Ministry of the Environment 環境情報分析支援ツール ユーザーマニュアル Copyright © Ministry of the Environment. All rights reserved. 1 目次 1.はじめに ___________________________________________________________ 3 2.更新履歴 __________________________________________________________ 3 3.免責事項 __________________________________________________________ 4 4.著作権 ____________________________________________________________ 4 5.商用利用 __________________________________________________________ 4 6.動作環境 __________________________________________________________ 4 7.環境情報分析支援ツールの使用方法 ___________________________________ 5 8.分析支援用エクセルについて ___________________________________________ 9 9.トラブルシューティング _______________________________________________ 12 10.アンインストール方法 _______________________________________________ 14 11.問い合わせ先 ____________________________________________________ 14 Copyright © Ministry of the Environment. All rights reserved. 2 環境情報分析支援ツール ユーザーマニュアル 1.はじめに 環境情報分析支援ツール(以下「本ツール」)は、環境情報開示システム1からダウンロード可能な XBRL2データ(インスタンスファイル)を利用することで、複数企業での環境情報比較や、同一企業の 環境情報の経年比較が可能となるエクセルファイル(以下、「分析支援用エクセル」)を生成するツール です。 2.更新履歴 以下「表 1.ツールの更新履歴」に、本ツールの更新履歴を記載します。 表 1.ツールの更新履歴 バージョン 1.0 更新内容 新規作成 1投資家を中心としたステークホルダーに対して、企業が適時・適切に環境関連の非財務情報(環境に 配慮した取り組み等)を開示する、環境省が運用するシステム。 2 XBRL(eXtensible Business Reporting Language)は、各種事業報告用のデータを作成・流 通・利用できるように標準化された XML ベースの言語仕様。XBRL は、報告のフォーマットを定義する「タ クソノミ」と、報告内容の実データを表現する「インスタンス」という2つの情報で構成されている。 Copyright © Ministry of the Environment. All rights reserved. 3 環境情報分析支援ツール ユーザーマニュアル 3.免責事項 本ツールの使用により、直接的・間接的に発生する問題や不利益に関して、その原因が本ツールの不 具合や意図された動作によるものであるか否かを問わず、環境省は一切の責任を負いません。 また、本ツールの不具合やバージョンアップへの対応における責任も負わないものとします。 4.著作権 本ツールは(一部ライブラリ等を除き)環境省が所有、管理、提供しており、著作権は環境省に帰属し ます。 5.商用利用 環境省の許可なく、本ツールの売買等により利益を得る行為、及び本ツールの改変行為は禁じます。 なお、本ソフトウェアの WEB サイト等での紹介に関しては、無条件で許諾しています。 ただし、雑誌や書籍への掲載に関しては、事前に環境省の許可を取る必要があります。 6.動作環境 本ツールは、以下「表 2.動作確認環境」の環境にて動作を確認しています。 表 2.動作確認環境 OS Windows7 Professional ServicePack1 32bit 版 Office Microsoft Office 2010 Copyright © Ministry of the Environment. All rights reserved. 4 環境情報分析支援ツール ユーザーマニュアル 7.環境情報分析支援ツールの使用方法 本ツールを用いて、分析支援用エクセルを生成する方法を、以下 1.~4.に記載します。 1. メイン画面の立ち上げ 環境情報開示システムからダウンロードした 「EnvironmentalInformationAnalysisSupportTool」フォルダに格納されている、 本ツール(EnvironmentalInformationAnalysisSupportTool_”バージョン情報”.xlsm)を 起動します。