サンプ - 日本エコノミックセンター

2016 年7 月27 日(水曜日) No.16072707
JEC.Co.,LTD
スマートニュース (Smart・news)
株式会社 日本エコノミックセンター 〒103-0012 東京都中央区日本橋堀留町 1-11-5 3F
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関連動向
既刊「2016 太陽光発電市場・技術の実態と将来展望」----―--------(1)
既刊「2016 スマートコミュニティ市場実態と将来展望」------------(2)
既刊「2016 燃料電池市場・技術の実態と将来展望」----------------(3)
既刊「2015 次世代自動車市場・技術の実態と将来展望」------------(4)
(1)スマート・エネルギー(新エネルギー関連)
○パナソニック 株式会社(太陽電池生産、島根へ)
同社は、2017 年 4 月をメドに太陽電池関連製品の生産拠点を集約する。太陽光で作った
直流の電気を交流にするために使用するパワーコンディショナー(電力変換機)を製造す
る国内 3 拠点のうち、栃木県の工場は閉鎖して生産を島根県の工場に移転。閉鎖するのは
子会社のテクノデバイス(栃木県真岡市)
。パワコンの生産は島根三洋電機(島根県雲南市)
に統合。者拠点を集約することで、需要が低迷する耐油太陽電池事業の収益性を高める。
(2)スマート・エネルギー(新エネルギー関連)
○スパークス・グループ 株式会社(電源多様化へ地熱発電)
同社は、独立系の運用会社である。地熱発電事業に参入、鹿児島県指原市で出力 1200kW
の発電所を建設する。16 年 8 月から着工し、19 年末の稼働を目指す。同社は、再生可能エ
ネルギーの投資を注力分野と位置付け、
全国 19 ヶ所でメガソーラー
(大規模太陽光発電所)
を開発。常時発電できる地熱発電により、電源の多様化を目指す。地熱発電所の運営は、
スパークスと JA 三井リースで組成した投資ファンドが出資する特別目的会社が手掛ける。
(3)スマート・エネルギー(新エネルギー関連)
○大陽日酸 株式会社(燃料電池車用の高純度水素)
同社や昭和電工、広島大学、産業技術総合研究所、豊田自動織機は共同研究により、ア
ンモニアから燃料電池自動車用高純度水素を製造する技術の開発に成功した。クリーンエ
ネルギー源として期待されている水素は、常温で期待であるため効率的な彫像・輸送技術
の開発が課題となっている。今後は、アンモニア分解装置、アンモニア除去装置、水素精
製装置を連結させ、毎時 10 ノルマル㎥で水素を供給できる実証システムを開発していく。
(4)スマート・モビリティ(環境対応車関連)
○米・テスラモーターズ(大型商用車を参入)
同社は、今後 10 年間の事業計画を発表。同社によれば、乗用車に続いてバスやトラック
にも参入し主要分野をすべてに EV(電気自動車)を揃える。量産効果を高めて電池のコス
トを 3 割以上減らし、自動運転も進化させる。バスやトラックについては 17 年に詳細を発
表し予約を開始する予定。ピックアップトラック、小型多目的スポーツ車(SUV)も開発す
る。
次のエコカーの主流が定まらないなか、
事業の拡大ペースを速めて EV で主導権を握る。
※(注) 掲載内容による損害に付いては責任を追いません。
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