石巻赤十字病院 入院中の方へ(研究に関する情報)

平成28年7月27日
石巻赤十字病院
入院中の方へ(研究に関する情報)
当院では、以下の研究を実施しております。この研究は、通常の診療で得られた記録を
まとめることによって行います。このような研究では、文部科学省・厚生労働省の「医学
系研究に関する倫理指針」の規定により、研究内容の情報を公開し、対象となる患者様が
研究を拒否できる機会を保障することが必要とされています。
この研究に関するお問い合わせなどがありましたら、以下の「問い合わせ先」へご照会
ください。
研究課題名:「脳血管障害を発症した慢性維持透析患者における予後と関連因子の後方
視的研究(多施設共同研究:主幹 東北大学)」
研究責任者:腎続内科 診療部長職務代理
長澤 将
研究の目的:脳血管障害(脳梗塞、脳出血、クモ膜下出血は)維持透析患者に多く発生す
る合併症で、一旦発症すると健康状態が著しく影響されます。しかしながら、透析条件や
どの選択肢が予後を改善するか明らかな担っておりません。そこで、この研究では脳血管
障害を起こした維持透析患者の実態を宮城県内でまとめて明らかにし、将来的に脳血管障
害の発症の予防ならびに発症した場合の適切な管理による障害を軽減し、死亡を防ぐこと
を目指しています。
研究の方法:
対象となる患者様:当院に入院中の患者様で、西暦2012年4月~西暦2016年3月の間に
急性腎障害が発生した方
使用するカルテの情報(通常の診療の中で収集されている情報です)年齢(発症時)・性
別、身長・体重(搬送時実体重、及び発症時ドライウェイト)、脳血管疾患の診断名、腎
不全の基礎疾患、透析年数、高血圧症・糖尿病などの併発症、研究機関の診療録から得ら
れる以下の情報:発症直前の日常生活自立度、透析処方に関する内容、血圧・臨床検査値、
内服薬、ESA製剤・鉄剤等の治療内容、手術関連情報術式、手術日、ICU入室の有無、期間、
発症時の神経学的所見、慢性期および、急性期の血液浄化療法条件(発症から初回までの
時間、透析処方、抗凝固療法)、急性期治療中の感染症、せん妄等合併症の有無、急性期、
遠隔期転帰(生存、または死亡、退院先、及び神経学的予後
個人情報の取り扱い:お名前、住所など、患者様を直接特定できる個人情報は収集しませ
ん。また、研究成果は学会や学術雑誌で発表されますが、その際も患者様個人を特定でき
る情報は使用されません。
問い合わせ先
石巻赤十字病院 研究責任者 腎臓内科 診療部長職務代理
電話:0225-21-7220(代)、FAX:0225-96-0122
長澤 将