仕様書(PDF:212KB)

仕
様
書
1 業務名
大浜北町地内地質調査業務
2 業務目的
本調査業務は、大浜体育館建替に向け、下記履行場所の地質構成及び土質強度を知る
ことにより、予定される構造物の基礎構造設計に関する基礎的な資料を得ることを目的
としたものである。
3 履行場所
堺市堺区大浜北町地内
4 履行期間
平成28年10月3日から平成28年12月23日まで
5 業務内容
(1)計画準備
調査に先立ち、業務目的を的確に把握し、作業内容および作業工程等について計画
を立案するとともに、必要な基礎資料の収集・整理および現地調査を行う。あわせて、
作業工程表を作成、提出し、監督員の承諾を受けるものとする。
(2)地質調査
ア
調査場所及び調査内容
別紙のとおりとする。
イ
掘削工法等
掘削工法は特に指定しないが、現場の地層の変化に応じて、適宜最も有効な方法
を用い、必要に応じてケーシング等、採取コア中に孔壁崩壊物が入るのを防ぐ対策
を行うこと。
なお、掘削作業完了後は、掘削ロッド引き上げ確認による検尺を現地又は写真で
行うため、事前に監督員へ連絡すること。
ウ
調査地点の復旧
調査終了後、速やかに原状に復旧すること。なお、調査及び試験完了後のボーリ
ング孔で、地下工事のあるもの、または、被圧地下水位のある場所、その他必要と
認められる場合には、セメンテーションなどを行うこと。
エ
調査内容の変更
調査・試験の際に以下のような状況となれば、調査内容の変更を行うことがある
ので、監督員へ連絡すること。
①
想定地盤と著しく異なり、現場諸条件の特異性により掘進が困難な場合
②
予定深度に達しても想定支持地盤が確認できない場合
オ
③
予定深度に達していないが、5m以上にわたる支持地盤が確認できた場合
④
近接2地点での調査・試験で著しく結果が異なる場合
採取したコア
採取したコアは、表層部を整形し、コア箱に入れてカラー写真撮影を行った後、
監督員の指示する場所に搬入する。コア欠如部分には、欠如区間の深度を明記した
板等を入れておくこと。なお、コア箱には、地点番号、採取深度、上下方向を記載
すること。
(3)解析等調査
ア
資料整理の取りまとめ
イ
柱状図等の作成
ウ
報告書の作成
エ
打合せ記録簿の作成
6 管理技術者
管理技術者は、次の(1)
、
(2)、
(3)のうちのいずれか一つの要件を満たす者とし、
その資格を証明する資料を監督員に提出すること。
(1)技術士法による第2次試験のうち技術部門を建設部門(土質及び基礎)、応用理学
部門(地質)
、総合技術監理部門(建設-土質及び基礎又は、応用理学-地質)のい
ずれかに合格し、同法による登録を受けている者。
(2)一般社団法人全国地質調査業協会連合会の行う地質調査技士資格検定試験に合格し、
登録を受けている者。
(3)一般社団法人建設コンサルタンツ協会が認定するシビルコンサルティングマネージ
ャ(RCCM)(技術部門を「地質部門」若しくは「土質及び基礎部門」とするもの
に限る。
)の資格を有し、登録を受けている者。
※調査に際しては、専任の管理技術者が立ち会うこととし、調査実施中は、原則として
管理技術者を変更してはならない。
7 安全管理並びに環境対策
受注者は、調査に使用する建設機械並びに資機材等の搬入及び搬出にあたっては、現
場付近の交通状況や住宅環境等を綿密に調査し、無理のない計画を立案するとともに、
必要な安全対策及び騒音対策を講じること。
また、ボーリング調査に伴い必要となる関係機関への許認可等の申請及び取得は受注
者の責任において行わなければならない。また、業務の実施にあたっては、許認可条件
を遵守すること。
8 成果品
(1)業務計画書
1部
(2)報告書(柱状図等の資料整理取りまとめ含む)3部
(3)打合せ記録簿
1部
(4)業務実施に伴い作成した資料等の電子データ
一式
