関西支部 春季写生会 関西支部写生会担当 清 岡 幸 司 ◦日 程…5月22日㈰∼23日㈪ ◦場 所…富山県 相倉地区 ・ 岐阜県 白川郷 関西支部恒例の春の写生旅行は、5 月 22 日∼ 23 日、一泊二日で世界遺 産の合掌造の集落・富山県南砺市の相倉地区と飛騨白川郷にて行いました。 会員 11 名、 ゲスト7 名とともに中型観光バスにて、午前七時に奈良を出発。 JR大津駅で会員ほか 4 名が乗車したバスは東海北陸自動車道の山合を北 上する。 間もなく標高八百米のひるがの高原サービスエリヤーに到着。眼前の大日 岳の背後には残雪の白山連峰が輝いていて、思わず感嘆の声がもれる。 予定通り正午過ぎに目的地の相倉合掌造りの集落に着く。相倉の集落は 狭い谷合を縫う庄川の北の山裾にひらけた静かな台地にあります。23 棟の 合掌造りが現存していて、、古いものでは四百年昔のままのもあり、いたるとこ ろがスケッチポイントで場所を選ぶのには苦労しません。 各自好みのスポットで 5 時までに数枚のスケッチを仕上げました。 五箇山荘の温泉に着いて美味な食事を摂りほろ酔い気分で、この地方の 伝統芸能の 「こきりこ」踊りのモデルをクロッキーすること、一時間の悪戦苦闘 が続く。更に本日の作品の講評会など夜遅くまで老骨に鞭を打ちつつ、一日目 の予定を頑張ってこなしました。 翌日は観光地化した白川郷地区へ移り昨日と同じような合掌造りの集落の スケッチに精を出しました。 こちらは庄川沿いにひらけた集落で早苗の水田や 背後の三方岩岳の残雪風景を取り入れたり絵の構成を楽しくしてくれました。 初夏の爽やかな天候に恵まれ会員相互に親睦を深め、また、山間部のオゾン や森林の精気を胸いっぱい吸い込み英気を養ったスケッチ旅行になりました。
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