学生募集要項

平成 29 年度(2017 年度)
学生募集要項
AO入試(21世紀プログラム)
目
次
21 世紀プログラム ·································································································
1
1.プログラムの理念 ·······························································································
1
2.求める学生像 ·····································································································
2
3.プログラムの教育 ·······························································································
3
4.プログラムのシステム ·························································································
4
21 世紀プログラム入試の流れ ························································································
9
21 世紀プログラム学生募集要項 ···············································································
10
Ⅰ
Ⅱ
1.出
願
資
格 ··································································································
10
2.募
集
人
員 ··································································································
10
3.出
願
手
続 ··································································································
11
4.提出が必要な出願書類 ·························································································
14
5.提出が必要な出願書類の提出先及び提出方法 ···························································
15
6.入学検定料の返還について ···················································································
16
7.入学検定料の免除について ···················································································
16
8.入学者選抜方法 ··································································································
17
9.合 格 者 発 表 ··································································································
20
10.入
学
手
続 ··································································································
20
11.入
学
準
備 ··································································································
21
12.試験成績の開示 ··································································································
21
13.個人用パソコン(ノート型)の必携について ···························································
22
14.個人情報の取扱い ·······························································································
22
入試等実施場所案内 ·····································································································
24
AO入試実施状況(平成 26 年度~平成 28 年度) ······························································
25
伊都新キャンパス計画 ··································································································
26
入学案内・入学相談・九州大学 Web サイト ·······································································
27
添
付
書
類
提出書類(志望理由書,活動歴報告書)
Ⅰ 21 世紀プログラム
1.プログラムの理念
◆21 世紀を担う人材育成
九州大学 21 世紀プログラムは,「21 世紀を担う人材の育成」を目標としています。21 世紀がどの
ような世紀であるか,また,どのような世紀であるべきか,考え方はさまざまあるでしょうが,はっ
きりしているのは,20 世紀以上に,社会のあらゆる変化が大きく,また,その変化は加速度的に早く
なっていくということでしょう。
そうした時代では,これまで変わることがないと考えられていた既存の枠組みそれ自体が,次々と
新しく組み替えられていくと予想されます。大学もこの変化と決して無縁ではありません。
今求められているのは,既存の知識の枠組みを超えて生じているさまざまな変化に対応し,問題を
いち早く発見し,その問題を解決するような新しい形の「知識」です。この「知識」は,限定された
単一の知ではなく,さまざまな知を組み合わせていくような「創造的な能力」によって獲得されると
思われます。これまでにない新しい教育システムを実施する本プログラムを通じて,この困難な 21
世紀に,政治,経済,科学・技術,社会,文化のリーダーシップをとることのできる人材を育成した
いと,私たち九州大学は考えています。
◆専門性の高いゼネラリスト
私たちは,そのような知識を持った人間像として,
「専門性の高いゼネラリスト」というものを考え
ています。
「専門性の高いゼネラリスト」とはいったいどのような人でしょうか。本プログラムで育成
しようとしている人材は,ある領域については専門的な知識を有しながら,それに留まることなく,
同時に,関連したさまざまな専門領域を横断し,それらを広範囲な視点から有機的に統合するような
リーダーシップを発揮する人材です。それは,ともすれば専門性ばかりに偏りがちな学問の知を,現
実の社会と結びつける能力のある人です。
私たちは,既存の大学の学部の枠組みを超えた横断的な教育プログラムを提供することによって,
「専門性の高いゼネラリスト」を育成したいと考えています。
◆創造を引き出す知識と基礎的な知識
私たちは,この教育プログラムにおいて 2 つの知識を育成しようと考えています。それは,「創造
を引き出す知識」と,その創造を支える「基礎的な知識」です。このような知識の獲得のために,私
たちは,本プログラムを通じて学生の自主的に学ぶ意欲や関心を尊重し,その能力を最大限に伸ばし
たいと考えています。
第一に,学生には,通常の教育課程の場合よりもはるかに大きな自主性を求めます。自ら問題を発
見し,解決しようとし,そのために必要な方法を積極的に学ぶために,大学の授業全体を創造的に活
用しようとするような学びの姿勢を持つことが重要です。既存の教育プログラムに沿って与えられた
学習をこなし,学位の取得のみを目的とする受動的な学生は,本プログラムからは最もかけ離れた学
生でしょう。
第二に,学生には,基礎的な知識の積極的な修得を求めます。基礎的な知識は,現代の社会が抱え
る現実のさまざまな問題を読み解き,理解し,解決していくために必要となる知識で,自主的な学び
