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ピクテ・ファンド・ウォッチ 2016年8月15日
ピクテ新興国インカム株式ファンド(毎月決算型)
新興国、注目のトピックス集
7月の新興国株式市場は月間で上昇しました。各国の金融・財政政策への期待や好調な米雇用統計などを背景に
楽観的な見方が広がったことなどが上昇要因となりました。世界的な金融緩和基調が続く中、投資家の新興国株式
に対する投資意欲が改善し資金流入が拡大したことなどから、先進国株式を上回る上昇率となりました。
注目のトピックス
7月の新興国株式市場
7月の新興国株式市場(現地通貨ベース)は月間で上昇
しました。6月下旬に英国の欧州連合(EU)離脱が選択さ
れ世界経済に悪影響を及ぼすとの見方が広がったこと
や欧州の銀行の健全性に対する懸念が高まったことなど
を背景にリスク回避の動きが高まり、上旬は下落する局
面もありましたが、英国のEU離脱の影響を和らげるため
に各国が金融・財政政策を実施するとの期待や、6月の
米雇用統計で非農業部門雇用者数が前月や市場予想
を大きく上回って増加したことなどを背景に世界経済の
成長に楽観的な見方が広がり、その後は上昇基調となり
ました。また、世界的な金融緩和基調が続く中、新興国
株式は割安感が強い上に、経済や企業業績に改善の兆
しが見られ始めたことなどを受けて投資家の新興国株式
に対する投資意欲が改善し資金流入が拡大したことなど
から、月間では先進国株式を上回る上昇率となりました。
地域
アジア
国
2
中国経済、2016年後半の課題
3
中国GDP、数字の裏で見るべ
きもの
4
メキシコ
メキシコ中銀、英国EU離脱を
問う国民投票後の金融政策
5
ブラジル
ブラジル中銀、インフレが心配
でタカ派寄り
6
トルコ
トルコ、クーデターは鎮圧した
ものの
7
英国のEU離脱の世界経済へ
の影響をどう見るか
8
英国のEU離脱の影響をIMFは
どう見たか?
9
ヘリコプターマネーとは
10
中国
南米
欧州
長期的には、新興国経済は、若い労働人口が豊富であ
ることなどを背景に、中間所得層の持続的な拡大や構造
変化に後押しされ、先進国を凌ぐ成長力を有していると
の見方には変更ありません。
当面の新興国株式市場は、中国経済の安定化や、米国
の追加利上げ時期の後ずれ、世界的な財政・金融政策
効果への期待などによって、下支えされるものとみられ
ます。また、新興国の企業業績改善の鍵を握ると考えら
れる新興国の輸出動向をみると、米国の堅調な国内需
要の恩恵を受けて、改善の兆しが見られ始めた国もあり
ます。さらに、これまでに発表された第2四半期の企業決
算動向をみると、市場予想を上回る決算を発表した企業
が増えるなど、ポジティブな変化もみられています。
ピクテ投信投資顧問株式会社
ページ
中国は英国国民投票の影響
を受けるか?
今後の見通し
ただし短期的には、英国のEU離脱を巡って今後も欧州
では政治的なリスクが残る一方、11月には米大統領選
挙が控えています。先進国における政治的な動きは、米
ドル相場や商品価格の変動を通じて新興国株式市場に
も影響を及ぼす可能性があると考えられ、注視が必要で
あると考えます。
トピックス
グローバル
また、新興国株式の様々なバリュエーション(投資価値評
価)をみると、特に株価純資産倍率(PBR)などの資産
ベースのバリュエーションは過去平均や先進国よりも割
安な水準が続いています。
(将来の市場環境の変動等により、コメントの内容が変更され
る場合があります。)
巻末の「当資料をご利用にあたっての注意事項等」を必ずお読みください。 1 16
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ピクテ新興国インカム株式ファンド(毎月決算型)
中国は英国国民投票の
影響を受けるか?
新興国の経済動向を左右する中国経済は英国の国民
投票の影響で悪化するのだろうか?英国の離脱プロセ
スが秩序あるものであるならば、中国への影響は比較
的小さくすむ可能性も考えられます。
中国PMI:英国国民投票の影響が懸念される
中、6月のPMIはまちまちの結果に
中国国家統計局が2016年7月1日に発表した6月の(政府系)
製造業購買担当者景気指数(PMI)は50と、市場予想(50)と
一致したものの5月の50.1からは低下しました。同時に発表さ
れた6月の非製造業PMIは53.7と5月の53.1を上回りました。
一方、財新伝媒が同日に公表した6月の中国製造PMIは48.6
と前月(49.2)を下回りました。なお、いずれの指数も50が経
済活動の拡大、縮小の目安を示します(図表1参照)。
どこに注目すべきか:
製造業PMI、CDSスプレッド、輸出
進行していることが下支えとなる可能性も考えられます。
また、中国のインフレ率は2%近辺で安定的に推移し、インフレ
率目標(3%)を下回っています。したがって外部ショックに対し
て金融政策出動の余地は残されていると見ています。
したがって英国国民投票の影響は、今後の動向次第ながら、
比較的軽微とも考えられます。むしろ、中国の懸念は経済成
長を支えている建設投資が特定の地域に偏るなど不安な面
も見られます。また、最も懸念されるのは過剰債務、過剰投資
の解消には程遠い状況と見られる点です。
英国の騒動よりも、中国固有の問題を慎重に注視することが
必要と見ています。
図表1:中国の製造業、非製造業PMIの推移
新興国の経済動向を左右する中国経済は英国の国民投票
の影響で悪化するのだろうか?そもそも英国の欧州連合
(EU)離脱の方針が不透明でもあり、観測の域にはとどまり
ますが、英国の離脱プロセスが秩序あるものであるならば、
中国への影響は比較的小さい可能性も考えられます。
まず、英国国民投票後に公表された政府系PMIは安定的な
推移となりました。特に消費などを反映する非製造業PMIに
は底打ち感も見られます。一方、中小企業を主な調査対象
とする財新製造業PMIは48.6と節目の50を大きく下回り気が
かりな数字となっています。ただし、今回のPMIは英国国民
投票から1週間しか経過していませんが、例えばCDS(クレ
ジット・デフォルト・スワップ、信用リスクを対象としたデリバ
ティブ商品のことでスプレッド上昇(低下)は信用力悪化(改
善)の目安)スプレッドを見ると6月半ば前から英国、中国と
も国民投票への警戒感が見られました。
なお、英国のCDSスプレッドは現在、国民投票前の水準を上
回って(信用力悪化)いますが、中国は国民投票前の水準
に戻っています。
次に中国の貿易(輸出)に占める英国の割合を見ると約2.6%
と決して小さくは無いものの、他の国に比べ突出して影響が
大きいとはいえないと見られます(図表2参照)。むしろ足元
人民元安が、資本逃避の懸念は依然残るものの、緩やかに
(月次、期間:2013年7月~2016年6月)
製造業PMI
財新製造業PMI
57
55
非製造業PMI
53.7
53
51
50.0
49
47
13年7月 14年1月 14年7月 15年1月 15年7月 16年1月
48.6
図表2:中国輸出相手国・地域のシェア
(時点:2016年4月、シェアは中国全体の輸出金額に占める割合)
アフリ
カ, 4.8%
中南米,
その他,
5.2%
4.2%
北米,
