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目目 次次
ごあいさつ
ごあいさつ
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
(1)
(1)
1.経営理念
1.経営理念
・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・
(2)
(2)
2.経営方針
2.経営方針
・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・
(2)
(2)
3.経営管理体制
3.経営管理体制
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
(3)
(3)
4.事業の概況(平成
4.事業の概況(平成
27 年度)
27 年度)
・・・・・・
・・・・・・
(3)
(3)
5.事業活動のトピックス(平成
5.事業活動のトピックス(平成
27 年度)
27 年度)
・ ・
(5)
(5)
6.農業振興活動
6.農業振興活動
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
(6)
(6)
7.地域貢献情報
7.地域貢献情報
●地域の皆様のために
●地域の皆様のために
・・・・・・・・
・・・・・・・・
(6)
(6)
●組合員数、出資金の状況・・・・・・・
●組合員数、出資金の状況・・・・・・・
(6)
(6)
8.リスク管理の状況
8.リスク管理の状況
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
(8)
(8)
9.自己資本の状況
9.自己資本の状況
・・・・・・・・・・・(12)
・・・・・・・・・・・(12)
10.主な事業の内容
10.主な事業の内容
・・・・・・・・・・・(12)
・・・・・・・・・・・(12)
【経営資料】
【経営資料】
Ⅰ Ⅰ
決算の状況
決算の状況
1.貸借対照表
1.貸借対照表
・・・・・・・・・・・・(19)
・・・・・・・・・・・・(19)
2.損益計算書
2.損益計算書
・・・・・・・・・・・・(20)
・・・・・・・・・・・・(20)
3.注記表
3.注記表
・・・・・・・・・・・・・・(21)
・・・・・・・・・・・・・・(21)
4.剰余金処分計算書・・・・・・・・・・(39)
4.剰余金処分計算書・・・・・・・・・・(39)
5.部門別損益計算書
5.部門別損益計算書
・・・・・・・・・(40)
・・・・・・・・・(40)
6.財務諸表の正確性等にかかる確認
6.財務諸表の正確性等にかかる確認
・・(42)
・・(42)
Ⅱ Ⅱ
損益の状況
損益の状況
1.直近の5事業年度における主要な経営指標
1.直近の5事業年度における主要な経営指標
・・・・・・・・・・・・・・・・・・(43)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・(43)
2.利益総括表
2.利益総括表
・・・・・・・・・・・・(43)
・・・・・・・・・・・・(43)
3.資金運用収支の内訳
3.資金運用収支の内訳
・・・・・・・・(44)
・・・・・・・・(44)
4.受取・支払利息の増減額
4.受取・支払利息の増減額
・・・・・・(44)
・・・・・・(44)
Ⅲ Ⅲ
事業の概況
事業の概況
1.信用事業
1.信用事業
・・・・・・・・・・・・・(44)
・・・・・・・・・・・・・(44)
(1)貯金に関する指標
(1)貯金に関する指標
・・・・・・・・(44)
・・・・・・・・(44)
① ①
科目別貯金平均残高
科目別貯金平均残高
② ②
定期貯金残高
定期貯金残高
(2)貸出金等に関する指標
(2)貸出金等に関する指標
・・・・・・(45)
・・・・・・(45)
① ①
科目別貸出金平均残高
科目別貸出金平均残高
② ②
貸出金の金利条件別内訳残高
貸出金の金利条件別内訳残高
③ ③
貸出金の担保別内訳残高
貸出金の担保別内訳残高
④ ④
債務保証の担保別内訳残高
債務保証の担保別内訳残高
⑤ ⑤
貸出金の使途別内訳残高
貸出金の使途別内訳残高
⑥ ⑥
貸出金の業種別残高
貸出金の業種別残高
⑦ ⑦
主要な農業関係の貸出金残高
主要な農業関係の貸出金残高
⑧ ⑧
リスク管理債権の状況
リスク管理債権の状況
⑨ ⑨
金融再生法開示債権区分に基づく保全状況
金融再生法開示債権区分に基づく保全状況
⑩ ⑩
元本補てん契約のある信託に係る貸出金の
元本補てん契約のある信託に係る貸出金の
リスク管理債権の状況
リスク管理債権の状況
⑪ ⑪
貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額
貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額
⑫ ⑫
貸出金償却の額
貸出金償却の額
(3)内国為替取扱実績
(3)内国為替取扱実績
・・・・・・・・(49)
・・・・・・・・(49)
(4)有価証券に関する指標
(4)有価証券に関する指標
・・・・・・(49)
・・・・・・(49)
① ①
種類別有価証券平均残高
種類別有価証券平均残高
② ②
商品有価証券種類別平均残高
商品有価証券種類別平均残高
③ ③
有価証券残存期間別残高
有価証券残存期間別残高
(5)有価証券等の時価情報等
(5)有価証券等の時価情報等
・・・・・(49)
・・・・・(49)
① ①
有価証券の時価情報等
有価証券の時価情報等
② ②
金銭の信託の時価情報等
金銭の信託の時価情報等
③ ③
デリバティブ取引、金融等デリバティブ
デリバティブ取引、金融等デリバティブ
取引、有価証券関連店頭デリバティブ取引
取引、有価証券関連店頭デリバティブ取引
2.共済取扱実績
2.共済取扱実績
・・・・・・・・・・・・(50)
・・・・・・・・・・・・(50)
(1)長期共済新契約高・長期共済保有高・(50)
(1)長期共済新契約高・長期共済保有高・(50)
(2)医療系共済の入院共済金額保有高・・(50)
(2)医療系共済の入院共済金額保有高・・(50)
(3)介護共済の介護共済金額保有高・・・(50)
(3)介護共済の介護共済金額保有高・・・(50)
(4)年金共済の年金保有高・・・・・・・(51)
(4)年金共済の年金保有高・・・・・・・(51)
(5)短期共済新契約高・・・・・・・・・(51)
(5)短期共済新契約高・・・・・・・・・(51)
3.購買事業取扱実績
・・・・・・・・・(51)
3.購買事業取扱実績
・・・・・・・・・(51)
4.販売事業取扱実績
・・・・・・・・・(52)
4.販売事業取扱実績
・・・・・・・・・(52)
5.倉庫事業取扱実績
・・・・・・・・・(52)
5.倉庫事業取扱実績
・・・・・・・・・(52)
6.指導事業
・・・・・・・・・・・・・(53)
6.指導事業
・・・・・・・・・・・・・(53)
7.加工事業取扱実績
・・・・・・・・・(53)
7.加工事業取扱実績
・・・・・・・・・(53)
8.利用事業取扱実績
・・・・・・・・・(54)
8.利用事業取扱実績
・・・・・・・・・(54)
Ⅳ Ⅳ
経営諸指標
経営諸指標
1.利益率
・・・・・・・・・・・・・・(54)
1.利益率
・・・・・・・・・・・・・・(54)
2.貯貸率・貯証率
・・・・・・・・・・(54)
2.貯貸率・貯証率
・・・・・・・・・・(54)
Ⅴ Ⅴ
自己資本の充実の状況
自己資本の充実の状況
1.自己資本の構成に関する事項
・・・・(55)
1.自己資本の構成に関する事項
・・・・(55)
2.自己資本の充実度に関する事項
・・・(56)
2.自己資本の充実度に関する事項
・・・(56)
3.信用リスクに関する事項
・・・・・・(57)
3.信用リスクに関する事項
・・・・・・(57)
4.信用リスク削減手法に関する事項
・・(60)
4.信用リスク削減手法に関する事項
・・(60)
5.派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手
5.派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手
のリスクに関する事項
・・・・・・・(61)
のリスクに関する事項
・・・・・・・(61)
6.証券化エクスポージャーに関する事項
(61)
6.証券化エクスポージャーに関する事項
(61)
7.出資その他これに類するエクスポージャー
7.出資その他これに類するエクスポージャー
に関する事項
・・・・・・・・・・・(61)
に関する事項
・・・・・・・・・・・(61)
8.金利リスクに関する事項
・・・・・・(62)
8.金利リスクに関する事項
・・・・・・(62)
Ⅵ Ⅵ
連結情報
連結情報
1.グループの概況
・・・・・・・・・・(63)
1.グループの概況
・・・・・・・・・・(63)
(1)グループの事業系統図
・・・・・・(63)
(1)グループの事業系統図
・・・・・・(63)
(2)子会社等の状況
・・・・・・・・・(63)
(2)子会社等の状況
・・・・・・・・・(63)
(3)連結事業概況
・・・・・・・・・・(63)
(3)連結事業概況
・・・・・・・・・・(63)
(4)最近5年間の連結事業年度の主要な経営指標
(4)最近5年間の連結事業年度の主要な経営指標
・・・・・・・・・・・・・・・・・(64)
・・・・・・・・・・・・・・・・・(64)
(5)連結貸借対照表
・・・・・・・・・(64)
(5)連結貸借対照表
・・・・・・・・・(64)
(6)連結損益計算書
・・・・・・・・・(65)
(6)連結損益計算書
・・・・・・・・・(65)
(7)連結キャッシュ・フロー計算書
・・(66)
(7)連結キャッシュ・フロー計算書
・・(66)
(8)連結注記表
・・・・・・・・・・・(67)
(8)連結注記表
・・・・・・・・・・・(67)
(9)連結剰余金計算書
・・・・・・・・(67)
(9)連結剰余金計算書
・・・・・・・・(67)
(10)連結事業年度のリスク管理債権の状況
(10)連結事業年度のリスク管理債権の状況
・・・・・・・・・・・・・・・・・(67)
・・・・・・・・・・・・・・・・・(67)
(11)連結事業年度の事業別経常収益等
・(68)
(11)連結事業年度の事業別経常収益等
・(68)
2.連結自己資本の充実の状況
・・・・・(68)
2.連結自己資本の充実の状況
・・・・・(68)
(1)自己資本の構成に関する事項
・・・(69)
(1)自己資本の構成に関する事項
・・・(69)
(2)自己資本の充実度に関する事項
・・(70)
(2)自己資本の充実度に関する事項
・・(70)
(3)信用リスクに関する事項
・・・・・(71)
(3)信用リスクに関する事項
・・・・・(71)
(4)信用リスク削減手法に関する事項
・(74)
(4)信用リスク削減手法に関する事項
・(74)
(5)派生商品取引及び長期決済期間取引の
(5)派生商品取引及び長期決済期間取引の
取引相手のリスクに関する事項・・・(74)
取引相手のリスクに関する事項・・・(74)
(6)証券化エクスポージャーに関する事項
(6)証券化エクスポージャーに関する事項
・・・・・・・・・・・・・・・・・
(74)
・・・・・・・・・・・・・・・・・
(74)
(7)オペレーショナル・リスクに関する事項
(7)オペレーショナル・リスクに関する事項
・・・・・・・・・・・・・・・・・
(74)
・・・・・・・・・・・・・・・・・
(74)
(8)出資等その他これに類するエクスポージャー
(8)出資等その他これに類するエクスポージャー
に関する事項・・・・・・・・・・・(75)
に関する事項・・・・・・・・・・・(75)
(9)金利リスクに関する事項
・・・・・
(75)
(9)金利リスクに関する事項
・・・・・
(75)
【JAの概要】
【JAの概要】
1.機構図
・・・・・・・・・・・・・・
(76)
1.機構図
・・・・・・・・・・・・・・
(76)
2.役員構成(役員一覧)
・・・・・・・
(77)
2.役員構成(役員一覧)
・・・・・・・
(77)
3.組合員数
・・・・・・・・・・・・・
(77)
3.組合員数
・・・・・・・・・・・・・
(77)
4.組合員組織の状況
・・・・・・・・・
(77)
4.組合員組織の状況
・・・・・・・・・
(77)
5.特定信用事業代理業者の状況
・・・・
(77)
5.特定信用事業代理業者の状況
・・・・
(77)
6.地区一覧
・・・・・・・・・・・・・
(78)
6.地区一覧
・・・・・・・・・・・・・
(78)
7.沿革・あゆみ
・・・・・・・・・・・
(79)
7.沿革・あゆみ
・・・・・・・・・・・
(79)
8.店舗等のご案内
・・・・・・・・・・
(80)
8.店舗等のご案内
・・・・・・・・・・
(80)
− 01 −
ごあいさつ
平素は、JA伊万里をご利用いただきまして、誠にありがとうございます。
当JAは発足以来、堅実で健全な経営を基本理念に、組合員みなさまをはじめ地域のみな
さまの豊かな暮らしの実現に向けて、常に良質なサービスと情報の提供に努めてきました。
近年のJAをめぐる情勢は、わが国の金融・経済動向の影響を受けて大変厳しいものがあ
ります。また、農業を取り巻く環境は、食の安全・安心を確保する機能の発揮が求められる
とともに、地産地消運動の高まりを受けて、地域農業の将来像へ向けた取り組みが重要とな
っています。
このような情勢の中にあってJA伊万里は、各事業に積極的に取り組み、当初計画をほぼ
達成することができました。また、経営の健全性を示す指標とされる自己資本比率は、平成
27 年度末で 14.35%とJAグループが目標とする国際業務を行う金融機関に課せられた 8%
基準を大幅に上回ることができました。
本誌「ディスクロージャー誌」は当JAの取り組みや経営内容を正しくご理解いただき、
当JAへの信頼度が一層深まることを願って作成しました。紙面では、JAの特徴といえま
す信用・共済・販売・購買などの総合事業の内容を、経営方針や近年の業績、現在の状況な
どを含めて説明しています。ご一読いただき、みなさまとJAとのつながりが、より強固な
ものとなることを願っています。
農業・JAを取り巻く情勢はなお厳しさを増していますが、JA伊万里は組合員の“営農
と暮らし”を守り、地域社会に貢献できる諸活動を積極的に展開します。
また、JA・信連・農林中金が一体となった事業運営と良質で高度な金融機能サービスの
実現を目指す「JAバンクシステム」の一員として、継続して経営の健全化・効率化を図り、
みなさまから一層信用・信頼され、支持されるJAづくりに努めます。
今後とも、みなさまには一層のご支援ご協力をいただきますよう、心からお願い申し上げ
ます。
平成28年7月
伊万里市農業協同組合
代表理事組合長
- 1 -
−1−
岩永
康則
1.経営理念
●
JA伊万里は、「信頼」「改革」「貢献」を基本姿勢として事業活動に取り組みます。
●
JA伊万里は、農業振興を通じて、「食」と「農」と「緑」を守り、かけがえのない自然
を次世代に引き継ぎます。
●
JA伊万里は、地域のみなさまとともに生き、地域のみなさまとの共感の中で、心ふれあ
う地域づくりに取り組みます。
●
JA伊万里は、高い倫理観と責任感を持ち、地域社会に貢献できる事業と組織づくりに取り
組みます。
2.経営方針
(1)基
本
方
針
農業・JAを取巻く情勢については、農業者の高齢化や世代交代による農業就業人口の減少が
進み、農業生産基盤の維持・拡大が課題となっています。昨年8月には60年ぶりの農協改革と
して改正農協法が成立し、平成28年4月からの施行となりました。農業者の所得増大に向けた
取り組み・公認会計士監査の義務付け・責任ある経営体制を確保するための理事構成員見直し等
が決定されました。准組合員規制の在り方については、法律施行日から5年間経過するまでの間、
准組合員の利用状況をみて結論を出すこととなりました。農業への打撃が懸念されるTPP交渉
については、今年2月に署名が行われ合意に達しました。その後、国会承認と関連法案の成立等
協定発効に向けた手続きが進められています。
このような状況の中、平成28年度はJAグループ自己改革の基本目標である「農業者の所得
増大」「農業生産の拡大」
「地域の活性化」の取り組み初年度であり、当JAの中期経営3ヵ年計
画並びに農業振興3ヵ年計画の最終年度でもあります。農産・園芸・畜産の各部門において組合
員の皆様と力を合わせて、担い手の育成と地域農業振興に尚一層の取り組みを強化し、農業所得
の増大に向けて最大限の努力を図ってまいります。さらに、付加価値の増大と需要開拓にも積極
的に取り組み、販売高向上に努めてまいります。また、生産コスト低減に向けてJAグループと
連携し、価格体系の見直し等による魅力ある生産資材価格の実現と低コスト生産技術の確立に取
り組んでまいります。
また、組合員・地域住民が安心して暮らせる地域づくりと豊かな暮らしの実現をめざして、地
域の需要やニーズを踏まえてJAの総合事業としての生活インフラ機能を最大限に発揮してまい
ります。そのために、営農・経済・金融・共済の各事業の機能強化とサービス向上を図るととも
に、正・准組合員並びに地域住民皆様との関係強化と地域の活性化に努めてまいります。
農業・JAともにかつてない変革が求められる中、県内JAの組織整備に取り組むとともに、
管内農業を支え次世代につなぐ安定的な経営基盤を確立するため、財務基盤充実と経営管理の高
度化や将来を担う人材育成に努めてまいります。
JA全国大会・佐賀県大会の決議を踏まえ、JAグループと連携した自己改革に努め、持続可
能な農業の実現と地域に根差したJAの確立を目指して役職員一丸となって取り組んでまいりま
す。
(2)重
点
事
項
1.地域農業を担う多様な担い手の育成・レベルアップ
2.付加価値の増大と新たな需要開拓への挑戦
3.生産資材価格の抑制・引き下げと低コスト生産技術の確立・普及
4.専門的かつ高度な知識・技術水準を持つ人材育成
5.支所を核とした正・准組合員、地域住民とのJA事業並びに活動の拡大
6.経営基盤確立と財務基盤充実に向けた取り組み強化
7.コンプライアンス態勢強化による不祥事未然防止
- 2 -
−2−
3.経営管理体制
当JAは農業者により組織された協同組合であり、正組合員の代表者で構成される「総代
会」の決定事項を踏まえ、総代会において選出された理事により構成される「理事会」が業務
執行を行っています。また、総代会で選任された監事が理事会の決定や理事の業務執行全般の
監査を行っています。
また、信用事業については専任担当の理事を置くとともに、農業協同組合法第 30 条に規定
する常勤監事及び員外監事を設置し、ガバナンスの強化を図っています。
さらに、理事会の活性化と業務執行の硬直化を防ぐため、役員の定年制を採用しています。
4.事業の概況(平成 27 年度)
わが国経済は堅調な企業収益等を背景とした雇用・所得環境の改善や政府の経済対策の下支え
もあり、景気は緩やかな回復傾向となっていますが、農業をめぐる情勢は、原材料不足・円安基
調を背景とした生産資材の高止まりや、農産物価格の低迷などによる農業所得の減少に加え、農
業者の高齢化や後継者不足による農業従事者の減少と耕作放棄地の増加など、農業生産基盤が弱
体化しております。
昨年8月には60年ぶりの農協改革として改正農協法が成立し、JAに農業所得増大への期待
が寄せられる一方、TPPの大筋合意による農業所得等への影響が懸念されます。
このような状況の中、第3次中期経営計画、第4次農業振興計画の2年目として1年目の検証
を踏まえ、信頼・改革・貢献を基本姿勢として事業活動を実践し、地域を元気にするJAを目指
すため、満足度向上と事業量の確保に取り組んでまいりました。また、全役職員が法令等遵守の
重要性を再認識し、コンプライアンス・プログラムに基づく不祥事未然防止の徹底に取り組みま
した。
この結果、事業総利益の計画達成と事業管理費の削減等もあり当期の事業利益は1億54百万
円となり、事業外損益及び法人税等を加減した当期剰余金は1億44百万円となり、出資配当・
事業分量配当を行える実績となりました。これもひとえに、組合員・利用者の皆様のご協力の賜
物と深く感謝申し上げます。
以下、各事業の成果についてご報告申し上げます。
◇信用事業
農業の成長産業化に向けて農業メインバンク機能の強化とライフイベント、ニーズに対応する
ため貯金、貸付等の各種キャンペーンの実施並びに店舗コンクール等利用者満足度向上に向けた
生活メインバンクの強化に努めました。
貯金業務では組合員世帯と利用者との取引深耕並びに若年層・次世代層との新規取引の促進を
図るため、年間を通じ、個人貯金特別推進運動「サンクス定期」、夏期・冬期特別貯蓄運動、年
金獲得運動、年末特別貯蓄運動を展開し、個人貯金の増強に努めるとともに、生活金融サービス
を図るため年金振込・給与振込獲得強化に努めました。
貸出業務では担い手経営体の農業経営強化を図るため、農業関連資金である制度資金等の対応
と生活関連資金である住宅ローンを中心とした各種ローンのキャンペーンを実施しました。
【事業実績】(年度末残高)
◎貯金残高
86,881 百万円
◎貸出金残高
23,258 百万円
◇共済事業
JA共済の事業理念である助け合いのもと組合員・利用者及び地域住民へ「安心」と「満足」
を提供するため「3Q訪問活動」により全戸訪問活動を展開し「ひと・いえ・くるま」の総合保
障の普及活動に努めました。
その結果、組合員並びに利用者皆様のご理解とご協力により、長期共済新規契約目標は達成す
ることが出来ましたが、保障の見直し、満期到来により毎年長期共済の保有高は減少しました。
短期共済については保障内容を充実した自動車共済クルマスターの普及活動を展開しました。
- 3 -
−3−
事故相談については事故処理研修会や月次検討会を開催し、利用者満足度向上に努め、平成27
年度は 1,162 件の事故処理対応を行いました。
【事業実績】
◎長期共済保有高
325,787 百万円
◎長期共済新契約高
16,967 百万円
◎年金共済保有高
2,716 百万円
◎自動車共済新契約台数
13,727 台
◎自賠責共済新契約台数
7,111 台
◇経済事業
農業を取り巻く環境は依然として厳しく、原油相場は昨年と比較し大幅に下落し石油小売価
格は大幅な引き下げとなったものの、生産資材の価格抑制までには至りませんでした。一方で
は商系との競争激化の煽りを受け、JAにおける経済事業の見直し等、更なる改善が求められ
ました。
このような中、不採算店舗の閉鎖・合理化を進め、資材店舗では店舗商品の当用対策を図り価
格引き下げに努めました。また女性部活動では女性部の結集を図り食と農の活動・地域づくり活
動・魅力ある組織づくりに取り組みました。
組合員皆様のご協力とご利用により、供給高で 48 億 2 百万円(計画対比 98%)の実績となり
ました。
【事業実績】
◎購買品供給高(生産資材)
1,341 百万円
◎
(農機)
417 百万円
◎
(自動車・燃料)1,410 百万円
◎
(生活資材)
451 百万円
◎
(店舗購買)
153 百万円
◎
(催事)
137 百万円
◎生活利用事業
893 百万円
◇営農事業
平成 27 年度農産物販売高は 3,951 百万円の計画に対して 3,766 百万円(計画対比 95.3%、前
年対比 100.7%)の実績となりました。
平成 27 年度は、若干の景気回復基調の中、全体的に安定した価格推移をしたものの、品目に
よる生産量の落ち込みから明暗が分かれ、全体の販売高は前年並みの実績となりました。特に主
力である梨については、生産量の落ち込みから大きく計画・前年ともに下回る結果となりました。
【事業実績】
◎農産物販売高
3,766 百万円
◇畜産事業
畜産物消費が伸び悩む中、全国的な屠畜頭数の減少の影響で一年を通し牛枝肉価格は高値で推
移し生産費の高値が続いているものの増加額は上昇しました。
畜産販売環境は和牛を中心として全国的に肉牛出荷頭数が減少し、牛枝肉価格は上昇傾向とな
ったものの円安による飼料価格の高止まり並びに素牛不足による素牛価格も一段と高くなり厳し
い畜産経営が続きましました。
各部会においては良質畜産物の生産に向け各種研修会の開催並びに畜産経営の健全化を図るため
経営改善支援を行い生産者と共に現状課題に積極的に取り組み生産基盤の維持と振興に努めました。
このような中、販売高については需要期に向け出荷頭数の減少と消費回復傾向の中、特に牛枝
肉販売においては全体的に単価上昇となり前年度単価を上回りました。各共励会においては肉質
向上が図られ上位入賞することが出来ました。
全畜種について計画達成となり、販売高は 52 億 8 千万円(計画対比 122.6%)となりました。
【事業実績】
◎畜産販売高
5,280 百万円
◎購買品供給高(飼料)
1,261 百万円
- 4 -
−4−
5.事業活動・農業振興活動のトピックス(平成 27 年度)
(4月)
5 日 第 13 回JA伊万里女性部通常総会
8 日 茶業部会総会
9 日 玉葱部会総会及び出荷販売会議
10 日 花木部会総会
10 日 JA 伊万里きゅうり部会総会
15 日 キヌサヤ部会総会及び出荷反省会
17 日 キウイフルーツ部会総会及び出荷反省会
18 日 助け合い組織「おもとの会」総会
19 日 第 13 回JA伊万里青年部通常総会
21 日 梅部会総会及び出荷販売会議
24 日 第 13 回肥育牛部会総会
25 日 農機具ミニ展示会
27 日 四季ありた「結いの会」総会
27 日 みず菜部会総会及び生産販売反省会
28 日 小葱部会総会及び生産販売反省会
28 日 四季の里「四季菜の会」総会
29 日 助け合い組織「明日香の会」総会
30 日 第 13 回生産牛部会総会
(5月)
1 日 みかん部会総会及び出荷反省会
7 日 肥育牛青年部総会
8 日 大川梨選果場総会
13 日 ふるさとの会総会
13 日 四季の館「茶屋の会」総会
14 日 もも・すもも出荷販売会議
17 日 女性部支部長・班長研修会
19 日 松浦の里「百菜の会」総会
22 日 きんかん部会総会及び生産販売反省会
23 日 助け合い組織「ほほえみの会」総会
27 日 農業振興推進大会
28~29 日 肥育牛青年部枝肉研修会(大阪)
29~3 日 移動農協
30~31 日 住宅設備展示会
30~31 日 盆用品展示会(南部地区)
(6月)
1 日 伊万里牛振興会総会
20~21 日 盆用品展示会
23 日 伊万里梨出荷販売会議
26 日 第 50 回通常総代会
27 日 南波多支所年金友の会大会
27~28 日 夏期家電まつりフタタキャンペーン
(7月)
1 日 焼肉の杜オープン
2 日 家畜自衛防疫協会総会
3 日 椎茸部会総会
3 日 第 19 回佐賀牛枝肉共励会(神戸)
7 日 肥育牛部会全体研修会
7 日 有田支所年金友の会大会
8 日 年金友の会佐賀県大会
8~10 日 伊万里梨トップセールス
17 日 第 63 回佐賀牛枝肉共励会(大阪)
17~19 日 夏の総合展示会
22 日 いちご部会総会及び出荷反省会
23 日 佐賀牛生体互評会(多久)
24 日 施設きゅうり研究会生産販売反省会
30 日 第 9 回 JA 伊万里枝肉共励会(二日市)
(8月)
1~2 日 幸水梨まつり
5 日 梅生産販売反省会
9 日 JASS ドライブウェイサービスコンテスト伊万里大会
15 日 第 26 回南波多納涼夏まつり
19 日 ちゃぐりんフェスタ
29~30 日 豊水梨まつり
29~30 日 JA伊万里・ライフサポート秋の合同感謝祭
(9月)
1~16 日 支所別年金友の会大会
5 日 第 39 回九州管内系統和牛枝肉共励会(二日市)
6 日 第40回JASSドライブウェイサービスコンテスト佐賀県大会
6~8 日 女性部さわやかツアー
17 日 第 4 回伊万里産素牛枝肉共励会(二日市)
18 日 みかん出荷販売会議
29 日 もも・すもも生産販売反省会
(10 月)
1 日 第 4 回年金友の会親睦ゴルフコンペ
2 日 第 13 回年金友の会支所対抗ゲートボール大会
4 日 第 19 回佐賀産素牛枝肉共励会(畜産公社)
7 日 第 60 回 JA 佐賀県青年大会
20 日 西有田支所年金友の会大会
23 日 ハウスみかん部会総会及び出荷反省会
25 日 創立 50 周年記念祝賀会
29 日 曲川支所年金友の会大会
29~31 日 ジュエリーフェア
(11 月)
1 日 グリーンカレー販売促進(バルーンフェスタ)
1 日 やってみゅ~だ in 大川町
4 日 麦作振興大会
5 日 第 13 回年金友の会グラウンドゴルフ大会
6 日 玉葱生産販売反省会
9 日 苺出荷販売会議
9 日 大川支所年金友の会大会
10 日 中央支所年金友の会大会(立花)
14 日 東西松浦地区JA青年部交流会
14~15 日 冬の家電まつり・フタタキャンペーン
17 日 伊万里産佐賀牛枝肉共励会
26 日 四季の館「茶屋の会」20 周年記念式典
27 日 梨出荷販売反省会・生産対策研修大会
27 日 生産牛共進会
30 日 アスパラ生産販売反省会
(12 月)
3 日 ぶどう部会総会及び出荷反省会
3 日 佐賀牛生体共進会(多久)
5~6 日 第 13 回農業まつり節句用品展示会
8 日 きんかん出荷販売会議
8 日 夢咲小町イベント旅行(軍艦島)
9 日 第 2 回 JA 伊万里枝肉共励会(福岡)
10 日 第 67 回佐賀県家の光大会
11 日 第 64 回佐賀牛枝肉共励会(大阪)
20 日 第 21 回「フルーツの里」ロードレース大会
(1月)
2~3 日 新春初売「振袖展」
7 日 肥育牛青年部枝肉共励会(二日市)
7 日 農機具・自動車初荷パレード
7 日 三組織年頭式
8 日 新春ファッションフェスタ
11 日 伊万里ハーフマラソン(グリーンカレーおもてなし)
16 日 第 4 回窓口ロールプレイング大会
16 日・21 日 女性部博多座ツアー
17 日 女性の集い
23~24 日 春の総合展示会
27 日 第 11 回梅加工研究総会
27 日 第 7 回配合飼料和牛枝肉研究会(二日市)
29 日 アスパラ部会総会及び出荷会議
(2月)
1 日 もも・すもも部会総会
2 日 佐賀県農業賞受賞式
4 日 第 12 回梨部会総会
3~4 日 佐賀県肥育牛部会後継者研修(二日市)
3~7 日 JA さが農業まつり
20 日 佐賀県窓口ロールプレイング大会
21 日 第 13 回梅まつり
23 日 佐賀県茶業振興大会(嬉野)
24 日 肥育牛女性部枝肉共励会(二日市)
(3月)
2 日 伊万里桃まつり
3 日 青年部枝肉研修会(福食)
5 日 胡瓜・アスパラ販売促進活動(大阪)
5~6 日 春の家電まつり・フタタキャンペーン
13 日 西九州伊万里凧あげ大会
19~20 日 四季の館 20 周年創業祭
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6. 農業振興活動
◇ 安全・安心・美味しい農畜産物づくりへの取り組み
地元で生産された安全・安心で美味しい農畜産物を消費者へ提供することにより、農業に
対する消費者の理解を深める活動を行っています。
① 生産履歴記帳とJA堆肥やワラ等地域資源の有効活用により、環境にやさしい安全・安心
な農業を奨めています。
② JA直営による農産物直売所の運営や地域直売所への支援を行い、地産地消による安全・
安心で新鮮な農畜産物の供給を行っています。
③ 農業まつりや梅まつり、梨まつりの開催や各種イベント等へ参加し、地元農畜産物の即売
やふれあい活動を通じた農業への理解促進へ向けた活動を行っています。
④ 豊かで健康的な食生活を推進するため、将来を担う子供に地場産食材を使用した学校給食
を奨めています。
◇ 食と農・食育への取り組み
消費者や子供たちに健全な食生活と食に対する正しい知識を学習してもらうため、JAの
組織や部会などによる農業体験活動を行っています。
① 女性部や青年部による幼稚園や保育園、小学生などを対象とした農業体験活動を行って
います。
② 小学生などを対象に、きゅうり部会による農業体験や学習会の開催を行っています。
③ 梅加工グループによる加工体験や小学校と連携した梅の研究発表会を開催しています。
◇ 農業者支援へ向けた取り組み
農家・組合員に対する各種研修会や講習会の開催など、農業者への支援活動を行ってい
ます。
① 各作物部会単位による技術研修会や現地研修会の開催を行っています。
② 担い手農家支援のため、農地の利用集積や各種事業への申請支援などを行っています。
③ 関係機関と連携し、新規就農者への就農支援活動を行っています。
④ 環境問題を考慮し、農業用廃ビニールや廃プラスチックなどの回収を行っています。
7.地域貢献情報
●地域の皆様のために
当組合は、伊万里市、有田町を事業区域として、農業者を中心とした地域住民の方々が
組合員となって、相互扶助(お互いに助け合い、お互いに発展していくこと)を共通の理
念として運営される協同組織であり、地域農業の活性化に資する地域金融機関です。
当組合の資金は、その大半が組合員の皆様などからお預かりした、大切な財産である「貯
金」を源泉としております。当組合では資金を必要とする組合員の皆様方や、地方公共団体
などにもご利用いただいております。
当組合は、地域の一員として、農業の発展と健康で豊かな地域社会の実現に向けて、事業
活動を展開しています。
また、JAの総合事業を通じて各種金融機能・サービス等を提供するだけでなく、地域の
協同組合として、農業や助け合いを通じた社会貢献に努めています。
●組合員数、出資金の状況(平成 27 年度末)
(単位:人、千円)
区 分
組合員数
出資金
正組合員
5,042
2,065,366
准組合員
8,365
371,805
計
13,407
2,437,171
(注)出資金の合計は処分未済持分を控除した額を表示しています。
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(1) 資金調達の状況
① 貯金及び定期積金残高
(単位:千円)
預り先
平成 27 年度末
組 合 員 等
67,932,225
地方公共団体等
2,335,529
そ の 他
16,694,492
合 計
86,962,247
② 貯金商品
・さくら咲く
・煌
・すこやか定期
・ゆとり定期積金
・旅行積金
・まごころ積金
・レディースプラン夢咲小町 ・さわやか積金
・・・・等
※ 貯金商品の詳細については最寄のJA金融窓口におたずねください。
(2) 資金供給の状況
① 貸出金残高
(単位:千円)
貸
出
先
平成 27 年度末
組 合 員 等
20,948,021
地方公共団体等
735,013
そ
の
他
1,494,960
合 計
23,177,996
② 制度融資取扱い状況
・農業近代化資金
・農業経営負担軽減支援資金
・佐賀県農業災害等対策特別資金
・・・・等
③ 融資商品
・JA住宅ローン各種
・JAマイカーローン
・JA教育ローン
・JAフリーローン
・JA農機ハウスローン ・アグリマイティー資金
※ 融資商品の詳細については最寄のJA金融窓口におたずねください。
・・・・等
(3) 文化活動・社会貢献に関する事項
① 文化的・社会的貢献に関する事項
・将来を担う子供達に、地元食材を使用した学校給食を奨励
・女性部青年部や各部会による、子供たちを対象とした田植え稲刈り等の農業体験活動、み
そ造り等の食育活動の実施
・「いまり秋祭り」など地域行事へ積極的な参加
・青年婦人部による地域の景観美化活動への参加
・農業への理解促進へ向けた活動として「農業まつり」や「梅まつり」「梨まつり」の開催、
各種農業関連イベントへの参加
・助け合い組織活動を通じた高齢者福祉への取り組み
・地域の皆様のニーズに応え年金相談会、ローン相談会を開催
・習字、ポスター、作文のコンクールを開催
・日本赤十字社の献血への積極的参加
・・・・等
② 利用者ネットワーク化への取り組み
・「年金友の会」の活動として総会やゲートボール大会、グラウンドゴルフ大会等の開催
・助け合い組織「明日香の会」「ほほえみの会」「おもとの会」によるレクリエーション会、
昼食会の開催
・・・・等
③ 情報提供活動
・組合員だより(ゆめいまり)などのJA広報誌の発行
・ホームページ等を通じた組合員等利用者への情報提供
http://jaimari.saga-ja.jp/
・市民ポータルサイト「まるごと伊万里」への参加及び情報提供 ・・・・等
http://www.marugoto-imari.com/
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(4) 地域密着型金融への取り組み
① 農業者等の経営支援に関する取組み方針
② 農業者等の経営支援に関する態勢整備
③ 農山漁村等地域活性化のための融資をはじめとする支援
・担い手金融担当部署の設置
・担い手向け資金の導入
・農業融資に係る実態調査・分析を踏まえた資金手法・サービスの提供
・生産者と消費者をつなげる場の設定
・担い手に対する農業経営診断及び助言の強化
・農業者と流通業者、外食業者及び加工業者とのビジネスマッチング
・輸出支援
④ ライフサイクルに応じた担い手支援
・経営不振農家に対するコンサルティング
・コンサルタント能力・態勢の強化やビジネスマッチング等で自らの情報機能やネットワー
ク(地方公共団体、農業信用基金協会、株式会社日本政策金融公庫、アグリビジネス投資
育成株式会社、株式会社農林漁業成長産業化支援機構、農業再生委員会、他の金融機関)
を活用した支援
・国又は地方公共団体との連携による農業施策の活用
・地域の情報ネットワークを活用しつつ、法務、財務、税務等の外部専門家と連携した取組
・農林水産物の輸出に取り組む生産者への国、地方公共団体、独立行政法人及び他の系統団
体と連携した取組への支援
⑤ 経営の将来性を見極める融資手法を始め担い手に適した資金供給手法の取り組み
・負債整理資金の提供による償還負担の軽減
⑥ 農山漁村等地域の情報集積を活用した持続可能な農山漁村等地域への貢献
・農山漁村等地域全体を展望したビジョン策定への支援
・コンサルタント能力・態勢の強化やビジネスマッチング等で、自らの情報機能やネットワ
