参考情報

(参考情報)
全米養豚獣医師協会公表資料(2016 年7月 20 日付け)
豚の Senecavirus A(Seneca Valley Virus)-と畜場における事例
出典 URL: https://www.aasv.org/news/story.php?id=9127
(仮訳)
過去 10 日間(2016 年7月8日~17 日)で、アイオワ州の2か所のと畜場で、12 例の水
胞症例が確認されている。検査の結果、全ての症例で口蹄疫(FMD)陰性が確認されている
ものの、75%で Senecavirus A(Seneca Valley Virus)陽性が確認された。すべての症例
において豚を市場に出荷した際に臨床所見は報告されていないが、USDA FSIS の獣医師に
よる、と畜前・と畜後検査時に、病変及び/又は跛行が発見された。
この発表は、獣医師、養豚農家、契約肥育農家、出荷に関連する従業員で、以下の臨床症
状を見つけるための啓発資料である。
・鼻上又は口腔粘膜(粘液及び皮膚の結合部)内の水胞(完全なもの又は破裂したもの)
-図1:破裂した鼻水胞
-関連して豚の跛行がみられることがある
・群の中での急性の跛行
-蹄壁上又は周囲の潰瘍性病変(図2:蹄冠帯の潰瘍病変)
-蹄冠帯の発赤又は蒼白
-最終的な蹄壁の脱落
・食欲不振、元気消失及び/又は発熱
-症状の初期に、105 ゚ F(=40.6℃)の発熱が報告されている。
図1:破裂した鼻水胞
図2:蹄冠帯の潰瘍病変