18.3%
※円グラフの
EUは英国を
除く
英国,
2.6%
アジア,
51.5%
EU ,
13.4%
主な国のシェア
米国:17.1%
香港:14.2%
日本:5.7%
韓国:4.8%
ドイツ:3.0%
英国:2.6%
出所:ブルームバーグのデータを使用しピクテ投信投資顧問作成
※コメントは2016年7月1日時点
ピクテ投信投資顧問株式会社
巻末の「当資料をご利用にあたっての注意事項等」を必ずお読みください。 2 16
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ピクテ新興国インカム株式ファンド(毎月決算型)
中国経済、2016年後半の課題
中国の6月のドル建の輸出入はいずれも前年割れとな
る一方、人民元建輸出が前年同月比でプラスを維持し
ました。中国当局が目指す2016年のGDP成長率目標を
達成する上で、消費や投資に加え貿易の寄与にも注
意が必要です。
中国6月貿易統計:輸出入ともにドル建は予
想以上の減少
中国税関総署が2016年7月13日に発表した6月のドル建の
中国輸出は前年同月比マイナス4.8%と、市場予想(マイナス
5.0%)並みとなったものの、前月(マイナス4.1%)を下回りまし
た。輸入はマイナス8.4%と市場予想(マイナス6.2%)、前月(マ
イナス0.4%)を下回りました(図表1参照)。
なお、人民元建て貿易統計によれば、輸出は前年同月比で
+1.3%と市場予想(+0.3%)、前月(+1.2%)を上回りましたが、輸入
はマイナス2.3%と市場予想(マイナス1.2%)、前月(+5.1%)を下回
りました。
とも言われる国有企業の改革を進める必要があります。6月末
に中国の国有鉄鋼企業2社が再編協議入りを表明するなど、
過去、積極的とは言いがたい国有企業改革にも着手していま
す。中国当局の最近の発言から過剰生産などへの対応は続
ける意向と見られます。しかし中国の体制では雇用の確保も
求められており、成長目標の達成は、ある意味、改革の必要
条件の性格も帯びていると見られます。
こうした中、中国当局は景気対策を今後も繰り出すものと見ら
れ、金融緩和姿勢は維持することに加え、やや頭打ちの投資
も年後半は長江下流の洪水の復興投資などが見込まれます。
また資本逃避が起きては元も子もありませんが、緩やかな人
民元安は輸出回復に向け許容するものと見られます。
図表1:中国貿易統計(前年同月比)と人民元(の推移
中国の6月のドル建の輸出入はいずれも前年割れとなり、国
内外の需要の弱さを示唆する内容でした。ただし人民元建
では輸出が前年同月比でプラスを維持しており、恐らく人民
元安を反映したものと見られます。中国当局が目指す2016
年のGDP(国内生産)成長率目標(6.5~7.0%)を達成する上で、
消費や投資に加え、貿易の寄与にも注意が必要です。
中国の6月の貿易統計を見ると、ドル建は輸出入とも軟調な
動きで、外需、内需共に回復の鈍さが示唆されました。ただ
し、人民元建で輸出を見ると前年同月比でプラスを確保して
おり、背景として人民元安が輸出を下支えしたと見られます。
輸入は人民元建でもマイナスで、貿易収支はプラスを確保
する動きとなったことから、貿易収支(純輸出)は4-6月期の
GDP成長率に小幅ながらプラス寄与する見込みです。
消費主体の成長へと構造改革を進める中国ではGDP成長
率は長期的に低下傾向ですが、急激な落ち込みは投資の
増加などで回避されてきました。しかし、例えば、1-3月期に
成長率を支えた固定資産投資は足元落ち込んでおり(図表2
参照)、4-6月期の成長に不安がある中、貿易収支がプラス
寄与となれば固定資産投資落ち込みの緩和も期待されます。
中国当局は過剰債務・過剰生産への対応として、その元凶
(日次、期間:2013年7月15日~2016年7月13日、貿易統計は月次)
6.8 人民元/ドル
% 60
人民元(対ドル、左軸)
40
輸出(ドル建、右軸)
6.6
輸入(ドル建、右軸)
20
6.4
0
安 人民元 高
どこに注目すべきか:
中国貿易収支、人民元、過剰生産、債務
6.2
-20
6.0
13年7月
14年7月
-40
16年7月
15年7月
図表2:中国固定資産投資の推移
(月次、期間:2015年6月~2016年5月)
12
%
固定資産投資(前年比)
11
10
9
8
15年6月
15年9月
15年12月
16年3月
出所:ブルームバーグのデータを使用しピクテ投信投資顧問作成
※コメントは2016年7月14日時点
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ピクテ新興国インカム株式ファンド(毎月決算型)
中国GDP、数字の裏で
見るべきもの
中国の4-6月期成長率は数字上目標をクリアしていま
す。また2016年後半は洪水の復興投資などが見込まれ
ることや、金融緩和姿勢の維持を想定すれば通年での
成長率目標の達成期待も高まりますが、何点か注意も
必要です。
中国4-6月期GDP:政策支援を受け成長率は
前年同期比6.7%増と市場予想を上回る
中国国家統計局が2016年7月15日発表した4-6月期のGDP
(国内総生産)は前年同期比6.7%増と市場予想(6.6%増)を上
回り、前期(1-3月期)の6.7%増に並びました。
同日に発表された6月の工業生産と小売売上高は堅調で、
工業生産は前年比6.2%増と市場予想(5.9%増)、前月(6.0%増)
を上回りました。また小売売上高は前年比10.6%増と市場予
想(9.9%増)、前月(10.0%増)を上回りました(図表1参照)。一
方、1-6月の固定資産投資は年初来前年比9.0%増と市場予
想(9.4%増)、前月(9.6%増)を下回り伸びが鈍化しました。
中国人民銀行が発表した6月の経済全体のファイナンス規
模は約1.63兆元と市場予想(約1.1兆元)を上回りました。
が軟調であることを示唆していると見られます。投資主体のバ
ランスが偏っており、今後の持続性が気になります。
3点目は資金調達の内容です。まず、中国当局は2013年から
シャドーバンキング(銀行以外の金融仲介など)を取り締まって
きましたがシャドーバンキングに概ね相当するオフバランス融
資は増えてはいないものの、明確なマイナス傾向は見られま
せん(図表2参照)。一方で、インフラ投資などに財源が必要なこ
とから地方政府による債券発行は急増しています。
中国の成長率は数字の上では順調で、目先も目標水準を維
持する可能性も考えられます。ただし、質の面で気になる点も
あり、注意は必要と思われます。
図表1:中国小売売上高(前年比)の推移
(月次、期間:2008年6月~2016年6月、前年比)
25 %
どこに注目すべきか:
小型車減税、インフラ投資、地方政府債券
小売売上高
20
※小型車減税:
2015年10月~
10%を5%へ減税
15
中国の4-6月期成長率は数字の上では目標はクリアしてい
ます。また2016年後半は長江下流の洪水の復興投資など
※小型車減税:2009年1月
10
~2010年12月
が見込まれることや、中国当局の金融緩和姿勢を仮定する
10%を当初1年は5%、1年後は7.5%
ならば2016年通年での成長率目標(6.5%~7.0%)の達成期待
5
も高まります。ただし、次の点に注意が必要です。
08年6月
10年6月