ーク(地方公共団体、農業信用基金協会、株式会社日本政策金融公庫、アグリビジネス投
資育成株式会社、株式会社農林漁業成長産業化支援機構、農業再生委員会等、他の金融機
関)を活用した支援
・農山漁村等地域の情報ネットワークを活用しつつ、法務、財務、税務等の外部専門家と連
携した取組
・国、地方公共団体との連携による農業施策等の活用
・農山漁村等地域を担う農業者以外の若年層や高齢者に対する農業に関する理解促進
・多重債務者問題への対応(相談機能を活かした予防策、目的別ローン等の活用)
・女性や高齢者の携わる農産物加工直売所への支援
8.リスク管理の状況
◇リスク管理体制
〔リスク管理基本方針〕
組合員・利用者の皆さまに安心してJAをご利用いただくためには、より健全性の高い
経営を確保し、信頼性を高めていくことが重要です。
このため、有効な内部管理態勢を構築し、直面する様々なリスクに適切に対応すべく
「リスク管理基本方針」を策定し、認識すべきリスクの種類や管理体制と仕組みなど、リ
スク管理の基本的な体系を整備しています。
また、この基本方針に基づき、収益とリスクの適切な管理、適切な資産自己査定の実施
などを通じてリスク管理体制の充実・強化に努めています。
① 信用リスク管理
信用リスクとは、信用供与先の財務状況の悪化等により、資産(オフ・バランスを含
む。)の価値が減少ないし消失し、金融機関が損失を被るリスクのことです。当JAは、
個別の重要案件又は大口案件については理事会において対応方針を決定しています。また、
通常の貸出取引については、本所に融資審査部署を設置し各支所と連携を図りながら、与
- 8 -
−8−
信審査を行っています。審査にあたっては、取引先のキャッシュ・フローなどにより償還
能力の評価を行うとともに、担保評価基準など厳格な審査基準を設けて、与信判定を行っ
ています。貸出取引において資産の健全性の維持・向上を図るため、資産の自己査定を厳
正に行っています。不良債権については管理・回収方針を作成・実践し、資産の健全化に
取り組んでいます。また、資産自己査定の結果、貸倒引当金については「債権の引当・償
却基準」に基づき必要額を計上し、資産及び財務の健全化に努めています。
② 市場リスク管理
市場リスクとは、金利、為替、株式等の様々な市場のリスク・ファクターの変動により、
資産・負債(オフ・バランスを含む)の価値が変動し、損失を被るリスク、資産・負債から生
み出される収益が変動し損失を被るリスクのことです。主に金利リスク、価格変動リスクな
どをいいます。金利リスクとは、金利変動に伴い損失を被るリスクで、資産と負債の金利又
は期間のミスマッチが存在している中で金利が変動することにより、利益が低下ないし損失
を被るリスクをいいます。また、価格変動リスクとは、有価証券等の価格の変動に伴って資
産価格が減少するリスクのことです。
当JAでは、金利リスク、価格変動リスクなどの市場性リスクを的確にコントロールする
ことにより、収益化及び財務の安定化を図っています。このため、財務の健全性維持と収益
力強化とのバランスを重視したALMを基本に、資産・負債の金利感応度分析などを実施し、
金融情勢の変化に機敏に対応できる柔軟な財務構造の構築に努めています。
とりわけ、有価証券運用については、市場動向や経済見通しなどの投資環境分析及び当
JAの保有有価証券ポートフォリオの状況やALMなどを考慮し、理事会において運用方
針を定めるとともに、経営層で構成するALM委員会を定期的に開催して、日常的な情報
交換及び意思決定を行っています。運用部門は、理事会で決定した運用方針及びALM委
員会で決定された方針などに基づき、有価証券の売買やリスクヘッジを行っています。運
用部門が行った取引についてはリスク管理部門が適切な執行を行っているかどうかチェッ
クし定期的にリスク量の測定を行い経営層に報告しています。
③ 流動性リスク管理
流動性リスクとは、運用と調達のミスマッチや予期せぬ資金の流出により、必要な資金確
保が困難になる、又は通常よりも著しく高い金利での資金調達を余儀なくされることにより
損失を被るリスク(資金繰りリスク)及び市場の混乱等により市場において取引ができない
ため、通常よりも著しく不利な価格での取引を余儀なくされることにより損失を被るリスク
(市場流動性リスク)のことです。
当JAでは、資金繰りリスクについては、運用・調達について月次の資金計画を作成し、
安定的な流動性の確保に努めています。また、市場流動性リスクについては、投資判断を
行う上での重要な要素と位置づけ、商品ごとに異なる流動性(換金性)を把握したうえで、
運用方針などの策定の際に検討を行っています。
④ オペレーショナル・リスク管理
オペレーショナル・リスクとは、業務の過程、役職員の活動もしくは、システムが不適
切であること又は外生的な事象による損失を被るリスクのことです。
当JAでは、収益発生を意図し能動的な要因により発生する信用リスクや市場リスク及
び流動性リスク以外のリスクで、受動的に発生する事務、システム、法務などについて事
務処理や業務運営の過程において、損失を被るリスクと定義しています。事務リスク、シ
ステムリスクなどについて、事務手続にかかる各種規定を理事会で定め、その有効性につ
いて内部監査や監事監査の対象とするとともに、事故・事務ミスが発生した場合は速やか
に状況を把握して理事会に報告する体制を整備して、リスク発生後の対応及び改善が迅速
・正確に反映ができるよう努めています。
⑤ 事務リスク管理
事務リスクとは、役職員が正確な事務を怠る、あるいは事故・不正等を起こすことにより
金融機関が損失を被るリスクのことです。当JAでは、業務の多様化や事務量の増加に対応
して、正確な事務処理を行うため事務マニュアルを整備するとともに、自主検査・自店検査
を実施し事務リスクの削減に努めています。また、事故・事務ミスが発生した場合には、発
生状況を把握し改善を図るとともに、内部監査により重点的なチェックを行い、再発防止策
を実施しています。
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−9−
⑥
システムリスク管理
システムリスクとは、コンピュータシステムのダウン又は誤作動等、システムの不備に
伴い金融機関が損失を被るリスク、さらにコンピュータが不正に使用されることにより金
融機関が損失を被るリスクのことです。当JAでは、コンピュータシステムの安定稼働の
ため、安全かつ円滑な運用に努めるとともに、システムの万一の災害・障害等に備えた管
理を行っています。
JA伊万里 リスク管理体系図
理事会
監事会
ALM委員会
監査室
リスク管理担当部署
金融共済部門他
◇法令遵守体制
〔コンプライアンス基本方針〕
○
当組合は、JAが担う基本的使命・社会的責任を果たし、組合員や利用者の多様なニ
ーズに応える事業を展開し、社会の信頼を確立するため、当組合の役職員一人一人が、
高い倫理観と強い責任感を持って、日常の業務を遂行する。
○
当組合は、創意と工夫を活かした質の高いサービスと、組合員の目線に立った事業活
動により、地域社会の発展に貢献する。
○
当組合は、安全・安心な農畜産物・商品を供給し、消費者の信頼に応えるよう努める。
○
当組合は、関連する法令等を厳格に遵守し、社会的規範に基づき、誠実かつ公正な業
務運営を遂行する。
○
経営情報の積極的かつ公正な開示をはじめ、広く地域社会とのコミュニケーションの
充実を図るとともに、透明性の高い組織風土を構築し、信頼の確立を図る。
○
社会の秩序や安全に脅威を与える反社会的勢力に対しては、確固たる信念をもって、
排除の姿勢を堅持する。
〔コンプライアンス運営態勢〕
コンプライアンス態勢全般にかかる検討・審議を行うため、副組合長を委員長とするコ
ンプライアンス委員会を設置するとともに、コンプライアンスの推進を行うため、本所各
部門・各支所にコンプライアンス担当者を設置しています。
基本姿勢及び遵守すべき事項を記載した手引書「コンプライアンス・マニュアル」を策
定し、研修会を行い全役職員に徹底しています。
毎年度、コンプライアンス・プログラムを策定し、実効ある推進に努めるとともに、統
括部署を設置し、その進捗管理を行っています。
また、組合員・利用者の皆さまの声を真摯に捉え、前向きに事業に反映するため、苦情
・相談等の専門窓口の「お客様相談室」を設置しています。
- 10 -
− 10 −
◇金融ADR制度への対応
①
苦情処理措置の内容
当JAでは、苦情処理措置として、業務運営体制・内部規則等を整備のうえ、その内容
をホームページ・チラシ等で公表するとともに、JAバンク相談所やJA共済連とも連携
し、迅速かつ適切な対応に努め、苦情等の解決を図ります。
当JAの苦情等受付窓口
信用事業:本所 金融共済部 金融課 0955-23-5556
午前 9 時~午後 5 時(金融機関の休業日を除く)
共済事業:本所 金融共済部 共済課 0955-23-5557
午前 9 時~12 時,午後 1 時~5 時(土日・祝日及び 12 月 31 日~1 月 3 日除く)
②
紛争解決措置の内容
当JAでは、紛争解決措置として、次の外部機関を利用しています。
・信用事業
東京弁護士会(電話:03-3581-0031)
第一東京弁護士会(電話:03-3595-8588)
第二東京弁護士会(電話:03-3581-2249)
福岡県弁護士会
(電話:天神 092-741-3208,北九州 093-561-0360,久留米 0942-30-0144)
鹿児島県弁護士会
①の窓口または佐賀県JAバンク相談所(電話:0952-25-5199)にお申し出ください。
なお、東京弁護士会、第一東京弁護士会、第二東京弁護士会、福岡県弁護士会について
は、各弁護士会に直接紛争解決をお申し立ていただくことも可能です。
また、東京弁護士会、第一東京弁護士会、第二東京弁護士会(以下「東京三弁護士
会」という)の仲裁センター等では、東京以外の地域の方々からの申し立てについて、
当事者の希望を聞いたうえで、アクセスに便利な地域で手続きを進める方法があります。
ⅰ)現地調停:東京の弁護士会の斡旋人と東京以外の弁護士会の斡旋人が、弁護士会
所在地と東京を結ぶテレビ会議システム等により、共同して解決に当
たります。
ⅱ)移管調停:東京以外の弁護士会の仲裁センター等に事件を移管します。
※現地調停、移管調停は全国の全ての弁護士会で行える訳ではありません。具体的内容
は佐賀県JAバンク相談所または東京三弁護士会仲裁センター等にお問合わせください。
・共済事業
(一般社団法人)日本共済協会 共済相談所(電話:03-5368-5757)
(一般財団法人)自賠責保険・共済紛争処理機構(電話:本部 03-5296-5031)
(公益財団法人)日弁連交通事故相談センター(電話:本部 03-3581-4724)
(公益財団法人)交通事故紛争処理センター(電話:東京本部 03-3346-1756)
最寄りの連絡先については、上記または①の窓口にお問い合わせ下さい。
◇内部監査体制
当JAでは、内部監査部門を被監査部門から独立して設置し、経営全般にわたる管理及
び各部門の業務の遂行状況を、内部管理態勢の適切性と有効性の観点から検証・評価し、
改善事項の勧告などを通じて業務運営の適切性の維持・改善に努めています。
また、内部監査は、JAの本所・支所のすべてを対象とし、中期及び年度の内部監査計画
に基づき実施しています。監査結果は代表理事組合長及び監事に報告したのち被監査部門に
通知され、定期的に被監査部門の改善取り組み状況をフォローアップしています。また、監
査結果の概要を定期的に理事会に報告することとしていますが、特に重要な事項については、
直ちに理事会、代表理事組合長、監事に報告し、速やかに適切な措置を講じています。
- 11 -
− 11 −
9.自己資本の状況
◇自己資本比率の状況
当JAでは、多様化するリスクに対応するとともに、組合員や利用者のニーズに応える
ため、財務基盤の強化を経営の重要課題として取り組んでいます。内部留保に努めるとと
もに、不良債権処理及び業務の効率化等に取り組んだ結果、平成 28 年 3 月末における自己
資本比率は、14.35%となりました。
◇経営の健全性の確保と自己資本の充実
当JAの自己資本は、組合員の普通出資によっています。
○ 普通出資による資本調達額
項 目
内 容
発行主体
伊万里市農業協同組合
資本調達手段の種類
普通出資
コア資本に係る基礎項目に算入した額
2,453 百万円(前年度 2,467 百万円)
普通出資に対する配当の割合
0.5%(前年度 0.5%)
当JAは、「自己資本比率算出要領」を制定し、適正なプロセスにより正確な自己資本
比率を算出して、当JAが抱える信用リスクやオペレーショナル・リスクの管理及びこれ
らのリスクに対応した十分な自己資本の維持を図るとともに、内部留保の積み増しにより
自己資本の充実に努めています。
自己資本比率
16%
14%
12%
14.35%
10%
8%
6%
8.00%
4%
4.00%
2%
0%
国内基準
JAバンク基準
JA伊万里
10.主な事業の内容
(1)主な事業の内容
□信用事業
信用事業は、貯金、貸出、為替などいわゆる金融業務といわれる内容の業務を行っています。
この信用事業は、JA(農協)・信連・農林中金という三段階の組織が有機的に結びつき、
「JAバンク」として大きな力を発揮しています。
なお当組合は、金融商品販売法の趣旨に則り、貯金・定期積金・共済その他の金融商品の
販売等の勧誘にあたっては、次の事項を遵守し、組合員・利用者のみなさまの立場に立った
勧誘に努めるとともに、より一層の信頼をいただけるよう努めてまいります。
- 12 -
− 12 −
◎
金融商品の勧誘方針
1.組合員・利用者のみなさまの商品利用目的ならびに知識、経験、財産の状況および意向
を考慮の上、適切な金融商品の勧誘と情報の提供を行います。
2.組合員・利用者のみなさまに対し、商品内容や当該商品のリスク内容など重要な事項を
十分に理解していただくよう努めます。
3.不確実な事項については断定的な判断を示す、事実でない情報を提供するなど、組合員
・利用者のみなさまの誤解を招くような説明は行いません。
4.電話や訪問による勧誘は、組合員・利用者のみなさまのご都合に合わせて行うよう努めます。
5.組合員・利用者のみなさまに対し、適切な勧誘が行えるよう役職員の研修の充実に努めます。
6.販売・勧誘に関する組合員・利用者の皆さまからのご質問やご紹介については、適切な
対応に努めます。
■貯金業務
組合員はもちろん地域住民のみなさまや事業主のみなさまからの貯金をお預かりしています。
普通貯金、当座貯金、定期貯金、定期積金、総合口座などの各種貯金を目的、期間、金額に
あわせてご利用いただいております。
また、公共料金、都道府県税、市町村税、各種料金のお支払い、年金のお受け取り、給与振
込等もご利用いただけます。
さらに平成 22 年度より移動金融店舗車「貯まるくん」を導入し、利便性の確保や対面取引
による地域密着型の金融サービスの提供を行っております。
貯金商品一覧
当
種
座
類
貯
特
金
普
通
貯
金
スーパー貯蓄貯金
総
合
口
座
通
知
貯
金
徴
小切手振出しのできる営業用の口座です。
自由に出し入れのできる、いわば毎日のお財布がわりの通帳
です。
普通貯金よりお得な利率の商品です。預け入れ金額により金
利が変わります。
自動振込・自動支払の取扱いはできません。
普通貯金と定期貯金を一冊の通帳にセットした口座です。預
ける、貯める、支払う、受取る、借りるがこの一冊の通帳で行え
ます。
まとまったお金を短期間預けるのに有利な貯金です。
考
1 円以上、出し入れ自由
1 円以上、出し入れ自由
普通:1 円以上、出し入れ自由
スーパー定期:自由金利型定期
変動金利定期の受入れ可
5 万円以上 (7 日間以上)
積立定期貯金
皆さまの計画に合わせて、無理のないペースで積立てられま
す。
積立額、期間が自由に選べるマイペース貯金です。
1 円以上
(最長 3 年、1 年据置き)
1 円以上
(1 か月~5 年)
1 円以上
(1 年~3 年)
1 千万円以上
(1 か月~5 年)
100 円以上
( 一般 :3 年以上)
(年金・住宅:5 年以上)
1 円以上、引き出しは納税時
1,000 円以上
(6 か月~10 年)
1 円以上 (6 か月~無制限)
決 済 用 貯 金
貯金保険制度上、全額保護の対象となるための3条件「無利息、
要求払い、決済サービスを供給できること」を満たす貯金です。
1 円以上、出し入れ自由
期日指定定期貯金
スーパー定期
変動金利定期貯金
自由金利定期貯金
財
形
貯
金
納税準備貯金
定
期
積
金
利息の計算は 1 年複利で、利回りは大変有利です。3 年にわ
たり預け入れができ、長期の運用が可能です。
一番身近な自由金利商品です。3 年・4 年・5 年もののお利
息は、半年複利で計算されます。
6 か月ごとに金利が変わります。
3 年のものは半年複利で計算されます。
まとまった資金の運用に最適です。金利は、お預入の金融情
勢に応じて決まります。
毎月の給料から天引きで積立てる貯金で、知らず知らずのう
ちに大きく貯まる貯金です。
年金・住宅あわせて 550 万円まで非課税です。
納税時にあわてないですむ貯金で、非課税の特典があります。
備
1 円以上、出し入れ自由
- 13 -
− 13 −
■貸出業務
組合員への貸出をはじめ、地域住民のみなさまの暮らしや、農業者・事業者のみなさまの事
業に必要な資金を貸出しています。
また、地域金融機関の役割として、地域住民のみなさまの暮らしに必要な資金や地方公共団
体、農業関連産業・地元企業等、農業以外の事業などへもご融資し、地域経済の質的向上・発
展に貢献しています。
さらに、住宅金融支援機構、株式会社日本政策金融公庫等の融資の申し込みのお取次ぎもし
ています。
ローン商品一覧
ロ ー ン 名
資
金
使
途
融資金額
10 万円以上
5,000 万円以内
10 万円以上
1,000 万円以内
100 万円以上
4 億円以内
10 万円以上
1,000 万円以内
教 育 ロ ー ン
住宅の新築や購入(中古住宅を含む)、土地の購入資
金にご利用いただけます。
住宅の増改築や補修、システムキッチン・バス・トイ
レなど、グレードアップ資金にご利用いただけます。
賃貸住宅の建設、増改築および補改修に要する資金で
す。
自動車の購入や車検、運転免許の取得など、お車に関
する資金にご利用いただけます。
高等学校以上の就学に必要な資金(入学金・授業料・
下宿代など)にご利用いただけます。
フ
リ
ー
ロ
ー
ン
農 機 ハ ウ ス
ロ
ー
ン
買い物、レジャー・ブライダルなど、生活に必要な一
切の資金にご利用いただけます。
農機具等を取得・整備するために必要な資金としてご
利用いただけます。
カードローン
生活に必要な一切の資金にご利用いただけます。
10 万円以上
300 万円以内
10 万円以上
1,800 万円以内
300 万円以内
(10 万円単位)
住 宅 ロ ー ン
リフォーム
ローン
賃
ロ
貸
住
ー
宅
ン
マイカーローン
10 万円以上
1,000 万円以内
融資期間
3 年~35 年以内
1 年~15 年以内
1 年~30 年以内
6 ヵ月~10 年以内
据置期間は卒業予定日後
6 ヵ月以内・返済期間は
6 ヵ月から 10 年以内
6 ヵ月~5 年以内
1 年~10 年以内
1 年(自動更新)
証書貸付商品一覧
商品名
資
金
使
途
アグリマイティ 地域農業および農村地域の発展に資する事業の設備資金、
ー
資
金 運転資金としてご利用いただけます。
共 済 証 書
担 保 貸 付
一 般 証 書
貸
付
地 域 振 興
事 業 資 金
融資金額
融資期間
事業費の範囲内
20 年以内
(内据置 3 年以内)
JA共済のご契約者を対象とした資金です。ご加入の長期
共済を担保としてご融資します。
共済解約返戻金の 80%以
内か、満期共済金及び払
い込み主契約額の 80%の
いずれか低い額
生活資金等の一切の資金としてご利用いただけます。
個人 20,000 万円以内
団体 30,000 万円以内
農業外事業資金に必要な施設の取得、改良に必要な資金お
よび事業運営に必要な資金としてご利用いただけます。
40,000 万円以内
10 年以内
15 年以内
(内据置 1 年以内)
30 年以内
(内据置 3 年以内)
☆この他、各種資金を取り揃えています。
■為替業務
全国のJA(農協)・信連・農林中金の店舗をはじめ、全国の銀行や信用金庫などの各店舗
と為替網で結び、当JAの窓口を通して全国のどこの金融機関へでも送金や手形・小切手等の
取立てが安全・確実・迅速にできる内国為替をお取り扱いしています。
また、オフィスにいながら資金移動や取引内容の照会が行えるファームバンキングや、イン
ターネットに接続されているパソコンや携帯電話から、残高照会や振込等のサービスがご利用
いただけるインターネットバンキングサービスも行っております。
■国債窓口販売
国債(新窓販国債・個人向け国債)の窓口販売の取扱いをしています。
また、お客様の運用ニーズにお応えするため、個人向け国債も取り扱っています。
- 14 -
− 14 −
■サービス・その他
当JAでは、皆様によりよいサービス、時代に即応したサービスをご提供できるよう全国の
JAがひとつになって作り上げた「新JAオンラインシステム」を利用して、各種自動受け取
り、各種自動支払いや事業主のみなさまのための給与振込サービス、自動集金サービス、口座
振替サービスなどをお取り扱いしています。
また、国債の保護預かり、貸金庫のご利用、全国のJAでの貯金の出し入れや銀行、信用金
庫、コンビニエンス・ストアーなどでも現金引き出しのできるキャッシュサービスなど、いろ
いろなサービスに努めています。
各種サービス
種
類
特
徴
自動支払・自動受取
毎月の公共料金・税金の支払・共済掛金・クレジットカードのご利用などの自動
支払いや給与・年金などの自動受取りが簡単な手続きでご利用になれます。
キャッシュサービス
カード 1 枚で全国の提携金融機関での現金の引出、残高照会ができます。
当JAの ATM コーナーは、平日 8 時 45 分から 18 時まで、土日祝日は 9 時から 17
時までご利用になれます。(土日祝日の営業については、最寄のJA金融窓口に
おたずねください。)
JAカード
JAネットバンク
国内・海外でのお買物がサインひとつでご利用できます。また、不意に現金が必
要になったときキャッシングサービスもでき、大変便利です。
窓口や ATM に行かなくても、ご自宅やお勤め先などのインターネットに接続され
ているパソコン、携帯電話からアクセスするだけ。平日、休日を問わず、残高照
会や振込・振替などの各種サービスがお気軽にご利用いただけます。
各種手数料
【内国為替関連手数料】
種
類
系統金融機関宛
送金手数料
振込手数料
432 円
324 円
540 円
324 円
540 円
108 円
324 円
108 円
216 円
3 万円未満
3 万円以上
3 万円未満
3 万円以上
3 万円未満
3 万円以上
3 万円未満
3 万円以上
文書扱
電信扱
ATM 利用
(電信扱)
インターネットバンキン
グ手数料
種
代金取立手数料
その他諸手数料
系統以外の金融機関宛
648 円
540 円
756 円
648 円
864 円
432 円
648 円
324 円
540 円
類
普 通 扱
(1 通につき)
至 急 扱
(1 通につき)
送金・振込の組戻料(1 件につき)
不渡手形返却料
(1 通につき)
取立手形組戻料
(1 通につき)
取立手形店頭呈示料(1 件につき)
648 円
864 円
648 円
648 円
648 円
648 円
【その他サービスの主な手数料】
種
小
切
手
帳
約
束
手
形
貯 金 残 高 証 明 書
貯金通帳等再発行手数料
融 資 残 高 証 明 書
類
手
(50 枚)
(50 枚)
(1 通)
(1 件)
(1 通)
数 料
432 円
540 円
324 円
540 円
324 円
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− 15 −
□共済事業
JA共済は、JAが行う地域密着型の総合事業の一環として、組合員・利用者の皆様の生
命・傷害・家屋・財産を相互扶助によりトータルに保障しています。事業実施当初から生命
保障と損害保障の両方を実施しており、個人の日常生活のうえで必要とされるさまざまな保
障・ニーズにお応えできます。
JA共済では、生命・建物・自動車などの各種共済による生活総合保障を展開しています。
共済商品一覧
種
終
身
類
共
保障期間
済
養老生命共済
が
ん
共
済
こ ど も 共 済
医
介
療
護
共
共
済
済
建物更生共済
予定利率変動型
年金共済
火 災 共 済
自 動 車 共 済
自 賠 責 共 済
傷 害 共 済
特
徴
働き盛りの間は大きな保証が得られ、保障切れを心配することのな
一 生 涯
い共済
一定期間に大きな保障をするとともに、生活に合わせた満期共済金
5~30 年
を積み立てる共済
悪性新生物または脳腫瘍と診断された場合、その入院、手術等治療
一 生 涯
にかかる費用を補填する共済
お子様の成長に合わせて必要な教育資金や結婚・独立資金の準備に
0~18 歳・22 歳
最適な共済
10 年・~80 歳・終身 入院・手術等を受けたとき保障する共済
一 生 涯
一生涯にわたって、介護の不安に備えるために保障する共済
5 年・10 年
家屋や家財、そこに住む人までを、火災をはじめ地震など自然災害
(最高通算 30 年) の損害を保障する共済
安定した老後を送るため、一定期間または、生涯にわたり年金の受
終 身
け取りができる共済
定 期
掛け捨てタイプのため、少ない掛金で、大きな保障を約束
車両、対人、対物賠償、搭乗者特約など、安い掛金でワイドに保障
すべての自動車に加入が義務づけられています
日常生活から旅行まで、あらゆる場面を少ない掛け金で保障
■JA共済の仕組み
JA共済は、平成 17 年 4 月 1 日から、JAとJA共済連が共同で共済契約をお引き受けし
ています。JAとJA共済連がそれぞれの役割を担い、組合員・利用者のみなさまに密着し
た生活総合保障活動を行っています。
組合員・利用者
の皆さま
JA
+
JA共済連
共済契約
J
A:JA共済の窓口です。
JA共済連:JA共済事業の企画・開発・資産運用業務や支払共済にかかる
準備金の積み立てなどを行っています。
□農業関連事業
■農産販売事業
生産者から消費者へ新鮮で安心・安全な農畜産物をお届けする事業を行っています。
生産者が生産した農畜産物を市場に出荷するほか、当JA管内において生産された米、野
菜、果樹等から特に選りすぐったものを管内 5 カ所の直売所で販売しています。
直売所:道の駅・伊万里ふるさと村、四季の館、松浦の里、四季の里大川、四季ありた
■畜産販売事業
管内では、肥育牛、繁殖牛、養豚、酪農、鶏卵といった安心・安全な畜産物が生産され、そ
- 16 -
− 16 −
の販売のお手伝いをしている事業です。
の販売のお手伝いをしている事業です。
特に肥育牛は、「伊万里産佐賀牛」という佐賀ブランドとして関東、関西市場でも高い評価
特に肥育牛は、「伊万里産佐賀牛」という佐賀ブランドとして関東、関西市場でも高い評価
を受け、国内はもとより、最近では香港への輸出もされており、世界のブランドになりつつあ
を受け、国内はもとより、最近では香港への輸出もされており、世界のブランドになりつつあ
ります。
ります。
■購買事業
■購買事業
営農センター(基幹支所)では、農産物の種、肥料、農薬、農具、園芸資材等を販売してい
営農センター(基幹支所)では、農産物の種、肥料、農薬、農具、園芸資材等を販売してい
ます。米や野菜等を出荷している農家向けの品物だけではなく、家庭菜園向けの品物も取り揃
ます。米や野菜等を出荷している農家向けの品物だけではなく、家庭菜園向けの品物も取り揃
えています。
えています。
営農センター:中部営農センター(中央支所)
営農センター:中部営農センター(中央支所)
北部営農センター(黒川支所)
北部営農センター(黒川支所)
西部営農センター(東山代支所)
西部営農センター(東山代支所) 東部営農センター(大川支所)
東部営農センター(大川支所)
南部営農センター(西有田支所)
南部営農センター(西有田支所)
□営農・生活指導事業
□営農・生活指導事業
■営農指導事業
■営農指導事業
管内の農業は、中山間地域の自然条件を活かして果樹、野菜、米を中心に栽培され、高品質
管内の農業は、中山間地域の自然条件を活かして果樹、野菜、米を中心に栽培され、高品質
で安全、安心な農産物を消費者に届けるため、栽培方法の統一や栽培履歴の記帳、提示など各
で安全、安心な農産物を消費者に届けるため、栽培方法の統一や栽培履歴の記帳、提示など各
生産部会と連携を取りあい生産性の向上に努めています。
生産部会と連携を取りあい生産性の向上に努めています。
特に、特別栽培品の拡大や安心システム認証などエコ農業への取り組みを行い、梨、きんか
特に、特別栽培品の拡大や安心システム認証などエコ農業への取り組みを行い、梨、きんか
ん、キュウリなど全国に誇れるブランド商品化を図っています。
ん、キュウリなど全国に誇れるブランド商品化を図っています。
なお、平成
なお、平成19
19年度から管内
年度から管内55つの営農センターを設けて、尚一層の組合員への指導体制を
つの営農センターを設けて、尚一層の組合員への指導体制を
強化し、地域の特性を活かした農業振興に取り組んでいます。
強化し、地域の特性を活かした農業振興に取り組んでいます。
■生活指導事業
■生活指導事業
健康で心豊かな生きがいある生活を支援するため、高齢者福祉、環境、男女共同参画、次世
健康で心豊かな生きがいある生活を支援するため、高齢者福祉、環境、男女共同参画、次世
代対策、地域文化などの活動をすすめています。また、安全、安心な農畜産物の生産活動をと
代対策、地域文化などの活動をすすめています。また、安全、安心な農畜産物の生産活動をと
おして、次世代に健全な食と農を引き継ぎ、食の大切さを伝えていきます。
おして、次世代に健全な食と農を引き継ぎ、食の大切さを伝えていきます。
生活指導員の基幹支所配置によって、支所活動を基本に、目的別グループの育成や世代別組
生活指導員の基幹支所配置によって、支所活動を基本に、目的別グループの育成や世代別組
織活動の強化につとめ、身近で地域に根ざした女性部活動の企画をすすめます。
織活動の強化につとめ、身近で地域に根ざした女性部活動の企画をすすめます。
□経済事業
□経済事業
■生活経済事業
■生活経済事業
組合員の暮らしと健康を守り、生活に貢献することを基本に、生活環境の変化と組合員ニー
組合員の暮らしと健康を守り、生活に貢献することを基本に、生活環境の変化と組合員ニー
ズに対応した生活購買事業を展開し、基幹支所を拠点に女性部組織の支援強化による身近な生
ズに対応した生活購買事業を展開し、基幹支所を拠点に女性部組織の支援強化による身近な生
活文化活動を積極的にすすめています。
活文化活動を積極的にすすめています。
【JA斎場伊万里・JA斎場有田】
【JA斎場伊万里・JA斎場有田】
平成
平成19
19年度に「JA斎場伊万里第一」、平成
年度に「JA斎場伊万里第一」、平成24
24年度に「JA斎場伊万里第二」がオープン
年度に「JA斎場伊万里第二」がオープン
しました。斎場を拠点とした葬儀から法事・貸衣装まで総合的に組合員のニーズに対応できる
しました。斎場を拠点とした葬儀から法事・貸衣装まで総合的に組合員のニーズに対応できる
事業に取り組みます。
事業に取り組みます。
また、平成
また、平成 22
22 年度にオープンした「JA斎場有田」は、宗旨、宗派を問わず利用でき、小
年度にオープンした「JA斎場有田」は、宗旨、宗派を問わず利用でき、小
規模葬から一般葬まで利用できるホールを備えております。
規模葬から一般葬まで利用できるホールを備えております。
「送る人、送られる人の気持ちになって」を合言葉に「まごころでご奉仕」を基本に年中無
「送る人、送られる人の気持ちになって」を合言葉に「まごころでご奉仕」を基本に年中無
休・24
休・24時間営業で役職員、スタッフ一同お世話させていただきますので、ご利用をよろしくお
時間営業で役職員、スタッフ一同お世話させていただきますので、ご利用をよろしくお
願いします。
願いします。
※
※ お問合せ先
お問合せ先 JA斎場伊万里第一・第二
JA斎場伊万里第一・第二
℡0955-23-5510
℡0955-23-5510
JA斎場有田
℡0955-46-5510
JA斎場有田
℡0955-46-5510
-- 17
17 --
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■店舗事業
管内の直営店舗では、農家組合員のくらしの拠点・地域農産物の販売拠点として店舗ごとの
特徴ある売場づくりをすすめ、利用者に信頼される店舗運営・サービスの向上に取り組んでい
ます。
直営店舗:道の駅・伊万里ふるさと村
JA直営・直売所の紹介
【道の駅・伊万里ふるさと村】
国道 202 号線沿いにあり「道の駅」としても人気があります。野菜や果物、加工品(饅頭
・押し寿司・漬物・ジャム)の販売をしています。また、良質の『伊万里産佐賀牛』『肥前
さくらポーク』『有明鶏』などをお手頃価格で提供できるバーベキューハウス「焼肉の杜」
や上質の霜降り肉の『伊万里産佐賀牛』が味わえるレストラン「るーらる」もあり、休日は
多くの観光客でにぎわいます。
※ お問合せ先
道の駅・伊万里ふるさと村
℡0955-24-2252
【畜産加工販売所】
『佐賀産和牛』を使ったバーベキュー出張サービス(焼肉マン)をはじめ、もつ鍋セットも
取り扱っており冬場はとても人気があります。
※ お問合せ先 畜産加工販売所 ℡0955-24-2292
(2)系統セーフティネット(貯金者保護の取り組み)
当JAの貯金は、JAバンク独自の制度である「破綻未然防止システム」と公的制度であ
る「貯金保険制度(農水産業協同組合貯金保険制度)」との2重のセーフティネットで守ら
れています。
◇「JAバンクシステム」の仕組み
JAバンクは、全国のJA・信連・農林中央金庫(JAバンク会員)で構成するグルー
プの名称です。組合員・利用者の皆さまに、便利で安心な金融機関としてご利用いただけ
るよう、JAバンク会員の総力を結集し、実質的にひとつの金融機関として活動する「J
Aバンクシステム」を運営しています。
「JAバンクシステム」は「破綻未然防止システム」と「一体的事業運営」を2つの柱
としています。
◇「破綻未然防止システム」の機能
「破綻未然防止システム」は、JAバンク全体としての信頼性を確保するための仕組み
です。再編強化法(農林中央金庫及び特定農業協同組合等による信用事業の再編及び強化
に関する法律)に基づき、「JAバンク基本方針」を定め、JAの経営上の問題点の早期
発見・早期改善のため、国の基準よりもさらに厳しいJAバンク独自の自主ルール基準
(達成すべき自己資本比率の水準、体制整備など)を設定しています。
また、JAバンク全体で個々のJAの経営状況をチェックすることにより適切な経営改
善指導を行います。
◇「一体的な事業運営」の実施
良質で高度な金融サービスを提供するため、JAバンクとして商品開発力・提案力の強
化、共同運営システムの利用、全国統一のJAバンクブランドの確立等の一体的な事業運
営の取り組みをしています。
◇貯金保険制度
貯金保険制度とは、農水産業協同組合が貯金などの払い戻しができなくなった場合などに、
貯金者を保護し、また資金決済の確保を図ることによって、信用秩序の維持に資することを
目的とする制度で、銀行、信金、信組、労金などが加入する「預金保険制度」と同様な制度
です。
- 18 -
− 18 −
【経営資料】
Ⅰ 決算の状況
1. 貸借対照表
資産の部
1 信用事業資産
(1)現金
(2)預金
系統預金
系統外預金
(3)有価証券
国債
(4)貸出金
(5)その他の信用事業資産
未収収益
その他の資産
(6)貸倒引当金
2.共済事業資産
(1)共済貸付金
(2)共済未収利息
(3)その他の共済事業資産
(4)貸倒引当金
3.経済事業資産
(1)受取手形
(2)経済事業未収金
(3)経済受託債権
(4)棚卸資産
購買品
その他の棚卸資産
(5)その他の経済事業資産
(6)貸倒引当金
4.雑資産
5.固定資産
(1)有形固定資産
建物
構築物
機械装置
土地
リース資産
その他の有形固定資産
減価償却累計額
(2)無形固定資産
その他の無形固定資産
6.外部出資
(1)外部出資
系統出資
系統外出資
子会社等出資
7.繰延税金資産
資 産 の 部 合 計
26年度
81,804,254
570,814
54,462,180
54,310,855
151,325
4,142,283
4,142,283
22,754,063
143,806
124,105
19,701
△ 268,894
52,521
50,225
505
1,840
△ 48
3,197,211
9,123
2,024,670
461,491
206,312
175,290
31,022
699,839
△ 204,224
86,850
5,316,371
5,305,653
6,591,457
1,034,092
1,867,433
3,568,679
11,385
727,727
27年度
負債の部
84,021,605 1.信用事業負債
544,197 (1)貯金
55,584,990 (2)借入金
55,415,000 (3)その他の信用事業負債
169,990
未払費用
4,945,907
その他の負債
4,945,907 2.共済事業負債
23,177,996 (1)共済借入金
111,973 (2)共済資金
96,217 (3)共済未払利息
15,755 (4)未経過共済付加収入
△ 343,458 (5)その他の共済事業負債
52,204 3.経済事業負債
51,071 (1)経済事業未払金
502 (2)経済受託債務
671 4.設備借入金
△ 39 5.雑負債
2,799,940 (1)未払法人税等
5,733 (2)リース債務
1,753,718 (3)資産除去債務
