ルピロの事業の成り立ち 浜松市 ・子ども第一主義 ・発達障がい児の早期発見・早期療育システムの推進 ・ライフステージの切れ目のない支援 浜松市における 発達支援の取り組み 浜松市社会福祉事業団 ・浜松市の親子のために ールピロの人材育成事業ー ルピロ ルピロの事業の方向性 ルピロの活動実績(平成20年~24年度) ルピロの相談件数の推移 3000 2652 2500 2000 • 普及啓発 1806 1644 1500 1179 • 相談支援 広く浜松市民に対して、発達障がい児者に関 1363 1000 する正確な知識と対応方法を得てもらうため 500 の活動(講演会、研修会、パンフレット等) 0 H20 H21 H22 H23 H24 成人期の困難② ルピロが意識している支援の方向性 成人期の困難① 職場で ①同時に複数の課題をこなすことが困難 ②日によって仕事が変わることに対処できない ③仕事の手順で、一度覚えたやり方にこだわる ④言葉の指示が頭に入らない ⑤汚れや不良品が気になり、仕事が先に進まない ⑥音、気温、臭いなどに過敏に反応し、仕事にならない ⑦人に指摘されたことで人格を否定されたかのように思 い、極端に混乱する 生活面 ①後先考えずに買い物をしてしまい、献立に悩む ②家事など生活上の行動の計画がうまく立てられず、行き 当たりばったりになる ③人生を楽しんだりストレスを解消したりするための余暇 の過ごし方がわからず、飲酒、賭博、風俗などで散財し てしまう(依存症になりやすい) ④交通事故を起こしやすい、もらいやすい ⑤忘れ物、なくし物が非常に多い 1 保育者研修に対する問題意識 成人期のために、子どもの支援を考える! • 成人期の支援の重要な部分は、実は生活支援 • これらの支援のテーマは、人生早期からの基本的な「生 活習慣」「対人関係の習慣」「余暇の過ごし方」の獲得 ①保育所等において、落ち着きがなく集団活動 に支障がある児、他児とトラブルが頻発する 児、指示理解の遅れが目立つ児がいる。 ○乳幼児期の保護者との愛着関係 ○幼児期の保護者や保護者以外の人との過ごし方(幼 稚園・保育園、習い事) ○学童期の保護者や保護者以外の人との過ごし方(友 ②この中に発達障がい児が存在している可能性 が高いが、保育者の経験年数や持っているノ ウハウはさまざま。 人、習い事、学童保育など) 目的 基幹的職員 • 発達支援の知識を持ち、保育所や幼稚園の中 核的人材として発達障がいのある児やその疑 • 保育所等における「基幹的職員」を3年間 いのある児とその保護者を支援する。 で100人以上養成する。 • クラス担任を支援したり社会資源との連携を 図ったりする。 方法 2年1シリーズの研修 • 1年目:講義と実習で初級・中級の知識や 技術を身につける。 • 2年目:ペアレントトレーニング実習を行 い、応用的技術を身につける。 内容① 第1回 講義・実習 「評価尺度を用いた子どもの発達・行動アセスメ ントの方法」 講義 「子どもの困り感について」 講義 「発達障害について」 (公開講座①) 講義 「子どもの定型発達」 第2回 第3回 ・「事例検討①」 ・「意見交換会」 講義 「親子のアタッチメント(愛着)について」 (公開講座②) 講義 「就学指導について」 第4回 2 内容② 講義 「保護者支援」 「保護者の思い」 実習 「保護者面接の方法(ロールプレイ)」 第5回 第6回 「事例検討②」 第7回 講義 「浜松市の社会資源について」 「他機関との連携について」 「意見交換会」 (公開講座③) *これらに加えて、第8・9回「発達支援広場見学実習」 と、第10回「ルピロの園訪問支援同行」を行う。 今後の課題 フォローアップ研修 目的:1年目で学んだ知識・技術の定着を図る ペアレント・トレーニングの手技を得る 第1回 実習 「ペアレントトレーニング①②」 第2回 実習 「ペアレントトレーニング③」 講義 「自分自身のアセスメント」 第3回 実習 「ペアレントトレーニング④」 「事例検討」 ルピロの活動へのご理解、ご支援を よろしくお願いいたします。 研修効果の“測定方法” 研修効果の“維持方法” さらなる普及の方法 インクルーシヴな浜松市を創造するために 保育・教育・労働分野での、個別的 な“合理的配慮” 基礎的環境整備 分離→→統合→→包摂 3
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