12年6月
14年6月
16年6月
1点目は小売売上が回復を示すなど下支え要因となった個
図表2:中国経済全体のファイナンス規模と内訳の推移
人消費ですが懸念もあります。個人消費は2015年10月に導
(月次、期間:2013年6月~2016年6月)
入された小型車に対する購入税率減税の引下げが寄与し
4
たと見られます(図表1参照)。ただし、減税の効果は過去
兆元
経済全体のファイナンス規模
(2009年から10年)に比べ、自動車の普及が進んだこともあり 3
オフバランス融資
効果が低い可能性もあります。
2
また、個人消費は過去住宅市場の回復を受け家具購入に
よっても支えられていましたが足元、住宅市場の勢い低下
1
に伴い、家具の伸びも先行き低下の可能性も考えられます。
0
2点目は成長を支える投資がインフラ投資に偏っている点で
※オフバランス融資:経済全体のファイナンス規模のうち、「委託融資+
す。「投資」を見ても、固定資産投資の勢いが低下する一方、 -1 信託融資+銀行引受手形」の部分
インフラ投資が伸びているという現象が見られます。大雑把
13年6月
14年6月
15年6月
16年6月
に背景を述べるならば、公的投資は好調な一方、民間投資
出所:ブルームバーグのデータを使用しピクテ投信投資顧問作成
※コメントは2016年7月19日時点
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ピクテ新興国インカム株式ファンド(毎月決算型)
メキシコ中銀、英国EU離脱を問う
国民投票後の金融政策
英国の国民投票後の景気動向に配慮した政策か、そ
れともペソ安対応で利上げかが注目されたメキシコの金
融政策会合でメキシコ中銀はペソ安対応を重視しまし
たが、今後の景気悪化がペソ上昇を抑える可能性も考
えられます。
メキシコ中央銀行:ペソ安を懸念して市場予
想を上回る0.5%の引き上げ
メキシコ中央銀行は2016年6月30日、政策金利である翌日
物貸出金利を3.75%から0.5%引き上げて4.25%としました(図表
1参照) 。英国の国民投票による欧州連合(EU)離脱賛成多
数の影響などを受けて、メキシコ・ペソが下落したことへの対
応を重視した動きとなっています。市場では大半が0.25%の
引き上げ、もしくは据え置きを予想していました。一方で、一
部は0.5%の利上げを見込んでいました。
どこに注目すべきか:
ペソ安、原油価格、インフレ率、経常収支
図表1:メキシコ政策金利とペソ(対ドル)の推移
(日次、期間:2015年7月6日~2016年7月4日(日本時間正午))
105
高 通貨 安
英国の国民投票後の世界的な景気動向に配慮して政策金
利は据え置かれるのか、それともペソ安への対応として引き
締めを選択するかで、メキシコの金融政策に注目しました。
結局メキシコ中銀はペソ安対応を重視しましたが、今後の景
気悪化がペソ上昇を抑える可能性にも注意が必要です。
メキシコのGDP(国内総生産)成長率を見ると2%を超える水
準で安定的に推移しています(図表2参照)。インフレ率も目
標値(3%)を下回る2%台での推移で安定しており、経済的に
はペソ安の理由は少ないと思われます。
しかし、メキシコペソのパフォーマンスを見ると、新興国通貨
平均(JPモルガンEMCI)を下回っています。特に、国民投票
前のリスク回避局面では、メキシコ中銀も指摘するように、
新興国通貨としては流動性の高いペソが代替ヘッジ通貨と
して利用されたためペソ安が進行した可能性もあります。
その他のペソ安の要因には、原油価格の下落と国営石油
会社の不振、また、米共和党の大統領候補トランプ氏の支
持率が上昇するとペソが下落する傾向も見られます。
反対にメキシコ当局がペソ安を懸念する理由は、今後もリス
ク回避局面でペソが代替ヘッジ通貨(ペソ売り)として利用さ
れる可能性が高く、メキシコ当局も警戒感を強めています。
次に、メキシコの経常収支を見ると赤字の定着が見られま
す(図表2参照)。緩やかながら拡大傾向にある経常赤字の
ファイナンスをメキシコは証券投資フローで埋め合わせる構図
となっています。このことはペソ安がメキシコにとって深刻な懸
念材料となっている背景と見られます。ちなみに、メキシコ政
府は6月末に2016年予算の支出計画を追加削減し財政安定
化を表明するなどペソ安抑制に対し足並みをそろえています。
メキシコ中銀は2015年に金融政策会合の日程を米国に合わ
せるなど米国の金融政策を意識する傾向がありますが、米国
の利上げ観測が後退している現局面でも、ペソ安が続いてい
ることからメキシコ中銀は独自路線を模索し始めた格好です。
予想外の結果となった英国国民投票の後に景気と引き換え
にペソ安抑制のために選択した利上げは勇気ある決断と思
われます。ただしメキシコの景気回復も緩やかで、景気を冷
やし過ぎるリスクにも注意を払う必要があると見ています。
ペソ(対ドル、左軸)
JPモルガンEMCI(左軸)
政策金利(右軸)
通貨、指数
100
95
%
4.5
4.0
3.5
90
3.0
85
※通貨は2015年7月=100で指数化
80
15年7月
15年10月
2.5
16年1月
16年4月
※ JPモルガンEMCI : JPモルガン新興国通貨指数
図表2:メキシコGDP(右軸)と経常収支(左軸)の推移
(四半期、期間:2006年1-3月期~2016年1-3月期)
20 億ドル
0
-20
-40
-60
-80
-100
06年03月
経常収支(左軸)
%
メキシコGDP(右軸)
09年03月
12年03月
8
6
4
2
0
-2
-4
-6
-8
-10
15年03月
出所:ブルームバーグのデータを使用しピクテ投信投資顧問作成
※コメントは2016年7月4日時点
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ピクテ新興国インカム株式ファンド(毎月決算型)
ブラジル中銀、インフレが心配で
タカ派寄り
ブラジル中央銀行は7月開催の金融政策決定会合の
議事要旨を公表しました。同中銀はインフレ率の低下
ペースが緩慢なことを指摘しており、利下げ期待は半歩
後退した印象です。
ブラジル金融政策会合議事要旨:インフレ率
低下ペースが緩慢と指摘
ブラジル中央銀行(BCB)は2016年7月26日、同7月19~20日
に開催された金融政策決定会合の議事要旨を公表しまし
た。ゴールドファイン氏がブラジル中銀総裁に就任後初の会
合ですが、会合後の声明文、今回の議事要旨共に内容が改
善され、例えば議事要旨ではシナリオ分析が提供されまし
た。なお、内容については、インフレ率の低下(図表1参照)
は見られるも低下ペースが緩慢と指摘するなどタカ派(金融
引き締めを選好する傾向)寄りであったと見られ、市場では
短期金利先物(図表2参照)で利下げ期待の後退が見られま
した。
どこに注目すべきか:
インフレ率、経済成長、政治的安定
しかし、2016年10-12月期には利下げの機会を模索する可能
性があると見ています。理由は、ブラジル景気は中銀も認める
ように軟調であり、外部環境も不透明であることです。2つ目は、
レアルが安定もしくは上昇傾向であることです。輸入物価が全
体のインフレ率に影響を与えるブラジルでは通貨の安定は利
下げを支持する要因と見られます。また足元、政治にも落ち着
