平成 28 年 7 月 29 日
北陸電力株式会社
１．平成 27 年度部門別収支の実績について
みなし小売電気事業者部門別収支計算規則（経済産業省令）に基づき、平成 27 年度の部門別
収支を算定した結果、一般需要部門（規制部門）の当期純利益は、9 億円の損失、特定規模需要
部門（自由化部門）の当期純利益は、106 億円の利益となりました。
＜平成 27 年度部門別算定計算書＞
（単位：百万円）
一 般 需 要 部 門
(8)
電
気
事 業
(1)
電 気 事 業
(2)
電 気 事 業 外
(3)
電 気 事 業 外
(4)
収
益
費
用
収 益
費 用
税引前当期純利益又は純 損失
(5)=(1)-(2)+(3)-(4)
法
人
税
(6)
当期純利益又 は純 損失
(7)=(5)-(6)
売
上
高
利
益
(12)=(7)/{(1)+(3)}
率
一般需要・
特定規模需要外部門
(10)
特定規模需要部門
(9)
合
計
(11)=(8)+(9)+(10)
175,839
227,361
55,679
458,880
175,140
209,116
56,082
440,339
-
-
2,308
2,308
1,683
3,124
1,857
6,665
Δ984
15,121
48
14,184
-
4,465
996
5,461
Δ984
10,655
Δ947
8,723
△0.6%
+4.7%
＜参考１：平成 27 年度実績と料金原価（平成 20 年 3 月改定）の費用比較＞
（億円）
料金
原価
H27
実績
人
件
費
485
442
燃
料
費
1,023
1,023
修
繕
費
608
579
減価償却費
952
636
購入電力料
420
638
公 租 公 課
339
304
54
37
504
983
4,389
4,647
原子力ﾊﾞ ｯｸ ｴﾝ ﾄﾞ 費用
その他費用
電気事業営業費用計
（億円）
一般需要 (規制)部門
差引
主な差異理由 ▲42 退職給与金の減少
料金
原価
H27
実績
差引
256
246
▲9
340
358
+17
310
302
▲8
419
298 ▲121
+217 再生可能エネルギーの買取費用の増加
157
174
+16
▲34 償却進行に伴う固定資産税の減少
139
130
▲8
18
14
▲3
238
310
+71
1,881 1,835
▲46
+0 火力発電量の増加、火力発電単価の低下
▲29 原子力設備の修繕減少、火力設備の修繕増加
▲316 経年による償却進行
▲16 原子力発電量の減少
+478 原賠一般負担金、再エネ特措法納付金の発生
+257
※億円未満切捨
1
＜参考２：普及開発関係費、寄付金、団体費について＞
普及開発関係費
負荷平準化・省エネルギーの促進は、電力設備の効率的な形成・運用による供給コストの
低減につながり、料金の低廉化に寄与するなど、電気利用者全体にメリットがあります。
また、電気の安全に関わる周知やでんき予報等需給逼迫時の需要抑制のお願いなどの公益
的な情報の提供、媒体等を活用した電気事業の理解促進活動は、円滑な事業運営に必要なも
のです。
具体的には、平成 27 年度の実績は、負荷平準化・省エネルギーの促進・PR 活動の費用とし
て 21 億円、電気の安全に関わる周知活動や節電・省エネ PR 活動、電気事業全般の理解促進
に係る広報活動の費用として 11 億円、計 32 億円を支出しております。
寄付金
CSR の観点から、地域社会の発展に向けた積極的な貢献活動を行っており、加えて、ユニ
バーサルサービスを提供している電気事業は、発電所、送電線・配電線などの、電力供給設
備を様々な地域に配置する必要があることから、安定供給を果たすためには、地域社会から
のご理解が必要不可欠であります。
具体的には、
平成 27 年度の実績は、
地方公共団体などに対する指定寄付金として 3 千万円、
特定公益増進法人に対して 1 千万円、その他一般として 2 千万円、計 6 千万円を支出してお
ります。
団体費
業界全般に係る共通の課題については、企業単体ではなく、業界全体として取り組むこと
