喀痰吸引等研修

平成 28 年度たんの吸引等に係る介護職員等研修募集要項
1
研修の目的
特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、有料老人ホーム、障害者(児)施設(医療
施設を除く)等において、適切に痰の吸引等医療的ケアを行う介護職員を養成するため
に必要な社会福祉士及び介護福祉士法施行規則附則第 4 条に規定する第一及び第二号研
修(不特定の者に対する痰の吸引等の研修)を実施することにより、利用者等の一人ひ
とりのニーズに対し福祉施設・事業所等における介護職員による必要な医療的ケアを安
全かつ適切に行えるよう整備し、当該医療的ケアの充実を図ることを目的とします。
2
実施主体
神奈川県(研修実施事業者として、株式会社ニッソーネットに委託)
3
受講定員 140 名
高齢者施設等の介護職員
120 名
障害者(児)施設等の介護職員
20 名
※応募状況により、高齢者施設(及び事業所)及び障害者(児)施設(及び事業所)
の介護職員の配分が変わる可能性があります。
4
受講対象者
神奈川県内の特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、有料老人ホーム、障害者(児)
施設(医療施設を除く)等に就業している介護職員で、不特定多数の利用者に対して喀
痰吸引等の行為を行う必要のある者であって、本研修の受講を施設長が認めた者及び研
修の全日程に出席できる者とします。
※重症心身障害児施設、介護療養型医療施設、医療療養病床等は、医療施設に含まれ
るため、当該医療施設に従事する介護職員等は受講対象外となります。
5
受講申込要件
(1)本研修のうち実地研修は、原則として受講者の勤務する施設又は同施設を経営す
る法人が経営する施設(以下「施設等」という。
)で行うこと。
ただし、実地研修に係る医療的ケアの対象者が確保できない場合は、神奈川県が実
施する「喀痰吸引等研修支援事業」における「実地研修受入に協力する事業所、施
設、医療機関」
(以下、
「実地研修受入施設等」という。
)において実地研修を実施し
ても差し支えありません。その場合はまず株式会社ニッソーネットへご相談くださ
い。
(2)実地研修を実施する施設・事業所等において実地研修指導講師(※)が確保でき
ること。なお、本研修に係る実地研修指導講師を養成するために次のとおり研修指
導講師養成研修を開催します。この養成研修の募集要項は、本研修受講決定者の施
設にお送りします。また、この養成研修を受講できる者は、臨床での実務経験を 3
年以上有する正看護師等とします。
※実地研修指導講師とは、平成 24 年度以降に登録研修機関等による実地研修に係る
指導看護師養成研修等を修了した方のことをいいます。
研修指導講師養成研修
日
(下記のうちいずか1日)
時:平成28年10月5日(水)9:30∼17:20
平成28年10月6日(木)9:30∼17:20
会
場:横浜水道会館
(横浜市保土ヶ谷区宮田町 1-5-7 相鉄線天王町駅下車徒歩 8 分)
(3)原則として自らが勤務する施設・事業所等に医療的ケアの対象となる方がいて、
実地研修への協力と書面による同意が得られる見込みがあること。
(4)実地研修指導講師は、公正な実地研修の評価を行うこと。
(5)実地研修を行う施設等は、次の体制を整備していること。
ア
実地研修における書面による指示が得られること。
イ
医療的ケアを受ける利用者(以下「実地研修協力者」という。)又は利用者家族
の書面による同意が得られる見込みがあること。
※第一号研修を希望する場合は、別紙「喀痰吸引等研修の概要
3実地研修」の
全項目についての同意を、第二号研修は、いずれか 1 つ以上の項目についての
同意が得られる見込みがあること。
ウ
事故発生時の対応(関係者への報告等の必要な緊急措置、記録の整備等)がと
れること。
エ
実地研修協力者の秘密の保持が守られていること。
オ
研修受講者に関する出勤状況等を確実に把握し、保持できること。
カ
その他実地研修を実施する上で必要な措置がとれること。
6募集期間
平成 28 年 7 月 27 日(水)∼平成 28 年 8 月 10 日(水)
7申込方法
「受講申込書」、「実地研修に係る確認書」2枚の書類全ての項目にもれなく記入の上、
下記までFAXにてお申し込みください。