きが見られます。
報道などから、現在職務停止となっているルセフ大統領の弾
劾を巡る採決は8月末にも行われる可能性があります。一方、
テメル大統領代行が率いるテメル政権に対し市場は現時点で
は信任を与えていると見られ、スムースな政局運営が続く限り、
年末に向け利下げが視野に入る展開も想定されます。
図表1:ブラジルの消費者物価指数(前年同月比)の推移
(月次、期間:2013年6月~2016年6月)
ブラジル中銀は20日の声明に続き、議事要旨でもインフレ
率の低下ペースが緩慢であることを指摘、利下げ余地が限
定的であると述べています。インフレ率判断の目安としてい
るのは2017年の予想インフレ率で、ブラジル中銀のシナリオ
では4.5%を目標としています。しかし、声明などでブラジル中
銀は市場の2017年期待インフレ率は5.3%と指摘し、シナリオ
を上回っている点を懸念しています。
ブラジル中銀は利下げ余地が限定的であると考える背景と
して、3つの点を指摘しています。1点目は、食品価格の上昇
が想定を上回っていることなどを背景に、想定している今後
のインフレ率の低下プロセスが後ずれすることへの懸念で
す。2点目は、ブラジル中銀はブラジルの景気回復が鈍いと
見る中で、インフレ率の低下(図表1参照)ペースが緩やかで
あることです。3点目は、財政改革(歳出削減)が遅れた場合、
インフレ率低下が遅れるリスクも考えられる点です。
今回のブラジル中銀の声明や議事要旨から判断すると、ブ
ラジルの利下げ期待は半歩後退した印象で、例えば次回(8
月30~31日)の政策会合ではインフレ率の動向を確認する
ため政策金利を据え置くことも想定されます。
12 %
10
消費者物価指数(前年同月比)
(インフレ率)
インフレ目標の中央値 4.5%
8
6
4
2
13年6月
14年6月
15年6月
16年6月
図表2: ブラジル翌日物銀行間預金金利先物の推移
14.00
(日次、期間:2016年6月30日~2016年7月26日)
%
7月26日
議事要旨公表
13.90
7月19,20日開催の金融政
策決定会合で政策金利据
え置きを決定
13.80
13.70
6月30日
7月7日
7月14日
7月21日
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※コメントは2016年7月27日時点
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ピクテ新興国インカム株式ファンド(毎月決算型)
トルコ、クーデターは
鎮圧したものの
トルコのクーデターは発生翌日には鎮圧されたため、市
場への影響は限定的との期待もありましたが、足元リラ
安が進行しています。エルドアン政権のクーデター後の
対応の行き過ぎへの懸念と、格下げが理由として考え
られます。
トルコリラ:過去最安値を更新-S&Pが格下
げ、見通しネガティブ
格付会社スタンダード&プアーズ(S&P)は2016年7月20日、
トルコの外貨建て長期債格付けをBB+からBBへ、自国通貨
建て長期債格付けをBBB-からBB+へそれぞれ1段階格下げ
しました。見通しは弱含み(ネガティブ)としています。
トルコでは7月15日に軍の一部勢力によるクーデター未遂が
発生、翌日には鎮圧されたものの、トルコ政府は20日に非常
事態宣言を発令するなど情勢は依然混沌としており、通貨リ
ラ安が進行しています(図表1参照)。
3.1 リラ/ドル
※1bp=0.01%
bp
350
3.0
300
2.9
2.8
250
2.7
2.6
15年7月
トルコリラ(対ドル、左軸)
トルコCDSスプレッド(右軸)
15年10月
16年1月
16年4月
低 信用力 高
トルコのクーデターは発生翌日には鎮圧されたため、市場
への影響は限定的との期待(?)もありましたが、足元リラ
安が進行しています。エルドアン政権によるクーデター後の
対応の行き過ぎへの懸念と、格下げが主な理由として考え
られます。
トルコのクーデターは週末(7月15日)に発生しましたが、民
間の支持が無く、早急に鎮圧されたため、週明けの市場(リ
ラ)は落ち着いた動きとなるとの期待もありました。しかし、エ
ルドアン政権はクーデター未遂後、警官、公務員、教員、大
学学部長など政敵であるギュレン師関連勢力を一斉に排除
する動きが報道されています。市場は一斉排除の行き過ぎ
を懸念、報道に連れリラ安が進行する格好となっています。
また格付け会社はクーデター後のトルコの信用力を懸念、
S&Pの格下げ以外にも、ムーディーズ・インベスターズ・サー
ビスは18日にトルコにネガティブウォッチ(格下げ方向で検
討)を付与しています(格付けはBaa3で据え置き)。
トルコの信用力が懸念される要因をあげると、対外債務水
準の大きさ(図表2参照)と返済能力への不安があります。例
えばトルコの今後1年の対外債務返済額はGDP(国内総生
産)の約25%程度と推定されています。トルコ当局は対外負
債依存度の高さに改革を試みてきましたが、クーデター後に
図表1: トルコリラ(対ドル)とCDSスプレッドの推移
(日次、期間:2015年7月21日~2016年7月21日(日本時間午前))
安 リラ 高
どこに注目すべきか:
非常事態宣言、格下げ、対外負債、観光客
改革の機運が後退することも懸念されています。
格付け会社はトルコ経済の悪化も懸念しています。トルコ経済
は過去テロなどへの抵抗力を示してきましたが、投資は減少
傾向で、また観光客は既に急減(図表2参照)しており、同国
GDPの数%とはいえ、政情不安が続いた場合には重要な外貨
獲得手段であった観光産業への更なる影響が懸念されます。
クーデター後の安定した社会を取り戻すため、ある程度の強権
は必要かもしれませんが、市場などの反応を見る限り、トルコ
の政策が理解されているとは言いがたいと思われます。
200
16年7月
※CDS(クレジット・デフォルト・スワップ):信用リスクを対象としたデリバ
ティブ商品のことでスプレッド上昇(低下)は信用力悪化(改善)の目安
図表2: トルコの外国人観光客と対外債務の推移
(月次、期間:2011年7月~2016年5月、対外債務は四半期)
40
%
トルコ外国人観光客(前年同月比、左軸) 億ドル 4,500
対外債務残高(右軸)
20
4,000
0
-20
-40
11年7月
テロ活動の増加などを
受け外国人観光客は
急減
13年7月
3,500
3,000
15年7月
出所:ブルームバーグのデータを使用しピクテ投信投資顧問作成
※コメントは2016年7月21日時点
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ピクテ新興国インカム株式ファンド(毎月決算型)
英国のEU離脱の世界経済への
影響をどう見るか
国際機関などから英国のEU離脱の影響が公表され始
めています。英国への影響は深刻ですが、他の地域へ
の波及は相対的に小幅で、英国のEU離脱を背景とし
た世界景気への極端な悲観論は後退する可能性も考
えられます。
IMF世界経済見通し:英国のEU離脱の影響
を受け下方修正の見込み
国際通貨基金(IMF)は世界経済見通し(WEO)の最新更新
の日程を7月19日と公表しました。IMFは世界経済見通しを
年2回(通常4月と10月)公表し、間に2回(通常1月と7月)更新
