日本教育学会 第75回大会プログラム 北海道大学 August 23-25, 2016 The 75th Annual Conference of Japanese Educational Research Association 日 本 教 育 学 会 第 75 回大会プログラム 期 間 2016年8月23日(火)・24日(水)・25日(木) 会 場 北海道大学 高等教育推進機構 8月23日(火) 社員総会(学会理事会) ラウンドテーブル 8月24日(水) 一般研究発表【A】 テーマ型研究発表【B】 総会 シンポジウムⅠ(公開) 特別課題研究 課題研究Ⅰ 懇親会 8月25日(木) 一般研究発表【A】 テーマ型研究発表【B】 シンポジウムⅡ(公開) 課題研究Ⅱ 日本教育学会第 75 回大会 The 75th Annual Conference of Japanese Educational Research Association 日本教育学会第 75 回大会のご案内 日本教育学会第75回大会は、2016年8月23、24、25日の3日間にわたって北海道大学で開催い たします。活発な研究発表・交流の場となるよう、準備をさせていただいております。 本大会での発表形式は本学会のこれまでの方法を踏襲し、 「自由研究発表」 「ラウンドテーブル」 「シンポジウム」 「特別課題研究」 「課題研究」を中心にプログラムを組み、 2日目の午後に総会、 夕方に懇親会を設定します。 「自由研究発表」 は、 第68回大会以来採用されている 「一般研究発表」 と「テーマ型研究発表」に区分し、2日目と3日目の午前中に時間をとります。 「ラウンドテー ブル」は1日目の夕方です。 「シンポジウム」 「特別課題研究」 「課題研究」は、2日目と3日目 の午後に並行して開催します。 「シンポジウム」は会員外へも公開して行ないます。 なお、8月という観光シーズンの大会開催となりますため、飛行機、ホテルは非常に予約しに くいことが予想されます。お早目のご予約をお願いします。 日本教育学会第75回大会実行委員会 宮﨑 隆志 近藤健一郎 浅川 和幸 飯田 直弘 大竹 政美 篠原 岳司 白水 浩信 辻 智子 姫野 完治 光本 滋 守屋 淳 14:00 23日 (火) 24日 (水) 25日 (木) 16:00 17:00 理事会 9:00 自由研究発表 9:00 自由研究発表 12:00 13:00 昼食 12:00 13:00 昼食 17:30 18:00 20:00 シンポジウムⅠ・ 特別課題研究・課題研究Ⅰ 16:00 シンポジウムⅡ・課題研究Ⅱ 大会実行委員会連絡先 ⑴ 電子メール [email protected] ⑵ 住所 〒 060-0811 札幌市北区北11条西7丁目 北海道大学大学院教育学研究院 ⑶ 大会当日の連絡先 [email protected] ラウンドテーブル 14:15 14:30 総会 19:00 懇親会 日本教育学会第 75 回大会 The 75th Annual Conference of Japanese Educational Research Association 目 次 Ⅰ インフォメーション����������������������������� 1 1.受付・参加費等����������������������������� 1 2.自由研究発表������������������������������ 1 3.昼 食��������������������������������� 1 4.懇親会��������������������������������� 2 5.クローク�������������������������������� 2 6.託 児��������������������������������� 2 7.ラウンドテーブル・自由研究発表の関係者の皆様へ�������������� 2 8.交通アクセス������������������������������ 3 9.会場一覧�������������������������������� 4 Ⅱ 大会日程・会場������������������������������� 6 Ⅲ プログラム��������������������������������� 9 Ⅳ 学会事務局からのお知らせ�������������������������� 74 日本教育学会第 75 回大会 The 75th Annual Conference of Japanese Educational Research Association Ⅰ インフォメーション 1.受付・参加費等 受付は高等教育推進機構1階ロビーです。 参加費・懇親会費は次のとおりです。事前の申込みはありません。院生・学生であることを 証明するものを提示していただけましたら、学生会員の金額を適用します。 大会参加費 懇親会費 正会員 6,000円 学生会員 2,500円 臨時会員 6,000円 臨時会員(学生) 2,500円 ラウンドテーブルのみ 2,000円 正会員 4,000円 学生会員 3,000円 臨時会員 4,000円 臨時会員(学生) 3,000円 2.自由研究発表 発表時間は、 一般研究発表【A】 ・テーマ型研究発表【B】ともに1件当り次のとおりです。 個人研究:発表25分+質疑5分 共同研究:発表50分+質疑10分 共同研究であっても、口頭発表者(○印を付した方)が1名の場合の発表時間は、個人研究 と同じです。 発表の取り消しが生じた場合、発表時刻および発表順は変更しません。 3.昼 食 昼食につきましては、会場に隣接する大学生協北部食堂をはじめ、学内外にある食堂等を利 用していただきたいと思います。そのため、お弁当の準備は致しません。なお受付時に、近隣 のお食事処マップをお渡しする予定です。 -1- 日本教育学会第 75 回大会 The 75th Annual Conference of Japanese Educational Research Association Ⅰ インフォメーション 4.懇親会 大会2日目の8月24日(水)18時より、北海道大学構内のファカルティハウス・エンレイソ ウにて懇親会を開催します。大会当日、受付にてお申し込みください。なお、懇親会参加受付 は、定員に達し次第終了となります。会費につきましては「1.受付・参加費等」をご参照く ださい。 5.クローク 高等教育推進機構2階のE215教室に設定します。 6.託 児 大会会場に託児施設を用意することはできませんが、報告者、司会者等として参加される方 が、参加するために託児施設あるいは託児サービスを利用された場合、その費用の半額を大会 実行委員会が負担致します。領収書等をご持参し、受付でご提出ください。 7.ラウンドテーブル・自由研究発表の関係者の皆様へ ⑴ 配布資料がある場合は、直接会場にご持参ください。実行委員会へのコピー依頼は引き受 けかねますこと、ご了承ください。 ⑵ プロジェクターをご利用の場合は、コンピュータをご持参ください。なお、HDMIでの接 続はできません。また、マックを使用される場合は、特別な機材が必要となりますので、 事前に事務局([email protected])までご連絡ください。 ⑶ プロジェクターの接続のテストは、各会場において開始20分前よりできるようにしておき ます。 ⑷ 自由研究発表の司会者・報告者は、開始10分前に会場にお越しください。 ⑸ 自由研究発表の最後の討論の時間は30分としてありますが、 特に発表者数が多い会場など、 討論が30分に収まらない場合は、司会の判断で適宜(最大20分前後)延長してください。 ⑹ やむを得ない事情で発表を取り止めざるを得なくなった場合、あるいは到着が遅れるよう な事態となった場合は、すみやかに大会実行委員会にご連絡ください。 -2- 日本教育学会第 75 回大会 The 75th Annual Conference of Japanese Educational Research Association Ⅰ インフォメーション 8.交通アクセス 札幌市営地下鉄南北線に乗車、北18条駅で下車後、約10分で高等教育推進機構に着きます。 またJR札幌駅から北海道大学正門を経て高等教育推進機構まで徒歩で約30分です。詳しくは、 地図をご覧ください。 高等教育推進機構 ファカルティ エンレイソウ -3- S420 1階 男WC 非常口 女WC S432 非常口 S8 講義室 -4- 女WC 情報教育館 S1 講義室 情報教育館2階へ 男WC 2階 S3 講義室 S4 講義室 S2 女WC 講義室 男WC S棟 中講義室非常口 (S5) S7 講義室 非常口 HWC S講義棟 S講義棟 S10 S13 講義室 S431 S9 S429 講義室 S427 S423 女WC S425 男WC S研究棟 S213 S212 S218 S220 S103 S222 S219 S221 倉庫 女WC EV PS S111 S112 南 玄 関 S109 S107 S110 S108 ル HWC 男WC 非常口 E309 CALL教室 E311 講義室 E312 講義室 E207 講義室 E215 講義室 E棟 非常口 E棟 N1講義室 E208 ホール 講義室 HWC 男 E214 W 講義室 C 非常口 E307 講義室 E314 講義室 DS 大講堂 E棟(3階) ステージ E308 講義室 ホール E313 講義室 大講堂 大講堂 学務企画課・教育推進課・学生支援課 事務室 非常口 N2講義室 E209A 情報処理 実習室(C) EV EV 男WC 男 女 E212 E213 S104 W 女 W 女WC W 情報処理 情報処理 HWC C C 実習室(A) 実習室(B) C S106 S105 玄 関 ホ S102 S223 S216 S217 S215S101S214 E211 学習サポート 自習室 ・ S207 EV 男WC S326 倉庫 女 男 女WC W W C C S209 S208 E310 非常口 S211 S210 講義室 HWC E210 ラーニングサポート室 3階 S430 S324 S205 S320 S203 S322 S318 S201 S316 S325 国際広報メディア ・ S206 S327 観光学院 EV S研究棟 S323 S428 S317 S202 S319 S204 S321 S426 女WC 男WC EV S315非常口S314 S313 S424 S422 倉庫 N160 N159 女給湯室 W C N157 N156 N155 正面玄関 N144、 N145 特別修学 支援室 N143 面談室(4) 男WC 女WC 機 構 長 室 応 接 室 小 会 議 室 女 W C E202 N110 講義室 学生 相談室 大会議室 北玄関 中会議室 N201 情報処理 実習室(D) E201 講義室 非常口 北大キャンパス ビジットプロジェクト学生控室 給湯 女 男 W W C C N109 学生ボランティア 活動相談室 N102 N103 N104 N105 女 男 W W C C 北玄関 女 W C N114 N205 地学 情報処理 第1実験室 実習室(F) N204 物品庫 E301 N202 講義室 情報処理 実習室(E) 男 W C N217 生物学 N166 学生実験室(1) 心理学生実験室 屋根 分地 析学 機 石工室 室 N207 器 学生自習室 女 男 E319 W W E320 地学 講義室 C C 実験準備室 N101 オープンエデュケーションセンター 新渡戸カレッジ副校長室 警 務 員 室 N219 生物学 学生実験室(2) N206 情報処理 実習室(G) N115 E302 地学 講義室 第2実験室 リフレッシュコーナー(1) 中 庭 N106、N107 北海道地区国立大学 連携教育機構事務室 E204 E203 講義室 講義室 入試課事務室 ク 水 ラ部 任 ス産 室 担学 E206 N140 E205 N142 全学教育講義室 面談室(3) 講義室 スタッフ室 N141 面談室(2) N棟 N131 自然科学実験支援室 中 庭 E303 講義室 N120 E318 物理学 講義室 第2実験室 非常口 N棟 N165B 化学学生第3実験室 E217 E218 E219 リフレッシュコーナー (2) 講義室 講義室 講義室 N245 演習室 (8) N130 N234 演習室 (4) 女WC N244 演習室 (7) E304 N243 講義室 演習室 (6) N233 演習室 (3) 南玄関 男WC 男WC 男 W C N241 E317 E316 講義室 N242 N231 演習室 演習室 (5) (1) E306 E305 N232 講義室N127演習室 講義室 物理学 (2) 第1実験室(1) 廊下 N230 E315 講義室 N126 物理学 第1実験室 (2) HWC 屋根 N161 N165A 書庫 N227 化学 学生第1実験室 N162 N158 女WC HWC E216 N139 面談室(1) 講義室 非常口 非常口 男WC N302 科学技術コミュニケーション教育研究部門 N304 講義室 講義室 (CoSTEP) N220 N305 化学 学生集会室 N163A N163B N164A N164B 学生第2実験室 N S11 講義室 S12 講義室 S421 9.