-1-
の成果を積極的に活かすための基礎となります。また,その知識を積極的に表現するようなコミュニ
ケーション能力や,十分な語学力が求められることは言うまでもありません。
◆外に開かれた知識
私たちが育成しようとしているのは,大学の「外」に開かれている人材です。ここで言う「外」と
は,第一に社会を意味しています。教育プログラムの中でも積極的に社会と交わり,社会の問題を取
り込む仕組みを取り入れ,そうすることによって,大学における専門性の高い知識と,社会における
現実的で具体的な問題との間を連結する人材を育てたいと思っています。
また,同時に,「外」は単に大学の外ではなく,日本という枠組みの外も意味しています。国際化,
グローバル化が進む現代において,日本という枠組みを超えた国際的な視点で思考し,行動すること
ができる人材は,ますます重要な役割を果たしていくでしょう。
本プログラムでは,この二重の「外」に開かれた知識を備えた人材を育成したいと考えています。
2.求める学生像
プログラムの理念に基づいた人材を育成するために,本プログラムは次のような学生を受け入れた
いと考えています。
これからの時代は,自分は文系だとか理系だとか決めつけて学習することは好ましくないことです。
特に 21 世紀プログラムの学生については,学習を進めながら,自らの適性を発見し,専門を定めて
いく上での広い可能性を保証するために,自らの類型を決めつけたりなどしない柔軟な学習の態度が
求められます。
その上で,21 世紀プログラムでの学習を目指す学生には次のことが期待されます。
・自ら今日的な諸問題を発見し,これらを解決するための課題を設定し,その深い解明を目指して
学習しようとする自主性があること。
・文系・理系にこだわることなく,広い分野の学習を進めながら関心の幅を広げ,総合的な探求の
能力を高めることによって,自らの能力を最大限に発揮して行こうとする意欲があること。
・消極的な意味で自らの専門を決めることができないというのではなく,あれもこれも学びたいと
いう積極性があること。
・学問を深く学ぶために,必要となる基礎的な能力を身につける努力をいとわずに,学習を進める
主体性を持っていること。
・現代の政治や社会,歴史や文化,自然などに関する基本的な知識など,一定以上の教養を身に付
けていること。特に,近代および現代の国内・国外の諸問題について関心があること。
・海外留学を実現させるための語学力を身につけようとする意欲があること。
こうした「自主性」・
「意欲」・
「積極性」・「主体性」・「関心」と,これらを実現していくための一定
の能力が何よりも求められます。
このような「求める学生像」からわかるように,本プログラムに応募する学生に求められているの
は,単に「試験に合格する」ことだけを目的とした学習や知識獲得ではなく,大学入学後に徹底的に
自己の能力を高めるための旺盛な好奇心と,柔軟な思考力,そして 21 世紀のリーダーシップを担お
うとする大きな志です。
私たちは,意欲と能力と志のある学生には,九州大学のあらゆる教育資源を提供します。
-2-
3.プログラムの教育
本プログラムの理念を理解し,求められる学生像としての資質を有する本プログラムの学生には,
本プログラムが育成する人材像の実現へ向けて次のような教育を提供します。
本プログラムは,既存の大学の教育編成とは全く異なる教育システムを採用しています。それは大
きく分けて 4 つの柱に分かれています。
(1) 学生の自主性を最大限に尊重するチュートリアル・システム
(2) 現代社会を理解するための徹底した基礎教育
(3) 国際的人材の育成
(4) 大学外部との交流の促進
これらの柱を具体化しているのが,21 世紀プログラムの特徴的な開講科目の一つひとつです。
◆チュートリアル・システム
既存の学問的枠組みを超えた横断的な人材としての「専門性の高いゼネラリスト」養成のために,
九州大学の一部の部局がこのプログラムを担当するのではなく,大学全体の部局と教員が,本プログ
ラムの教育に取り組むことが最大の特徴です。これによって,既存の学問領域では対応できないよう
な,21 世紀の多様な社会的課題に立ち向かう人材に必要な,柔軟な教育プログラムを提供します。
そのために,教員による個別指導(チュートリアル・システム)を採用します。この個別指導は,
本プログラムのもう一つの柱である「学生の自主性の重視」とも密接に関連しています。学生は,自
分で研究計画を立て,指導教員(チューター)の指導の下,研究遂行に必要なカリキュラム(時間割)
を作成して講義を受講することになります。
各学期の開始直前には,同学年の学生と学年担当の全チューターが一斉に集まり,合同チュートリ
アルを開催します。合同チュートリアルでは,全員の学生が,今学期の研究報告と次学期の研究計画
について説明を行い,同期のクラスメートからも,また,学年担当のチューターからもさまざまなア
ドバイスを受けることになります。
このようにして,主体的でありながらも,学生は常に周囲からの幅広いアドバイスを受けながら,
より良い修学活動を計画して行くことになります。
◆徹底した基礎教育
個別指導であるチュートリアルに並行して,本プログラムでは現代社会のさまざまな問題を考える
ための「基礎知識」を徹底的に身につけます。それは,一般に教養と呼ばれている知識と重なるもの
がありますが,ここで考える「基礎知識」とは,現実の社会と無縁な知識ではありません。現代社会
が現実に直面している問題に対して柔軟に対応し,知識そのものを組み替えていくようなダイナミッ
クな知識です。
本プログラムでは,特に 21 世紀を読み解くために必要な,
「情報」,
「環境と生命」,
「国際」
,
「市民
社会」という大きな 4 つのテーマを中心に,今日的な問題を考えていきたいと思います。具体的には,
憲法・人権論,情報公開や情報保護の問題も含めた情報技術と情報社会,公共政策,職業倫理と生命
倫理,科学技術とその応用,環境保全,ジェンダー,福祉と高齢化社会,異文化理解と交流,近現代
史,科学論および哲学的思考方法の育成,テクニカル・ライティングなどが,
「基礎教育」プログラム
の例として挙げられます。
このようなテーマについての基礎的な知識の修得のために,「プログラム・ゼミ」が開講されます。
-3-
ジュニア・ゼミでは 1・2 年生が,シニア・ゼミでは 3・4 年生が混合クラスを編成し,それぞれのク
ラスは複数の教員が担当します。学年を超えた学生同士の活発な議論や教員によるコメントを通して
切磋琢磨することで,基礎的な知識の修得とともに,学びの姿勢や態度も修得していくことが期待さ
れています。
◆国際的人材の育成
本プログラムの目的の一つである「日本と言う枠組みの外」を志向する真の国際人育成のため,専
門的議論に必要な語学力を徹底的に身につけて欲しいと考えています。しかし,ここでいう語学力と
は,外国語を話すことのできるといった単なる語学の能力のことだけではありません。同時に,幅広
い知識と思考の豊かさと,専門的な技能を備えることによって,語学力は真に「力」となります。本
プログラムでいう語学力とは,前述の基礎的知識と連動して専門的な議論のための「使える」外国語
を修得することを意味しています。
このために,21 世紀プログラムでは,基幹教育での外国語教育に加えて「21 世紀プログラム英語」
を開講します。また,一定の条件を満たした学生に対して,半年から 1 年の海外留学を強く推奨しま
す。語学力を向上させるのと同時に,「21 世紀を担う人材」として,国際的な水準の研究機会を得る
ことによって,国際的な視野と知力を身につけるためです。
海外での学習や活動の成果は,学生の申請に基づいて審査を行い,単位認定する仕組みを設定して
います。
◆大学外部との交流の促進
本プログラムで学ぶ学生は,大学の中で横断的な教育を受けるだけではなく,大学の内側と外側を
横断したさまざまな場で学習・研究をすることが期待されています。
課題提示科目では,経済界や自治体,民間団体で活躍する有識者,他の教育機関に所属する専門家
などを講師として招へいし,社会のさまざまな課題や問題の解決に現場で取り組んでいる立場から,
問題発見や課題解決に対する視点や対応方法を学びとります。
同時に,学生もまた大学の外の機関である企業や自治体,民間団体(NGO など)へ積極的にイン
ターンとして研修に出て行くことを推奨しています。こうした他大学での学習成果や,大学外の社会
との連携活動の成果も学生の申請に基づいて審査を行い,単位認定する仕組みを設定しています。
4.プログラムのシステム
◆学生の所属と教育の主体
本プログラムの学生は 4 年制課程の学生であり,4 年制課程の 10 学部(文学部,教育学部,法学部,
経済学部,理学部,医学部保健学科,薬学部創薬科学科,工学部,芸術工学部,農学部)のいずれか
に管理上の学籍をおきます。しかし,本プログラムの全学生の教育は,各学部からの付託を受ける形
で,21 世紀プログラム専門委員会が責任を持って行います。
なお,本プログラムの学生は,特定の学部に所属せず,21 世紀プログラムの学生として卒業するた
め,特定の学部を卒業することで得られる資格(教育職員免許状等のすべて)は,本プログラムの修
了によっては取得できません。
-4-
◆科目履修の基本的な考え
