IPM(Interface Public-Members)の説明会を開催 WCO(世界税関機構)が、現在世界 93 カ国の税関で運用中の権利者と税関 をオンラインで結ぶ模倣品対策ツールである IPM(Interface Public-Members) のアップグレードが昨年末に完了し、本年から本格的に稼働を開始しました。 新バージョンの最大の特徴は、税関職員がスマホを利用して検査の現場で模倣 品か否か瞬時に判定できるようになったことです。 日本関税協会知的財産情報センター(CIPIC)は、WCO と覚書を締結し、IPM の活用促進を図っています。CIPIC では、最新の IPM の機能とメリットを日本 の権利者に紹介し、IPM への理解を深めていただくことを目的として6月及び 7月に説明会を開催しました。 説明会では、CIPIC から IPM の概要及び IPM デモンストレーションバージ ョンを活用して入力項目や入力方法について具体的説明を行いうとともに、権 利者が入力した情報が税関にどの様に表示され活用されているのかについても 見て頂きました。また、CIPIC 会員のキヤノン IT ソリューションズ㈱の協力を 得て IPM Connected(QR コード及び RFID を活用した即時真贋判定システム) のデモンストレーションを実施しました。更に㈱NTT データからビッグデータ を活用した模倣品対策について説明を行いました。 2回のセミナーを通じて参加者から多くの質問が出され、講師との間で活発 な意見交換が行われました。 次回は、9月7日(水)に大阪において開催予定です。詳しくは CIPIC ホー ムページをご覧ください。
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