(起動すると「図 1.メイン画面」が表示されます。) 図 1.メイン画面 Copyright © Ministry of the Environment. All rights reserved. 5 環境情報分析支援ツール ユーザーマニュアル 2. 入出力フォルダの設定 「図 2.メイン画面」の入力フォルダパス・出力フォルダパスは、参照ボタンを押下してフォルダ選択する、 もしくは直接セルにパスを入力することで設定します。 以下「表 3.メイン画面構成」に、メイン画面の構成を記載します。 表 3.メイン画面構成 項番 項目名 説明 環境情報開示システムからダウンロードした、比較対象とするインスタンスファイル(環 1 入力フォルダパス 境情報のデータが格納されており、拡張子が「~.xbrl」となっている)を格納するフォル ダパス。 直接セルにパスを入力することができます。 インスタンスファイルの比較結果を示した、分析支援用エクセルが生成されるフォルダパ 2 出力フォルダパス ス。 直接セルにパスを入力することができます。 3 参照ボタン 入力フォルダパス、出力フォルダパスをフォルダ選択で指定することができます。 ※入力フォルダに格納するインスタンスファイル数に上限は設けておりませんが、多くのインスタンスファイルを処理させることで、 処理速度が低下する場合があります。 3 1 2 図 2.メイン画面 Copyright © Ministry of the Environment. All rights reserved. 6 環境情報分析支援ツール ユーザーマニュアル 3. 分析支援用エクセル生成処理の実行 「図 3.メイン画面」の実行ボタンを押下します。 「図 4.処理実行確認画面」が表示されたら、入力フォルダパスが指定通りに設定されていることを確 認し、”OK”ボタンをクリックします。 分析支援用エクセル生成処理が開始されます。 図 3.メイン画面 図 4.処理実行確認画面 Copyright © Ministry of the Environment. All rights reserved. 7 環境情報分析支援ツール ユーザーマニュアル 4. 分析支援用エクセルの生成 分析支援用エクセル生成処理が正常に終了し、「図 5.正常終了画面」が表示されたら、”OK”ボ タンをクリックします。 「図 2.メイン画面」で指定した出力フォルダに、分析支援用エクセルが生成されます。 図 5.正常終了画面 Copyright © Ministry of the Environment. All rights reserved. 8 環境情報分析支援ツール ユーザーマニュアル 8.分析支援用エクセルについて 本ツールにより生成される分析支援用エクセルは、複数企業での環境情報比較や、同一企業の環境 情報の経年比較を可能とするファイルです。 分析支援用エクセルは、”目次シート”と”比較シート”で構成されています。構成の詳細は、以下の 「表 4.分析支援エクセルシート構成」の通りです。 表 4.分析支援エクセルシート構成 シート名 Index 内容/見出し シート種別 目次シート 各比較シートの見出し、比較対象ファイルの一覧を表示する 1 組織情報、1.環境全般 2 2.重要な環境課題分野の特定 3 3.環境課題詳細_環境課題概要 3-1 3-1.環境課題詳細_気候変動(含エネルギー) 3-2 3-2.環境課題詳細_水資源 3-3 3-3.環境課題詳細_その他資源 3-4 3-4.環境課題詳細_廃棄物排出・管理 3-5 比較シート 3-5.環境課題詳細_化学物質の取り扱い・排出・移動 3-6 3-6.環境課題詳細_土壌汚染 3-7 3-7.環境課題詳細_生物多様性 3-8 3-8.環境課題詳細_その他 4 4.バリューチェーン管理・協働 5 5.製品・サービスにおける環境面での競争優位性 6 6.環境関連法令・指針等遵守・環境事故・訴訟 7 7.参考情報 Copyright © Ministry of the Environment. All rights reserved. 9 環境情報分析支援ツール ユーザーマニュアル ■目次シートについて 目次シートでは、環境情報の見出しの一覧と、本ツールで処理したインスタンスファイル情報を確認 することができます。 目次シートは、①「目次/Index」と②「ファイルリスト/File list」で構成されています。 ① 「目次/Index」: 環境情報の見出しの一覧を記載しています。 また、各見出し番号(「図 6:目次/Index」の赤枠部分)を押下することで、各見出しに対 応する環境情報が記載されたシートに遷移することができます。 図 6:目次/Index ② 「ファイルリスト/File list」: 本ツールで比較対象としたインスタンスファイル情報(ファイル名、会社名、報告年月、EDINET コード、証券コード、業種)の一覧を確認することができます。 図 7:ファイルリスト/File list Copyright © Ministry of the Environment. All rights reserved. 