知的な大人にふさわしい社会的教養を持つとともに,現代社会のあらゆる重要な課題について,そ
の重要性をいち早く認識し,それについて論理的に筋の通った意見を主体的に形成し,それを他人と
交換し合うことを通して,さらに深めて行くことができる人材,すなわち高いポテンシャリティー(自
分を知的に高めていく能力)を備えた人材を育成し,卒業生として大学院や社会に送り出すことが,
このプログラムの目的です。
そうした高い知的ポテンシャリティーは,さまざまな専門分野に関する入門的知識を浅く広く学習
するだけでは身につけることはできません。むしろ,特定分野についてのある程度の深い学習経験を
持つことによる,論理的思考能力の向上が不可欠です。そうした思考力は,さまざまな分野に応用す
ることができます。すなわち,特定の分野の深い知識や技能を持つことによって,現実問題に総合的
にアプローチする視点や能力を獲得することができるのです。
21 世紀プログラムの学生は,卒業までにこのような高い知的ポテンシャリティーを身につけること
が強く期待されています。それを達成することができるよう,指導教員(チューター)が一人ひとり
の学生への個別指導(チュートリアル)によって,たとえば,次の学期に全学で開講されている科目
の中からどのような科目を履修したらよいかなど,卒業へ向けての道のりについてアドバイスします。
学生は,それを参考にして,しかし自主的に各学期に履修する科目を選び,指導教員の承諾を得て履
修登録を行います。
学生はいつでも指導教員に科目履修の状況について報告し,必要なアドバイスを受けることができ
ます。そうした学習を 4 年間積み上げていくことによって,高い知的ポテンシャリティーを身につけ
た学生は卒業を迎えます。卒業後の進路についても,学生はいつでも指導教員のアドバイスを受ける
ことができます。
◆科目履修の実際
次に,シミュレーション方式で,科目履修の実際について説明してみましょう。
21 世紀プログラム主導教員(管理運営や教育において中心的な役割を果たす教員によって構成され
ています)は,あらかじめ学生が提出した修学計画などを参考に,適切と思われるチューターを選び
ます。学生は,入学後直ちに主導教員の面接を受け,さらに具体的な修学計画を説明することによっ
て,主導教員団は,チューターを確定しますが,学生とチューターの組み合わせは,専門性などの変
化に応じて見直すこともあります。
1 年次前期に,チューターは学生の希望を十分に聞いたうえで,どのような科目をそれぞれ 4 年間
に,1 年間に,半年間(1 学期間)に履修したら良いかについてアドバイスを与えます。その際,チ
ューターは,学生が将来どのような分野から専攻テーマを選びたいのか希望を聞き,それにふさわし
い科目履修を行うように指導します。たとえば,自然科学的な専攻テーマ,あるいは,自然科学の一
定の専門知識を必要とする専攻テーマを選びたい学生に対しては,基幹教育の理系ディシプリン科目
を,自然科学系学部の学生と同程度の密度で履修するようアドバイスします。人文・社会科学的な専
攻テーマで,
且つ,自然科学の専門知識をさほど必要としない専攻テーマを選びたい学生に対しては,
人文・社会科学系学部の学生と同様の要領で文系ディシプリン科目の履修を行うように指導します。
これらと並行して,21 世紀プログラム学生は,21 世紀プログラム独自の科目,すなわち,
「課題提
示科目」,「プログラム・ゼミ」などを履修することが義務付けられています。したがって,チュータ
ーは,学生が過密なカリキュラムを立てることにならないように,的確にアドバイスします。1 年次
-5-
後期においても,同様の手続きによって修学を進めます。
2 年次前期までに,学生はチューターのアドバイスなどを参考にしながら,自分の専攻テーマを決
めていきます。また,専攻テーマに密接に関連する科目を,さまざまな専攻分野から重点的に履修し
ます。発展的な基幹教育科目,自然科学系学部の専攻教育科目,人文・社会科学系学部の専攻教育科
目について,学生の修学状況に応じた,的確で適切なアドバイスを受けながら,専攻テーマの研究に
必要な修学を進めていきます。このプロセスに,本プログラムの特徴が最もよく現れます。
一般学部学生が各学部で定型的な科目履修を義務づけられるのに対して,本プログラムでは,学生
の知的興味に応じて柔軟な科目履修が可能となります。専攻テーマに密接に関わる既存の分野(学部,
学科など)が決まっている場合は,その分野の学部学生が履修すべき基本的な専門科目を履修するこ
とが望ましいのですが,それ以外にも幅広い科目を履修することができます。
2 年次後期には,その時点での専攻テーマに基づく研究課題を設定し,研究を行う「課題研究」を
履修します。これを通して,研究を進める基本的な姿勢を身につけていきます。
2 年次または 3 年次以降に,言語文化基礎科目,21 世紀プログラム英語などの外国語科目を履修し
て外国語運用能力を高め,TOEFL などの外国語能力検定試験の成績が,外国の大学で受け入れられ
るために必要な水準に達した学生には,本学の交換留学制度を活用して,海外の大学に留学すること
を強く勧めています。交換留学生として,これまで多数の学生が世界各地へ飛び立っています。平成
27 年度までに 102 名の学生が,アメリカ,中国,韓国,イギリス,フランス,ドイツ等の大学に留
学しています。
◆卒業と進学
21 世紀プログラムでの 4 年間の修学活動の集大成として,学生は 4 年次に「卒業研究」を行って卒
業します。卒業研究は最終年度に実施し,自ら設定した専攻テーマについて,卒業研究の指導を受け
る九州大学の教員(必要であれば九州大学外の大学教員などの専門家)を見出し,卒業研究に取り組
みます。卒業研究は最終的に卒業論文としてまとめ,また,研究発表を行わなければなりません。
21 世紀プログラムの卒業研究は,学生一人ひとりの専攻テーマが異なっていますので,さまざまな
学部や学科,あるいは,研究センターや大学院で実施されることになります。また,既存の特定の学
問分野についてのテーマだけではなく,複数の分野が融合したものや,いくつかの分野から新しく生
まれた複合的なものもみられ,実に多彩なテーマが揃います。卒業研究の審査を経て卒業が認定され
ると,本学より「学士(学術)」が授与されます。
卒業後の進路としては,専攻テーマをより深め,真の意味で「専門性の高いゼネラリスト」を実現
するために,大学院修士課程へ進学することが推奨されます。これまでの卒業生の進学率は約 37%で,
その内訳は九州大学大学院が約 64%,九州大学以外の国内の大学院が約 31%,外国の大学等(コロ
ンビア大学,ハワイ大学,ワシントン大学,ワイカト大学,バンベルク大学など)が約 5%となって
います。
就職では,大手からベンチャー企業まで,卒業生それぞれが自分の望む仕事を選択し,職種は実に
さまざまです。また,就職者のうち約 11%は出身地の県庁や市役所,参議院事務局,裁判所,外務省
など官公庁へ就職しています。
-6-
21 世紀プログラム
主導教員の面接等によるチューターの決定
1年次
基幹教育科目(1~4年次)
課題提示科目
チュートリアル(1~4年次)
基幹教育科目
入 学
入学から卒業まで
プログラム・ゼミ(1~4年次)
課題提示科目(1~2年次)
2年次 21 世紀プログラム英語(2年次)
交換留学制度の活用
外部との交流
卒業研究
卒 業
学士(学術)
卒業研究
4年次
-7-
各自の専攻テーマに
関連する科目
高年次基幹教育科目
3年次
課題研究
専攻テーマに関連した柔軟な科目履修
プログラム・ゼミ
専攻テーマの決定
チュートリアル
課題研究(2年次)
21 世紀プログラムの履修科目
最低修得
単位数
履修年次
基幹教育セミナー
1
1 年次
課題協学科目
5
1 年次
言語文化科目
12
1~2 年次
16
文系ディシプリン科目 4 単位以上,理系ディ
1~3 年次 シプリン科目 6 単位以上を修得し,合わせて
16 単位以上修得する。
区分
科目区分
基 幹 教 育 科 目
文系ディシプリン科目
理系ディシプリン科目
健康・スポーツ科目
1
備
考
第一外国語(英語推奨)6 単位以上,
第二外国語 6 単位以上を修得する。
1 年次
1~4 年次
総合科目
高年次基幹教育科目
2
2~4 年次
その他
11
4 単位は 1 年次に修得する。2 年次以降で他
1~4 年次 学部の専攻教育科目を履修した場合はその
他に含めることができる。
計
48
個別指導を軸とした修学指導の展開及び課題探究能力や表現力を養うための科目
専 攻 教 育 科 目
チュートリアル
8
学習計画とその達成,課題探究とその成果な
1~4 年次 どについて,指導教員からの個別指導を受け
る。
プログラム・ゼミ
16
文献調査,フィールドワーク,発表,討論を
1~4 年次 行うことにより,課題探究能力を養う。学年
を混合してクラス編成を行う。
21 世紀プログラム英語
3
2 年次
英語による的確な表現能力,研究論文の作成
と学術的発表能力を修得する。
「情報」
「環境・生命」
「国際」
「市民社会」等 21 世紀を読み解くテーマを柱とした課題探求の科目
課題提示科目
8
課題研究
1
専攻テーマに関連する科目
36
卒業研究
4
計
76
合 計
124
社会の第一線で活躍する講師により生きた
1~2 年次 知識を修得し,専攻テーマを決めるための素
材を得る。
2 年次
