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いつもたいへんお世話になっております。9 月 14 日配本の新刊〈句集〉のご案内です。
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発売 港の人 〒 248-0014 神奈川県鎌倉市由比が浜 3-11-49 電話 0467-60-1374 FAX0467-60-1375
9 月 14 日発売/小説家中上健次への挽歌、天にひびく感動の句集!
かど
かわ
はる
き
角川春樹著(俳人・角川春樹事務所社長)
健 次 は まだか
けん
じ
◎父角川源義、母照子、姉辺見じゅん、森澄雄、秋山巳之流……への挽歌。いま生き
ることを問う。
私が挽歌を書き続けるのは、多くの死者によって生かされているからだ。……記憶
の中の死者たちは、まだ生きているからである。「あとがき」より
◎俳人の新境地をひらき、詩2編も収め、深い感動を生む最新句集『健次はまだか』
◎黒の布クロスに、銀箔で「健次はまだか 角川春樹」とだけ押されたブックデザイ
ンはストイックで美しく、闇に浮かぶ俳人の祈りをおもう。
本句集の内容
健次はまだか/花あれば/師走尽/さらば健次よ/西行忌/花行脚/乃木坂/獄中
忌/父の詫び状、以上句作品。詩 2 編「麦秋の駅」
「向日葵の駅」/エッセイ「俳句
と言の葉」中上健次/あとがき
健次はまだか晩夏がジャズになつてゐる
を震わせて切々とよみあげるひとつひとつの祈りの句が、天をはげしく打つ。
涼しさや水を離るる水のこゑ
知り合い、親しく交わる。没後24年のこの夏、8 年という時をかけて、俳人が声
多喜二忌の夜の静寂に海がある
◎畏友だった小説家中上健次へ捧げる挽歌。中上とは、文芸評論家山本健吉の紹介で
ひとはみな途上のいのち鳥ぐもり
ISBN978-4-89629-317-3 C0092 A5 判/上製本/176頁/定価3024円(本体2800円+税)
著者紹介/角川春樹◎かどかわ はるき
昭和 17 年富山県生まれ。國學院大學卒業。父・源義が創業した角川書店を継承し、出版界に大きなムーブ
メントを起こす。抒情性の恢復を提唱する俳句結社誌「河」を引き継ぎ、主宰として後進の指導、育成に力
を注ぐ。平成 18 年日本一行詩協会を設立し、「魂の一行詩」運動を展開。句集に『信長の首』
(芸術選奨文
部大臣新人賞・俳人協会新人賞)、『流され王』(読売文学賞)、
『白鳥忌』
『夕鶴忌』など。著作に『
「いのち」
の思想』
『詩の事実』、編著に『現代俳句歳時記』『季寄せ』など多数。俳誌「河」主宰、角川春樹事務所社長。
貴店名・帖合
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健次はまだか 角川春樹著 A5 判/上製本/ 176 頁 定価3024円(本体 2800 円+税)
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