10 環境情報分析支援ツール ユーザーマニュアル ■比較シートについて 比較シートでは、環境情報の各項目について、比較対象としたインスタンスファイルの内容を横並び で確認することができます。構成の詳細は、以下の「表 5.比較シート構成」の通りです。 表 5.比較シート構成 項番 項目名 説明 1 見出し 上段には日本語の見出し、下段には英語の見出しが表示されます。 2 項目 日本語の項目名称が表示されます。(階層構造は、インデントで表現) 3 Items 英語の項目名称が表示されます。(階層構造は、インデントで表現) 企業名・ 4 報告年月 5 データ 「企業名(英語)+報告年月(YYYY-MM)」が表示されます。 ※項番 4、5 は、最も優先されるキーから順に、企業名称アルファベット→報告年月(古い順)→言語(英語,日本語)と してソートされ、左から順番に表示されます。 インスタンスファイルから取得した各報告項目のデータが表示されます。 (データが存在しない見出し行のセル背景は薄緑色になっている) 1 2 4 3 5 図 8.比較シートレイアウト Copyright © Ministry of the Environment. All rights reserved. 11 環境情報分析支援ツール ユーザーマニュアル 9.トラブルシューティング 本ツール利用時にエラー3が発生した場合は、表示される「図 9.エラー画面」の“メッセージコード”を元 に、当該エラーへの対処方法を確認します。 以下「表 6.エラー画面構成」に、本ツールで表示されるエラー画面の構成を記載します。 表 6.エラー画面構成 項番 1 2 項目名 メッセージ コード メッセージ 内容 説明 各画面に付与されているコード 各画面に記載されているメッセージの内容 1 11 2 図 9.エラー画面 本ツールで表示される、エラー画面のメッセージコードと対処方法の一覧を、次頁「表 7.エラー対応表」 に記載します。 3 「表 7.エラー対応表」に記載されている、本ツールで例外処理を実装しているエラーを指します。 (Excel VBA の実行時エラーを除く) Copyright © Ministry of the Environment. All rights reserved. 12 環境情報分析支援ツール ユーザーマニュアル 表 7.エラー対応表 項番 メッセージコード 対処方法 メイン画面の入力フォルダパスが空欄になっているか、指定した入力フォルダが存在して 1 E_002_001_U いません。適切な入力フォルダパスを指定して下さい。 メイン画面の出力フォルダパスが空欄になっているか、指定した出力フォルダが存在して 2 E_002_002_U いません。適切な出力フォルダパスを指定して下さい。 指定された入力フォルダにインスタンスファイルが存在していません。 3 E_002_003_U 入力フォルダにインスタンスファイルを格納して下さい。 指定された入力フォルダに格納されているインスタンスファイルは、環境情報開示システ ムからダウンロードしてきたインスタンスファイルではありません。環境情報開示システムか らダウンロードしてきたインスタンスファイルを入力フォルダに格納して下さい。 4 E_002_004_U ※環境情報開示システムからダウンロードしたインスタンスファイルのファイル名が変更さ れている場合も本エラーが発生します。ダウンロードしたインスタンスファイルを本ツールに 読み込ませる場合、ファイル名を変更せずにご利用ください。 指定された出力フォルダが読み取り専用になっています。 5 6 7 8 9 10 11 12 E_002_005_U フォルダ属性の読み取り専用を解除するか、別の出力フォルダを指定して下さい。 E_003_001_D E_003_002_D E_003_003_D 技術的な問題が発生している可能性があります。 E_004_001_D 「11.問い合わせ先」に、エラー画面の「メッセージコード」、「メッセージ内容」を 記載したメールを送付して下さい。 E_004_002_D E_005_001_D E_005_002_D Copyright © Ministry of the Environment. All rights reserved. 13 環境情報分析支援ツール ユーザーマニュアル 10.アンインストール方法 環境省のサイトからダウンロードしてきた、本ツールが格納されているフォルダを削除して下さい。 初期フォルダ名:「EnvironmentalInformationAnalysisSupportTool」 11.問い合わせ先 環境情報開示基盤整備事業ヘルプデスク(株式会社 NTT データ) TEL : 050-5545-6516 E-mail : [email protected] 受付時間(平日):9:30~12:00、13:00~18:00 Copyright © Ministry of the Environment. All rights reserved. 14
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