卒業研究実施に必要となる,資料の収集や文
献調査や研究発表の方法を修得する。
各学部で開設される専攻教育科目の中から,
各自の専攻テーマに関連する科目を履修す
る。
2~4 年次
国内外の他大学での履修科目や,インターン
シップ等の単位を認定する「特別科目」
・
「社
会連携科目」を含む。
4 年次
-8-
卒業論文の作成及び口頭発表により,在学中
の研究成果を報告する。
21 世紀プログラム入試の流れ
期
日
【志願者】
【大
《全志願者》
志願情報の Web 入力と
平成 28 年 9 月 15 日(木)~
提出書類の提出
9 月 23 日(金)
17 時必着
※インターネット入力及び入学検定料の支払
は 9 月 7 日(水)から可能です。
学】
Web 願書受付と
提出書類の受理
第 1 次選抜
書類審査
10 月上旬~
10 月中旬
第1次選抜結果通知
10 月 14 日(金)頃
第1次選抜結果
《第 1 次選抜合格者》
11 月 5 日(土)・
11 月 6 日(日)
1日目:
2日目:
第2次選抜
講義・レポート 3コマ
討論,個人面接,小論文
合格発表
(合格通知書発送)
11 月 28 日(月)
11 時頃
《合格者》
入学手続書類発送
平成 29 年 2 月 1 日(水)頃
入学手続書類受領
入
2 月 9 日(木)~
2 月 15 日(水)
学
手
続
(原則,郵送としますが,やむを得ない事情により郵送で入学手続がで
きない場合は,事前に連絡の上,来学しての入学手続が可能です。詳細
は,20 ページ「10.入学手続(1)入学手続方法」を参照してください。)
-9-
Ⅱ 21 世紀プログラム学生募集要項
このプログラムの理念及び求める学生像は,
「Ⅰ 21 世紀プログラム」に示しています。これをよく読
み,しっかりと理解した上で応募していただくことが望まれます。このプログラムに適した学生を選抜
するために,大学入試センター試験を課さないアドミッション・オフィス入試により,
「8.入学者選抜
方法」に示すような特色ある入学者選抜を行います。この選抜方法は,本プログラムで入学した後の修
学課程そのものを模したものであり,入学前の体験入学にもなるわけです。
1.出願資格
次の各項のいずれかに該当する者で,21 世紀プログラムの趣旨を理解し,本学へ入学し幅広く学ぶこ
とを第 1 志望とする者とします。
(1) 高等学校若しくは中等教育学校を平成 23 年 4 月以降に卒業した者及び平成 29 年 3 月までに卒業
見込みの者
(2) 通常の課程による 12 年の学校教育を平成 23 年 4 月以降に修了した者及び平成 29 年 3 月までに
修了見込みの者
(3) 学校教育法施行規則第 150 条の規定により高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認め
られる者で,平成 23 年 4 月以降にこれに該当するもの及び平成 29 年 3 月までにこれに該当する見
込みのもの
なお,出願資格について不明な点がある場合は,事前に本学学務部入試課入試第三係
(TEL092-642-4488)にお問い合わせください。
(注意)このプログラムの趣旨から,専門を決めて志願する本学のアドミッション・オフィス入試(教
育学部,法学部,理学部各学科,医学部保健学科,歯学部,芸術工学部各学科,農学部)との
併願は認めません。
2.募集人員
26人(合格者が募集人員に満たない場合でも,第 2 次募集は行いません。また,入学手続者が募
集人員に満たない場合でも,追加合格は行いません。)
-10-
3.出願手続
(1) 出願方法
インターネット出願
①
インターネットにより,志望情報等を入力する。
②
入学検定料を支払う。
①, ②, ③の
③
調査書、志望理由書、活動歴報告書の
すべての手続きを行います。
提出に必要な出願書類等を郵送する。
〈 注 意 〉
インターネット出願は,インターネットでの入力及び入学検定料の支払を行
っただけでは出願手続完了にはなりません。以下の期間内に必要な出願書類等
が到着するように,速達・書留郵便(日本国外から出願する場合は,EMS 等の
最速の国際郵便)で郵送する必要があります。
※
障害がある等でインターネット出願の利用が難しい方は,裏面記載の九州大学入試課へ相談してください。
(2) 出願期間等
事
項
期
間
インターネット入力及び
入学検定料の支払
(注 1)
平成 28 年 9 月 7 日(水)~
9 月 23 日(金)午後 5 時まで
【出願】
「提出が必要な出願書類」の郵送
(注 2)(注 3)(注 4)
平成 28 年 9 月 15 日(木)~
9 月 23 日(金)午後 5 時まで(必着)
注意事項
(注 1) 「インターネット入力及び入学検定料の支払」期間内にそれぞれの手続を行ってくださ
い。なお,入学検定料の支払後は,入力事項の変更はできません。
(注 2) 「提出が必要な出願書類」の郵送は郵便事情を考慮し,期間内に必ず到着するように手
続してください。
(注 3) 「提出が必要な出願書類」の提出方法は郵送となります。
ただし,出願期間最終日の 9 月 23 日(金)のみ,午前 9 時から午後 5 時まで,九州大
学入試課への持参が可能です。
(注 4) 「提出が必要な出願書類」の受領確認は電話でお答えすることができません。
日本郵便ホームページ等の追跡サービスで確認してください。
(3) インターネット入力の方法
必要な情報について,インターネットを利用して入力します。
インターネット出願のページへは,九州大学 Web サイトからアクセスできます。
アクセスページ
九州大学
http://www.kyushu-u.ac.jp/ja/admission/faculty/internet/
-11-
流れ図
九州大学インターネット出願ページにアクセス
http://www.kyushu①
u.ac.jp/ja/admission/faculty/internet/
「インターネット出願受付」をクリック
③
インターネット出願トップページをスクロールして,
AO入試の「出願登録する」ボタンをクリック
「利用規約・個人情報の取扱いに関する同意条項」に同
④ 個人情報入力画面にて,志願者情報等を入力
意後,志望情報入力画面にて志望学部等を入力
⑤ 必要書類の確認及び写真のアップロードを行う
⑦
②
⑥ 決済情報の入力(選択)を行う
出願登録を完了し,封筒に貼付するための宛名ラベルを印刷する。
スマートフォン(タブレット)からは印刷機能が使用できません。必要事項はメモしておいてください。
○インターネット出願の操作等に関する不明点等は,次の連絡先に問合せてください。
インターネット出願ヘルプデスク
受付期間
9 月 7 日(水)~9 月 23 日(金)
午前 10 時から午後 6 時まで
-12-
TEL 050-3786-5124
(4) 入学検定料支払の方法
入学検定料:17,000 円
「決済情報を入力」で選択・入力した支払方法により,支払手続を行ってください。
詳しい支払方法については,出願登録完了後の「支払方法」ページにより確認してください。
入学検定料の他に別途必要な支払手数料は,志願者負担となります。
①
クレジットカード
日本国内/国外で利用可能
出願登録完了と同時に決済が行われます。
右のロゴマークがあるクレジットカードで支払うこと
ができます。
名称
ロゴマーク
VISA
MasterCard
なお,クレジットカードの名義は,志願者と同一である
JCB
必要はありません。
支払方法は一括払いのみです。
クレジットカードの利用限度額を確認した上で利用し
てください。
②
コンビニエンスストア
AMERICAN
EXPRESS
Diners
Club Card
日本国内のみ利用可能
現金での支払となります。
ローソン,
ミニストップ
「Loppi」で手続後,レジにて現金で支払
ファミリーマート
「Fami ポート」で手続後,レジにて現金で支払
サークル K サンクス
「K ステーション」で手続後,レジにて現金で支払
デイリーヤマザキ,
スリーエフ
レジで「オンライン決済」と店員に伝えて手続後,レ
ジにて現金で支払
セイコーマート
「クラブステーション」で手続後,レジにて現金で支
払
セブン-イレブン
レジで「払込票番号(※1)」を店員に伝えるか,印刷
した「払込票」を渡して現金で支払(※2)
(※1)出願登録完了画面の「払込票を表示する」ボ
タンをクリックした後記載されている,支払に必要な
番号
(※2)マルチコピー機は使用しません
※
③
上記以外のコンビニエンスストアも利用できる場合があります。
最新情報は,インターネット出願 Web サイトで確認してください。
金融機関 ATM【Pay-easy】
日本国内のみ利用可能
支払可能金融機関で Pay-easy マークの付いている ATM で支払うことができます。
ATM で「税金・料金払込み」又は「Pay-easy」を選択し,手続してください。
支払可能金融機関は下記 Web サイトの「ATM 利用可能一覧」で確認できます。
http://www.well-net.jp/multi/financial_list/index.html
-13-
④
ネットバンキング
日本国内のみ利用可能
都市銀行,地方銀行,信用金庫,信用組合,労働金庫,農協,漁協などのネットバンキング