FAX:0120−953−692
平成28年8月10日(水)午後6時必着
8受講者の決定
応募者が定員を超えた場合、応募者の状況等を考慮し受講者を選定させていただきます。
受講の可否についての通知の発送は 8 月18日(木)を予定しています。
9研修内容及び研修日程等
研修内容
社会福祉士及び介護福祉士法施行規則第4条に規定する第一号または第二号研修(不
特定の者に対する痰の吸引等の研修)
研修開始日
第1クール
平成28年9月7日(水)から開始
第2クール
平成28年9月8日(木)から開始
※第1、第2クールは当社で振り分けさせていただきます。
詳細は別紙「喀痰吸引等研修の概要」及び「研修日程」のとおり。
(必ずお読み下さい。
)
10 筆記試験等
筆記試験
7 日目の 16:45∼17:45
結果発表
7 日目の 18:00∼
再試験
同日の 18:45∼
11 研修会場
(1) 講義・演習:横浜水道会館
(横浜市保土ヶ谷区宮田町 1-5-7 相鉄線天王町駅下車徒歩 8 分)
(2)実地研修は、受講者の勤務する施設若しくは同施設を経営する法人が経営する
施設又は喀痰吸引等研修支援事業における実地研修受入施設(以下「施設等」と
いう。
)で実施します。
12 修了証明書等の交付
(1)
「喀痰吸引等研修実施要綱について」
(厚生労働省社会・援護局長、社援発 0330 第
43 号平成 24 年 3 月 30 日)に基づき、研修の全課程(基本研修(講義及び演習)
並びに実地研修)を修了した者に修了証明書を交付します。第 2 号研修について
は、実地研修で修了した特定行為について修了証明書が交付されます。
なお、筆記試験(再試験を含む)まで修了した者には受講証明書を交付します。
13 受講料
10,000円(税込)
この受講料の内訳としては、テキスト代、資料代等の一部が含まれます。また、
実地研修経費としては実地研修時の損害保険料のみ含みます。なお、支払われた
受講料は、受講を中止しても返還いたしませんので、ご承知ください。
14 その他
(1)受講決定後は、受講者の変更はできません。
(2)受講決定後に辞退した場合は、撤回して受講することはできません。
(3)本研修の受講申込書等に記載された事項は、個人情報保護の規定に則り適正な管
理を行い、本研修事業以外に使用することはいたしません。
15 人工呼吸器装着者に対する喀痰吸引及び半固形栄養剤を用いた経管栄養については受講
決定後あらためてご案内いたします。
※実地研修を所属施設で実施することが条件です。
問い合わせ先
研修実施事業者
事務局
株式会社ニッソーネット
西脇、秋山
TEL0120−933−451
FAX0120−953−692
平成 28 年度たんの吸引等に係る介護職員等研修の概要
社会福祉士及び介護福祉士法施行規則附則第 4 条に規定する第一号または第二号研修(不
特定の者に対する痰の吸引等の研修)の概要は次のとおりです。
1
基本研修(講義)
人間と社会
1.5時間
保健医療制度とチーム医療
2時間
安全な療養生活
4 時間
清潔保持と感染予防
2.5時間
健康状態の把握
3時間
高齢者及び障害児・者の「たんの吸引」概論
11時間
高齢者及び障害児・者の「たんの吸引」実施手順解説
高齢者及び障害児・者の「経管栄養」概論
10時間
高齢者及び障害児・者の「経管栄養」実施手順解説
合計
2
8時間
8時間
50時間
基本研修(演習)
医療的ケアの種類
該当研修
実施回数
たんの吸引
口腔内吸引
第1号
第2号
5 回以上
たんの吸引
鼻腔内吸引
第1号
第2号
5 回以上
たんの吸引
気管カニューレ内部 第 1 号
第2号
5 回以上
経管栄養
胃ろう又は腸ろう
第1号
第2号
5 回以上
経管栄養
経鼻経管
第1号
第2号
5 回以上
第1号
第2号
1 回以上
救急蘇生
※経管栄養は滴下のみ適用とします。
(半固形栄養剤は別途ご案内)
3
実地研修
医療的ケアの種類
該当研修
実施回数
たんの吸引
口腔内吸引
第1号
第2号
10回以上
たんの吸引
鼻腔内吸引
第1号
第2号
10回以上
たんの吸引
気管カニューレ内部 第 1 号
第2号
10回以上
経管栄養
胃ろう又は腸ろう
第1号
第2号
10回以上
経管栄養
経鼻経管
第1号
第2号
10回以上
※全ての行為を修了した場合は、第 1 号研修の修了証が発行されます。