会場一覧 教育推進機構 1 階 女WC S418 S417 S415 S416 男WC EV S419 S414 が授業で主に使う建物 所・もしもの時の避難経路を確認しよう 日本教育学会第 75 回大会 The 75th Annual Conference of Japanese Educational Research Association Ⅰ インフォメーション -5- E317 E315 E314 E307 E306 E305 E304 E303 E302 E219 E218 E217 E216 E215 E208 E214 E207 E206 E205 E204 E203 E202 E201 部屋番号 シンポジウム 自由研究発表 ラウンドテーブル 自由研究発表 ラウンドテーブル 自由研究発表 ラウンドテーブル 自由研究発表 ラウンドテーブル 自由研究発表 ラウンドテーブル 自由研究発表 ラウンドテーブル 課題研究 特別課題研究 実行委員控室 クローク 会員控室 自由研究発表 ラウンドテーブル 自由研究発表 ラウンドテーブル 自由研究発表 ラウンドテーブル 自由研究発表 ラウンドテーブル 自由研究発表 ラウンドテーブル 自由研究発表 ラウンドテーブル 自由研究発表 ラウンドテーブル 自由研究発表 ラウンドテーブル 自由研究発表 ラウンドテーブル 自由研究発表 ラウンドテーブル 自由研究発表 ラウンドテーブル ラウンドテーブル 会員控室 利用目的 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 午後 - 夜間 - ラウンドテーブル⑱ ラウンドテーブル⑰ ラウンドテーブル⑯ ラウンドテーブル⑮ ラウンドテーブル⑭ ラウンドテーブル⑬ ラウンドテーブル⑫ ラウンドテーブル⑪ ラウンドテーブル⑩ ラウンドテーブル⑨ ラウンドテーブル⑧ ラウンドテーブル⑦ - ラウンドテーブル⑥ ラウンドテーブル⑤ ラウンドテーブル④ ラウンドテーブル③ ラウンドテーブル② ラウンドテーブル① 23日(火) 自由研究発表B-13 自由研究発表B-16 ① 自由研究発表B-11 自由研究発表B-9 ① 自由研究発表B-7 自由研究発表B-4 自由研究発表B-2 ① 自由研究発表B-1 自由研究発表A-15 ① 自由研究発表A-14 ① 会員控室 - - - - - - - - - - - 大会期間中ご利用頂けます 自由研究発表A-13 会員控室 総会/課題研究Ⅰ 特別課題研究Ⅰ - - - - - 大会期間中ご利用頂けます - 自由研究発表A-12 ① 自由研究発表A-8 自由研究発表A-6 ① 自由研究発表A-3 自由研究発表A-2 ① - 午後 シンポジウムⅠ 24日(水) 自由研究発表A-1 ① 午前 - 会員控室 自由研究発表B-17 自由研究発表B-16 ② 自由研究発表B-10 自由研究発表B-9 ② 自由研究発表B-15 自由研究発表B-5 自由研究発表B-2 ② 自由研究発表B-3 自由研究発表A-15 ② 自由研究発表A-14 ② 自由研究発表A-18 課題研究Ⅱ VTR - 自由研究発表A-12 ② 自由研究発表A-11 自由研究発表A-6 ② 自由研究発表A-5 自由研究発表A-2 ② - - - - - - - - - - - - 課題研究Ⅱ - - - - - - - 午後 シンポジウムⅡ 25日(木) 自由研究発表A-1 ② 午前 - The 75th Annual Conference of Japanese Educational Research Association 日本教育学会第 75 回大会 Ⅰ インフォメーション 日本教育学会第 75 回大会 The 75th Annual Conference of Japanese Educational Research Association Ⅱ 大会日程・会場 8月23日(火) 社員総会(学会理事会) 14:00 ~ 16:00 教育学部3階大会議室 ラウンドテーブル 17:00 ~ 19:00 受付番号 企画テーマ 部屋番号 ① 危機に瀕する学校史資料──その保存と活用をめぐって── E202 ② イタリア教育学研究Ⅱ─dopo scuolaと giardino d’infanziaをめぐって─ E203 ③ 高校総合学習の可能性と課題─実態調査をふまえて─ E204 ④ 「履歴史料」より覗き見る近代日本人の学びとキャリア形成 E205 ⑤ 花綵列島日本における教育・文化・社会の根本問題 E206 ⑥ 授業を記録すること─方法と意義─ E207 ⑦ 矯正教育における「更生的風土」の形成 ─昭和52年矯正局長依命通達を中心に─ E217 ⑧ 教育学研究における「学習塾」の位置づけ E218 ⑨ 日本の知財教育研究の新しい動き E219 ⑩ インクルーシブ教育環境の国際比較を通した批判的検討 ─米・韓の実践に着目して─ E302 ⑪ 1970年代における「障害児」の普通学校・普通学級就学運動の射程 ─「学校選択権」に関する議論を手がかりとして─ E303 ⑫ 東井義雄の思想と教育実践─継承と展開─ E304 ⑬ テスト体制下の米国における初等中等教育改革の展開 ─学習スタンダードと教員養成の改革構造に注目して─ E305 ⑭ 大学の自治とガバナンスの改変(その3)韓国の高等教育をめぐる動向 と情勢─登録金問題・大学会計制度・大学評価など─ E306 ⑮ 〈ふり〉の教育哲学の射程 E307 ⑯ 国境を越える公設学校運営ビジネス─自律的公設学校の国際比較を通し て見える公教育制度の諸相─ E314 ⑰ 18歳選挙権の時代に教育の再政治化とどう向き合うか E315 ⑱ 学校図書館と思想の自由・民主主義 ─メディア情報リテラシー教育の最新動向への展開─ E317 -6- 日本教育学会第 75 回大会 The 75th Annual Conference of Japanese Educational Research Association Ⅱ 大会日程・会場 8月24日(水) 自由研究発表 9:00 ~ 12:00 A:一般研究発表 B:テーマ別研究発表 テーマ 部屋番号 A-1 教育理論・思想・哲学① E202 A-2 教育史① E203 A-3 学校制度・経営 E204 A-6 教育方法・教育課程① E205 A-8 教科教育 E206 A-12 初等・中等教育① E207 A-13 高等教育・中等後教育 E217 A-14 教師教育① E218 A-15 社会教育・生涯学習① E219 B-1 市民性教育の課題 E302 B-2 学校のリアリティと教育改革の課題① E303 B-4 若者の移行過程変容と学校 E304 B-7 教師教育改革の動向 E305 B-9 戦後教育史の諸問題① E306 B-11 教育学の問い直し E307 B-13 学力保障の実践と課題─大阪府を中心にして E315 B-16 戦後の子ども問題と教育福祉① E314 総会 13:00 ~ 14:15 E208 シンポジウムⅠ 14:30 ~ 17:30 E201 「育成すべき資質・能力」と「アクティブ・ラーニング」をめぐって ─次期学習指導要領改訂に向けて─ 特別課題研究 14:30 ~ 17:30 E214 スクール・セクハラ問題の総合的研究 課題研究Ⅰ 14:30 ~ 17:30 E208 「教育の政治的中立」と政治教育・主権者教育─18歳選挙権を踏まえて─ 懇親会 18:00 ~ 20:00 ファカルティハウス・エンレイソウ -7- 日本教育学会第 75 回大会 The 75th Annual Conference of Japanese Educational Research Association Ⅱ 大会日程・会場 8月25日(木) 自由研究発表 9:00 ~ 12:00(B-17のみ 9:00 ~ 12:30) A:一般研究発表 B:テーマ別研究発表 テーマ 部屋番号 A-1 教育理論・思想・哲学② E202 A-2 教育史② E203 A-5 比較・国際教育 E204 A-6 教育方法・教育課程② E205 A-11 幼児教育・保育 E206 A-12 初等・中等教育② E207 A-14 教師教育② E218 A-15 社会教育・生涯学習② E219 A-18 特別支援教育 E217 B-2 学校のリアリティと教育改革の課題② E303 B-3 世界の教育改革動向 E302 B-5 ジェンダーと教育 E304 B-9 戦後教育史の諸問題② E306 B-10 高等教育改革の動向 E307 B-15 教職の専門性の史的展開 E305 B-16 戦後の子ども問題と教育福祉② E314 B-17 Educational Issues from Global Perspectives E315 シンポジウムⅡ 13:00 ~ 16:00 E201 新自由主義国家による地域再編と教育 課題研究Ⅱ 13:00 ~ 16:00 E208 「インクルーシブ教育をめぐる包摂と排除」 ※12:10 ~ 課題研究Ⅱの報告に関連する実践ビデオをE208教室にて上映します。 -8- Ⅲ プログラム プログラム1日目 8月 23 日 (火) 社員総会(学会理事会) ラウンドテーブル 日本教育学会第 75 回大会 The 75th Annual Conference of Japanese Educational Research Association ラウンドテーブル 8月23日(火) 17:00 ~ 19:00 E202 ① 危機に瀕する学校史資料 ──その保存と活用をめぐって── 企画者:和崎光太郎(京都市学校歴史博物館) 司会者:和崎光太郎(京都市学校歴史博物館) 報告者:富田 健司(芳賀町総合情報館) 小山 元孝(京丹後市役所) 和崎光太郎(京都市学校歴史博物館) 《趣旨》 学校史資料の散逸・廃棄が進むことへの危機感と、学校史資料の保存・活用については、1970 年代から各地で報告されてきた。特に2000年代以降の学校統廃合ラッシュで、その散逸・廃棄の 懸念が急速に高まっており、各種学会・研究会において、その懸念と現状、対応事例が共有され つつある。しかし、往々にしてそれらの議論の終着地点は、教職員や教育委員会職員の「意識」 や「良識」を問題化するにとどまっており、研究者や学校関係者が当事者として「自分の立場で ・・・・・・・・・・・ 実際どうすればよいのか」という次元には至っていないのではなかろうか。今回のラウンドテー ブルでは、地方公文書館職員(富田) 、元市教育委員会文化財保護課職員(小山) 、博物館学芸員 (和崎)という立場の異なる3者の報告と、来場者との意見交換により、この課題の克服に向け た第一歩を踏み出したい。 -11- 日本教育学会第 75 回大会 The 75th Annual Conference of Japanese Educational Research Association ラウンドテーブル 8月23日 (火) 17:00 ~ 19:00 E203 ② イタリア教育学研究Ⅱ ─dopo scuolaとgiardino d’infanziaをめぐって─ 企画者:オムリ慶子(関西学院大学) 司会者:オムリ慶子(関西学院大学) 報告者1:徳永 俊太(京都教育大学) 報告者2:オムリ慶子(関西学院大学) 《趣旨》 このイタリア教育学研究ラウンドテーブルを立ち上げたきっかけは、教育学の世界でイタリア をフィールドとする教育学研究が非常にマイナーであり、研究者も二桁に遠く及ばない人数であ ることから、教育学会という広いフィールドでイタリア教育学研究を多面的に論じる場を作りた いという思いからである。 去年度は、モンテッソーリをイタリア教育学研究の中で位置づけ、イタリア以外の国ではほと んど知られていない新しいモンテッソーリ像を明らかにしようとする試みを提案した。 今年度は提案1で、学校後教育(dopo scuola)と学校教育との関係性について提案し、この二 者はどのように関係すべきか、 その関係から見えてくる学校の役割とは何なのかを問いかけたい。 提案2では、1860年代後半ヴェネツィアの幼稚園(giardino d’infanzia)成立について現在明らか になっている事実関係から見えてくる疑問を問いかけたい。 -12- 日本教育学会第 75 回大会 The 75th Annual Conference of Japanese Educational Research Association ラウンドテーブル 8月23日(火) 17:00 ~ 19:00 E204 ③ 高校総合学習の可能性と課題 ─実態調査をふまえて─ 企画者:和井田清司(武蔵大学) 司会者:和井田清司(武蔵大学) 報告者:和井田清司(武蔵大学) 宮下与兵衛(首都大学東京) 高橋亜希子(北海道教育大学) 《趣旨》 「総合的な学習の時間」 (以下、総合学習と略記)の創設と実践から、10数年が経過した。高 校の場合、必ずしも順調にスタートしたとはいいがたいが、時の経過とともに、制度としては「定 着」してきた。ただ、高校の場合、学科制度や学校の実態が多様であり、高校総合学習の実践状 況も、現象としては多様な形で推移してきた。高校をめぐる制度環境が変容(18歳選挙権、学校 経営改革、カリキュラム・方法改革等)を迎えつつある現在、高校総合学習の役割も、より重要 になっている。そこで、高校総合学習の可能性と課題について交流し、高校改革の「可能性の中 心」として総合学習が機能する道筋を探究したい。前半は、企画趣旨、高校調査(中規模県の悉 皆調査)、大学生調査( 「経験されたカリキュラム」の検証) 、実践校への訪問調査等の概要を報 告し、問題提起と情報提供を行う。後半は、参加者からの質疑を含め、意見交換や交流を予定し ている。 -13- 日本教育学会第 75 回大会 The 75th Annual Conference of Japanese Educational Research Association ラウンドテーブル 8月23日 (火) 17:00 ~ 19:00 E205 ④ 「履歴史料」より覗き見る近代日本人の学びとキャリア形成 企画者:池田 雅則(兵庫県立大学) 司会者:花井 信(静岡大学・名誉教授) 報告者:池田 雅則(兵庫県立大学) 松尾由希子(静岡大学) 山下廉太郎(名古屋大学) 《趣旨》 日本の近代教育というと官主導・正規の学校の影響力のイメージが強烈であるが、現実を生き た人々は制度の内外を跨ぐ豊饒な学習機会を模索し学んでいた。また終身的雇用が広がるまでの 人々は、一時的離職や転職を繰り返し、時には学び直しもしながらキャリアの積み重ねに挑んで いた。しかし制度が設けた模範的系統から外れる学習機会やキャリア形成の事実はまとまった形 で記録に残りづらい。一人ひとりの人生が細切れにされた形でしか記録が残されないわけで、ゆ えに研究の進展も大きく立ち遅れてきた。近代日本のただ中を生きた人々の学習機会やキャリア 形成の実像と構造的特質をどのように解明していけばよいか。本企画では、課題に切り込むため の手がかりとしての「履歴史料」が有する可能性と課題について、基礎的な次元から議論を深め ていきたい。具体的には明治期を対象とし、地方官吏、小学校教員、 「職業婦人」にかかわる履 歴史料を取り上げていきたい。 -14- 日本教育学会第 75 回大会 The 75th Annual Conference of Japanese Educational Research Association ラウンドテーブル 8月23日(火) 17:00 ~ 19:00 E206 ⑤ 花綵列島日本における教育・文化・社会の根本問題 企画者:山口 幸夫(原子力資料情報室) 大森 直樹(東京学芸大学) 司会者:大橋 保明(名古屋外国語大学) 提案者:大森 直樹(東京学芸大学) 山口 幸夫(原子力資料情報室) 《趣旨》 ユーラシア大陸の東端に、花綵のように南北に長く弓なりに連なる日本列島は、地球上まれな 変動帯に位置し、古来、自然災害に繰り返し襲われてきた。2011年3月11日の東北地方太平洋沖 地震と東京電力福島第一原子力発電所事故による学校の被害をどのように捉えればよいのか。災 害列島日本における教育・文化・社会のありかたをどのように論じるべきなのか。本企画では、 旧国民教育文化総合研究所(2016年度より一般財団法人教育文化総合研究所) 「東日本大震災・ 原発災害と学校」研究委員会(委員長:大森、委員:山口・大橋・神田英幸・一木玲子・平山瑠 子)が2014~2015年度に実施した岩手・宮城・福島(東北3県)における「3・11被災校」の全 数調査をふまえた2本の報告を行い、参加者から質疑応答を得て、今後の日本における教育・文 化・社会の課題について認識を深めていきたい。 -15- 日本教育学会第 75 回大会 The 75th Annual Conference of Japanese Educational Research Association ラウンドテーブル 8月23日 (火) 17:00 ~ 19:00 E207 ⑥ 授業を記録すること ─方法と意義─ 企画者:吉村 敏之(宮城教育大学) 司会者:吉村 敏之(宮城教育大学) 報告者:江間 史明(山形大学) 澤田 稔(上智大学) 金田 裕子(宮城教育大学) 吉村 敏之(宮城教育大学) 《趣旨》 授業の何をどう記録するか。研究においても、教師教育においても、記録が出発点となり、重 要な課題である。記録者が何を見ているのかが問われる。文字記録、映像記録のそれぞれについ て、記録作成の経験が豊富な提案者から、実例をふまえて、方法と意義を示してもらう。授業記 録の様々な方法論の意義を、授業研究と教師教育への有効性から検討する。 -16- 日本教育学会第 75 回大会 The 75th Annual Conference of Japanese Educational Research Association ラウンドテーブル 8月23日(火) 17:00 ~ 19:00 E217 ⑦ 矯正教育における「更生的風土」の形成 ─昭和52年矯正局長依命通達を中心に─ 企画者:岩田 一正(成城大学) 司会者:岩田 一正(成城大学) 報告者:服部 達也(浪速少年院) 長能 浩典(多摩少年院) 後藤 弘子(千葉大学) 平井 秀幸(四天王寺大学) 岩田 一正(成城大学) 《趣旨》 我々は「現代日本の少年院で観察されるような職員と少年、あるいは少年同士が立ち直りに向 けて協力的に日常の活動や生活を行う施設文化」を「更生的風土」と定義し、昭和40-50年代の 時期に更生的風土がどのように形成されたのかを分析することを目的として、研究調査活動を 行っている。具体的には、矯正教育における「現代史の出発点」として位置づけられる昭和52年 の矯正局長依命通達「少年院の運営について」が、更生的風土の形成にどのような役割を果たし ていたのかについて、矯正職員OBへの聞き取り調査を試みてきた。 今回のラウンドテーブルでは、少年院の矯正教育に実際に携わっている現役職員が更生的風土 の形成についてどのように捉えているのかに関する報告を行った上で、 その報告に対して少年法、 社会学、教育学を専門とする研究者がコメントし、本研究調査活動の成果と課題についてディス カッションすることとしたい。 -17- 日本教育学会第 75 回大会 The 75th Annual Conference of Japanese Educational Research Association ラウンドテーブル 8月23日 (火) 17:00 ~ 19:00 E218 ⑧ 教育学研究における「学習塾」の位置づけ 企画者:佐久間邦友(郡山女子大学) 早坂めぐみ(東京学芸大学・大学院生) 大和 洋子(東洋英和女学院大学・非常勤講師) 司会者:佐久間邦友(郡山女子大学) 早坂めぐみ(東京学芸大学・大学院生) 報告者:早坂めぐみ(東京学芸大学・大学院生) 高嶋 真之(北海道大学・大学院生) 佐久間邦友(郡山女子大学) 《趣旨》 平成27年度全国学力・学習状況調査の質問紙調査によれば、中学3年生の約6割(60.8%)が 学習塾に通っていると回答した。この傾向は、調査が行われた平成19年度以降のデータと比較し ても大きな変化は見られない。つまり、多くの子供たちにとって「学習塾」を利用することは、 特別なことではなくなっていると言っても過言ではない。 国内の教育学研究において、 「学習塾」を取り上げた研究は数少ない。しかし海外の教育学研 究では、日本の「学習塾」を取り上げられる機会が増えている。 そこで本ラウンドテーブルでは、教育学研究における「学習塾」研究のキックオフ的な位置づ けと考え、今年度は、国内の「学習塾」の動向、 「学習塾」研究の現状を下記の観点から明らか にしていく。 1.学習塾業界の形成─学習塾団体の理念と取り組みに着目して 2.学習塾をめぐる教育問題の転換 3.地方自治体における学習支援─学習塾の活用に着目して -18- 日本教育学会第 75 回大会 The 75th Annual Conference of Japanese Educational Research Association ラウンドテーブル 8月23日(火) 17:00 ~ 19:00 E219 ⑨ 日本の知財教育研究の新しい動き 企画者・司会者・報告者:世良 清(三重県立津商業高等学校) 《趣旨》 内外の社会経済情勢の変化に伴い、わが国産業の国際競争力の強化を図ることの必要性が増大 している状況にかんがみ、 知的財産(知財)の創造、 保護及び活用に関する施策を推進するため、 2003年3月、内閣に知財戦略本部が設置され、以来、 「知財教育」が進展されてきたが、本年5 月に公開された「知財推進計画」に大きな動きがあった。それは、小学校から始まりすべての学 校種で行うことが述べられたことにある。提案者は2009年の第68回大会ラウンドテーブルで、知 財教育を呼びかけ、日本での知財教育の構築を提案してきた。今、改めて「知財教育の新しい動 き」を把握し、議論を深める場としたい。 -19- 日本教育学会第 75 回大会 The 75th Annual Conference of Japanese Educational Research Association ラウンドテーブル 8月23日 (火) 17:00 ~ 19:00 E302 ⑩ インクルーシブ教育環境の国際比較を通した批判的検討 ─米・韓の実践に着目して─ 企画者:村田 観弥(神戸大学・研究員) 金丸 彰寿(神戸大学・大学院生) 司会者:金丸 彰寿(神戸大学・大学院生) 報告者:赤木 和重(神戸大学) 村田 観弥(神戸大学・研究員) 大山 正博(神戸大学・大学院生) 指定討論者:戸野塚厚子(宮城学院女子大学) 《趣旨》 インクルージョンの国際的潮流の中で、各国がインクルーシブ教育の実現を試みている。そう した海外の事例に学びつつ、日本への示唆を検討することが本会の主旨である。インクルージョ ンは響きの良い言葉である一方、学際的な理念であり、実態の掴み難い概念でもある。暗黙の前 提とせず、インクルージョンとは何かについて、 海外の実践的知見を踏まえて批判的に問い直し、 議論する。本会では、米・韓の実践事例を素材にする。 赤木は、貧困による子どもたちの学力や生活の問題が根深く、文化、言語、障害の問題が複合 的に混ざり合う環境で教育実践を行う、米国シラキュースにおける小学校でのインクルーシブ教 育実践を報告する。そこでは、障害のある子どもと障害のない子どもが共に学ぶ(生きる)関係 を深め、多様性への理解を深める教育カリキュラムが存在する。このカリキュラムは、明確な目 標設定と連動している。こうした実践の現状や同学校の教員へのインタビューを通して、米国で のインクルーシブ教育の批判的検討を行なう。 村田は、職業主義に偏向する風潮があるといわれる韓国において、発達障害のみならず、脳性 まひや知的障害のある学生など、多様な障害学生を積極的に受け入れている韓国ナザレ大学の実 践を報告する。同大学では、障害学生と障害のない学生が寮において共同生活を営んでおり、学 習支援のみならず、大学生活全般において学生同士の障害支援制度が整備されている。このよう なカリキュラム外の無意図的な教育環境から築かれる関係性よりインクルーシブ教育環境に起こ りうる諸作用について提示する。 大山は、村田報告に続き、 今年度実施している韓国ナザレ大学との共同研究について紹介する。 同大を卒業した研究協力者のライフ・ストーリーを通して、学生の視点からの分析経過について 報告する。 これらの報告について、スウェーデンの「共生教育」の知見を踏まえた指定討論を戸野塚が行 なう。今後、日本の教育が直面すると予測される諸問題について、障害児教育、及び「共生」に 関わる実践研究における課題を共有し、フロアと共に議論を深めたい。 -20- 日本教育学会第 75 回大会 The 75th Annual Conference of Japanese Educational Research Association ラウンドテーブル 8月23日(火) 17:00 ~ 19:00 E303 ⑪ 1970年代における「障害児」の普通学校・普通学級就学運動の射程 ─「学校選択権」に関する議論を手がかりとして─ 企画者:小国 喜弘(東京大学) 司会者:坂元 秋子(首都大学東京) 報告者:邊見 信(東京大学) 高橋 沙希(東京大学) 中田 圭吾(東京大学) 渡邊 真之(東京大学) 《趣旨》 1979年養護学校義務化の過程において、 「どの子も地域の普通学校へ」 「共に生き共に学ぶ」な どをスローガンとし、 「障害児」の普通学校・普通学級就学運動が起きた。そこでの主要な論点 は学校選択権をどう捉えるべきかという問題だった。ただし普通学校就学運動の当事者たちにお いても、学校選択権をめぐって深刻な議論の対立があった。 本ラウンドテーブルでは当時の関係者に聞き取りを行った成果を踏まえて、養護学校義務化反 対運動の中で学校選択権がどのように論じられていたのかをまずは整理してみたい。今日、イン クルーシブ教育への移行が迫られる中で、再び学校選択権が議論の焦点となっている。本ラウン ドテーブルの報告は、現在の学校選択をめぐる議論が何を見失っているのかを歴史の光を通して 浮かび上がらせることを目指したい。 -21- 日本教育学会第 75 回大会 The 75th Annual Conference of Japanese Educational Research Association ラウンドテーブル 8月23日 (火) 17:00 ~ 19:00 E304 ⑫ 東井義雄の思想と教育実践 ─継承と展開─ 企画者:川地亜弥子(神戸大学) 司会者:豊田ひさき(中部大学) 報告者:木村 元(一橋大学) 豊田ひさき(中部大学) 川地亜弥子(神戸大学) 《趣旨》 戦前・戦中・戦後の継承と展開に焦点をあてて分析を行う。教育史のアプローチ (木村元) と、 教育方法学的アプローチ(豊田ひさき、川地亜弥子)によって、多角的に考察を加えたい。 -22- 日本教育学会第 75 回大会 The 75th Annual Conference of Japanese Educational Research Association ラウンドテーブル 8月23日(火) 17:00 ~ 19:00 E305 ⑬ テスト体制下の米国における初等中等教育改革の展開 ─学習スタンダードと教員養成の改革構造に注目して─ 企画者:遠藤 貴広(福井大学) 佐藤 仁(福岡大学) 吉良 直(東洋大学) 司会者:遠藤 貴広(福井大学) 黒田 友紀(日本大学) 報告者:吉良 直(東洋大学) 新谷龍太朗(平安女学院大学短期大学部) 佐藤 仁(福岡大学) 指定討論:北野 秋男(日本大学) 《趣旨》 米国では2015年12月に連邦初等中等教育法(Elementary and Secondary Education Act of 1965: ESEA) の 改 定 法 と し て「 す べ て の 生 徒 が 成 功 す る 法(Every Student Succeeds Act: ESSA) 」が制定された。前回の改定法である「どの子も置き去りにしない法(No Child Left Behind Act of 2001: NCLB法) 」 (2002年1月制定)は、目的は賞賛されたものの、連邦政府の権 限を大幅に拡大し、厳しいアカウンタビリティを義務付けたため、様々な批判が噴出していた。 本ラウンドテーブルでは、ESSAへの改定を連邦初等中等教育法の歴史に位置付けた上で、 NCLB法下の初等中等教育改革の総括を試みる。その際、NCLB法によって確立されたテストに 基づくアカウンタビリティ体制の中で、特に学習スタンダードと教員養成に着目し、テスト、ス タンダード、教員養成という一体的な改革の構造を分析することによって、日本でも矢継ぎ早に 進む教育改革の構造を検討する視点を探りたい。 -23- 日本教育学会第 75 回大会 The 75th Annual Conference of Japanese Educational Research Association ラウンドテーブル 8月23日 (火) 17:00 ~ 19:00 E306 ⑭ 大学の自治とガバナンスの改変(その3) 韓国の高等教育をめぐる動向と情勢 ─登録金問題・大学会計制度・大学評価など─ 企画者/司会:渡部 昭男(神戸大学) 光本 滋(北海道大学) 報告者1:宋 善英(韓国大学教育協議会(KCUE) ) 報告者2:渡部 昭男(神戸大学) ・渡部 [君和田] 容子(近畿大学) 指定討論:浅野かおる(福島大学) 《趣旨》 科研費15H03474「後期中等・高等教育における「無償教育の漸進的導入」の原理と具体策に 係る総合的研究」 (2015-17)により韓国調査を継続している。韓国では、登録金半額化運動に伴 う期成会費訴訟を契機に国立大学で期成会費が廃止され、国からの交付金と大学自己収入(学生 納付金を含む)を統合して運営する新しい大学会計制度が導入された。国立大学の自律性と公共 性を高めるねらいがあると言われる。しかし、並行して、大学全体の構造改革や大学評価が進行 している。グローバル化・競争力強化の観点で設定された評価指標では、地方大学や短期大学が 不利になりやすいと言われている。道知事の方針で登録金の減額化・無償化を進めた江原道立大 学は、2015年、5等級にランク分けされる大学評価で下位2等級に含まれる結果となり、苦難の 道を強いられている。韓国からのゲスト報告、科研メンバーによる調査報告を交えて情報交流を 行う。 -24- 日本教育学会第 75 回大会 The 75th Annual Conference of Japanese Educational Research Association ラウンドテーブル 8月23日(火) 17:00 ~ 19:00 E307 ⑮ 〈ふり〉の教育哲学の射程 企画者:山岸賢一郎(長崎大学) 司会者:宮川 幸奈(九州大学・大学院生) 報告者:山岸賢一郎(長崎大学) 岡野亜希子(近畿大学) 藤田 雄飛(九州大学) 《趣旨》 人間の営為は、多くの場合、 〈ふり〉である。つまり人間の営為は、多くの場合、完全なる「遂 行」(いわばホンモノの行為)でも、完全なる「演技」 (いわばニセモノの行為)でもありえず、 「遂行」と「演技」の複合体たる〈ふり〉である。 〈ふり〉の教育哲学は、以上のごとき着想か ら出発して、近現代の教育言説・教育実践と、それが基づくところの認識・思考の枠組みそれ自 体を、問い直そうとする試みである。 本企画の目的は、 〈ふり〉の教育哲学の射程を確認することにある。またそれによって〈ふり〉 の教育哲学の今後を展望することにある。この目的のもと、 3人の報告者はそれぞれ、 道徳教育、 ルソーの教育思想、そして〈ふり〉の発達に関する、個別具体的な〈ふり〉の教育哲学を展開す る。3つの報告はそれぞれ、 〈ふり〉概念を育んだ土戸敏彦の諸論考──土戸敏彦「 「ふりをする」 ことの伝授としての教育」 、 『九州大学大学院教育学研究紀要』第11号、2009年、99-109頁、ほか ──を補足し、確証し、ときに批判するものともなるだろう。これら3つの報告を材料として、 ラウンドテーブル参加者と共に、 〈ふり〉の教育哲学の射程を探ってみたい。 -25- 日本教育学会第 75 回大会 The 75th Annual Conference of Japanese Educational Research Association ラウンドテーブル 8月23日 (火) 17:00 ~ 19:00 E314 ⑯ 国境を越える公設学校運営ビジネス ─自律的公設学校の国際比較を通して見える公教育制度の諸相─ 企画・司会者:中島 千惠(京都文教大学) 報告者:澤野由紀子(聖心女子大学) 渡邊 あや(津田塾大学) 中島 千惠(京都文教大学) 吉原美那子(高崎経済大学) 杉本 均(京都大学) 石川 裕之(畿央大学) 服部 美奈(名古屋大学) 《趣旨》 国際的競争を意識した国家戦略の下、アカウンタビリティを共通語として、自律的性格を持つ 公設学校の台頭が著しい。規制緩和、 民間力の活用により、 自律的公設学校の運営主体は多元化、 グローバル化し、国際的に教育事業を展開するアメリカやスェーデンの企業が他国の公設学校の 運営に乗り出している。 公教育が自国の公的組織によって管理される公教育概念は崩れつつある。 本ラウンドテーブルでは、自律的公設学校の国際比較を通して、公教育制度変容の諸側面につい て考察し、日本への示唆を得る。なお、今回は北欧と英米の報告を中心に議論する。 -26- 日本教育学会第 75 回大会 The 75th Annual Conference of Japanese Educational Research Association ラウンドテーブル 8月23日(火) 17:00 ~ 19:00 E315 ⑰ 18歳選挙権の時代に教育の再政治化とどう向き合うか 企画者:小玉 重夫(東京大学) 司会者:村上 祐介(東京大学) 報告者:荻原 克男(北海学園大学) 指定討論者:吉田 徹(北海道大学) 《趣旨》 選挙権年齢を「18歳以上」に引き下げる改正公職選挙法が、2015年6月に成立し、2016年夏の 参議院議員選挙から18歳以上による投票が実現した。18歳選挙権の実現は日本の政治史上きわめ て大きな制度変更であり、戦後の教育においてタブー視されてきた政治と教育の関係を問い直す 大きな契機となる可能性がある。本ラウンドテーブルでは、以上のような今日的局面を、教育の 再政治化という歴史的な文脈のなかでとらえ、そのことの意味を教育学と政治学の双方から考え てみたい。具体的には、小玉重夫・荻原克男・村上祐介「教育はなぜ脱政治化してきたか─戦後 史における1950年代の再検討」日本政治学会『年報政治学』2016年-Ⅰ号(31-52頁)をたたき台 として、政治学者の吉田徹氏(北海道大学)を指定討論者(コメンテイター)として迎え、議論 を深める。そして、教育政治学を創成していく足がかりとしたい。 まず荻原氏が、上記論文の内容にもとづいて問題提起的な報告を行う。次に、それに対して指 定討論者の吉田氏がコメントを行う。そして、18歳選挙権の到来を教育が再政治化する時代と位 置づける報告者らの視点について、教育学と政治学の双方の視点を交差させつつ議論を行い、教 育政治学が成立する条件を深く検討する場としていきたい。 -27- 日本教育学会第 75 回大会 The 75th Annual Conference of Japanese Educational Research Association ラウンドテーブル 8月23日 (火) 17:00 ~ 19:00 E317 ⑱ 学校図書館と思想の自由・民主主義 ─メディア情報リテラシー教育の最新動向への展開─ 企画者:前田 稔(東京学芸大学) 司会者:前田 稔(東京学芸大学) 報告者:前田 稔(東京学芸大学) 《趣旨》 平成24年度のラウンドテーブルで我々は、ユネスコが公表した『教師のためのメディア・情報 リテラシーカリキュラム』 について活発な意見交換を行い、 平成25年度には、 「今改めてリテラシー 概念を問う─多義性のなかでの核心─」を、平成26年度は、 「メディア情報教育学の構築─はだ しのゲン問題を切り口に─」というテーマで、教育における多様性について、文化多元主義や批 判的思考の観点から議論を深めた。平成27年度は、大学入試センター試験改革に求められる国際 性と日本の強みに関して、メディア情報リテラシー教育と読書教育の観点から意見を交わした。 今年度は、学校図書館が果たす思想の自由や民主主義への役割について検討を行い、メディア 情報リテラシー教育の日本・海外の最新動向を概観し、両者で共通する、社会における基本的な 価値への理解を深め、今後の学校教育のあり方について参加者とともに考えていきたい。 -28- プログラム2日目 8月 24 日 (水) 一 般 研 究 発 表【A】 テーマ型研究発表【B】 総 会 シンポジウムⅠ(公開) 特 別 課 題 研 究 課 懇 題 研 親 究 Ⅰ 会 日本教育学会第 75 回大会 The 75th Annual Conference of Japanese Educational Research Association 一般研究発表 8月24日(水) 9:00~11:30 E202 【一般A-1】教育理論・思想・哲学① 司会:所 伸一(北海道大学・名誉教授) 田端 健人(宮城教育大学) 9:00 ~ 9:30 学力のノエシス─ノエマ構造 ─意識論としての学力論─ ○江上 英雄 9:30 ~ 10:00 H.フロイデンタールの教育論 ─数学教授論の基礎付けに着目して─ ○伊藤 伸也(金沢大学) 10:00 ~ 10:30 ヤヌシュ・コルチャックおよびマリア・ファルスカの理論と実践 ○大澤 亜里(札幌大谷大学短期大学部) 10:30 ~ 11:00 レオナルド・ネルゾンの「ソクラテス的方法」と知識の問題 ○太田 明(玉川大学) 11:00 ~ 11:30 討論 -31- 日本教育学会第 75 回大会 The 75th Annual Conference of Japanese Educational Research Association 一般研究発表 8月24日 (水) 9:00 ~ 11:30 E203 【一般A-2】教育史① 司会:池田 雅則(兵庫県立大学) 山崎由可里(和歌山大学) 9:00 ~ 9:30 黎明期の婦人雑誌で語られた「衛生」 ─『女学雑誌』を史料として─ ○新藤 康太(北海道大学・大学院生) 9:30 ~ 10:00 近代日本における「義務教育免除地」 ─地域の実態と義務教育獲得過程に着目して─ ○坂本 紀子(北海道教育大学) 10:00 ~ 10:30 近代日本における災害救済と障害児教育保護成立の歴史的位相 ─濃尾震災(1891年)における障害児救済と教育保護の諸相─ ○能田 昴(東京学芸大学・大学院生/東京サレジオ学園) 髙橋 智(東京学芸大学) 10:30 ~ 11:00 大正後期の群馬県前橋市における林間学校の開設について ─1921年から1926年まで─ ○平沢 信康(上武大学) 11:00 ~ 11:30 討論 -32- 日本教育学会第 75 回大会 The 75th Annual Conference of Japanese Educational Research Association 一般研究発表 8月24日(水) 9:00 ~ 11:30 E204 【一般A-3】学校制度・経営 司会:安宅 仁人(酪農学園大学) 村上 祐介(東京大学) 9:00 ~ 9:30 乳幼児保育における施設形態・事業主体の多様化 ─質の高い保育保障の観点から─ ○平松 知子(名古屋大学・大学院生) 9:30 ~ 10:00 保護者によって学校に寄せられる「意見・要望」の事例の様相 ─KJ法を用いた一般化の試み─ ○山本 達人(東京大学・大学院生) 10:00 ~ 10:30 韓国代案学校に関する法制度的考察 ○伊藤 健治(東海学園大学) 横井 敏郎(北海道大学) 宋 美蘭(北海道大学・専門研究員) 10:30 ~ 11:00 キャリア教育 ─理想の生活を実現するために─ ○佐藤 実芳(愛知淑徳大学) 11:00 ~ 11:30 討論 -33- 日本教育学会第 75 回大会 The 75th Annual Conference of Japanese Educational Research Association 一般研究発表 8月24日 (水) 9:00 ~ 11:00 E205 【一般A-6】教育方法・教育課程① 司会:江間 文明(山形大学) 佐久間亜紀(慶応義塾大学) 9:00 ~ 9:30 学習集団の組織過程 ─船戸咲子の授業─ ○吉村 敏之(宮城教育大学) 9:30 ~ 10:00 アクティブ・ラー二ングの今昔検討 ○大庭 茂美(九州女子短期大学・名誉教授) 10:00 ~ 10:30 戦前における重松鷹泰の教育論の分析 ○田村 恵美(お茶の水女子大学) 10:30 ~ 11:00 討論 -34- 日本教育学会第 75 回大会 The 75th Annual Conference of Japanese Educational Research Association 一般研究発表 8月24日(水) 9:00 ~ 11:30 E206 【一般A-8】教科教育 司会:梅津 徹郎(北海道文教大学) 前田 賢次(北海道教育大学) 9:00 ~ 9:30 持続可能な社会を形成するための環境教育(高等学校課程) ─日本の地域社会における伝承文化と国際的・科学的環境倫理教育 との接合をめざして─ ○須田(小境)玲子(早稲田大学・大学院生) 9:30 ~ 10:00 ESDの視点を取り入れた授業実践の創造 ─学区の稲作農家を教材として─ ○河野 崇(大阪キリスト教短期大学) 10:00 ~ 10:30 能動的な知識の構築を目指した授業実践の考察 ─中学歴史分野における協同学習の活用とその課題─ ○五十嵐卓司(帝京大学) 10:30 ~ 11:00 教員養成と連動した不登校児童生徒のための算数・数学デジタルコ ンテンツの制作 ○黒田 恭史(京都教育大学) 原 清治(佛教大学) 岡本 尚子(立命館大学) 11:00 ~ 11:30 討論 -35- 日本教育学会第 75 回大会 The 75th Annual Conference of Japanese Educational Research Association 一般研究発表 8月24日 (水) 9:00 ~ 12:00 E207 【一般A-12】初等・中等教育① 司会:大野 栄三(北海道大学) 須田 康之(兵庫教育大学) 9:00 ~ 9:30 コミュニティ・スクール指定解消校の学校規模と学校統廃合 ○大橋 保明(名古屋外国語大学) 9:30 ~ 10:30 子供の解答行動の分析 ─PISA2012年調査のログファイルを用いて─ ○山中 秀幸(国立教育政策研究所・国際調査専門職) ○小野まどか(国立教育政策研究所・国際調査専門職) 梅澤 希恵(国立教育政策研究所・国際調査専門職) 櫻井 直輝(会津大学短期大学部) 10:30 ~ 11:30 PISA調査における習熟度レベル中位層の特性に関する考察 ○梅澤 希恵(国立教育政策研究所・国際調査専門職) ○櫻井 直輝(会津大学短期大学部) 山中 秀幸(国立教育政策研究所・国際調査専門職) 小野まどか(国立教育政策研究所・国際調査専門職) 11:30 ~ 12:00 討論 -36- 日本教育学会第 75 回大会 The 75th Annual Conference of Japanese Educational Research Association 一般研究発表 8月24日(水) 9:00 ~ 11:30 E217 【一般A-13】高等教育・中等後教育 司会:姉崎 洋一(北海道大学・名誉教授) 日永 龍彦(山梨大学) 9:00 ~ 9:30 職業系専門高校における進路形成 ─学校内格差に着目して─ ○中西 啓喜(早稲田大学) 9:30 ~ 10:00 東北地方における高校生の移動と定着 ─青森・岩手・福島3県の進学校に着目して─ ○村山 詩帆(佐賀大学) 10:00 ~ 10:30 戦後日本の社会変動とキリスト教系高等教育機関 ○齋藤 崇德(大学改革支援・学位授与機構) 10:30 ~ 11:00 大学の発達障害学生支援における学生支援コーディネーターの役割 ─発達障害学生の修学上の支援事例を通して─ ○池田 敦子(秋田大学) 髙橋 智(東京学芸大学) 11:00 ~ 11:30 討論 -37- 日本教育学会第 75 回大会 The 75th Annual Conference of Japanese Educational Research Association 一般研究発表 8月24日 (水) 9:00 ~ 12:00 E218 【一般A-14】教師教育① 司会:遠藤 貴宏(福井大学) 宮原 順寛(北海道教育大学) 9:00 ~ 9:30 教員養成における模倣と省察 ─e-portfolioシステムを用いた熟達教師の授業分析─ ○井藤 元(東京理科大学) 浅井 宗海(大阪成蹊大学) 羽野ゆつ子(大阪成蹊大学) 9:30 ~ 10:00 「学習支援ボランティア活動」を通した教員養成モデルの構築につ いて ○石﨑 達也(東京福祉大学) 鈴木 達也(東京福祉大学) 10:00 ~ 10:30 単元習作ワークショップの提案 ─その場で試しに共同して単元を構成する─ ○金馬 国晴(横浜国立大学) 10:30 ~ 11:30 新しい教育実践の開発に必要な教師の行為能力 ─「問い」の追究を通した学習活動創りに視点をあてて─ ○後藤 郁子(お茶の水女子大学・特別研究員) ○末松 加奈(東京大学・大学院生) ○崎間 南(お茶の水女子大学・大学院生) 11:30 ~ 12:00 討論 -38- 日本教育学会第 75 回大会 The 75th Annual Conference of Japanese Educational Research Association 一般研究発表 8月24日(水) 9:00 ~ 12:00 E219 【一般A-15】社会教育・生涯学習① 司会:河野 和枝(北星学園大学) 藤村 好美(群馬県立女子大学) 9:00 ~ 9:30 理系教育における物流・ロジスティクスに関する一考察 ─動画サイトなどの視聴覚教材を利用した授業方法の工夫─ ○鈴木 邦成(日本大学) 9:30 ~ 10:00 地域に対する矜持の形成に関する一考察 ─大学教育における地域資源を活用した体験的学習に着目して─ ○遊佐 順和(札幌国際大学短期大学部) 10:00 ~ 10:30 学校統廃合をめぐるコミュニティ・レジリエンスの学び ─閉校地区の公民館に焦点を当てて─ ○丹間 康仁(帝京大学) 10:30 ~ 11:00 公民館定期利用団体の活動とその課題について ─渋川市公民館の事例をもとに─ ○森下 一成(上武大学) 11:00 ~ 11:30 健康・医療情報の提供と学校図書館の役割 ─カリフォルニア州の子ども病院を参考に─ ○前田 稔(東京学芸大学) 11:30 ~ 12:00 討論 -39- 日本教育学会第 75 回大会 The 75th Annual Conference of Japanese Educational Research Association テーマ別研究発表 8月24日 (水) 9:00 ~ 12:00 E302 【テーマB-1】市民性教育の課題 司会:子安 潤(愛知教育大学) 前田 輪音(北海道教育大学) 9:00 ~ 9:30 教育「シティズン化」制御の政策的展望 ○高橋 聡(岩手県立大学) 9:30 ~ 10:00 模擬裁判教育の教育的効果と課題 ○平野 節子(明星大学・非常勤講師) 10:00 ~ 10:30 ドイツの保育施設における移民の背景を持つ子ども達の参画 ─言語教育を観点として─ ○船越 美穂(福岡教育大学) 10:30 ~ 11:00 サービス・ラーニングにおける学習効果とマネジメントの課題 ─NPOサービス・ラーニング・フォーラム(2002~2014)の総括─ ○山田 明(九州共立大学) 11:00 ~ 11:30 持続可能な社会のためのオルタナティブな地域づくりに関する考察 ─東日本大震災の津波被災地における災害復興を事例に─ ○秦 範子(都留文科大学・非常勤講師) 11:30 ~ 12:00 討論 -40- 日本教育学会第 75 回大会 The 75th Annual Conference of Japanese Educational Research Association テーマ別研究発表 8月24日(水) 9:00 ~ 11:30 E303 【テーマB-2】学校のリアリティと教育改革の課題① 司会:荻原 克男(北海学園大学) 玉井 康之(北海道教育大学) 9:00 ~ 9:30 教師の「専門家共同体(professional community) 」における実践 と政策 ─C. コバーンの研究の起点─ ○鈴木 悠太(東京大学) 9:30 ~ 10:00 米国オバマ政権の学校改善改革の検討 ─マサチューセッツ州におけるイノベーション・スクールを事例と して─ ○黒田 友紀(日本大学) 10:00 ~ 10:30 教員の業務負荷についての臨床的研究 ─2000年代の公務災害申請事案の分析─ ○宮井 真由(北海道公立学校スクールカウンセラー) 10:30 ~ 11:00 