【企業見学バスツアー報告】<2016 年 8 月 23 日 福山ルート> 訪問企業:瀬戸内共同火力㈱、広島化成㈱、㈱福山臨床検査センター 2016 年 8 月 23 日(火)、広島経済同友会のご協力のもと、広島修道大学の 2~4 年生 12 名が 福山市内の企業 3 社をバスで巡るツアーを実施いたしました。今回訪問させていただいた瀬戸 内共同火力(株)、広島化成(株)、(株)福山臨床検査センターは、いずれも広島経済同友会の会員 加盟企業。3 社すべての企業において社員の皆様から温かくお迎えいただき、各企業とも分かり やすく丁寧な説明・見学コースの選定・現場の社員の方々との質疑応答など、随所に学生の視 点に配慮した内容の工夫がされていました。参加学生は事前に各企業の研究をしており、こう した質問に対して各企業の社員の方々が丁寧に説明をしてくださいました。また、広島経済同 友会「ひとづくり委員会」の香川副委員長からも学生への激励のお言葉をいただき、学生の表 情も引き締まっていました。 各企業とも時間配分に配慮いただき、当初の予定通りに 3 社の企業見学を無事に終えること が出来ました。各社の見学バスツアーの様子を以下にご紹介させていただきます。 <瀬戸内共同火力㈱> 電力供給は勿論、停電を起こさないことも使命とされている電力供給会社。 まずは、施設内にバスが入る際の厳重なゲートチェックの体制、広大な敷地面積に衝撃を受け ることから、見学ツアーは始まりました。会社に到着した後、15 分ほど企業概要の説明を受け、 その後、2 班に分かれ、各 4 名の社員の方の引率のもと、福山共同発電所内のタービンと中央制 御室を見学させていただきました。24 時間 3 交代制で管理運営されている中央制御室では、普 段目にすることができない炉の中の様子を見せていただく等、私たちの生活を支えている発電 所の舞台裏を知ることができました。 <広島化成㈱> 先日まで展示会をされていた部屋にて広島化成様が製造されたスニーカーに囲まれ、会社の 概要について教えていただきました。全国シェア 80%の点字タイルだけでなく、病院の廊下に 使われている床材など、私たちの生活に欠かせない製品が作られている企業であることを実感 しました。そして会社説明の後は 2 班に分かれて工場内を見学。自動車向けゴム製品の製造工 程の視察・解説はもとより、大きな機械を一度止めると時間・材料にロスが出てしまうため月 曜から金曜まで 3 交代制で勤務されている働き方や、英語・中国語のできる人材を求められて いることなどの説明をしていただきました。 <㈱福山臨床検査センター> 近本社長のご挨拶後、会社に関する動画を視聴し、営業職の仕事内容について詳しく説明を していただきました。その後、専用の服を着用し 2 班に分かれて、検査ラインや細胞・病理セ ンターを見学。病院から運び込まれた検体を受け取り、検査・分析するまで、厳重かつ一貫し て機械化された検査ラインが臨床検査技師によって運用されている状況を知ることができまし た。一方、機械化できない手作業の検査業務として、病理センターでは蝋で固められた検体を 薄切りする業務を目の前で見せていただき、学生も興味深く見学していました。 <終わりに> バスツアー終盤では中国新聞社と RCC 中国放送からの取材も行われ、参加した学生は「福山 にも地域を支える企業がたくさんあると実感できた」と充実した表情で話していました。その 後、大学に戻った学生は各自紙面にて振り返りを行いました。 参加学生からは、「最初は理系学生が働く企業だと思ったが、文系学生のできる職種もあり、 最初から決め付けず様々な角度から企業を見ていくことが大切だと思った。」「身近で使われて いるものが実際どのように作られているのか知ることができ勉強になった。」「どの企業も前向 きでコミュニケーション能力の高い人材を求めていたので、残りの大学生活で海外へ行ってみ るなど色々なことに挑戦したいと思った。」といったコメントが書かれていました。
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