教員免許状更新講習ガイドブック 2016

教員免許状更新講習ガイドブック
2016
講習に関するご案内及び諸注意です。受講前にご一読
いただき、当日はご持参ください。
「教員免許状更新講習を実施するにあたり」
日本女子大学
教職教育開発センター
所長 吉崎 静夫
現在の学校は、学力問題、不登校、いじめ、体罰、小1プロブレム、中1ギャップなど、
さまざまな問題を抱えています。そして、このような多様な課題を抱えるわが国の学校教育
の成否は、教育に直接的に携わる教員の資質能力(使命感、実践的指導力、教科の専門性、
コミュニケーション力など)をどう向上できるかにかかっています。そのためには、教員の
資質能力の基盤づくりを行う「教員養成」と、教職生活を通じて教員の資質能力の向上を図
る「現職教育」を再検討して、新たな「教員養成・現職教育」を構築することが求められて
います。
教員免許状更新講習は、
「教職生活の全体を通じて教員の資質能力の向上を図る方策」と
して導入されました。そこで、この講習は、学校現場を取り巻く環境の変化(教育基本法の
改正、新教育課程で求められる学力、地域・保護者との緊密な連携の必要性、特別支援教育
の充実、小学校での外国語活動、ICTの活用など)に対して、教員が柔軟に適切に対応で
きるための新しい知識や技能を提供する役割をもっています。そのことが、学校や教員に対
する「社会からの信頼」を高める一助となればと思います。
また、人と関わる専門家(教師、社会福祉士、ケースワーカー、看護師など)は、科学哲
学者の D.ショーンによれば、自らの実践を「リフレクション(省察)する」ことによって
実践知を獲得し、専門性を高めることができるということです。したがって、この講習に主
体的に参加することによって、
受講される先生方が自らの実践をリフレクションする貴重な
機会になればと思います。
ところで、1901 年(明治 34 年)に創立された日本女子大学は、女性教員養成に長い歴史
と実績を持ち、4 学部 14 学科の学生・院生に対して、幼稚園から高等学校までの多種多様
な教員免許状が取得できる環境を整備してきました。なお、本学の教員養成は、創立者成瀬
仁蔵が掲げた教育理念(「信念徹底」「自発創生」「共同奉仕」)に則って全人教育として
構想され、
その基盤を人格教育に置いています。さらに、教職を希望する学生が自覚をもち、
現代社会が抱える様々な課題の解決に役立つ高い専門的能力と、
それを生かすことのできる
思考力と表現力、
時代の変化や多様な価値観に対応できるフレキシブルな感性を育成するこ
とで、実践的な指導力を身に付けることをめざしています。
このような理念のもと、
本学として現職の教員に対するフォローアップとして教員免許状
更新講習を実施することは社会的使命であり、本学の教職課程を充実させ、維持していく意
味においても、本講習は重要であると考えています。さらに、これまでの実施の反省点をふ
まえて、本年度の講習をさらによいものにしたいと努めています。
1
1.講習及び講習当日の留意点
(1)講習会場・時間割
○ 2016(平成 28)年 8 月 16 日(火)~20 日(土)
講習会場は「八十年館」及び「百年館」
(P6 図 B 参照)を予定しておりますが、詳細は6月
末頃、文書あるいは更新講習 HP でお知らせいたします。なお、当日、会場変更等がある場
合は、会場周辺の案内板でお知らせいたします。
講習
日 時
領 域
講
習
名
番号
8 月 16 日
(火)
8 月 17 日
(水)
8 月 18 日
(木)
8 月 19 日
(金)
8 月 20 日
(土)
必修領域
選択必修
領域
受講対象者
会場
八十年館
予定
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教育の最新事情
小・中・高
特別支援学校
教諭向
21
学校を取り巻く法的課題 A
小学校教諭向
22
学校を取り巻く法的課題 B
中・高等学校
教諭向
23
教育の情報化 A
小学校教諭向
24
教育の情報化 B
中・高等学校
教諭向
31
子どもの理解と支援の実際 A
小学校教諭向
32
子どもの理解と支援の実際 B
中・高等学校
教諭向
33
学力向上のための授業づくり
小学校教諭向
34
事例で学ぶ、いじめ・体罰・
学校事故 A
中・高等学校
教諭向
35
事例で学ぶ、いじめ・体罰・
学校事故 B
小学校教諭向
36
学級経営における今日的課題
-情報化社会・子どもを取り
巻く法的環境-
中・高等学校
教諭向
選択領域
選択領域
選択領域
百年館低層棟
予定
※台風等による休講を行った場合は 8 月 22 日(月)を振替日とします。
【8 月 16~20 日の時間割(全講習共通)
】
午前
昼食
午後
8:30~ 9:00
受付
13:30~14:40
講義(70 分)
9:00~ 9:10
ガイダンス
14:40~14:50
休憩(10 分)
9:10~10:20
講義(70 分)
14:50~16:00
講義(70 分)
10:20~10:30
休憩(10 分)
16:00~16:10
休憩(10 分)
10:30~11:40
講義(70 分)
16:10~16:50
筆記試験(40 分)
11:40~11:50
休憩(10 分)
16:50~17:00
諸連絡等(10 分)
11:50~12:30
筆記試験(40 分)
12:30~13:30
(60 分)
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(2)受付について
*受付は各会場入口で行います。直接会場にお越しください(当日、会場周辺には案内図を
掲示いたします)
。
*受付は、講習開始 5 分前までに必ず済ませてください。遅刻は原則として認めません。
*受付では本学より送付する「受講確定通知書」をご提示ください。その上で、
「受講証