道徳教科化の中でのキャリア教育に関する一考察 ─富山県「14歳の挑戦」・兵庫県「トライやる・ウィーク」の事例 研究を中心に─ ○村上 純一(文教大学) 11:00 ~ 11:30 討論 -41- 日本教育学会第 75 回大会 The 75th Annual Conference of Japanese Educational Research Association テーマ別研究発表 8月24日 (水) 9:00 ~ 11:30 E304 【テーマB-4】若者の移行過程変容と学校 司会:南出 吉祥(岐阜大学) 児美川孝一郎(法政大学) 9:00 ~ 9:30 発達障害等の発達困難と少年非行に関する議論の動向と教育の課題 ○内藤 千尋(白梅学園大学/東京学芸大学・大学院生) 髙橋 智(東京学芸大学) 9:30 ~ 10:00 専門学校生のキャリアに関する時系列分析 ─YCSJ 5年間のデータから─ ○三浦 芳恵(首都大学東京・大学院生) 10:00 ~ 10:30 夜間定時制高校への参加と変容に関する考察 ─不登校経験生徒と全日制経験生徒の語りを中心に─ ○鍜治 直紀(大阪大学・大学院生) 10:30 ~ 11:00 地域若者組織の自立支援の可能性 ─小規模自治体における自立困難な若者の「開かれた」居場所の意 義─ ○井上 大樹(札幌学院大学) 11:00 ~ 11:30 討論 -42- 日本教育学会第 75 回大会 The 75th Annual Conference of Japanese Educational Research Association テーマ別研究発表 8月24日(水) 9:00 ~ 11:30 E305 【テーマB-7】教師教育改革の動向 司会:紅林 伸幸(常葉大学) 山本 由美(和光大学) 9:00 ~ 9:30 教師の自己改革に関する理論的研究 ─「自己否定」的省察と経験のとらえ直しから─ ○田上 哲(九州大学) 9:30 ~ 10:00 再任用教員の役割と課題 ○園部友里恵(三重大学・非常勤講師) 10:00 ~ 11:00 「開放制」 原則下の実践的教師教育プログラムの運営に関する研究 (3) ─課程認定大学における教育実習の運営体制に着目して─ ○岩田 康之(東京学芸大学) ○大和真希子(福井大学) ○山口 晶子(聖マリアンナ医科大学) ○早坂めぐみ(東京学芸大学・大学院生) 11:00 ~ 11:30 討論 -43- 日本教育学会第 75 回大会 The 75th Annual Conference of Japanese Educational Research Association テーマ別研究発表 8月24日 (水) 9:00 ~ 11:30 E306 【テーマB-9】戦後教育史の諸問題① 司会:寺岡 聖豪(福岡教育大学) 米田 俊彦(お茶の水女子大学) 9:00 ~ 9:30 「予科練くずれ」の教育史的考察 ─秋田県立横手中学校における刺殺事件と同盟休校(1945~46年) を中心にして─ ○白岩 伸也(筑波大学・大学院生) 9:30 ~ 10:30 初期全国教研の運営及び実施における変容過程に関する研究 ○布村 育子(埼玉学園大学) ○冨士原雅弘(東海大学) ○太田 拓紀(滋賀大学) ○岩田 考(桃山学院大学) 中嶋 亮太(日本大学・研究員) 10:30 ~ 11:00 教員採用における「選考」の正当性をめぐる論理 ─教育公務員特例法の一次資料および解説書の分析から─ ○前田 麦穂(東京大学・大学院生) 11:00 ~ 11:30 討論 -44- 日本教育学会第 75 回大会 The 75th Annual Conference of Japanese Educational Research Association テーマ別研究発表 8月24日(水) 9:00 ~ 11:30 E307 【テーマB-11】教育学の問い直し 司会:松下 良平(武庫川女子大学) 今井 康雄(日本女子大学) 9:00 ~ 9:30 城戸幡太郎の教育思想における生活技術と教養 ○田岡 昌大(北海道大学・非常勤研究員) 9:30 ~ 10:00 日教組の道徳教育に関する研究 ─1951年~1959年の全国教育研究集会報告を中心に─ ○高橋 潤子(九州情報大学・非常勤講師) 10:00 ~ 10:30 規律訓練以降の権力論と教育 ○李 舜志(東京大学・大学院生) 10:30 ~ 11:00 Narrative Inquiryとの対話を通して見える日本の教育実践研究の意 義と課題 ○田中 昌弥(都留文科大学) 11:00 ~ 11:30 討論 -45- 日本教育学会第 75 回大会 The 75th Annual Conference of Japanese Educational Research Association テーマ別研究発表 8月24日 (水) 9:00 ~ 11:00 E315 【テーマB-13】学力保障の実践と課題─大阪府を中心にして 司会:森 久佳(大阪市立大学) 豊田ひさき(中部大学) 9:00 ~ 9:30 同和教育実践と学力保障 ─学習集団による授業づくりとともに─ ○佐久間敦史(大阪教育大学) 9:30 ~ 10:00 学力格差の是正に向けた協働的実践研究Ⅰ ─児童の作文に着目して─ ○伊藤 駿(大阪大学・大学院生) 数実 浩佑(大阪大学・大学院生) 10:00 ~ 10:30 ゆとり教育と学力 ─PISA調査に注目して─ ○山根 成介(高槻市立第七中学校) 10:30 ~ 11:00 討論 -46- 日本教育学会第 75 回大会 The 75th Annual Conference of Japanese Educational Research Association テーマ別研究発表 8月24日(水) 9:00 ~ 11:30 E314 【テーマB-16】戦後の子ども問題と教育福祉① 司会:倉石 一郎(京都大学) 広井多鶴子(実践女子大学) 9:00 ~ 9:30 占領期における子ども取引の問題化と欠席調査 ─GHQ文書の検討から─ ○加藤 美帆(東京外国語大学) 9:30 ~ 10:00 子どもの貧困と教育機会の保障 ─戦後中学校夜間学級の成立過程に着目して─ ○横関 理恵(北海道大学・大学院生) 10:00 ~ 10:30 生活困窮家庭の子どもへの学習支援の検討 ─横浜市寄り添い型学習等支援事業の支援スタッフの意見から─ ○高橋 寛人(横浜市立大学) 10:30 ~ 11:00 持田栄一による子どものシビル・ミニマム論の再考 ─教育福祉論のアンラーニング─ ○稲井 智義(福井大学) 11:00 ~ 11:30 討論 -47- 日本教育学会第 75 回大会 The 75th Annual Conference of Japanese Educational Research Association 総会 8月24日 (水) 13:00 ~ 14:15 E208 総 会 議 事 次 第 Ⅰ 議長団選出 Ⅱ 大会校からの挨拶(北海道大学) Ⅲ 日本教育学会第75回大会実行委員長挨拶 Ⅳ 日本教育学会会長挨拶 Ⅴ 報告事項 1 一般会務 2 機関誌編集委員会 3 特別課題研究 4 地区研究活動 5 世界教育学会 6 その他 Ⅵ 審議事項 1 2015年度決算 2 2015年度監査報告 3 2016年度予算 4 規程等の改正について 5 第76回大会開催校 6 その他 Ⅶ その他 -48- 日本教育学会第 75 回大会 The 75th Annual Conference of Japanese Educational Research Association シンポジウム 8月24日(水) 14:30 ~ 17:30 E201 シンポジウムⅠ(公開) 「育成すべき資質・能力」と「アクティ ブ・ラーニング」をめぐって ─次期学習指導要領改訂に向けて─ 司会者:守屋 淳(北海道大学) 澤田 稔(上智大学) 報告者:奈須 正裕(上智大学) 池野 範男(広島大学) 松下 佳代(京都大学) 小玉 重夫(東京大学) 指定討論者:浅沼 茂(東京学芸大学) 《趣旨》 次期学習指導要領の改訂作業が進行している。その中で、 「知識基盤社会」への移行に伴って、 1)今までの教育内容重視(コンテンツ・ベイス)の教育から資質能力重視(コンピテンシー・ ベイス)の教育への転換 2)主体的・協働的な学習(アクティブ・ラーニング)の推進 が謳われている。この大きな転換は、国際競争の中で生き残るためという産業界からの要請とい う側面をもちつつも、一方で我が国の教育実践の歴史と伝統の中で培われてきた良質な実践が、 ようやく文部科学省レベルで認知されてきつつあると捉えることもできる。 このシンポジウムでは、こうした問題意識の下、次期学習指導要領の改訂を今までの教育実践 や教育学研究の蓄積を踏まえてどのように位置づけ、どのように捉え、これからの学校教育の変 化に教育学としてどう対応していくのかを検討する。 「総合的な学習の時間」が、その導入期に おいて多くの誤解や混乱、それに伴う実践の質の低迷を招いたことを踏まえ、学校教育の抜本的 な変化を見据えて、教育現場にも通用し、なおかつ広い視野を持った言説を紡ぎだすことが、教 育学に求められていると考える。 パネリストには、学習論やカリキュラム論を研究してこられた方に加え、学習指導要領改訂の 作業に関わる教育課程企画特別部会委員の方にも加わっていただき、多角的かつ批判的に検討し ていきたい。 -49- 日本教育学会第 75 回大会 The 75th Annual Conference of Japanese Educational Research Association 特別課題研究 8月24日 (水) 14:30 ~ 17:30 E214 特別課題研究 スクール・セクハラ問題の総合的研究 企画者:山口 和孝(埼玉大学・名誉教授) 司会者:内海﨑貴子(川村学園女子大学) 報告者:岡明 秀忠(明治学院大学) 田中 裕(川村学園女子大学) 蔵原 三雪(横浜創英大学・非常勤講師) 柳本祐加子(中京大学) 《趣旨》 近年、教員の「わいせつ行為」に対する処分は厳格化される傾向にあるが、実習セクハラを含 めたスクール・セクシュアル・ハラスメント(以下、スクール・セクハラ)については表面化す ることが少なく、件数や内容などの被害実態も分かっていない。スクール・セクハラへの適切な 対応には、その実態の把握と処分基準の明確化、相談窓口の設置や専門機関との連携が必要であ る。と同時に、スクール・セクハラ防止のための教員研修が必要であることは言うまでもない。 しかしながら、児童生徒を対象としたセクハラ調査は実施が困難であり、スクール・セクハラ に対応しなければならない立場にある教育委員会においても、実態調査を実施している教育委員 会は、神奈川県教育委員会など一部にとどまっている。このようなことを踏まえ、 実態調査グルー プでは、学校教育の場で起こるスクール・セクハラのひとつである教育実習におけるセクシュア ル・ハラスメント(以下、実習セクハラ)に焦点化し、教育委員会と実習生を対象に調査を行う こととした。 本グループでは、都道府県・政令指定都市教育委員会を対象に「教育実習におけるセクシュア ル・ハラスメント防止のための取り組みに関する調査」 (2015年7月) 、実習生対象に「実習生か ら見た教育実習でのハラスメントに関する調査」 (2015年9月)の2調査を実施した。今回は、 これらの調査結果について報告する。 -50- 日本教育学会第 75 回大会 The 75th Annual Conference of Japanese Educational Research Association 課題研究 8月24日(水) 14:30 ~ 17:30 E208 課題研究Ⅰ 「教育の政治的中立」と政治教育・主権者教育 ─18歳選挙権を踏まえて─ 司会者:庄井 良信(北海道教育大学) 乾 彰夫(首都大学東京・名誉教授) 報告者:前川 喜平(文部科学事務次官) 池田 考司(北海道奈井江商業高等学校) 中島 哲彦(名古屋大学) 指定討論者:近藤 孝弘(早稲田大学) 《趣旨》 選挙権年齢が18歳に引き下げられて初の国政選挙がこの7月に行われます。選挙年齢引き下げ が決定された昨年以来、 高校教育などにおいて政治教育・主権者教育をどう進めるかをめぐって、 様ざまな議論が交わされています。文科省はこれまで高校生の政治的活動を禁止してきた「高等 学校等における政治的教養の教育と高等学校等の生徒による政治的活動等について」 (1969年初 中局長通知)を、昨年10月46年ぶりに改訂し、高校生の校外での政治的活動や18歳以上の生徒の 選挙運動を認めるとしました。 また新たな通知では「政治的教養の教育」として、 「議会制民主主義など民主主義の意義、政 策形成の仕組みや選挙の仕組みなどの政治や選挙の理解に加えて現実の具体的な政治的事象も取 り扱い、…具体的かつ実践的な指導を行うこと」が示されました。しかし他方で、 「学校は、… 政治的中立性を確保することが求められるとともに、教員については…公正中立な立場が求めら れており、…法令に基づく制限などがあることに留意する」と「政治的中立」の強調も併せてな されています。 「教育の政治的中立」をめぐっては戦後これまでにも様ざまな事象や論争が重ね られており、その恣意的運用が教室での教育実践などに不当な制限を与えかねないことへの批判 も繰り返されてきました。 しかしいずれにせよ、選挙権を持つ生徒が多数在籍するもとでの政治教育・主権者教育という ことは、高校までの教育においては我が国で初めての経験であり、このようなもとで「教育の政 治的中立」もまた、新たな検討が必要とされています。とりわけ選挙権を現に有する生徒が多数 いる教室で「現実の具体的な政治的事象」を「具体的かつ実践的」に扱うことは、まったく新た なフェィズです。本課題研究では、このような状況を踏まえ、政治教育・主権者教育のあり方と 「教育の政治的中立」についてあらためて問い直したいと思います。 -51- プログラム3日目 8月 25 日 (木) 一 般 研 究 発 表【A】 テーマ型研究発表【B】 シンポジウムⅡ(公開) 課 題 研 究 Ⅱ 日本教育学会第 75 回大会 The 75th Annual Conference of Japanese Educational Research Association 一般研究発表 8月25日(木) 9:00 ~ 11:30 E202 【一般A-1】教育理論・思想・哲学② 司会:田中 昌弥(都留文科大学) 山岸 利次(宮城大学) 9:00 ~ 9:30 ソクラテス「産婆術」に対する一考察 ○安部日珠沙(アルファ医療福祉専門学校) 9:30 ~ 10:00 高橋和巳における「希望」の契機 ─「孤立無援」の哲学的態度をめぐって─ ○上坂 保仁(常葉大学) 10:00 ~ 10:30 『百科全書 教導説』 (1873)の教育思想 ○平野 亮(兵庫教育大学) 10:30 ~ 11:00 無意識の科学から子どもの科学へ、フロイトとビネー ─比較すること、あるいは愚かさについて─ ○渋谷 亮(成安造形大学) 11:00 ~ 11:30 討論 -55- 日本教育学会第 75 回大会 The 75th Annual Conference of Japanese Educational Research Association 一般研究発表 8月25日 (木) 9:00 ~ 12:00 E203 【一般A-2】教育史② 司会:木村 元(一橋大学) 米田 俊彦(お茶の水女子大学) 9:00 ~ 9:30 海後宗臣による戦後教育の出発 ─1946・47年の雑誌『教育文化』と中央教育研究所─ 〇越川 求(千葉県立保健医療大学) 9:30 ~ 10:00 城戸幡太郎の中等教育研究 ○谷口 知弘(北海道大学・大学院生) 10:00 ~ 10:30 乾孝の保育の心理学 ─保育者との共同研究に着目して─ ○浅井 幸子(東京大学) 10:30 ~ 11:00 冷戦期におけるロックフェラー財団の対日英語教育支援 ─IRLTへの資金提供に着目して─ ○広川 由子(愛知江南短期大学) 11:00 ~ 11:30 「原爆を語る」と平和教育 ○寺岡 聖豪(福岡教育大学) 11:30 ~ 12:00 討論 -56- 日本教育学会第 75 回大会 The 75th Annual Conference of Japanese Educational Research Association 一般研究発表 8月25日(木) 9:00 ~ 11:00 E204 【一般A-5】比較・国際教育 司会:黒田 友紀(日本大学) 山下 達也(明治大学) 9:00 ~ 9:30 カリフォルニア州におけるCOREの取り組みと課題 ○市川 桂(東京大学) 9:30 ~ 10:00 アカデミックな教育と職業・キャリア教育の有機的な融合を目指す 中等教育カリキュラム ─国際バカロレア・キャリア関連教育プログラム(IBCP)の事例 から─ ○御手洗明佳(千葉大学) 花井 渉(九州大学) 中西 啓喜(早稲田大学) 飯田 直弘(北海道大学) 柳田 雅明(青山学院大学) 10:00 ~ 10:30 公衆衛生倫理とパターナリズム ─英語圏におけるその議論展開と道徳教育及び健康教育への視座─ ○帖佐 尚人(鹿児島国際大学) 10:30 ~ 11:00 討論 -57- 日本教育学会第 75 回大会 The 75th Annual Conference of Japanese Educational Research Association 一般研究発表 8月25日 (木) 9:00 ~ 11:30 E205 【一般A-6】教育方法・教育課程② 司会:上地 完治(琉球大学) 金田 裕子(宮城教育大学) 9:00 ~ 9:30 多文化社会に対応した授業開発の必要性と課題 ─ASEAN諸国における科学教育実践プログラムを事例に─ ○馬場 智子(岩手大学) 9:30 ~ 10:00 かく力を高めれば、思考力も高まるか ○尾崎 伸宏(成蹊小学校) 10:00 ~ 10:30 学校教育における直接経験の道徳教育的機能の検討 ○丹下 悠史(名古屋大学・大学院生) 10:30 ~ 11:00 知的財産を学習した高校生と大学生の学習成果の比較 ○世良 清(三重県立津商業高等学校) 11:00 ~ 11:30 討論 -58- 日本教育学会第 75 回大会 The 75th Annual Conference of Japanese Educational Research Association 一般研究発表 8月25日(木) 9:00 ~ 12:00 E206 【一般A-11】幼児教育・保育 司会:上田 智子(聖徳大学) 湯川嘉津美(上智大学) 9:00 ~ 9:30 フレイザーにおける公共性の問題 ─「ニーズ解釈の政治」と子どもに関する一考察─ ○清水 美紀(お茶の水女子大学・大学院生) 9:30 ~ 10:00 終戦前後の幼児教育・保育に関する実証的研究(1) ─幼稚園の事例から─ ○榊原菜々枝(名古屋文化学園保育専門学校) 清原みさ子(愛知学泉短期大学) 豊田 和子(名古屋芸術大学) 寺部 直子(愛知学泉短期大学・非常勤講師) 10:00 ~ 10:30 ある園での子どものけがをめぐる親の要求と保育者のかかわり2 ○金澤 妙子(大東文化大学) 10:30 ~ 11:00 幼児の道徳性についての考察1 ─善悪の判断を視点に─ ○安部 孝(名古屋芸術大学) 11:00 ~ 11:30 「信州型自然保育認定制度」創設による幼児教育・保育の再定義 ○山口 美和(長野県短期大学/東京大学・大学院生) 11:30 ~ 12:00 討論 -59- 日本教育学会第 75 回大会 The 75th Annual Conference of Japanese Educational Research Association 一般研究発表 8月25日 (木) 9:00 ~ 12:00 E207 【一般A-12】初等・中等教育② 司会:浅川 和幸(北海道大学) 山根 俊喜(鳥取大学) 9:00 ~ 10:00 ネットいじめの実態に関する実証的研究(Ⅰ) ─近畿圏の高等学校大規模調査の結果より─ ○原 清治(佛教大学) 松浦 善満(龍谷大学) 山内 乾史(神戸大学) 大多和直樹(帝京大学) 小針 誠(同志社女子大学) 小林 至道(関西大学) ○浅田 瞳(華頂短期大学) ○堀出 雅人(華頂短期大学) 西谷 雅史( (株) エースチャイルド) 10:00 ~ 11:00 わが国の学力調査体制の歴史的構造 ─都道府県の場合─ ○北野 秋男(日本大学) ○内藤 正文(元埼玉県公立学校) 高橋 寛人(横浜市立大学) 11:00 ~ 11:30 発達障害等の特別な配慮を要する児童生徒の「食の困難・ニーズ」 と支援 ─都内の小・中学校通級指導学級・特別支援学級、知的障害特別支 援学校の栄養士・栄養教諭調査から─ ○田部 絢子(大阪体育大学) 髙橋 智(東京学芸大学) 11:30 ~ 12:00 討論 -60- 日本教育学会第 75 回大会 The 75th Annual Conference of Japanese Educational Research Association 一般研究発表 8月25日(木) 9:00 ~ 11:30 E218 【一般A-14】教師教育② 司会:庄井 良信(北海道教育大学) 田上 哲(九州大学) 9:00 ~ 9:30 1920-30年代アメリカの現職教員と大学拡張部 ○五島 敦子(南山大学短期大学部) 9:30 ~ 10:00 教育相談を核とした生徒指導の構想 ─小泉英二の実践史から─ ○和井田節子(共栄大学) 10:00 ~ 10:30 教員の長時間労働の実態と求められる条件整備 ─東京都公立小学校教員の事例研究を通して─ ○高橋 庸子(元東京都小学校) 10:30 ~ 11:00 情動的実践の共有 ─教師の不安受容と挑戦意欲を高める学校組織の分析─ ○木村 優(福井大学) 11:00 ~ 11:30 討論 -61- 日本教育学会第 75 回大会 The 75th Annual Conference of Japanese Educational Research Association 一般研究発表 8月25日 (木) 9:00 ~ 12:00 E219 【一般A-15】社会教育・生涯学習② 司会:阿知良洋平(室蘭工業大学) 向井 健(松本大学) 9:00 ~ 10:00 英国における若者就労支援プログラムの現状 ─リーズ市の成人教育センターを例として─ ○武田るい子(清泉女学院短期大学) ○姉崎 洋一(北海道大学・名誉教授) 10:00 ~ 11:00 スウェーデンにおけるヘムゴードの考察 ─社会教育福祉論とSocial Pedagogyの視点から─ ○松田 武雄(名古屋大学) ○松田 弥花(東京大学・大学院生) 11:00 ~ 11:30 伝承の子育ての継承者たちをめぐる考察 ─Informal Educatorの視点から─ ○岡 幸江(九州大学) 11:30 ~ 12:00 討論 -62- 日本教育学会第 75 回大会 The 75th Annual Conference of Japanese Educational Research Association 一般研究発表 8月25日(木) 9:00 ~ 11:00 E217 【一般A-18】特別支援教育 司会:千賀 愛(北海道教育大学) 渡部 昭男(神戸大学) 9:00 ~ 9:30 小学校段階における京都府下の「共同教育」実践の内容等と発達的 視点 ─1970~80年代における「9歳の節」の議論に注目して─ ○金丸 彰寿(神戸大学・大学院生) 9:30 ~ 10:00 肢体不自由養護学校における機能訓練の位置づけに関する史的考察 ○中村 尚子(立正大学) 10:00 ~ 10:30 在宅医療を受ける子どもに遊びへの参加を支援するための課題と方策 ─国連勧告に基づいて─ ○山本 智子(埼玉学園大学) 10:30 ~ 11:00 討論 -63- 日本教育学会第 75 回大会 The 75th Annual Conference of Japanese Educational Research Association テーマ別研究発表 8月25日 (木) 9:00 ~ 11:30 E303 【テーマB-2】学校のリアリティと教育改革の課題② 司会:高瀬 淳(岡山大学) 滝沢 潤(広島大学) 9:00 ~ 9:30 「専門職の学習共同体(professional learning communities) 」とし ての学校に関する研究(2) ~マクロフリン(M.W. McLaughlin)とタルバート(J.E.Talbert) の研究に注目して~ ○織田 泰幸(三重大学) 9:30 ~ 10:00 高校までの学習習慣からみる大学教育の課題 ○寺崎 里水(法政大学) 10:00 ~ 11:00 学力保証のための学校の取り組み ─全国学力・学習状況調査に関する教員への質問紙調査から─ ○木場 裕紀(東京大学・大学院生/日本学術振興会特別研究員) ○福嶋 尚子(千葉工業大学) ○津田 昌宏(東京大学・大学院生) 盛藤 陽子(東京大学・大学院生) 勝野 正章(東京大学) 大桃 敏行(東京大学) 11:00 ~ 11:30 討論 -64- 日本教育学会第 75 回大会 The 75th Annual Conference of Japanese Educational Research Association テーマ別研究発表 8月25日(木) 9:00 ~ 12:00 E302 【テーマB-3】世界の教育改革動向 司会:山名 淳(京都大学) 冨士原紀絵(お茶の水女子大学) 9:00 ~ 9:30 高校から大学への接続をめぐる「標準」の描出とその抵抗 ─アメリカにおけるカレッジ・レディネスに着目して─ ○住野満稲子(東京大学・大学院生/日本学術振興会特別研究員) 9:30 ~ 10:00 フィンランドにおける新NCC完全実施直前の教育改革状況に関す る調査研究 ─現象・事象ベースの学習(PBL)を中心として─ ○池野 正晴(高崎経済大学) 10:00 ~ 10:30 ドイツ教育改革におけるコンピテンスと人間形成に関する論議 ─社団法人人間形成(Bildung) ・知識学会に注目して─ ○津田 純子(新潟大学) 10:30 ~ 11:30 国際バカロレア・キャリア関連教育プログラム(IBCP)の「ロー カル化」に影響を与える実践校の多様な背景 ─イングランド現地中等学校調査から─ ○柳田 雅明(青山学院大学) ○飯田 直弘(北海道大学) 中西 啓喜(早稲田大学) 御手洗明佳(千葉大学) 花井 渉(九州大学) 11:30 ~ 12:00 討論 -65- 日本教育学会第 75 回大会 The 75th Annual Conference of Japanese Educational Research Association テーマ別研究発表 8月25日 (木) 9:00 ~ 12:00 E304 【テーマB-5】ジェンダーと教育 司会:内海崎貴子(川村学園女子大学) 木村 涼子(大阪大学) 9:00 ~ 9:30 中村正直の女性教育観について ○鬼頭 孝佳(名古屋大学・大学院生/日本学術振興会特別研究員) 9:30 ~ 10:00 20世紀初頭のニューヨーク市における学校衛生の展開 ○鈴木 康弘(東京大学・大学院生) 10:00 ~ 10:30 公立小学校女性校長の意識と経験の変容について ─1990年代と2010年代の女性校長の語りの比較─ ○佐藤 智美(大阪大学・大学院生) 10:30 ~ 11:30 「学校準備」としての子育て ─社会階層とジェンダーの視点から─ ○前馬 優策(大阪大学) ○野﨑 友花(大阪大学・大学院生) ○志田 未来(大阪大学・大学院生) 志水 宏吉(大阪大学) 11:30 ~ 12:00 討論 -66- 日本教育学会第 75 回大会 The 75th Annual Conference of Japanese Educational Research Association テーマ別研究発表 8月25日(木) 9:00 ~ 11:30 E306 【テーマB-9】戦後教育史の諸問題② 司会:金馬 国晴(横浜国立大学) 吉川 卓治(名古屋大学) 9:00 ~ 10:00 日教組「教育防衛闘争の要領」の作成と破棄について ○古賀 徹(日本大学) ○宇内 一文(常葉大学) ○高木加奈絵(東京大学・大学院生) 広田 照幸(日本大学) 10:00 ~ 10:30 白井春男と『人間の歴史』史 ─編集の意図・経緯・変遷を追って─ ○香川 七海(日本大学・大学院生/篠原保育医療情報専門学校) 10:30 ~ 11:00 理科教育において科学史に学ぶ意味の再検討 ─戦後教育史の事例研究より─ ○山田 俊弘(東京大学・研究員) 11:00 ~ 11:30 討論 -67- 日本教育学会第 75 回大会 The 75th Annual Conference of Japanese Educational Research Association テーマ別研究発表 8月25日 (木) 9:00 ~ 11:30 E307 【テーマB-10】高等教育改革の動向 司会:秦 由美子(広島大学) 松浦 良充(慶応義塾大学) 9:00 ~ 9:30 前世紀転換期イングランドにおける高等教育改革と教養教育として の技術・専門職教育 ○山崎 智子(福井大学) 9:30 ~ 10:00 韓国の大学構造改革と大学の生き残り戦略 ◯尹 敬勲(流通経済大学) 10:00 ~ 11:00 専門学校制度改革の現在 ─新たな高等教育機関の制度化に関する議論に焦点をあてて─ ○植上 一希(福岡大学) ○竹井 沙織(宇都宮大学) ○小田 茜(福岡大学・大学院生) ○辛島 友紀(福岡大学・大学院生) 11:00 ~ 11:30 討論 -68- 日本教育学会第 75 回大会 The 75th Annual Conference of Japanese Educational Research Association テーマ別研究発表 8月25日(木) 9:00 ~ 12:00 E305 【テーマB-15】教職の専門性の史的展開 司会:勝野 正章(東京大学) 丸山 和昭(名古屋大学) 9:00 ~ 9:30 明治初期師範学校における教職像の再検討 ─アメリカの影響の観点から─ ○佐久間亜紀(慶應義塾大学) 9:30 ~ 10:00 千葉たつによる養護教諭の射程 ─戦後初期、アメリカ学校保健視察から得た視座と展望─ ○有間 梨絵(東京大学・大学院生) 10:00 ~ 10:30 教職の専門性をめぐる法制論の争点と課題 ─米国ミシガン州の教員評価制度改革を素材として─ ○髙橋 哲(埼玉大学) 10:30 ~ 11:00 給与における教員の専門職性の検討 ○末冨 芳(日本大学) 11:00 ~ 11:30 「新教育大学」構想の政策過程 ─1970年代における教員研修制度の改革論議に着目して─ ○荒井英治郎(信州大学) 11:30 ~ 12:00 討論 -69- 日本教育学会第 75 回大会 The 75th Annual Conference of Japanese Educational Research Association テーマ別研究発表 8月25日 (木) 9:00 ~ 11:00 E314 【テーマB-16】戦後の子ども問題と教育福祉② 司会:加藤 美帆(東京外国語大学) 高橋 寛人(横浜市立大学) 9:00 ~ 9:30 