がより効率的であることから、業界で設立された団体に加盟しており、こうした団体の運営
コストは、事業全般の円滑な業務運営に資する費用として必要であります。また、その他の
各種団体に対する会費についても、当社の事業遂行上有益な情報を効率的に収集できること
から、必要な費用であります。
具体的には、平成 27 年度の実績は、電気事業連合会や海外電力調査会、電力広域的運営推
進機関など電気事業の運営に専ら便益を供する団体に対する費用として 7 億円、経済団体や
商工会議所、町村会への会費として 4 億円、計 11 億円を支出しております。
2
＜参考３：平成 27 年度実績と料金原価（平成 20 年 3 月改定）の一般需要部門収益比較＞
平成20年度
H20/3改定
想定
実績
平成21年度
増減率
実績
平成22年度
増減率
実績
増減率
(GkWh､百万円、％)
平成23年度
実績
増減率
6,750
▲ 2.1
6,446
▲ 6.5
6,763
▲ 2.0 (GWh，百万円，％)
6,348
▲ 8.0
電気供給約款
H20年度
H21年度
H22年度
H23年度
H20/3改定
152,858
155,213
+1.5
143,268
▲
6.3
147,522
▲
3.5
143,154
▲ 6.3
料金収入
想定
実績
増減率
実績
増減率
実績
増減率
実績
増減率
4,243
4,141
▲
2.4
3,947
▲
7.0
4,125
▲
2.8
3,842
▲ 9.5
電力量
【再掲】
電力量
6,898
6,750
▲2.1
6,446
▲6.5
6,763
▲2.0
6,348
▲8.0
従量電灯ＡＢ
電気供給約款
91,019
92,342
+1.5
84,752
▲ 6.9
87,828
▲ 3.5
84,322
▲ 7.4
料金収入
料金収入
152,858
155,213
+1.5
143,268
▲6.3
147,522
▲3.5
143,154
▲6.3
2,289
2,582
+12.8
2,914
+27.3
3,371
+47.2
3,573
+56.1
電力量
電力量
4,243
4,141
▲2.4
3,947
▲7.0
4,125
▲2.8
3,842
▲9.5
【再掲】
選択約款
43,408 ▲3.5+50.7 84,322
48,182 ▲7.4
+67.2
料金収入 91,019 28,813
従量電灯Ａ･Ｂ
料金収入
92,342 35,572 +1.5 +23.584,75237,477 ▲6.9+30.1 87,828
3,109 +56.1
+73.1
電力量 2,289 1,7962,582 2,102 +12.8 +17.1 2,914 2,438 +27.3+35.7 3,3712,890 +47.2+60.9 3,573
電力量
【再掲】
選択約款
時間帯別電灯 料金収入
36,896 +50.7+64.0 48,182
41,567 +67.2
+84.8
35,572 28,682 +23.5 +27.537,47731,003 +30.1+37.8 43,408
料金収入 28,813 22,499
電力量
【再掲】
6,898
電力量
10,134 +60.9+10.3 3,109
9,921
電力量 1,796 9,1872,102 9,332 +17.1 +1.6 2,438 9,360 +35.7 +1.9 2,890
料金収入
28,682190,786 +27.5 +5.031,003
180,745 +37.8
▲ 0.5 36,896
190,930 +64.0 +5.1 41,567
191,337
料金収入 22,499181,670
電力量
9,187
9,332
+1.6
9,360
+1.9
10,134
+10.3
9,921
一般需要部門合計
時間帯別電灯
一般需要部門合計
料金収入
181,670
190,786
H20/3改定
H20/3改定想定
電力量 想定
180,745
平成24年度
実績
H24年度
▲0.5
平成25年度
増減率
実績
H25年度
+5.1
平成26年度
(GWh，百万円，％)
実績
増減率
H26年度
5,914
増減率 ▲ 14.3実績
