授業科目名 京都の伝統美術工芸2 担当教員名 佐藤 敬二、河村 源三、上野 真知子 開講曜日・講時 木曜3限 サブタイトル ―モノづくりの現場から見た京都の伝統と創造・和の美意識― 授業の目的・到達目標 精華大には「京都の伝統産業実習」という授業がある。 これは京都の伝統産業・工芸、伝統文化の発展に少しでも寄与でき る、また伝統的素材や技術・技能の理解の上に立って、モノづくりができる人材の育成を目的としている。 この講座は「伝統産業実習」をより成果有るものにするために開いている。 様々な京都の伝統産業・工芸、伝統文化の現状と課題を把握し、「伝統と創造」について主体的に考察できることを目標とす る。 この講座は広く一般に開かれており、精華大の伝統文化および伝統産業と工芸に対する取り組みを認知していただき、社会 の生活文化の向上に寄与することを目的としている。 授業の概要 「京都の伝統産業実習」をより成果有るものにするために開いている。 毎回、伝統産業・工芸の現場(工房・企業)から、伝統工芸士や工芸作家、研究者、技術者を講師として招き、「伝統とは何 か」「伝統を受け継ぐとはどういうことか」「伝統を創造する」とはどういうことか」につい各専門分野での実際の経験に基づい た講義を受ける。 この講座は広く一般に開かれており、「京都の伝統産業実習」を取る取らないにかかわらず、誰でもこの講義は受講できる。 ただし、「京都の伝統産業実習」は 一般聴講生、人文学部、ポピュラーカルチャー学部の学生には開かれていない。 授業計画 2016年度後期の予定 (1) 京都の伝統美術工芸2 講座ガイダンス~これからの伝統工芸 本学教員:佐藤 敬二・河村 源三・上野 真知子 (2) 和のデザインと継承~京の友禅文様 ㈱千總 製作本部図案室課長 チーフデザイナー 今井 淳裕 (3) 友禅染~技術と造形的試行 染色家(重要無形文化財「友禅」保持者) 森口 邦彦 (4) 和紙について~製紙現場から 黒谷和紙協同組合 紙漉職人 林 伸次 (5) 伝統文化再生の産業化に向けて ㈱さわの道玄 取締役会長 澤野 道玄 (6) 京商家杉本家に伝わる京の食文化~古文書「歳中覚」より~ 料理研究家・ 公益財団法人奈良屋記念杉本家保存 会 常務理事兼事務局長 杉本 節子 (7) 木桶をめぐる昔、今、そして未来へ 中川木工芸 比良工房主催 中川周士 (8) 輝けるきもの美 ㈳日本染織作家協会理事長 田畑 喜八 (9) ギャラリートーク・2017年度『京都の伝統産業実習ガイダンス』(実習希望の学生は出席) 本学教員 佐藤 敬二・河村 源三・上野 真知子 (10) 金箔の姿~西陣の金箔屋の仕事 箔屋野口 四代目当主 野口 康 (11) 仏像に聴く 仏師 江里 康慧 (12) 空間と生け花 未生流笹岡家元 笹岡 隆甫 (13) 日本の伝統色と京都の風土 天然染料染織史家 吉岡 幸雄 (14) 京唐紙について ㈱唐長 十二代目当主 千田 聖二 (15) これからの伝統工芸とデザイン(仮) (有)セメントプロデュースデザイン代表取締役 金谷 勉 授業外学習の指示(予習・復習・課題等) 毎回、講師が配布する資料を反復復習すること 授業後、紹介された文献や展覧会をこまめに見て、積極的にフィールドワークすること 評価方法・評価基準 毎回の出席票 兼 授業内容に関するミニレポート 50% (レポートの内容も評価する ミニレポートの評価が60%以下は単位認定不可) (出席と遅刻の扱い:講義が始まるまで、開始後15分経過、30分経過を色によってチェック、30分以上の遅刻は欠席扱い。15 分以上経過2回で欠席1回に換算。ただし証明のある遅刻・欠席は配慮する) 期末試験またはレポート 50% 履修条件・留意点及び受講生に対する要望 貴重な時間をさいて来て頂く外来講師が主となるので、授業には遅れないこと 授業が完全に終了するまで席を立たないこと 授業中、中抜けしないこと 授業中、パソコンやスマホなどで別の作業をしないこと 購入必須テキスト(授業内で配付するプリント類を除く) 特になし 参考文献・作品等(購入不要:より深く授業内容を理解するための有用資料) 授業内で適宜指示、あるいは配布 参考WEBサイト(サイト名・URL) 毎回、必要に応じて講師から紹介する
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