Ⅰ 電気使用安全月間について - 中国四国産業保安監督部四国支部

Ⅰ 電気使用安全月間について
はじめに
電気は、家庭生活から産業活動に至るあらゆる社会生活 の基盤となるエネルギーとして欠くこと
のできない役割を果たしています。
生活の隅々まで電気が利用されている現在、電気の供 給 停止が社 会 に与える影 響は極 めて大
きく、さらに近 年 の電 子 機 器 の普 及 と高 度 情 報 化 社 会 の著 しい進 展 により、電 気 の質 に対 して一
層高い関心が寄せられています。
このような中で、電気 工作物に係 る事故については、需 要電力 量が増加し設備 が増大する中に
あっても設備の信頼性 向上などから、中長期的には減少傾向にあります。しかし、感電死傷事故、
電気火災事故、波及事故等まだまだ多く発生しています。
経 済 産 業 省 (旧 通 商 産 業 省 )では、昭 和 56年 から感 電 死 傷 事 故 の発 生 しやすい8月を「電 気 使
用安全月間」と定め、安全運動を展開しています。
それまで関 係 団 体 において、自 主 的 に実 施 していた安 全 運 動 を、全 国 一 斉 かつ集 中 的 に展 開
することにより、より効 果 的 なものとして広 く電 気 使 用 の安 全 に関 する知 識 と理 解 を深 め、もって電
気事故の防止に資することとしております。
1. 期 間
毎年8月1日から8月31日まで
2. 実施主体及び事業内容
(1) 経済産業省
イ) 電気保安功労者経済産業大臣及び中国四国産業保安監督部四国支部長表彰を行う。
ロ) 毎年、各 年 度の重 点テーマ活動を定め、それに沿って関 係団 体が上 記月 間 中に行う行 事
について、連絡調整を行うとともに、関係団体に対する指導の徹底を図る。
(2) 関係団体
イ) パンフレット及びポスターの作 成 及 び配 布、広 報 誌・新 聞・TV・ラジオ等 各 広報 媒 体を通じ
てPRすることにより、電気事故防止に関する意識の高揚を図る。
ロ) 電気事故防止の徹底を図るため講習会、講演会、懇談会等を開催する。
-1-
3. 平成28年度電気使用安全月間重点テーマ
電気は常に安全を心がけ、ムダなく使いましょう。
電 気 を正 しく使 用 し、一 人 一 人 が常 に電 気 安 全 に注 意 をはらうことにより、はじめて電 気 安 全 が確 保
できます。
また、電 気 安 全だけでなく、ムダな電 気 の使 用をなくすなど、意 識 的 に節 電を行いましょう。
自家用設備の電気事故は適切な保守点検と計画的な更新で防ぎましょう 。
自 家 用 設 備 の電 気 事 故 が発 生 すると、生 産 活 動 に大 きな痛 手 を被 るばかりでなく、万 一 、波 及
事故を伴うと他の需要 家 や社会にも多大な損害 を与えてしまいます。
適 切 な保 守 点 検 と共 に必 要 に応 じて機 器 単 位 又 は全 体 的 な更 新 を行 い、電 気 事 故 を防 ぎましょ
う。
地震、雷、風水害などの自然災害にそなえ、日頃から電気の安全に努めましょう。
地 震 、雷 、風 水 害 などの自 然 災 害 による被 害 を最 小 限 にするためには、日 頃 からの電 気 安 全
が必 要 です。「避 難 する時 はブレーカーを切 る」「切 れた電 線 には触 れない」といった災 害 時 の諸
注意を確認 し、万一の場合に備えましょう。
4. 平成28年度電気使用安全月間標語
ぬれた手で
抜くな
触るな
コンセント
四 国 電 気 安 全 委 員 会 が電 気 使 用 安 全 月 間 行 事 の一 環 として募 集 し、選 考 の結 果 特 選 に選 ばれた標 語 です。
電気使用安全月間関係団体
四国電気安全委員会
(一 社 )日 本 電 気 協 会 四 国 支 部
(公 社 )日 本 電 気 技 術 者 協 会 四 国 支 部
(一 財 )四 国 電 気 保 安 協 会
四 国 地 区 電 力 需 用 者 協 会 (一 社 )四 国 電 気 管 理 技 術 者 協 会
-2-