を行います。7月のWEOの見通しには英国の欧州連合(EU)
離脱の影響が反映されるものと見ています。
なお、IMFは7月8日にユーロ圏についての4条協議報告書を
公表、その中でIMFは英国のEU離脱決定を反映させたユー
ロ圏の成長見通しに言及、2017年のユーロ圏の成長予想を
1.4%、2016年については1.6%としています(図表1参照)。
どこに注目すべきか:
4条協議報告書、成長率見通し、英国輸出
国際機関や金融当局から英国のEU離脱の影響や波及効果
が公表され始めています。震源地英国への影響は深刻な面
もありますが、他の地域への波及は比較的小幅と見る予想
が多く見られます。英国のEU離脱を背景とした世界景気へ
の極端な悲観論は後退する可能性も考えられます。
まず、IMFのユーロ圏成長率予想を振り返ると、IMFと加盟
国の定期的協議のために作成される4条協議報告書(IMF協
定4条に定められているためこう呼ばれる)では英国のEU離
脱が決定される前に予想されていたユーロ圏の成長率は
2016~2018年は1.7%と予想されていました(図表1参照)。し
かし、同報告書の後半にはEU離脱の影響を考慮した場合
のユーロ圏の成長率予想が示されており、2016年は1.6%、
2017年については1.4%とそれぞれ下方修正されています。
格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービス(ムー
ディーズ)もEU離脱決定後のユーロ圏の成長率予想を示し
ており、2017年については従来の1.6%から1.3%へ引き下げて
います。なお、ムーディーズは英国の成長率も示しており、
2017年について見ると従来の2.1%から1.2%へ大幅に引き下
げています。
調査で共通するのは、英国のEU離脱の影響は英国につい
て大幅に見込んでいますが、ユーロ圏は比較的小さいと見込
んでいます。2点目は2016年の見通しよりも、17年の成長率を
より引下げています。IMFはこの理由について、今年は欧州中
央銀行の支援策による下支えを見込むためと述べています。
次に、ユーロ圏の成長率低下が英国に比べ小さいと見る理由
の一つに貿易をあげています。例えば、英国の対EUの輸出は
全輸出の半分近くを占めるのに対し(図表2参照)、EUの対英国
輸出は1割も無く、ユーロ圏への影響は小さいと見ています。
その他、米国の金融当局からは米国への影響はほとんど無い
といった発言も聞かれます。さりとて、英国とEUの交渉はまだ
始まってもいないため、過度の楽観論も禁物と思われます。さ
しあたりIMFのWEOや、他の機関などの分析を参考に慎重に
今後の展開を想定する姿勢が必要と思われます。
図表1:ユーロ圏の経済成長予想、離脱決定の前と後
(予想時点:左は離脱決定前、右は離脱決定後、予想値はIMF)
2.0%
離脱前の予想
1.7%
1.7%
1.6%
離脱後の予想 1.7%
1.4%
1.6%
1.6%
1.2%
0.8%
0.4%
0.0%
2016年
2017年
出所:IMFのデータを使用しピクテ投信投資顧問作成
2018年
図表2:英国の輸出相手国(左)と対EU輸出(右)
(時点:2016年1月)
米国
その
他
輸出相手国
地域別
輸出相手
ドイツ
スイス
オラン
ダ
フラン
ス
英国の輸出
EU
以外
53
%
EU
47
%
出所:EUのデータを使用しピクテ投信投資顧問作成
※コメントは2016年7月13日時点
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ピクテ新興国インカム株式ファンド(毎月決算型)
英国のEU離脱の影響を
IMFはどう見たか?
今回のIMFの世界経済見通しでは英国のEU離脱の影
響が経済成長率にどの程度の影響を及ぼすかに注目
したところ、IMFは世界経済を4月に比べ欧州中心に小
幅ながら下方修正しましたが、新興国には改善も見ら
れます。
IMF世界経済見通し:英国のEU離脱で不透
明感、世界経済見通しを引下げ
国際通貨基金(IMF)は2016年7月19日に世界経済見通し
(WEO)を更新しました。その中でIMFは2016年の世界成長率
予想を3.1%と、3ヵ月前の4月時点の予想(3.2%)から引き下げ
ました(図表1参照)。IMFは2017年の世界経済成長率につい
て3.4%と予想し、2016年の3.1%からは改善を見込むも、3ヵ月
前の予想値である3.5%から下方修正しました(図表2参照)。
最後に、質疑応答で日本円の動きは無秩序かとの質問に対
し、IMFは円は秩序ある動きと見ており為替介入は不要との立
場を説明しています。なお日本について、2017年に予定されて
いた消費税増税が延期により2017年は0.4%の上方修正を予定
していましたが円高の影響で0.2%の引き上げにとどめたと述
べ、日本は財政など政策対応が必要と指摘しています。
今回のIMFの世界経済見通しでは引下げは英国など欧州中心
なこと、新興国は上方修正されていることに注目しています。
図表1: IMFの主な国・地域の2016年経済成長見通し
(時点:2016年4月(左)、2016年7月(右)の2時点比較)
どこに注目すべきか:
IMF世界経済見通し、EU離脱、為替介入
8
6
4
%
6.5 6.6
3.2
3.1
1.9
2
2.4 2.2
1.9
1.8
1.51.6 1.7
新興国(大国)
の成長率は
上方修正
4.1 4.1
0.50.3
0
-2
ブラジル
ロシア
-1.8 -1.2
-3.3
-3.8
中国
新興国
日本
英国
ユーロ圏
米国
2016年4月予想(左)
2016年7月予想(右)
先進国
-4
世界
図表2:IMFの主な国・地域の2017年経済成長見通し
8
6
4
2
% 英国の成長率、特に
4.6 4.6
0.5 0.8 1.0
0.0
0.1
0
-2
-0.1
ロシア
ブラジル
中国
日本の成長率は
0.2%上方修正
新興国
日本
英国
ユーロ圏
米国
2016年4月予想(左)
2016年7月予想(右)
先進国
-4
6.2 6.2
3.5 2017年が引き下げられた
3.4
2.2
2.0 2.5 2.5
1.61.4 1.3
1.8
世界
今回のIMFの世界経済見通しでは英国の欧州連合(EU)離
脱の影響が経済成長率にどの程度、影響を及ぼすかに注
目しました。IMFは英国のEU離脱を受け世界経済見通しを4
月比で小幅下方修正しましたが、次の点に注意が必要です。
まず、見通しの前提を確認すると、今回の見通しでは英国と
EUが新たな貿易協定に達し、経済障壁の高まりが回避され
るという前提で予想が作成されています。この前提の下で世
界経済の成長率は2016年下方修正されたとはいえ、小幅な
修正に止まっています。ただし、IMFはリスクシナリオとして
交渉の決裂も想定しており、その場合、英国はリセッション
(景気後退)に陥るとIMFは予測して、世界経済についても
2016年と17年の成長率は2.8%に減速すると見ています。今
後の展開による見通しの変動に注意が必要です。
次に、仮に国民投票で英国のEU離脱が支持されなかった場
合に、IMFは見通しを上方修正する可能性があったと述べ、
例えば2017年の成長率は反対に0.1%の上方修正になるは
ずだったと指摘しています。では何が上方修正の要因か?
