「LCC と連携した誘客促進事業に係る企画運営業務」仕様書 1 委託業務

「LCC と連携した誘客促進事業に係る企画運営業務」仕様書
1
委託業務の名称
LCC と連携した誘客促進事業に係る企画運営業務
2
委託期間
契約締結日から平成 29 年 3 月 24 日まで
3
委託業務の目的
宮城県(以下「発注者」という。)では,仙台空港等活性化事業の一環として,仙台
空港に就航している国内 LCC(Low Cost Carrier)である,Peach Aviation 株式会社(以
下「Peach」という。)と連携し,観光資源の磨き上げや掘り起こしによる東北の新たな
観光企画(以下「コンテンツ」という。)の開発とそれを活用した誘客キャンペーン(以
下「キャンペーン」という。)を行うこととしているが,コンテンツ開発及びキャンペ
ーンに係る企画運営等の業務について,専門的な知見やノウハウ等を有する民間企業等
に委託して実施することにより,効率性及び実効性の向上を図るものである。
4
委託業務の内容
(1) キャンペーンのキャッチコピー作成
(2) Peach 関西-仙台線利用者向けの新たなコンテンツの立案及び実現化等
Peach 関西-仙台線利用者(特に関西在住の 20 歳代から 30 歳代の女性及び男性)
が実際に東北へ観光する目的となり得る新たなコンテンツ(実現可能性の高いものに
限る。)を 4 件以上 8 件以内((3)のコンテンツを除く。)立案し,立案した新たな
コンテンツのうち 4 件以上について,Peach 関西-仙台線利用者等が実際に利用(体
験)できるよう実現化する。
実現化するコンテンツは,平成 28 年 11 月上旬から平成 29 年 2 月下旬の間におい
て,一定期間又は複数回利用可能な内容のものとする。
なお,新たなコンテンツの立案にあたっては,Peach 関西-仙台線利用者(特に関
西在住の 20 歳代から 30 歳代の女性及び男性)に対し,東北の魅力の中で訴求力が高
いと考えられるすべてのコンテンツを貫く統一のテーマ(以下「コンセプト」という。)
を設定するものとし,設定するコンセプトが持つ東北の独自性又は他地域に対する優
位性(国内で当該コンセプトと同様のセールスポイントを持つ東北以外の地域がある
場合)を強調するよう努めるものとする。
また,各コンテンツの実現化に要する初期投資費用及び複数のコンテンツ提供者
が共同で実施するコンテンツの利用促進に資する取組に係る費用については,本業務
の委託料に含むことができるものとするが,実現化したコンテンツの継続的な展開を
目指す趣旨から,その他各コンテンツの提供に係る費用は,原則として利用者の負担
により賄うものとする。
(3) LCC 利用者層からの東北の新たなコンテンツのアイディア収集等
今後の新たなコンテンツの開発に向けた観光資源の磨き上げや掘り起こしの手掛
かりとするため,主に LCC 利用者層(特に中部以西在住の個人旅行を愛好する 20 歳
代から 30 歳代の女性及び男性)から,東北の新たなコンテンツのアイディアを収集
する。
なお,アイディアの収集は,平成 28 年 11 月下旬までに完了するものとする。
また,アイディアの収集に当たっては,当該キャンペーンの活性化 につながるよ
う努めるものとする。
(4) (3)で収集したアイディアの実現化等
(3)で収集したアイディアの中から,特に LCC を利用した新たな旅客需要の創出に
つながることが期待できる新たなコンテンツを 3 件以上選定し,平成 29 年 1 月中旬
までに Peach 関西-仙台線利用者等が実際に利用(体験)できるよう実現化に取り組
み,実現化したコンテンツは,平成 29 年 1 月中旬から平成 29 年 3 月上旬の間におい
て,一定期間又は複数回利用できるように する。
(5) キャンペーン用ウェブページの制作
発注者及び Peach の監修の下,(2)及び(4)で実現化したコンテンツ並びに(3)で収
集したアイディア等を紹介するウェブページを制作する。
ウェブページは,平成 28 年 10 月下旬から公開を開始し,キャンペーンの展開等
に合わせて適宜掲載内容の更新を行うものとする。
なお,当該ウェブページは,Peach のウェブサイトに直接掲載可能なもの,又は
Peach のウェブサイトとのリンクが可能なものとし,ウェブページの公開に必要とな
る資機材等の調達及び保守管理を行うものとする。
(6) SNS(Social Networking Service)を活用した情報の拡散企画等
当該キャンペーンの実施に合わせ,Peach 利用者をはじめとした LCC 利用者層の東
