平成28年度 仕 様 書 委託業務名:徳島県公共施設既存ストック有効活用計画策定業務 徳島県経営戦略部管財課 仕様書 第1 総則 1 業務の目的 既存施設の利用形態にとらわれない大胆な発想で公共施設のあり方を見直し,地方創生につ ながる活用空間を戦略的に創出することで「政府機関」や「民間企業」の誘致に繋げるととも に,地方創生に相応しい公共施設の最適化を実現するため,本業務を行うものである。 2 業務名 徳島県公共施設既存ストック有効活用計画策定業務 3 履行期間 平成29年3月21日 第2 業務内容 県の所有する全ての土地・建物を対象とし, 公共施設のあり方を見直し,活用空間を戦略的に創出し,有効活用を可能とする 「徳島県公共施設既存ストック有効活用計画」を策定する。 なお,本業務の対象とする施設は,道路,河川・ダム,港湾等の土木等施設いわゆるインフラ にかかる施設を除く建築物及び附属設備並びにその敷地とする。 1 有効活用の方針の策定 (1)施設別の評価方法(アセスメント)の策定 ・施設の「性能」や「利用状況」等の評価項目,評価方法等の策定 個々の施設の評価については,各施設管理者が定量的に評価することにより,利活用への 適合性が把握できる評価項目,評価方法とする。 (2)施設別の有効活用方針の策定 ・施設の評価結果を踏まえた,「転用」「維持」「再生」等の有効活用方針パターンの策定。 (3)省スペース・コスト縮減の方針の策定 ・執務室を配置する際の共通原則や標準的な指標である「オフィス・スタンダード」を作成 し,戦略的に活用空間を生み出し,改修費用や移設費用等のコスト縮減にもつながる方針を 策定する。 2 3 地域別・分類別データベースの活用方針の策定 (1)有効活用データベースの整備 ・公有財産管理システム(現在開発中)のデータを活用し,未利用財産のデータベースを構築 する。 (2)庁舎・職員住宅についての活用方針の策定 ・それぞれの維持管理計画の方針を示すとともに,未利用となる部分について,政府機関や民 間企業の誘致につながる計画を策定する。 (3)利活用施設リストの作成・公表 ・様々な場面での利活用に柔軟かつ効果的に対応できるよう,「カテゴリー」別の有効活用デ ータベースの作成及び公表における工夫の提案。 ・市町村が所有する未利用財産データベースの作成にも活用できる提案。 (4)データベースの更新の工夫 ・本業務完了後のデータベース更新等についての提案。 計画の推進方策の検討 公共団体間の連携,民間活力の活用など,本計画を推進するための方策の提案。 -1- 第3 成果品の提出 受託者は,委託期間終了までに次の成果品を提出するものとする。また,委託期間中は,委託 者の求めに応じ,報告書等を適宜作成・提出すること。 なお,納品にあたっては,紙(正・副二式)及び電子データ(一式)により納品すること。 また,詳細については,委託者と協議のうえ,納品する成果物の種類・内容・納入期限等を 決定すること。 1 提出する成果品 (1)業務報告書(各方針・計画書等) (2)マニュアル一式(本業務で作成された操作マニュアル,運用管理マニュアル等がある場合) (3)その他業務の協議記録等 2 成果品の帰属 成果品の管理及び権利の帰属は,全て委託者のものとし,委託者が承諾した場合を除き,受託 者は成果品の公表をしてはならない。 なお,提出後に失策及び不備が発見された場合は,契約終了後も訂正の義務を負うものとす る。 第4 その他委託上の条件 1 受託者の義務 受託者は,本業務を遂行するにあたり,関連法令及び本仕様書を遵守するとともに,委託者 の意図及び目的を十分理解したうえ,適正な人員を配置し,正確に行うものとする。 2 業務担当者等 (1)受託者は,業務全般について総合的に評価でき,かつ業務の進行を適切に管理できる責任者 を配置すること。 (2)受託者は,業務内容を十分に理解し,精通するとともに,業務について相当の経験と能力を 有する主任担当者を配置すること。 3 業務計画書等 (1)受託者は,業務スケジュール及び推進体制について,委託者と協議のうえ,1週間以内に提 出すること。 (2)受託者は,業務内容に疑義が生じた場合は,速やかに委託者と協議し,委託者の指示に従う ものとする。 (3)受託者は,業務計画書に基づいて適正な進行管理を行い,業務進捗状況を月2回程度県の担 当者に報告するものとする。また,業務工程の主要な区切りごとに業務の実施方針等につい て協議を行うものとする。 (4)打合せの記録は受注者が行い,打合せ後,書面により速やかに委託者に提出すること。 4 その他特記事項 (1)受注者は,貸与品等の必要がなくなった場合は,速やかに委託者に返却しなければならな い。 (2)受注者は 貸与品等を善良な管理者の注意をもって取扱わなければならない。万一損傷した 場合は,受注者の責任と費用負担において修復するものとする。 (3)資料の目的外使用の禁止 受託者は,委託者から貸与された資料等について,委託業務の遂行以外の目的で使用しては ならない。 (4)守秘義務 受託者は,委託業務を行うにあたり,業務上知り得た秘密を他に漏らし,又は自己の利益の ために利用することはできない。委託業務終了後も同様とする。 (5)参考文献等の明記 本業務に文献その他の資料を引用した場合は,当該文献,資料名を明記すること。 -2-
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