479,055 (4)その他の負債
234,469 6.諸引当金
204,351 (1)賞与引当金
30,119 (2)退職給付引当金
576,136 (3)役員退職慰労引当金
△ 249,173 7.再評価に係る繰延税金負債
182,922
負 債 の 部 合 計
5,187,594
5,177,863
6,571,451
1,030,380
純資産の部
1,867,403 1.組合員資本
3,558,512 (1)出資金
11,385 (2)資本準備金
723,800 (3)利益剰余金
△ 8,495,120 △ 8,585,067
利益準備金
10,718
9,731
その他利益剰余金
10,718
9,731
特別積立金
当期未処分剰余金
4,218,344 4,221,744
(うち当期剰余金)
4,218,344 4,221,744
3,939,597 3,939,597 (4)処分未済持分
266,797
270,197 2.評価・換算差額等
11,950
11,950 (1)土地再評価差額金
210,169
176,084 純 資 産 の 部 合 計
94,885,721 96,642,092
負債及び純資産の部合計
- 19 -
− 19 −
(単位:千円)
26年度
27年度
86,069,768 88,000,621
85,215,281 86,962,247
295,394
391,778
559,093
646,595
45,586
36,578
513,507
610,017
484,841
477,875
50,225
51,071
193,834
189,834
567
592
238,856
235,179
1,358
1,199
1,204,145 1,227,632
672,786
641,248
531,359
586,384
277,950
89,638
194,435
242,509
2,727
41,634
10,802
9,186
8,902
9,044
172,004
182,646
431,313
271,702
68,940
64,887
335,647
175,516
26,726
31,299
513,302
511,081
89,175,753 90,821,057
26年度
27年度
4,444,753 4,561,647
2,466,974 2,452,596
102
102
1,986,204 2,124,374
988,700 1,008,700
997,504 1,115,674
821,117
891,117
176,387
224,557
99,618
144,490
△ 8,527 △ 15,425
1,265,214 1,259,388
1,265,214 1,259,388
5,709,968 5,821,035
94,885,721 96,642,092
2.損益計算書
科 目
科 目
1.事業総利益
1.事業総利益
(1)信用事業収益
(1)信用事業収益
資金運用収益
資金運用収益
(うち預金利息)
(うち預金利息)
(うち有価証券利息)
(うち有価証券利息)
(うち貸出金利息)
(うち貸出金利息)
(うちその他受入利息)
(うちその他受入利息)
役務取引等収益
役務取引等収益
その他経常収益
その他経常収益
(2)信用事業費用
(2)信用事業費用
資金調達費用
資金調達費用
(うち貯金利息)
(うち貯金利息)
(うち給付補填備金繰入)
(うち給付補填備金繰入)
(うち借入金利息)
(うち借入金利息)
(うちその他支払利息)
(うちその他支払利息)
役務取引等費用
役務取引等費用
その他経常費用
その他経常費用
(うち貸倒引当金繰入額)
(うち貸倒引当金繰入額)
信用事業総利益
信用事業総利益
(3)共済事業収益
(3)共済事業収益
共済付加収入
共済付加収入
共済貸付金利息
共済貸付金利息
その他の収益
その他の収益
(4)共済事業費用
(4)共済事業費用
共済借入金利息
共済借入金利息
共済推進費
共済推進費
その他の費用
その他の費用
(うち貸倒引当金繰入額)
(うち貸倒引当金繰入額)
(うち貸倒引当金戻入益)
(うち貸倒引当金戻入益)
共済事業総利益
共済事業総利益
(5)購買事業収益
(5)購買事業収益
購買品供給高
購買品供給高
修理サービス料
修理サービス料
その他の収益
その他の収益
(6)購買事業費用
(6)購買事業費用
購買品供給原価
購買品供給原価
修理サービス費
修理サービス費
その他の費用
その他の費用
(うち貸倒引当金繰入額)
(うち貸倒引当金繰入額)
(うち貸倒引当金戻入益)
(うち貸倒引当金戻入益)
購買事業総利益
購買事業総利益
(7)販売事業収益
(7)販売事業収益
販売手数料
販売手数料
その他の収益
その他の収益
(8)販売事業費用
(8)販売事業費用
その他の費用
その他の費用
(うち貸倒引当金繰入額)
(うち貸倒引当金繰入額)
(うち貸倒引当金戻入益)
(うち貸倒引当金戻入益)
販売事業総利益
販売事業総利益
平成26年度
2,160,971
2,160,971
883,970
883,970
815,653
815,653
(293,567)
(293,567)
(54,625)
(54,625)
(467,298)
(467,298)
(164)
(164)
28,554
28,554
39,763
39,763
392,389
392,389
89,885
89,885
(71,661)
(71,661)
(8,700)
(8,700)
(309)
(309)
(9,214)
(9,214)
15,594
15,594
286,909
286,909
(87,365)
(87,365)
491,582
491,582
737,267
737,267
710,701
710,701
1,413
1,413
25,154
25,154
65,191
65,191
1,415
1,415
17,188
17,188
46,588
46,588
(18)
(18)
-672,077
672,077
5,716,354
5,716,354
5,602,377
5,602,377
18,140
18,140
95,836
95,836
5,163,556
5,163,556
5,022,054
5,022,054
1,785
1,785
139,716
139,716
-(△2,067)
(△2,067)
552,798
552,798
220,298
220,298
154,806
154,806
65,493
65,493
57,859
57,859
57,859
57,859
(2,513)
(2,513)
-162,440
162,440
平成27年度
科 目
2,193,246 (9)農業倉庫事業収益
906,430 (10)農業倉庫事業費用
818,070 農業倉庫事業総利益
(314,079) (11)加工事業収益
(63,408) (12)加工事業費用
(440,433) 加工事業総利益
(149) (13)利用事業収益
31,137 (14)利用事業費用
57,224 利用事業総利益
利用事業総利益
377,378 (15)その他事業収益
82,917 (16)その他事業費用
(72,303) その他事業総利益
その他事業総利益
(7,774) (17)指導事業収入
(365) (18)指導事業支出
(2,474) 指導事業収支差額
16,533
16,533 2.事業管理費
2.事業管理費
277,929
277,929 (1)人件費
(1)人件費
(76,122)
(2)業務費
(76,122) (2)業務費
529,052
529,052 (3)諸税負担金
(3)諸税負担金
731,763
731,763 (4)施設費
(4)施設費
691,723
691,723 (5)その他事業管理費
(5)その他事業管理費
1,244
1,244 事業利益
事業利益
38,796
3.事業外収益
38,796 3.事業外収益
62,633
62,633 (1)受取雑利息
(1)受取雑利息
1,272
1,272 (2)受取出資配当金
(2)受取出資配当金
16,996
16,996 (3)賃貸料
(3)賃貸料
44,365
44,365 (4)償却債権取立益
(4)償却債権取立益
-- (5)雑収入
(5)雑収入
(△9)
(△9) 4.事業外費用
4.事業外費用
669,130
669,130 (1)寄付金
(1)寄付金
5,272,555
5,272,555 (2)雑損失
(2)雑損失
5,169,379
5,169,379 経常利益
経常利益
19,030
19,030 5.特別利益
5.特別利益
84,146
84,146 (1)一般補助金
(1)一般補助金
4,761,652
4,761,652 6.特別損失
6.特別損失
4,581,063
4,581,063 (1)固定資産処分損
(1)固定資産処分損
1,874
1,874 (2)固定資産圧縮損
(2)固定資産圧縮損
178,716
178,716 (3)減損損失
(3)減損損失
(49,300)
税引前当期利益
(49,300) 税引前当期利益
-- 法人税、住民税及び事業税
法人税、住民税及び事業税
510,903
510,903 法人税等調整額
法人税等調整額
235,898
235,898 法人税等合計
法人税等合計
166,515
166,515 当期剰余金
当期剰余金
69,383
当期首繰越剰余金
69,383 当期首繰越剰余金
47,008
47,008 土地再評価差額金取崩額
土地再評価差額金取崩額
47,008
47,008 当期未処分剰余金
当期未処分剰余金
-(△3,917)
(△3,917)
188,890
188,890
- 20 -
− 20 −
(単位:千円)
平成26年度 平成27年度
平成27年度
28,494
26,156
17,819
18,030
8,337
10,464
591,216
675,974
558,090
625,355
33,127
50,619
811,747
771,706
528,358
497,813
283,389
273,893
9,912
9,357
7,498
6,054
2,414
3,304
27,197
26,095
72,388
69,103
△ 45,192 △
△ 43,008
43,008
2,075,253
2,039,017
2,075,253 2,039,017
1,559,728
1,540,205
1,559,728 1,540,205
129,223
127,796
129,223
127,796
81,205
78,290
81,205
78,290
277,675
268,154
277,675
268,154
27,422
24,572
27,422
24,572
85,718
154,230
85,718
154,230
110,357
105,098
110,357
105,098
61
61
11
46,556
47,245
46,556
47,245
41,505
40,820
41,505
40,820
573
952
573
952
21,663
16,080
21,663
16,080
26,926
22,886
26,926
22,886
773
624
773
624
26,153
22,262
26,153
22,262
169,149
236,441
169,149
236,441
13,333
13,333
-13,333
13,333
-18,643
18,312
18,643
18,312
77
9,873
77
9,873
13,333
13,333
-5,233
8,440
5,233
8,440
163,840
218,129
163,840
218,129
13,153
41,775
13,153
41,775
51,069
31,864
51,069
31,864
64,222
73,639
64,222
73,639
99,618
144,490
99,618
144,490
73,193
74,240
73,193
74,240
3,576
5,827
3,576
5,827
176,387
224,557
176,387
224,557
3.注記表
(26 年度)
第1.重要な会計方針に係る事項に関する注記
1.有価証券(株式形態の外部出資を含む)の評価基準及び評価方法
有価証券の評価基準及び評価方法は、「金融商品に係る会計基準の設定に関する意見書」(平成
11 年 1 月 22 日企業会計審議会)に基づき、有価証券の保有目的区分ごとに次のとおり行ってい
る。
(1) 満期保有目的の債券:償却原価法(定額法による)
(2) 子会社株式
:移動平均法による原価法
(3) その他有価証券
①時価のないもの :移動平均法による原価法
2.棚卸資産の評価基準及び評価方法
(1) 購 買 品 ……………… 売価還元法による原価法
(収益性の低下による簿価切下げの方法)
(2) その他の棚卸資産………… 最終仕入原価法による原価法
(収益性の低下による簿価切下げの方法)
3.固定資産の減価償却方法
(1) 有形固定資産(リース資産を除く)
定率法(ただし、平成 10 年4月1日以降に取得した建物(建物附属設備を除く)は定額法)
を採用している。
なお、耐用年数及び残存価額については、法人税法に規定する方法と同一の基準によっている。
(2) 無形固定資産
定額法を採用している。
なお、自社利用ソフトウェアについては、当JAにおける利用可能期間(5年)に基づく定額
法を採用している。
4.引当金の計上基準
(1) 貸倒引当金
貸倒引当金は、予め定めている資産査定要領、経理規程及び資産の引当・償却基準に則り、次
のとおり計上している。
① 破産、特別清算等法的に経営破綻の事実が発生している債務者(破綻先)に係る債権及びそ
れと同等の状況にある債務者(実質破綻先)に係る債権については、債権額から、担保の処分可
能見込額及び保証による回収可能見込額を控除し、その残額を計上している。
② 現在は経営破綻の状況にないが、今後経営破綻に陥る可能性が大きいと認められる債務者
(破綻懸念先)に係る債権については、債権額から担保の処分可能見込額及び保証による回収が
可能と認められる額を控除し、その残額のうち、債務者の支払能力を総合的に判断して必要と認
められる額を計上している。
なお、破綻懸念先に対する債権のうち、債権の元本の回収に係るキャッシュ・フローを合理的
に見積もることができる債権については、当該キャッシュ・フローと債権の帳簿価額から担保の
処分可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除した残額との差額を計上している。
③ 上記以外の債権については、貸倒実績率で算定した金額に基づき計上している。
すべての債権は、資産査定要領に基づき、融資担当部署等が資産査定を実施し、当該部署から
独立した内部監査部署が査定結果を監査しており、その査定結果に基づいて上記の引当を行って
いる。
(2) 賞与引当金
賞与引当金は、職員に対して支給する賞与の支出に充てるため、支給見込額のうち当期負担分
を計上している。
(3) 退職給付引当金
退職給付引当金は、職員の退職給付に備えるため、当期末における退職給付債務及び年金資産
の見込額に基づき、当期に発生していると認められる額を計上している。
①退職給付見込額の期間帰属方法
退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当期までの期間に帰属させる方法については、
期間定額基準によっている。
②数理計算上の差異の処理方法
数理計算上の差異については、各期の発生時における職員の平均残存勤務期間以内の一定年数
(10 年)による定額法により按分した額を、それぞれ発生年度から費用処理することとしている。
- 21 -
− 21 −
(4) 役員退職慰労引当金
役員退職慰労引当金は、役員の退職慰労金の支給に備えて、役員退職慰労金規程に基づく期末
要支給額を計上している。
5.リース取引の処理方法
リース物件の所有権が、借主に移転すると認められるもの以外のファイナンス・リース取引の
うち、会計基準適用初年度開始前に取引を行ったものについては、通常の賃貸借取引に係る方法
に準じた会計処理によっている。
6.消費税及び地方消費税の会計処理の方法
消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式を採用している。
7.決算書類に記載した金額の端数処理の方法
記載金額は、千円未満を四捨五入で表示しており、金額千円未満の科目については「0」で表
示している。
第2.会計方針の変更に関する注記
1.退職給付に関する会計基準等の適用
「退職給付に関する会計基準」(企業会計基準第 26 号 平成 24 年 5 月 17 日。以下、「退職給
付会計基準」という。)及び「退職給付に関する会計基準の適用指針」
(企業会計基準適用指針第
25 号 平成 24 年 5 月 17 日)が平成 26 年4月1日以後開始する事業年度の期首から適用される
ことになったことに伴い、当期よりこれらの会計基準等を適用している。
これに伴い、退職給付債務及び勤務費用の計算方法を見直し、割引率の決定方法について、職
員の平均残存勤務期間に近似した年数に基づく割引率から、退職給付の支払見込期間及び支払見
込期間ごとの金額を反映した単一の加重平均割引率を使用する方法へ変更した。
なお、この変更に伴う期首の利益剰余金並びに損益に与える影響はない。
第3.貸借対照表に関する注記
1.固定資産の圧縮記帳額
平成15年度合併以降、国庫補助金等の受入れにより、有形固定資産の取得価額から控除して
いる圧縮記帳額は 1,706,142 千円であり、その内訳は次のとおりである。
(1)建物
812,771 千円
(2)機械装置
561,323 千円
(3)その他
332,047 千円
2.担保に供されている資産
以下の資産は、為替決済の担保に供している。
(1)定期預金 1,400,000 千円
以下の資産は、当座貸越の担保に供している。
(1)定期預金 1,500,000 千円
3.子会社等に対する金銭債権及び金銭債務の総額
子会社等に対する金銭債権の総額
1,553 千円
子会社等に対する金銭債務の総額
86,618 千円
4.役員との間の取引による役員に対する金銭債権及び金銭債務の総額
理事、監事に対する金銭債権の総額
8,645 千円
理事、監事に対する金銭債務の総額
開示すべき債務はない。
5.貸出金のうち破綻先債権、延滞債権、3カ月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権の額並びに
その合計額
(単位:千円)
区
分
金
額
破 綻 先 債 権 額
75,976
延 滞 債 権 額
1,780,193
3カ月以上延滞債権額
11,909
貸出条件緩和債権額
42,919
合
計
額
1,910,997
(注)上記に掲げた債権額は、貸倒引当金控除前の金額である。
(1) 破綻先債権とは、元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の事由によ
り元本又は利息の取立て又は弁済の見込みがないものとして未収利息を計上しなかった貸出金
(貸倒償却を行った部分を除く。以下「未収利息不計上貸出金」という。)のうち、法人税法
- 22 -
− 22 −
施行令(昭和 40 年政令第 97 号)第 96 条第1項第3号のイからホまでに掲げる事由又は同項
第4号に規定する事由が生じている貸出金である。
(2) 延滞債権とは、未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経営再建又は支援
を図ることを目的として利息の支払を猶予した貸出金以外の貸出金である。
(3) 3カ月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上遅延して
いる貸出金で破綻先債権及び延滞債権に該当しないものである。
(4) 貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、
利息の支払い猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取決めを行った貸
出金で破綻先債権、延滞債権及び3カ月以上延滞債権に該当しないものである。
6.当座貸越契約等に係る融資未実行残高
当座貸越契約及びカードローン契約は、顧客からの融資実行の申し出を受けた場合に、契約上
規定された条件について違反がない限り、一定の限度額まで資金を貸付けることを約する契約で
ある。これらの契約に係る融資未実行残高は 1,264,990 千円である。
7.土地の再評価に関する法律に基づく再評価を行った場合の同法第 3 条第 3 項に規定する再評
価の方法及び同法第 10 条に規定する差額
「土地の再評価に関する法律」(平成 10 年3月 31 日公布法律第 34 号)及び「土地の再評価に
関する法律の一部を改正する法律」
(平成 11 年3月 31 日公布法律第 24 号)に基づき、事業用の
土地の再評価を行い、再評価差額については、当該再評価差額に係る税金相当額を「再評価に係
る繰延税金負債」として負債の部に計上し、これを控除した金額を「土地再評価差額金」として
純資産の部に計上している。
●再評価を行った年月日
平成 11 年 3 月 31 日
●再評価を行った土地の期末における時価の合計額が再評価後の帳簿価額の合計額を下回る金
額
377,062 千円
●同法律第3条3項に定める再評価の方法
土地の再評価に関する法律施行令(平成 10 年3月 31 日公布政令第 119 号)第2条第3号に
定める、当該事業用土地について地方税法第 341 条第 10 号の土地課税台帳又は同条第 11 号
の土地補充課税台帳に登録されている価格(固定資産税評価額)に合理的な調整を行って算
出した。
第4.損益計算書に関する注記
1.子会社等との取引高
(1) 子会社等との取引による収益総額
うち事業取引高
うち事業取引以外の取引高
(2) 子会社等との取引による費用総額
うち事業取引高
うち事業取引以外の取引高
192,385 千円
192,385 千円
開示すべき収益はない。
45,685 千円
45,685 千円
開示すべき費用はない。
2.減損損失の計上について
(1)グルーピングの方法と共用資産の概要
①グルーピングは、原則として経営管理計数が把握可能な支所を単位としている。
ただし、支所の営農販売・営農指導にかかる施設は支所に含めず共用資産とし、A コープ・
給油所・農機具センター・食材センター・プロパンセンター・斎場については単独でグルーピ
ングを行なっている。
②次のものについては共用資産と位置づけ、JA全体として減損状況を検証している。
(本所、農業倉庫、共乾、園芸流通センター、直売所、選果場・集荷場、育苗センター、茶工
場、資材農薬倉庫、堆肥舎、婦人の家、加工所等)
(2)減損損失を認識した資産または資産グループ
①当該資産または資産グループの概要
当期に減損を計上した固定資産は、以下のとおりである。
場
所
用
途
種
類
備
考
伊万里市新天町
営業用店舗
土地及び建物ほか
中央給油所
②減損損失を認識するに至った経緯
過去2年間の事業利益がマイナスで、簿価と割引前キャッシュフローを比較し、簿価よりも低
い場合は、使用価値と正味売却価額を比較し高い方を回収可能額とし簿価と比較した。簿価を
下回る部分を減損損失額とした。
③減損損失の金額及び主な固定資産の種類ごとの当該金額の内訳
- 23 -
− 23 −
②減損損失を認識するに至った経緯
過去2年間の事業利益がマイナスで、簿価と割引前キャッシュフローを比較し、簿価よりも低
い場合は、使用価値と正味売却価額を比較し高い方を回収可能額とし簿価と比較した。簿価を
下回る部分を減損損失額とした。
③減損損失の金額及び主な固定資産の種類ごとの当該金額の内訳
(単位:千円)
- 23 項 目
建 物
建物付属設備
構築物
機 械
金 額
192
22
79
項 目
車両運搬具
器具備品
土 地
合 計
金 額
4,940
5,233
④回収可能額は正味売却価額を採用しており、その評価額は、固定資産税評価額をもとに算出し
ている。
第5.金融商品に関する注記
1.金融商品の状況に関する事項
(1) 金融商品に対する取組方針
当組合は農家組合員や地域から預かった貯金を原資に、農家組合員や地域内の企業や団体など
へ貸付け、残った余裕金を佐賀県信用農業協同組合連合会へ預けているほか、国債による運用を
行っている。
(2) 金融商品の内容及びそのリスク
当組合が保有する金融資産は、主として当組合管内の組合員等に対する貸出金及び有価証券で
あり、貸出金は、組合員等の契約不履行によってもたらされる信用リスクにさらされている。
また、有価証券はすべて国債であり、満期保有目的の債券として保有している。これらは発行
体の信用リスク、金利の変動リスク及び市場価格の変動リスクにさらされている。
営業債権である経済事業未収金は、組合員等の信用リスクにさらされている。
(3) 金融商品に係るリスク管理体制
① 信用リスクの管理
当組合は、個別の重要案件又は大口案件については理事会において対応方針を決定している。
また、通常の貸出取引については、本所企画管理課に融資審査部署を設置し各支所との連携を図
りながら、与信審査を行っている。審査にあたっては、取引先のキャッシュ・フローなどにより
償還能力の評価を行うとともに、担保評価基準など厳格な審査基準を設けて、与信判定を行って
いる。貸出取引において資産の健全性の維持・向上を図るため、資産の自己査定を厳正に行って
いる。不良債権については管理・回収方針を作成・実践し、資産の健全化に取り組んでいる。ま
た、資産自己査定の結果、貸倒引当金については「資産の引当・償却基準」に基づき必要額を計
上し、資産及び財務の健全化に努めている。
② 市場リスクの管理
当組合では、金利リスク、価格変動リスクなどの市場性リスクを的確にコントロールすること
により、収益化及び財務の安定化を図っている。このため、財務の健全性維持と収益力強化との
バランスを重視したALMを基本に、金融情勢の変化に機敏に対応できる柔軟な財務構造の構築
に努めている。
とりわけ、有価証券運用については、市場動向や経済見通しなどの投資環境分析及び当組合の
保有有価証券ポートフォリオの状況やALMなどを考慮し、理事会において運用方針を定めると
ともに、経営層で構成するALM委員会を定期的に開催して、日常的な情報交換及び意思決定を
行っている。運用部門は、理事会で決定した運用方針及びALM委員会で決定された方針などに
基づき、運用を行っている。
市場リスクに係る定量的情報
(トレーディング目的以外の金融商品)
当組合で保有している金融商品はすべてトレーディング目的以外の金融商品である。当組合に
おいて、主要なリスク変数である金利リスクの影響を受ける主たる金融商品は、預金、貸出金、
有価証券のうち満期保有目的に分類している債券、貯金及び借入金である。
当組合では、これらの金融資産及び金融負債について、期末後1年程度の金利の合理的な予想
変動幅を用いた経済価値の変動額を、金利の変動リスクの管理にあたっての定量的分析に利用し
ている。
金利以外のすべてのリスク変数が一定であると仮定し、当期末現在、指標となる金利が 0.3%
上昇したものと想定した場合には、経済価値が 76,649 千円減少するものと把握している。
当該変動額は、金利を除くリスク変数が一定の場合を前提としており、金利とその他のリスク
変数の相関を考慮していない。
また、金利の合理的な予想変動幅を超える変動が生じた場合には、算定額を超える影響が生じ
る可能性がある。
③ 資金調達に係る流動性リスクの管理
当組合では、資金繰りリスクについては、運用・調達について資金計画を作成し、安定的な流
動性の確保に努めている。
また、市場流動性リスクについては、投資判断を行う上での重要な要素と位置付け、商品ごと
に異なる流動性(換金性)を把握したうえで、運用方針などの策定の際に検討を行っている。
- 24 -
− 24 −
(4) 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価(時価に代わるものを含む)には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格が
ない場合には合理的に算定された価額(これに準ずる価額を含む)が含まれている。当該価額の
算定においては一定の前提条件等を採用しているため、異なる前提条件等によった場合、当該価
額が異なることもある。
2.金融商品の時価等に関する事項
(1) 金融商品の貸借対照表計上額及び時価等
当期末における貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額は、次のとおりである。
なお、時価を把握することが極めて困難と認められるものについては、次表には含めず(3)に
記載している。
(単位:千円)
貸借対照表
時価
差額
計上額
預金
54,462,180 54,413,148
△49,032
有価証券
満期保有目的の債券
4,142,283
4,457,253
314,969
貸出金
22,754,063
貸倒引当金(*1)
△268,894
貸倒引当金控除後
22,485,170 23,584,943 1,099,774
経済事業未収金
2,024,670
貸倒引当金(*2)
△179,349
貸倒引当金控除後
1,845,321
1,845,321
―
資産計
82,934,954 84,271,743 1,365,711
貯金
85,215,281 85,204,218
△11,063
借入金(*3)
623,568
637,942
14,373
経済事業未払金
672,786
672,786
―
負債計
86,511,635 86,514,946
3,310
(*1) 貸出金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除している。
(*2) 経済事業未収金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除している。
(*3) 借入金には、共済借入金 50,225 千円及び設備借入金 277,950 千円を含めている。
(2) 金融商品の時価の算定方法
【資産】
① 預金
満期のない預金については、時価と帳簿価額が近似していることから、当該帳簿価額によって
いる。満期のある預金については、期間に基づく区分ごとに、リスクフリーレートである円Li
bor・スワップレートで割り引いた現在価値を時価に代わる金額として算定している。
② 有価証券及び外部出資
債券は取引金融機関等から提示された価格によっている。
③ 貸出金
貸出金のうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映するため、貸出先の信用状態
が実行後大きく異なっていない限り、時価は帳簿価額と近似していることから当該帳簿価額によ
っている。
一方、固定金利によるものは、貸出金の種類及び期間に基づく区分ごとに、元利金の合計額を
リスクフリーレートである円Libor・スワップレートで割り引いた額から貸倒引当金を控除
して時価に代わる金額として算定している。
なお、分割実行案件で未実行額がある場合には、未実行額も含めた元利金の合計額をリスクフ
リーレートである円Libor・スワップレートで割り引いた額に、帳簿価額に未実行額を加え
た額に対する帳簿価額の割合を乗じ、貸倒引当金を控除した額を時価に代わる金額として算定し
ている。
また、延滞の生じている債権・期限の利益を喪失した債権等について、帳簿価額から貸倒引当
金を控除した額を時価に代わる金額としている。
④ 経済事業未収金
経済事業未収金については短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、
当該帳簿価額によっている。
また、延滞の生じている債権・期限の利益を喪失した債権等について、帳簿価額から貸倒引当
金を控除した額を時価に代わる金額としている。
【負債】
① 貯金
要求払貯金については、決算日に要求された場合の支払額(帳簿価額)を時価とみなしている。
- 25 -
− 25 −
また、定期性貯金については、期間に基づく区分ごとに、将来のキャッシュ・フローをリスクフ
リーレートである円Libor・スワップレートで割り引いた現在価値を時価に代わる金額とし
て算定している。
② 借入金及び設備借入金
借入金は、すべて固定金利であり、一定の期間ごとに区分した当該借入金の元利金の合計額を
リスクフリーレートである円Libor・スワップレートで割り引いた現在価値を時価に代わる
金額として算定している。
③ 経済事業未払金
経済事業未払金については短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、
帳簿価額によっている。
(3) 時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品は次のとおりであり、これらは(1)
の金融商品の時価情報には含まれていない。
(単位:千円)
貸借対照表計上額
外部出資(*1)
4,218,344
合計
4,218,344
(*1)外部出資のうち、市場価格のある株式以外のものについては、時価を把握することが極め
て困難であると認められるため、時価開示の対象とはしていない。
(4) 金銭債権及び満期のある有価証券の決算日後の償還予定額
1 年以内
預金
有価証券
満期保有目的の債券
貸出金(*1,2,3)
経済事業未収金(*4)
合計
1 年超
2 年以内
2 年超
3 年以内
(単位:千円)
4 年超
5 年超
5 年以内
3 年超
4 年以内
54,462,180
5,002,009
1,701,490
61,165,679
3,978,117
9,479
3,987,596
1,160,588 1,021,337
12,028
3,153
1,172,616 1,024,490
870,609
3,729
874,338
4,140,000
10,368,461
55,590
14,564,051
(*1)貸出金のうち、当座貸越 911,133 千円については「1 年以内」に含めている
(*2)貸出金のうち、3 カ月以上延滞債権及び期限の利益を喪失した債権等 347,993 千円は償還の予定が見込
まれないため、含めていない。
(*3)貸出金の分割実行案件のうち、貸付決定金額の一部実行案件 4,950 千円は償還日が特定できないため、
含めていない。
(*4)経済事業未収金のうち、延滞の生じている債権・期限の利益を喪失した債権等 239,201 千円は償還の
予定が見込まれないため、含めていない。
(5) 借入金及びその他の有利子負債の決算日後の返済予定額
貯金(*1)
借入金(*2)
合計
1 年超
2 年超
1 年以内
2 年以内
3 年以内
75,326,591 3,782,638 4,875,269
141,889
174,617
66,334
75,468,480 3,957,255 4,941,603
3 年超
4 年以内
848,639
64,738
913,377
(単位:千円)
4 年超
5 年以内 5 年超
380,950
1,194
47,910 128,080
428,860 129,274
(*1)貯金のうち、要求払貯金については「1 年以内」に含めて開示している。
(*2)借入金には、共済借入金 50,225 千円及び設備借入金 277,950 千円を含めている。
第6.有価証券に関する注記
1.有価証券の時価・評価差額に関する事項
有価証券の時価及び評価差額に関する事項は次のとおりである。
(1) 満期保有目的の債券で時価のあるもの
満期保有目的の債券において、種類ごとの貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額について
は、次のとおりである。
(単位:千円)
貸借対照表
時 価
差 額
計上額
時価が貸借対照表計
国債
4,142,283
4,457,253
314,969
上額を超えるもの
合計
4,142,283
4,457,253
314,969
- 26 -
− 26 −
2.当年度中に売却した有価証券
当年度中に売却した満期保有目的の債券はない。
3.当年度中に保有目的区分を変更した有価証券
当年度中において、保有目的が変更となった有価証券はない。
4.当年度中に減損処理を行った有価証券
当年度中において、減損処理を行った有価証券はない。
第7.退職給付に関する注記
1.退職給付に係る注記
(1) 採用している退職給付制度の概要
職員の退職給付に備えるため、職員退職給与規定に基づき、退職一時金制度を採用しており、
同規定に基づき退職給付の全額について全国共済農業協同組合連合会及びりそな銀行との契約に
よる確定給付企業年金制度を採用している。
(2) 退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表
(単位:千円)
項
目
金
額
期首における退職給付債務
2,295,831
勤務費用
95,004
利息費用
35,585
数理計算上の差異の発生額
202,815
退職給付の支払額
△163,963
期末における退職給付債務
2,465,272
(3)年金資産の期首残高と期末残高の調整表
項
目
期首における年金資産
期待運用収益
数理計算上の差異の発生額
確定給付企業年金制度への拠出金
退職給付の支払額
期末における年金資産
金
(単位:千円)
額
1,797,810
26,967
126,119
279,452
△163,963
2,066,386
(4)退職給付債務及び年金資産の期末残高と貸借対照表に計上された退職給付当金の調整表
(単位:千円)
項
目
金
額
退職給付債務
2,465,272
確定給付企業年金制度
△2,066,386
未積立退職給付債務
398,886
未認識数理計算上の差異
△63,240