1950年代の普通学級における障害児教育の意味 ─コア・カリキュラム連盟の活動を中心に─ ○久米 祐子(九州大学・大学院生) 9:30 ~ 10:00 生活困窮世帯を対象とした地方自治体における学習支援事業の検討 ─札幌市の事業を中心に─ ○高嶋 真之(北海道大学・大学院生) 篠原 岳司(北海道大学) 10:00 ~ 10:30 スクールソーシャルワーク研究の方法論的考察 ─教育福祉論及び生活指導論を中心に─ ○高石 啓人(早稲田大学・大学院生) 10:30 ~ 11:00 討論 -70- 日本教育学会第 75 回大会 The 75th Annual Conference of Japanese Educational Research Association テーマ別研究発表 8月25日(木) 9:00 ~ 12:30 E315 【テーマB-17】Educational Issues from Global Perspectives Chair: Yuto Kitamura(University of Tokyo) William C. Brehm(University of Tokyo) 9:00 ~ 9:30 Local Government Involvement in Education for Ethnic Minority Children in Post-World War Ⅱ Japan ○Sayaka Hashimoto (UCL Institute of Education) 9:30 ~ 10:00 Diachronic Content Analysis of Newspaper Articles on Academic Cheating in Cambodia ○Leng Sopheary (Graduate Student, Hiroshima University) 10:00 ~ 10:30 Revisiting Key Values, Roles and Challenges of Liberal Arts Education Perspectives from East Asia and Australia ○Akiyoshi Yonezawa (Tohoku University) 10:30 ~ 11:00 Education Programs for Cross-Cultural Understanding: Case Study of ESOL Program in Museums in London ○Shoko Nagata (Hiroshima University, Global Career Design Center) 11:00 ~ 11:30 Comparison of Bilateral Aid Agencies for Education: Convergence and Divergence ○Walter Dawson (International Christian University) 11:30 ~ 12:00 Theoretical Justification for and Program Evaluation of a Youth Mentoring Program ○Kayoko Watanabe (Aichi Shukutoku University) 12:00 ~ 12:30 Discussion -71- 日本教育学会第 75 回大会 The 75th Annual Conference of Japanese Educational Research Association シンポジウム 8月25日 (木) 13:00 ~ 16:00 E201 シンポジウムⅡ(公開) 新自由主義国家による地域再編と教育 司会者:宮崎 隆志(北海道大学) 荻原 克男(北海学園大学) 報告者:岡田 知弘(京都大学) 篠原 岳司(北海道大学) 佐藤 修司(秋田大学) 指定討論者:山下 晃一(神戸大学) 《趣旨》 この20~30年間は日本の「戦後体制」が大きく改変されてきた時期にあたる。高度経済成長期 に確立した「国家─企業社会・市民社会─家族」の相互前提的な関連はグローバリゼーションと 新自由主義の下で劇的に変容した。と同時に、それらの新たな再構造化を図る国家戦略が矢継ぎ 早に出されてきた。教育もこうした再編戦略の一環に組み込まれてきたのがこの四半世紀であっ た。 このような時代の教育改革に向き合うためには、教育学の側にも新たな社会構想に関する座標 軸を再構築することが求められる。それは従来の教育学の諸前提を問い直す作業をも伴うことに なるであろう。 このような課題意識に基づいて、ここでは現代国家の再編戦略の具体的な現象形態として、新 自由主義国家による地域再編に焦点を合わせる。現代の地域再編は、地域の自立性を標榜しつつ も、教育・福祉等の生活保障に関わる責任を地域に転嫁することにより、従来の垂直的な再分配 機能を担う福祉国家からの脱却を図るものである。同時に、この再編は、財政問題に留まらず、 自治体経営を主導する首長部局による教育政策への関与の増大など、教育制度の改変を伴いつつ 進展している。 「選択と集中」に枠づけられた「地方創生」は、以上のような転換をさらに加速 するように思われる。学校統廃合(地域キャンパス校制度など)や震災からの復興過程における 地域再編・教育再編は、以上の傾向の具体的な現象形態と言える。 本シンポジウムでは、 このような地域教育経営の再編実態を踏まえつつ、 「新自由主義国家段階」 において教育学に求められる社会構想や理論的枠組みをめぐる今後の検討課題について探究する ことを意図している。 -72- 日本教育学会第 75 回大会 The 75th Annual Conference of Japanese Educational Research Association 課題研究 8月25日(木) 13:00 ~ 16:00 E208 課題研究Ⅱ 「インクルーシブ教育をめぐる包摂と排除」 司会者:小国 喜弘(東京大学) 酒井 朗(上智大学) 報告者:木村 泰子(前大阪市立大空小学校) 高橋 智(東京学芸大学) 星加 良司(東京大学) 指定討論者:倉石 一郎(京都大学) 《趣旨》 障害者権利条約が2014年に批准され、障害者差別解消法が本年4月に施行されるなど、インク ルーシブな社会をどのように構築するのかが日本社会の課題となっています。教育の場面におい ても、2012年に中教審報告「共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システム構築のための 特別支援教育の推進」が出され、インクルーシブ教育へと学校教育を再構築することが提起され ています。 ところで、現在の特別支援教育については以下のような気がかりな統計データが公表されてい ます。まず特別支援学校在籍者は1987年の9万6千人をピークに減少が続いていたものの、1997 年度の8万6千人から再び増加に転じ、2014年度には13万5千人になっています。特別支援学級 在籍者についても、1995年度の6万6千人から2010年には約2倍の13万5千人になり、2014年度 には18万7千人にまで増加しています。 さらに特別支援学校高等部への進学率をみると、全国平均では中卒者の1.7%なのに対して生 活保護受給世帯に限ると4.9%にまで達しています。 特別支援学校・特別支学級への在籍者の増加は、子どもたちが自身の持つニーズにあわせて適 切な配慮を受ける環境が整備されてきた成果だと見なすべきなのでしょうか。もしくは普通学 校・普通学級から排除される子どもが増加している憂慮すべき事態と見なすべきなのでしょう か。また、生活保護世帯において特別支援学校への進学率が高い事実は、生活保護世帯の子ども たちの発達上の課題を抱えやすい環境にあり、そのような状況に対して子ども達の教育を受ける 権利を細やかに保障し得た成果と理解すべきなのでしょうか。または生活保護世帯の子どもの抱 える困難が「障害」と見なされて普通学校から排除されているという問題だと捉えるべきなので しょうか。 仮に、これらのデータから近年の学校における排除性の強化を読み取った場合、インクルーシ ブ教育への再編は、「障害者」を含む多様な子どもたちが普通学校・普通学級に包摂されること を可能にするのでしょうか。或いはインクルーシブ教育もまた、学校における新たな排除の装置 として機能してしまうことになるのでしょうか。 以上のような問題を本課題研究を通して明らかにしてみたいと思います。 -73- 日本教育学会第 75 回大会 The 75th Annual Conference of Japanese Educational Research Association Ⅳ 学会事務局からのお知らせ 日本教育学会 特別課題研究・課題研究委員会・地区研究活動 報告書・資料集頒布のお知らせ ○特別課題研究 101 教育改革の総合的研究 第1集 [2001年8月] 500円 102 教育改革の総合的研究 第2集 [2002年8月] 500円 104 教育改革の総合的研究 第4集 [2004年8月] 800円 203 教師教育の再編動向と教育学の課題 研究集録〈2〉 [2006年8月] 500円 301 教育改革の国際比較 [2007年9月] 3,400円 302 教育研究における東アジアの歴史認識 [2009年8月] 500円 303 東アジアの教育─その歴史と現在─(資料集) [2011年8月] 500円 305 現職教師教育カリキュラムの教育学的検討 [2012年9月] 500円 306 若者の教育とキャリア形成に関する調査 第3回調査結果報告書 [2011年3月] 500円 307 東日本大震災と教育に関する研究(全体編その1) ─子ども、園・学校は津波被災と原発災害にどう向きあったか、向きあっているか─ [2014年3月] 無料 308 東日本大震災と教育に関する研究(全体編その2) ─「3.11」以降の子ども・教師・学校の経験と実践・支援・政策・研究の課題─ [2015年3月] 無料 ○課題研究委員会 D-2 人間の尊厳と共生の教育研究(平和教育・環境教育資料付) [2002年8月] 500円 E-1 「学級・学校経営の今後のあり方を探るための調査」の結果〔最終報告〕 ─学級崩壊の克服に向けて─ [2002年9月] 1,200円 ○地区研究活動 関東-1 学校での人権侵害としてのセクシャル・ハラスメントをどう防ぐか [2006年8月] 300円 関東-3 中学生・高校生のセクシュアル・マイノリティの子どもたちと教育に関する研究・ 実践動向/男女共学制下のジェンダー平等教育─北関東諸県を中心に─ [2009年8月] 300円 -74- 日本教育学会第 75 回大会 The 75th Annual Conference of Japanese Educational Research Association 学会事務局からのお知らせ 関東-4 シンポジウム「環境教育の新たな展開と課題」 [2011年6月] 300円 関東-5 教員養成において教育学教育の果たす役割 [2012年8月] 300円 関東-6 スクール・セクハラ問題と教育学の課題 [2013年3月] 300円 中部-1 教養と学力 [2011年6月] 350円 近畿-8 災害の記憶と教育─阪神・淡路大震災の想起と追想をめぐる討議 [2013年7月] 300円 中国-7 教育学研究の意味と課題を考える─日独の比較─ [2006年6月] 300円 中国-8 現代社会における幼児教育の課題 ─フリードリッヒ・フレーベル教育学の今日的意義を探る試み─ [2007年3月] 300円 中国-9 全国学力調査を教育の改善にどう生かすか/教育研究の細分化は何をもたらしたか (公開シンポジウム・研究会 成果報告書) [2008年4月] 300円 中国-11 リスク社会の捉え直しと教育の課題(中国四国教育学会公開シンポジウム報告書) [2013年7月] 300円 中国-12 次世代の教師を育てる教員養成関連授業の可能性 ─教育学と教科教育学の対話と協働─ [2015年8月] 300円 申し込み方法 ・本大会期間中、学会事務局ブースにて一部販売いたします。当日販売していないものにつきま しても注文をお受けしております。 ・大会終了後は、下記申込先まで希望する冊子の番号・記号と送付先住所をお知らせください。 報告書送付時に、代金と送料実費をご請求しますので、郵便振替にてご送金ください。なお、 請求書類が必要な場合は、申し込み時に種類と書式等をお知らせください。 ・このリストは2016年6月現在のものです。 申込先:日本教育学会事務局 電 話 03-3253-6630 FAX 03-3254-0477 E-MAIL jsse@oak.ocn.ne.jp 住 所 〒101-0041 東京都千代田区神田須田町2-15-2 クレアール神田102 -75- 教員研修・講習テキスト 日本教育史研究法・序説 円 円 円 円 円 円 円 円 円 円 初学者向けに、著者みずからの研究手法を公開した論文指南の書。 論文の手法 彼の独特な世界観をユング心理学の観点から考究する研究の集大成 花井信著 フレーベル教育学研究 大阪・豊中市の障害児教育で俳句を共に学んだ三人の生きてきた証 豊泉清浩著 句集〝風〞と出会う 現代の人間形成の課題を「関係性」という視点から多彩に読み解く かつらきよこ編著 教育関係論の現在 ゴミ問題を題材にしたカリタス小「総合学習」の貴重な実践記録。 高橋勝・広瀬俊雄編著 地面のかさぶた 障害のある子を学童に受け入れ共に歩む姿が生きいきと描かれる。 堀 徹造著(解説・松木健一) 続 ・学童保育実践の記 教師の専門的思索のために、最新の教育学を分かりやすく解説する 及川房子著(解説・堀智晴) 教育学の探究 教育を実践する人たちに、教育の原理を一歩踏み込んで読み解く。 佐藤博志編著 教育の原理を学ぶ 明治維新以来の日本に教育は存在したのか? 著者渾身の問題提起 遠藤克弥・山﨑真之著 日本教育の根本的変革 村井実著 鈴木正幸・加藤幸次・辻村哲夫・松井一麿・桑原敏明・篠田弘・山 本克典編著 この講習をきっかけに、教師がどのような形であれ、 自己変革を遂げていくことが可能であるようにとの思いを込めた。 甦る教師のために 6000 2000 1900 1700 1900 2200 2500 1800 5000 1400 〒160-0023 東京都新宿区西新宿7-15-17 (税別) Tel 03-3365-0141㈹ Fax 03-3365-1101 http: //kawashima-pb.kazekusa.co.jp/ 川島書店 *近代教育制度の全体像を提示した画期的な法令体系 近代日 本 教 育 関 係 法令体 系 米田俊彦著 B5判函入/1064頁/■50000円 本 書 は 内 閣 制 度 発 足 直 後 の 1 8 8 6 年 か ら、第 二 次 世 界 大 戦 後 の い わ ゆ る 教 育 基 本 法 制 の 成立(1947年)にいたるまでの教育関係法令を厳選し、分野別に体系化、明治から戦後 までの教育法令を通覧できる。大学・公共図書館必備文献! 「児童文化」の誕生と展開 加藤理著 菊判上製函入/864頁/■12000円 大正自由教育時代の子どもの生活と文化 別冊複製2「小鳥の家」 「赤い実」 ◎本書は近世後期から、明治、大正、昭和初期と、埋もれていた当時の資料を発掘し、 壮 大 な ス ケ ー ル で 多 岐 に わ た っ て 詳 細 に 論 証 し、近 代 の「児 童 文 化」の 理 念 と 実 態 を明らかにした画期的な労作。別冊に、幻の雑誌といわれる「小鳥の家」後藤隆編 輯発行、「赤い実」金野細雨編輯発行を収録。