9 高齢者が地域で安心して暮らしていくための支援

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高齢者が地域で安心して暮らしていくための支援
~地域包括ケアシステムの基盤づくり~
⑴
所管:安佐南区役所健康長寿課
地域包括ケアシステムとは
要介護状態になっても、住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることがで
きるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援を一体的に提供する仕組みをいいます。
⑵
区の地域包括ケア推進体制
地域包括支援センターへの調整機能支援、在宅医療・介護連携の推進機能強化を図るため、厚生
部健康長寿課に平成28年度から区地域包括ケア推進センターを設置します。【新規】
⑶
介護予防・日常生活支援総合事業のモデル実施【新規】
平成29年度から開始する介護予防・日常生活支援総合事業を見据え、地域住民によるサービス
提供等を先行的に行い、実施モデルの確立に取り組みます。
⑷
①
住民主体による訪問型生活支援モデル事業補助(広島市社会福祉協議会へ委託)
高齢者の生活支援の実績がある地域団体等を活用し、要支援者等の在宅生活に必要な生活支援
サービスを提供します。
(各区3か所)
②
地域高齢者交流サロン運営モデル事業補助(広島市社会福祉協議会へ委託)
町内会等が実施している高齢者同士のふれあいや交流の場である「ふれあい・いきいきサロン」
などを活用し、高齢者の誰もが参加でき、介護予防に資する様々な通いの場の活性化を図ります。
(各小学校区1か所)
③
認知症カフェ運営モデル事業補助
認知症に関する専門的知見のある運営主体を活用し、認知症の進行予防や介護者の精神的負担
軽減が図れるよう、認知症の人と家族等の活動や交流の場を設けます。(各区1か所)
地域介護予防拠点整備促進事業
地域包括支援センターがコーディネーターとなって、区健康長寿課と連携し、高齢者が歩いて通
える場所への「地域に開かれた住民運営の介護予防拠点」の立ち上げ支援や運営支援等の取組を実
施します。
平成27年度 : 5か所
平成28年度 : 6か所(全ての地域包括支援センター)
⑸
高齢者地域支え合い事業(平成27年度までは高齢者地域支え合いモデル事業として実施)
様々な地域団体等が行っている高齢者の見守りに関する情報を集約し、地域包括支援センターが
これらの活動のコーディネーターとなって連携を強化しながら、地域全体で高齢者を支え合う仕組
みを構築します。
平成25~26年度 : 1か所
平成27年度
: 3か所
平成28年度
: 6か所(全ての地域包括支援センター)
⑹
在宅医療・介護連携推進事業
医療と介護の両方を必要とする状態の高齢者が、住み慣れた地域で住み続けることができるよう、
在宅医療と介護サービスを一体的に提供するための関係機関等の連携を推進します。
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※
安佐南区在宅医療・介護連携推進委員会
・ 構成メンバー
安佐南区医師会・安佐歯科医師会・安佐薬剤師会・安佐南区ケアプラン作成機関連絡会・
地域包括支援センター等から委員を選出
・ 事業内容
多職種合同研修会・情報交換会、事例検討会の開催、在宅医療・介護に関する住民啓発イ
ベントの企画、実施等
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