貸借対照表計上額純額
335,647
退職給付引当金
335,647
(5)退職給付費用及びその内訳項目の金額
(単位:千円)
額
勤務費用
95,004
利息費用
35,585
期待運用収益
△26,967
数理計算上の差異の費用処理額
18,831
合 計
122,454
退職給付費用については、出向者分は出向先から直接支出しているため、上記金額と当該科目
の金額に差異(2,255 千円)が生じている。
項
目
金
(6)年金資産の主な内訳
年金資産合計に対する主な分類ごとの比率は、次のとおり。
- 27 -
− 27 −
数理計算上の差異の費用処理額
18,831
合 計
122,454
退職給付費用については、出向者分は出向先から直接支出しているため、上記金額と当該科目
の金額に差異(2,255 千円)が生じている。
(6)年金資産の主な内訳
年金資産合計に対する主な分類ごとの比率は、次のとおり。
項
目
数 値 等
- 27 項
目
数 値 等 43.2%
債券
債券
43.2%
株式
27.9%
株式
27.9%
退職年金共済積立金
27.2%
退職年金共済積立金
27.2%
その他
1.7%
その他合計
1.7%
100.0%
合計
100.0%
(7)長期期待運用収益率の設定方法に関する記載
(7)長期期待運用収益率の設定方法に関する記載
年金資産の長期期待運用収益率を決定するため、現在及び予想される年金資産の配分と年金資
年金資産の長期期待運用収益率を決定するため、現在及び予想される年金資産の配分と年金資
産を構成する多様な資産からの現在及び将来期待される長期の収益率を考慮している。
産を構成する多様な資産からの現在及び将来期待される長期の収益率を考慮している。
(8)割引率その他の数理計算上の計算基礎に関する事項
(8)割引率その他の数理計算上の計算基礎に関する事項
項
目
数 値 等
目
数 値 等 0.56%
割引率 項
割引率
0.56%
長期期待運用収益率
1.50%
長期期待運用収益率
1.50%
2.厚生年金保険制度及び農林漁業団体職員共済組合制度の統合を図るための農林漁業団体職員
2.厚生年金保険制度及び農林漁業団体職員共済組合制度の統合を図るための農林漁業団体職員
共済組合法等を廃止する等の法律附則第 57 条に基づき存続組合から将来見込額として示された特
共済組合法等を廃止する等の法律附則第
57 条に基づき存続組合から将来見込額として示された特
例業務負担金の金額
例業務負担金の金額
人件費(うち法定福利費)には、厚生年金保険制度及び農林漁業団体職員共済組合制度の統合
人件費(うち法定福利費)には、厚生年金保険制度及び農林漁業団体職員共済組合制度の統合
を図るための農林漁業団体共済組合法等を廃止する等の法律附則第
57 条に基づき、旧農林共済
を図るための農林漁業団体共済組合法等を廃止する等の法律附則第
57 条に基づき、旧農林共済
組合(存続組合)が行う特例年金等の業務に要する費用に充てるため拠出した特例業務負担金
組合(存続組合)が行う特例年金等の業務に要する費用に充てるため拠出した特例業務負担金
23,073 千円を含めて計上している。
23,073
千円を含めて計上している。
なお、同組合より示された平成
27 年 3 月現在における平成 44 年 3 月までの特例業務負担金の
なお、同組合より示された平成
27 年 3 月現在における平成 44 年 3 月までの特例業務負担金の
将来見込額は、337,488 千円となっている。
将来見込額は、337,488 千円となっている。
第8.税効果会計に関する注記
第8.税効果会計に関する注記
1.繰延税金資産及び繰延税金負債の内訳
1.繰延税金資産及び繰延税金負債の内訳
(単位:千円)
項
目
金
額 (単位:千円)
目
金
額
繰延税金資産 項
繰延税金資産
貸倒引当金超過額
107,291
貸倒引当金超過額
107,291
退職給付引当金超過額
92,639
退職給付引当金超過額
92,639
賞与引当金超過額
19,027
賞与引当金超過額
19,027
減価償却限度超過額
8,391
減価償却限度超過額
8,391
減損会計による償却超過額
9,795
減損会計による償却超過額
9,795
未収収益否認額
60,003
未収収益否認額
60,003
役員退職慰労引当金超過額
7,376
役員退職慰労引当金超過額
7,376
その他
7,905
その他
7,905
繰延税金資産小計
312,428
繰延税金資産小計
312,428
評価性引当額
△101,464
評価性引当額
△101,464
繰延税金資産合計(A)
210,964
繰延税金資産合計(A)
210,964
繰延税金負債
繰延税金負債
資産除去債務に関する繰延税金負債
△794
資産除去債務に関する繰延税金負債
△794
繰延税金負債合計(B)
△794
繰延税金負債合計(B)
△794
繰延税金資産の純額(A)+(B)
210,169
繰延税金資産の純額(A)+(B)
210,169
2.法定実効税率と法人税等負担率との差異の主な原因
2.法定実効税率と法人税等負担率との差異の主な原因
(単位:%)
(単位:%)
法定実効税率
27.6
法定実効税率
27.6
(調整)
(調整)
交際費等永久に損金に算入されない項目
4.4
交際費等永久に損金に算入されない項目
受取配当金等永久に益金に算入されない項目
△ 4.4
3.6
受取配当金等永久に益金に算入されない項目
△ 3.6
住民税均等割等
1.7
住民税均等割等
1.7
評価性引当額の増減
4.5
評価性引当額の増減
4.5
その他
4.6
その他
4.6
税効果会計適用後の法人税等の負担率
39.2
税効果会計適用後の法人税等の負担率
39.2
− 28 −
- 28 - 28 -
(27 年度)
第1.重要な会計方針に係る事項に関する注記
1.有価証券(株式形態の外部出資を含む)の評価基準及び評価方法
有価証券の評価基準及び評価方法は、「金融商品に係る会計基準の設定に関する意見書」
(平成 11 年 1 月 22 日企業会計審議会)に基づき、有価証券の保有目的区分ごとに次のとおり
行っている。
(1) 満期保有目的の債券 :償却原価法(定額法による)
(2) 子会社株式
:移動平均法による原価法
(3)その他有価証券
時価のないもの
:移動平均法による原価法
2.棚卸資産の評価基準及び評価方法
(1) 購 買 品 ……………… 売価還元法による原価法
(収益性の低下による簿価切下げの方法)
(2) その他の棚卸資産………… 最終仕入原価法による原価法
(収益性の低下による簿価切下げの方法)
3.固定資産の減価償却方法
(1) 有形固定資産(リース資産を除く)
定率法(ただし、平成 10 年4月1日以降に取得した建物(建物附属設備を除く)は定額
法)を採用している。
なお、耐用年数及び残存価額については、法人税法に規定する方法と同一の基準によっている。
(2) 無形固定資産
定額法を採用している。
4.引当金の計上基準
(1) 貸倒引当金
貸倒引当金は、予め定めている資産査定要領、経理規程及び資産の引当・償却基準に則り、
次のとおり計上している。
① 破産、特別清算等法的に経営破綻の事実が発生している債務者(破綻先)に係る債権及びそ
れと同等の状況にある債務者(実質破綻先)に係る債権については、債権額から、担保の処分
可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除し、その残額を計上している。
② 現在は経営破綻の状況にないが、今後経営破綻に陥る可能性が大きいと認められる債務者
(破綻懸念先)に係る債権については、債権額から担保の処分可能見込額及び保証による回収
が可能と認められる額を控除し、その残額のうち、債務者の支払能力を総合的に判断して必要
と認められる額を計上している。
なお、破綻懸念先に対する債権のうち、債権の元本の回収に係るキャッシュ・フローを合理的
に見積もることができる債権については、当該キャッシュ・フローと債権の帳簿価額から担保
の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除した残額との差額を計上している。
③ 上記以外の債権については、貸倒実績率で算定した金額に基づき計上している。
すべての債権は、資産査定要領に基づき、対象資産を直接に管理、担当している部署が1次
査定を、企画管理部署が2次査定を実施し、当該部署から独立した内部監査部署が査定結果を
監査しており、その査定結果に基づいて上記の引当を行っている。
(2) 賞与引当金
賞与引当金は、職員に対して支給する賞与の支出に充てるため、支給見込額のうち当期負担
分を計上している。
- 29 -
− 29 −
(3) 退職給付引当金
退職給付引当金は、職員の退職給付に備えるため、当期末における退職給付債務及び年金資
産の見込額に基づき、当期に発生していると認められる額を計上している。
①退職給付見込額の期間帰属方法
退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当期までの期間に帰属させる方法について
は、期間定額基準によっている。
② 数理計算上の差異の処理方法
数理計算上の差異については、各期の発生時における職員の平均残存勤務期間以内の一定年
数(10 年)による定額法により按分した額を、それぞれ発生年度から費用処理することとして
いる。
(4) 役員退職慰労引当金
役員退職慰労引当金は、役員の退職慰労金の支給に備えて、役員退職慰労金規程に基づく期
末要支給額を計上している。
5.リース取引の処理方法
リース物件の所有権が、借主に移転すると認められるもの以外のファイナンス・リース取引
のうち、会計基準適用初年度開始前に取引を行ったものについては、通常の賃貸借取引に係る
方法に準じた会計処理によっている。
6.消費税及び地方消費税の会計処理の方法
消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式を採用している。
7.決算書類に記載した金額の端数処理の方法
記載金額は、千円未満を四捨五入で表示しており、金額千円未満の科目については「0」で
表示している。
第2.貸借対照表に関する注記
1.固定資産の圧縮記帳額
平成15年度合併以降、国庫補助金等の受入れにより、有形固定資産の取得価額から控除し
ている。
圧縮記帳額は 1,693,832 千円であり、その内訳は次のとおりである。
(1)建物
812,771 千円
(2)機械装置
549,014 千円
(3)その他
332,047 千円
2.担保に供されている資産
以下の資産は、為替決済の担保に供している。
(1)定期預金 1,400,000 千円
以下の資産は、当座貸越の担保に供している。
(1)定期預金 1,500,000 千円
3.子会社等に対する金銭債権及び金銭債務の総額
子会社等に対する金銭債権の総額
1,735 千円
子会社等に対する金銭債務の総額
99,744 千円
4.役員との間の取引による役員に対する金銭債権及び金銭債務の総額
理事、監事に対する金銭債権の総額
5,614 千円
理事、監事に対する金銭債務の総額
開示すべき債務はない。
- 30 -
− 30 −
5.貸出金のうち破綻先債権、延滞債権、3カ月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権の額並びに
その合計額
(単位:千円)
区
分
破 綻 先 債 権 額
延 滞 債 権 額
3カ月以上延滞債権額
貸出条件緩和債権額
合
計
額
金
額
50,808
1,530,481
5,322
43,165
1,629,776
(注)上記に掲げた債権額は、貸倒引当金控除前の金額である。
(1) 破綻先債権とは、元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の事由によ
り元本又は利息の取立て又は弁済の見込みがないものとして未収利息を計上しなかった貸出金
(貸倒償却を行った部分を除く。以下「未収利息不計上貸出金」という。)のうち、法人税法
施行令(昭和 40 年政令第 97 号)第 96 条第1項第3号のイからホまでに掲げる事由又は同項
第4号に規定する事由が生じている貸出金である。
(2) 延滞債権とは、未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経営再建又は支援
を図ることを目的として利息の支払を猶予した貸出金以外の貸出金である。
(3) 3カ月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上遅延して
いる貸出金で破綻先債権及び延滞債権に該当しないものである。
(4) 貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、
利息の支払い猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取決めを行った貸
出金で破綻先債権、延滞債権及び3カ月以上延滞債権に該当しないものである。
6.当座貸越契約に係る融資未実行残高
当座貸越契約及びカードローン契約は、顧客からの融資実行の申し出を受けた場合に、契約
上規定された条件について違反がない限り、一定の限度額まで資金を貸付けることを約する契
約である。これらの契約に係る融資未実行残高は 1,168,521 千円である。
7.土地の再評価に関する法律に基づく再評価を行った場合の同法第 3 条第 3 項に規定する再評
価の方法及び同法第 10 条に規定する差額
「土地の再評価に関する法律」(平成 10 年3月 31 日公布法律第 34 号)及び「土地の再評価
に関する法律の一部を改正する法律」(平成 11 年3月 31 日公布法律第 24 号)に基づき、事
業用の土地の再評価を行い、再評価差額については、当該再評価差額に係る税金相当額を「再
評価に係る繰延税金負債」として負債の部に計上し、これを控除した金額を「土地再評価差額
金」として純資産の部に計上している。
●再評価を行った年月日
平成 11 年 3 月 31 日
●再評価を行った土地の期末における時価の合計額が再評価後の帳簿価額の合計額を下回る金額
369,015 千円
●同法律第3条3項に定める再評価の方法
土地の再評価に関する法律施行令(平成 10 年3月 31 日公布政令第 119 号)第2条第3号に
定める、当該事業用土地について地方税法第 341 条第 10 号の土地課税台帳又は同条第 11 号の
土地補充課税台帳に登録されている価格(固定資産税評価額)に合理的な調整を行って算出した。
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− 31 −
第3.損益計算書に関する注記
1.子会社等との取引高の総額
(1) 子会社等との取引による収益総額
うち事業取引高
うち事業取引以外の取引高
(2) 子会社等との取引による費用総額
うち事業取引高
うち事業取引以外の取引高
174,095 千円
174,095 千円
開示すべき収益はない。
40,775 千円
40,775 千円
開示すべき費用はない。
2.減損損失の計上について
(1)グルーピングの方法と共用資産の概要
①グルーピングは、原則として経営管理計数が把握可能な支所を単位としている。
ただし、支所の営農販売・営農指導にかかる施設は支所に含めず共用資産とし、給油所・農機
具センター・食材センター・プロパンセンター・斎場については単独でグルーピングを行なって
いる。
また、業務外固定資産(遊休資産と賃貸固定資産)については各固定資産をグルーピングの最
小単位としている。
②次のものについては共用資産と位置づけ、JA全体として減損状況を検証している。
(本所、農業倉庫、共乾、園芸流通センター、直売所、選果場・集荷場、育苗センター、茶工場、
資材農薬倉庫、堆肥舎、婦人の家、加工所等)
(2)減損損失を認識した資産または資産グループ
①当該資産または資産グループの概要
当期に減損を計上した固定資産は、以下のとおりである。
場
所
用
途
種
類
備
考
伊万里市新天町
営業用店舗
土地及び建物ほか
中央給油所
伊万里市松浦町
遊休資産
土地のみ
旧東部給油所
②減損損失を認識するに至った経緯
過去2年間の事業利益がマイナスで、簿価と割引前キャッシュフローを比較し、簿価よりも低
い場合は、使用価値と正味売却価額を比較し高い方を回収可能額とし簿価と比較した。簿価を下
回る部分を減損損失額とした。
③減損損失の金額及び主な固定資産の種類ごとの当該金額の内訳
(単位:千円)
項 目
建 物
建物付属設備
構築物
機 械
金 額
272
30
89
項 目
車両運搬具
器具備品
土 地
合 計
金 額
8,048
8,440
④回収可能額は正味売却価額を採用しており、その評価額は、固定資産税評価額をもとに算出し
ている。
第4.金融商品に関する注記
1.金融商品の状況に関する事項
(1) 金融商品に対する取組方針
当組合は農家組合員や地域から預かった貯金を原資に、農家組合員や地域内の企業や団体など
へ貸付け、残った余裕金を佐賀県信用農業協同組合連合会へ預けているほか、国債による運用を
行っている。
(2) 金融商品の内容及びそのリスク
当組合が保有する金融資産は、主として当組合管内の組合員等に対する貸出金及び有価証券で
あり、貸出金は、組合員等の契約不履行によってもたらされる信用リスクにさらされている。
また、有価証券はすべて国債であり、満期保有目的の債券として保有している。これらは発行
体の信用リスク及び金利の変動リスクにさらされている。
営業債権である経済事業未収金は、組合員等の信用リスクにさらされている。
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− 32 −
(3) 金融商品に係るリスク管理体制
① 信用リスクの管理
当組合は、個別の重要案件又は大口案件については理事会において対応方針を決定している。
また、通常の貸出取引については、本所企画管理課に融資審査部署を設置し各支所との連携を図
りながら、与信審査を行っている。審査にあたっては、取引先のキャッシュ・フローなどにより
償還能力の評価を行うとともに、担保評価基準など厳格な審査基準を設けて、与信判定を行って
いる。貸出取引において資産の健全性の維持・向上を図るため、資産の自己査定を厳正に行って
いる。不良債権については管理・回収方針を作成・実践し、資産の健全化に取り組んでいる。ま
た、資産自己査定の結果、貸倒引当金については「資産の引当・償却基準」に基づき必要額を計
上し、資産及び財務の健全化に努めている。
② 市場リスクの管理
当組合では、金利リスク、価格変動リスクなどの市場性リスクを的確にコントロールすること
により、収益化及び財務の安定化を図っている。このため、財務の健全性維持と収益力強化との
バランスを重視したALMを基本に、金融情勢の変化に機敏に対応できる柔軟な財務構造の構築
に努めている。
とりわけ、有価証券運用については、市場動向や経済見通しなどの投資環境分析及び当組合の
保有有価証券ポートフォリオの状況やALMなどを考慮し、理事会において運用方針を定めると
ともに、経営層で構成するALM委員会を定期的に開催して、日常的な情報交換及び意思決定を
行っている。運用部門は、理事会で決定した運用方針及びALM委員会で決定された方針などに
基づき、運用を行っている。
市場リスクに係る定量的情報
(トレーディング目的以外の金融商品)
当組合で保有している金融商品はすべてトレーディング目的以外の金融商品である。当組合に
おいて、主要なリスク変数である金利リスクの影響を受ける主たる金融商品は、預金、貸出金、
有価証券のうち満期保有目的に分類している債券、貯金及び借入金である。
当組合では、これらの金融資産及び金融負債について、期末後1年程度の金利の合理的な予想変
動幅を用いた経済価値の変動額を、金利の変動リスクの管理にあたっての定量的分析に利用して
いる。
金利以外のすべてのリスク変数が一定であると仮定し、当期末現在、指標となる金利が 0.3%
上昇したものと想定した場合には、経済価値が 93,218 千円減少するものと把握している。
当該変動額は、金利を除くリスク変数が一定の場合を前提としており、金利とその他のリスク
変数の相関を考慮していない。
また、金利の合理的な予想変動幅を超える変動が生じた場合には、算定額を超える影響が生じ
る可能性がある。
なお、経済価値変動額の計算において、分割実行案件にかかる未実行金額についても含めて計
算している。
③ 資金調達に係る流動性リスクの管理
当組合では、資金繰りリスクについては、運用・調達について資金計画を作成し、安定的な流動
性の確保に努めている。
また、市場流動性リスクについては、投資判断を行う上での重要な要素と位置付け、商品ごと
に異なる流動性(換金性)を把握したうえで、運用方針などの策定の際に検討を行っている。
(4) 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価(時価に代わるものを含む)には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格が
ない場合には合理的に算定された価額(これに準ずる価額を含む)が含まれている。当該価額の
算定においては一定の前提条件等を採用しているため、異なる前提条件等によった場合、当該価
額が異なることもある。
- 33 -
− 33 −
2.金融商品の時価等に関する事項
(1) 金融商品の貸借対照表計上額及び時価等
当期末における貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額は、次のとおりである。
なお、時価を把握することが極めて困難と認められるものについては、次表には含めず(3)に
記載している。
(単位:千円)
貸借対照表
時価
差額
計上額
預金
55,584,990
55,575,568
△9,422
有価証券
満期保有目的の債券
4,945,907
5,682,427
736,520
貸出金
23,177,996
貸倒引当金(*1)
△343,458
貸倒引当金控除後
22,834,538
24,160,096
1,325,558
経済事業未収金
1,753,718
貸倒引当金(*2)
△228,082
貸倒引当金控除後
1,525,636
1,525,636
―
資産計
84,891,071
86,943,727
2,052,656
貯金
86,962,247
87,028,496
66,249
借入金(*3)
532,487
537,955
5,468
経済事業未払金
672,786
672,786
―
負債計
88,167,520
88,239,237
71,717
(*1) 貸出金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除している。
(*2) 経済事業未収金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除している。
(*3) 借入金には、共済借入金 51,071 千円及び設備借入金 89,638 千円を含めている。
(2) 金融商品の時価の算定方法
【資産】
① 預金
満期のない預金については、時価と帳簿価額が近似していることから、当該帳簿価額によって
いる。満期のある預金については、期間に基づく区分ごとに、リスクフリーレートである円Li
bor・スワップレートで割り引いた現在価値を時価に代わる金額として算定している。
② 有価証券
債券は取引金融機関等から提示された価格によっている。
③ 貸出金
貸出金のうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映するため、貸出先の信用状態
が実行後大きく異なっていない限り、時価は帳簿価額と近似していることから当該帳簿価額によ
っている。
一方、固定金利によるものは、貸出金の種類及び期間に基づく区分ごとに、元利金の合計額を
リスクフリーレートである円Libor・スワップレートで割り引いた額から貸倒引当金を控除
して時価に代わる金額として算定している。
なお、分割実行案件で未実行額がある場合には、未実行額も含めた元利金の合計額をリスクフ
リーレートである円Libor・スワップレートで割り引いた額に、帳簿価額に未実行額を加え
た額に対する帳簿価額の割合を乗じ、貸倒引当金を控除した額を時価に代わる金額として算定し
ている。
また、延滞の生じている債権・期限の利益を喪失した債権等について、帳簿価額から貸倒引当
金を控除した額を時価に代わる金額としている。
- 34 -
− 34 −
④
経済事業未収金
経済事業未収金については短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、
当該帳簿価額によっている。
また、延滞の生じている債権・期限の利益を喪失した債権等について、帳簿価額から貸倒引当
金を控除した額を時価に代わる金額としている。
【負債】
① 貯金
要求払貯金については、決算日に要求された場合の支払額(帳簿価額)を時価とみなしている。
また、定期性貯金については、期間に基づく区分ごとに、将来のキャッシュ・フローをリスクフ
リーレートである円Libor・スワップレートで割り引いた現在価値を時価に代わる金額とし
て算定している。
② 借入金及び設備借入金
借入金は、すべて固定金利であり、一定の期間ごとに区分した当該借入金の元利金の合計額を
リスクフリーレートである円Libor・スワップレートで割り引いた現在価値を時価に代わる
金額として算定している。
③ 経済事業未払金
経済事業未払金については短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、
帳簿価額によっている。
(3) 時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品は次のとおりであり、これらは(1)
の金融商品の時価情報には含まれていない。
(単位:千円)
貸借対照表計上額
外部出資(*1)
4,221,744
合計
4,221,744
(*1)外部出資のうち、市場価格のある株式以外のものについては、時価を把握することが極
めて困難であると認められるため、時価開示の対象とはしていない。
(4) 金銭債権及び満期のある有価証券の決算日後の償還予定額
1 年以内
1 年超
2 年以内
2 年超
3 年以内
3 年超
4 年以内
(単位:千円)
4 年超
5 年超
5 年以内
預金
55,584,990
有価証券
800,000
4,140,000
満期保有目的の債券
4,583,979
4,072,183 1,184,989 1,012,241 1,159,808 10,878,352
貸出金(*1,2,3)
1,465,188
16,075
3,534
2,879
53,827
経済事業未収金(*4)
合計
61,634,157
4,088,258 1,188,523 1,015,120 1,959,808 15,072,179
(*1)貸出金のうち、当座貸越 799,388 千円については「1 年以内」に含めている。
(*2)貸出金のうち、3 カ月以上延滞債権及び期限の利益を喪失した債権等 280,374 千円は償還の予定が見込
まれないため、含めていない。
(*3)貸出金の分割実行案件のうち、貸付決定金額の一部実行案件 6,070 千円は償還日が特定できないため、
含めていない。
(*4)経済事業未収金のうち、延滞の生じている債権・期限の利益を喪失した債権等 185,472 千円は償還の
予定が見込まれないため、含めていない。
- 35 -
− 35 −
(5) 借入金及びその他の有利子負債の決算日後の返済予定額
(単位:千円)
1 年以内
貯金(*1)
借入金(*2,3)
合計
77,102,877
230,946
77,333,823
1 年超
2 年以内
5,100,946
148,752
5,249,698
2 年超
3 年以内
3,794,232
38,312
3,832,544
3 年超
4 年以内
439,512
34,670
474,182
4 年超
5 年以内
519,957
25,954
545,911
5 年超
4,723
53,853
58,576
(*1)貯金のうち、要求払貯金については「1 年以内」に含めて開示している。
(*2)借入金のうち、当座借越 100,988 千円については「1 年以内」に含めている。
(*3)借入金には、共済借入金 51,071 千円及び設備借入金 89,638 千円を含めている。
第5.有価証券に関する注記
1.有価証券の時価・評価差額に関する事項
有価証券の時価及び評価差額に関する事項は次のとおりである。
満期保有目的の債券で時価のあるもの
満期保有目的の債券において、種類ごとの貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、
次のとおりである。
(単位:千円)
貸借対照表
時 価
差 額
計上額
時価が貸借対照表計
4,945,907 5,682,427
736,520
国債
上額を超えるもの
合計
4,945,907 5,682,427
736,520
2.当年度中に売却した有価証券
当年度中に売却した満期保有目的の有価証券はない。
3.当年度中に保有目的区分を変更した有価証券
当年度中において、保有目的が変更となった有価証券はない。
4.当年度中に減損処理を行った有価証券
当年度中において、減損処理を行った有価証券はない。
第6.退職給付に関する注記
1.退職給付に係る注記
(1) 採用している退職給付制度の概要
職員の退職給付に備えるため、職員退職給与規定に基づき、退職一時金制度を採用しており、
同規定に基づき退職給付の全額について全国共済農業協同組合連合会及びりそな銀行との契約
による確定給付企業年金制度を採用している。
(2) 退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表
(単位:千円)
項
目
金
額
期首における退職給付債務
2,465,272
勤務費用
103,717
利息費用
13,806
数理計算上の差異の発生額
8,580
退職給付の支払額
△181,870
期末における退職給付債務
2,409,505
- 36 -
− 36 −
(3)年金資産の期首残高と期末残高の調整表
(単位:千円)
項
目
金
額
期首における年金資産
2,066,386
期待運用収益
30,996
数理計算上の差異の発生額
△35,618
確定給付企業年金制度への拠出金
269,909
退職給付の支払額
△181,870
期末における年金資産
2,149,802
(4)退職給付債務及び年金資産の期末残高と貸借対照表に計上された退職給付当金の調整表
(単位:千円)
項
目
金
額
退職給付債務
2,409,505
確定給付企業年金制度
△2,149,802
未積立退職給付債務
259,703
未認識数理計算上の差異
△84,187
貸借対照表計上額純額
175,516
退職給付引当金
175,516
(5)退職給付費用及びその内訳項目の金額
(単位:千円)
項
目
金
額
勤務費用
103,717
利息費用
13,806
期待運用収益
△30,996
数理計算上の差異の費用処理額
23,251
合 計
109,778
退職給付費用については、出向者分は出向先から直接支出しているため、上記金額と当該科
目の金額に差異(1,470 千円)が生じている。
(6)年金資産の主な内訳
年金資産合計に対する主な分類ごとの比率は、次のとおり。
項
目
数 値 等
債券
43.9%
株式
26.9%
退職年金共済積立金
27.1%
その他
2.1%
合 計
100.0%
(7)長期期待運用収益率の設定方法に関する記載
年金資産の長期期待運用収益率を決定するため、現在及び予想される年金資産の配分と年金
資産を構成する多様な資産からの現在及び将来期待される長期の収益率を考慮している。
(8)割引率その他の数理計算上の計算基礎に関する事項
項
目
数 値 等
割引率
0.56%
長期期待運用収益率
1.50%
数理計算上の差異の処理年数
10 年
- 37 -
− 37 −
2.特例業務負担金の将来見込額
人件費(うち法定福利費)には、厚生年金保険制度及び農林漁業団体職員共済組合制度の統合
を図るための農林漁業団体共済組合法等を廃止する等の法律附則第 57 条に基づき、旧農林共済
組合(存続組合)が行う特例年金等の業務に要する費用に充てるため拠出した特例業務負担金
21,923 千円を含めて計上している。
なお、同組合より示され平成 28 年 3 月現在における平成 44 年 3 月までの特例業務負担金の将
来見込額は、314,167 千円となっている。
第7.税効果会計に関する注記
1.繰延税金資産及び繰延税金負債の内訳
項
(単位:千円)
金
額
目
繰延税金資産
貸倒引当金超過額
退職給付引当金超過額
賞与引当金超過額等
減価償却限度超過額
減損会計による償却超過額
未収収益否認額
役員退職慰労引当金超過額
その他
繰延税金資産小計
評価性引当額
繰延税金資産合計(A)
繰延税金負債
資産除去債務に関する繰延税金負債
繰延税金負債合計(B)
繰延税金資産の純額(A)+(B)
140,400
48,442
21,188
8,025
9,514
61,001
8,639
12,085
309,295
△132,496
176,799
△715
△715
176,084
2.法定実効税率と法人税等負担率との差異の主な原因
法定実効税率
(調整)
交際費等永久に損金に算入されない項目
事業分量配当金の益金に算入されない項目
受取配当金等永久に益金に算入されない項目
住民税均等割等
評価性引当額の増減
過年度法人税等還付税額
その他
税効果会計適用後の法人税等の負担率
- 38 -
− 38 −
(単位:%)
27.6
△
△
△
△
2.7
3.0
2.7
1.3
14.2
4.3
2.0
33.8
4.剰余金処分計算書
項
目
26年度
1 当期未処分剰余金
2 剰余金処分額
(1) 利益準備金
(2) 任意積立金
特別積立金
(3) 出資配当金
普通出資に対する配当金
(4) 事業分量配当金
3 次期繰越剰余金
(注)1.普通出資に対する配当割合は、次のとおりです。
176,387
102,147
20,000
(単位:千円)
27年度
224,557
150,791
30,000
70,000
85,000
12,147
12,081
‐
74,240
23,710
73,766
平成 26 年度 0.5%
平成 27 年度 0.5%
2.事業分量配当金の基準は、次のとおりです。
平成 26 年度 事業分量配当金無し
平成 27 年度 予約肥料供給高 千円に対して 40 円 予約農薬供給高 千円に対して 40 円
委託防除利用料 千円に対して 50 円
3.次期繰越剰余金には、営農指導、生活・文化改善事業の費用に充てるための繰越額が含まれています。
平成 26 年度 5,000 千円
平成 27 年度 8,000 千円
- 39 -
− 39 −
5.部門別損益計算書
(26 年度)
(単位:千円)
区 分
合 計
信 用
事 業
共 済
事 業
農業関連
事 業
生活その
他事業
営農指導
事 業
共通管理
費等
事
業
収
益 ①
9,024,117
883,970
737,267
4,142,548
3,233,855
26,477
事
業
費
用 ②
6,863,146
392,389
65,191
3,549,458
2,797,449
58,660
利
益
2,160,971
491,582
672,077
593,090
436,405
△ 32,183
理
費 ④
2,075,253
439,299
380,136
604,792
423,016
228,011
事
業
総
③
(①-②)
事
業
管
(う ち減 価償 却費 ⑤)
159,099
(14,829)
(6,483)
(92,732)
(40,575)
(4,480)
( う ち 人 件 費 ⑤ ' )
1,559,728
(361,159)
(325,141)
(374,934)
(313,486)
(185,009)
77,837
87,334
84,795
67,411
※ う ち 共 通管 理費 ⑥
48,795 △ 366,172
(うち 減 価償 却 費 ⑦ )
(2,837)
(2,255)
(3,301)
(2,483)
(うち人件費⑦ ')
(25,752)
(43,898)
(45,079)
(36,440)
85,718
52,283
291,941
△ 11,702
110,357
23,891
18,594
31,985
24,417
11,470
22,753
18,594
24,352
19,888
9,414
6,793
4,931
7,182
5,479
2,541
6,118
4,931
6,593
5,388
2,541
169,149
69,380
305,604
13,102
13,333
0
0
11,385
1,948
0
0
0
0
0
0
0
0
11,462
7,181
0
0
0
0
0
0
69,380
305,604
13,025
27,095 △ 251,264
60,303
70,354
65,329
55,278 △ 251,264
9,077
235,250
△ 52,304
事
業
利
益
⑧
(923)
△ 11,799
(24,343) △ 175,511
13,389 △ 260,193
(③-④)
事
※
事
※
経
業
外
う
ち
業
収
共
外
う
ち
常
通
費
共
通
利
益 ⑨
分 ⑩
用 ⑪
26,926
分 ⑫
益
⑬
△ 95,001
△ 25,571
32,328 △ 251,264
(⑧+⑨-⑪)
特
※
特
※
別
う
ち
別
う
益 ⑭
利
共
通
失 ⑯
損
ち
共
分 ⑮
通
18,643
分 ⑰
税 引 前 当 期 利 益
163,840
⑱
(⑬+⑭-⑯)
営 農 指 導 事 業 分配 賦額 ⑲