(写真付)
」をお渡しいたします。この「受講証」は、学内では必ず着用してください。
*受講証は講習終了時に回収いたします。
【複数の講習を受講される方】
*本学で数日間にわたり複数の講習を受講される方は、講習ごとに受付を済ませてください。
受講証は受講期間中、各自で保管していただき、最後の講習終了時にお返しください。
(3)教材等について
*教材等は当日、受付でお渡しいたします。
(4)評価方法について
*評価は、筆記試験(100 点満点)により行います。合格の目安(基準)は、60 点以上です。
なお、講習全時間に出席した受講者のみ評価を受けることができます。
(5)講習事後アンケートについて
*講習終了後、
「免許状更新講習受講者評価書(事後アンケート)
」に記入をお願いします。
必ずご提出ください。
(6)食堂・売店について
*受講期間中、昼食は生協食堂をご利用いただけます。また、弁当等を持参し、同食堂で
飲食していただいても構いません。大学周辺に飲食店が少ないため、できるだけ生協食
堂をご利用いただくか、弁当等をご持参ください。
*生協売店では、軽食、飲料、文房具等を販売しております。
*飲料は、生協売店の他、自販機でも販売していますが、講習会場からは離れております
ので、予め購入されることをお勧めします。
(7)緊急時の連絡について
*当日の緊急連絡は下記にお願いいたします。やむを得ない事情での欠席や交通機関の
遅れ等が発生した場合は必ず連絡してください。
日本女子大学 教職教育開発センター 教員免許状更新講習係
電話 03-5981-3777
(8)その他
*学園敷地内すべての場所が禁煙です。
*自転車・車での通学はご遠慮ください。
3
*交通アクセス及び学内マップは P5~6 をご覧ください。
*台風等により休講にする場合があります。その際は 8 月 22 日(月)を振替日とします。
*快適な環境を提供できるよう室内温度の設定に努めますが、体調に合わせて調整し易い
服装をお願いいたします。
2.修了・履修証明書について
各講習の試験結果は、2016 年 9 月末日までに受講者(現住所)に送付する予定です。
なお、合格された受講者には、併せて「免許状更新講習修了証明書」または「免許状
更新講習履修証明書」をお送りいたします。住所変更等がある場合は、早めにご連絡
ください。
3.更新講習修了確認について
*皆様の有する免許状が有効であり続けるためには、別途、免許管理者(現職教員の方の
場合はお勤めになっている学校が所在する都道府県教育委員会、現職教員でない方は
お住まいのある都道府県教育委員会)による「更新講習修了確認」が必要となります。
*「更新講習修了確認」を受けるためには、更新講習受講後、期限(※)までに免許管理者に
対する申請が必要です。また、この申請は、各自で行っていただく必要があります。
*期限までに必要な申請をしなかった場合、免許状更新講習を受講し終えていたとしても、有する
免許状が失効してしまいます。申請方法や提出書類は各免許管理者が定めておりますので、
各免許管理者が定める申請方法等を確認の上、必ず期限までに申請を行うよう、ご注意ください。
(※)申請期限
・修了確認期限が平成 29 年 3 月 31 日(第 7 グループ)の方 → 平成 29 年 1 月 31 日
・修了確認期限が平成 30 年 3 月 31 日(第 8 グループ)の方 → 平成 30 年 1 月 31 日
4.受講の取り止め(キャンセル)及び返金
①受講を許可された講習の受講をやむを得ず取り止める場合は、講座開講日から起算して 8 日
前までに受講者名、受講講座、連絡先を明記の上、E メールで申し出てください。それ以降の
お申し出の場合には、返金には応じられませんのでご留意ください。
(例 必修領域講習を取り止める場合であれば、8 月 8 日(月)まで)
②お申し出の後、こちらから「返金願」
(書類)をお送りいたします。
③「返金願」を受領後、受講料を返金いたします。
但し、事務手数料として 1 講座につき 1,000 円を差し引いた金額とさせていただきます。
予めご了承ください。
<送付先・連絡先>
〒112-8681 東京都文京区目白台 2-8-1
日本女子大学 教職教育開発センター
TEL:03-5981-3777(平日 9:00~17:00)Email: [email protected]
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5.交通アクセス・学内マップ
【目白キャンパス】
交通機関等
※JR 山手線・目白駅利用の場合
*徒歩:約 15 分
*バス:約 5 分(バス停の場所は図 A 参照)
Ⅰ.日本女子大前行き都営バス(学 05)[運賃 180 円]
(2)乗り場 「目白駅前」
(4)降り場 「日本女子大前」
Ⅱ.新宿駅西口・椿山荘行き都営バス(白 61)[運賃 210 円]
(1)、(3) 乗り場 「目白駅前」
(5) 降り場 「日本女子大前」
※東京メトロ副都心線・雑司が谷駅利用の場合
*3 番出口を出て左へ進み正門まで徒歩約 8 分です。
(図 A 参照)
※東京メトロ有楽町線・護国寺駅
*4 番出口から護国寺門まで徒歩約 10 分です。
(図 A 参照)
※自転車・自家用車での来場はご遠慮ください。
(図 A 交通案内図)
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(図 B 学内マップ、講習会場案内 )
コンビニ(セブンイレブン)
オリジン弁当
・生協食堂
・生協売店
・必修講習(8/16)
「八十年館」
百年館から出て、体育館に
向かう狭い通路左側
・選択必修講習(8/17)
・選択講習(8/18~20)
「百年館低層棟」
飲料自動販売機
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