インドネシアの金融政策と今後の市場展望

ご参考資料(情報提供資料)
2016 年 8 月 22 日
アムンディ・マーケットレポート
アムンディ・ジャパン株式会社
インドネシアの金融政策と今後の市場展望
① 8 月から運用開始の新 BI レートは 5.25%で前回比変わらず、BI レート±0.75%の上・下限付きです。
② インドネシア経済は適度な経済成長と低インフレで安定しています。経常赤字も低水準です。
③ 投資資金流入期待と世界の経済、市場の安定で、通貨は底堅く、株価は堅調な推移が予想されます。
今回から政策金利を変更
8 月 18-19 日、BI(Bank Indonesia、イン
ドネシア銀行)が定例理事会を開きました。
今回から政策金利が、旧 BI レート(12 カ
月)から新 BI レート(7 日)に変わります。
また、金融政策に適用する金利の上限下
限をそれぞれ示した LF レート(中銀貸出
金利)、DF レート(中銀預金金利)が BI レー
トの±0.75%に設定されました。
変わるインドネシアの政策金利
(%)
9.0
新BIレート
旧BIレート
8.5
8.0
新LFレート
旧LFレート
DFレート
※BIレート:中銀レポ金利、LFレート:中銀貸出金利、DFレート:中銀預金金利
7.5
7.0
6.5
6.0
5.5
5.0
4.5
政策金利の変更は、すでに 4 月に発表し 4.0
16/1 16/2 16/3 16/4 16/5 16/6 16/7 16/8
ており、前回まではその準備期間でした。
(年/月)
出所:BI(インドネシア銀行:中銀)資料よりアムンディ・ジャパン作成
金融調節の実態に合わせた政策金利の
設定と上限下限の幅の簡素化によって、金融政策の透明性と政策効果の浸透の効率性の向上を
目指したものです。新 BI レートは 5.25%、LF レートは 6.0%、DF レートは 4.5%となります。なお、
前回の会合(7 月 20-21 日)から、新 BI レートは変更ありませんでした。
インフレ、経常赤字低水準で緩和的政策スタンス継続
インドネシア経済は好調です。4-6 月期の
実質 GDP 成長率は前年同期比+5.18%
と、15 年半ばから徐々に加速しています。
しかし、CPI は 7 月で前年同期比+3.21
%と、ジョコ政権成立(14 年 10 年)後では
最低になっているほか、4-6 月期の経常
赤字対名目 GDP 比は 2.0%と、低水準に
とどまっています。
(%)
政策金利、CPI、経常収支対GDP比
10
8
旧
6
4
新
インフレ目標
4±1%
2
0
-2
-4
経常収支対GDP比(四半期)
政策金利
CPI(消費者物価指数)(前年同月比)
BI は、好調な経済を受けた海外からの投 -6
15/1
15/4
15/7
15/10
16/1
16/4
16/7
資資金流入の期待が強いことから、通貨
(年/月)
出所:Bloombergのデータよりアムンディ・ジャパン作成
価値は当面安定し、結果、インフレ圧力が
高まる可能性も当面は低いと判断しており、緩和的な金融政策を継続する姿勢です。ただし、年後
半は、政府の積極的な財政支出が一服し、現状より景気はやや減速すると予想しています。
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投資資金流入期待でルピア底堅く、株価堅調
こうした金融、経済情勢を受け、インドネ
シアルピア(以下、ルピア)は、対ドルで
は高値圏で安定しています。年初は一時
1 ドル 1 万 4000 ルピア近くでしたが、足
元は 1 万 3100 ルピア近辺です。ルピア
が底堅い要因としては、投資資金の流入
期待、好調な経済への好感のほか、海外
金融・資本市場の混乱沈静化や米利上
げ期待の後退などが挙げられます。
(1000ルピア)
為替相場、株価指数の推移
(ポイント)
(100ルピア対円)
6000
12 0.95
※16年1月1日から8月19日まで日次
対円(左軸右)
対ドル(左軸左逆目盛)
JCI(ジャカルタ総合指数、右軸)
13 0.90
5500
14 0.85
5000
15 0.80
ルピア高
4500
ルピア安
16 0.75
16/1
2
3
4
5
6
7
出所:Bloombergのデータよりアムンディ・ジャパン作成
4000
8
(年/月)
また、株価も堅調です。主要株価指数で
あるジャカルタ総合指数(JCI)は年初来
+17.9%(8 月 19 日現在)と、同期間の MSCI 新興国株価指数(現地通貨ベース)の+9.8%を上
回っています。企業業績も好調です。15 年は減益に終わりましたが、16 年は 10%を大きく上回る 2
ケタの増益率が予想(Bloomberg 調査による)されています。
ルピアについては、内外の好条件がそろった状態が当面続き、対ドルでは底堅く推移しそうです。
また、対円はドル・円相場に振らされやすいものの、下値不安は大きくないと思われます。株価は、
これまでの積極財政の景気押し上げ効果が持続すると期待されており、米早期利上げ期待の再燃
や海外金融・資本市場の大きな混乱がない限り堅調に推移すると思われます。
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投資信託に係るリスクについて
投資信託は、値動きのある有価証券に投資しますので、基準価額は変動します。当該資産の市
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資信託は預貯金とは異なります。
また、投資信託は、個別の投資信託ごとに投資対象資産の種類や投資制限、取引市場、投資対
象国等が異なることから、リスクの内容や性質が異なります。お申込みの際は投資信託説明書(交
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