中部地区医療・バイオ系シーズ発表会 2012. 12. 04 皮膚に対する色素沈着毒性を鋭敏 に評価できるマウスの開発 飯田真智子 (中部大学 生命健康科学研究所 研究員) 1 背景:色素沈着毒性 色素沈着を起こす主な外的要因 紫外線 肝斑 ヒロ美容クリニックHP 日光黒子 http://kompas.hosp.keio.ac.jp/co ntents/000293.html 石けん・化粧品 炎症性色素沈着 http://ameblo.jp/balconsoie/ theme-10013085092.html 2 新技術の概要 皮膚にメラニンをもつモデルマウスを開発。 従来 新技術 紫外線により生じる急性・慢性の色素沈着を 簡便かつ短時間で再現可能。 本技術により、 + 化粧品や皮膚外用薬の色素沈着毒性の評価 + 紫外線等による色素沈着の予防・治療剤の開発 が実施可能。 特願 2011-253454, 色素細胞性疾患のモデル動物及びその用途 3 新技術の特徴・原理・機構- 1 ヒトに類似したメラニン分布様式 フォンタナマッソン染色 従来 新技術 従来 新技術 20µm ヒト類似のメラニン分布様式 4 新技術の特徴・原理・機構- 2 紫外線による急性色素沈着(日焼け)を再現 色素沈着なし 従来 紫外線 日焼けを再現 紫外線 新技術 急性色素沈着毒性を評価可能 5 新技術の特徴・原理・機構- 3 紫外線による慢性色素沈着を再現 従来 新技術 色素沈着なし 日焼け 一旦戻る 慢性的な色素沈着毒性を評価可能 色素沈着再発 6 想定される用途-1 皮膚色素沈着を再現できる本モデルマウスを用いれば、 化粧品や皮膚外用薬の色素沈着毒性の評価 紫外線による皮膚色素沈着(肝斑・日光黒子)に 対する予防・治療薬・化粧品・食品の開発 が実施可能。 7 想定される用途 -2 (応用展開) より色素沈着を促進させる薬剤:白斑の治療 シワ・たるみ等の改善:アンチエイジング効果 育毛効果:育毛剤 8 評価方法の例 -1 「化粧品や皮膚外用薬の色素沈着毒性の評価」 試験薬 色素沈着毒性なし × 色素沈着毒性あり 9 評価方法の例 -2 「外用/内服/注射などの処方が可能」 外用/注射 内服 色素沈着 解消 色素沈着 解消 機能性食品 (サプリメント等) 10 評価方法の例 -3 薬剤の予防効果の検証も可能 紫外線 色素沈着 水, 通常餌 色素沈着の予防 美白効果 候補物質X 11 11 企業への期待 化粧品・製薬・食品会社等との共同研究を希望 化粧品や皮膚外用薬の色素沈着毒性の評価 紫外線等の刺激による皮膚色素沈着に対する 予防・治療薬・化粧品・食品の開発 美白 肝斑 日光黒子 炎症性色素沈着 期待される応用展開 白斑 アンチエイジング 育毛剤 12 白髪予防剤開発モデルマウス 本モデルマウスの他に、ヒト類似の発症メ カニズムを有した白髪を発症するオリジナ ルマウスもあります。 白髪予防剤開発も可能です。 別途、ご相談ください。 13 お問い合わせ先 紫外線や薬品に対する色素沈着毒性の評価法、予防・治療剤を 開発するための標的遺伝子を含めた具体的スクリーニング方法 につきましては、別途、御相談ください。 〒487-8501 愛知県春日井市松本町1200 中部大学 研究支援センター Phone: 0568-51-4852 Fax: 0568-51-4859 E-mail: [email protected] 14
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