営 農 指 導 事 業 分配 賦後
税 引 前 当 期 利 益 ⑳
(⑱-⑲)
163,840
△ 28,184
※ ⑥、⑩、⑫、⑮、⑰については、各事業に直課できない額を計上している。
(注)
1.共通管理費等及び営農指導事業の他部門への配賦基準等
(1)共通管理費等
勘定科目の性質等に基づき、人頭割等の配賦基準を用いている。
(2)営農指導事業
(均等割(各事業25%)+事業総利益割)の平均値
2. 配賦割合(1の配賦基準で算出した配賦の割合)
区 分
信
事
用
業
共
事
済
業
(単位:%)
農業関連
事 業
生活その他
事 業
営農指導
事 業
合 計
14%
100%
共通管理費等
21%
24%
23%
18%
営農指導事業
24%
28%
26%
22%
- 40 -
− 40 −
100%
0
0
第7 部門別損益計算書
第27年度
平成27年4月1日から
部門別損益計算書
平成28年3月31日まで
(27 年度)
(農業協同組合名)
(単位:千円)
(単位:千円)
区 分
区 分
信 用
信 用
事 業
事 業
合 計
合 計
共 済
共 済
事 業
事 業
農業関連
農業関連
事 業
事 業
生活その
生活その
他事業
他事業
営農指導
営農指導
事 業
事 業
共通管理
費等
事
事
業
業
収
収
益 ①
①
益
8,658,273
906,430
731,763
4,037,046
4,037,046
2,957,587
2,957,587
25,446
25,446
事
事
業
業
費
費
用 ②
②
用
6,465,027
377,378
62,633
3,485,957
3,485,957
2,483,496
2,483,496
55,563
55,563
益
益
2,193,246
529,052
669,130
551,090
2,039,017
443,684
377,304
584,345
155,141 (14,259)
(6,252)
155,141
(14,259)
(6,252)
1,540,205
1,540,205 (368,246)
(368,246) (323,838)
(323,838)
(89,394)
(89,394)
(365,514)
(365,514)
事
事
業
業
総
総
利
利
(①-②)
(①-②)
事
事
業
業
管
管
理
理
③
③
費 ④
④
費
うち
ち減
減価
価償
償却
却費
費⑤
⑤)
)
((う
うち
ち人
人件
件費
費⑤
⑤ '' )
)
(( う
※う
うち
ち共
共通
通管
管理
理費
費 ⑥
⑥
※
業
業
利
利
益
益
事
事
業
業
外
外
収
収
⑧
⑧
益 ⑨
⑨
益
86,153
86,153
70,541
70,541
50,997
50,997 △
△ 382,104
382,104
(2,741)
(2,741)
(33,530)
(33,530)
(2,184)
(2,184)
(49,211)
(49,211)
(2,992)
(2,992)
(49,137)
(49,137)
(2,307)
(2,307)
(41,462)
(41,462)
(852)
(852) △
△ 11,076
11,076
(26,640)
(26,640) △
△ 199,979
199,979
154,230
154,230
85,368
85,368
291,826
291,826
△
△ 33,256
33,256
105,098
105,098
25,341
25,341
19,860
19,860
25,052
25,052
24,927
24,927
9,918
9,918
24,379
24,379
19,860
19,860
24,215
24,215
20,453
20,453
9,828
9,828 △
△ 98,734
98,734
6,048
6,048
4,351
4,351
5,725
5,725
4,601
4,601
2,160
2,160
5,385
5,385
4,351
4,351
5,337
5,337
4,513
4,513
2,160
2,160 △
△ 21,746
21,746
236,441
236,441
104,661
104,661
307,335
307,335
△
△ 13,929
13,929
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
985
985
188
188
2,115
2,115
15,279
15,279
△
△ 253
253
148
148
120
120
153
153
130
130
62
62
103,677
103,677
307,147
307,147
△
△ 16,044
16,044
68,790
68,790 △
△ 245,441
245,441
58,906
58,906
68,723
68,723
61,360
61,360
56,451
56,451 △
△ 245,441
245,441
※ う
う ち
ち 共
共 通
通 分
分 ⑩
⑩
※
事
事
業
業
外
外
費
費
用 ⑪
⑪
用
22,886
22,886
※ う
う ち
ち 共
共 通
通 分
分 ⑫
⑫
※
経
経
常
常
利
利
益
益
(⑧+⑨-⑪)
(⑧+⑨-⑪)
特
特
別
別
利
利
⑬
⑬
益 ⑭
⑭
益
※ う
う ち
ち 共
共 通
通 分
分 ⑮
⑮
※
特
特
別
別
損
損
失 ⑯
⑯
失
18,312
18,312
※ う
う ち
ち 共
共 通
通 分
分 ⑰
⑰
※
税 引
引 前
前 当
当 期
期 利
利 益
益
税
(⑬+⑭-⑯)
(⑬+⑭-⑯)
218,129
218,129
⑱
⑱
223,335
223,335
90,736
90,736
うち
ち人
人件
件費
費⑦
⑦ '' )
)
(( う
(③-④)
(③-④)
410,349
410,349
(41,271)
(3,965)
(41,271)
(3,965)
(301,579)
(301,579) (181,027)
(181,027)
83,678
83,678
((うち減価償却費⑦)
うち減 価償 却費 ⑦)
事
事
474,091
474,091 △
△ 30,116
30,116
営農指導事業分配賦額
⑲
営
農 指 導 事 業 分配 賦額 ⑲
営農指導事業分配賦後
営
農 指 導 事 業 分配 賦後
218,129
44,771
238,424
△
218,129
44,771
238,424
△ 77,404
77,404
税 引
引 前
前 当
当 期
期 利
利 益
益 ⑳
税
⑳
(⑱-⑲)
(⑱-⑲)
※ ⑥、⑩、⑫、⑮、⑰については、各事業に直課できない額を計上している。
※ ⑥、⑩、⑫、⑮、⑰については、各事業に直課できない額を計上している。
63,743
63,743 △
△ 253,452
253,452
84,068
84,068 △
△ 245,694
245,694
12,338
12,338
(注)
(注)
1.共通管理費等及び営農指導事業の他部門への配賦基準等
1.共通管理費等及び営農指導事業の他部門への配賦基準等
(1)共通管理費等
勘定科目の性質等に基づき、人頭割等の配賦基準を用いている。
(1)共通管理費等
勘定科目の性質等に基づき、人頭割等の配賦基準を用いている。
(2)営農指導事業
(2)営農指導事業
(均等割(各事業25%)+事業総利益割)の平均値
(均等割(各事業25%)+事業総利益割)の平均値
2. 配賦割合(1の配賦基準で算出した配賦の割合)
配賦割合(1の配賦基準で算出した配賦の割合)
2.
区 分
区 分
信
信
事
事
用
用
業
業
共
共
事
事
済
済
業
業
(単位:%)
(単位:%)
農業関連
農業関連
事 業
事 業
生活その他
生活その他
事 業
事 業
営農指導
営農指導
事 業
事 業
合 計
合 計
13%
13%
100%
100%
共通管理費等
共通管理費等
22%
22%
24%
24%
23%
23%
18%
18%
営農指導事業
営農指導事業
24%
24%
28%
28%
25%
25%
23%
23%
- 41 -
− 41 −
100%
100%
00
△
△ 612
612
6.財務諸表の正確性等にかかる確認
確
認
書
1 私は、当JAの平成 27 年 4 月 1 日から平成 28 年 3 月 31 日までの事業年度にかかる
ディスクロージャー誌に記載した内容のうち、財務諸表作成に関するすべての重要な
点において、適正に表示されていることを確認いたしました。
2 当該確認を行うに当たり、財務諸表が適正に作成される以下の体制が整備され、有
効に機能していることを確認しました。
(1) 業務分掌と所管部署が明確化され、各部署が適切に業務を遂行する体制が整備さ
れております。
(2) 業務の実施部署から独立した内部監査部門が内部管理体制の適切性・有効性を検
証しており、重要な事項については理事会等に適切に報告されております。
(3) 重要な経営情報については、理事会等へ適切に付議・報告されております。
平成 28 年 7 月 26 日
伊万里市農業協同組合
代表理事組合長
- 42 -
− 42 −
岩永
康則
Ⅱ
1.
損益の状況
直近の5事業年度における主要な経営指標
項
目
経常収益(事業収益)
信用事業収益
共済事業収益
農業関連事業収益
生活その他事業収益
営農指導事業収益
経常利益
当期剰余金
出資金
(出資口数)
純資産額
総資産額
貯金等残高
貸出金残高
有価証券残高
剰余金配当金額
出資配当額
事業利用分量配当額
職員数
単体自己資本比率
23年度
9,990,900
943,767
772,132
4,587,623
3,654,739
32,640
246,066
133,359
2,472,411
24年度
9,807,113
926,636
771,137
4,606,095
3,474,563
28,681
177,000
70,247
2,480,083
(2,472,411) (2,480,083)
5,543,925
5,562,263
91,462,129
81,201,302
23,556,544
1,739,248
64,605
24,475
40,131
277
14.05
91,718,025
81,547,652
23,603,333
1,739,351
34,859
12,102
22,758
275
14.50
(単位:千円,口,人,%)
25年度
26年度
27年度
10,158,651
9,024,117
8,658,273
909,678
883,970
906,430
743,028
737,267
731,763
4,951,641
4,142,548
4,037,046
3,527,675
3,233,855
2,957,587
26,629
26,477
25,446
237,563
169,149
236,441
136,002
99,618
144,490
2,452,596
2,472,316
2,466,974
(2,472,316) (2,466,974) (2,452,596)
5,659,204
5,709,968
5,821,035
93,599,792
94,885,721
96,642,092
83,716,121
85,215,281
86,962,247
22,992,684
22,754,063
23,177,996
3,539,761
4,142,283
4,945,907
41,642
12,147
35,791
12,191
12,147
12,081
29,451
-
23,710
374
363
350
14.80
14.21
14.35
(注)1.経常収益は各事業収益の合計額を表しています。
2.当期剰余金は、銀行等の当期利益に相当するものです。
3.信託業務の取り扱いは行っていません。
4.「職員数」は 24 年度までは正職員数、25 年度以降は正職員及び嘱託・臨時・パート含む。
5.「単体自己資本比率」は、「農業協同組合等がその経営の健全性を判断するための基準」(平成 18 年金融庁
・農水省告示第2号)に基づき算出しております。なお、平成 24 年度以前は旧告示(バーゼルⅡ)に基づく
単体自己資本比率を記載しています。
2.利益総括表
項
目
資金運用収支
役務取引等収支
その他信用事業収支
信用事業粗利益
(信用事業粗利益率)
事業粗利益
(事業粗利益率)
26年度
725,768
12,960
△247,146
491,582
(0.61)
2,160,971
(2.29)
- 43 -
− 43 −
27年度
735,153
14,604
△220,705
529,052
(0.64)
2,193,246
(2.29)
(単位:千円,%)
増
減
9,385
1,644
26,441
37,470
(0.03)
32,275
(△0.00)
3.資金運用収支の内訳
項
目
資金運用勘定
うち預金
うち有価証券
うち貸出金
資金調達勘定
うち貯金・定期積金
うち借入金
総資金利ざや
平均残高
81,842,753
54,423,064
3,982,933
23,436,756
85,596,325
85,246,464
349,861
-
26年度
利 息
利
815,489
293,567
54,625
467,298
80,671
80,361
309
-
回
(単位:千円,%)
27年度
平均残高
利 息 利 回
0.996
0.539
1.371
1.995
0.094
0.094
0.088
83,580,658
55,625,176
4,697,929
23,257,553
87,240,089
86,881,445
358,644
0.480
-
817,921
314,079
63,408
440,433
80,443
80,077
365
-
0.979
0.565
1.350
1.894
0.092
0.092
0.102
0.474
(注)1.総資金利ざや=資金運用利回り-資金調達原価率(資金調達利回+経費率)
2.資金運用勘定の利息欄の預金には、信連(又は中金)からの事業分量配当金、貯蓄増強
奨励金、特別対策奨励金等奨励金が含まれています。
4.受取・支払利息の増減額
項
目
受 取 利 息
うち預金
うち有価証券
うち貸出金
支 払 利 息
うち貯金・定期積金
うち借入金
差引
26年度増減額
△38,559
△21,322
18,155
△35,392
3,483
3,590
△106
△42,042
(単位:千円)
27年度増減額
2,432
20,513
8,783
△26,864
△228
△284
56
2,660
(注)1.増減額は前年度対比です。
2.受取利息の預金には、信連(又は中金)からの事業分量配当金、貯蓄増強奨励金、特別対策奨励
金等奨励金が含まれています。
Ⅲ
事業の概況
1.信用事業
(1)貯金に関する指標
① 科目別貯金平均残高
種
類
流 動 性 貯 金
定 期 性 貯 金
そ の 他 の 貯 金
合
計
26年度
26,382,269( 30.9)
58,758,212( 68.9)
108,849( 0.1)
85,249,330(100.0)
27年度
27,419,586( 31.6)
59,362,067( 68.3)
102,464( 0.1)
86,884,007(100.0)
(注)1.流動性貯金=当座貯金+普通貯金+貯蓄貯金+通知貯金+別段貯金
2.定期性貯金=定期貯金+定期積金
3.( )内は構成比です。
- 44 -
− 44 −
(単位:千円,%)
増 減
1,037
603,855
△6,385
1,634,677
②
定期貯金残高
種
類
定期貯金
うち固定金利定期
うち変動金利定期
26年度
54,116,091(100.0)
54,066,090( 99.9)
50,001( 0.1)
27年度
55,092,768(100.0)
55,042,755( 99.9)
50,013( 0.1)
(単位:千円,%)
増 減
976,677
976,665
12
(注)1.固定金利定期:預入時に満期日までの利率が確定する定期貯金
2.変動金利定期:預入期間中の市場金利の変化に応じて金利が変動する定期貯金
3.( )内は構成比です。
(2)貸出金等に関する指標
① 科目別貸出金平均残高
(単位:千円)
種
類
26年度
手形貸付
証書貸付
当座貸越
合
計
②
27年度
380,211
22,068,627
987,918
23,436,756
増
388,791
21,985,119
883,643
23,257,552
減
8,580
△83,508
△104,275
△179,204
貸出金の金利条件別内訳残高
(単位:千円,%)
種
類
固定金利貸出
変動金利貸出
そ の 他
合
計
26年度
27年度
増
減
19,510,324( 85.7) 20,247,017( 87.3)
1,878,072( 8.2) 1,678,273( 7.2)
1,365,667( 6.0) 1,252,707( 5.4)
736,693
△199,800
△112,961
22,754,063(100.0) 23,177,996(100.0)
423,933
(注)1.( )内は構成比です。
2.「その他」には当座貸越、無利息等固定及び変動の区分がないものを表示しております。
③
貸出金の担保別内訳残高
種
類
貯金・定期積金等
小
計
農業信用基金協会保証
その他保証
小
計
信 用
合
計
④
26年度
280,790
280,790
14,129,092
2,990,123
17,119,215
5,354,058
22,754,063
債務保証の担保別内訳残高
該当項目はありません。
- 45 -
− 45 −
27年度
234,359
234,359
14,549,843
3,604,551
18,154,394
4,789,243
23,177,996
(単位:千円)
増
減
△46,431
△46,431
420,750
614,428
1,035,179
△564,815
423,933
⑤
貸出金の使途別内訳残高
(単位:千円,%)
種
類
26年度
近
代
化
その他制度資金
農 業 設 備
農 業 運 転
事 業 設 備
事 業 運 転
住 宅 関 連
生 活 関 連
そ
の
他
合
計
(注)(
⑥
27年度
増
6,441(0.0)
5,636(0.0)
755,761(3.3)
702,245(3.0)
1,099,296(4.8)
980,899(4.2)
2,141,770(9.4)
2,032,093(8.7)
475,670(2.0)
437,429(1.8)
1,003,311(4.4)
770,641(3.3)
11,601,554(50.9) 12,395,255(53.4)
2,280,928(10.0)
2,200,974(9.4)
3,389,333(14.8)
3,651,821(15.7)
22,754,063(100.0) 23,177,996(100.0)
減
△805
△53,515
△118,396
△109,677
△37,240
△232,670
793,701
△79,953
262,489
423,933
)内は構成比です。
貸出金の業種別残高
(単位:千円,%)
種
類
農業
林業
水産業
製造業
鉱業
建設・不動産業
電気・ガス・熱供給水道業
運輸・通信業
金融・保険業
卸売・小売・サービス業・飲食業
地方公共団体
非営利法人
その他
合
(注)(
計
26年度
27年度
1,279,358(5.6)
16,018(0.0)
17,687(0.0)
1,326,369(5.8)
19,837(0.0)
557,725(2.4)
78,796(0.3)
334,203(1.4)
5,976(0.0)
1,290,594(5.6)
951,500(4.1)
121,583(0.5)
16,754,417(73.6)
22,754,063(100.0)
1,266,904(5.4)
24,937(0.1)
16,250(0.0)
1,742,581(7.5)
18,667(0.0)
758,310(3.3)
97,064(0.4)
345,318(1.4)
5,053(0.0)
1,450,936(6.3)
735,014(3.1)
108,613(0.4)
16,608,350(71.6)
23,177,996(100.0)
増
減
△12,454
8,919
△1,437
416,212
△1,170
200,585
18,268
11,115
△924
160,342
△216,487
△12,970
△146,067
423,933
)内は構成比(貸出金全体に対する割合)です。
⑦ 主要な農業関係の貸出金残高
1) 営農類型別
(単位:千円)
種
類
農業
穀作
野菜・園芸
果樹・樹園農業
工芸作物
養豚・肉牛・酪農
その他農業
合計
26年度
6,492,530
15,170
48,481
24,384
662
888,513
5,515,321
6,492,530
27年度
7,246,819
14,508
27,661
28,491
557
994,661
6,180,942
7,246,819
増
減
754,289
△662
△20,820
4,107
△105
106,148
665,621
754,289
(注)1. 農業関係の貸出金とは、農業者、農業法人及び農業関連団体等に対する農業生産・農業経営に必要な
資金や、農産物の生産・加工・流通に関係する事業に必要な資金等が該当します。
- 46 -
− 46 −
なお、上記⑥の貸出金の業種別残高の「農業」は、農業者や農業法人等に対する貸出金の残高です。
2. 「その他農業」には、複合経営で主たる業種が明確に位置づけられない者、農業サービス業、農業所
得が従となる農業者等が含まれています。
2) 資金種類別
〔貸出金〕
(単位:千円)
種
類
プロパー資金
農業制度資金
農業近代化資金
その他制度資金
合計
26年度
2,313,697
4,178,833
3,291,744
887,090
6,492,530
27年度
2,878,080
4,368,738
3,567,153
801,586
7,246,819
増
減
564,383
189,905
275,409
△85,504
754,289
(注)1. プロパー資金とは、当組合原資の資金を融資しているもののうち、制度資金以外のものをいいます。
2. 農業制度資金には、①地方公共団体が直接的または間接的に融資するもの、②地方公共団体が利子補給
等を行うことでJAが低利で融資するもの、③日本政策金融公庫が直接融資するものがあり、ここでは①
の転貸資金と②を対象としています。
3. その他制度資金には、農業経営改善促進資金(スーパーS資金)や農業経営負担軽減支援資金などが該当
します。
〔受託貸付金〕
(単位:千円)
種
類
日本政策金融公庫資金
その他
合計
(注)
⑧
26年度
3,291,744
189,188
3,480,932
27年度
3,567,153
201,033
3,768,186
増
減
275,409
11,845
287,254
日本政策金融公庫資金は、農業(旧農林漁業金融公庫)にかかる資金をいいます。
リスク管理債権の状況
区 分
破綻先債権額
延滞債権額
3ヵ月以上延滞債権額
貸出条件緩和債権額
合
計
26年度
75,976
1,780,193
11,909
42,919
1,910,997
27年度
50,808
1,530,481
5,322
43,165
1,629,776
(単位:千円)
増 減
△25,168
△249,712
△6,587
246
△281,221
(注)1.破綻先債権
元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の事由により元本又は利息の取立て又
は弁済の見込みがないものとして未収利息を計上しなかった貸出金(貸倒償却を行った部分を除く。以
下「未収利息不計上貸出金」という。)のうち、法人税法施行令第96条第1項第3号のイからホまでに
掲げる事由又は同項第4号に規定する事由が生じている貸出金をいいます。
2.延滞債権
未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として
利息の支払を猶予したもの以外の貸出金をいいます。
3.3ヵ月以上延滞債権
元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3ヵ月以上延滞している貸出金で、破綻先債権および延
滞債権に該当しないものをいいます。
4.貸出条件緩和債権
債務者の再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、利息の支払猶予、元本の返済猶予、債
権放棄その他の債務者に有利となる取決めを行った貸出金で、破綻先債権、延滞債権および3ヵ月以上
延滞債権に該当しないものをいいます。
- 47 -
− 47 −
⑨
金融再生法開示債権区分に基づく保全状況
(単位:千円)
債権区分
債権額
破産更生債権
及びこれらに
準ずる債権
危険債権
要管理債権
小
計
正常債権
合
計
保全額
引当
担保・保証
合計
792,734
555,646
237,088
792,734
788,555
48,487
1,629,776
21,614,679
23,244,455
678,954
45,750
1,280,349
60,477
671
298,235
739,430
46,420
1,578,585
(注)
上記の債権区分は、「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律」(平成10年法律第132号)第6条に
基づき、債務者の財政状態及び経営成績等を基礎として、次のとおり区分したものです。なお、当JAは同
法の対象とはなっていませんが、参考として同法の定める基準に従い債権額を掲載しております。
①破産更生債権及びこれらに準ずる債権
法的破綻等による経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権(債務者区
分が破綻先、実質破綻先の貸出金)
②危険債権
経営破綻の状況にはないが、財政状況の悪化等により元本および利息の回収ができない可能性の
高い債権(債務者区分が破綻懸念先の貸出金)
③要管理債権
3ヵ月以上延滞貸出債権および貸出条件緩和貸出債権(債務者区分が要管理先のうち、3ヵ月以
上延滞貸出金及び貸出条件緩和貸出金)
④正常債権
上記以外の債権(債権者区分が正常先、要管理先のうちその他要注意先)
⑩
元本補てん契約のある信託に係る貸出金のリスク管理債権の状況
該当する取引はありません。
⑪
区
貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額
分
期首残高
期中増加額
一般貸倒引当金 24,037 48,054
個別貸倒引当金 388,382 425,111
合 計
412,419 473,166
⑫
26年度
期中減少額
目的使用
その他
- 24,037
27,082 361,300
27,082 385,337
期末残高
期首残高
(単位:千円)
27年度
期中減少額
期中増加額
期末残高
目的使用
その他
48,054 48,054 50,717
425,111 425,111 541,952
473,166 473,166 592,670
- 48,054 50,717
1,992 423,120 541,952
1,922 471,174 592,670
貸出金償却の額
項 目
貸出金償却額
(単位:千円)
27年度
26年度
-
- 48 -
− 48 −
-
(3)内国為替取扱実績
(単位:件,千円)
種
件
金
件
金
件
金
件
金
送金・振込為替
代金取立為替
雑
為
合
26年度
仕
向
被 仕 向
22,018
177,050
15,245,683
27,068,757
8
40
1,683
21,974
664
362
113,420
86,418
22,690
177,452
15,360,786
27,177,149
類
替
計
数
額
数
額
数
額
数
額
27年度
仕
向
被 仕 向
22,531
178,419
17,539,798
29,663,222
3
18
256
8,421
768
1,892
138,447
107,490
23,302
180,329
17,678,501
29,779,133
(4)有価証券に関する指標
① 種類別有価証券平均残高
(単位:千円)
種
類
国
合
債
計
26年度
増
27年度
減
3,982,933
4,697,929
714,996
3,982,933
4,697,929
714,996
商品有価証券種類別平均残高
②
該当する取引はありません。
③
有価証券残存期間別残高
(単位:千円)
種 類
1年以下
1年超
3年以下
3年超
5年以下
26年度
国 債
27年度
-
-
国 債
-
- 798,769
5年超
7年以下
7年超
10年以下
- 1,599,558
期間の定め
のないもの
10年超
合
計
140,000 2,402,725
-
4,142,283
- 3,206,246
-
4,945,907
940,892
(5)有価証券等の時価情報等
① 有価証券の時価情報等
(単位:千円)
保有区分
満期保有目的
合
計
26年度
取得価額
時
27年度
価
評価損益
取得価額 時
価 評価損益
4,142,283 4,457,253
314,969 4,945,907 5,682,427
736,520
4,142,283 4,457,253
314,969 4,945,907 5,682,427
736,520
(注)1.時価は期末日における市場価格等によっております。
2.取得価額は取得原価又は償却原価によっています。
3.売買目的有価証券に該当する取引はありません。
4.満期保有目的の債券については、取得価額を貸借対照表価額として計上しております。
- 49 -
− 49 −
②
金銭の信託の時価情報等
該当する取引はありません。
③
デリバティブ取引、金融等デリバティブ取引、有価証券関連店頭デリバティブ取引
該当する取引はありません。
2.共済取扱実績
(1)長期共済新契約高・長期共済保有高
種
類
終身共済
定期生命共済
生
養老生命共済
命
うちこども共済
総
医療共済
合
がん共済
共
定期医療共済
済
介護共済
年金共済
建物更生共済
合
計
26年度
新契約高
保有高
10,928,604 115,311,629
-
157,000
3,175,831
70,246,854
749,279
19,348,679
985,300
16,129,400
-
598,500
-
2,324,200
171,870
245,106
-
60,000
4,506,390 131,870,181
19,767,996 336,942,872
(単位:千円)
27年度
新契約高
保有高
6,923,834
2,000
3,072,593
768,025
114,630,892
149,000
64,475,417
19,019,504
1,088,100
13,782,550
-
-
213,555
-
5,666,870
16,966,952
529,500
2,117,000
457,662
40,000
129,604,596
325,786,619
(注)金額は、保障金額(がん共済はがん死亡共済金額、医療共済及び定期医療共済は死亡給付金額(付加され
た定期特約金額等を含む)、介護共済は一時払掛金相当額、年金共済は付加された定期特約金額)を表示し
ています。
(2)医療系共済の入院共済金額保有高
(単位:千円)
種
類
医療共済
がん共済
定期医療共済
合
計
26年度
新契約高
保有高
9,773
56,330
856
9,575
25
2,489
10,654
68,394
27年度
新契約高
保有高
6,316
59,710
1,774
10,570
5
2,347
8,095
72,627
(注)金額は、入院共済金額を表示しています。
(3)介護共済の介護共済金額保有高
(単位:千円)
種
類
介護共済
合
計
26年度
新契約高
保有高
545,430
831,653
545,430
831,653
(注)金額は、介護共済金額を表示しています。
- 50 -
− 50 −
27年度
新契約高
保有高
632,871
1,433,495
632,871
1,433,495
(4)年金共済の年金保有高
(単位:千円)
種
26年度
新契約高
保有高
87,440
1,904,016
-
840,002
87,440
2,744,018
類
年金開始前
年金開始後
合
計
27年度
新契約高
保有高
84,592
1,860,322
-
855,706
84,592
2,716,028
(注)金額は、年金年額(利率変動型年金にあっては、最低保証年金額)を表示しています。
(5)短期共済新契約高
種
類
火災共済
自動車共済
傷害共済
定額定期生命共済
賠償責任共済
自賠責共済
合
計
(単位:千円)
27年度
金額
掛金
26年度
金額
14,810,980
83,337,800
28,000
掛金
22,931
676,369
83,400
159
1,017
182,628
966,505
21,830,180
83,076,300
16,000
38,000
655,545
82,458
96
1,042
182,761
959,904
(注)1.金額は、保障金額を表示しています。
2.自動車共済、賠償責任共済、自賠責共済は掛金総額です。
3.購買事業取扱実績
種
生
産
資
材
肥
料
農
薬
飼
料
農業機械
そ の 他
小
計
米
生鮮食品
一般食品
衣料品
耐久消費材
そ の 他
小
計
自 動 車
石 油 類
L P G
小
計
合
計
食品
生
活
資
材
類
26年度
自然資材
供給高
348,587
415,418
1,419,313
402,925
525,302
3,111,545
粗収益
45,441
52,303
59,227
49,097
58,391
264,459
63
19,699
161,834
68,614
150,829
424,961
826,001
155,102
1,217,411
292,319
(単位:千円)
27年度
供給高
粗収益
320,734
424,629
1,260,575
417,105
595,156
3,018,198
41,979
52,741
51,909
51,978
56,902
255,508
16
3,830
24,059
7,859
9,193
52,466
97,422
1,878
130,206
86,358
40
15,659
154,968
65,333
137,589
420,068
793,658
153,539
964,815
239,170
12
2,716
22,883
7,055
8,558
50,720
91,943
1,698
154,030
85,137
1,664,832
218,442
1,357,523
240,866
5,602,377
580,323
5,169,379
588,317
- 51 -
− 51 −
4.販売事業取扱実績
26年度
種
米
・
麦
蔬
菜
果
樹
畜
産
特
産
・
雑
穀
類
164,753
39,926
27,534
4,135
1,920
238,268
粗収益
(手数料)
26,653
1,935
28,588
10,140
8,796
5,462
4,321
4,331
2,703
35,753
27,368
1,898
1,811
2,187
1,680
34,944
44,327
1,657
217
76
66
46,343
6,990
1,347
688
103
48
9,176
8,371,332
154,806
販売高
654,615
15,979
670,594
米
麦
小
計
施設胡瓜
苺
玉葱
アスパラ
小葱
その他蔬菜
小
計
梨
ぶどう
梅
柑橘類
その他果樹
小
計
肥育牛
子牛
肉豚
牛乳
鶏卵
小
計
新規需要米
大豆・そば
茶
椎茸
花木
小
計
合
計
406,295
352,175
218,680
173,136
173,349
108,448
1,432,083
1,095,010
75,998
72,516
87,529
67,211
1,398,264
4,432,717
163,526
21,684
7,586
6,610
4,632,123
(単位:千円)
27年度
粗収益
販売高
(手数料)
737,537
18,824
756,361
32,446
2,292
34,738
442,761
331,063
229,764
169,659
187,205
104,589
1,465,041
11,052
8,268
5,739
4,234
4,677
2,612
36,002
1,017,573
78,678
64,483
93,284
72,006
1,326,025
25,433
1,965
1,610
2,332
1,800
33,140
5,051,126
195,326
18,544
7,039
7,701
5,279,737
50,511
1,975
185
70
77
52,818
146,505
36,283
27,856
6,184
2,234
219,062
7,170
1,161
696
155
56
9,046,226
165,936
9,238
5.倉庫事業取扱実績
収
益
費
用
項
目
保
管
料
そ の 他 の 収 益
計
倉 庫 労 務 費
そ の 他 の 費 用
計
差
引
(単位:千円)
27年度
26年度
- 52 -
− 52 −
21,289
4,417
26,156
4,026
13,793
17,819
23,464
5,030
28,494
3,830
14,200
18,030
8,337
10,464
6.指導事業
項
目
26年度
賦課金収入
指導補助金
実費収入
その他収入
計
農産指導費
畜産指導費