北への現地誘導を促進するため,主として(2)で実現化するコンテンツに関する内容
について,SNS を活用して情報を拡散する企画等を実施する。
(7) Peach の広報誌「Peach Live」の活用
Peach の広報誌「Peach Live」に当該キャンペーンの記事を掲載する。
なお,記事掲載に係る費用は,本業務の委託料に含むものとする。
(8) キャンペーンの広告宣伝
(6)及び(7)のほか,Peach が就航する地域(特に関西)において今後 LCC を利用す
ることが期待される 20 歳代から 30 歳代の女性及び男性層を主対象に,当該キャンペ
ーンの周知を図るための広告宣伝を行う。
なお,Peach では,Peach 利用者を主対象に,自社の所有媒体((7)の広報誌を除
くウェブサイト,メールマガジン及びフェイスブック等 )を活用した当該キャンペー
ンの広告宣伝を行う予定である。
(9) 新たなコンテンツの実現化等に係る課題の抽出及び解決策の立案等
(2)及び(4)の新たなコンテンツの実現化に取り組む過程等において,LCC 利用者層
向けの新たなコンテンツ の実現化及び実現化したコンテンツを継続的に展開させる
上での課題等を抽出し,解決の方向性及び具体的な対応策を立案する。
また,(3)で収集したアイディア等を分析し,今後の 観光資源の磨き上げや掘り起
こしの方向性及び具体的な対応策を立案した上で,上記の課題及び対応策等とともに
取りまとめる。
(10) 受注者による独自の提案企画
(1)から(9)のほか,誘客促進のために当該キャンペーンとの相乗効果が期待でき
る受注者独自の提案企画を実施する。
(11) キャンペーンの効果測定等
次に掲げる成果指標の集計及び分析,結果の取りまとめを行うとともに, 発注者
からの要請に応じ,集計等の状況を適宜報告する。
イ (2)及び(4)で実現化したコンテンツの利用状況
ロ (3)のアイディアの収集状況
ハ (5)のキャンペーン用ウェブページへのアクセス状況(前後の遷移状況を含む )
ニ (6)の SNS における情報の拡散状況
ホ (8)の広告宣伝の認知状況
ヘ (10)の独自の提案企画の進捗状況
ト その他の効果測定に関する事項
(12) 安全性の確保及び法令遵守
(1)から(11)までの業務を行うに当たっては,安全性の確保を優先するとともに,
関係法令を十分に確認し,遵守するものとする。
なお,(2)及び(4)で実現化したコンテンツ の実施に当たっては,損害保険等に加
入することとし,保険料は委託料に含むこととする。
(13) 実施計画書及び報告書等作成
イ 実施計画書
本業務の委託契約後,速やかに下記の実施計画書等を作成し, 発注者と協議の
上,業務を実施するものとする。
(イ) 業務実施計画書(業務の実施方法,スケジュール等)
(ロ) 業務従事者等届(業務責任者,スタッフの氏名,業務分担等)
ロ 成果報告書
委託業者は委託期間の満了前までに,下記のとおり (1)から(12)までの業務に関
する成果報告書を発注者に提出するものとする。
(イ) 納入物
紙媒体 2部
報告書データを保存した電子媒体(CD-R等)2部
(ロ) 納入場所
宮城県経済商工観光部富県宮城推進室(宮城県行政庁舎14階)
〒980-8570 宮城県仙台市青葉区本町三丁目8番1号
5
成果の帰属及び秘密保持
(1) 成果の帰属
本業務により得られた成果は,発注者に帰属するものとする。
(2) 秘密の保持
受注者は,本業務の処理上,知り得た情報を第三者に漏らしてはならない。
業務完了後も同様とする。
(3) 個人情報の保持
受注者は,本業務を処理するための個人情報の取扱いについて,別記「個人情報
取扱特記事項」を遵守しなければならない。
別
記
【個人情報取扱特記事項】
(基本的事項)
第1 受注者は,個人情報の保護の重要性を認識し,この契約に係る業務(以下単に「業
務」という。)の実施に当たっては個人の権利利益を侵害することのないよう,個人情
報の取扱いを適正に行わなければならない。
(秘密の保持)
第2 受注者は,業務に関して知り得た個人情報をみだりに他に知らせてはならない。業
務が終了し,又はこの契約を解除された後においても,同様とする。
(個人情報管理責任者等)
第3 受注者は,業務における個人情報の取扱いに係る管理責任者(以下「個人情報管理
責任者」という。)及び業務に従事する者(以下「業務従事者」という。)を定め,書
面により発注者に報告しなければならない。
2 受注者は,前項の個人情報管理責任者及び業務従事者を変更する場合は,事前に書面
により報告しなければならない。
3 個人情報管理責任者は,個人情報取扱特記事項(以下「特記事項」という。)に定め