を利用することができます。事前に金融機関にて申込みが必要です。
また,楽天銀行,ジャパンネット銀行,じぶん銀行,住信 SBI ネット銀行でも支払うことが
できます。この場合,事前に金融機関にて口座の開設が必要です。
1
出願登録完了画面を開く。
2
[ネットバンキングでの支払に進む]ボタンを押す。
3
ネットバンキングの契約をしている金融機関を選択し,ログイン後手続してください。
4.提出が必要な出願書類
ア.調査書
在学又は出身学校長が文部科学省で定めた様式により当該年度に作成し,厳封したものを提出し
てください。なお,調査書を提出できない者については,次の書類を提出してください。
①
高等学校卒業程度認定試験合格者
合格成績証明書及び免除科目がある場合は学校長が発行した当該科目の成績証明書
②
出願資格に該当する者のうち上記①以外の者
修了(見込)証明書又は資格(取得見込)証明書及び成績証明書
また,本学において個別の入学資格審査を受けた者は,本学が交付した「九州大学受験資格認
定書(写)」を添付してください。
上記書類を提出できない者は,事前に学務部入試課入試第三係にお問い合わせください。
イ.志望理由書
本学 Web サイトインターネット出願画面に掲載の用紙を印刷し,志願者本人が自筆で書いたもの
を提出してください。
ウ.活動歴報告書
本学 Web サイトインターネット出願画面に掲載の用紙を印刷し,志願者本人が自筆で書いたもの
を提出してください。
エ.受験票発送用封筒
長形 3 号封筒(横 12cm×縦 23.5cm)に住所、氏名、郵便番号及び受験学部(21 世紀プログラ
ム)を記入し,362 円の切手を貼付したものを提出してください。
*上記の提出が必要な出願書類のうち、志願理由書と活動歴報告書は,本学 Web サイトの「入試・入
学」→「学部入試」→「大学案内・募集要項・入学者選抜概要」に記載しています。
-14-
5.提出が必要な出願書類の提出先及び提出方法
①提出封筒の準備
志願する日程(「AO入試(21 世紀プログラム)」)の封筒及び必要書類を用意し,提出してく
ださい。
日本国内から出願する場合
(ア) 必ず,角形 2 号封筒(横 24cm×縦 33.2cm で A4 サイズの書類を折らずに入れることができ
る封筒)を使用してください。
長形 3 号封筒(横 12cm×縦 23.5cm)は使用できません。
長形 3 号封筒
角形 2 号封筒
(イ) 出願登録完了画面から「封筒貼付用宛名ラベル」
(注 1)を印刷し,(ア)の封筒の表(宛名)
面に貼付してください。
封筒貼付用宛名ラベルを印刷することを強く推奨しますが,「宛名ラベル」を印刷するこ
とができない場合は,以下に記載している【封筒貼付用宛名ラベルが印刷できない場合】の
記載見本(注 2)の内容を直接,封筒の表(宛名)面に記載してください。
速達・書留
の表示も縦書き・赤字で記入(又は郵便局窓口で押印を依頼)してくだ
さい。
(注1)
【封筒貼付用宛名ラベル】の印刷見本
(注2)【封筒貼付用宛名ラベルが印刷できない場合】の記載見本
切手
〒812-8581
福岡市東区箱崎 6-10-1
九州大学入試課入試第三係
〒812-8581
福岡市東区箱崎 6-10-1
九州大学入試課入試第三係
速達・書留
速達・書留
出願番号:******
入試区分:AO入試
出願学部・学科等:21 世紀プログラム
〒○○○-○○○
△△県□□市◇◇町 1-2-3
△△高等学校
☆☆ ☆☆
②
御中
御中
出願番号:******
入試区分:AO入試
出願学部・学科等:21 世紀プログラム
志願者情報:〒○○○-○○○
△△県□□市◇◇町 1-2-3
△△高等学校
☆☆ ☆☆
提出が必要な出願書類の封入
14 ページ記載の 4.提出が必要な出願書類を確認し,必要な書類を封入してください。
③
速達・書留(又は EMS)で送付
11 ページ記載の(2)出願期間等の「提出が必要な出願書類」の郵送期間内に到着するよう,
速達・書留
郵便で郵送してください。
日本国外からの出願の場合は,EMS(Express Mail Service)等の最速の国際郵便で郵送して
ください。
-15-
※出願に関する注意事項
ア.出願内容の入力事項及び出願書類等の不備のものは受理しません。
虚偽の記入をした者は,入学後でも入学許可を取り消すことがあります。
イ.出願受理後は,いかなる事情があっても住所・連絡先以外の入力事項及び書類の変更・返却は認めませ
ん。
ウ.不明な点は,出願前に入試課へ相談してください。
照会先:九州大学学務部入試課入試第三係
TEL:092-642-4488
6.入学検定料の返還について
17 ページの「8.入学者選抜方法」による第 1 次選抜を実施した結果,その不合格者に対して,
①
13,000 円を返還します。
②
入学検定料納付後,出願書類を送付しなかった場合及び出願書類を受理できなかった場合は,全
額返還します。該当する場合は,九州大学学務部入試課入試第三係(TEL092-642-4486)へお問い
合わせください。
①に該当する場合は,第 1 次選抜結果通知の際に「返還請求書」等を送付しますので,書類作成
③
の上,平成 29 年 3 月 31 日(金)までに手続きを行ってください。
7.入学検定料の免除について
①
免除申請の要件
入学検定料の免除を申請できるのは,次に該当する者です。
A
東日本大震災及び熊本地震における災害救助法が適用されている地域で被災した志願者で,
次のいずれかに該当する者
主たる家計支持者が所有する自宅家屋が全壊,大規模半壊,半壊,流失した場合
ⓑ
主たる家計支持者が死亡又は行方不明の場合
B
ⓐ
居住地が福島第一原子力発電所事故により,避難指示区域(計画的避難区域を含む)に指定
された者
②
免除申請の手続
入 学 検 定 料 の 免 除 を 受 け よ う と す る 場 合 は , あ ら か じ め 学 務 部 入 試 課 入 試 第 三 係 ( TEL
092-642-4488)へ連絡してください。
なお,申請にあたっては,以下の証明書が必要になります。
・①Aⓐに該当する場合
り災証明書
・①Aⓑに該当する場合
死亡または行方不明を証明する書類
・①Bに該当する場合
被災証明書
-16-
8.入学者選抜方法
入学者の選抜は,第 1 次選抜及び第 2 次選抜により行います。
(1) 第 1 次選抜
ア.提出された調査書又は調査書に代わる書類,志望理由書及び活動歴報告書の総合評価により選
抜を行います。
イ.第 1 次選抜の合格者は,募集人員の 3 倍程度とします。
ウ.第 1 次選抜の結果については,平成 28 年 10 月 14 日(金)頃に通知書を郵便で発送します。
その際,第 1 次選抜の合格者には,アドミッション・オフィス入試受験票(21 世紀プログラム)
を送付します。
(2) 第 2 次選抜
第 1 次選抜の合格者に対して,講義に関するレポート,討論(150 分),小論文(約 270 分)及
び面接(1 人約 15 分~20 分)を課し,その上で,提出書類の内容と合わせて総合評価により選抜
を行います。
講義に関するレポートは,受験者が 3 つの講義(各約 50 分)を受講して,それぞれその後にレ
ポートを作成(各約 70 分)するものです。その際,配付資料に英文を含む場合や,講義の一部が
英語で行われる場合もあります。(電子式ではない辞書 2 冊まで持ち込み可能です。)
主に,
・講義内容をどれだけ理解できるか。
・より正確に深く知りたいという気持ちをどれだけ持ち得るか。
・講義の内容からさらにどれだけ発展させて考えることができるか。
・説明を理解し,うまく実行できるか。
などを評価します。講義の内容は文系・理系にとらわれずに,「純学問的なもの」
,「総合的なもの」
及び「実験的なもの」などを組み合わせます。
第 2 日目午前の討論の前に,前日の各講義に関する論題をそれぞれ一つ提示し,討論及び小論文
はこの論題に沿って行います。
討論は,受験者をグループ(1 グループ 10 数名)に分け,提示された 3 つの講義の論題の内から
各自 2 つを選びグループで論題ごとに討論してもらいます。この討論では,
・講義の内容からさらにどれだけ発展させて考えることができるか。
・他人の批評を受け止めて,自分の説を高めることができるか。
・自分の意見をどれだけ有効にアピールできるか。
・他人の意見を適切に批評し,討論へどれだけ貢献できるか。
などを評価します。
小論文は,講義・レポートと討論を踏まえて,提示されたいずれかの講義の論題に関連した標題
を自ら設定し,作成してもらいます。この論文では,
・提示された講義の論題に照らして,標題の設定が適切であるかどうか。
・講義の内容からさらにどれだけ発展させて考えることができるか。
・討論を踏まえて,標題の主張をどれだけ客観的に統合できるか。
-17-
・論文として,レポートからどれだけ向上したか。
などを評価します。
面接(個人面接)は,小論文を作成している間に行います。面接では,
・これまでの学習内容や学習以外の活動
・学習態度や物事への関心の広さ・深さ
・その他大学での勉学や研究活動への適性
などを評価します。
ア.実施日時及び場所
第 1 次選抜の合格者は,アドミッション・オフィス入試受験票(21 世紀プログラム),筆記用
具(黒鉛筆,シャープペンシル)及び弁当を持参の上,平成 28 年 11 月 5 日(土)及び 11 月 6
