平成 28 年度 盲ろう者通訳・介助員現任研修要綱 1 目 的 盲ろう者( 「視覚と聴覚について重複して障がいのある重度の盲ろう者」をいいます。 以下同じ。 )の福祉に理解と熱意を有する者に対し、盲ろう者のコミュニケーション手 段と移動介助についての知識と技術等の研修を行うことにより、通訳・介助員を養成し、 盲ろう者の福祉の増進に資することを目的とします。 2 主 催 一般社団法人北海道身体障害者福祉協会 3 主 管 北海道、函館市 4 協 力 札幌盲ろう者福祉協会他 5 開催日時 平成 28 年 10 月 1 日(土)から 11 月 5 日(土)の 7 日間 6 講義内容 別紙「平成 28 年度盲ろう者通訳・介助員現任研修カリキュラム」のとおり。 7 開催会場 道民活動センタービル(かでる2・7) 札幌市中央区北 2 条西 7 丁目 8 現任研修参加対象者 函館市に盲ろう者通訳・介助員として登録されている方を参加対象者とします。 9 定 員 40 名程度(現任研修の趣旨を踏まえて選考します。 ) 10 受講料 無料。ただし、屋外実習時において昼食代の自己負担があります。 11 修了証 全日程を修了した者に対し、受講証明証を交付します。 12 申込方法 現任研修受講希望者は、申込書に必要事項を記載のうえ、平成 28 年 8 月 22 日(月) (必着)までに一般社団法人北海道身体障害者福祉協会に申し込むこと。 なお、受講者の選考結果については、別途お知らせします。 13 申込先・問合せ等 一般社団法人北海道身体障害者福祉協会 住所 札幌市中央区北 2 条西 7 丁目 道民活動センタービル 4 階 電話 011-251-1551 FAX 011-251-0858 1 平成28年度盲ろう者通訳・介助員現任研修カリキュラム 第1回 10月1日(土) 時 間 教室№ 項目 内容 目的 講 師 9:40~ 520 開講式 開講挨拶 ・現任研修の目的と意義について 北海道身体障害者福祉協会 10:00~ 12:00 520 講 義 盲ろう児の教育・意思疎通方法・ 支援等 ・盲ろう児の教育の現状と課題、支援方法について理解する 札幌盲ろう者福祉協会 13:00~ 17:00 520 講義・実習 移動介助基本技術の再確認① ・基本姿勢、平地移動、椅子への着席、狭所・ドアの通過等の再確認 札幌盲ろう者福祉協会 常務理事 泉 司 第2回 10月2日(日) 時 間 教室№ 項目 内 容 講 師 10:00~ 12:00 520 講義・実習 話しことばの要約技術 ・日本語の特性を知り、話し言葉の要点をとらえる技法を習得する 北海道要約筆記指導者 久保田 由美氏 13:00~ 17:00 520 講義・実習 移動介助基本技術の再確認② ・段差・階段・トイレの利用等の再確認 札幌盲ろう者福祉協会 第3回 10月15日(土) 時 間 教室№ 項目 内 容 講 師 10:00~ 12:00 1050 講義・実習 通訳基礎技術の再確認① ・盲ろう者一人ひとりの聞こえ方を理解し、情報伝達の技術を再確認する 札幌盲ろう者福祉協会 13:00~ 17:00 1050 実習 移動介助基本技術の応用 ・場面別応用移動介助技術を習得する 札幌盲ろう者福祉協会 第4回 10月16日(日) 時 間 教室№ 項目 10:00~ 12:00 1050 講義 13:00~ 17:00 1050 講義・実習 内 容 講 盲ろう者福祉制度の概要 ・盲ろう者に係る制度、各種事業、地域の社会資源等の状況を理解する 高齢盲ろう者及び多重複盲ろう者の 生活と支援 ・高齢障がい者の生活における課題を知り、その支援方法について理解する ・車いすの操作方法及び注意点等を習得する 師 道立心身障害者総合相談所 言語聴覚士 北川 可恵 氏 視能訓練士 髙泉 康平 氏 聴覚障害者養護老人ホーム 相談係長 伏見 景子氏 2 平成28年度盲ろう者通訳・介助員現任研修カリキュラム 第5回 10月29日(土) 時 間 教室№ 項目 10:00~ 12:00 1040 講義・実習 通訳基礎技術の再確認② ・手話・弱視手話・触手話による通訳方法の留意点を再確認し、更に技術を高める 札幌盲ろう者福祉協会 13:00~ 17:00 1040 講義・実習 弱視盲ろう者の通訳・介助について ・弱視盲ろう者の不便さや困難等を理解・共有し、必要な支援を考える ・手書き文字通訳の技術を高める 札幌盲ろう者福祉協会 第6回 時 間 10:00~ 17:00 内 容 講 師 10月30日(日) 教室№ 項目 1040 実習 内 容 場面別応用通訳・介助技術(屋外) 講 ・公共の場における通訳・介助技術の応用力を高める ・エスカレーターで安全・安心に乗降できる移動介助技術を習得する ・人通りの多い場所で、安全・安心に移動できる移動介助技術を習得する ・食事をする場で、盲ろう者が主体的に食べたい物を選び、楽しい時間を過ごせるよ うな情報伝達技術を習得する 師 札幌盲ろう者福祉協会 第7回 11月5日(土) 時 間 教室№ 項目 10:00~ 12:00 520 講義・演習 13:00~ 16:30 520 実習 16:30~ 17:00 520 閉講式 内 容 講 師 通訳・介助員のあり方 (事例検討・グループ討議) ・通訳・介助事例を通して、必要な支援技術の習得と役割・責務を理解する 札幌盲ろう者福祉協会 総まとめ ~通訳・介助実習~ ・盲ろう者の多様な意思疎通方法による通訳技術の習得及び総まとめ 札幌盲ろう者福祉協会 受講証明書 北海道身体障害者福祉協会
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