生活指導費
組織育成費
農業開発費
有害鳥獣対策費
計
差
引
収
入
支
出
(単位:千円)
27年度
16,372
16,032
1,530
5,831
2,485
953
6,339
2,770
26,218
26,095
17,236
17,534
13,729
19,662
102
4,127
15,755
15,843
13,540
19,772
59
4,134
72,390
69,103
△43,008
△ 50,331
7.加工事業取扱実績
項
収
益
費
用
目
(単位:千円)
27年度
26年度
茶
加
工
12,913
10,773
梅
直
ふ
畜
加
売
さ
加
計
加
加
売
さ
加
計
引
と
工
工
所
村
所
と
工
工
工
所
村
所
26,383
397,787
76,452
77,681
591,216
11,202
22,382
365,541
90,522
68,442
558,090
25,490
403,798
71,444
164,470
675,974
9,605
21,790
370,013
85,821
138,126
625,355
33,127
50,619
茶
梅
直
ふ
畜
る
産
る
産
差
- 53 -
− 53 −
8.利用事業取扱実績
項
益
費
用
390,432
147,556
886
4,490
35,709
17,135
28,767
149,230
37,524
811,747
220,972
137,359
-
4,036
17,667
-
26,625
121,698
-
528,358
283,389
273,893
26年度
葬 祭 事 業
食 材 事 業
斡 旋 事 業
婦人の家その他
育 苗 セ ン タ ー
近 代 化 施 設
堆 肥 セ ン タ ー
農 作 業 受 託
そ
の
他
計
葬 祭 事 業
食 材 事 業
斡
旋
婦人の家その他
育 苗 セ ン タ ー
近 代 化 施 設
堆 肥 セ ン タ ー
農 作 業 受 託
そ
の
他
計
差
引
収
Ⅳ
目
(単位:千円)
27年度
392,863
134,344
1,118
4,589
44,961
19,705
28,054
126,621
19,451
771,706
221,027
125,595
-
3,360
25,011
-
28,224
94,597
-
497,813
経営諸指標
1.利益率
項
目
総資産経常利益率
資本経常利益率
総資産当期純利益率
資本当期純利益率
26年度
(単位:%)
増
減
27年度
0.18
2.98
0.11
1.75
0.25
4.10
0.15
2.51
0.07
1.12
0.04
0.76
(注)1.総資産経常利益率=経常利益/総資産(債務保証見返を除く)平均残高×100
2.資本経常利益率=経常利益/純資産勘定平均残高×100
3.総資産当期純利益率=当期剰余金(税引後)/総資産(債務保証見返りを除く)平均残高×100
4.資本当期純利益率=当期剰余金(税引後)/純資産勘定平均残高×100
2.貯貸率・貯証率
(単位:%)
区
貯貸率
貯証率
分
期 末
期中平均
期 末
期中平均
26年度
27年度
26.70
27.47
4.86
3.67
(注)1.貯貸率(期
末)=貸出金残高/貯金残高×100
2.貯貸率(期中平均)=貸出金平均残高/貯金平均残高×100
3.貯証率(期
末)=有価証券残高/貯金残高×100
4.貯証率(期中平均)=有価証券平均残高/貯金平均残高×100
- 54 -
− 54 −
増
26.65
26.77
5.69
5.41
減
△0.05
△0.70
0.83
1.74
Ⅴ
自己資本の充実の状況
1.自己資本の構成に関する事項
26年度
項
目
コア資本に係る基礎項目
(1)
普通出資又は非累積的永久優先出資に係る組合員資本の額
うち、出資金及び資本準備金の額
うち、再評価積立金の額
うち、利益剰余金の額
うち、外部流出予定額 (△)
うち、処分未済持分の額 (△)
コア資本に係る基礎項目の額に算入される引当金の合計額
うち、一般貸倒引当金コア資本算入額
うち、適格引当金コア資本算入額
適格旧資本調達手段の額のうち、コア資本に係る基礎項目の額に含まれる額
うち、回転出資金の額
− 55 −
経過措置によ
経過措置によ
る不算入額
る不算入額
4,432,606
2,467,076
-
1,986,204
12,147
8,527
48,054
48,054
-
-
-
-
うち、上記以外に該当するものの額
公的機関による資本の増強に関する措置を通じて発行された資本調
-
達手段の額のうち、コア資本に係る基礎項目の額に含まれる額
土地再評価額と再評価直前の帳簿価額の差額の四十五パーセントに
720,299
相当する額のうち、コア資本に係る基礎項目の額に含まれる額
コア資本にかかる基礎項目の額
(イ)
5,200,960
コア資本に係る調整項目
(2)
1,552
無形固定資産(モーゲージ・サービシング・ライツに係るものを除く。)の額の合計額
うち、のれんに係るものの額
-
うち、のれん及びモーゲージ・サービシング・ライツに係るもの以外の額
1,552
繰延税金資産(一時差異に係るものを除く。)の額
-
適格引当金不足額
-
証券化取引に伴い増加した自己資本に相当する額
-
負債の時価評価により生じた時価評価差額であって自己資本に算入される額
-
前払年金費用の額
-
自己保有普通出資等(純資産の部に計上されるものを除く。)の額
-
意図的に保有している他の金融機関等の対象資本調達手段の額
-
少数出資金融機関等の対象普通出資等の額
24,596
特定項目に係る十パーセント基準超過額
-
-
うち、その他金融機関等の対象普通出資等に該当するものに関連するものの額
-
うち、モーゲージ・サービシング・ライツに係る無形固定資産に関連するものの額
うち、繰延税金資産(一時差異に係るものに限る。)に関連するものの額
-
特定項目に係る十五パーセント基準超過額
-
-
うち、その他金融機関等の対象普通出資等に該当するものに関連するものの額
-
うち、モーゲージ・サービシング・ライツに係る無形固定資産に関連するものの額
うち、繰延税金資産(一時差異に係るものに限る。)に関連するものの額
-
コア資本に係る調整項目の額
(ロ)
26,148
自己資本
自己資本の額((イ)―(ロ))
(ハ)
5,174,811
リスク・アセット等
(3)
信用リスク・アセットの額の合計額
31,694,214
うち、経過措置によりリスク・アセットの額に算入される額の合計額 △1,454,621
うち、無形固定資産(のれん及びモーゲージ・サービシング・ライツに係るものを除く)
6,208
うち、繰延税金資産
-
うち、前払年金費用
-
うち、他の金融機関等向けエクスポージャー
△3,337,730
うち、土地再評価額と再評価直前の帳簿価額の差額に係るものの額
1,778,516
うち、少数出資金融機関等の普通出資に係る額
98,385
- 55 -
(単位:千円,%)
27年度
4,525,856
2,452,698
-
2,124,374
35,791
15,425
50,717
50,717
-
-
-
-
-
637,369
5,213,942
6,208
-
6,208
-
-
-
-
-
-
-
98,385
-
-
-
-
-
-
-
-
2,818
-
2,818
-
-
-
-
-
-
-
45,327
-
-
-
-
-
-
-
-
48,415
5,165,796
31,393,997
△1,495,043
4,227
-
-
△3,337,730
1,770,468
67,991
4,227
-
4,227
-
-
-
-
-
-
-
67,991
-
-
-
-
-
-
-
-
26年度
項
目
27年度
経過措置によ
経過措置によ
る不算入額
る不算入額
4,586,231
オペレーショナル・リスク相当額の合計額を八パーセントで除して得た額 4,721,432
信用リスク・アセット調整額
-
-
オペレーショナル・リスク相当額調整額
-
-
リスク・アセット等の額の合計額
(ニ)
36,415,646
35,980,228
自己資本比率
自己資本比率((ハ)/(ニ))
14.21%
14.35%
(注) 1.農協法第 11 条の2第1項第1号の規定に基づく組合の経営の健全性を判断するための基準に係
る算式に基づき算出しています。
2.当JAは、信用リスク・アセット額の算出にあっては標準的手法、適格金融資産担保の適用に
ついては信用リスク削減手法の簡便手法を、オペレーショナル・リスク相当額の算出にあたっては
基礎的手法を採用しています。
3.当JAが有するすべての自己資本とリスクを対比して、自己資本比率を計算しています。
2.自己資本の充実度に関する事項
信用リスクに対する所要自己資本の額及び区分ごとの内訳
(単位:千円)
26年度
信用リスク・アセット
27年度
エクスポージャー
の期末残高
リスク・アセット額
4,149,664
951,752
-
-
-
54,468,757
-
5,053,422
1,484,212
31,750
894,758
14,188,991
50,225
757,633
3,337,730
-
複数の資産を裏付とする資産(所謂ファン
ド)のうち、個々の資産の把握が困難な資産
証券化
我が国の中央政府及び中央銀行向け
我が国の地方公共団体向け
地方公共団体金融機構向け
我が国の政府関係機関向け
地方三公社向け
金融機関及び第一種金融商品取引業者向け
法人等向け
中小企業等向け及び個人向け
抵当権付住宅ローン
不動産取得等事業向け
三ヵ月以上延滞等
信用保証協会等保証付
共済約款貸付
出資等
他の金融機関等の対象資本調達手段
特定項目のうち調整項目に算入されないもの
経過措置によりリスク・アセットの
額に算入・不算入となるもの
上記以外
標準的手法を適用するエクスポージャー別計
CVAリスク相当額÷8%
中央清算機関関連エクスポージャー
信用リスク・アセットの額の合計額
オペレーショナル・リスクに
対する所要自己資本の額
<基礎的手法>
所要自己資本額計
所要自己資本額
b=a×4%
エクスポージャー
の期末残高
0
0
-
-
-
10,893,751
-
3,367,941
422,799
12,672
702,927
1,405,475
0
757,633
8,344,325
-
0
0
-
-
-
435,750
-
134,718
16,912
507
28,117
56,219
0
30,305
333,773
-
4,953,640
735,198
-
-
-
55,591,695
-
5,354,935
1,623,527
26,363
671,026
14,601,998
51,071
770,695
3,337,730
-
0
0
-
-
-
11,118,339
-
3,557,171
485,672
8,485
377,082
1,448,759
0
770,695
8,344,325
-
0
0
-
-
-
444,734
-
142,287
19,427
339
15,083
57,950
0
30,828
333,773
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
△1,454,621
△58,185
-
△1,495,043
△59,802
7,867,607
93,236,501
-
-
93,236,501
7,241,312
31,694,214
-
-
31,694,214
289,652
1,267,769
-
-
1,267,769
7,447,281
95,165,160
-
-
95,165,160
6,778,511
31,393,997
-
-
31,393,997
271,140
1,255,760
-
-
1,255,760
a
オペレーショナル・リスク相当
a
4,721,432
額を8%で除して得た額
所要自己資本額
b=a×4%
リスク・アセット額
a
オペレーショナル・リスク相当額
a
4,586,231
を8%で除して得た額
188,857
所要自己資本額
b=a×4%
所要自己資本額
b=a×4%
183,449
リスク・アセット等(分母)計
所要自己資本額
リスク・アセット等(分母)計
所要自己資本額
a
b=a×4%
a
b=a×4%
36,415,646
1,456,626
35,980,228
1,439,209
(注)1.「リスク・アセット額」の欄には、信用リスク削減効果適用後のリスク・アセット額をエクスポージャー
の種類ごとに記載しています。
- 56 -
− 56 −
2.「エクスポージャー」とは、リスクにさらされている資産(オフ・バランスを含む)のことをいい、
具体的には貸出金や有価証券等が該当します。
3.「三ヵ月以上延滞等」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から三ヵ月以上延滞している債
務者に係るエクスポージャー及び「金融機関向け及び第一種金融商品取引業者向け」、「法人等向
け」等においてリスク・ウェイトが 150%になったエクスポージャーのことです。
4.「出資等」とは、出資等エクスポージャー、重要な出資のエクスポージャーが該当します。
5.「経過措置によりリスク・アセットの額に算入・不算入となるもの」とは、他の金融機関等の対象資
本調達手段、コア資本に係る調整項目(無形固定資産、前払年金費用、繰延税金資産等)及び土地再評
価差額金に係る経過措置により、リスク・アセットに算入したもの、不算入としたものが該当します。
6.「上記以外」には、貸出金、債券等を除く現金やその他の資産(固定資産等)が含まれています。
7.当JAでは、オペレーショナル・リスク相当額の算出にあたって、基礎的手法を採用しています。
〈オペレーショナル・リスク相当額8%で除して得た額の算出方法(基礎的手法)〉
(粗利益(正の値の場合に限る)×15%)の直近3年間の合計額
÷8%
直近3年間のうち粗利益が正の値であった年数
3.信用リスクに関する事項
① 標準的手法に関する事項
当JAでは自己資本比率算出にかかる信用リスク・アセット額は告示に定める標準的手法により算出して
います。また、信用リスク・アセットの算出にあたって、リスク・ウェイトの判定に当たり使用する格付等
は次のとおりです。
(ア)リスク・ウェイトの判定に当たり使用する格付けは、以下の適格格付機関による依頼格付けのみ使用
し、非依頼格付は使用しないこととしています。
適格格付機関
株式会社格付投資情報センター(R&Ⅰ)
株式会社日本格付研究所(JCR)
ムーディーズ・インベスターズ・サービス・インク(Moody's)
スタンダード・アンド・プアーズ・レーティングズ・サービシス゛(S&P)
フィッチレーティングスリミテッド(Fitch)
(注)「リスク・ウェイト」とは、当該資産を保有するために必要な自己資本額を算出するための掛目のことです。
(イ)リスク・ウェイトの判定に当たり使用する適格格付機関の格付またはカントリー・リスク・スコア
は、主に以下のとおりです。
カントリー・リスク・スコア
エクスポージャー
適格格付機関
金融機関向けエクスポージャー
日本貿易保険
法人等向けエクスポージャー(長期)
R&I、Moody's、JCR、S&P、Fitch
法人等向けエクスポージャー(短期)
R&I、Moody's、JCR、S&P、Fitch
- 57 -
− 57 −
② 信用リスクに関するエクスポージャー(地域別,業種別,残存期間別)及び三月以
上延滞エクスポージャーの期末残高
(単位:千円)
26年度
27年度
信用リスクに関するエクスポージャー
の残高
うち貸
う ち 債
出金等
券
三ヵ月以上
延滞エクス
ポージャー
信用リスクに関するエクスポージャー
の残高
うち貸
う ち 債
出金等
券
三ヵ月以上
延滞エクス
ポージャー
法人
農業
193,886
193,886
-
-
101,771
101,771
-
-
林業
-
-
-
-
-
-
-
-
水産業
-
-
-
-
-
-
-
-
製造業
13,978
2,028
-
-
11,950
-
-
-
鉱業
-
-
-
-
-
-
-
-
建設・不動産業
-
-
-
-
-
-
-
-
電気・ガス・熱供給・水道業
-
-
-
-
-
-
-
-
運輸・通信業
3,134
284
-
-
2,850
-
-
-
金融・保険業
58,505,404
-
-
-
59,637,688
-
-
-
卸売・小売・飲食・サービス業
日本国政府・地方公共団体
59,073
2,000
-
-
59,073
2,000
-
5,101,416
951,752
4,149,664
-
5,688,839
735,198
4,953,640
-
-
-
-
-
-
-
-
-
上記以外
個人
21,975,523 21,696,356
894,758 22,596,904 22,414,294
671,026
その他
7,384,087
7,066,086
業種別残高計
93,236,501 22,846,306
4,149,664
894,758 95,165,160 23,253,264
4,953,640
671,026
1年以下
57,916,096
3,447,339
58,419,286
2,827,591
1年超3年以下
3,559,037
3,559,037
4,161,726
4,161,726
3年超5年以下
1,225,646
1,225,646
2,063,893
1,263,946
799,947
5年超7年以下
2,296,848
694,723
1,602,125
1,540,795
597,942
942,852
7年超 10 年以下
1,143,467
1,002,925
140,542
971,666
971,666
10 年超
14,525,348 12,118,352
2,406,997
15,998,436 12,787,595
3,210,841
期限の定めのないもの
12,570,059
798,285
12,009,358
642,797
残存期間別残高計
93,236,501 22,846,306
4,149,664
95,165,160 23,253,264
4,953,640
(注)1.信用リスクに関するエクスポージャーの残高には、資産(自己資本控除となるもの、証券化エクスポー
ジャーに該当するものを除く)並びにオフ・バランス取引及び派生商品取引の与信相当額を含みます。
2.「三ヵ月以上延滞エクスポージャー」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から三ヵ月以上
延滞しているエクスポージャーをいいます。
3.「その他」には、ファンドのうち個々の資産の把握が困難な資産や固定資産等が該当します。
4.当JAでは国内の限定されたエリアで事業活動を行っているため、地域別の区分は省略しております。
③
貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額
(単位:千円)
区
分
一般貸倒引当金
個別貸倒引当金
期首残高
期中増加額
26年度
期中減少額
目的使用
その他
期末残高
期首残高
期中増加額
24,037 48,054
- 24,037 48,054 48,054 50,717
388,382 425,111 27,082 361,300 425,111 425,111 541,952
- 58 -
− 58 −
27年度
期中減少額
目的使用
その他
期末残高
- 48,054 50,717
1,992 423,120 541,952
④
業種別の個別貸倒引当金の期末残高・期中増減額及び貸出金償却の額
(単位:千円)
26年度
区
分
期首残
高
期中増
加額
27年度
期中減少額
目的使用 その他
期末残
高
貸出金
償却
期首残
高
期中増
加額
期中減少額
目的使用 その他
期末残
高
貸出金
償却
建設・不動産業
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
電気・ガス・熱供
給・水道業
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
運輸・通信業
金融・保険業
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
卸売・小売・飲食・
サービス業
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
上記以外
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
農業
林業
水産業
製造業
法人
鉱業
個
人
388,382 425,111
27,082 361,300 425,111
業種別計
388,382 425,111
27,082 361,300 425,111
425,111 541,952
1,992 423,120 541,952
425,111 541,952
1,992 423,120 541,952
(注)当JAでは国内の限定されたエリアで事業活動を行っているため、地域別の区分は省略しております。
⑤
信用リスク削減効果勘案後の残高及びリスク・ウェイト 1,250%を適用する残高
(単位:千円)
26年度
格付
あり
信用リ
スク削
減効果
勘案後
残高
リスク・ウェイト 0%
リスク・ウェイト 2%
リスク・ウェイト 4%
リスク・ウェイト 10%
リスク・ウェイト 20%
リスク・ウェイト 35%
-
-
-
-
-
-
リスク・ウェイト 50%
-
-
-
-
-
-
-
-
-
27年度
格付
なし
計
6,271,837
-
-
14,587,327
54,481,914
1,099,936
6,271,837
-
-
14,587,327
54,481,914
1,099,936
格付
あり
-
-
-
-
-
-
格付
なし
6,725,095
-
-
14,920,536
55,797,646
1,301,451
計
6,725,095
-
-
14,920,536
55,797,646
1,301,451
249,222
249,222
-
380,886
380,886
4,536,329
4,536,329
-
4,756,134
4,756,134
10,222,675 10,222,675
-
9,564,301
9,564,301
3,670,370
3,670,370
-
3,561,799
3,561,799
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
計
95,119,610 95,119,610
-
97,007,847
97,007,847
(注)1.信用リスクに関するエクスポージャーの残高には、資産(自己資本控除となるもの、証券化エクスポー
ジャーに該当するものを除く)並びにオフ・バランス取引及び派生商品取引の与信相当額を含みます。
2.「格付あり」にはエクスポージャーのリスク・ウェイト判定において格付を使用しているもの、「格付
なし」にはエクスポージャーのリスク・ウェイト判定において格付を使用していないものを記載してい
ます。なお、格付は適格格付機関による依頼格付のみ使用しています。
3.経過措置によってリスク・ウェイトを変更したエクスポージャーについては、経過措置適用後のリス
ク・ウェイトによって集計しています。また、経過措置によってリスク・アセットを算入したものにつ
いても集計の対象としています。
4.1250%には、非同時決済取引に係るもの、信用リスク削減手法として用いる保証又はクレジット・デ
リバティブの免責額に係るもの、重要な出資に係るエクスポージャーなどリスク・ウェイト 1250%を
適用したエクスポージャーがあります。
リスク・ウェイト 75%
リスク・ウェイト 100%
リスク・ウェイト 150%
リスク・ウェイト 200%
リスク・ウェイト 250%
その他
リスク・ウェイト 1,250%
- 59 -
− 59 −
4.信用リスク削減手法に関する事項
① 信用リスク削減手法に関するリスク管理の方針及び手続の概要
「信用リスク削減手法」とは、自己資本比率算出における信用リスク・アセット額の算出
において、エクスポージャーに対して一定の要件を満たす担保や保証等が設定されている
場合に、エクスポージャーのリスク・ウエイトに代えて、担保や保証人に対するリスク・
ウエイトを適用するなど信用リスク・アセット額を軽減する方法です。
当JAでは、信用リスク削減手法を「自己資本比率算出要領」にて定めています。
信用リスク削減手法として「適格金融資産担保」、「保証」、「貸出金と自組合貯金の
相殺」を適用しています。
適格金融資産担保付取引とは、エクスポージャーの信用リスクの全部または一部が、取
引相手または取引相手のために第三者が提供する適格金融資産担保によって削減されてい
る取引をいいます。当JAでは、適格金融資産担保取引について信用リスク削減手法の簡
便手法を用いています。
保証については、被保証債権の債務者よりも低いリスク・ウエイトが適用される中央政
府等、我が国の地方公共団体、地方公共団体金融機構、我が国の政府関係機関、外国の中
央政府以外の公共部門、国際開発銀行、及び金融機関または第一種金融商品取引業者、こ
れら以外の主体で長期格付を付与しているものを適格保証人とし、エクスポージャーのう
ち適格保証人に保証された被保証部分について、被保証債権のリスク・ウエイトに代え
て、保証人のリスク・ウェイトを適用しています。
貸出金と自組合貯金の相殺については,①取引相手の債務超過、破産手続開始の決定そ
の他これらに類する事由にかかわらず、貸出金と自組合貯金の相殺が法的に有効であるこ
とを示す十分な根拠を有していること、②同一の取引相手との間で相殺契約下にある貸出
金と自組合貯金をいずれの時点においても特定することができること、③自組合貯金が継
続されないリスクが監視及び管理されていること、④貸出金と自組合貯金の相殺後の額
が、監視および管理されていること、の条件をすべて満たす場合に、相殺契約下にある貸
出金と自組合貯金の相殺後の額を信用リスク削減手法適用後のエクスポージャー額として
います。
担保に関する評価及び管理方針は、一定のルールのもと定期的に担保確認及び評価の見直
しを行っています。なお、主要な担保の種類は自組合貯金です。
② 信用リスク削減手法が適用されたエクスポージャーの額
(単位:千円)
27年度
26年度
区
分
我が国の政府関係機関向け
地方三公社向け
金融機関向け及び第一種金融商品取引行業者向け
法人等向け
中小企業等向け及び個人向け
抵当権住宅ローン
不動産取得等事業向け
三ヵ月以上延滞等
証券化
中央清算機関関連
その他
合
計
適格金融
資産担保
-
-
-
-
123,292
-
-
4,260
-
-
-
127,552
保証
-
-
-
-
115,198
378,543
20,430
18,414
-
-
-
532,584
適格金融
資産担保
-
-
-
-
125,662
-
-
3,260
-
-
-
128,922
保証
-
-
-
-
282,067
318,008
18,818
10,571
-
-
-
629,464
(注) 1.「エクスポージャー」とは、リスクにさらされている資産(オフ・バランスを含む)のことをいい、
主なものとしては貸出金や有価証券等が該当します。
2.「三ヵ月以上延滞等」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から三ヵ月以上延滞している債
務者に係るエクスポージャー及び「金融機関向け及び第一種金融商品取引業者向け」、「法人等向
け」等においてリスク・ウエイトが 150%になったエクスポージャーのことです。
3.「その他」には、現金及び上記以外の資産(固定資産等)が含まれます。
- 60 -
− 60 −
5.派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関する事項
該当する取引はありません。
6.証券化エクスポージャーに関する事項
該当する取引はありません。
7.出資その他これに類するエクスポージャーに関する事項
① 出資その他これに類するエクスポージャーに関するリスク管理の方針及び手続の概要
「出資その他これに類するエクスポージャー」とは、主に貸借対照表上の有価証券勘定及
び外部出資勘定の株式又は出資として計上されているものであり、当JAにおいては、これ
らを①子会社および関連会社株式、②その他有価証券、③系統および系統外出資に区分して
管理しています。
①子会社および関連会社については、経営上も密接な連携を図ることにより、当JAの事
業のより効率的運営を目的として、株式を保有しています。これらの会社の経営については
毎期の決算書類の分析の他、毎月定期的な連絡会議を行う等適切な業況把握に努めていま
す。
②その他の有価証券については中長期的な運用目的で保有するものであり、適切な市場リ
スクの把握およびコントロールに努めています。具体的には、市場動向や経済見通しなどの
投資環境分析及びポートフォリオの状況やALMなどを考慮し、理事会で運用方針を定める
とともに経営層で構成するALM委員会を定期的に開催して、日常的な情報交換及び意思決
定を行っています。運用部門は理事会で決定した運用方針及びALM委員会で決定された取
引方針などに基づき、有価証券の売買やリスクヘッジを行っています。運用部門が行った取
引については企画管理部門が適切な執行を行っているかどうかチェックし定期的にリスク量
の測定を行い経営層に報告しています。
③系統出資については、会員としての総会等への参画を通じた経営概況の監督に加え、日
常的な協議を通じた連合会等の財務健全化を求めており、系統外出資についても同様の対応
を行っています。
なお、これらの出資等又は株式等の評価等については、①子会社および関連会社について
は、取得原価を記載し、毀損の状況に応じて子会社等損失引当金を、②その他有価証券につ
いては時価評価を行った上で、取得原価との評価差額については、「その他有価証券評価差
額金」として純資産の部に計上しています。③系統および系統外出資については、取得原価
を記載し、毀損の状況に応じて外部出資等損失引当金を設定しています。また、評価等重要
な会計方針の変更等があれば、注記表にその旨記載することとしています。
②
出資その他これに類するエクスポージャーの貸借対照表計上額及び時価
(単位:千円)
上 場
非上場
合 計
26年度
貸借対照表計上額
時価評価額
-
-
4,218,344
4,218,344
4,218,344
4,218,344
27年度
貸借対照表計上額
-
4,221,744
4,221,744
時価評価額
-
4,221,744
4,221,744
(注)「時価評価額」は、時価のあるものは時価、時価のないものは貸借対照表額の合計額です。
③
出資その他これに類するエクスポージャーの売却及び償却に伴う損益
該当する項目はありません。
④
貸借対照表で認識され、損益計算書で認識されない評価損益の額(保有目的区
分をその他有価証券としている株式・出資の評価損益等)
該当する項目はありません。
- 61 -
− 61 −
⑤
貸借対照表及び損益計算書で認識されない評価損益の額(子会社・関連会社株
式の評価損益等)
該当する項目はありません。
8.金利リスクに関する事項
① 金利リスクの算定方法の概要
金利リスクとは、金利変動に伴い損失を被るリスクで、資産と負債の金利又は期間のミスマッ
チが存在する中で金利が変動することにより、利益が減少ないし損失を被るリスクをいいます。
当JAでは、金利リスク量を計算する際の基本的な事項を「金利リスク量計算要領」に、ま
たリスク情報の管理・報告にかかる事項を「余裕金運用等にかかるリスク管理手続」に定め、
適切なリスクコントロールに努めています。具体的な金利リスクの算定方法、管理方法は以下
のとおりです。
・金利ショックの算出にあたっては、保有期間1年、最低5年の観測期間で計測される金利
変動のうち小さいほうから 1%目と 99%目の値にもとづき発生する経済価値の変化額(低
下額)を金利リスク量として算出しています。
・要求払貯金の金利リスク量は、明確な金利改定間隔がなく、貯金者の要求によって随時払
い出される要求払貯金のうち、引き出されることなく長期間金融機関に滞留する貯金をコ
ア貯金と定義し、①過去 5 年の最低残高、②過去 5 年の最大年間流出量を現残高から差し
引いた残高、③現残高の 50%相当額のうち、最小の額を上限とし、0~5 年の期間に均等
に振り分けて(平均残存 2.5 年)リスク量を算定しています。
・金利リスクは、運用勘定の金利リスク量と調達勘定の金利リスク量を相殺して算定しま
す。
金利リスク(303,303 千円)
運用勘定の金利リスク量(309,056 千円)+調達勘定の金利リスク(△5,752 千円)
=
算出した金利リスク量は定期的経営層へ報告するとともに、四半期ごとにALM委員会およ
び理事会に報告して承認を得ています。また、これらの情報を踏まえ、四半期ごとに運用方針
を策定しています。
②
金利ショックに対する損益・経済価値の増減額
26年度
金利ショックに対する損益・
経済価値の増減額
(注)
△251,516
(単位:千円)
27年度
△303,303
金利ショックは保有期間 1 年、最低 5 年の観測期間で計測される金利変動の 1 パーセンタイル値、
99 パーセンタイル値をもとに算定している。
- 62 -
− 62 −
Ⅵ
連結情報
1.グループの概況
(1)グループの事業系統図
JA伊万里のグループは、当JA、子会社 1 社で構成されています。
JA伊万里
〔JA〕
◇本所・支所・出張所
各事業所
〔子会社〕
㈱伊万里青果市場
市場業務
青果物加工
(2)子会社等の状況
(単位:千円,%)
設 立 資本金又 当JAの 他の子会社等
主たる営業所又は
事業の内容
年月日 は出資金 議決権比率 の議決権比率
事務所の所在地
市場業務
株式会社
伊万里市二里町
平成元年
食品加工
14,000
85.4
-
伊万里青果市場
大里 810 番地
3 月 14 日
営農購買
名
称
(3)連結事業概況(平成 27 年度)
◇ 連結事業の概況
① 事業の概況
連結決算の内容は、連結経常収益 246 百万円、連結当期剰余金 153 百万円、連結純資産
5,857 百万円、連結総資産 96,768 百万円で、連結自己資本比率は 14.29%となりました。
②
連結子会社等の事業概況
株式会社伊万里青果市場は、青果物の市場業務及び野菜等の加工部門、生産資材の営
農購買を営んでいます。
平成 27 年度は、第二次経営改善 3 ヵ年計画の最終年度に当たり、経営確立と各部門の
収益確保に向けた取り組みを実践しました。
その結果、総売上高は 1,398,421 千円となり、経営改善に取り組んだ結果、経常利益に
ついては 6,083 千円、最終的に 9,132 千円の当期剰余金を計上することができました。
- 63 -
− 63 −
(4)最近5年間の連結事業年度の主要な経営指標
項
目
連結経常収益(事業収益)
信用事業収益
共済事業収益
農業関連事業収益
生活その他事業収益
営農指導事業収益
連結経常利益
連結当期剰余金
連結純資産額
連結総資産額
連結自己資本比率
23年度
24年度
25年度
(単位:千円,%)
26年度
27年度
10,133,695
943,767
772,132
4,730,417
9,913,658
926,636
771,137
4,712,641
10,266,525
909,678
743,028
5,059,515
9,227,691
883,970
737,267
4,346,122
3,654,739
32,640
3,474,563
28,681
3,527,675
26,629
3,233,855
26,477
8,792,075
906,430
731,763
4,170,849
2,957,587
25,446
246,530
133,640
177,448
70,512
248,210
144,352
184,227
112,332
245,995
152,524
5,545,097
5,563,702
5,671,036
5,736,695
5,856,894
91,610,218
91,897,504
93,767,812
95,014,198
96,768,277
14.12%
14.39%
14.57%
14.14%
14.29%
(5)連結貸借対照表
(単位:千円)
科 目
科 目
(資産の部)
(資産の部)
信用事業資産
信用事業資産
現金及び預金
現金及び預金
有価証券
有価証券
貸出金
貸出金
26年度
26年度
27年度
27年度
科 目
科 目
(負債の部)
(負債の部)
信用事業負債
信用事業負債
貯 金
貯 金
借入金
借入金
81,821,927
84,032,354
81,821,927
84,032,354
55,050,668
56,139,936
55,050,668 56,139,936
4,142,283
4,945,907
4,142,283
4,945,907
22,754,063
23,177,996
その他の信用事業負債
22,754,063 23,177,996
その他の信用事業負債
共済事業負債
143,806
111,973
その他の信用事業資産
その他の信用事業資産
143,806
111,973 共済事業負債
△ 268,894
268,894
△ 343,458
343,458
共済借入金
貸倒引当金
△
△
共済借入金
貸倒引当金
共済事業資産
52,521
52,204
共済資金
共済事業資産
52,521
52,204
共済資金
50,225
51,071
その他の共済事業負債
共済貸付金
50,225
51,071
その他の共済事業負債
共済貸付金
2,344
1,172 経済事業負債
その他の共済事業資産
その他の共済事業資産
経済事業負債
2,344
1,172
△
48
△ 39
39
支払手形及び経済事業未払金
貸倒引当金