日(日)の両日,本学箱崎キャンパス文系地区(福岡市東区箱崎 6-19-1)文科系学部講義棟前
に集合してください。
月
日
時
間
内
9:00
11 月 5 日(土)
集
合
9:30~11:30
講義1・レポート1
12:30~14:30
講義2・レポート2
15:00~17:00
講義3・レポート3
8:30
集
容
合
場
所
文科系学部講義棟前
当日,本人に通知し
ます。
文科系学部講義棟前
9:00~11:30
討論
グループに分かれ,前日の3つの講義に
関する論題を討論します。
12:30~17:00
小論文及び個人面接
小論文は,講義・レポートや討論を踏ま 当日,本人に通知し
え,総合的に「論文」(記録や感想ではあ ます。
りません)としてまとめて作成します。
(約
270 分の間)
この間,順番に個人面接(1 人約 15 分~
20 分)が行われます。
11 月 6 日(日)
(注意)
遅刻による試験室への入室限度時刻は,試験開始後 30 分です。なお,交通機関の事故又はやむ
を得ない事由により,試験開始後 30 分以上遅刻したものは,試験監督者にその旨申し出てくださ
い。
(3) 合否判定の基準
ア.第 1 次選抜では,調査書又は調査書に代わる書類及び志望理由書をそれぞれ 4 段階(ABCD)
で,活動歴報告書を 3 段階(ABC)で評価し,各評価を合わせて 3 段階(ABC)で総合評価
します。
イ.第 2 次選抜では,講義に関する 3 つのレポート,討論,小論文,面接(個人面接)をそれぞれ
4 段階(ABCD)で評価し,第 1 次選抜の評価と合わせて 3 段階(ABC)で総合評価します。
(4) 障害等のある入学志願者について
本学では,障害(下表)等のある者に対して,受験上及び修学上必要な配慮を行う場合があり,
そのための相談を常時受け付けています。
ただし,受験上の配慮については 9 月 30 日(金)までに次頁の連絡先までお知らせください。
相談のない場合や内容によっては配慮が講じられないことがありますのでご了承ください。
-18-
特に,受験上の配慮のうち,「点字解答」又は「代筆解答」を希望する場合は,準備等に時間を
要しますので,平成 28 年 8 月 26 日(金)までに相談してください。
区
分
対象となる者
受験上の配慮の一例
①視覚に関する ・点字による教育を受けている者
配慮
・良い方の眼の矯正視力が 0.15 以下の者
・両眼による視野について視能率による損失率が
90%以上の者
・上記以外の視覚障害者
・点字解答
・拡大文字冊子の配付
・拡大鏡等の持参使用
・窓側の明るい座席を指定
・照明器具の持参使用又は試験室側での準備
②聴覚に関する ・両耳の平均聴力レベルが 60 デシベル以上の者
配慮
・上記以外の聴覚障害者
・手話通訳士等の配置
・注意事項等の文書による伝達
・座席を前列に指定
・補聴器又は人工内耳の装用
③肢体不自由に ・体幹の機能障害により座位を保つことができない ・代筆解答
関する配慮
者又は困難な者
・介助者の配置
・両上肢の機能障害が著しい者
・試験室を 1 階に設定
・上記以外の肢体不自由者
・トイレに近い試験室で受験
・車椅子,杖の持参使用
・試験場への乗用車での入構
④病弱に関する ・慢性の呼吸器疾患,心臓疾患,腎臓疾患等の状態 ・試験室を 1 階に設定
配慮
が継続して医療又は生活規制を必要とする程度の ・杖の持参使用
者又はこれに準ずる者
・別室の設定
⑤発達障害に関 ・自閉スペクトラム症(自閉性障害・アスペルガー ・試験時間の延長(1.3 倍)
する配慮
障害・広汎性発達障害),限局性学習症(学習障害), ・拡大文字問題冊子の配付
注意欠如多動症(注意欠陥多動性障害)のため配 ・注意事項等の文書による伝達
慮を要する者
⑥その他
・①~⑤の区分以外の者で配慮を必要とする者
・トイレに近い試験室で受験
・座席を試験室の出入口に近いところに指定
(1) 相談の方法
「九州大学入学試験における事前相談申請書」を九州大学Webサイト(http://www.kyushu-u.
ac.jp)からダウンロードのうえ,医師の診断書(障害者手帳取得者は,その写しも)を添えて相
談の申請をしてください。
診断書には,診断名,初診日付と最終診察日,具体的な症状とその経過,日常生活上特に修学
上の支障の程度,試験の際に想定される問題と必要と考える支援について記載してください。
また,大学入試センター試験の受験上の配慮決定を受けた者は,大学入試センターからの「受
験上の配慮事項決定通知書」の写しも提出してください。なお,その場合には,医師の診断書に
ついても大学入試センターへ提出したものの写しで構いません。
(2) 連絡先
学務部入試課入試第三係
TEL:092-642-4488
〒812-8581
福岡市東区箱崎 6-10-1
-19-
9.合格者発表
合格者については,平成 28 年 11 月 28 日(月)11 時頃,受験番号を創立五十周年記念講堂(箱崎
キャンパス理系地区)に向かって左側の掲示板(24 ページ参照)に掲示するとともに,同日に合格通
知書を出願時に入力された住所あてに郵便で発送します。
また,合格者の受験番号を同日 12 時頃九州大学合格者発表専用 Web サイト(http://goukaku.
jimu.kyushu-u.ac.jp/)に掲載します。これは,本学が情報提供の一環として行うものであり,公式の
合格者の発表は,前述のとおりです。
電話による合否の問い合わせには応じません。
この 21 世紀プログラムのアドミッション・オフィス入試では,本学の 21 世紀プログラムで学ぶた
めに必要・不可欠な資質を評価・審査します。そのため,合格者数が募集人員に満たない場合があり
ます。
10.入学手続
入学手続に必要な書類は,平成 29 年 2 月 1 日(水)頃,合格者に対して発送します。
入学手続は,次のとおり行ってください。
(1) 入学手続方法
入学手続書類を本学所定の封筒に封入し,遅延等の郵便事情を考慮の上,平成 29 年 2 月 9 日(木)
から 2 月 15 日(水)17 時までに必着するように「書留速達郵便」により送付してください。
やむを得ない事情により郵送で入学手続ができない場合は,平成 29 年 2 月 15 日(水)に来学し
て入学手続を行うことも可能です。
なお,送付先や来学場所等の詳細については,入学手続書類でご確認ください。
※入学手続は,平成 29 年 2 月 15 日(水)17 時をもって締切ります。
なお,2 月 15 日(水)17 時以降に到着した場合は,いかなる理由があっても受理しません。
(2) 留意事項
①
アドミッション・オフィス入試の合格者が本学に入学手続を完了したときは,本学及び他の国
公立大学・学部(※独自日程で入学者選抜を行う公立大学・学部を除く。)の一般入試(前期・後
期日程試験)を受験しても合格者とはなり得ません。
②
アドミッション・オフィス入試の合格者が,
特別の事情により入学を辞退しようとするときは,
平成 29 年 2 月 15 日(水)17 時までに入学辞退の手続を行ってください。指定の日時までに入
学辞退の手続を行わない場合は,本学及び他の国公立大学・学部(※独自日程で入学者選抜を行
う公立大学・学部を除く。)の一般入試(前期・後期日程試験)を受験しても合格者とはなり得ま
せん。
(手続及び連絡先:九州大学学務部入試課入試第三係
TEL:092-642-4488)
※公立大学協会 Web サイト(http://www.kodaikyo.org/nyushi)参照
-20-
③
納入した入学料は,いかなる理由があっても返還しません。
④
入学料免除,入学料徴収猶予及び授業料免除については,2 月 1 日(水)頃送付する入学手続
書類に同封の上,別途手続きを案内します。
⑤
授業料は,入学後(4 月中)に納付することになります。
[参考]
入学料及び授業料については,以下のとおりです。
・[入学手続時]入学料
282,000 円(予定)
・[入
267,900 円[年額
学 後]授業料
535,800 円](予定)
(注)入学料免除申請者,入学料徴収猶予申請者は,入学手続の際に入学料を納付しないでくだ
さい。
なお,上記の納入金額は予定額であり,入学時及び在学中に学生納付金改定が行われた場
合には,改定時から新たな入学料及び授業料が適用されます。
11.入学準備
本プログラムに合格した者には,入学までの約 4 ヶ月間を有意義に過ごしてもらうため,指定図書
を読んでレポートを提出するなど,入学準備のための教育が行われます。この詳細は,合格通知書と
ともに送付します。
12.試験成績の開示
平成 29 年度AO入試の試験成績については,受験者本人からの求めに応じて次の方法により開示
を行います。
(1) 開示の対象者は,受験者本人のみとします。
なお,代理人への開示は行いません。
(2) 開示する試験成績は,「第 1 次選抜」及び「第 2 次選抜」の成績(ABC評価)とします。
(3) 申請は本学学務部入試課へ郵送又は本学学務部入試課窓口での申請も可能です。
(4) 試験成績の開示を希望する者は,次の書類を学務部入試課入試第三係へ提出してください。
①
本学所定の「アドミッション・オフィス入試成績開示申請書」
※成績開示申請書は,平成 29 年 5 月 9 日(火)から,本学 Web サイト(http://www.kyushu-u.