IMFはブラジルやロシアなど新興国の大国が原油価格の回
復などを背景に4月時点に比べ見通しを上方修正していま
す。中国についても金融、財政政策などの下支えを見通し
改善の理由と指摘しています。また、これらの国は相対的に
英国との関係が弱く、英国のEU離脱を考慮しても概ね上方
修正されています(図表1,2参照)。
出所:国際通貨基金(IMF)のデータを使用しピクテ投信投資顧問作成
※コメントは2016年7月20日時点
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ピクテ新興国インカム株式ファンド(毎月決算型)
ヘリコプターマネーとは
黒田総裁が述べたように、「ヘリマネ」の意味は論者に
より違いも見られますが、2つの条件①財政拡大政策と
中央銀行の国債消化と②中央銀行の調達による永久
的なマネーストックの増加がヘリマネの一般的な理解と
思われます。
黒田日銀総裁:G20でヘリコプターマネーに
ついて議論全くなかった
中国・成都で2016年7月23~24日に開かれた20ヵ国・地域
(G20)財務相・中央銀行総裁会議後の共同会見でヘリコプ
ターマネー(ヘリマネ)については議論が全く無かったと述べ
ています。また、G20前の記者会見で、日銀の黒田総裁は、
記者団に対し日銀が政府財政支出をファイナンスする「ヘリ
マネ」については、「何を意味しているのかいろいろな人で違
いがあり、一概に答えにくい」と断ったうえで、中央銀行によ
る国債の直接引き受けに関しては「日本を含めて先進国で
は歴史的な教訓から禁じられている」と指摘しています。
一方で、黒田総裁は「経済、物価の観点から金融緩和してい
る状況の下で、政府が財政政策を活用するということになれ
ば、相乗効果として景気に対する効果がより大きくなる」と
し、「ポリシーミックス自体はマクロ政策としておかしいことで
はない」とも述べています。
どこに注目すべきか:
ヘリマネ、財政法第5条、永久国債
黒田総裁が述べたように、「ヘリマネ」の意味は論者により
違いも見られます。あえて単純化すれば2つの条件①財政
拡大政策と中央銀行の国債消化(国債引き受け)と②中央銀
行の調達による永久的なマネーストックの増加が満たされて
いることがヘリマネの一般的な理解と思われます。
まず、①、②の条件は上記ヘリコプターベンと呼ばれるなど
ヘリマネ論者と見られているバーナンキ元(FRB)米連邦準
備制度理事会議長(本人は打ち消したいようですが)のブロ
グを参照したものです。
①前半の財政拡大政策は大幅な減税、もしくは公共投資や
商品券配布が含まれるのが一般的で、ヘリコプターマネー
の生みの親とも言われる米国の経済学者ミルトン・フリード
マン氏が想定していた大幅な減税より幅広く捉えられている
ようです。
①後半のヘリマネにおける中央銀行の国債消化は、直接引
き受けと理解されています。ヘリマネを行うとすれば大量の国
債の消化が必要となるため中央銀行の直接引き受けが必要と
なることが想定されます。しかし例えば日本では黒田総裁が指
摘したとおり、財政法第5条で(原則)禁止されています。
次にヘリマネの条件②は財政拡大のための中央銀行の資金
調達は恒久的であることが求められています。形式としては、
a)中央銀行の紙幣発行による財政赤字の穴埋め、または
b)既存国債を中央銀行が購入し、永久国債に切り替える、と
いった方法が考えられます。
この②を考える上で、例として日本の量的金融緩和による債券
購入を考えてみます。先に結論を述べれば、日本はある意味
半分ヘリマネを行ったとみなす人もいます。日本の2013年度の
景気拡大に財政拡大と日銀の国債購入が重なっていたからで
す。日銀の国債購入は出口戦略(日銀が購入したバランス
シート上の国債を縮小)が将来のどこかであるはずですが、現
実には日銀は当面国債を保有すると考えられていた点では、
擬似的には②も(やや根拠が弱いですが)成立していたとみな
すことで一種のヘリマネの様相は呈しています。
逆に言えば、②を満たしていない点でヘリマネでないともいえ
ます。②の条件を違った角度で述べれば財政赤字のファイナ
ンスを負債(いつかは税金で返済の義務がある)からマネーに
置き換えるという形で表現する人も見られます。過去日銀の国
債購入は既存国債を購入しているだけで、ヘリマネの性質を
満たす消化方法は行われていないと考えられます。
最後に、ヘリマネの実施にあたっての注意点を述べると、ガバ
ナンス(統治)が問題となります。黒田総裁が指摘した歴史的な
教訓にはハイパーインフレ(急激なインフレ率上昇)の原因と
なったことなどがあります。①、②が行われるためには、中央
銀行と財政政策を行う財務省が何らかの協力をすることとなり
ますが、誰が、何を基準に実施するのか?副次的な問題とし
て(重要な問題だが)中央銀行の独立性は死守できるのか?な
ど実行する上での問題点は山積みです。先のバーナンキ氏も
ガバナンスを懸念しているように極めて厄介な問題と思われま
す。
※コメントは2016年7月25日時点
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ピクテ新興国インカム株式ファンド(毎月決算型)
投資リスク
[基準価額の変動要因]
●ファンドは、実質的に株式等に投資しますので、ファンドの基準価額は、実質的に組入れている株式の価格変動等(外国証
券には為替変動リスクもあります。)により変動し、下落する場合があります。
●したがって、投資者の皆様の投資元本が保証されているものではなく、基準価額の下落により、損失を被り、投資元本を割
り込むことがあります。ファンドの運用による損益はすべて投資者の皆様に帰属します。また、投資信託は預貯金と異なり
ます。
●ファンドは、実質的に株式に投資しますので、ファンドの基準価額は、実質的に組入れている株式の価
株式投資リスク
格変動の影響を受けます。
(価格変動リスク、
●株式の価格は、政治経済情勢、発行企業の業績・信用状況、市場の需給等を反映して変動し、短期的
信用リスク)
または長期的に大きく下落することがあります。
為替変動リスク
●ファンドは、実質的に外貨建資産に投資するため、対円との為替変動リスクがあります。
●円高局面は基準価額の下落要因、円安局面は基準価額の上昇要因となります。
●ファンドが実質的な投資対象とする新興国は、一般に政治・経済・社会情勢の変動が先進国と比較し
て大きくなる場合があり、政治不安、経済不況、社会不安が証券市場や為替市場に大きな影響を与え
ることがあります。その結果、ファンドの基準価額が下落する場合があります。
カントリーリスク
●実質的な投資対象国・地域において、政治・経済情勢の変化により証券市場や為替市場等に混乱が
生じた場合、またはそれらの取引に対して新たな規制が設けられた場合には、基準価額が予想外に下
落したり、運用方針に沿った運用が困難となる場合があります。この他、当該投資対象国・地域におけ
る証券市場を取り巻く制度やインフラストラクチャーに係るリスクおよび企業会計・情報開示等に係るリ
スク等があります。
※基準価額の変動要因は上記に限定されるものではありません。
[その他の留意点]
●ファンドのお取引に関しては、金融商品取引法第 37 条の 6 の規定(いわゆるクーリング・オフ)の適用はありません。
ファンドの特色
<詳しくは投資信託説明書(交付目論見書)でご確認ください>
●主に新興国の高配当利回りの株式に投資します
●特定の銘柄、国や通貨に集中せず、分散投資します
●毎月決算を行い、収益分配方針に基づき分配を行います
