春日井市分別収集計画 (平成 29 年度~平成 33 年度) ――― 目 次 ――― 1 策定の意義 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 2 基本的方向 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 3 期間 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4 対象品目 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 5 各年度における容器包装廃棄物の排出量の見込み(法第8条第2項第1号) ・・ 3 6 容器包装廃棄物の排出の抑制を促進するための方策に関する事項 ・・・・・ 4 2 (法第8条第2項第2号) 7 分別収集をするものとした容器包装廃棄物の種類及び当該容器包装廃棄物 の収集に係る分別の区分(法第8条第2項第3号) ・・・・・・・・・・ 5 8 各年度において得られる分別基準適合物の特定分別基準適合物ごとの量及 び法第2条第6項に規定する主務省令で定める物の量の見込み ・・・・・ 6 (法第8条第2項第4号) 9 分別収集を実施する者に関する基本的な事項(法第8条第2項第5号) ・・ 7 10 分別収集の用に供する施設の整備に関する事項(法第8条第2項第6号) ・・・ 8 11 その他容器包装廃棄物の分別収集の実施に関し重要な事項 ・・・・・・・ 9 1 策定の意義 私たちのまち春日井は、快適で文化的な質の高い生活を営むことができるようま ちづくりを進め、尾張部を代表する生活都市として着実な歩みを重ねてきた。今日 までこのまちを育んできた先人たちの歩みは、私たちにとってかけがえのない資産 であり、誇りである。 しかしながら、都市化の進展と、今日の大量生産、大量消費、大量廃棄型の社 会経済活動は、私たちの暮らしに便利さや物質的な豊かさをもたらす一方で、環 境への負荷を増大させ、市民生活にも多くの影響を及ぼしている。 このような状況のなか、私たちは、今日の環境問題の多くが日常生活や事業活 動に起因し、環境に与える影響が多大であることを認識した上で、環境への負荷 を低減し、持続可能な社会を構築していかなければならない。 本計画は、容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進等に関する法律(平成7 年法律第 112 号。以下「法」という。)第8条に基づいて定めるものであり、ごみの減 量と再資源化のための市民・事業者・市それぞれの役割を明確にし、具体的な方策 を明らかにするとともに、全ての関係者が一体となって取り組む方針を示している。 また、本計画の推進により、容器包装廃棄物の分別収集・再資源化を促進すると ともに、焼却炉への負担軽減と最終処分場の延命化、資源の有効利用が図られ、循 環型社会の形成が図られるものである。 1 2 基本的方向 本計画を推進するに当たっての基本的方向は、春日井市ごみ処理基本計画の内容 を踏まえ、次のとおりとする。 ⑴ 排出抑制の推進 生産、流通、消費、排出の各過程の中で、これまでの市民生活や事業活動を見 直し、 「無駄になるものを作らない、売らない、買わない、出さない」という排出 抑制策を進め、ごみそのものの量を減らすように努める。 ⑵ 分別排出の促進 ごみとして排出されるものについて、資源として再生利用できるものの分別を さらに促進する。 ⑶ 啓発等の充実 「もったいない」精神の意識を呼び起こし、市民一人ひとりがごみ減量に係る 自発的な行動を起こすきっかけとなる啓発、情報提供、環境教育などを行う。 ⑷ 市民、事業者、市のパートナーシップの確立 三者が相互に連携を図りつつ、循環型社会の形成への積極的な参加と適切な役 割分担のもとで、様々な施策に取り組む。 3 期間 本計画の期間は、平成 29 年4月を始期とする5年間とし、以後3年ごとに改定 する。 4 対象品目 本計画は、容器包装廃棄物のうち、スチール製容器、アルミ製容器、ガラス製容 器(無色、茶色、その他)、飲料用紙製容器、段ボール、紙製容器包装、ペットボト ル、プラスチック製容器包装を対象とする。 2 5 各年度における容器包装廃棄物の排出量の見込み(法第8条第2項第1号) 単位:トン 29年度 容器包装廃棄物 30年度 22,382 22,229 31年度 22,074 32年度 33年度 21,915 21,738 内訳 29年度 30年度 31年度 32年度 33年度 スチール製容器 497 494 491 487 483 アルミ製容器 895 889 883 877 869 ガラス製容器(無色) 1,492 1,482 1,472 1,461 1,449 ガラス製容器(茶色) 1,293 1,284 1,275 1,266 1,256 ガラス製容器(その他) 796 790 785 779 773 飲料用紙製容器 298 296 294 292 290 段ボール 4,477 4,446 4,415 4,383 4,347 紙製容器包装 3,681 3,656 3,630 3,604 3,575 ペットボトル 1,393 1,383 1,373 1,364 1,353 298 296 294 292 290 7,262 7,213 7,162 7,110 7,053 白色トレイ プラスチック製容器包装 3 6 容器包装廃棄物の排出の抑制を促進するための方策に関する事項 (法第8条第2項第2号) 容器包装廃棄物の排出の抑制を促進するため、次の方策を実施する。 