ac.jp/)からダウンロードできます。
②
アドミッション・オフィス入試の受験票(コピーは不可)
※アドミッション・オフィス入試の受験票がない場合は,問い合わせください。
返信用封筒(長形 3 号の封筒に書留料金の切手 512 円を貼付し,返送先の郵便番号・住所・
③
氏名を記入したもの)
※個人成績を記した書類を郵送するためのものです。必ず受験した本人宛にしてください。
(5) 申請受付期間は,土・日・祝日を除く平成 29 年 5 月 9 日(火)~6 月 9 日(金)
本学窓口での申請の受付は,9 時から 17 時まで。
(6) 郵送による申請の場合は,封筒の表に「AO入試成績開示申請」と朱書きしてください。
(7) アドミッション・オフィス入試成績の開示は,申請受付後,3 週間以内に郵送により開示しま
-21-
す。
ただし,本学窓口での開示申請の場合はその場で開示します。
【申請窓口】〒812-8581 福岡市東区箱崎 6-10-1
九州大学学務部入試課入試第三係
13.個人用パソコン(ノート型)の必携について
大学生活では,授業でパソコンを使用するのはもちろん,日々の生活でパソコンを利用することに
なります。例えば,学習を進める上で必要な授業内容を記したシラバスや授業の教材,レポート課題・
提出期限などの情報,また履修登録や成績の確認など,様々な情報がネットワークを経由して提供さ
れます。
そのため,本学では,個人用パソコン(ノート型)が必携となっています。本学に入学の際は,パ
ソコンを準備・購入していただくことになりますので,あらかじめお知らせします。
詳細については,今後,本学 Web サイトにてお知らせするとともに,合格者に送付する入学手続書
類「入学ガイドブック」に記載します。学部・学科によってパソコンの仕様が異なりますので,各学
部・学科の推奨スペック(必要な性能)を必ずご確認ください。
本学の学生は「Windows」には「Microsoft Office」を,
「Mac OS」には「Windows や Microsoft Office」
を無料でインストールできる他,ウイルス対策ソフトウェアも無料でインストールできますので,
Word,Excel,PowerPoint やウイルス対策ソフトウェアを個別に購入,あるいは,パソコンとセッ
トで購入する必要はありません。
問い合わせ先
【個人用パソコンのスペックに関すること】
学務部学務企画課学務情報係
TEL:092-802-5939
E-mail:[email protected]
【ソフトウェア製品に関すること】
情報統括本部
ソフトウェア事業室
TEL:092-642-2201
E-mail:[email protected]
14.個人情報の取扱い
(1) 個人情報の利用
①
出願データと提出書類は,入学者選抜で利用するほか,次の業務に利用します。
・
合格者の住所・氏名等を入学手続業務で利用します。
・
調査書(又は調査書に代わる書類)の成績を,1 年次における授業料免除等の修学支援業務
で利用します。
②
入学者選抜で利用した成績等の個人情報は,個人が特定できない形で本学における入学者選抜
に関する調査研究で利用します。
-22-
③
国公立大学の一般入試における合格決定業務を円滑に行うため,氏名及び大学入試センターの
受験番号に限って,入学者選抜の合格及び入学手続等に関する個人情報を,独立行政法人大学入
試センター及び併願先の国公立大学に送達します。
④
出願データと提出書類に記載の個人情報は,
「独立行政法人等の保有する個人情報の保護に関す
る法律」第 9 条に規定されている場合を除き,出願者本人の同意を得ることなく他の目的で利用
又は第三者に提供することはありません。
(2) 個人情報に関する業務の委託について
提出書類記載事項のコンピュータ登録の業務を,外部の事業者に委託することがあります。
-23-
【入試等実施場所案内】
博多駅から箱崎キャンパス文系地区への案内
地下鉄利用の場合
地下鉄「姪浜」方面乗車,「中洲川端」乗り換え
「箱崎九大前」下車 徒歩 5 分
-24-
JR 利用の場合
「箱崎」(鹿児島本線)下車
徒歩 20 分
AO入試実施状況(平成 26 年度~平成 28 年度)
種別
21
学
世
紀
AOⅠ 教
プ
部
等
ロ
グ
育
法
年度
ラ
学
部
学
物
ム
部
理
化
学
科
学
科
理 学 部 地 球 惑 星 科 学 科
数
学
生
物
科
学
科
保
看 護 学 専 攻
健
学
医 学 部
放射線技術科学専攻
科
AOⅡ
検査技術科学専攻
歯
学
部
環
境
設
計
学
科
工
業
設
計
学
科
芸
術
画
工 学 部
像
設
計
学
科
音
響
設
計
学
科
芸 術 情 報 設 計 学 科
農
学
部
募集人員
H26
H27
H28
H26
H27
H28
H27
H28
H26
H27
H28
H26
H27
H28
H26
H27
H28
H26
H27
H28
H26
H27
H28
H26
H27
H28
H26
H27
H28
H26
H27
H28
H26
H27
H28
H26
H27
H28
H26
H27
H28
H26
H27
H28
H26
H27
H28
H26
H27
H28
H26
H27
H28
26
10
10
10
15
8
8
5
9
6
6
8
8
15
18
5
8
20
志願者数
102(52)
99(51)
116(62)
33(23)
34(25)
40(32)
17(12)
13( 9)
28( 5)
27( 5)
21( 2)
36(15)
41(19)
42(18)
18( 5)
15( 6)
22( 7)
30( 3)
23( 5)
16( 2)
20( 9)
24(13)
12( 4)
41(40)
42(42)
43(42)
26(18)
15(12)
20(13)
19(15)
19(17)
18(15)
43(26)
37(21)
30(18)
25(18)
26(17)
23(19)
53(26)
45(23)
42(21)
75(49)
84(58)
75(48)
43(22)
40(21)
37(19)
20(10)
28(13)
16( 8)
72(45)
73(47)
80(54)
1 次選抜
合格者数
80(48)
73(41)
77(48)
21(18)
23(18)
21(18)
14( 9)
13( 9)
28( 5)
27( 5)
21( 2)
35(15)
39(18)
38(18)
18( 5)
15( 6)
22( 7)
30( 3)
23( 5)
16( 2)
17( 7)
14(11)
12( 4)
27(26)
28(28)
28(28)
19(14)
15(12)
18(11)
18(14)
18(16)
18(15)
32(21)
34(21)
28(17)
25(18)
26(17)
23(19)
53(26)
45(23)
45(21)
72(47)
72(53)
73(48)
20(16)
20(12)
20(11)
20(10)
28(13)
16( 8)
61(42)
63(41)
62(44)
(
-25-
合格者数
25(20)
25(18)
23(15)
10( 9)
8( 8)
9( 8)
8( 6)
8( 6)
11( 3)
11( 1)
10( 1)
15( 3)
14( 3)
14( 7)
8( 1)
8( 3)
8( 2)
8( 1)
6( 2)
8( 1)
5( 2)
4( 4)
4( 2)
9( 8)
9( 9)
8( 8)
6( 6)
6( 5)
6( 4)
6( 6)
6( 6)
5( 4)
7( 5)
6( 6)
5( 4)
8( 6)
8( 5)
8( 7)
15( 6)
15( 9)
15( 9)
20(15)
19(12)
18(12)
