第4回東北教育オーディオロジー研究協議会研修会(宮城大会)開催要項 東北教育オーディオロジー研究協議会 本研究協議会は、東北で聴覚障がい教育・療育に携わる方々が、補聴器や人工内耳などの聴覚 補償や聴覚を最大限に活用するための聴覚学習、聴力検査法など多様な教育オーディオロジーに 関する専門的な知識や技能を学ぶために、平成 25 年 8 月に設立されました。 今年度は、昨年度に引き続き、国立大学法人 宮城教育大学の共催(申請中)で、第4回研修 会を開催することとなりました。 今回は、京都府立聾学校で長年教鞭を執られ、現在、筑波技術大学の准教授をされている脇中 起余子先生の講演を企画しました。脇中先生は、ご自身も乳幼児期に薬の副作用のため聴覚障が いとなられました。聴覚障がいの当事者の立場と聴覚障がい教育を研究する研究者の立場の両面 から広い視野に立ったお話しを聞くことができると思います。 また、最新の補聴器に関して、補聴器の各メーカーの方からお話を聞く時間を設けます。 補聴器の指向性や騒音抑制、語音強化システム、防水など実際に体験しながら、最新技術につい て知って頂く良い機会となります。 さらに、パネルディスカッションでは、東北の各聾学校の自立活動部担当者から、自立活動の指 導についての現状と課題を提供いただき、これからの自立活動の指導の充実について考えていきま す。 現在、聴覚障がい教育・療育に、携わっている方だけでなく、聴覚障がい教育・療育を学ばれ ている学生など、『聴覚障がい』に興味・関心を持っている方にも参加していただき、それぞれ の専門性の向上に役立てていただけたら幸いです。 1 期 日 平成28年8月10日(水)12:30~16:00 ※ 総会 12:30~13:00(会員のみ) 11日(木) 2 会 場 国立大学法人 9:00~16:30 宮城教育大学 〒980-0845 宮城県仙台市青葉区荒巻字青葉149 3 主 催 東北教育オーディオロジー研究協議会 4 共 催 国立大学法人 5 後 援(予定) 宮城教育大学(予定) 宮城県教育委員会、仙台市教育委員会、宮城県特別支援学校長会 宮城県特別支援教育研究会、日本教育オーディオロジー研究会 一般社団法人 日本補聴器販売店協会、東北地区聾学校長会 学校法人北杜学園 仙台医療福祉専門学校 6 定 員 100名 定員を超えた場合は、東北教育オーディオロジー研究協議会会員を優先させていただきます。 また、会員外の方は、先着順とさせていただきます。 7 参加費 会 員 両日 3,000円、一日のみ 2,000円 会員外 両日 4,000円、一日のみ 3,000円 (※ 学生の方は、会員、会員外を問わず無料。ただし、資料代として500円) 8 参加申込み 申込締切:7月15日(金) ○ 申込書に必要事項を記入し、FAX又はメールにて申し込んで下さい。 ○ 定員を超え受講不可のときのみ、7月22日(金)までにご連絡します。 ○ 8月10日(水)18:30から仙台市国分町にて、懇親会(参加費:5,000円) を予定しています。昼の研修と異なる“研修”もできると思いますので、ぜひ、参加してく ださい。併せて申込書にご記入下さい。 ☆ 申込先 飯塚 和也(福島県立聾学校) メールアドレス [email protected] FAX番号 024-951-8410 9 日 程 12:15~13:00 12:30~13:00 受 付 東北教育オーディオロジー研究協議会総会(会員のみ) 13:00~13:30 開会式(オリエンテーションを含む) 大 集 会 室 一 日 基礎講座 13:40~14:50 目 基礎講座 「聾学校の教員とし 「発音指導の基本Ⅱ」 「乳幼児や重複障がい児 てのはじめの一歩」 8 講師 芳賀 公彦 月 10 日 中級講座 に対する聴力検査の方法」 講師 永野 哲郎 講師 成田 光順 (福島県立聾学校平分校) (岩手県立盛岡聴覚支援学校) (青森県立青森聾学校) 15:00~16:00 講 座 「聴覚障がい教育におけるデジタル無線補聴システムと 音声認識アプリを用いた実践(中間報告)」 講師 8:30~9:00 受 付 基礎講座 9:00~10:10 宇治川 雄大(山形県立山形聾学校) 「人工内耳の基礎」 基礎講座 中級講座 「聴覚学習の実際」 「FM補聴システムの 活用法」 講師 佐藤 操 二 日 目 講師 会津 美穂子 (秋田県立聴覚支援学校) (青森県立弘前聾学校) 10:30~11:10 講 講師 飯塚 和也 (福島県立聾学校) 座 「小学校で学ぶ難聴児は今」 講師 熊田 明希子(郡山市立橘小学校) 8 11:20~12:20 月 情報提供 「最新の補聴器事情」 11 日 補聴器会社4社(予定)から、最新補聴器の説明・紹介、等 昼 12:20~13:20 13:20~14:40 食(大集会室) パネルディスカッション コーディネーター:齋藤 成子(福島県養護教育センター) テーマ「聾学校の自立活動の指導のあり方を組織的に考える」 特別支援学校においては、地域で学ぶ特別な支援が必要な幼児児童生徒 及び保護者、小・中学校等に対し、要請に応じて必要な支援を行うことが 求められており、聾学校においてもインクルーシブ教育システム推進のた め、域内の教育資源の組合せ(スクールクラスター)の中でコーディネー ター機能を発揮するなど、センター的機能の充実が求められている。 センター的機能を発揮するためには、聾学校の教員一人一人が若手から ベテラン層までそれぞれの段階に応じて聴覚障がい教育についての教育 実践を蓄積し、専門性を向上させ継承を図ることが喫緊の課題となってい る。 聾学校教員全体の専門性向上のためには、自立活動の指導充実が図られ ることが重要である。 今回、聾学校の学校組織に位置付けられている自立活動部の担当者、及 び各年代(20 代、30 代等)の聾学校の教員から聾学校の自立活動の指導 についての現状と課題を提供いただき、考えていきたい。 14:50~16:30 講 演 「9歳の壁」と認知特性を考慮に入れた指導 ~手話と口話の効果と限界を踏まえた係わりを通して~ 脇中 起余子 氏(国立大学法人 筑波技術大学准教授) 脇中起余子 氏 プロフィール 新生児の時に、薬の副作用で失聴。京都大学 大学院教育学研究科博士後期課程中退。龍谷大 学大学院文学研究科博士後期課程修了。京都府 立聾学校教諭(教育学博士・学校心理士)。 現在、国立大学法人 筑波技術大学(障害者 高等教育研究支援センター)准教授。 10 その他 情報保障が必要な方は、事務局にご相談下さい。 ★★★ 宮城教育大学までの案内図 ★★★ 宮城教育大学の駐車場は、限られています。公共交通機関を利用されるよう にお願いします。 ※ 地下鉄東西線の開通に伴うバス路線再編により、「仙台駅」⇔「宮教大前」のバス路線は廃止されました <地下鉄 東西線> 「仙台」駅から「八木山動物公園」行き乗車、「青葉山」駅下車 (乗車時間 9 分、料金 250 円) 「青葉山」駅「北1出口」から大学正門まで徒歩約 7 分 ※ 「青葉山」駅の「北1出口」から外に出て、歩道を右方向へ進みます。 そのまま歩道を歩いて行くと宮城教育大学に到着します(約 650m) <市営バス> 地下鉄東西線「青葉山駅」から「宮教大・青葉台」行き乗車、「宮教大前」下車(乗車時間約 2 分、料金 120 円)
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