方 策 名 具 体 的 内 容 小学4年生を対象とした、パッカー車や社会科副読本「く 環境学習・環境教育の充実 らしとごみ」を使った授業「青空教室」や、園児を対象と した「園児青空教室」を行い、ごみ処理の現状やごみの減 量の必要性について講義する。 ごみの減量やリサイクルに積極的に取り組む事業者を「ご 3Rの取組みの促進 み減量3R推進事業所」として認定するとともに、その取 組みをホームページにより広く紹介する。 ごみ処理コストの公表 ごみ処理にかかるコストの分析を行い、市民にわかりやす く公表する。 ごみ懇談会や出前講座を開催し、ごみの現状や減量・資源 人づくり・組織づくり 化の必要性を説明することにより、ごみの減量やリサイク ルに取り組む人や団体を育成する。 資源回収団体への支援 イベントでの啓発 子ども会などの資源回収団体に対し、奨励金を交付し、地 域における資源回収活動を支援する。 消費生活展や環境フォーラムなど各種イベントにおいて、 ごみ減量に関する情報を提供する。 リサイクルプラザにおける ごみの減量やリサイクルに関する講座・教室を開催すると 情報発信 ともに、再利用品を展示し、販売する。 資源・ごみの排出日や出し方、分別方法をわかりやすく記 啓発の充実 した「環境カレンダー」、 「資源・ごみの出し方便利帳」を 配付するとともに、ごみに関する情報を広報、ホームペー ジ等により提供する。 外国語(英語、中国語、韓国語、スペイン語、ポルトガル 外国人への啓発 語)のパンフレットを作成し、容器包装廃棄物を始めとし た資源やごみの出し方等を周知する。 分別収集による資源、中間処理による資源、ごみ発電、ご 資源の有効活用 みの焼却処理の過程で発生する余熱及び溶融スラグ等の 活用を図る。 マイバッグの普及促進 (レジ袋削減) レジ袋削減のため、買い物用マイバッグ持参の取組を推進 する。また、市民団体、事業者、市が協働して、レジ袋有 料化の取組を促進する。 4 7 分別収集をするものとした容器包装廃棄物の種類及び当該容器包装廃棄物の収 集に係る分別の区分(法第8条第2項第3号) 市民の協力度、収集体制、市が有する中間処理施設等を勘案し、分別収集する 容器包装の種類及び収集に係る分別の区分は、次のとおりとする。 分別収集をする容器包装廃棄物の種類 主としてスチール製の容器 収集に係る分別の区分 飲料缶 主としてアルミ製の容器 主としてガラス製の容器 ガラスびん (無色、茶色、その他) 主として紙製の容器であって飲料を充てんす るためのもの(原材料としてアルミニウムが利 牛乳パック類 用されているものを除く) 主として段ボール製の容器 段ボール 主として紙製の容器包装であって上記以外の もの 雑がみ 主としてポリエチレンテレフタレート(PET)製 の容器であって飲料、しょうゆ等を充てんする ペットボトル ためのもの 主としてプラスチック製の容器であって上記 以外のもの 5 プラスチック製容器包装 8 各年度において得られる分別基準適合物の特定分別基準適合物ごとの量及び法 第2条第6項に規定する主務省令で定める物の量の見込み(法第8条第2項第4号) 単位:トン 29年度 30年度 31年度 32年度 33年度 スチール製容器 82 81 80 80 79 アルミ製容器 208 合計 584 210 合計 580 213 合計 576 215 合計 572 218 合計 567 無色 ガラス製容 器 茶色 その他 引渡し量 独自処理量 584 合計 464 引渡し量 独自処理量 464 合計 297 引渡し量 独自処理量 580 合計 431 引渡し量 独自処理量 431 合計 295 引渡し量 独自処理量 576 合計 428 引渡し量 独自処理量 428 合計 292 引渡し量 独自処理量 572 合計 425 引渡し量 独自処理量 425 合計 290 引渡し量 独自処理量 567 合計 421 引渡し量 独自処理量 421 合計 288 引渡し量 独自処理量 引渡し量 独自処理量 引渡し量 独自処理量 引渡し量 独自処理量 引渡し量 独自処理量 174 123 173 122 171 121 170 120 169 119 飲料用紙製容器 69 69 69 70 70 段ボール 2,005 合計 613 1,991 合計 614 1,977 合計 616 1,963 合計 618 1,947 