5( 5)
5( 4)
6( 3)
8( 2)
8( 4)
8( 4)
20(15)
21(15)
20(15)
) は女子で内数
伊都新キャンパス計画
九州大学は,「時代の変化に応じて自律的に変革し,活力
を維持し続ける開かれた大学の構築」,「それに相応しい研
究・教育拠点の創造」をコンセプトに,箱崎,六本松,原町
のキャンパスを統合移転し,福岡市西区元岡・桑原,糸島市
にまたがる新キャンパス(伊都キャンパス)を整備中で,平
成 18 年 10 月には工学系(建築学科を除く)の移転を完了し
ました。同キャンパスは,天神(福岡市中心街)から約 15km
の距離にあり,糸島半島の豊かな自然と都市近郊にある利便
性を活かし,産官学の連携によって整備される学術研究都市
構想の核となっています。
伊都キャンパスでは,九州大学で蓄積された科学技術や学
術文化,その他多様な資料や施設などの開放を通じて,地域
社会との交流をこれまで以上に深めることが期待されてい
ます。
移転は,平成 17 年度の工学系から開始し,平成 30 年度に完了の予定です。移転スケジュールの詳細は,
【表 1】のとお
りです。
学部の新入生は,1 年次は伊都キャンパスで基幹教育(※1)の授業を受け,2 年次以降は,所属する学部によって主
たる修学場所が異なります。詳細は【表 2】で確認してください。
[病院キャンパス(医,歯,薬学部),大橋キャンパス(芸術工学部),筑紫キャンパス(総合理工学府等)は移転の予定
はありません。]
(※1)基幹教育では,自律的に学び,考えるための基本を身につける教育を全学部共通に行います。
【表 1】学部・学府(大学院)の新キャンパス移転スケジュール
平成 28 年 5 月現在
第Ⅲステージ
(平成 24~30 年度)(注 1)
総数:約 18,700 人
(学生 15,500 人,教職員 3,200 人)
[移転人数:約 7,900 人]
第Ⅱステージ
(平成 20~23 年度)
第Ⅰステージ
(平成 17~19 年度)
総数:約 5,200 人
(学生 4,200 人,教職員 1,000 人)
[移転人数:約 5,200 人]
工学系(工学部建築学科を除く)
理系図書館Ⅰ
総数:約 10,800 人
(学生 9,500 人,教職員 1,300 人)
[移転人数:約 5,600 人]
基幹教育院
比較社会文化研究院
言語文化研究院
数理学研究院, 理学部数学科
マス・フォア・インダストリ研究所
理系図書館Ⅱ
箱崎より移転完了
(~H18 年度)
第Ⅰステージ終了
六本松より移転完了
(~H21 年 10 月)
第Ⅱステージ終了
カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所
次世代燃料電池産学連携研究センター
椎木講堂,
伊都協奏館・ドミトリーⅢ
共進化社会システムイノベーションセンター
理学系
附属図書館(H28・H30)
情報基盤研究開発センター(H28)
人文社会科学系(H30)
人文科学研究院,人間環境学研究院(工学部建築学科を含む),
法学研究院,経済学研究院,統合新領域学府
農学系(H30)
農学研究院,附属農場
その他(H30)
留学生センター,事務局,
課外活動施設など
※( )は移転予定年度を示す。
(注 1)第Ⅲステージの移転年度は,計画の進行状況により変動することがあります。
【表 2】学部授業の主たる修学場所(※a)
実施時期
平成 28 年 5 月現在
1 年次(平成 29 年度)
2 年次以降(平成 30 年度前期~)
文・教・法・経・工(建築学科)・農
伊都キャンパス(全日)
箱崎キャンパス(全日)
(※b)
医・歯・薬
伊都キャンパス(全日)
病院キャンパス(全日)
芸工
伊都キャンパス(全日)
大橋キャンパス(全日)
学部(学科)
理・工(建築学科を除く)
伊都キャンパス(全日)
伊都キャンパス(全日)
21 世紀プログラム
主として伊都キャンパス
伊都キャンパス,選択した授業により各キャンパス
(※a)学部授業の主たる修学場所は,移転計画の進行状況により変更することがあります。この情報については,逐次,本学 Web サイト等にてお知らせ
します。
(※b)伊都キャンパスへの移転後は,伊都キャンパスが全日,修学場所となる予定です。なお,箱崎キャンパスの文系学部,工学部建築学科,農学部は
平成 30 年度中に伊都キャンパスへ移転予定です。
-26-
入学案内・入学相談・九州大学 Web サイト
九州大学では,受験生に本学の学部・学科の内容や入学者選抜方法をよく知っていただくために,ア
ドミッションセンターを中心にして,次のような入学案内や入学相談を行います。
○
電話による入学案内・入学相談
随時行います。学務部入試課入試第三係へお問い合わせください。
○
来学による入学案内・入学相談
次のように受け付けます。なお,対応する教員等の都合がありますので,事前に学務部入試課
入試第三係へお申し込みください。
・対
象:個人又は少人数グループ(10 名程度まで)
・期
間:平成 28 年 9 月 16 日(金)までの平日,9 時~17 時
申し込み・問い合わせ先
九州大学学務部入試課入試第三係
住
所:〒812-8581 福岡市東区箱崎 6-10-1
TEL:092-642-4488
FAX:092-642-4485
E-mail:[email protected]
○
Web サイト
・九州大学 Web サイト
http://www.kyushu-u.ac.jp/
・21 世紀プログラム Web サイト
http://www.21cp.kyushu-u.ac.jp/
-27-
添 付 書 類
次のページから以下の書類が添付してあります。
○志望理由書 2枚
○活動歴報告書 2枚
※ 本様式をダウンロードのうえ、手書きで入力し,出願期間内に必着するよう郵送してく
ださい。なお,本様式は本学 Web サイトの「入試・入学」→「学部入試」→「大学案内・
募集要項・入学者選抜概要」にも記載しています。
平成29年度 九州大学21世紀プログラム
アドミッション・オフィス入試
志 望 理 由 書
フリガナ 志願者氏名
昭和・平成 年 月 日生
「21 世紀プログラム」を志望する理由を,本プログラムの趣旨に照らしてみた自己の適性や抱負などに関
して,詳しく記述してください。
5
10
15
20
志願者自ら作成・記入してください(鉛筆使用可)。 (2枚中1枚目)
[21 世紀プログラム]
志願者氏名
25
30
35
40
45
志願者自ら作成・記入してください(鉛筆使用可)。 (2枚中2枚目)
[21 世紀プログラム]
平成29年度 九州大学21世紀プログラム
アドミッション・オフィス入試
活動歴報告書
フリガナ 志願者氏名
昭和・平成 年 月 日生
1.中学時代から現在までに取り組んだ,学校での勉学以外の各種活動(部活動やボランティア活動等)の
うち,主なものを時間の経過に沿って記述してください(形式は任意)。
時 期
活 動 内 容
志願者自ら作成・記入してください(鉛筆使用可)。 (2枚中1枚目)
[21 世紀プログラム]
志願者氏名
2.1の中で最も重点を置いた1つの活動について,その名称や種別,具体的内容,関与の程度(1回
の活動時間,週当たり日数,継続時間等),活動の成果や意義を記述してください(形式は任意)。
活 動
関与の程度
成果・意義
3.受けた表彰などがある場合は列挙してください。
時 期
表 彰 な ど
※表彰の記載の後に( )書きで,表彰団体の規模(全国,県,地区等)を記載してください。
4.取得した資格や各種の検定の成績がある場合は,その最高の等級や得点を列挙してください。
時 期
資 格 ・ 検 定 な ど
志願者自ら作成・記入してください(鉛筆使用可)。 (2枚中2枚目)
[21 世紀プログラム]