニスムトオモウナヨ。
から﹂
﹁安心しろ、痛くても苦しくても疲れても、俺の術法で全部戻してやる
てしまった。
ん、と肩に手を置いてくる悠璃さん。思わず思い切り表情が引き攣っ
?
?
﹂
﹁え、えぇっと⋮⋮ゆ、悠璃さん、現実に戻らなくてもいいの
結構時間経ってるよね
﹁どうせこっちで暫く過ごすつもりだったから問題無い﹂
いた笑みを浮かべてしまった。
﹁さて⋮⋮⋮⋮カ・ク・ゴ・シ・ロ・ヨ
﹂
もう
を数兆倍に引き上げているらしい。うわぁお、逃げられない⋮⋮と乾
逃げる為に慌てて聞いてみれば、こちらに来る時にこの世界の倍率
?!
襲って来る快感も上という訳で⋮⋮
﹁⋮⋮⋮⋮えぇっと⋮⋮⋮⋮や⋮⋮優しく、して⋮⋮ね
﹁オ・コ・ト・ワ・リ﹂
?
その後、本当に自分がした事をまんまでヤり返された。それから学
﹁ですよねー⋮⋮﹂
﹂
で 言 え ば あ ち ら が 上 な の だ か ら 無 論 体 力 も 上 だ。霊 圧 も 上 だ か ら
自分の時よりも更に身長差や体格差が激しくなっている上に、神格
折って、こちらの目線の高さでにこっとイイ笑みで微笑んだ。
れていて、見上げるくらい大きな悠璃さんが目線を合わせる為に膝を
気付けば遙かに小さく⋮⋮恐らく140センチ程までに小さくさ
?
んだ事⋮⋮⋮⋮分かっていた事ではあったけど、彼を怒らせたら、ダ
メ、絶対。
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?!