●毎月 10 日(休業日の場合は翌営業日)に決算を行い、原則として以下の方針に基づき分配を行います。
-分配対象額の範囲は、経費控除後の繰越分を含めた利子・配当等収益と売買益(評価益を含みます。)等の全額とします。
-収益分配金額は、基準価額の水準等を勘案して委託会社が決定します。
毎年 2 月、5 月、8 月および 11 月の決算時には、原則として決算時の基準価額が 1 万円を超えている場合は、毎月の分配金に 1 万円を超える部分の額
および分配対象額の範囲内で委託会社が決定する額を付加して分配する場合があります(1 万円を超える部分の額が少額の場合には、分配金を付加し
ないこともあります)。
-留保益の運用については、特に制限を設けず、委託会社の判断に基づき、元本部分と同一の運用を行います。
※将来の分配金の支払いおよびその金額について示唆、保証するものではありません。
※投資にあたっては、以下の投資信託証券への投資を通じて行います。
○ピクテ・グローバル・セレクション・ファンド-新興国ハイインカム株式ファンド(当資料において「新興国ハイインカム株式ファンド」という場合があります)
○ピクテ-ショートターム・マネー・マーケット JPY(当資料において「ショートターム MMF JPY」という場合があります)
※実質組入外貨建資産は、原則として為替ヘッジを行いません。
※資金動向、市況動向等によっては上記のような運用ができない場合があります。
巻末の「当資料をご利用にあたっての注意事項等」を必ずお読みください。
新興イン 090616
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[収益分配金に関する留意事項]
分配金は、預貯金の利息とは異なり、投資信託の純
資産から支払われますので、分配金が支払われると、
その金額相当分、基準価額は下がります。
分配金は、計算期間中に発生した収益(経費控除後の配当等収益および評価益を含む売買益)を超えて支払
われる場合があります。その場合、当期決算日の基準価額は前期決算日と比べて下落することになります。
また、分配金の水準は、必ずしも計算期間におけるファンドの収益率を示すものではありません。
計算期間中に発生した収益を超えて支払われる場合
前期決算日から基準価額が上昇した場合
前期決算日から基準価額が下落した場合
(注)分配対象額は、①経費控除後の配当等収益および②経費控除後の評価益を含む売買益ならびに③分配準備積立金および
④収益調整金です。分配金は、分配方針に基づき、分配対象額から支払われます。
※上記はイメージであり、実際の分配金額や基準価額を示唆するものではありませんのでご留意ください。
投資者のファンドの購入価額によっては、分配金の一部または全部が、実質的には元本の一部払戻しに相当
する場合があります。ファンド購入後の運用状況により、分配金額より基準価額の値上がりが小さかった場合
も同様です。
分配金の一部が元本の一部払戻しに相当する場合
分配金の全部が元本の一部払戻し
に相当する場合
普通分配金: 個別元本(投資者のファンドの購入価額)を上回る部分からの分配金です。
元本払戻金: 個別元本を下回る部分からの分配金です。分配後の投資者の個別元本は、元本払戻金(特別分配金)の
(特別分配金) 額だけ減少します。
(注)普通分配金に対する課税については、「手続・手数料等」の「税金」をご参照ください。
巻末の「当資料をご利用にあたっての注意事項等」を必ずお読みください。
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手続・手数料等
[お申込みメモ]
購入単位
販売会社が定める 1 円または 1 口(当初元本 1 口=1 円)の整数倍の単位とします。
購入価額
購入申込受付日の翌営業日の基準価額とします。(ファンドの基準価額は 1 万口当たりで表示しています。)
換金価額
換金申込受付日の翌営業日の基準価額から信託財産留保額を控除した価額とします。
換金代金
原則として換金申込受付日から起算して 7 営業日目からお支払いします。
購入・換金の
申込不可日
ルクセンブルグの銀行またはロンドンの銀行の休業日ならびに当該休業日の 2 営業日前の日においては、購入・換金のお申込みはできません。
換金制限
信託財産の資金管理を円滑に行うため、1 日 1 件 10 億円を超える換金はできません。
また、別途、大口換金には制限を設ける場合があります。
信託期間
平成 20 年 1 月 31 日(当初設定日)から無期限とします。
繰上償還
受益権の口数が 10 億口を下回ることとなった場合等には信託が終了(繰上償還)となる場合があります。
決算日
毎月 10 日(休業日の場合は翌営業日)とします。
年 12 回の決算時に、収益分配方針に基づき分配を行います。
収益分配
※ファンドには収益分配金を受取る「一般コース」と収益分配金が税引後無手数料で再投資される「自動けいぞく投資コース」があります。ただし、販売会社によって
は、どちらか一方のみのお取扱いとなる場合があります。
[ファンドの費用]
投資者が直接的に負担する費用
購入時手数料
3.24%(税抜3.0%)の手数料率を上限として、販売会社が独自に定める率を購入価額に乗じて得た額とします。
(詳しくは、販売会社にてご確認ください。)
信託財産留保額 換金時に換金申込受付日の翌営業日の基準価額に 0.3%の率を乗じて得た額が控除されます。
投資者が信託財産で間接的に負担する費用
運用管理費用
(信託報酬)
毎日、信託財産の純資産総額に年1.242%(税抜1.15%)の率を乗じて得た額とします。運用管理費用(信託報酬)は、毎計算期末または信託終
了のとき信託財産中から支払うものとします。
[運用管理費用(信託報酬)の配分(税抜)]
委託会社
販売会社
受託会社
年率 0.35%
年率 0.75%
年率 0.05%
新興国ハイインカム株式ファンド
純資産総額の年率0.75%
投資対象
ショートタームMMF JPY
純資産総額の年率0.3%(上限)
とする
投資信託証券 (上記の報酬率等は、今後変更となる場合があります。)
実質的な負担
その他の費用・
手数料
最大年率1.992%(税抜1.9%)程度
(この値はあくまでも目安であり、ファンドの実際の投資信託証券の組入状況により変動します。)
毎日計上される監査費用を含む信託事務に要する諸費用(信託財産の純資産総額の年率0.054%(税抜0.05%)相当を上限とした額)ならびに組
入有価証券の売買の際に発生する売買委託手数料等および外国における資産の保管等に要する費用等(これらの費用等は運用状況等により変
動するため、事前に料率、上限額等を示すことができません。)は、そのつど信託財産から支払われます。投資先ファンドにおいて、信託財産に課
される税金、弁護士への報酬、監査費用、有価証券等の売買に係る手数料等の費用が当該投資先ファンドの信託財産から支払われます。
※当該費用の合計額については、投資者の皆様がファンドを保有される期間等に応じて異なりますので、表示することができません。
[税金]
●税金は表に記載の時期に適用されます。
●以下の表は、個人投資者の源泉徴収時の税率であり、課税方法等により異なる場合があります。
時期
項目
税金
分配時
所得税
および地方税
配当所得として課税
普通分配金に対して 20.315%
換金(解約)時
および償還時
所得税
および地方税
譲渡所得として課税
換金(解約)時および償還時の差益(譲渡益)に対して 20.315%
※少額投資非課税制度「愛称:NISA(ニーサ)」について
