地域社会学 担当:川端浩平 グローバル化/多文化化から 地域社会を再想像する 1.地域社会学とは? 地域社会学の視座と展開 都市/農村という枠組みでは理解できない新しい社会の出現 地域社会学会の設立(1975年) 「地方」ではなく「地域」 1. 地域の人びとの目線から考える 2. 実践的に考える(地方自治体、市民団体) グローバル化と地域社会学の行方 1. グローバル化(均質化)する地域社会(地域社会学I) 2. グローバル化(多文化化)する地域社会(地域社会学II) 2.アプローチとねらい 社会学(Sociology) この広い世界について考察するための方法、科学 社会という枠組みを与えることによって、様々な現象を言語化 する 個人(Individual)と社会(Society) cf. 世間 理論や概念によって社会を説明するとともに、社会(現場)に おける新しい発見を理論や概念にフィードバックする(社会で 使用されることを通じて、常に刷新される) 個人的な問題を公的な問題として 個人もまた社会の一部 C.W.ミルズ(1959=1995)『社会学的想像力』紀伊国屋出版 想像力(imagination)と感受性(sense) 常識を疑う、問い直す フィールドワーク(fieldwork) 図書館でもなく、実験室でもなく 文献・資料の取集 聞き取りデータの収集 考察対象者および対象地域の考察 考察と記述 参与観察(Participant Observation) 聞き取り調査 エスノグラフィ(Ethnography)――「民族」の「記述」 身近な世界のエスノグラフィ【『ジモトを歩く』(2013)御 茶の水書房)】 本講義のねらい 身近な世界を出発点として、私たち一人ひと りの個人的な経験と照らし合わせながら、多 文化化をキーワードにグローバル化のなかで 流動性の高まる地域社会の現在をめぐるリア リティについて考える。 3.授業の概要と日程 イントロダクション 1.日常生活からグローバル化/ 多文化化する地域社会を考える 2.日常生活とグローバル化(映像) 3.地域社会学の視座と展開 第一部:地域社会とグローバル化 4.変容する地域社会 5.地域社会と観光の「眼差し」 6.開発主義から「文化」開発主義へ 7.地域社会と失われた「他者」への眼差し 第二部:グローバル化と多文化化 8.排外主義から考える 9.多文化化する地域社会(1) 10.多文化化する地域社会(2) 11.「多文化共生」を問い直す 第三部:映像とフィールドワークから考え る地域社会のグローバル化/多文化化 11.映像から考える地域社会の多文化化 (映像鑑賞『パッチギ』) 12.在日コリアンのフィールドワークから考える 13.ホームレスの人びとのフィールドワークから 14.もう一つの意図せざる結果 まとめ 15.まとめ 4.授業方法と評価 授業方法 パワーポイントを用いる 映像資料の使用 評価 1 期末レポート:100% 連絡先 研究室:行政棟503号室 オフィスアワー:電子メールにてアポ。 [email protected] 講義資料のダウンロード http://www.ipc.fukushima-u.ac.jp/~a050
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