(5)その他の必要な書類に関しては、本市の指示に従うものとする。
9 特記事項
(1)業務打合せ・調査、議事録作成
本業務の実施にあたり必要とされる打合せ・調査を行うこととする。また、受注者
は打合せの内容の議事録を作成し、発注者に提出するものとする。
(2)費用負担
本業務に要する費用は、本仕様書に明記のないものであっても、原則として受注者
の負担とする。
(3)関係法令等の遵守
受注者は、本業務の実施にあたり関係する法令等を遵守しなければならない。
(4)守秘義務
受注者は、本業務により知り得た一切の情報を市の承諾を得ずに第三者に漏らして
はならない。
(5)貸与資料
本業務に必要な資料は原則として受注者が収集するものとするが、本市が保有する
もので本業務の遂行に必要とする資料については貸与する。業務に必要なデータを貸
与する場合、受注者は破損、紛失、盗難等の事故がないよう管理するとともに、業務
完了後速やかに本市に返却しなければならない。
(6)成果品の帰属
本業務による成果品の著作権等は、すべて本市に帰属するものとする。また、本市
に承諾なしに他に公表、貸与または使用等をしてはならない。
(7)暴力団等の排除
別添の「暴力団等の排除について」を遵守すること。
(8)疑義等
本仕様書に定めのない事項または疑義が生じた場合には、本市と協議の上、その指
示に従うものとする。
暴力団等の排除について
1.入札参加除外者を再委託先等とすることの禁止
(1)受注者は、堺市契約関係暴力団排除措置要綱に基づく入札参加除外を受けた者又は同要
綱別表に掲げる措置要件に該当する者を、再委託先並びに受注者及び再委託先の資材、原
材料の購入契約その他の契約の相手方(以下「再委託先等」という。
)としてはならない。
(2)これらの事実が確認された場合、本市は受注者に対し、当該再委託先等との再委託契約
等の解除を求めることができる。
2.再委託契約等の締結について
受注者は、再委託先等との再委託契約等の締結にあたっては、契約締結時には本市の契約約
款に準じた暴力団排除条項を加えることとする。
3.誓約書の提出について
(1)受注者は、堺市暴力団排除条例第8条第2項に規定する暴力団員又は暴力団密接関係者
でない旨の誓約書を提出しなければならない。ただし契約金額(税込)が500万円未満
の場合、もしくは受注者が国若しくは地方公共団体その他公共団体又は本市の外郭団体で
ある場合はこの限りでない。
(2)受注者は、契約金額(税込)が500万円以上となる再委託先等がある場合には、これ
らの者から堺市暴力団排除条例第8条第2項に規定する暴力団員又は暴力団密接関係者
でない旨の誓約書を徴収して、本市へ提出しなければならない。
(3)受注者及び再委託先等が当該誓約書を提出しない場合は、入札参加停止を行うものとす
る。
4.不当介入に対する措置
(1)受注者は、この契約の履行にあたり、暴力団員又は暴力団密接関係者から、暴力団を利
することとなるような社会通念上不当な要求又は契約の適正な履行を妨げる行為(以下
「不当介入」という。
)を受けたときは、直ちに本市に報告するとともに、警察に届け出
なければならない。
(2)受注者は、再委託先等が暴力団員又は暴力団密接関係者から不当介入を受けたときは、
直ちに本市に報告するとともに、当該再委託先等に対して、警察に届け出るよう指導しな
ければならない。
(3)本市は、受注者が本市に対し、
(1)及び(2)に定める報告をしなかったときは、堺
市暴力団排除条例に基づく公表及び入札参加停止を行うことができる。
(4)本市は、受注者又は再委託先等が不当介入を受けたことによりこの契約の履行について
遅延等が発生するおそれがあると認めるときは、受注者が(1)に定める報告及び届け出
又は(2)に定める報告及び指導を行った場合に限り、必要に応じて履行期間の延長等の
措置をとるものとする。