NISA をご利用の場合、毎年、一定額の範囲で新たに購入した公募株式投資信託などから生じる配当所得および譲渡所得が一定期間非課税となります。販売会社で非課税口座を開設
するなど、一定の条件に該当する方が対象となります。詳しくは、販売会社にお問い合わせください。
※上記は、当資料発行日現在のものですので、税法が改正された場合等には、税率等が変更される場合があります。
※法人の場合は上記とは異なります。
※税金の取扱いの詳細については、税務専門家等にご確認されることをお勧めします。
ファンドに関する
お問い合わせ先
ピクテ投信投資顧問株式会社
【電話番号】
【ホームページ】
【携帯サイト(基準価額)】
巻末の「当資料をご利用にあたっての注意事項等」を必ずお読みください。
0120-56-1805 受付時間:営業日の午前 9 時~午後 5 時
http://www.pictet.co.jp
新興イン 090616
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販売用資料
Pictet Fund Watch
ピクテ新興国インカム株式ファンド(毎月決算型)
委託会社、その他の関係法人の概要
委託会社
ピクテ投信投資顧問株式会社(ファンドの運用の指図を行う者)
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第380号 / 加入協会:一般社団法人投資信託協会、一般社団法人日本投資顧問業協会
受託会社
三井住友信託銀行株式会社(ファンドの財産の保管および管理を行う者)
<再信託受託会社:日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社>
販売会社
下記の販売会社一覧をご覧ください。(募集の取扱い、販売、一部解約の実行の請求受付ならびに収益分配金、償還金および一部解約代金の
支払いを行う者)
販売会社一覧
投資信託説明書(交付目論見書)等のご請求・お申込先
商号等
いちよし証券株式会社
岩井コスモ証券株式会社
宇都宮証券株式会社
エース証券株式会社
SMBC日興証券株式会社
SMBCフレンド証券株式会社
株式会社SBI証券
岡三証券株式会社
カブドットコム証券株式会社
極東証券株式会社
第四証券株式会社
髙木証券株式会社
東洋証券株式会社
西日本シティTT証券株式会社
野村證券株式会社
ばんせい証券株式会社
百五証券株式会社
マネックス証券株式会社
みずほ証券株式会社
三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社
水戸証券株式会社
楽天証券株式会社
株式会社青森銀行
株式会社イオン銀行
株式会社大垣共立銀行
株式会社沖縄銀行
株式会社熊本銀行
株式会社群馬銀行
株式会社滋賀銀行
株式会社四国銀行
株式会社十八銀行
株式会社十六銀行
株式会社親和銀行
ソニー銀行株式会社
株式会社第四銀行
株式会社千葉銀行
株式会社西日本シティ銀行
株式会社八十二銀行
株式会社百十四銀行
株式会社広島銀行(インターネットバンキング専用)
株式会社福岡銀行
株式会社北海道銀行
株式会社北國銀行
みずほ信託銀行株式会社
株式会社みちのく銀行
三井住友信託銀行株式会社
株式会社三菱東京UFJ銀行(インターネットバンキング専用)
株式会社みなと銀行
株式会社山形銀行(インターネットのみ)
金融商品取引業者
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登録金融機関
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関東財務局長(金商)第24号
近畿財務局長(金商)第15号
関東財務局長(金商)第32号
近畿財務局長(金商)第6号
関東財務局長(金商)第2251号
関東財務局長(金商)第40号
関東財務局長(金商)第44号
関東財務局長(金商)第53号
関東財務局長(金商)第61号
関東財務局長(金商)第65号
関東財務局長(金商)第128号
近畿財務局長(金商)第20号
関東財務局長(金商)第121号
福岡財務支局長(金商)第75号
関東財務局長(金商)第142号
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東海財務局長(金商)第134号
関東財務局長(金商)第165号
関東財務局長(金商)第94号
関東財務局長(金商)第2336号
関東財務局長(金商)第181号
関東財務局長(金商)第195号
東北財務局長(登金)第1号
関東財務局長(登金)第633号
東海財務局長(登金)第3号
沖縄総合事務局長(登金)第1号
九州財務局長(登金)第6号
関東財務局長(登金)第46号
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四国財務局長(登金)第3号
福岡財務支局長(登金)第2号
東海財務局長(登金)第7号
福岡財務支局長(登金)第3号
関東財務局長(登金)第578号
関東財務局長(登金)第47号
関東財務局長(登金)第39号
福岡財務支局長(登金)第6号
関東財務局長(登金)第49号
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福岡財務支局長(登金)第7号
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加入協会
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日本証券業
日本投資
金融先物 第二種金融商品
協会
顧問業協会
取引業協会
取引業協会
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販売用資料
Pictet Fund Watch
ピクテ新興国インカム株式ファンド(毎月決算型)
当資料をご利用にあたっての注意事項等
●当資料はピクテ投信投資顧問株式会社が作成した販売用資料であり、金融商品取引法に基づく開示書類ではありません。取得の申込みにあ
たっては、投資信託説明書(交付目論見書)等をお渡ししますので必ず内容をご確認の上、ご自身でご判断ください。●投資信託は、値動きのあ
る有価証券等(外貨建資産に投資する場合は、為替変動リスクもあります)に投資いたしますので、基準価額は変動します。したがって、投資者
の皆さまの投資元本が保証されているものではなく、基準価額の下落により、損失を被り、投資元本を割り込むことがあります。●運用による損
益は、すべて投資者の皆さまに帰属します。●当資料に記載された過去の実績は、将来の運用成果等を示唆あるいは保証するものではありま
せん。●当資料は信頼できると考えられる情報に基づき作成されていますが、その正確性、完全性、使用目的への適合性を保証するものでは
ありません。●当資料中に示された情報等は、作成日現在のものであり、事前の連絡なしに変更されることがあります。●投資信託は預金等で
はなく元本および利回りの保証はありません。●投資信託は、預金や保険契約と異なり、預金保険機構・保険契約者保護機構の保護の対象で
はありません。●登録金融機関でご購入いただいた投資信託は、投資者保護基金の対象とはなりません。●当資料に掲載されているいかなる
情報も、法務、会計、税務、経営、投資その他に係る助言を構成するものではありません。
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