支払手形及び経済事業未払金
△ 48
△
貸倒引当金
経済事業資産
3,306,378
2,907,931
その他の経済事業負債
経済事業資産
3,306,378
2,907,931
その他の経済事業負債
受取手形及び経済事業未収金
2,103,300
1,818,754 設備借入金
受取手形及び経済事業未収金
設備借入金
2,103,300
1,818,754
棚卸資産
263,062
297,017 雑負債
雑負債
棚卸資産
263,062
297,017
1,161,330
1,055,192 諸引当金
その他の経済事業資産
その他の経済事業資産
諸引当金
1,161,330
1,055,192
△ 221,314
221,314
△ 263,032
263,032
賞与引当金
貸倒引当金
△
△
賞与引当金
貸倒引当金
雑資産
183,681
退職給付引当金
雑資産
87,043
183,681
退職給付引当金
固定資産
5,327,486
5,203,951
役員退職慰労引当金
固定資産
5,327,486
5,203,951
役員退職慰労引当金
5,316,768
5,194,220 再評価に係る繰延税金負債
再評価に係る繰延税金負債
有形固定資産
5,316,768
5,194,220
有形固定資産
負債の部合計
7,642,621
7,622,236
建物
負債の部合計
7,642,621
7,622,236
建物
(純資産の部)
1,889,019
1,890,425
(純資産の部)
1,889,019
1,890,425
機械装置
機械装置
3,568,679
3,558,512 組合員資本
組合員資本
3,568,679
3,558,512
土 地
土 地
リース資産
11,385
リース資産
11,385
11,385
出資金
出資金
その他の有形固定資産
747,312
745,661
資本剰余金
その他の有形固定資産
747,312
745,661
資本剰余金
△
利益剰余金
減価償却累計額
△ 8,542,248
8,542,248 △
△ 8,633,998
8,633,998
利益剰余金
減価償却累計額
10,718
9,731
処分未済持分
無形固定資産
処分未済持分
無形固定資産
その他の無形固定資産
評価・換算差額等
10,718
9,731
評価・換算差額等
その他の無形固定資産
4,208,674
4,212,074
外部出資
土地再評価差額金
4,208,674
4,212,074
外部出資
土地再評価差額金
非支配株主持分
4,208,674
4,212,074
外部出資
外部出資
4,208,674
4,212,074 非支配株主持分
繰延税金資産
純資産の部合計
210,169
176,084
繰延税金資産
純資産の部合計
210,169
176,084
資産の部合計
負債・純資産の部合計
95,014,198
96,768,277
負債・純資産の部合計
資産の部合計
95,014,198
96,768,277
- 64 -
− 64 −
26年度
26年度
27年度
27年度
85,990,588
85,990,588
85,136,101
85,136,101
295,394
295,394
559,093
559,093
484,841
484,841
50,225
50,225
193,834
193,834
240,782
240,782
1,246,565
1,246,565
715,206
715,206
531,359
531,359
277,950
277,950
232,795
232,795
531,462
531,462
70,610
70,610
431,238
431,238
29,614
29,614
513,302
513,302
89,277,503
89,277,503
87,908,265
87,908,265
86,869,892
86,869,892
391,778
391,778
646,595
646,595
477,875
477,875
51,071
51,071
189,834
189,834
236,970
236,970
1,273,242
1,273,242
686,858
686,858
586,384
586,384
89,638
89,638
271,282
271,282
380,001
380,001
66,696
66,696
277,776
277,776
35,529
35,529
511,081
511,081
90,911,383
90,911,383
4,465,818
4,465,818
2,466,974
2,466,974
102
102
2,007,269
2,007,269
△
△ 8,527
8,527
1,265,214
1,265,214
1,265,214
1,265,214
5,663
5,663
5,736,695
5,736,695
95,014,198
95,014,198
4,590,465
4,590,465
2,452,596
2,452,596
102
102
2,153,193
2,153,193
△
△ 15,425
15,425
1,259,388
1,259,388
1,259,388
1,259,388
7,041
7,041
5,856,894
5,856,894
96,768,277
96,768,277
(6)連結損益計算書
(単位:千円)
科 目
科 目
事 業 総 利 益
事 業 総 利 益
信用事業収益
信用事業収益
資金運用収益
資金運用収益
(うち預金利息)
(うち預金利息)
(うち有価証券利息)
(うち有価証券利息)
(うち貸出金利息)
(うち貸出金利息)
(うちその他受入利息)
(うちその他受入利息)
役務取引等収益
役務取引等収益
その他経常収益
その他経常収益
信用事業費用
信用事業費用
資金調達費用
資金調達費用
(うち貯金利息)
(うち貯金利息)
26年度
26年度
2,297,310
2,297,310
883,970
883,970
815,653
815,653
(293,567)
(293,567)
(54,625)
(54,625)
(467,298)
(467,298)
(164)
(164)
28,554
28,554
39,763
39,763
392,379
392,379
89,875
89,875
(71,652)
(71,652)
(うち給付補てん備金繰入)
(8,700)
(うち給付補てん備金繰入)
(8,700)
(うち借入金利息)
(309)
(うち借入金利息)
(309)
(うちその他支払利息)
(9,124)
(うちその他支払利息)
(9,124)
役務取引等費用
15,594
役務取引等費用
15,594
その他信用経常費用
286,909
その他信用経常費用
286,909
(うち貸倒引当金繰入額)
(87,365)
(うち貸倒引当金繰入額)
(87,365)
信用事業総利益
491,591
信用事業総利益
491,591
共済事業収益
737,267
共済事業収益
737,267
共済付加収入
710,701
共済付加収入
710,701
その他の収益
26,567
その他の収益
26,567
共済事業費用
65,191
共済事業費用
65,191
共済推進費
17,188
共済推進費
17,188
その他の費用
48,002
その他の費用
48,002
共済事業総利益
672,077
共済事業総利益
672,077
購買事業収益
5,830,096
購買事業収益
5,830,096
購買品供給高
5,716,044
購買品供給高
5,716,044
その他の収益
114,052
その他の収益
114,052
購買事業費用
5,260,216
購買事業費用
5,260,216
購買品供給原価
5,119,323
購買品供給原価
5,119,323
その他の費用
140,893
その他の費用
140,893
購買事業総利益
569,880
購買事業総利益
569,880
販売事業収益
103,253
販売事業収益
103,253
科 目
27年度
科 目
27年度
2,326,485
販売品販売高
2,326,485
販売品販売高
906,430
その他の収益
906,430
その他の収益
販売事業費用
販売事業費用
818,070
818,070
(314,079)
販売品販売原価
(314,079)
販売品販売原価
(63,408)
その他の費用
(63,408)
その他の費用
販売事業総利益
(440,433)
(440,433) 販売事業総利益
(149)
その他事業収益
(149) その他事業収益
その他事業費用
31,137
その他事業費用
31,137
その他事業総利益
57,224
その他事業総利益
57,224
377,262
事業管理費
377,262 事業管理費
人件費
82,901
人件費
82,901
(72,287)
その他事業管理費
(72,287) その他事業管理費
事業利益
(7,774)
(7,774) 事業利益
(365)
事業外収益
(365) 事業外収益
(2,474)
受取雑利息
(2,474) 受取雑利息
受取出資配当金
16,533
受取出資配当金
16,533
その他の事業収益
277,929
その他の事業収益
277,929
事業外費用
(76,122)
事業外費用
(76,122)
支払雑利息
529,068
支払雑利息
529,068
その他の事業外費用
731,763
その他の事業外費用
731,763
経常利益
691,723
691,723 経常利益
40,040
特別利益
40,040 特別利益
その他の特別利益
62,633
その他の特別利益
62,633
特別損失
16,996
特別損失
16,996
固定資産処分損
45,637
固定資産処分損
45,637
減損損失
669,130
減損損失
669,130
その他の特別損失
5,385,109
その他の特別損失
5,385,109
税金等調整前当期利益
5,281,871
税金等調整前当期利益
5,281,871
法人税、住民税及び事業税
103,238
103,238 法人税、住民税及び事業税
法人税等調整額
4,856,585
4,856,585 法人税等調整額
法人税等合計
4,676,977
4,676,977 法人税等合計
当期利益
179,608
179,608 当期利益
非支配株主に帰属する当期利益
528,524
528,524 非支配株主に帰属する当期利益
1,165,486 当期剰余金
1,165,486 当期剰余金
- 65 -
− 65 −
26年度
26年度
27年度
27年度
8,361
94,892
△
△ 151,139
151,139
△
△ 237,688
237,688
86,549
254,392
1,681,466
1,681,466
1,372,096
1,372,096
309,369
309,369
2,198,550
2,198,550
1,642,087
1,642,087
556,464
556,464
98,759
98,759
112,413
112,413
62
62
46,602
46,602
65,748
65,748
26,945
26,945
22
26,943
26,943
184,227
184,227
13,333
13,333
13,333
13,333
18,643
18,643
77
77
5,233
5,233
13,333
13,333
178,917
178,917
13,335
13,335
51,069
51,069
64,404
64,404
114,513
114,513
△
2,181
△ 2,181
112,332
112,332
1,072,965
1,072,965
92,521
887,463
887,463
813,064
813,064
74,399
278,023
1,676,252
1,676,252
1,354,511
1,354,511
321,740
321,740
2,164,659
2,164,659
1,627,392
1,627,392
537,267
537,267
161,826
161,826
107,535
107,535
11
47,520
47,520
60,015
60,015
23,366
23,366
22
23,364
23,364
245,995
245,995
600
600
600
600
18,912
18,912
9,873
9,873
8,440
8,440
600
600
227,682
227,682
41,957
41,957
31,864
31,864
73,821
73,821
153,861
153,861
△
1,337
△ 1,337
152,524
152,524
(7)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:千円)
26年度
26年度
科 目
科 目
((自
自 平平成26年4月1日
成 26年 4 月 1 日
27年度
27年度
((自
自 平平成27年4月1日
成 27年 4 月 1 日
至至平平成27年3月31日)
成 27年 3 月 31日 )
1
1 事業活動によるキャッシュ・フロー
事業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期利益
税金等調整前当期利益
減価償却費
減価償却費
減損損失
減損損失
貸倒引当金の増減額(△は減少)
貸倒引当金の増減額(△は減少)
賞与引当金の増加額(△は減少)
賞与引当金の増加額(△は減少)
退職給付に係る負債の増加額(△は減少)
退職給付に係る負債の増加額(△は減少)
その他非資金損益項目の調整額
その他非資金損益項目の調整額
信用事業資金運用収益
信用事業資金運用収益
信用事業資金調達費用
信用事業資金調達費用
共済貸付金利息
共済貸付金利息
共済借入金利息
共済借入金利息
受取雑利息及び受取出資配当金
受取雑利息及び受取出資配当金
支払雑利息
支払雑利息
有価証券関係損益
有価証券関係損益
固定資産売却損益
固定資産売却損益
資産除去債務関連費用
資産除去債務関連費用
(信用事業活動による資産及び負債の増減)
(信用事業活動による資産及び負債の増減)
貸出金の純増(△)減
貸出金の純増(△)減
預金の純増(△)減
預金の純増(△)減
貯金の純増減(△)
貯金の純増減(△)
信用事業借入金の純増減(△)
信用事業借入金の純増減(△)
その他信用事業資産の純増減
その他信用事業資産の純増減
その他信用事業負債の純増減
その他信用事業負債の純増減
(共済事業活動による資産及び負債の増減)
(共済事業活動による資産及び負債の増減)
共済貸付金の純増(△)減
共済貸付金の純増(△)減
共済借入金の純増減(△)
共済借入金の純増減(△)
共済資金の純増減(△)
共済資金の純増減(△)
その他共済事業資産の増減
その他共済事業資産の増減
その他共済事業負債の増減
その他共済事業負債の増減
(経済事業活動による資産及び負債の増減)
(経済事業活動による資産及び負債の増減)
受取手形及び経済事業未収金の純増(△)減
受取手形及び経済事業未収金の純増(△)減
経済受託債権の純増減
経済受託債権の純増減
棚卸資産の純増(△)減
棚卸資産の純増(△)減
支払手形及び経済事業未払金の純増減(△)
支払手形及び経済事業未払金の純増減(△)
経済受託債務の純増減
経済受託債務の純増減
その他経済事業資産の増減
その他経済事業資産の増減
その他経済事業負債の増減
その他経済事業負債の増減
(その他の資産及び負債の増減)
(その他の資産及び負債の増減)
その他資産の純増減
その他資産の純増減
その他負債の純増減
その他負債の純増減
信用事業資金運用による収入
信用事業資金運用による収入
信用事業資金調達による支出
信用事業資金調達による支出
共済貸付金利息による収入
共済貸付金利息による収入
共済借入金利息による支出
共済借入金利息による支出
事業分量配当金の支払額
事業分量配当金の支払額
小 計
小 計
雑利息及び出資配当金の受取額
雑利息及び出資配当金の受取額
雑利息の支払額
雑利息の支払額
法人税等の支払額
法人税等の支払額
事業活動によるキャッシュ・フロー
事業活動によるキャッシュ・フロー
2 投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動によるキャッシュ・フロー
2
有価証券の取得による支出
有価証券の取得による支出
有価証券の売却による収入
有価証券の売却による収入
補助金の受入による収入
補助金の受入による収入
固定資産の取得による支出
固定資産の取得による支出
固定資産の売却による収入
固定資産の売却による収入
外部出資による支出
外部出資による支出
投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動によるキャッシュ・フロー
3 財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動によるキャッシュ・フロー
3
設備借入れによる収入
設備借入れによる収入
設備借入金の返済による支出
設備借入金の返済による支出
出資の増額による収入
出資の増額による収入
出資の払戻しによる支出
出資の払戻しによる支出
持分の取得による支出
持分の取得による支出
持分の譲渡による収入
持分の譲渡による収入
出資配当金の支払額
出資配当金の支払額
非支配株主への配当金支払額
非支配株主への配当金支払額
財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動によるキャッシュ・フロー
4 現金及び現金同等物の増加額(又は減少額)
現金及び現金同等物の増加額(又は減少額)
4
5 現金及び現金同等物の期首残高
現金及び現金同等物の期首残高
5
6 現金及び現金同等物の期末残高
現金及び現金同等物の期末残高
6
- 66 -
− 66 −
至至平平成28年3月31日)
成 28年 3 月 31日 )
178,917
178,917
160,110
160,110
5,233
5,233
57,253
57,253
△
△ 4,347
4,347
△
△ 159,397
159,397
979
979
△
△ 815,685
815,685
89,875
89,875
△
△ 1,413
1,413
1,415
1,415
△
△ 46,664
46,664
22
32
32
77
77
139
139
227,682
227,682
156,944
156,944
8,440
8,440
116,273
116,273
△
△ 3,914
3,914
△
△ 147,547
147,547
2,009
2,009
△
△ 817,945
817,945
82,901
82,901
△
△ 1,244
1,244
1,272
1,272
△
△ 47,520
47,520
22
△
△ 124
124
9,873
9,873
142
142
238,620
238,620
△
△ 1,850,000
1,850,000
1,445,511
1,445,511
2,769
2,769
△
△ 2,096
2,096
143,298
143,298
△
△ 423,933
423,933
△
△ 1,355,001
1,355,001
1,733,790
1,733,790
96,385
96,385
3,946
3,946
98,216
98,216
3,171
3,171
△ 3,171
3,171
△
△ 1,037
1,037
△
1,272
1,272
△ 11,471
11,471
△
△
△ 845
845
845
845
△ 4,000
4,000
△
1,169
1,169
△ 3,837
3,837
△
251,546
251,546
△ 28,741
28,741
△
30,201
30,201
△ 129,316
129,316
△
32,034
32,034
△ 87,120
87,120
△
△ 968
968
△
284,546
284,546
△ 17,564
17,564
△
△ 33,956
33,956
△
△ 28,348
28,348
△
55,025
55,025
123,703
123,703
△ 3,926
3,926
△
716
716
957
957
818,392
818,392
△ 125,965
125,965
△
1,485
1,485
△ 1,485
1,485
△
△ 29,451
29,451
△
165,678
165,678
46,664
46,664
00
△ 64,375
64,375
△
147,965
147,965
△ 96,637
96,637
△
3,363
3,363
845,837
845,837
△ 93,743
93,743
△
1,247
1,247
△ 1,247
1,247
△
-
-
772,278
772,278
47,520
47,520
△ 22
△
△ 3,050
3,050
△
816,745
816,745
△ 602,555
602,555
△
-
-
13,333
13,333
△ 229,015
229,015
△
110,180
110,180
△ 5,260
5,260
△
△ 713,317
713,317
△
△ 905,623
905,623
△
102,123
102,123
600
600
△ 90,710
90,710
△
36,587
36,587
△ 3,400
3,400
△
△ 860,423
860,423
△
99
△ 45,802
45,802
△
74,568
74,568
△ 79,910
79,910
△
△ 8,527
8,527
△
6,657
6,657
△ 12,191
12,191
△
-
-
△ 65,197
65,197
△
△ 630,549
630,549
△
1,566,216
1,566,216
935,668
935,668
5,213
5,213
△ 193,525
193,525
△
60,761
60,761
△ 75,139
75,139
△
△ 9,625
9,625
△
2,727
2,727
△ 12,427
12,427
△
△ 41
41
△
△ 222,055
222,055
△
△ 265,733
265,733
△
935,668
935,668
669,935
669,935
(8)連結注記表
1、連結の範囲に関する事項
(1)連結される子会社・子法人等
( ㈱伊万里青果市場 )
・・・(
1)社
2、連結される子会社及び子法人等の事業年度に関する事項
連結されるすべての子会社・子法人等の事業年度末は、連結決算日と一致している。
3、剰余金処分項目等の取扱いに関する事項
連結剰余金計算書は、連結会計期間において確定した利益処分に基づいて作成している。
4、連結キャッシュ・フロー計算書における現金及び現金同等物の範囲
(1)連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲は、連結貸借対照表上の「現金」及
び「預金」のうち、「現金」及び「預金」の中の当座預金、普通預金及び通知預金とな
っている。
(2)現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係
現金及び預金勘定
定期性預金
現金及び現金同等物
56,140 百万円
△55,470 百万円
670 百万円
(9)連結剰余金計算書
科
目
(資本剰余金の部)
1 資本剰余金期首残高
2 資本剰余金増加高
3 資本剰余金減少高
4 資本剰余金期末残高
(利益剰余金の部)
1 利益剰余金期首残高
2 利益剰余金増加高
当期剰余金
3 利益剰余金減少高
配当金
4 利益剰余金期末残高
(単位:千円)
27年度
26 年度
102
102
102
102
1,933,003
115,908
(112,332)
41,642
(41,642)
2,007,269
2,007,269
158,350
(152,524)
12,427
(12,427)
2,153,193
(10)連結事業年度のリスク管理債権の状況
区 分
破綻先債権額
延滞債権額
3ヵ月以上延滞債権額
貸出条件緩和債権額
合
計
26年度
75,976
1,780,193
11,909
42,919
1,910,997
27年度
50,808
1,530,481
5,322
43,165
1,629,776
(単位:千円)
増 減
△25,168
△249,712
△6,587
246
△281,221
(注)1.破綻先債権
元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の事由により元本又は利息の取
立て又は弁済の見込みがないものとして未収利息を計上しなかった貸出金をいいます。
2.延滞債権
未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経営再建又は支援を図ることを目的と
して利息の支払を猶予したもの以外の貸出金をいいます。
3.3ヵ月以上延滞債権
元金又は利息の支払が約定支払日の翌日から3ヵ月以上延滞している貸出金で、破綻先債権およ
び延滞債権に該当しないものをいいます。
- 67 -
− 67 −
4.貸出条件緩和債権
債務者の再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、利息の支払猶予、元本の返済猶予、
債権放棄その他の債務者に有利となる取決めを行った貸出金で、破綻先債権、延滞債権および3ヵ
月以上延滞債権に該当しないものをいいます。
(11)連結事業年度の事業別経常収益等
区
分
信
用
事
業
共
済
事
業
農業関連事業
そ の 他 事 業
計
項
目
事業収益
経常利益
資産の額
事業収益
経常利益
資産の額
事業収益
経常利益
資産の額
事業収益
経常利益
資産の額
事業収益
経常利益
資産の額
26年度
883,970
69,380
81,821,927
737,267
305,604
52,521
4,346,122
28,179
3,306,378
3,260,332
△218,936
9,833,372
9,227,691
184,227
95,014,198
(単位:千円)
27年度
906,430
104,661
84,032,354
731,763
307,335
52,204
4,170,849
△4,375
2,907,931
2,983,033
△161,626
9,775,788
8,792,075
245,995
96,768,277
(注)連結事業収益は、銀行等の連結経常収益に相当するものです。
2.連結自己資本の充実の状況
◇連結自己資本比率の状況
当JAでは、多様化するリスクに対応するとともに、組合員や利用者のニーズに応える
ため、財務基盤の強化を経営の重要課題として取り組んでいます。内部留保に努めるとと
もに、不良債権処理及び業務の効率化等に取り組んだ結果、平成 28 年 3 月末における自己
資本比率は、14.29%となりました。
◇経営の健全性の確保と自己資本の充実
当JAの自己資本は、組合員の普通出資によっています。
○
普通出資による資本調達額
項 目
発行主体
資本調達手段の種類
コア資本に係る基礎項目に算入した額
普通出資に対する配当の割合
内 容
伊万里市農業協同組合
普通出資
2,453 百万円(前年度 2,467 百万円)
0.5%(前年度 0.5%)
当JAは、「自己資本比率算出要領」を制定し、適正なプロセスにより連結自己資本比
率を正確に算出して、当JAが抱える信用リスクやオペレーショナル・リスクの管理及び
これらのリスクに対応した十分な自己資本の維持を図るとともに、内部留保の積み増しに
より自己資本の充実に努めています。
- 68 -
− 68 −
(1)自己資本の構成に関する事項
26年度
項
経過措置
による不
算入額
目
コア資本に係る基礎項目
(1)
普通出資又は非累積的永久優先出資に係る組合員資本の額
うち、出資金及び資本準備金の額
うち、再評価積立金の額
うち、利益剰余金の額
うち、外部流出予定額 (△)
うち、処分未済持分の額 (△)
コア資本に算入される評価・換算差額等
うち、退職給付に係るものの額
コア資本に係る調整後非支配株主持分の額
コア資本に係る基礎項目の額に算入される引当金の合計額
うち、一般貸倒引当金コア資本算入額
うち、適格引当金コア資本算入額
適格旧資本調達手段の額のうち、コア資本に係る基礎項目の額に含まれる額
うち、回転出資金の額
うち、上記以外に該当するものの額
公的機関による資本の増強に関する措置を通じて発行された資本調達手段
の額のうち、コア資本に係る基礎項目の額に含まれる額
土地再評価額と再評価直前の帳簿価額の差額の四十五パーセントに相当す
る額のうち、コア資本に係る基礎項目の額に含まれる額
非支配株主持分のうち、経過措置によりコア資本に係る基礎項目の額に含まれる額
コア資本にかかる基礎項目の額
コア資本に係る調整項目
(単位:千円,%)
27年度
(イ)
経過措置
による不
算入額
4,458,972
2,467,076
-
2,007,269
12,188
8,527
-
-
-
48,620
48,620
-
-
-
-
4,554,654
2,452,698
-
2,153,193
35,812
15,425
-
-
-
51,210
51,210
-
-
-
-
-
-
720,299
637,369
5,097
5,232,988
5,633
5,248,865
(2)
無形固定資産(モーゲージ・サービシング・ライツに係るものを除く。)の額の合計額
うち、のれんに係るものの額
うち、のれん及びモーゲージ・サービシング・ライツに係るもの以外の額
繰延税金資産(一時差異に係るものを除く。)の額
適格引当金不足額
証券化取引に伴い増加した自己資本に相当する額
負債の時価評価により生じた時価評価差額であって自己資本に算入される額
退職給付に係る資産の額
自己保有普通出資等(純資産の部に計上されるものを除く。)の額
意図的に保有している他の金融機関等の対象資本調達手段の額
少数出資金融機関等の対象普通出資等の額
特定項目に係る十パーセント基準超過額
うち、その他金融機関等の対象普通出資等に該当するものに関連するものの額
うち、モーゲージ・サービシング・ライツに係る無形固定資産に関連するものの額
うち、繰延税金資産(一時差異に係るものに限る。)に関連するものの額
特定項目に係る十五パーセント基準超過額
うち、その他金融機関等の対象普通出資等に該当するものに関連するものの額
うち、モーゲージ・サービシング・ライツに係る無形固定資産に関連するものの額
1,552 6,208
-
-
1,552 6,208
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
24,596 98,385
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
26,148
うち、繰延税金資産(一時差異に係るものに限る。)に関連するものの額
コア資本に係る調整項目の額
(ロ)
自己資本
自己資本の額((イ)―(ロ))
(ハ)
5,206,840
リスク・アセット等
(3)
信用リスク・アセットの額の合計額
31,851,951
うち、経過措置によりリスク・アセットの額に算入される額の合計額 △1,454,621
うち、無形固定資産(のれん及びモーゲージ・サービシング・ライツに係るものを除く)
6,208
うち、繰延税金資産
-
うち、退職給付に係る資産
-
うち、他の金融機関等向けエクスポージャー
△3,337,730
- 69 -
− 69 −
2,818 4,227
-
-
2,818 4,227
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
45,327 67,991
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
48,145
5,200,720
31,565,390
△1,495,044
4,227
-
-
△3,337,730
26年度
項
27年度
経過措置
による不
算入額
経過措置
による不
算入額
目
うち、土地再評価額と再評価直前の帳簿価額の差額に係るものの額
1,778,516
1,770,468
うち、少数出資金融機関等の普通出資に係る額
98,385
67,991
4,836,069
オペレーショナル・リスク相当額の合計額を八パーセントで除して得た額 4,984,131
信用リスク・アセット調整額
-
-
オペレーショナル・リスク相当額調整額
-
-
リスク・アセット等の額の合計額
(ニ)
36,836,082
36,401,459
連結自己資本比率
連結自己資本比率((ハ)/(ニ))
14.14%
14.29%
(注) 1.農協法第 11 条の2第1項第2号の規定に基づく組合の経営の健全性を判断するための基準に係
る算式に基づき算出しています。
2.当JAは、信用リスク・アセット額の算出にあたっては標準的手法、適格金融資産担保の適用に
ついては信用リスク削減手法の簡便手法を、オペレーショナル・リスク相当額の算出にあたっては
基礎的手法を採用しています。
3.当JAが有するすべての自己資本とリスクを対比して、自己資本比率を計算しています。
(2)自己資本の充実度に関する事項
① 信用リスクに対する所要自己資本の額及び区分ごとの内訳
(単位:千円)
26年度
信用リスク・アセット
27年度
エクスポージャー
の期末残高
リスク・アセット額
4,149,664
951,752
-
-
-
54,289,578
-
5,108,525
1,484,212
31,750
927,806
14,188,991
50,225
747,963
3,337,730
-
複数の資産を裏付とする資産(所謂ファン
ド)のうち、個々の資産の把握が困難な資産
証券化
我が国の中央政府及び中央銀行向け
我が国の地方公共団体向け
地方公共団体金融機構向け
我が国の政府関係機関向け
地方三公社向け
金融機関及び第一種金融商品取引業者向け
法人等向け
中小企業等向け及び個人向け
抵当権付住宅ローン
不動産取得等事業向け
三ヵ月以上延滞等
信用保証協会等保証付
共済約款貸付
出資等
他の金融機関等の対象資本調達手段
特定項目のうち調整項目に算入されないもの
経過措置によりリスク・アセットの額
に算入・不算入となるもの
上記以外
標準的手法を適用するエクスポージャー別計
CVAリスク相当額÷8%
中央清算機関関連エクスポージャー
信用リスク・アセットの額の合計額
オペレーショナル・リスクに
対する所要自己資本の額
<基礎的手法>
所要自己資本額
b=a×4%
エクスポージャー
の期末残高
0
0
-
-
-
10,877,916
-
3,409,267
422,799
12,672
711,189
1,405,475
0
747,963
8,344,325
-
0
0
-
-
-
435,117
-
136,371
16,912
507
28,448
56,219
0
29,919
333,773
-
4,953,640
735,198
-
-
-
55,499,339
-
5,403,099
1,623,527
26,363
697,759
14,601,998
51,071
761,025
3,337,730
-
0
0
-
-
-
11,099,868
-
3,593,293
485,672
8,485
383,766
1,448,759
0
761,025
8,344,325
-
0
0
-
-
-
443,995
-
143,732
19,427
339
15,351
57,950
0
30,441
333,773
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
△1,454,621
△58,185
-
△1,495,043
△59,802
8,013,873
93,282,069
-
-
93,282,069
7,374,966
31,851,951
-
-
31,851,951
294,999
1,274,078
-
-
1,274,078
7,614,455
95,165,160
-
-
95,165,160
6,945,685
31,575,835
-
-
31,575,835
277,827
1,263,033
-
-
1,263,033
a
オペレーショナル・リスク相当
所要自己資本額
a
4,984,131
b=a×4%
リスク・アセット等(分母)計
所要自己資本額
額を8%で除して得た額
199,365
リスク・アセット額
a
オペレーショナル・リスク相当額
a
4,836,069
を8%で除して得た額
リスク・アセット等(分母)計
所要自己資本額
b=a×4%
所要自己資本額
b=a×4%
193,443
所要自己資本額
b=a×4%
b=a×4%
a
36,836,082
1,473,443
36,401,459
1,456,058
(注)1.「リスク・アセット額」の欄には、信用リスク削減効果適用後のリスク・アセット額をエクスポージャー
の種類ごとに記載しています。
所要自己資本額計
a
- 70 -
− 70 −
2.「エクスポージャー」とは、リスクにさらされている資産(オフ・バランスを含む)のことをいい、
具体的には貸出金や有価証券等が該当します。
3.「三ヵ月以上延滞等」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上延滞している債
務者に係るエクスポージャー及び「金融機関向け及び第一種金融商品取引業者向け」、「法人等向け」
等においてリスク・ウェイトが 150%になったエクスポージャーのことです。
4.「出資等」とは、出資等エクスポージャー、重要な出資のエクスポージャーが該当します。
5.「経過措置によりリスク・アセットの額に算入、不算入となるもの」とは、他の金融機関等の対象資
本調達手段、コア資本に係る調整項目(無形固定資産、前払年金費用、繰延税金資産等)及び土地再評