合計 619 紙製容器包装 ペットボトル プラスチック製 容器包装 (うち白色 トレイ) 引渡し量 613 合計 634 引渡し量 独自処理量 634 合計 2,768 引渡し量 独自処理量 2,768 合計 110 引渡し量 110 ※ 独自処理量 独自処理量 引渡し量 独自処理量 614 合計 630 引渡し量 独自処理量 630 合計 2,803 引渡し量 独自処理量 616 合計 625 引渡し量 独自処理量 625 合計 2,837 独自処理量 2,803 合計 111 引渡し量 引渡し量 引渡し量 独自処理量 2,837 合計 112 独自処理量 111 引渡し量 112 独自処理量 引渡し量 独自処理量 618 合計 621 引渡し量 独自処理量 621 合計 2,869 引渡し量 独自処理量 2,869 合計 114 引渡し量 114 独自処理量 引渡し量 独自処理量 619 合計 616 引渡し量 独自処理量 616 合計 2,899 引渡し量 独自処理量 2,899 合計 115 引渡し量 独自処理量 115 特定分別基準適合物等の量及び法第2条第6項に規定する主務省令で定める物の量の見込み は、平成 27 年度の分別基準適合物等の収集実績並びに春日井市ごみ処理基本計画を踏まえて算 定した。 6 9 分別収集を実施する者に関する基本的な事項 分別収集は、次のとおり行うものとする。 容器包装廃棄物の種類 収集に係る分別の区分 燃やせないごみ 収集・運搬 選別・保管等 委託業者による定 市 期回収 (破砕→選別) スチール製容器 委託業者による定 飲料缶 期回収 燃やせないごみ アルミ製容器 委託業者による定 期回収 委託業者による定 飲料缶 期回収・市民団体 による集団回収 ガラス製容器 (無色・茶色・その他) 委託業者による定 ガラスびん 期回収・市民団体 による集団回収 委託業者による定 飲料用紙製容器 牛乳パック類 期回収・市民団体 による集団回収 委託業者による定 段ボール 段ボール 期回収・市民団体 による集団回収 委託業者による定 紙製容器包装 雑がみ 期回収・市民団体 による集団回収 ペットボトル ペットボトル プラスチック製容器包装 プラスチック製容器包装 7 委託業者による定 期回収 委託業者による定 期回収 市 市 (破砕→選別) 市 民間業者 市 民間業者 委託業者 民間業者 委託業者 民間業者 委託業者 民間業者 市 委託業者 10 分別収集の用に供する施設の整備に関する事項(法第8条第2項第6号) 分別収集の用に供する施設は、市のクリーンセンターほか民間業者を活用する。 分別収集する容器包 収集に係る分別 収集 装廃棄物の種類 容器 の区分 収集車 中間処理 燃やせないごみ 袋 パッカー車 ダンプ車 市の粗大・不燃ごみ処理施設 飲料缶 袋 パッカー車 ダンプ車 市のリサイクルプラザ 燃やせないごみ 袋 パッカー車 ダンプ車 市の粗大・不燃ごみ処理施設 飲料缶 袋 パッカー車 ダンプ車 市のリサイクルプラザ 集団回収 袋 網かご 平ボディ車 民間業者のストックヤード ガラスびん 袋 平ボディ車 市のリサイクルプラザ 集団回収 袋・箱 平ボディ車 民間業者のストックヤード 牛乳パック類 しばる 平ボディ車 委託業者のストックヤード 集団回収 しばる 平ボディ車 民間業者のストックヤード 段ボール しばる 平ボディ車 パッカー車 委託業者のストックヤード 集団回収 しばる 平ボディ車 パッカー車 民間業者のストックヤード 雑がみ しばる 紙袋 平ボディ車 委託業者のストックヤード 集団回収 しばる 平ボディ車 パッカー車 民間業者のストックヤード ペットボトル 袋 パッカー車 市のリサイクルプラザ 袋 パッカー車 委託業者のストックヤード スチール製容器 アルミ製容器 ガラス製容器 (無色・茶色・その他) 飲料用紙製容器 段ボール 紙製容器包装 ペットボトル プラスチック製容器包 プラスチック製容 装 器包装 8 11 その他容器包装廃棄物の分別収集の実施に関し重要な事項 本計画を実効あるものとするため、次の取り組みを進める。 ⑴ 市民や事業者の意見、要望を反映させ、容器包装廃棄物の分別収集をさらに 円滑かつ効果的に進めていくため、市民、事業者や学識経験者で構成する廃棄 物減量等推進審議会において、必要に応じて、推進体制等を検討する。 ⑵ 市民の「もったいない」の意識を醸成することにより、多くの人が分別収集 に協力するほかそれぞれができることを行うよう、意識の改革につながるため の施策を展開する。 ⑶ 子ども会などの市民団体による集団回収を促進するため、奨励金の交付、優 良団体の表彰などを行うほか、活動の活性化や参加しやすい環境づくりを進め る。 ⑷ 毎年度、本計画記載事項の実績やごみ処理基本計画の進捗状況を管理すると ともに、課題を整理し、3年後の本計画改訂に反映させる。 9
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