第 回日本児童文学学会賞受賞! 加藤理、鵜野祐介編著 5判並製/400頁/■4000円 いのち・伝承・レジリエンス ポスト三 ・ 一 一 の 子 ど も と 文 化 39 ◎「ポスト3・ 」の喫緊の課題として子どもの文化を考え、「センス・オブ・ワンダー」 「アニマシオン」 「共生・共死」 「うたと語り」 「伝承」といったコンセプトにもとづき、 あらたな児童文 化 論 を 提 言 す る 。 エ ッ セ イ 、 論 考 編 を 収 録 。 A 点 ◎大正から昭和 年まで、誕生期・黎明期の児童文化 叢書 児童文化の歴史 全3巻 第1巻 収録文献 21 点 ◎戦中戦後二十年間、激動の時代における児童文化の変遷 点 ◎六〇年代から現代までの児童文化 加藤理、鵜野祐介、遠藤純編 A5判並製/464頁/■4800円 児童文化 と 子 ど も 文 化 第3巻 収録文献 加藤理、川勝泰介、浅岡靖央編 A5判並製/584頁/■5700円 児童文化と学校外教育の戦中戦後 第2巻 収録文献 加藤理編 A5判並製/280頁/■3500円 児童文化 の 原 像 と 芸 術 教 育 25 35 22 〒248-0014 鎌倉市由比ガ浜 3-11-49 *価格は税別 電話 0467-60-1374 fax 0467-60-1375 http://www.minatonohito.jp [email protected] 港の人 12 11 国際教育(全3巻) International Education カリキュラム・教授法・ 評価ハンドブック(全2巻) Mar-2016・1,096 pp. ISBN: 9781473934375 List Price: £450.00 本体概価:87,700円 Two-Volume Set Edited by Dominic Wyse, Louise Hayward, Jessica Pandya The SAGE Handbook of Curriculum, Pedagogy and Assessment Three-Volume Set Edited by Tristan Bunnell, Mary Hayden, John Jeff Thompson ますます重要性の高まる国際教育について、主要 理論や実践モデルを提示する重要論文のコレクシ ョンです。ヨーロッパ、南北アメリカのほか、ア ジア、中東についての論考も含まれており、グロ ーバルな視野のもと編纂されています。 国際教育やグローバル人材教育などに関心をお持 ちの研究者、関連機関にとって、国際教育につい ての現在の研究状況を把握し、批判的に理解する ために不可欠のレファレンスです。 2015・1,104 pp. ISBN: 9781446297025 List Price: £245.00 本体概価:47,500円 カリキュラムと教授法、評価について、全2巻で解 説する学術的ハンドブックです。世界的に著名な 研究者を執筆陣に迎え、カリキュラムの発展を跡 づけるとともに、教授法と評価に与えた影響につ いて、グローバルな視点から解説しています。 Vol. 1: Nature and Meaning of International Education / Vol. 2: Current Issues in Promoting International Education in National and Regional Contexts / Vol. 3: Current Issues in Promoting International Education in Global Contexts Contents: The Epistemology and Methodology of Curriculum / Curriculum and Pedagogy / Curriculum Subjects / Areas of the Curriculum / Assessment and the Curriculum / The Curriculum and Educational Policy ※ご注文は各洋書取扱い書店までお願いいたします。 ※商品の価格は改定・変更する可能性がございます。あらかじめご了承ください。 日本教育学会様 2016 年 世織書房広告データ Email: [email protected] Website: www.sagepub.co.uk 平井秀幸 〈認知行動療法に基づく薬物犯罪者処遇がもたらす「解放性」と「困難性」 のジレンマ。フーコーの統治性論と社会学的フィールドワークを駆使し、 刑務所内薬物犯罪者処遇を批判的に考察〉 刑務所処遇の社会学 6200円 〈近代学校のあり方をルーマン社会学を創造的に応用して解明する〉 ◎認知行動療法・新自由主義的規律・統治性 北村和夫 オートポイエーシスとしての近代学校 2800円 〈甘えを脱却し自律に至ることの自明性を問い近代の教育理論を組替える〉 ◎その構造と作動パタン 下司晶 =編 2000円 〈教育システムの設計原理を根底から問いなおす〉 「甘え」と「自律」の教育学 ◎ケア・道徳・関係性 広田照幸・宮寺晃夫 =編 3600円 近代教育言説の知られざる起源〉 ◎その理論的検討 ― 〈頭蓋骨の凹凸から心の「能力」を診断する 3200円 上柿崇英・尾関周二 編 = ◎現代社会における人間の解明 2400円 環境哲学と人間学の架橋 ◎能力人間学のアルケオロジー 2400円 教育システムと社会 平野亮 骨 相 学 岡田敬司 ◎自律・異文化葛藤・共生 共生社会への教育学 1 小川真理子 4200円 ドメスティック・バイオレンスと ◎被害当事者支援の構築と展開 民間シェルター 黒坂愛衣 4000円 編著 /天田城介・内田八州成・ = 2400円 杉山光信・吉見俊哉 =著 ハンセン病家族たちの物語 栗原彬 人間学 2016年教育学会.indd 広田照幸 格差・秩序不安と教育 3600円 A・H・ハルゼー/潮木守一 訳 = 3600円 イギリス社会学の勃興と凋落 ◎科学と文学のはざまで 大田直子 現代イギリス「品質保証 国家」の教育改革 2400円 世織書房 内容のお問い合わせ:セイジ・パブリケーションズ日本支社 〒220-0042 横浜市西区戸部町7-240 文教堂ビル3階 TEL045-317-3176/ FAX045-319-0644 [email protected] http://homepage3.nifty.com/seori/ 〈税抜〉 2016/06/03 13:58:02 新しいテレビ会議システムを利用した教育効果の比較 憲法と学校教育 ─ 視線一致型及び従来型(視線不一致)による遠隔教育と対面教育について ─ 谷田貝雅典 著 定価:本体 4,000 円+税 ISBN978-4-86429-284-9 視線が合う遠隔教育環境の優れた教育効果を、対面環境や視線 が合わない遠隔環境との比較により様々に測定し、多変量解析 手法(主に共分散構造分析)で分析評価することで、学習環境 の差異を相対的に明らかにする。 学校組織の信頼 大西 斎 著 定価:本体 2,800 円+税 ISBN978-4-86429-165-1 「子どもの教育を受ける権利」によって的確に保障された学校 や教育制度こそが、子どもだけでなく社会全体にとってもきわ めて重要である。本書では、憲法の基本理念や 26 条から、こ れらの問題の解明を試みる。 高等教育機関の発展 ─ グローバルな視点からのアプローチ ─ 露口健司 著 D・ガマゲー 著/植山剛行 著・訳 学校組織を対象とした「信頼研究」に本格的に取り組んだ書。 学校組織における信頼(あるいは信頼される学校づくり)とい う、実践レベルでは極めて高い関心を抱かれている事象につい て、実証的な方法で切り込んだ一冊。 本書は、ヨーロッパ、中東、アジアの歴史的認識の文脈を踏ま えながら、現代の高等教育機関の組織的特徴を分析し、さらに 組織による質の保証の問題と、その解決手段を提示することを 試みるものである。 ─ 持続可能な社会のための高等教育 ─ 社会教育福祉の諸相と課題 ─ 欧米とアジアの比較研究 ─ 阿部 治 監修/荻原 彰 編著 松田武雄 編著 本書は、ESD 導入を検討している大学関係者を対象とし、高 等教育における ESD の理念、歴史的背景、国際的動向、およ び ESD の実践事例をもとに、カリキュラム論・組織論・教材 論等を示す、ESD 導入促進のための案内書。 本書は、今日の社会教育福祉の諸相と課題について、欧米とアジ アの比較研究による考察を目的としている。ヨーロッパでは Social Pedagogy という学問領域の理論動向と事例について、またアジア では社会教育福祉の諸相を描きつつその課題について考察する。 定価:本体 2,800 円+税 ISBN978-4-86429-168-2 高等教育と ESD 定価:本体 1,800 円+税 ISBN978-4-86429-067-8 株式会社 大学教育出版 定価:本体 2,200 円+税 ISBN978-4-86429-162-0 定価:本体 2,800 円+税 ISBN978-4-86429-324-2 〒700-0953 岡山市南区西市 855-4 TEL(086)244-1268㈹ FAX(086)246-0294 http://www.kyoiku.co.jp 第4巻 教科書問題 第2巻 日本近代教育思想の源流を求めて 全6巻 本体94、000円+税 本体94、000円+税 定 価 2017年1月予定 2016年9月予定 2016年1月刊行 刊 行 巻 全 巻〉 巻 本体120、000円+税 定 価 2017年1月予定 2016年5月刊行 刊 行 揃定価 (揃本体240、000円+税) 本体120、000円+税 巻 数 全 阿 部 重 孝 著 作 集 〈 全8 巻 〉 【編集委員】伊ケ崎暁生/寺﨑昌男 【編集協力】榑松かほる 【定価】本体120、 000円+税 【体裁】A5判・上製・総約4、 000頁/附・月報 ※内容は変更となる場合がございます。 *ご希望の方にはパンフレットを 学術著作集ライブラリー 発行=学術出版会 文化と教育のあり方を追求した、強靭な思考の軌跡! 〈 全8 巻 〉 第1巻 子どもの歌と音楽教育 第6巻 文化と教育をつなぐ 巻〉 【監修】橋本美保 〈全Ⅲ期・全 八大教育主張と 公立学校の新教育 全6巻 巻 数 第Ⅰ期 師範学校の新教育 内 容 第Ⅱ期 揃定価 (揃本体282、000円+税) 本体94、000円+税 巻 全8巻 全Ⅲ期・全 私立学校の新教育 〈全Ⅱ期・全 【監修】広井多鶴子/鈴木智道 明治・大正・昭和における「親子問題」形成の過程を追う! 文献選集 近代の親子問題 内 容 第Ⅰ期 親子関係と子育ての変容 全Ⅱ期・全 第Ⅱ期 「親子問題」 の登場 巻 【体裁】 A5判・上製・布クロス装・総約7、000頁 20 お送り致します。 山住正己著作集 第3巻 日本近現代教育史研究 第8巻 先達に学び、教育の未来を想う 【体裁】A5判・上製・個函・総約3、 600頁 【編集・解説】佐藤広美 【定価】本体120、000円+税 第5巻 日の丸・君が代、教育勅語 大正新教育 文献資料集成 大正新教育運 動 に あ ら た な 光 を あ て 、 そ の 全 体 像 を 探 る ! 第7巻 教育にとって教養とはなにか 2016年 6月新刊 好評! 新シリーズ 第Ⅲ期 【体裁】 A5判・上製・布クロス装・総約12、000頁 20 待望の復刊! 科 学 的 研 究 方 法 を 切 り 拓 い た 不 滅 の 業 績 。 10 10 〒112-0012 東京都文京区大塚 3-8-2 TEL03-3947-9387 FAX03-3947-1774 http://www.nihontosho.co.jp 日本図書センター 20 20 教職への道しるべ【第 3 版】 姉崎洋一/大野栄三/近藤健一郎 編著 A5 判並製・200 頁 本体 2100 円+税 国家政策の変更や、親・保護者、国民の教育へ の関心の移ろいやすさの影響も受け、学校と教 職員集団、個々の教員に課せられた使命は大変 重い。しかし、成長発達を続ける子ども・若者 を見守り、文化・科学の知的遺産と最新の成果 を伝え、次代の主権者を育成していくことはや りがいと誇りのある仕事である。教育困難な時 代に教職を志望するすべての人へ、実際的で有 益な知見、励ましと希望を提供する。学校教育 法、私立学校法、地方教育行政法の改正や、道 徳の教科化等の状況の変化をふまえた第3版 教職のための教育原理 内海﨑貴子 編著 A5 判並製・208 頁 本体 2100 円+税 学校教育は様々な課題や問 題に直面しているが、子ど もには教育が必要であり、 教育には可能性がある。本 書 は、前 半 で 社 会、家 庭、 学校の3つの領域の課題を 提示し、後半でこれらに対 応するために必要な、教育 学の基本的な知識・言説を まとめる。将来の教師達の 課題解決のために知ってお きたい事項を踏まえた好著 八千代出版 教育行政学―子ども・若者の未来を拓く― 横井敏郎 編著 A5 判並製・280 頁 本体 2900 円+税 国・地方自治体の財政難や家庭と地域社会の不 安定化などから、学校教育と子ども・若者の育 ちは大きな困難に直面していないだろうか。学 校と子ども・若者を支えるためには、適切な教 育制度が設計され、効果的な教育行政が遂行さ れる必要がある。教育行政・制度をしっかり理 解してもらうために、その形成過程と制度理念、 その変化と課題も丁寧に紹介し解説、時代の変 化を踏まえ、学校教育を中心に幅広く制度やテー マ・領域を取り上げる。これらの意義と課題を 共に考えることで学校教育の充実につなげる 公平な社会を築く公教育論 嶺井正也 編著 教職に関する基礎知識 A5 判並製・252 頁 本体 2500 円+税 教育委員会制度改革、公設 民営学校の設置、道徳の教 科化など、公教育・学校教 育の制度と内容が「教育再 生実行政策」によって大き く変わろうとしている。本 書は原理的視点、歴史的視 点、比較的視点を重視し、 教職を志す人達が何を学 び、何を問うていけばよい のかを自習し、実践してい けるように論述されている 〒101-0061 東京都千代田区三崎町 2-2-13 URL http://www.yachiyo-net.co.jp 今西幸蔵・古川 治・矢野裕俊 編著 A5 判並製・208 頁 本体 2200 円+税 グローバル化や情報化な ど社会の急激な変化に伴 い、学 校 教 育 が 大 き く 変 化 す る 中 で、学 び を 支 え る 教 師 に は、教 育 の あ り 方 を 絶 え ず 調 整 し、日 々 の教育実践を創造的に展 開する力が求められてい る。教 師 を 目 指 す 方 を 対 象 に、教 職 に 必 要 と さ れ る基礎的な知識と新しい 教育の動向をおさえる TEL 03-3262-0420 FAX 03-3237-0723 日本教育学会第75回大会プログラム 2016年 7 月29日発行 [ 発行所 ]日本教育学会第75回大会実行委員会 〒060-0811 札幌市北区北11条西7丁目 北海道大学大学院教育学研究院 E-mail:[email protected] URL:http://www.jera75.jp/ [ 印 刷 ]北海道大学生活協同組合 印刷・情報サービス部 日本教育学会 第75回大会プログラム 北海道大学 August 23-25, 2016 The 75th Annual Conference of Japanese Educational Research Association
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