価差額金に係る経過措置により、リスク・アセットに算入したもの、不算入としたものが該当します。
6.「上記以外」には、貸出金、債券等を除く現金やその他の資産(固定資産等)が含まれています。
7.当JAでは、オペレーショナル・リスク相当額の算出にあたって、基礎的手法を採用しています。
〈オペレーショナル・リスク相当額8%で除して得た額の算出方法(基礎的手法)〉
(粗利益(正の値の場合に限る)×15%)の直近3年間の合計額
÷8%
直近3年間のうち粗利益が正の値であった年数
(3)信用リスクに関する事項
① リスク管理の方法及び手続の概要
当連結グループでは、JA以外で与信を行っていないため、連結グループにおける
信用リスク管理の方針及び手続等は定めていません。JAの信用リスク管理の方針及
び手続等の具体的内容は、単体の開示内容(p.8)をご参照ください。
②
標準的手法に関する事項
当JAでは自己資本比率算出にかかる信用リスク・アセット額は告示に定める標準的手法により算出
しています。また、信用リスク・アセットの算出にあたって、リスク・ウエイトの判定に当たり使用す
る格付等は次のとおりです。
(ア)リスク・ウエイトの判定に当たり使用する格付けは,以下の適格格付機関による依頼格付けのみ
使用し、非依頼格付は使用しないこととしています。
適格格付機関
株式会社格付投資情報センター(R&Ⅰ)
株式会社日本格付研究所(JCR)
ムーディーズ・インベスターズ・サービス・インク(Moody's)
スタンダード・アンド・プアーズ・レーティングズ・サービシス゛(S&P)
フィッチレーティングスリミテッド(Fitch)
(注)「リスク・ウエイト」とは、当該資産を保有するために必要な自己資本額を算出するための掛目のことです。
(イ)リスク・ウエイトの判定に当たり使用する適格格付機関の格付またはカントリー・リスク・スコ
アは、主に以下のとおりです。
カントリー・リスク・スコア
エクスポージャー
適格格付機関
金融機関向けエクスポージャー
日本貿易保険
法人等向けエクスポージャー (長期)
法人等向けエクスポージャー (短期)
R&I,Moody's,JCR,S&P,Fitch
R&I,Moody's,JCR,S&P,Fitch
- 71 -
− 71 −
③ 信用リスクに関するエクスポージャー(地域別,業種別,残存期間別)及び三月以
上延滞エクスポージャーの期末残高
(単位:千円)
26年度
27年度
信用リスクに関するエクスポージャー
の残高
うち貸
う ち 債
出金等
券
三ヵ月以上
延滞エクス
ポージャー
信用リスクに関するエクスポージャー
の残高
うち貸
う ち 債
出金等
券
三ヵ月以上
延滞エクス
ポージャー
法人
農業
193,886
193,886
-
-
101,771
101,771
-
-
林業
-
-
-
-
-
-
-
-
水産業
-
-
-
-
-
-
-
-
製造業
13,978
2,028
-
-
11,950
-
-
-
鉱業
-
-
-
-
-
-
-
-
建設・不動産業
-
-
-
-
-
-
-
-
電気・ガス・熱供給・水道業
-
-
-
-
-
-
-
-
運輸・通信業
3,134
284
-
-
2,850
-
-
-
金融・保険業
58,505,404
-
-
-
59,637,688
-
-
-
卸売・小売・飲食・サービス業
日本国政府・地方公共団体
上記以外
59,073
2,000
-
-
59,073
2,000
-
5,101,416
951,752
4,149,664
-
5,688,839
735,198
4,953,640
-
145,568
-
-
16,524
140,045
-
-
13,366
個人
21,975,523 21,696,356
894,758 22,596,904 22,414,294
671,026
その他
7,384,087
7,066,086
業種別残高計
93,382,069 22,846,306
4,149,664
911,282 95,305,205 23,253,264
4,953,640
684,392
1年以下
58,061,664
3,447,339
58,559,331
2,827,591
1年超3年以下
3,559,037
3,559,037
4,161,726
4,161,726
3年超5年以下
1,225,646
1,225,646
2,063,893
1,263,946
799,947
5年超7年以下
2,296,848
694,723
1,602,125
1,540,795
597,942
942,852
7年超 10 年以下
1,143,467
1,002,925
140,542
971,666
971,666
10 年超
14,525,348 12,118,352
2,406,997
15,998,436 12,787,595
3,210,841
期限の定めのないもの
12,570,059
798,285
12,009,358
642,797
残存期間別残高計
93,382,069 22,846,306
4,149,664
95,305,205 23,253,264
4,953,640
(注)1.信用リスクに関するエクスポージャーの残高には、資産(自己資本控除となるもの、証券化エクスポー
ジャーに該当するものを除く)並びにオフ・バランス取引及び派生商品取引の与信相当額を含みます。
2.「三ヵ月以上延滞エクスポージャー」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から三ヵ月以上
延滞しているエクスポージャーをいいます。
3.「その他」には、ファンドのうち個々の資産の把握が困難な資産や固定資産等が該当します。
4.当JAでは国内の限定されたエリアで事業活動を行っているため、地域別の区分は省略しております。
④
貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額
区
分
一般貸倒引当金
個別貸倒引当金
期首残高
期中増加額
26年度
期中減少額
目的使用
その他
期末残高
期首残高
(単位:千円)
27年度
期中減少額
期中増加額
期末残高
目的使用
その他
24,605 48,620
- 24,605 48,620 48,620 51,210
408,398 441,635 27,082 381,316 441,635 441,635 555,318
- 72 -
− 72 −
- 48,620 51,210
1,992 439,643 555,318
⑤
業種別の個別貸倒引当金の期末残高・期中増減額及び貸出金償却の額
(単位:千円)
26年度
区
分
農業
林業
水産業
製造業
鉱業
法人
建設・不動産業
電気・ガス・熱供
給・水道業
運輸・通信業
金融・保険業
卸売・小売・飲食
・サービス業
上記以外
期首残
高
期中増
加額
27年度
期中減少額
目的
使用
その他
期末残
高
貸出金
償却
期首残
高
期中増
加額
期中減少額
目的使
用
その他
期末残
高
貸出金
償却
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
13,366
-
1,992 423,120 541,952
-
- 441,635 555,318
業種別計
408,398 441,635 27,082 381,316 441,635
1,992 439,643 555,318
(注)当JAでは国内の限定されたエリアで事業活動を行っているため、地域別の区分は省略しております。
-
個
⑥
人
20,016
16,524
-
20,016
16,524
388,382 425,111 27,082 361,300 425,111
-
16,524
13,366
- 425,111 541,952
-
16,524
信用リスク削減効果勘案後の残高及びリスク・ウェイト 1,250%を適用する残高
(単位:千円)
26年度
格付
あり
格付
なし
計
格付
あり
格付
なし
計
6,284,449
6,284,449
-
6,735,540
6,735,540
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
14,587,327 14,587,327
-
14,920,536
14,920,536
54,402,735 54,402,735
-
55,705,290
55,705,290
1,099,936
1,099,936
-
1,301,451
1,301,451
282,270
282,270
-
407,619
407,619
4,591,432
4,591,432
-
4,804,298
4,804,298
10,372,808 10,372,808
-
9,759,504
9,759,504
3,670,370
3,670,370
-
3,561,799
3,561,799
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
計
95,291,327 95,291,327
-
97,196,037
97,196,037
(注)1.信用リスクに関するエクスポージャーの残高には、資産(自己資本控除となるもの、証券化エクスポー
ジャーに該当するものを除く)並びにオフ・バランス取引及び派生商品取引の与信相当額を含みます。
2.「格付あり」にはエクスポージャーのリスク・ウェイト判定において格付を使用しているもの、「格付
なし」にはエクスポージャーのリスク・ウェイト判定において格付を使用していないものを記載してい
ます。なお、格付は適格格付機関による依頼格付のみ使用しています。
3.経過措置によってリスク・ウェイトを変更したエクスポージャーについては、経過措置適用後のリス
ク・ウェイトによって集計しています。また、経過措置によってリスク・アセットを算入したものにつ
いても集計の対象としています。
4.1250%には、非同時決済取引に係るもの、信用リスク削減手法として用いる保証又はクレジット・デ
リバティブの免責額に係るもの、重要な出資に係るエクスポージャーなどリスク・ウェイト 1250%を
適用したエクスポージャーがあります。
信用リ
スク削
減効果
勘案後
残高
リスク・ウェイト 0%
リスク・ウェイト 2%
リスク・ウェイト 4%
リスク・ウェイト 10%
リスク・ウェイト 20%
リスク・ウェイト 35%
リスク・ウェイト 50%
リスク・ウェイト 75%
リスク・ウェイト 100%
リスク・ウェイト 150%
リスク・ウェイト 200%
リスク・ウェイト 250%
その他
リスク・ウェイト 1,250%
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
27年度
- 73 -
− 73 −
(4)信用リスク削減手法に関する事項
① 信用リスク削減手法に関するリスク管理の方針及び手続の概要
連結自己資本比率の算出にあって、信用リスク削減手法を「自己資本比率算出要領」にお
いて定めています。信用リスク削減手法の適用及び管理方針、手続は、JAのリスク管理の
方針及び手続に準じて行っています。JAのリスク管理の方針及び手続等の具体的内容は、
単体の開示内容(p.60)をご参照ください。
②
信用リスク削減手法が適用されたエクスポージャーの額
(単位:千円)
27年度
26年度
区
分
適格金融
資産担保
我が国の政府関係機関向け
地方三公社向け
金融機関向け及び第一種金融商品取引行業者向け
法人等向け
中小企業等向け及び個人向け
抵当権住宅ローン
不動産取得等事業向け
三ヵ月以上延滞等
証券化
中央清算機関関連
その他
合
計
-
-
-
-
123,292
-
-
4,260
-
-
-
127,552
保証
-
-
-
-
115,198
378,543
20,430
18,414
-
-
-
532,584
適格金融
資産担保
-
-
-
-
125,662
-
-
3,260
-
-
-
128,922
保証
-
-
-
-
282,067
318,008
18,818
10,571
-
-
-
629,464
(注)1.「エクスポージャー」とは、リスクにさらされている資産(オフ・バランスを含む)のことをいい、
主なものとしては貸出金や有価証券等が該当します。
2.「三ヵ月以上延滞等」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から三ヵ月以上延滞している債
務者に係るエクスポージャー及び「金融機関向け及び第一種金融商品取引業者向け」、「法人等向け」
等においてリスク・ウエイトが 150%になったエクスポージャーのことです。
3.「その他」には、現金及び上記以外の資産(固定資産等)が含まれます。
(5)派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関する事項
該当する取引はありません。
(6)証券化エクスポージャーに関する事項
該当する取引はありません。
(7)オペレーショナル・リスクに関する事項
① オペレーショナル・リスクに関するリスク管理の方針及び手続の概要
連結グループにかかるオペレーショナル・リスク管理は、子会社においてはJAの
リスク管理及びその手続に準じたリスク管理を行っています。また、関連会社につい
ては、これらに準じたリスク管理態勢を構築しています。JAのリスク管理の方針及
び手続等の具体的内容は、単体の開示内容(p.8)をご参照ください。
- 74 -
− 74 −
(8)出資等その他これに類するエクスポージャーに関する事項
① 出資等その他これに類するエクスポージャーに関するリスク管理の方針及び手
続の概要
連結グループにかかる出資その他これに類するエクスポージャーに関するリスク管
理は、子会社においてはJAのリスク管理及びその手続に準じたリスク管理を行って
います。また、関連会社についても、子会社に準じたリスク管理態勢を構築していま
す。JAのリスク管理の方針及び手続等の具体的内容は、単体の開示内容(p.61)を
ご参照ください。
出資その他これに類するエクスポージャーの連結貸借対照表計上額及び時価
②
上 場
非上場
合 計
26 年度
連結貸借対照表計上額 時価評価額
4,208,674
4,208,674
4,208,674
4,208,674
(単位:千円)
27年度
連結貸借対照表計上額
4,212,074
4,212,074
時価評価額
4,212,074
4,212,074
(注)「時価評価額」は、時価のあるものは時価、時価のないものは貸借対照表額の合計額です。
③
出資その他これに類するエクスポージャーの売却及び償却に伴う損益
該当する項目はありません。
④ 連結貸借対照表で認識され、連結損益計算書で認識されない評価損益の額(保
有目的区分をその他有価証券としている株式・出資の評価損益等)
該当する項目はありません。
⑤ 連結貸借対照表及び連結損益計算書で認識されない評価損益の額(子会
社・関連会社株式の評価損益等)
該当する項目はありません。
(9)金利リスクに関する事項
① 金利リスクの算定方法の概要
連結グループの金利リスクの算定方法は、JAの金利リスクの算定方法に準じた方法によ
り行っています。JAの金利リスクの算定方法は、単体の開示内容(p.62)をご参照くだ
さい。
②
金利ショックに対する損益・経済価値の増減額
26 年度
金利ショックに対する損益・
経済価値の増減額
(注)
△251,516
(単位:千円)
27年度
△303,303
金利ショックは保有期間 1 年、最低 5 年の観測期間で計測される金利変動の 1 パーセンタイル値、
99 パーセンタイル値をもとに算定している。
- 75 -
− 75 −
【JAの概要】
1.機構図
組 合 員
組 合 員
H28.4月現在
H28.4
月現在
総 代 会
総 代 会
総 務 委 員 会 金融共済委員会
総 務 委 員 会 金融共済委員会
営農畜産委員会 経 済 委 員 会
営農畜産委員会 経 済 委 員 会
理 事 会
理 事 会
監事会
監 事 会
代表理事組合長
代表理事組合長
代表監事
代表監事
代表理事副組合長
代表理事副組合長
代表理事常務
常勤監事
代表理事常務
参 事
常勤監事
参 事
経済部
営農畜産部
金融共済部
総務部
経 済 部
営 農 畜 産 部
金融共済部
総 務 部
総
務
課
務
管
課
課
理
中部ブロック
万
里
里
支
支
所
所
所
中
央
支
所
( 基) 幹 支 所 )
中 部ー 営 農 セ ン タ ー
伊
二 伊 中
中
基
中部ブロック
万 部
里
営 幹央
里 農
支支
支
支 セ
ン 所
所 所 タ
所
二
支
黒
川
支
所
( 基) 幹 支 所 )
北 部ー 営 農 セ ン タ ー
波
黒
北
北部ブロック
部 基
多
営 幹川
津
農
支支
セ
支
ン 所
所
所
タ
(
(
井
野
尾
出
張
所
波 多 津 支 所
井 野 尾 出 張 所
代
所
東 山 代 支 所
( 基) 幹 支 所 )
滝 野 出 張 所
西 部ー 営 農 セ ン タ ー
山
支
大
川
支
所
( 基) 幹 支 所 )
東部営農センター
浦
ー
− 76 −
画
課
課
北部ブロック
(
山
- 76 -
企
融
進
課
推
援
課
(
松
南 波 多 支 所
( 総) 合 支 所 )
東
西
西部ブロック
部 滝 基山
代
営
野 幹代
農
出 支
支
セ
張 所支
ン
所
所
タ 所
企
画
管
理
課
監 査 室
総
金
融
課
金
済
支
芸
課
西部ブロック
共
済
推
進
課
共
園
興
課
振
済
営
樹
農
産
(
西 有 田 支 所
( 基) 幹 支 所 )
南 部ー 営 農 セ ン タ ー
有
田
支
所
(金 )融 共 済 店 舗)
南
松 東
大
総東部ブロック
部 基
波
浦 営 幹川
合
多
農
支
支 セ 支支
支
所
ン 所
所 タ
所
所
共
経
果
営
課
産
課
務
課
東部ブロック
共
済
課
経
営
支
援
課
導
業
料
(
(
西
南
金有
基
南部ブロック
部
融
有
営 幹
共田
田
農
済
支
支
セ
店
支
ン 所
舗
所
所
タ
果
樹
園
芸
課
指
燃
産
南部ブロック
営
農
振
興
課
畜
産
指
導
課
畜
畜
産
業
務
課
畜
生
産
燃
料
課
生
ふ
れ
あ
い
生
活
課
ふ れ あ い 生 活 課
や す ら ぎ 生 活 課
や
す
ら
ぎ
生
活
課
監査室
2.役員構成(役員一覧)
役
員
代表理事組合長
代表理事副組合長
代 表 理 事 常 務
筆
頭
理
事
理
事
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
岩
小
水
川
木
山
田
古
原
川
立
永
古
岩
氏
永
島
田
原
須
口
中
川
棚
石
尾
賀
永
名
康
茂
重
嘉
長
和
重
憲
育
定
清
役
則
幸
彦
行
修
司
人
利
人
夫
司
章
隆
統
員
理
事
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
代
常
監
表
勤
員
外
監
監
事
事
事
監
事
〃
(平成 28 年 4 月現在)
氏
名
井 手 博 文
田 代 直 樹
田 口 敬一郎
桒 原 義 隆
石 橋
茂
空 閑 久 生
小 林 成 郎
吉 田 喜美子
西 山 和 枝
大 野 實 男
川 原 一 道
犬 塚 邦 康
松 本 孝 広
川 原 文 夫
3.組合員数
区
分
正組合員
個
人
法
人
准組合員
個
人
法
人
合
計
26 年度
27年度
5,127
5,120
7
8,226
7,960
266
13,353
5,042
5,034
8
8,365
8,098
267
13,407
(単位:人、団体)
増
減
△85
△86
1
139
138
1
54
4.組合員組織の状況
生
青
女
い
き
ア
玉
小
み
キ
米
み
ハ
き
梨
組 織 名
産
組
年
性
ち ご 部
ゅ う り 部
ス パ ラ 部
葱
部
葱
部
ず 菜 部
ヌ サ ヤ 部
茄
か ん 部
ウスみかん部
ん か ん 部
部
合
部
部
会
会
会
会
会
会
会
子
会
会
会
会
構成員数
4,539
688
2,679
37
88
70
255
15
31
34
1
75
2
19
170
平成 28 年 4 月現在(単位:人)
組 織 名
構成員数
ぶ ど う 部 会
55
梅
部
会
94
もも・すもも部会
15
キウイフルーツ部会
17
花
木
部
会
12
茶
業
部
会
18
椎
茸
部
会
21
肥 育 牛 部 会
61
生 産 牛 部 会
38
養
豚
1
ブロイラー部会
16
酪
農
1
鶏
卵
1
農 機 具 部 会
143
5.特定信用事業代理業者の状況
該当する項目はありません。
- 77 -
− 77 −
6.地区一覧
平成 28 年 4 月現在
6.地区一覧
平成 28 年 4 月現在
- 78 -
− 78 −
7.沿革・あゆみ
市内
10 農協が合併し、伊万里市農業協同組合が発足。初代組合長に松園春美氏就任
40 年
月10
10 年6 月 みかん選果業務を西販連より移管
市内
農協が合併し、伊万里市農業協同組合が
40 年10
月 10
事務所を円蔵寺公民館に置く
役員改選により、4 代目組合長に副島哲三氏就任
11 年6 月
発足。初代組合長に松園春美氏就任
7 月 伊万里市内集中豪雨に見舞われ、農地・施設に多大の被害を受ける
42 年 事務所を円蔵寺公民館に置く
明日香の会デイサービス開始
13 年7 月
6 月 営農貯金制度を採用
43 月
年 伊万里市内集中豪雨に見舞われ、農地・施設に
14 年11 月 伊西地区5JA 合併予備契約調印式
42 年7
8 月 自主流通米を初出荷(県内向け)
44 年 多大の被害を受ける
伊西地区5JA が合併し、新JA 伊万里が誕生する
15 年4 月
9 月 本所を西松浦農協会館へ移設
45 月
年 営農貯金制度を採用
15 年10 月 伊西地区5JA 合併により西販連を承継する
43 年6
8 月 伊万里市農協会館落成
47 月
年 自主流通米を初出荷(県内向け)
15 年10 月 JA 内のネットワークシステム「ウェブウォーカ
44 年8
5 月 旧西松浦農協会館を購入し生活センターとして発足する 48 月
年 本所を西松浦農協会館へ移設
ーズ」を導入する
45 年9
5 月 役員改選により、2代目組合長に田中正爾氏就任
50 月
年 伊万里市農協会館落成
15 年12 月 新会計システム JA コンパス稼動
47 年8
51 月
年 12
月 伊万里イチゴ東京市場へ初の共同出荷 16 年2 月
第1回伊万里梅まつり開催
旧西松浦農協会館を購入し生活センターとして
48 年5
5 月 竹の古場放牧場落成式
52 年 発足する
梅一次加工施設完成
16 年3 月
8 月 第一回九州管内枝肉共励会において金賞受賞
53 月
年 役員改選により、2代目組合長に田中正爾氏就任
16 年4 月
JA 伊万里ホームページ開設
50 年5
7 月 年金友の会が発足
54 年
伊万里梨発祥 100 年祈念祭開催
16 年6 月
51 年12
月 伊万里イチゴ東京市場へ初の共同出荷
2 月 婦人の家落成式
55 月
年 竹の古場放牧場落成式
農産物直売所「松浦の里」オープン
17 年4 月
52 年5
55 月
年 12
月 年末貯金残高 200 億円を突破
役員改選により、5代目組合長に岩永康則氏就任
第一回九州管内枝肉共励会において金賞受賞
17 年6 月
53 年8
7 月 金融事業オンライン開通
57 月
年 年金友の会が発足
伊万里梨「新高」輸出販売開始(青島・大連)
17 年9 月
54 年7
57 月
年 10
月 A コープいまり店オープン
17 年10 月 全国肉用牛枝肉共励会(東京)において名誉賞
婦人の家落成式
55 年2
7 月 現金自動支払機を
A コープいまり店に設置
58 年
(日本一)受賞
55 年12
月 年末貯金残高
200 億円を突破
60 月
年 10
月 伊万里市農協創立 20 周年記念式典。記念碑建立
事業再構築 4 ヵ年計画がスタート
18 年4 月
金融事業オンライン開通
57 年7
JA 斎場伊万里オープン
19 年4 月
A コープいまり店オープン
57 年10
月 12
60 年
月 貯金残高 300 億円突破
8 月 台風 12 号により大きな被害を受ける
19 年11 月 農産物直売所「四季ありた」オープン
A コープいまり店に設置
58 年7
62 月
年 現金自動支払機を
7 月 玉葱共同選果開始
大坪支所閉所ならびに中央支所開所
20 周年記念式典。記念碑建立 20 年3 月
60 年10
月 伊万里市農協創立
63 年
4 月 金融窓口サービスターミナルへ移転
山代西部支所及び大川内支所閉所ならびに山代
22 年3 月
300 億円突破
60 年12
月 貯金残高
元年
2 月12
役員改選により、3代目組合長に吉田紀夫氏就任
支所開所
号により大きな被害を受ける
62 年8
3月
年 台風
9 月 台風 19 号により被害を受ける
移動金融店舗車「貯まるくん」導入
22 年4 月
63 年7
3月
年 玉葱共同選果開始
3 月 波多津東部農業構造改善事業において農林水産大臣賞受賞
22 年12 月 JA 斎場有田オープン
元年4
4月
年 金融窓口サービスターミナルへ移転
7 月 野菜集荷センター落成
第 59 回全国ナシ研究大会(伊万里で開催)
23 年6 月
3 年27月年 役員改選により、3代目組合長に吉田紀夫氏就任
3 月19
農産物直売所「四季の館」オープン
24 年11 月 黒川支所竣工落成式
号により被害を受ける
3 年98月年 台風
3 月 営農総合センター落成
24 年12 月 JA 斎場伊万里第二オープン
4 年39月年 波多津東部農業構造改善事業において農林水産
3
伊万里国営総合農地開発事業完了
曲川支所を閉所、西有田支所に統合する
25 年3 月
大臣賞受賞
10 年
月
6 月 みかん選果業務を西販連より移管
JA 伊万里合併 10 周年を迎える。記念式典開催
25 年4 月
7 年7
10月年 野菜集荷センター落成
6 月 役員改選により、4 代目組合長に副島哲三氏就任
助け合い組織施設落成式
27 年3 月
8 年3
11月年 農産物直売所「四季の館」オープン
伊万里ふるさと村内に「焼肉の杜」オープン
27 年7 月
9 年3
7 月 明日香の会デイサービス開始
13月年 営農総合センター落成
27 年10 月 伊万里市農業協同組合創立 50 周年記念祝賀会
伊万里国営総合農地開発事業完了
10 年3
14 月
年 11
月 伊西地区5JA 合併予備契約調印式
15 年 4 月 伊西地区5JA が合併し、新 JA 伊万里が誕生する
15 年 10 月 伊西地区5JA 合併により西販連を承継する
15 年 10 月 JA 内のネットワークシステム「ウェブウォーカーズ」を導入する
15 年 12 月 新会計システム JA コンパス稼動
16 年 2 月 第1回伊万里梅まつり開催
16 年 3 月 梅一次加工施設完成
16 年 4 月 JA 伊万里ホームページ開設
16 年 6 月 伊万里梨発祥 100 年祈念祭開催
17 年 4 月 農産物直売所「松浦の里」オープン
17 年 6 月 役員改選により、5代目組合長に岩永康則氏就任
17 年 9 月 伊万里梨「新高」輸出販売開始(青島・大連)
17 年 10 月 全国肉用牛枝肉共励会(東京)において名誉賞(日本一)受賞
18 年 4 月 事業再構築 4 ヵ年計画がスタート
19 年 4 月 JA 斎場伊万里オープン
19 年 11 月 農産物直売所「四季ありた」オープン
20 年 3 月 大坪支所閉所ならびに中央支所開所
22 年 3 月 山代西部支所及び大川内支所閉所ならびに山代支所開所
22 年 4 月 移動金融店舗車「貯まるくん」導入
22 年 12 月 JA 斎場有田オープン
23 年 6 月 第 59 回全国ナシ研究大会(伊万里で開催)
24 年 11 月 黒川支所竣工落成式
24 年 12 月 JA 斎場伊万里第二オープン
25 年 3 月 曲川支所を閉所、西有田支所に統合する
25 年 4 月 JA 伊万里合併 10 周年を迎える。記念式典開催
27 年 3 月 助け合い組織施設落成式
27 年 7 月 伊万里ふるさと村内に「焼肉の杜」オープン
- 79 27 年 10 月 伊万里市農業協同組合創立 50 周年記念祝賀会
− 79 −
8.店舗等のご案内
(平成 28 年 4 月現在)
種 別
種 別
事務所
事務所
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
事業所
事業所
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
名 称
名 称
所 在 地
所 在 地
本
所
本
所
ロ
ー ン
ン セ
セ ン
ン タ
タ ー
ー
ロ ー
資
タ ー
ー
資 材
材 セ
セ ン
ン タ
経
済
総
合
セ
ン
タ
ー
経済総合セ ター
中
支
所
中
央
支
所
伊
支 所
所
伊 万 里 支
黒
川
支
所
黒
支
所
波 多
多 津
支
波
津
支 所
所
井
野
尾
出
張
所
井 野 尾 出 張 所
松
浦
支
所
松
浦
支
所
二
里
支
所
二
里
支
所
東
山
代
支
所
東
山
代
支
所
滝 野 出 張 所
滝
野
出
張
所
山
代
支
所
山
代
支
所
南 波 多 支 所
南
波
多
支
所
大
川
支
所
大
川
支
所
西 有 田 支 所
西
所
南 部有営 農田セ ン支 タ ー
南
ー
有 部 営田農 セ支ン タ 所
有
田
支
所
JA斎場伊万里第一・第二
JA斎場伊万里第一・第二
J A 斎 場 有 田
J
A 流斎通 場
田
園芸
セ ン有タ ー
果芸
樹流
特通
産セ
センタ
園
ター
ー
中
部
堆
肥
セ
ン
タ
ー
果 樹 特 産 セ ン タ ー
波多
ンタ
ター
中
部津
堆堆
肥肥セセン
ー
竹
の古
場
堆
肥
セ
ン
ター
波多津堆肥センタ
ー
大
川
堆
肥
セ
ン
タ
ー
竹の古場堆肥センター
西有田堆肥センター
大 川 堆 肥 セ ン タ ー
農 機 具 セ ン タ ー
西有田堆肥センター
中 央 給 油 所
農 機 具 セ ン タ ー
北 部 給 油 所
中
央
給
油
所
西 部 給 油 所
北
部
給
油
所
井 野 尾 給 油 所
西
所
ふ る 部さ と 給
村 給油油 所
井
所
大 野川 尾給 給 油油 所
ふ
る
さ
と
村
給
油
所
南 部 給 油 所
大
給 い油ま 所
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り
南
所
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黒 川
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コ ー
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ま 津
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浦
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崎
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ス
A コ ー プ 浦 之 崎
四 コ 季ー プの 大 館
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川
伊 万 里ふ るさ と 村
A コ ー プ ブ リ ス
四 季 の 里 大 川
四
季
の
館
松
浦
の
里
伊 万 里 ふ る さ と 村
四 季 あ り た
四 季 の 里 大 川
松
四
浦
季
の
あ
り
里
た
伊万里市 立花町 1290-1
伊万里市 立花町1290-1
〃
立花町
1290-1
〃
立花町1290-1
〃
立花町
1290-1
〃
立花町1290-1
〃
立花町
1290-2
立花町1290-2
〃
立花町
1290-1
立花町1290-1
〃
松島町
305-10
松島町305-10
黒川町塩屋523番4
〃
黒川町塩屋
523 番 4
〃
波多津町辻932-8
〃
波多津町辻
932-8
〃
波多津町井野尾1981-1
〃
波多津町井野尾 1981-1
〃
松浦町桃川4417-20
〃
松浦町桃川
4417-20
〃
二里町大里甲2855
〃
二里町大里甲 2855
〃
東山代町長浜2094-4
〃
東山代町長浜 2094-4
〃
東山代町滝川内2472
〃
東山代町滝川内 2472
〃
山代町久原16
〃
山代町久原 16
〃
南波多町井手野2437
〃
南波多町井手野 2437
〃
大川町大川野3370-4
〃
大川町大川野 3370-4
西松浦郡
有田町立部乙2264-1
西松浦郡
有田町立部乙
2264-1
〃
有田町大木宿乙714-1
〃
有田町大木宿乙
714-1
〃
有田町本町丙1019
〃
有田町本町丙
1019
伊万里市 大坪町丙1550-10
伊万里市
1550-10
西松浦郡 大坪町丙
有田町大木宿乙714
西松浦郡
伊万里市 有田町大木宿乙714
大坪町乙883-1
〃
大坪町丙1206
伊万里市
大坪町乙
883-1
〃
南波多町府招941-15
〃
大坪町丙 1206
〃
波多津町井野尾2155-7
〃
南波多町府招
941-15
〃
東山代町滝川内3344-232
〃
波多津町井野尾
2155-7
〃
大川町立川1094-60
〃
東山代町滝川内 3344-232
西松浦郡
有田町上山谷乙3007-3
〃
大川町立川 1094-60
伊万里市 大川内町丙2668
西松浦郡 有田町上山谷乙 3007-3
〃
新天町301-1
伊万里市 大川内町丙 2668
〃
黒川町黒塩2098-3
〃
新天町 301-1
〃
東山代町長浜2345
〃
黒川町黒塩 2098-3
〃
波多津町井野尾1981-3
〃
東山代町長浜
2345
〃
南波多町井手野2831-1
〃
波多津町井野尾
1981-3
〃
大川町大川野3881-1
〃
南波多町井手野
2831-1
西松浦郡 有田町大木宿乙952-1
〃
大川町大川野
立花町1326-23881-1
西松浦郡
有田町大木宿乙
952-1
〃
黒川町塩屋224-1
波多津町辻932-8
〃
立花町
1326-2
〃
山代町立岩410
〃
黒川町塩屋
224-1
〃
大川町大川野3157
〃
波多津町辻
932-8
西松浦郡
有田町立部乙2264-1
〃
山代町立岩 410
伊万里市
二里町八谷搦1250
〃
大川町大川野
3157
〃
南波多町井手野2754-9
西松浦郡 有田町立部乙 2264-1
〃
大川町大川野1883-1
伊万里市 二里町八谷搦 1250
〃
松浦町山形4922-1
〃
南波多町井手野 2754-9
西松浦郡 有田町仏ノ原丙756
〃
大川町大川野 1883-1
〃
松浦町山形 4922-1
- 80 西松浦郡 有田町仏ノ原丙
756
− 80 −
電話番号
電話番号
ATM
ATM
設置台数
設置台数
0955-23-5555
0955-23-5555
0955-23-5556
0955-23-5556
0955-23-4728
0955-23-4728
0955-23-5575
0955-23-5575
0955-23-5525
0955-23-5525
22
0955-23-6666
0955-23-6666
0955-27-2151
11
0955-27-2151
0955-25-1100
0955-25-1100
0955-25-0018
0955-25-0018
0955-26-3131
0955-26-3131
0955-23-4165
0955-23-4165
0955-23-4168
11
0955-23-4168
0955-28-4598
0955-28-4598
0955-28-0116
0955-28-0116
0955-24-3111
1
0955-24-3111
1
0955-29-3111
1
0955-29-3111
1
0955-46-4849 2(支所,伊万里
0955-46-4849
有田共立病院)
2( 支所,伊万里
0955-46-2211
)
0955-46-2211 有田共立病院
0955-42-4194
1
0955-42-4194
1
0955-23-5510
0955-23-5510
0955-46-5510
0955-46-5510
0955-22-5200
0955-23-5222
0955-22-5200
0955-22-3122
0955-23-5222
0955-25-0712
0955-22-3122
0955-28-4408
0955-25-0712
0955-29-3278
0955-28-4408
0955-46-3588
0955-29-3278
0955-23-7749
0955-46-3588
0955-23-0820
0955-23-7749
0955-27-1815
0955-23-0820
0955-22-2419
0955-27-1815
0955-25-1077
0955-22-2419
0955-24-2101
0955-25-1077
0955-29-2129
0955-24-2101
0955-46-5401
0955-29-2129
0955-22-3233
0955-46-5401
0955-27-1864
0955-25-0880
0955-22-3233
0955-28-3002
0955-27-1864
0955-29-2493
0955-25-0880
0955-46-5111
0955-28-3002
0955-22-2581
0955-29-2493
0955-24-2252
0955-46-5111
0955-29-3115
0955-22-2581
0955-26-3427
0955-24-2252
0955-46-4700
1
0955-29-3115
0955-26-3427
0955-46-4700
1