191,337
+8.0
+5.3
(GkWh､百万円、％)
平成27年度
実績
増減率
5,479
▲ 20.6
電力量
136,537▲14.3
▲ 10.7 5,606
130,663 ▲18.7
▲ 14.5
料金収入 6,898152,8586,159139,589▲10.7▲ 8.7 5,914
122,184
▲ 20.1
料金収入
139,589 3,709 ▲8.7
136,537 3,540▲10.7
▲ 12.6
▲ 16.6130,6633,327 ▲14.5
▲ 21.6
電力量 152,858 4,243
【再掲】
従量電灯ＡＢ 電力量
【再掲】
▲ 10.1 3,54079,454▲16.6
▲ 12.7 3,327
75,191 ▲21.6
▲ 17.4
料金収入 4,243 91,0193,709 81,851▲12.6
従量電灯Ａ･Ｂ
料金収入
91,019 2,289
81,851 3,726▲10.1 +62.879,454 3,829▲12.7+67.3 75,1913,955 ▲17.4+72.7
電力量
選択約款
電力量
2,289
3,726
+62.8
3,829
+67.3
3,955
+72.7
28,813
50,907
+76.7
54,066
+87.6
56,335
+95.5
料金収入
選択約款
料金収入
28,813
50,907
+76.7
54,066
+87.6
56,335
+95.5
1,796
3,308
+84.2
3,459
+92.6
3,588
+99.8
電力量
【再掲】
電力量
1,796
3,308
+84.2
3,459
+92.6
3,588
+99.8
【再掲】
時間帯別電灯
22,499
44,800
+99.1
48,383
+115.0
50,677
+125.2
料金収入
時間帯別電灯
料金収入
22,499
44,800
+99.1
48,383
+115.0
50,677
+125.2
電力量 9,187 9,1879,885 9,885 +7.6 +7.6 9,744 9,744 +6.1 +6.1 9,5619,561 +4.1 +4.1
電力量
一般需要部門合計
一般需要部門合計
190,604 +4.9 +4.9186,998
186,998
料金収入181,670181,670
料金収入
190,496190,496 +4.9 +4.9
190,604
+2.9 +2.9
3,152
▲ 25.7
68,338
▲ 24.9
3,774
+64.9
50,501
+75.2
3,592
+100.0
47,812
+112.5
電気供給約款
6,159
増減率 ▲ 10.7
実績
増減率
190,930
5,606
増減率▲ 18.7
電気供給約款
6,898
実績
+5.0
+73.1+8.0
+84.8+5.3
9,253
+0.7
172,685
▲ 5.0
注1）電力量及び平成20年3月改定料金収入は四捨五入、料金収入の実績は切捨。
注2）電力量は、建設工事用及び事業用を除く。
注3）料金収入は、燃料費調整額を含み、消費税相当額・遅収加算額・再生可能エネルギー発電促進賦課金・太陽光発電促進付加金を除く。
注4）増減率は、平成20年3月改定との対比。
注5）時間帯別電灯は、エルフナイト8・エルフナイト10・エルフナイト10プラスの合計。
注6）平成20年3月改定の想定値については、電力量は用途別に実績傾向や人口・経済動向などを踏まえ想定。
また、料金収入は、低圧需要の原価等をもとに、電気の使用形態・計量方法等による原価等の差異を勘案して
設定した契約種別ごとの料金率に基づき算定。
２．平成 28 年度の一般需要部門の収支見通しについて
当社は、志賀原子力発電所の安全対策を着実に実施した上で早期再稼働を目指しており、
現時点で供給力など需給状況が見通せないことから、平成 28 年度の当期純利益を未定としてお
ります。
そのため、一般需要部門（規制部門）の当期純利益につきましても、未定であります。
以
3
上
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