全ての行為を修了しなくても 1 行為以上修了した場合は、第 2 号研修の修了証が交付
されます。
※経管栄養は滴下のみ適用とします。
(半固形栄養剤は別途ご案内)
4
研修日程
別紙「研修日程」をご参照ください。
(1)筆記試験
30問(60分)のうち9割以上の正解者を合格とします。
(2)再試験
同日に実施。正解が9割未満の者を対象として実施します。
(3)実地研修
5
平成28年10月26日(水)∼平成29年2月28日(火)
研修講師
(1)研修講師は、たんの吸引等試行事業における指導者講習、実務者研修教員講習
会及び医療的ケア教員講習会の実施について(平成23年10月28日社援発
1028第3号厚生労働省社会・援護局通知)に定める医療的ケア教員講習会
を修了した医師、保健師、助産師及び看護師、平成23年度通知(老廃082
4第1号
老健局長通知)及び平成24年度通知(社援基発0518第1号 社
会援護局福祉基
盤課長通知)に基づく指導者講習受講者及び国の指導者講習
と同等の研修を修了した者とします。
6
受講決定の取り消し等
(1)施設等の実地研修指導講師を確保できない場合は、本研修受講決定を取り消し
ます。
(2)実地研修実施中に実地研修指導講師が不在となったときは、それ以降の研修を
無効とします。
7
欠席等の取り扱い
(1)講義・演習の欠席・遅刻及び早退は認めません。
8
研修の一部履修免除
(1)
「特別養護老人ホームにおけるたんの吸引等の取扱いについて」
(平成 22 年 4 月
1 日医政発第0401第17号厚生労働省医政局長通知)に基づくたんの吸引等
を適切に行うために必要な知識及び技術に関する研修を修了した方については、
基本研修の講義及び演習は全て免除なく受講いただき、修了した場合において
実地研修のうち「口腔内の喀痰吸引」は履修免除とすることができます。
株式会社ニッソーネット
平成28年度神奈川県喀痰吸引等研修日程
基本研修(講義)
定員140名
第1クール
日程
第2クール
科目名
時間
会場
9:30 ∼ 18:15
横浜水道会館
9:30 ∼ 17:45
横浜水道会館
9:30 ∼ 17:15
横浜水道会館
9:30 ∼ 17:15
横浜水道会館
9:30 ∼ 17:45
横浜水道会館
9:30 ∼ 17:45
横浜水道会館
開校式・オリエンテーション
9/7
1日目
9/8
医療的ケア
安全な療養生活
清潔保持と感染予防
2日目
9/14
9/15
3日目
9/21
9/22
4日目
9/28
9/23
5日目
9/30
9/29
6日目
10/3
10/4
健康状態の把握
高齢者及び障がい児・者の「たんの吸引」概論
高齢者及び障がい児・者の「たんの吸引」実施手順解説
高齢者及び障がい児・者の「経管栄養」概論
高齢者及び障がい児・者の「経管栄養」実施手順解説
A日程
B日程
C日程
D日程
E日程
10/7
10/8
10/9
10/10
10/11
30名
30名
30名
25名
7日目
高齢者及び障がい児・者の「たんの吸引・経管栄養」実施手順解説
9:30 ∼ 16:30
25名
筆記テスト
16:45 ∼ 17:45
たんの吸引
口腔内の喀痰吸引 5回以上
鼻腔内の喀痰吸引 5回以上
気管カニューレ内部の喀痰吸引 5回以上
9:30 ∼ 17:30
(予定)
横浜水道会館
9:30 ∼ 17:30
(予定)
横浜水道会館
横浜水道会館
基本研修(演習)
10/12
10/13
10/14
10/15
10/16
30名
30名
30名
25名
25名
10/25
10/26
10/27
10/28
10/29
8日目
9日目
30名
30名
30名
25名
25名
経管栄養
胃ろう又は腸ろうによる経管栄養 5回以上
経鼻経管栄養 5回以上
救急蘇生法 1回以上
実地研修
口腔内の喀痰吸引 10回以上
たんの吸引
期
間
2016/10/26∼2016/2/28
鼻腔内の喀痰吸引 20回以上
気管カニューレ内部の喀痰吸引 20回以上 (第1号研修)
胃ろう又は腸ろうによる経管栄養 20回以上
経管栄養
経鼻経管栄養 20回以上 (第1号研修)
■ 指導者育成事業 ※70名×2コース
10/5
1日
10/6
制度の概要(1H)医療的ケアの基礎(1H)
喀痰吸引・経管栄養(1H) 演習(3H)
9:30∼ 17:20
横浜水道会館