る事項を適切に実施するよう業務従事者を監督しなければならない。
4 業務従事者は,個人情報管理責任者の指示に従い,特記事項に定める事項を遵守しな
ければならない。
(作業場所の特定)
第4 受注者は,個人情報を取り扱う場所(以下「作業場所」という。)を定め,あらか
じめ発注者に報告しなければならない。
2 受注者は,作業場所を変更する場合は,事前に発注者に報告しなければならない。
(個人情報の持ち出しの禁止)
第5 受注者は,発注者の指示又は事前の承諾がある場合を除き,個人情報を作業場所か
ら持ち出してはならない。
(収集の制限)
第6 受注者は,業務を行うために個人情報を収集するときは,業務を達成するために必
要な範囲内で,適法かつ公正な手段により行わなければならない。
(個人情報の目的外利用及び提供の禁止)
第7 受注者は,発注者の指示がある場合を除き,業務に関して知り得た個人情報を契約
の目的以外のために利用し,又は発注者の書面による承諾なしに第三者に提供してはな
らない。
(漏えい,毀損及び滅失の防止等)
第8 受注者は,業務に関して知り得た個人情報の漏えい,毀損及び滅失の防止その他の
個人情報の適切な管理のために必要な措置を講じなければならない。
(教育の実施)
第9 受注者は,業務に従事している者に対して,在職中及び退職後においても当該契約
による事務に関して知り得た個人情報をみだりに他人に知らせ,又は不当な目的に使用
してはならないこと,及び特記事項における業務従事者が遵守すべき事項その他業務の
適切な履行に必要な事項について,教育及び研修を実施しなければならない。
(資料の返還等)
第 10 受注者は,業務を処理するために,発注者から引き渡された,又は受注者自らが収
集し,若しくは作成した個人情報が記録された資料は,業務完了後直ちに速やかに,か
つ,確実に廃棄するものとする。ただし,発注者が別に指示したときは当該方法による
ものとする。
(複写又は複製の禁止)
第 11 受注者は,業務を処理するために発注者から引き渡された個人情報が記録された資
料等を発注者の書面による承諾なしに複写又は複製してはならない。
(個人情報の運搬)
第 12 受注者は,業務を処理するため,又は業務完了後において個人情報が記録された資
料等を運搬する必要があるときは,個人情報の漏えい,紛失又は滅失等を防止するため,
受注者の責任において,確実な方法により運搬しなければならない。
(再委託の承諾)
第 13 受注者は,業務に関して知り得た個人情報の処理を自ら行うものとし,発注者が書
面により承諾した場合を除き,第三者にその取扱いを委託してはならない。なお,再委
託した業務をさらに委託する場合以降も同様とする。
2 受注者は,前項の規定による承諾を受ける場合は,再委託先の名称,再委託する理由,再
委託して処理する内容,再委託先において取り扱う情報,再委託先における安全性及び信
頼性を確保する対策並びに再委託先に対する管理及び監督の方法を明確にした上で ,業
務の着手前に,書面により再委託する旨を発注者に協議し ,その承諾を得なければならな
い。
3 前項の場合,受注者は再委託先に本契約に基づく一切の義務を遵守させるとともに,
発注者に対して,再委託先の全ての行為及び結果について責任を負うものとする。
4 受注者は,再委託先との契約において,再委託先に対する管理及び監督の手続及び方法
について具体的に規定しなければならない。
5 受注者は,再委託先に対して業務を委託した場合は,その履行状況を管理・監督すると
ともに,発注者の求めに応じて,管理・監督の状況を発注者に対して適宜報告しなければ
ならない。
(実地調査)
第 14 発注者は,受注者が業務に関して取り扱う個人情報の利用,管理状況等について,
随時実地に調査することができる。
(指示及び報告等)
第 15 発注者は,受注者が業務に関して取り扱う個人情報の適切な管理を確保するため,
受注者に対して必要な指示を行い,又は必要な事項の報告若しくは資料の提出を求める
ことができる。
(個人情報に関する取扱要領等の作成)
第 16 受注者は,個人情報の適切な管理を確保するため,業務に関して取り扱う個人情報
の取扱要領等を作成し,発注者に報告しなければならない。
(事故発生時の対応)
第 17 受注者は,業務に関し個人情報の漏えい等の事故が発生した場合は,その事故の発
生に係る帰責の有無に関わらず,直ちに発注者に対して,当該事故に関わる個人情報の
内容,件数,事故の発生場所,発生状況等を書面により報告し,発注者の指示に従うものと
する。
2 発注者は,業務に関し個人情報の漏えい等の事故が発生した場合は,必要に応じて当
該事故に関する情報を公表することができる。